スーパーロボット大戦OGで萌えるスレ その86
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22 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/18(火) 00:16:58 S4sP9LYL
流れをあまり考えずに貼らせていただく!
ハガネの通路の中を紅い髪の少女――マイ・コバヤシが足早に歩いていた。
急いでいるのだろうが、その顔は幸せそうに緩んでいなる。
「あら、マイちゃん。そんなに急いでどこ行くのん?」
少々周りのことが目に入っていなかったようだ。
いつの間にかエクセレンたちATXチームがすぐ近くまで来ていた。
声をかけられなかったらぶつかっていたかもしれない。
「随分とうれしそうだけど、何かいいことでもあったのかい?」
「ごめん。・・・・・・内緒なんだ」
「あらら、ふられちゃったわねぇ。ブリット君」
そう、他の人にはアヤであろうとずっと秘密にしてきたのだ。
知っているのは親友であるラトゥーニとシャイン王女だけである。
「でもぉ、同じ女のよしみでおねーさんにだけは教えてくれないかしら?」
(どうしよう・・・・・・)
エクセレンのことはマイは嫌いではない。
むしろ女として憧れている部分もある。(どこが、とは具体的に言わないが……)
しかし、彼女の独特のペースにのまれていろいろと話を聞きだされてしまったことがある。
今回もまた同じように話を聞きだされてしまう、というのはマイにとっては最も避けたい事であった。
だが、今回はエクセレン用ストッパーがいたようだ。
「よせ、エクセレン。困っているだろう」
「中尉……」
「すまんな。こいつにはよく言って聞かせておく。
……ところで、急いでいたんじゃないのか?」
キョウスケのおかげで、今回はエクセレンに話を聞きだされずにすんだ。
3人と別れ、マイは一目散に自室へと向かった。
マイの自室は正直かなりわびしいものだった。
特に私物があったわけでもなかったため、生活しているという感じはまるでなかった。
しかし、今ではアヤが持ち込んだアイドルのCD、リュウセイから貰ったロボットの玩具といったものが大切に飾られている。
それらは大切な仲間、友達からプレゼントされたものだから、何時までもとっておきたいと思っている。
そして、最近シャイン王女からプレゼントされたあるものが、マイを夢中にさせていた。
執務用のデスクの上を占拠している鳥籠、その中の巣にある物――
(よかった…… まだ産まれてない)
そう、鳥の卵だ。
急に鳥籠(その他道具一式)と一緒に送られてきて驚いたが、
ラトゥーニと一緒にどうにか孵化させられるようにすることができた。
その卵がもうすぐ孵化しそうなのだ。
(大事にするからね……)
どこまでも優しい目でマイは卵を見守り続けた……
32 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/18(火) 00:29:28 dYbSBW5s
>>22
GJ!!
34 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/18(火) 00:30:27 G9ddAed3
>>22
マイマイ萌え
GJ
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