2006年11月13日
 ■  HymmQjIR氏作 テツレフィSS

テツヤ=オノデラって
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1146805050/l50



868 :それも名無しだ :2006/07/06(木) 18:43:39 HymmQjIR
初めて書いたSSです。読みにくいところや誤字脱字などがあるかもしれません。



 基地の司令室に向かう途中、敵の襲撃によって近くで爆発が起きた。その時、
隣にいた中佐をかばうために自分が彼女を引き寄せて意識が遠のいていった。
 自分と中佐はただの同僚であって、それ以上の関係ではない。だから、今見て
いる彼女の泣き顔は、たぶん、夢なのだろう。
 「どうして……どうしてあんな無茶をしたんですか?」

周囲の様子はまるでわからない。そして、夢でなければ、彼女が涙を流しなが
ら、こんな言葉を自分になんかかけるわけがない。
19という若さで戦艦の艦長に任命された彼女と違い、今の自分の地位は、つい
最近、半ば強引に自分の目標であった人から譲り受たのだ。いくら共に戦ってい
るとはいえ、こんな自分に、彼女が恋人が怪我をしたかのような反応を自分にす
るわけがないのだ。

「下手したら死んでたんですよ……わかってるんですか?」

夢の中だということはわかっている。けれど、自分の好きな人がずっと泣いて
いるのは見ていて辛い。
(起き上がるのは……無理か……右腕は……なんとか動くな)


「…テツヤさん?」
 彼女が自分の名前を呼ぶのが聞こえた。
「自分のために…泣かないで下さい…」
 夢だとわかっているから言える。臆病な自分には、彼女本人を目の前にしては
絶対言えないだろう。
「自分は…… 自分の好きな人には泣いてほしくないんです。 だから…泣く
のをやめてください」
普段の自分なら、恥ずかしすぎて絶対に言えないような言葉が出てきた。しか
し、これは自分の偽りの無い本心である。
「……私も…あなたが好きです。だから、私を泣かすようなことはもうしない
でください。 あなたに死なれたら、私は、もう立ち直れませんから…… だか
ら、約束して下さい……絶対に無茶はもうしないと」
彼女は、さらに涙を流した。涙は彼女の頬から下に流れ、自分の頬に当たった

「…自分はもう大丈夫です……だから…もう泣かないで下さい… お願いしま
す…」
 そう言うと、彼女は首を横に振った
「違うんです……ただ…こうやってテツヤさんに好きだなんて言われたことな
くて……嬉しいんです」
夢とはいえ、この人は本当に反則な人だと思う。艦長という立派な地位にいな
がらも、こんな風に年相応のかわいい仕草ができるのだから。
「……中佐」
夢だからだろう。でなければ、自分にあんなことができるわけがないのだから


目の前に彼女の顔があり、その唇に自分の唇を重ねていた。

どうやら右腕を彼女の頭の後ろに回して引き寄せたから、彼女の顔が自分の目
の前にあったのだろう。
 「テツヤ……さん?」
 彼女はどうやら自分が何をされたか理解できていないようだ。
(どうせ、夢なのだから、最後まで言わせてもらおう)
 名残惜しいが唇を離す
「レフィーナ中佐…いえレフィーナ。今の戦いが終わり、平和になったら、結
婚してくれませんか?……」
自分の嘘偽りの無い想いを言葉に乗せる。
彼女は、自分が何を言われたか理解できていないみたいだ。夢だから仕方ない
のだろう。
全てを言い終えたからか、どうしようもない脱力感が襲ってきた。
(いつか、彼女に言おう。駄目かもしれなくても、後悔しないように……)


目が覚めると、白い天井が見えてきた。体の節々が痛むが我慢して起き上がる
と、彼女がベッドにもたれかかって寝ているのがわかった。
(昨日からずっと付き添っていてくれたのだろうか…… 悪い事をしてしまっ
たな…
 ん?目の辺りが赤く腫れてる…泣いたのか?)
先程見ていた夢の中の彼女が頭に浮かんできた。
(落ち着いて考えろテツヤ…… あれは夢の筈だ…… 共に戦っているとは、
いえ彼女が自分なんかのためにあんなに取り乱すわけがないだろ…)
気をとりなおして辺りを見回すが、周りにはレフィーナ中佐しかいない。
(申し訳ないが、中佐を起こして誰か呼んで来てもらうか)
「中佐、レフィーナ中佐、起きてください」
二、三回声をかけると、レフィーナの目が覚めてきたようだ。
 「……テツヤ大尉…ですか」
 「レフィーナ中佐、誰か呼んで来てもらえないでしょう……」
(顔が赤いがどうしたんだ?)
目が覚めて自分の顔を見た彼女は、トマトのように顔を耳まで真っ赤に染めた
「顔が赤いのですが、風邪ですか?」
彼女は口を開いては閉じ、それを何回か繰り返すと、覚悟を決めたのかまっす
ぐにこちらの目に視線を向けた
「……中佐?」
「………初めてだったんです……… キスをされたのも、プロポーズされたの
も…」
頭をぶん殴られた気がした。どうやら、先程のあれは夢ではなかったらしい。
だんだん頭に血が上っているのがわかる気がした。
「す、す、す、すいませんでした!!!」
 (駄目だ、覚悟を決めろテツヤ=オノデラ。お前は男だろ!!) テツヤの心
中を知ってか知らずか、レフィーナは口を開いた。
「あ、気にしないで下さい。その、あの、え~と、 私、嬉しかったですから
。その、テツヤ大尉にそういう事されて。だから、今返事します」
頭に血が上るを通り越して、もう頭の血管が何本か耐えきれずに切れたのでは
ないだろうか?なんとなく意識が無くなってきたような……
「早く戦いを終わらせて、籍を入れましょう。だから、それまで絶対に死なな
いで下さい」
OKを貰えたのはわかったが、どうやらもう限界らしく、起きているのも辛く
なってきた。
「テツヤ大尉?どうかしましたか?」
彼女の声を最後に、再び眠りにつくことになった。


871 :それも名無しだ :2006/07/06(木) 19:56:13 MTQoGYSu
>868-870
GJ!
夢の中では少し大胆なテツヤ萌え

ところでこのSS、続きがありそうなんですが
どうなんでしょう



875 :874 :2006/07/06(木) 23:15:09 YZ4qMj0w
>>868-870
すまん、感想書くの忘れてた。
イイネイイネー!夢じゃない落ちで安心した!
真っ赤になってベッドに倒れこむ大尉の姿が見えたよ。GJ!!



876 :それも名無しだ :2006/07/06(木) 23:52:48 qxrSqRpX
>>868-870
ついに小説キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
>>872さん
大丈夫、読みやすいしグッジョブですよ!


877 :それも名無しだ :2006/07/07(金) 00:23:32 JVopLINB
>>872
ネ申キタコレ(゜∀゜)
最後どうなるかどうなるかと萌え萌えしました
素敵SSをありがとう!


878 :それも名無しだ :2006/07/07(金) 10:41:55 rOR5pVKw
>>868-870
改めてテツヤとレフィーナって
どんな展開でも萌えな組み合わせだと確信した(*゚∀゚*)グッジョーブー!

投稿者 ko-he : 2006年11月13日 21:31 : スレ内ネタ:SS

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コメント

1000個目までテツレフィだー(ガピーン)

投稿者 Anonymous : 2006年11月13日 22:09

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