スーパーロボット大戦OGで萌えるスレ その127
http://game11.2ch.net/test/read.cgi/pokechara/1170109601/l50
220 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/01/31(水) 00:29:45 W/Hrlo6Z
ttp://newsstation.info/up/upload.cgi
2スレと少しの行数なので、ここの17512に投下。
直リンクだと、ttp://newsstation.info/up/img/ns17512.txt
画面からはみ出さないように改行してあるので、ブラウザで開くなり保存してメモ帳で開くなりお好きなように。
226 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/01/31(水) 00:34:32 N23PGEQb
んじゃ、ついでに>>220のうpろだの17513にグレースお誕生日オメSSを。
なんかウィンが主人公見たくなってるがキニシナイ!
補完出来ました。ご協力ありがとうございます
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
白い息を吐きながら、男が立っている。既に時計は8時を回り、業務を終えた顔見知りの整備員や、スタッフがすれ違いざまに挨拶を送る。
男は、ぶっきらぼうに「お疲れ様」と返事を返すが、すれ違う者たちにとってそれすらも驚きだ。普段は「ああ」とかいう短い返事か、コクリとうなずくだけのはずなのに。
そして彼らは、今日が何の日かを思い出して、彼にばれないように顔を背けながらニヤニヤと笑う。
普段の彼ならば、無作法だと絶対にしないハンドインポケット、おそらくその中にはあの人へのプレゼントが入っているのだろう。
そう、グレース・ウリジンへの……、思わずその光景を覗きたくなるが後が怖い。
後ろ髪引かれながらも帰路に着く整備員たちの耳に彼、アーウィン・ドースティンの名を呼ぶ間延びした声が届く。
「ウィン~♪」
「……仕事は、終わったのか?」
「はぁい、今からおうちに帰るところです~」
好奇心に負けた男たちが少し振り返った瞬間、メガネの奥から『死ぬぞ、今の俺を見たやつは皆死ぬぞ』という殺意の視線に射抜かれて、
冬の寒さ以外の寒さで背筋を凍らせながら足早にそこから立ち去る。
「待ってくれてたんですかぁ…とっても寒かったでしょぉ~?わぁ、指が冷たいですよ」
「な…っ」
ウィンの手を優しく包み込むグレースの手、恥ずかしさのあまり引き剥がそうとするが、その小さな手が伝えるぬくもりにかじかんだ手が暖められていく感覚を覚える。
自分の両の手を宝物のように握り締めて優しくマッサージするようにこすりあげてもらうと、凍てついた血が解ける様に指先まで流れていく。
思考が停止したかのように、ただされるがままの手のひらを見つめていると、ふと、グレースが顔を上げてウィンを見つめた。
呆けた顔を見られたのではないかと、思わず背けたウィンの顔にグレースの手が当てられた。
「あらぁ~ほっぺたも、こんなに…」
「……っ!」
温かい手に、手のひらと同じく冷え切った頬が暖められる。
そのままくいっとグレースの方に向けられるウィンの顔、心配そうなグレースと目が合うが、うまく言葉がつむげない。
顔が紅潮していく、暖められたためか、恥ずかしさのためか分からないがかけているメガネがうっすらと曇る。
そのメガネを片手ではずしながら、ぐいっとグレースの前にコートの中から包みに包まれた小さな箱を押し付ける。
「ふぇ?」
「その、な。コレ…を」
「なんですか?これ」
「その、な……バ、バースディプレゼントだ」
「?……あぁ~、そういえば私、今日誕生日でしたね~」
「……お前な……」
完全に忘れてたような彼女のそぶりにがくりと頭をたれる、まあ彼女らしいといえば彼女らしいと苦笑を浮かべていると、その手からプレゼントがひょいっと離れる。
「わぁ~い、ありがとうございます」
「ミーナやパットにリンと一緒に買ったんだが、あいつらは来れないらしくてな。だ、だからこれは俺たち4人からのプレゼントだ。勘違いするなよ!?」
顔をコレまで以上に赤く染めながら再び顔を背けるウィン。
その顔を真っ赤にして、手持ち無沙汰に腕を組んで何もない空間を見つめている様子にクスリと笑い、グレースは突然ウィンに抱きついた。
「!?△■×=)(’&%%!?!?」
口をパクパクと何度も開閉するが、声にならない。
ぎゅっとウィンの胸に顔を押し付けて、回した背中を強く抱きしめるグレース。
しばらく混乱したようにグレースを見下ろすが、やがて、周りに誰もいないのを確認するとそのままグレースを抱きしめる。
「……どうしたんだ?」
「……うれしいんですぅ……、ウィン、大好きです……」
「……ばか」
昔はこんな風にのんびりと話すこの女性と自分が合うわけ無いと思った。
視野を広く持つ、大局的に物事を見る、そう決めて心がけてきたはずなのに、グレースの前では彼女のことで頭が一杯になり、囚われる。
グレースの前では素の自分がさらけ出されそうで、『もう話したくない』とすら思ったこともあった。
だけど、今は『もう離したくない』。自分の胸に顔をうずめていたグレースの「ありがとう」とつぶやく唇をそっとさらう。
瞳をとじて唇を重ねるなか、はらり、と鼻先に冷たいものが舞い降りる。雪が羽毛のように二人を包み込んでいた……。
そんな幻想的な光景がいつまでも続く……かのように思われた。
「ぶぇっくし!!」
「!?」
「ふぇ?」
がばっとウィンが唇を離して、キスをさえぎった音の方向をにらみつける。
(ばかー!!いいとこだったのに、なんてことしてんのよ!)
(ずるるる…わり。さみいな、今日)
(だったらもうちょっと着込んでこいよ、ヘクトール!)
「へくしょん!」
(って、ミーナも何やってるんだよ!)
(お、お前たち静かにしないか!)
「…お前ら、そこで何をしている?」
「「「「「「「 !!!!!!!! 」」」」」」
ギギギギ…と油の切れた機械の様に6人が振り向く。そこに居たのは鬼だった。
その場にあった、格子状の鉄パイプを一本へし折るとそれを6人に向ける、あまりのその殺気に
「あは、あはは」「た、たまたま通りかかって…」といいながら後ずさる6人に、鉄パイプでトントンと肩を叩きながらゆっくり近寄るウィン。
「逃げるなよ……今考えた、俺の必殺技を見せてやる」
そのときに浮かべたあまりの爽やかな笑顔に6人は同時に脱兎のごとく駆け出していた。
「待てゴラァァァァッ!!」
「うわああ!やべっ、マジギレだ!」
「逃げろ逃げろ!」
「きゃはははっ!ごめんって!」
「ちょ、ちょっと待てウィン!私は止めようとしたんだぞ!?だけどこいつらが!」
「ここまでやられて黙ってるわけにいくか!」
「私の推理によると今回ばれたのは、ヘクトールのせいね!」
「だからわりぃっつってんじゃんかよー!」
逃げ回る6人と追うウィン、士官学校時代から変わらない、この光景。
グレースはにっこりと微笑みながら、胸に抱いたウィンからのプレゼントを抱きしめた。
「待ぁてぇこぉらぁぁぁ!!!」
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
228 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/01/31(水) 00:38:00 x8y8Zbpn
>>226
ちょwメイオウスwww最初からクライマックスかよwww
231 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/01/31(水) 00:41:23 gzCYORai
>>226
テラモモタロスww
こっちもGJ、電王ネタで笑った
232 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/01/31(水) 00:41:53 W/Hrlo6Z
>>226
ウィンやグレースが出てくるスパロボはプレイしたことはないが、ほのらぶ具合が良い感じでGJ。
こういう話は良いなぁ。
234 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/01/31(水) 00:47:38 x8y8Zbpn
パットで声優ネタ始めると色々ありすぎて困る
ドラゴンもまたいで通る魔道士に私が真でも変わりは居るものにえーとetcetc
238 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/01/31(水) 00:58:25 2Q18ptJp
ジェスとミーナは……もろにジェスが交通事故死する組み合わせなんだよな……。
239 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/01/31(水) 01:01:00 7ZdQ97/f
>>238
それを言うなw
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://banpresto-srw.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/1634
コメント
つhttp://www3.uploader.jp/dl/kagekagami/kagekagami_uljp00053.txt.html
これだったはずです。はい。
投稿者 Anonymous : 2007年03月03日 01:59
某三つ編みの死神も入ってますねぇ
投稿者 Anonymous : 2007年03月03日 22:01