2006年08月04日
 ■  リョウトとアラドの親しげ&リオゼオラージェラシーSS

OG萌えを細々とやるスレ
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1146796249/l50


334 :それも名無しだ :2006/07/26(水) 20:34:32 1nE4XjQT
>>330
一見華奢なのに腕っぷしが強くて謙虚(弱気なだけ)でメカニックで油にまみれるのを厭わないリョウトに憧れを覚えたアラドが
「マニュアルじゃなくて実技で覚える!ついでにトレーニングも!」とちょこちょことついてまわって
リョウトもリョウトで末っ子だったから素直で頑張り屋の弟が出来たみたいで嬉しくて夜以外いっしょにいて仲良くしてて
リオとゼオラがおかんむりになりそうです。



335 :それも名無しだ :2006/07/26(水) 21:09:11 Ri/Sv1RI
>>334
やべぇ、想像しただけでニヤニヤしちまう


343 :それも名無しだ :2006/07/27(木) 00:46:53 RLrvPjBP
>>334
分かった
リオやゼオラに「リョウト君(アラド)が他の人と親しげにしているだけでイライラして、でも、それで自分の気持ちを確認できて嬉しくもあって」
とか言わせればいいんだな

くそぅ



344 :それも名無しだ :2006/07/27(木) 01:45:09 BxQy+Gm5
>>343
夜、やっと2人の時間が持てても明日のアラドに何を教えようかと思案してばかりのリョウトに

「何よッ!ずっとずっとずっと日中はアラドと一緒なのに夜まで彼で頭が一杯なの!?
 私だって…私だっていつもリョウト君の傍にいたいのに!バカバカッ!」

とリオがストレスから半泣きで爆発して
リオを蔑ろにしていた自覚ゼロのリョウトがマジ弱りでリオをあやしてハグしてやって
今までの埋め合わせとして翌日をショッピングとデートに裂くことにして、
リョウトが翌日の朝に

「丸一日予定が入っちゃって今日はレクチャーできないんだ、ゴメンね
 でもこの機会にアラドも最近一緒の時間が減ってるパートナーと今日ぐらい一緒に過ごしたらどうかな」

と映画のチケットを渡したりして(リオの入れ知恵)
最近のアラドの放置プレイにツン爆発のゼオラを見てちょっと反省しつつも言いづらそうに
せっかく貰ったからさ…と不器用にゼオラを誘うと滅多にないアラドからのアプローチにゼオラが極上の笑み

すいませんゼオアラとリョウトリオ好きなんです



345 :それも名無しだ :2006/07/27(木) 04:53:49 GdPc30Kz
>>344
謝る必要はない。俺は味方だ。

俺も混ぜれ



347 :それも名無しだ :2006/07/27(木) 09:24:27 xRZK64aW
>>344
萌える



358 :それも名無しだ :2006/08/04(金) 05:00:02 beTPmgqD
もうちょっと時間たっちゃいましたが少し前にでたリョウトとアラドの親しげ&ジェラシーネタで。




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359 :それも名無しだ :2006/08/04(金) 05:00:25 beTPmgqD
『リョウトくんッ!』
ハンガーに女性の怒声が響く。

その声に反応し、PTのコンパネ部分から顔を覗かせたリョウトはなぜ呼ばれたのか皆目わからないという表情。
「大きい声だしてどうしたの?リオ」
「どうしたじゃないでしょ!もう9時よ!夕食はわたしと一緒に食べてくれるって言ったじゃない!」
完全に失念していたであろうリョウトの様子にリオは一層声を荒げる。
「あ…、ごめん」
「俺が時間とらせたんです、スンマセン」
そこに申し訳なさげに顔を出したのは目下リオの頭痛の種になっているアラドだった。

中性的な顔立ちに似合わず武道の達人でパイロットしての技量も高く、それなのに技術者志望という事で
PTのメンテや雑務を進んでこなすリョウトの人気や人望は決して艦内でも低いものではない。
そんなひたむきな姿勢に憧れを覚えたアラドがここ暫らくリョウトの後を四六時中ついて回っているのである。

別に今までもリョウトに親しげに絡んでくる人物がいなかったわけではないし、寧ろ多かったと言ってもいいだろう。
これまでもその庇護欲を掻き立てる見た目と頼りなげ物腰で女性陣(特に年上勢)の一部に人気があったリョウトだが、
ただ今まではリョウト自身がそれをありがたがってなかったから問題はおきていなかった。
それに女性として場を読む力が並に備わっていれば、噴出するリオのジェラシー全開のオーラに気づかない事などそうない。
今回が今までと大きく違うのは相手が男性で、リョウトが一緒にいるのを楽しんでいる様子が明らかな事だ。

-----僕、長男だけど姉ばっかりの末っ子だったから、子供の頃はずっと弟が欲しいと思ってたんだ-----

リョウトのそんな幼き日の望みがこんな形でやってくるとは。
リオはまさか年下の男の子に彼氏との時間を侵食されるとは想像もしていなかったし、その現実に少なからぬストレスを覚えていた。

「…アラド、悪いけどちょっと席を外してもらえる?リョウト君と話したいの」
「リオ、夕食のことは謝るし、言い訳とは言わないけど経緯については寝る前にでもちゃんと話すから。
 でも今はあとちょっとでモジュール周りの説明が終わるから…」
「いいえ、もう今日は終わりの方がいいと思いますリョウト少尉。アラド、こっちへ来て」
怒気はないがあからさまにトゲをもったトーンの声がリョウトの話をさえぎった。
「ーゼオラ?」


「あなたが勉強熱心な姿勢を見せてくれるのはパートナーとしては嬉しいけど、他に迷惑かけるのを見てられないわ」
「僕は迷惑だなんて思ってないよ?むしろ半人前の僕のレクチャーを熱心に受けてくれて嬉しいぐらいだよ」
「リョウトさんが半人前だなんてとんでもないッス!俺の目標なんスから!」
「もう!いいから!今日は終わりにしてちょうだい!」
「すみませんリョウト少尉。また明日宜しくお願いします」
「あ…すんませんッス」

女性陣の強引な打ち切りによって切り上げられた後、それぞれはパートナーとともに部屋への気まずい順路を歩いていた。
アラドは自分より若干背のあるゼオラの後ろを後ろ髪引かれるという風で引率されていく。

「いい加減にしなさいアラド。大体なんでそんなにリョウト少尉に付きまとうの?」
「あの人あんな細身なのにすげえ強いんだぜ。そこらのSPじゃ束になっても適わなねーし」
「知ってるわよ。カラテの段もちでしょ」
「それにPK持ちでパイロットとしても実績あるのにメカニック志望でさ」
「…私達が始めて会ったころからそうじゃない。だからなんなの?」
ゼオラは既知の話をさもすごい事かのように喋るアラドに少々苛立ちを覚える。

「…憧れてるんだよ。月のマオ社で初めて会ってからさ、色々才能あるのに自分の希望にひたむきなリョウトさんに」
「私がまだ調整を受けてアラドの敵だった時の話よね」
「そりゃ、そうだけど」

自分が洗脳を受けてアラドと敵対していた時にアラドは今隣を歩くパートナーの自分とは別のものに目を向けていたという事実。
無論自分の事も気にかけていてくれていたのかもしれない。
しかし、自分以外のものに向けたその目が今のリョウトに夢中なアラドを作ったのかと思うと胸の内の黒いものがふくらむ。
たまらずゼオラは怒りに満ちた声を上げた。
「なに!?私が洗脳されて敵についていたっていう時期にあなたはリョウト少尉に夢中になったっていうの?」
「な、なに怒ってるんだよ。それに意味がわかんねーぞその文句」
「うるさいわね!自分でだって良くわからないわよ!」
「ゼオラ?」

爆発した自分をみる心配そうなアラドの目をみて思わず我にかえる。
常に自分を見ていて欲しいと言うみずからの勝手な欲求から発したストレスとはいえ、それを口に出してしまうとはー。


「…も、もういいわよ!アラドのバカッ!勝手に誰にでも付きまとうといいんだわ!」
「ゼオラ!お前なにー」
「知らない!じゃあねっ!!」
自室に近くまで来ていたのを幸いとアラドを置き去りに部屋に駆け込む。
駆け寄るアラドを無視してドアをロックし、憔悴したゼオラはドアを叩くアラドの声と音を無視してベッドに突っ伏した。
なんでこうなっちゃうんだろう。
アラドが向上心を見せてくれるのは嬉しいことなのに。2人で絶対に生き残ると約束したことのためにもなるというのに。
しかし、アラドが自分以外の誰かに熱っぽい視線を向けるのは耐えられなかった。
そこに恋愛感情というものが見えなかったとしても、アラドが自分以外の誰かに夢中になるなんてー。

「…アラドの…バカっ。もっと私を…私だけを…み…」
最後の方は嗚咽になり、まともに言葉にもならなかった。
やがて、いくら呼びかけても反応のないゼオラに諦めたアラドが部屋の前を立ち去る頃、ゼオラは泣いたまま眠りに落ちた。


そしてほぼ同時刻、リョウト自室。

「ごめん、ごめんね、リオ」
「そんな連発される謝罪は重みがないわ」
「…ごめんなさい」
取り付くしまのないリオにひたすら謝るリョウト。
「僕がいなくてもご飯ぐらい先に食べてていいんだよ?僕が勝手にアラドに構ってるだけで…」
「そこに怒ってるの!わかってないの!?」
やはり自分を微塵も理解していない様子のリョウトにリオは怒りを爆発させた。
「約束をすっぽかされたから怒ってるんじゃないわよ!なんでそんなにアラドアラドなの!?」
「ご、ごめん。でも弟みたいで気になってー」
「ここ暫くずっとそればっかりじゃない!一日中ずっとアラドアラドで言い訳もそんななのね!」
「ごめんよ、でも」
「どうせ弟みたいだから、でしょ!じゃあリョウト君にとっての私ってなんなのよ!?
 わ…私だってリョウト君といつだってずっと一緒に居たいのに!
 最近のリョウト君は弟みたいだからってアラドばっかりで、私、わたし…っ」

ついに感情が高ぶりすぎて泣き崩れるリオ。
「バカ…ッ!リョウト君の…バカバカ…ッ」


そこに至って初めてリョウトは自分がどれぐらいリオを蔑ろにしていたか思い知った。
「…リオ、ごめん」
「…」
「どんなに謝ってもたりないね。でもリオがそんなに僕一緒に居たいだなんて知らなかったんだ」
「…リョウト君」
「うん、ごめんね。はい」
泣いてへたり込んでいたリオの身体を受け入れて抱くリョウトの腕。
細身な見た目からは想像できないほど筋肉質なその腕の抱擁に、リオは自分の中のわだかまりが溶けていくのを感じた。
久々とはいえ、抱きしめられたというだけでこんなに気持ちが伝わるなんて。

「リオ」
「?」
「ごめんね、謝ってもー」
「もういいの。抱いてもらって、リョウト君が私の目をみて喋ってくれるだけで、全部わかったもの」
「…そう、よかった」
安心したように微笑むリョウト。その笑顔を見て、リオは今までの自分の苛立ちに恥ずかしさを覚えた。

「ねーえ、リョウトくん?」
「なに?」
「運んで?」
「…うん、今日は一緒に寝ようね。朝までずっと抱いててあげる」
「うん!」
みなまで言わなくてもやはりリョウトは自分の事、望むことをやはりわかってくれている。
リョウトとの少ない会話でそれを確認したリオは先ほどまでの感情の爆発が嘘のよう。

そうしてベッドの上。
リョウトの胸板に収まるようにリオは上機嫌で彼氏の腕の中に収まっていた。
「明日はショッピングに行こうね!1日付き合ってもらうんだから!」
「うん、まかせてよ」
「ずーっと一緒に居てもらうんだからね!」
「大丈夫だよ、リオ」

半ば我儘とも言える自分の要求に素直に応えて自分の名を呼んでくれるリョウトに、心底リョウトが好きな自分を自覚するリオ。
そしてその幸せな感覚の中で、ふと先ほどの騒動の中で自分と同じであったろう人物が脳裏をよぎった。


「ね、リョウト君」
「なぁに?」
上目遣いな位置でリョウトの目を見ながら質問する。

「明日、私がリョウト君と一緒にいたら…アラドは当然フリーよね?」
「…そうだね、今日の続きをやる予定だったから」
「ん、じゃあ、アラドにもゼオラと一緒に1日過ごしてもらいましょうよ!」
「なんで?」
「だってゼオラも多分私と一緒だもの。寂しいはずよ、彼女も」
「…わかった、なにかしら用意してそうアラドに進言しておくよ」
「さすがリョウト君!大好きよ!」
リオの方から強くリョウトに抱きついて、その夜はふけた。

翌朝、食堂。

「昨日から謝ってばかりだったんじゃないスかリョウトさん」
「はは、まぁね…でもお互いさまだろ。だからこれ」
朝の食堂でアラドと顔を合わせたリョウトは、昨日の経緯と本日は相手を出来ない旨を説明し、アラドに2枚のチケットを手渡した。
「…映画ッスね」
「うん、今日1日空いたわけだからさ、アラドもゼオラと一緒に過ごしたらと思って」
「いいッ?罰ゲームじゃあるまいし、俺があいつと1日なんてー」
「でもパートナーなんでしょ。多分彼女も言い出せないだけなんだーって、ほら、ちょうどー」
言葉を区切ったリョウトが指し示した先には、ダウナーなオーラをまとったゼオラの姿。

「で、でもー」
「いいからほら!次回レクチャーの時までの宿題だからね!」
背中を強く押し、にこやかにアラドを送り出すリョウト。
しかたなく腹を決めたアラドは、食欲のなさそうなゼオラに歩み寄った。


「よ、よう」
「…おはよう」
アラドと気付いているだろうのに目も向けない。
「元気ねぇな。まだ怒ってるのかよ、昨日のこと」
「別に関係ないわよ。…話はそれだけ?」

早々に話を切り上げたいツンケンモード全開のゼオラに慌てたアラドが胸元からチケットを取り出す。
「いや、ほ、ほら、コレ!」

アラドが差し出したチケットに目をやると、アラドが自分からは入手することはなさそうなラブロマンスの映画チケット。
自分を誘っているのだろうか。でも、気のまわらないアラドに限って、そんな。

「…これはどういうこと?」
「い、いや!リョウトさんがさ、余ってるからくれるって!だからお前を誘おうとかそんなじゃなくて使わないと勿体な」
「私が2枚貰っても仕方ないし、私が行くとしたらアラドが付き合ってくれるの?」
「う…そりゃ急だし、別に俺もヒマだし、パートナーだし、お前さえよけりゃ一緒に行くよ」

こみ上げる幸福感。
昨日から引きずっていた沈鬱な気持ちが一瞬にして消し飛んだ。
こぼれる極上の笑顔。
不意打ちでそれを直視してしまったアラドは耳まで真っ赤になるが、ゼオラ自身は嬉しさのあまりアラドの様子に気付かない。

「わかったわ!そうと決れば朝食を済ませて早く出かけましょ!」
「おま、急にそんな元気に」
「いいから!ほらほら、善は急げ、よ!」
「映画見に行くだけなのになんで早くから出かけ」
「お弁当なら私が用意してあげるわよ!」
「弁当って、お前料理駄ry」

綺麗に決るカカト落としも、ノロケにしか見えない罵声の浴びせあいもまるで以前のよう。
今日違うのは二人とも異様に幸せそうだという事だけ。

それを見たリョウトとリオは、自分たちの行為が無駄にならなかったのに安堵しつつ、一日の予定を消化しにその場をあとにした。




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366 :それも名無しだ :2006/08/04(金) 07:11:29 TlKM4btV
GJです



367 :それも名無しだ :2006/08/04(金) 08:25:06 6iLfCNEI
おお!!神がきてた



368 :それも名無しだ :2006/08/04(金) 09:10:07 9E500eLj
>>358-365
GJ!
このスレは時々神が舞い降りる


投稿者 ko-he : 2006年08月04日 17:13 : スレ内ネタ:SS

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コメント

まとめに載って日がたってから見返すとすごい恥ずかしいいい
がんばります

投稿者 ゼオアラリオリョウトスキー : 2006年08月06日 04:37

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