2007年03月06日
 ■  1IVII0XY氏作SS「パニ・トロンベへようこそ」

スーパーロボット大戦OGで萌えるスレ その128
http://game11.2ch.net/test/read.cgi/pokechara/1170430605/l50


274 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/04(日) 00:57:06 1IVII0XY
夏に入る少し前のこと。
「なぁアラド、バイトしないか?」
「何スか突然」
目の前のリュウセイの珍しい誘いに首を傾げるアラド。
「これを見てくれ!!」
リュウセイがアラドの目の前に広げたのはロボットのチラシだ。
「完全変形バーンブレイド最終決戦版カラー特別セット!!定価4万円!!」
「高ッかいスね。コレを買うためにバイトするんですか。で、何度俺を誘うんスか?」
「いや、アラド前に言ってただろ?うまいもん腹いっぱい食いたいって」
「はぁ、言ったような気もしますけど」
「そこでこれを見てくれ」
リュウセイがもう一枚チラシを取り出す。
そこには「パニ・トロンベ 従業員募集」と書かれていた。
「ここってあのパニ皇料理会が経営してるファミレスでやたらうまいって評判のところじゃないスか!!
 でもこれが何で腹いっぱい食えることになるんスか?」

——パニ皇料理会。ビアン・ゾルダークとマイヤー・フォン・ブランシュタインによってつくられた
究極かつ至高の料理を目指す為に創立された機関である。
その幹部の一人、「トロンベ料理術」を確立したエルザム・V・ブランシュタインがオーナーとなり、
開店されたのが「パニ・トロンベ」である。結果は成功。
小さいながらも確実に規模を増やしている業界注目のファミレスである——。

「ふっふっふ。ここを見てみろアラド」
珍しく含み笑いをするリュウセイ。
リュウセイが指し示す待遇が書かれている場所を順に見ていく。
給与・シフト制・制服貸与など当たり前のことが書かれている先に「賄いアリ」。
「マジッスか!あの美味いファミレスの賄いが食えるって言うんスか!!」
驚きを隠せないアラド。更にリュウセイは付け加える。
「甘いぞアラド。更にこれは「アルバイト」だ。働くことでお金がもらえるんだ」
普段のリュウセイらしくない言動なのだが興奮のせいでアラドはツッコメない。
「ど、どういうことスか。」
「バイト代でまた美味いものが食えるということだッ!!!」
「やるッス!!俺やるッスよリュウセイさん!!」
男2人、理想を夢見て履歴書にペンを走らせるのであった。


「なんで、なんでだぁーーーーーーっ!!!!」
「当たり前だリュウセイ。毎日5時までに帰るとはどこのバイトでも落とすに決まっているだろう」
履歴書を出してから一週間後。面接を経て、採用通知が来たのはアラドだけであった。
ショックで床を打ち鳴らすリュウセイ。ショックなのはバイトに落ちたことではなく、
バーンブレイドを買えないことなのだが。
そんなリュウセイに見かねたアラドはライを呼んだのだった。
「すまんなアラド。こいつのことは俺が見るからお前はバイト先へ行ってくれ」
「はい、わかったっス」

途中、偶然クォヴレーと出会い談笑をしながら道のりを行く。
「でさ・・・ここのハンバーグが・・・どした、クォヴレー?」
何かやわらかいものに当たったと思うと勢いよくそのまま倒れてしまった。
「痛てて。なんだぁ?」
手にやわらかい感触を感じる。瞬間、腹に衝撃が来る。
「ぐふっ・・・ッ!!!?」
あまりの痛みにのけぞり、その場から飛び退き相手の顔を見る。
銀色の短い髪が綺麗な女の子。
だが地面に寝そべっていること、足の裏だけこちらを向いていることが不可解だった。
その顔には怒りと悲しみが混ざったものが浮かんでいる。
「ばか!さいてー!信じられない!!」
相手の女の子も起き上がると同時罵声が浴びせられる。
傍らにいるメガネの女の子はおろおろしている。
冷静に考えれば状況を飲み込めるが、アラドも腹の痛みに耐えかねつい言い返す。
「そっちがそんなでけー胸してるからふらふらしてぶつかってくんだろーが!!」
アラドの目にかわいい熊が映った。


「すいません、遅れました!!今日からお世話になりますアラド・バランガです!!」
裏口から入ると、出迎えたのは落ち着いた感じの女性だった。
「アラド君ね、まだ1分前。今回は大丈夫だったけど今度からは注意してね。
 私はマネージャーのアヤ・コバヤシ。よろしくね」
一通りの挨拶を交わすとアヤから自分の仕事内容・シフト制・注意事項などの説明を受ける。
「まぁこんなところね。わからないところがあったら後から訊いて頂戴」
「わかりました」
「そうね、まずは店内を案内してもらおうかしら。私はこの後別の用事があるから—…誰か来たみたいね。
 その人に案内してもらうことにするわ」
「おはようございます—」
ドアが開けられ、人が入ってくる。同時アラドは頭を下げ、大きな声とともに挨拶をする。
「今日からお世話になりますアラド・バランガです!!お願いいたします!!」
「あ、あなたが新人ね。よろしく、ゼオラ・シュバイツァーです」
頭を上げ、顔を見合わせる2人。

アラド・バランガの波乱に満ちたアルバイト生活の始まりであった。




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278 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/04(日) 01:02:07 oWRaZrTE
ふむ。2の流れだな。2は好きだ。3は嫌いだが。
GJ!!



279 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/04(日) 01:04:13 KWHhhe+z
(゜Д゜)ぐはあ。萌え死んだぜ・・・イイヨイイヨー



283 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/04(日) 01:09:20 iEAC1tKw
>>278
それは3の隠し貧乳娘に心奪われてしまったがために、何度も何度もルネッ(ry グラサンアロハ野郎を追う羽目になった俺に対するあてつけかっ!?


うん・・・好きなんだ、貧乳ボーイッシュ娘・・・・・


主人公の弟


287 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/04(日) 01:18:06 oWRaZrTE
>>283
メインヒロインとガドル・ヴァイクランできない代物など不要。

それはともかくとして男装のウェイター=アイビスという電波が来た。
そう考えるとすごく良い感じだ。俺はお前を否定しない。


292 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/04(日) 01:25:35 iEAC1tKw
>>287
「男同士で遊びに行こう」とか言っておきながら女の子っぽい可愛らしい格好で待ち合わせ場所に現れたり、
親とはぐれた女の子に優しくしてあげたら「ありがとうおねーちゃん♪」とか言われてしまって慌てたりするのか


こんな夜中になにをこんなにもときめいとるんだ、俺は



288 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/04(日) 01:21:04 1IVII0XY
>>278 >>279
ありがとう。
俺も2が一番好きだった。
店長とか他の店員も考えるだけは考えてた。



297 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/04(日) 01:33:13 FJ5G7Xd3
2だとすると
酒好きお姉さん→エクセレン
眼鏡のお姉さん→ツグミ
未亡人→ユキコママン
とか妄想できるな

 
 
 
 
Piaキャロットへようこそ!!G.O.~グランドオープン5号店~ (1)

Piaキャロットへようこそ!!G.O.~グランドオープン5号店~ (1)


投稿者 ko-he : 2007年03月06日 19:42 : スレ内ネタ:SS

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コメント

パニ皇・・・マークは巨大な芋虫だったりするんだろうか

投稿者 Anonymous : 2007年03月06日 20:54

いっそダイレクトにモ○ラ(幼虫体)のマークで。

投稿者 uco : 2007年03月06日 23:16

お と こ の こ ?

投稿者 Anonymous : 2007年03月06日 23:25

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