540 :チームSRX 1/3 :2006/09/18(月) 15:45:17 b+/davVj
リュウセイが慌ててハガネの作戦室に駆け込む
「沖縄で量産型ゲシュペンストが暴れてるだって!」
今、沖縄に1番近くにいるのは伊豆にて、艦の整備をしているハガネと
それに所属しているSRXチームである
リュウセイはいてもたってもいられず、出撃を急かすが…
「ええ、でも…」
アヤ…SRXのチームリーダーは躊躇していた
その煮え切らない態度にイライラするリュウセイ
「何だよ!早く行かねえと街の人達が!」
「暴れてるゲシュペンストが…軍の物のそうだ」
ライディース…ライがその街の状況を説明する
「なっ…なら尚更早く!」
「既に、軍の物と一般の人達にも伝わっているの…だから…
…上層部はその情報操作と原因解明が終わるまで…手を出すな…と」
アヤはリュウセイから顔を背けながら出撃が出来ない理由を説明する
早い話が軍のお偉いさん達の我が儘である
しかし、軍に所属している以上、その命令は絶対である
「ふざけんなっ!」
「リュウセイ!!」
怒りを表にするリュウセイをライは制止した
「大尉や俺も辛いんだ…」
「そんな…そんな理屈分かってたまるか!街の人達は今も!」
リュウセイは作戦室を飛び出した
「リュウ!」
「あの…馬鹿が…!大尉!俺達も」
間違いなく、リュウセイは沖縄に向かう。今までの付き合いから二人はそう直感した
しかし、今-自分達も飛び出したら…
アヤは自分の頬を叩き、覚悟を決めた
「ライ…私に考えがあるわ………だから少し待って」
「ジャイアントリボルバー!!………っ弾切れ!」
独り、R-1で飛び出したリュウセイは街を守りつつ戦っていたが
ゲシュペンストの数は思ったより多く、多勢に無勢、機体も精神的にも限界が来ていた
「まずい…ここまでか…いや…俺は諦めねぇ…諦めてたまるかぁあ!」
「なら…やられては意味はあるまい!!リュウセイ!上だ!」
R-2からの通信が入り、咄嗟にリュウセイは盾を上空の敵に投げ付ける
「まったく…盾がなければSRXになれないだろう…」
「…ライ………なんでここに…」
「リュウ、気を抜いたら駄目よ!T-LINKコンタクト…行って!ストライクシールド」
ストライクシールドがR-1までの道のりの敵を一掃し
その後、盾を回収しR-1まで合流する
「アヤまで…」
「大尉が、上に偵察許可を無理矢理申し込んでな…」
「そしたら、やむなく自己防衛の為の戦闘に突入………ま、始末書何枚になるか分かんないけど…」
ライとアヤが溜め息をはく…
「は…ははは…サイコーだぜ!お前等!!」
コクピットの中でついにやけてしまうリュウセイに、ライから警告がくる
「まだ、敵は残っているぞ!」
「よおぉしっ!いくぜ!!」
アヤから盾を受け取り、R-WINGにチェンジして突っ込むリュウセイ
「了解!大尉!」
「ええ!R-フォーメーション!3、2、1で決めるわよ!」
「よっしゃあ!先に突っ込む!任せたぜ2人とも!
見せてやる!SRXチームの真のチームワークってやつをな!」
「すまねえ!…ぶっ!」
ライの左手でのチョップがリュウセイの頭に直撃する
「悪かったと思うなら、今後は勝手な行動は慎め」
しかし、リュウセイは頭を押さえながら転がり、聞いているか、いないか分からなかった
「ライも素直じゃないわね…」
それを見掛けたアヤが笑いながら近付く
リュウセイがその訳を聞こうとするとライが止めに入った
「なんだよ!教えろよ!」
「なんでもない!」
アヤはRマシンを眺めながら、こう呟いた…
「私達、SRXチームは、最高のチームね…」
おしまい……
543 :おまけ 「しかし掃除は手伝わない」 :2006/09/18(月) 15:54:53 b+/davVj
その後
リュウセイ「基地のトイレ掃除…か」
アヤ「これでも、軽減されたのよ!」
ヴィレッタ「結局は元ノイエDCの仕業とはいえ、大変だったわね」
マイ「リュウ!私も手伝う!私も仲間だ!」
リュウセイ「本当か?よしじゃ…」
アヤ「じゃ、マイは私と行きましょ」
リュウセイ「おい!なんでだよ!」
アヤ「マイに男子便所掃除させる気?」
リュウセイ「…うっ」
ヴィレッタ「………どうしたの?」
ライ「いえ…あれだけの事をしてトイレ掃除だけとは…有り難うございます…隊長」
ヴィレッタ「何、気にすることはないわ…あの時マイとともに特脳研に行ってたとはいえ…私もチーム…でしょ?」
ライ「はい…」
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544 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/09/18(月) 16:01:40 2PPlX1dB
b+/davVjのSS、Yesだね!
546 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/09/18(月) 17:21:59 7uBlRpT6
>>540
イングラム「しくしく…」
クヴォレー「仕方ない、今夜は付き合ってやるか」
イングラム「クヴォレー…」
クヴォレー「…と言いたい所だが、今夜はアルマナとの約束があるからまたな」
イングラム「絶望したぁ!」
547 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/09/18(月) 17:28:33 ccH1pPTE
>>540
ふむ、ちょっと短いとは思ったが燃え分が十分に補給できた。
GJである。
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