2007年04月04日
 ■  lU9KbsMM氏作SS「ラキ恋」

スーパーロボット大戦OGで萌えるスレ その137
http://game11.2ch.net/test/read.cgi/pokechara/1172762248/l50


929 :597 :2007/03/05(月) 17:11:34 lU9KbsMM
なお、SSを書いてる途中に流してた曲が悪いのかこんなネタが出てきたがどうしよう。

っ『ラキ+恋』
だめですか、駄目ですね!



930 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/03/05(月) 17:15:17 WagIRng9
>>929
構わん、殺り(書き)たまえ副長ッ!



931 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/03/05(月) 17:15:25 VYPUoLLV
>>929
とあるメリオルエッセの恋の歌かー



932 :597 :2007/03/05(月) 17:27:35 lU9KbsMM
では、お言葉に甘えて。
注・僅かにODE(おいおい、だめだぜ、エロすは)成分あり。



933 :597 :2007/03/05(月) 17:35:29 lU9KbsMM
あと、勢いで書いたため、ものすごくパロっています。そこらへんはご容赦を。





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「私はな、ジョシュア。呪いのように生きて、祝いのように死ぬ、と決めたんだ。
 お前が私の居場所を作ると言ったときにそう決めた。私は十全を生きたと思っている。」

「………、それで何で俺に殺せ、とトチ狂ったことを言っているんだ?」

「私は満足している。この私の人生というものをだ。笑うという感情を知った、怒る、という感情を知った。恐怖という感情も知った。 ………、そして恋をするということも知った。」
そう言って、微笑んだ。
無邪気な、寂しげな、微笑。
「幸せな恋をした。愉快な恋をした。だからこそ……、ジョシュア。お前に私を殺してほしいのだ。
 お前でなければ駄目だ。私のはじめては、全部お前がいい。恋をするのも口付けを交わすのも抱かれることも肌に爪を立てるのも。そしてこの命を刈り取るということすらも。私は全部、全部お前のものだ」
「--ジョシュア。私にとってお前、というものはそういうものなんだ。」
そういって、彼女は無防備にファービュラリスのコクピットをさらす。
そして、俺は、
「……ざける、な」
「……?」
「ふざけるなっっっっ!」
俺は、もう怒りを止められなかった。
「つまり結局、お前はッッッッ!」
意識が現実に引き戻された。

馬鹿だ。やっぱりお前は馬鹿だ。馬鹿で非常識で自分勝手で迷惑な馬鹿の馬鹿だクソ死ね。
結局は。
結局はだ、クソ。
結局おまえは、自分の恋しか見ていなかったんじゃないか!
「恋に恋するお年頃」ってか?
なんだそれはふざけるな馬鹿死にさらせ。
さんざん振り回された挙句に、置き去りにされる俺の身になってみろ。
これじゃ、まるっきりマヌケの道化じゃないか、死ぬぞ?
許さない絶対に許さない死なす死なす死なす死なす死なす死なす絶ッ対に死なすッッッッ!恋愛はおまえが考えてるような奇麗ごとばかりじゃないことをおもいしらせてやるっっっっ!

「クローアンカーッッッッッ・バァァァァァァァァァァストォォォォォォォ!!」
そして、最後の一撃はコクピットブロックをぶち抜いて---。

「……どうして?」
腕の中の彼女は呆然とした目で俺を見彼女を上げている。俺もまた彼女を見つめ返した。
俺とラキの視線が重なる。
俺の瞳に映る彼女。
彼女の瞳に映る俺。
「どうして、私を殺さない?」
「殺せるか、馬鹿ッッッッ!!」
怒鳴るような俺の声に、ラキはびくんと震えた。
恥ずかしさをごまかすため、俺はさらに叫ぶ。
「分の悪い賭けにも程があるわッッッ!良いか、ラキっ!!
 前にお前に読んだおとぎ話を覚えてるか?あれと同じようにな、物語的に間違っていようが滅茶苦茶をやろうがハッピーエンドじゃなきゃ、意味が無いんだよ!!」
「ハッピー エンド ?」
「そうだっ!!悪い魔王(完璧親父)を倒してっ! お姫様とハッピーエンドだっっっ!ほら、完璧じゃないかっ!!
 それを自分で崩す真似しておいてからに!!ああもう、絶対許さん。お前は絶対俺より先に死ぬな!今決めたそう決めたはい決定ッ!!とりあえず、こんなふざけた年齢設定作った親父をぶっ飛ばしてから決めるっ!」
「………」
あああああああああ!もう!死にたいっ!恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしすぎるっ!なんだよ、これ?なんなの、いったい? なんで……なんで、こんなベタベタな……!
「………」
彼女は、ただただ呆然としているだけだ。実に気まずい。
ようやくラキがしぼりだした言葉は
「……なんというか、恥ずかしいな。」
--分かっています。

まぁ、いいさ。もう、いいさ。ここまで来たら、あれだ。もうヤケだ。どうとでもなれ。
「始まったばかりの俺達の物語を終わらさせないでくれっ!」
そんなこっ恥ずかしい科白で締めくくってみてもいいさ。
「……ふふっ」
ようやく彼女が笑った。
無邪気な、嬉しげな、微笑み。
「それではまず、恋っぽいことでも模索するか?」
「…ふんっ」
馬鹿か。
恋「っぽい」ってなんだ。
恋「っぽい」って。
だからおまえは手に負えないんだ。
まぁ、いいさ。まだ、いいさ。これからだ。何もかもこれからだ。
つまり、その、なんだ。なにが言いたいのかというと……。
--少しは真っ当に、本気で、恋、してやらんでもない。




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934 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/03/05(月) 17:53:07 +elY6GJn
>>932
必死な助手もいいなぁ。GJ


936 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/03/05(月) 18:44:25 l3Z7JEii >>932
何も言葉が浮かばないがこれだけは言える。GJ。



940 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/03/05(月) 18:53:28 KM9fEXSn
>>932
 お 前 は 俺 を 殺 す 気 か (;゚∀゚)=3
GJ! 

投稿者 ko-he : 2007年04月04日 19:53 : スレ内ネタ:SS

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コメント

元ネタわかる人少ないだろうなw

投稿者 Anonymous : 2007年04月04日 22:02

それでも良かった(よくわからんが)

投稿者 Anonymous : 2007年04月05日 00:23

コメントしてください




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