2007年04月12日
 ■  OG艦長総合スレ 肆番艦

【テツヤ】OG艦長総合スレ 肆番艦【レフィーナ】
http://game11.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1173279056/l50



1 :それも私だ :2007/03/07(水) 23:50:56 Hvxxj+02
OGシリーズに登場する艦長さん達専用&萌えスレです
スレ内での傾向はスレタイの人物2人の話題がメインとなっていますが
副長、オペレーターなど周辺の方々の話題もOK



9 :それも名無しだ :2007/03/08(木) 09:10:06 AZUP9rOn
>>1乙!そして前スレ埋めに即興で何か、と思っているうちに埋まってしまったのでこちらに。

レフィ「テツヤさん、何をしていらっしゃるんですか?」
テツヤ「スレを埋めているところです」
レフィ「まあ、なら私もお手伝いしますね!」
テツヤ「いえ、中佐にそのような事をさせる訳には…!それに、もう終わるところですし」
レフィ「……」
テツヤ「……」
レフィ(しょんぼり)
テツヤ「あ、あの、それではあと少しですからその、一緒に、埋めますか?」
レフィ「はいっ!」



10 :それも名無しだ :2007/03/08(木) 09:42:58 2NQFGfkh
>>9
新造艦にさっそくの萌えエネルギーが!
もうどんな事でもいつも一緒にやるといいよっつーか一緒じゃないとだめになったらいいのになw



11 :それも名無しだ :2007/03/08(木) 10:11:03 pJMn2D3k
>>9
(´・ω・) な顔の
レフィさんが想像された



12 :それも名無しだ :2007/03/08(木) 11:27:20 tKBDAbWr
壁|・∀・)ニヨニヨ←ユン
Σ(゚Д゚;)!?え!?あの…その……
(・ω・`)私じゃ……ダメですか?
(`・ω・´)はい!ガンバリマス!
レフィタソ三面相

この後、春のSS祭りの為、萌エステロールの過剰摂取にご注意下さい





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15 :それも名無しだ :2007/03/09(金) 21:10:52 dfOy8yY8
テツヤ「校長、お呼びですか?」
ダイテツ「おお来たか。今日、研修生が来ることは知っているな?」
テツヤ「はい、そうですね」
ショーン「オノデラ先生にはその方の教育係を任されて頂きたいのです」
テツヤ「自分が、ですか、教頭?」
ショーン「ええ。実はもう来ていらっしゃいます………どうぞお入り下さい」

レフィ「お早うございます」



16 :それも名無しだ :2007/03/10(土) 10:29:19 vwl12hRV
ちょwxwwwww>>15wwwwwww
今まで先生と生徒な学校編はあったが……

 そ の 考 え は 無 か っ た !!

同僚のリー達とドタバタ学園ラブコメをやってくれるんだな!?



17 :それも名無しだ :2007/03/10(土) 12:07:08 45QE9cX4
「はじめまして、こちらでお世話になるレフィーナ=エンフィールドといいます。暫くの間よろしくお願いします」
「あ、こちらこそはじめまして…(えっと… なにを言おうか…)」
A.無難に自己紹介をする
B.趣味を聞く
C.今晩、予定ありますか?



24 :それも名無しだ :2007/03/10(土) 21:35:23 pAG3YNsr
>>17に勝手に追加
D.スリーサイズを聞く
E.リーを殺してでも(彼女を)奪い取る



25 :それも名無しだ :2007/03/10(土) 21:50:38 yrZK6ZKt
>>24
いや、それはおそらく

D→紳士教頭が当てる
E→テツヤを本気にさせる為の三十路おじちゃんの演技



27 :それも名無しだ :2007/03/11(日) 00:00:23 45QE9cX4
C.今晩、予定ありますか?
(って、ちょっと待てテツヤ・オノデラ! 初対面の女性に何を言う気なんだ…)
自分の考えた事に恐れを抱きながらも、簡単に自己紹介を済ませる。その間、自分の顔を確かめるように見られている気がしたが… 多分気のせいだろう。
その後、教育から俺は彼女に校舎を案内するように頼まれた。一番最初に向かったのは…

A.体育館
B.屋上
C.食堂





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14 :それも名無しだ :2007/03/09(金) 09:52:48 13TwWQur
萌えエネルギーの充填か。もうじきホワイトデーだし、ちょっと考えてみよう。
ホワイトデーにレフィたんに何をお返しするべきか真剣に考えて考えて考えて、
結局素敵な物が思いつかなくて頭を抱えている所に
「給料3ヵ月分の指輪など如何でしょう?」
とかアドバイスされてしまって思わず買いに行っちゃったテツヤとか、
干菓子や金平糖をクルーに配って回るダイテツ艦長とか、
可愛いマシュマロの袋と大きな花束抱えたリー艦長とか、
お茶会を開いて腕を振るってくれるトロンベ兄さんとかか。
野郎ばっかりで華のないレスだなこれ。


28 :それも名無しだ :2007/03/11(日) 00:24:50 Tps6iyta
エイタ「艦長代理、もうすぐホワイトデーですけど、準備は大丈夫ですか?」
テツヤ「Σ(゚Д゚;)!?え!?あ・・!?モ、モチロンダトモ・・・・・・・・」
エイタ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
テツヤ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
エイタ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
テツヤ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
エイタ「忘れてましたね・・・・・・・・・・・・」
テツヤ「ウグッ!!」

ショーン「おや?オノデラ大尉はどうしてブリッジの隅で、orzなことになってるのですかな?」
エイタ「甲斐性なしのレッテルが貼られる寸前なんですよ・・・・カクカクシカジカ」
ショーン「なるほど・・・・しかも切羽詰って、何をお返しすべきかも思い浮かばないと」
エイタ「はい」
ショーン「ならば、オノデラ大尉。貴金属などは如何ですか?これなら女性受けもオールマイティですし」
テツヤ「はあ・・・・しかし、自分はそういったものには疎くて――――」
ショーン「ご安心なさい。そこは私も手を貸しましょう。(カタログを開いて)
   これなど、ウチの艦長に似合うと思いますが」
テツヤ「どれどれ――――ゲッ!?こ、これ、自分の給料の3倍はするんですが(汗)」
ショーン「何を言いますか。ホワイトデーに3倍返しは世の男性の常識ですぞ。( ・∀・)ニヤニヤ」
エイタ「そうですね。常識ですよ。( ・∀・)ニヤニヤ」
テツヤ「そ、そうなのか・・・・?」


その後―――

ショーン「艦長、オノデラ大尉が艦長へ、給料3か月分の指輪を用意しているらしいですぞ。( ・∀・)」
レフィーナ「Σ(゚Д゚;)!?え!?あの・・・・そ、それって――――――!?」


29 :それも名無しだ :2007/03/11(日) 19:22:26 /lroyIQv
をいww
レフィwww

何かと間違えとるw




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30 :それも名無しだ :2007/03/11(日) 20:46:22 DCrNTdxa
流れ無視して投下します!


「あの子はね、とても分かりやすい子なの。
ほんの少しの事で一喜一憂してね、それが全て顔に出るの。というか、体全体から表現されるのね。仕草だけでどんな気持ちでいるのか周囲に教えることができるのは、この世界で間違いなく彼女だけね。
もっとも、本人は自覚していないんだけど…」
「それで、会っていきなりそんな事を言うのには勿論なんかあったんだよな?」
「うん。今日の朝いつものように朝食を食べに食堂に行くと、とても嬉しそうにしているあの子を見つけたのよ」
「それで?」
「私はトレーを持って彼女の正面に座って、彼女に何でそんなに喜んでいるのか理由を聞いてみたの。なんだったと思う?」
「まぁ、久しぶりにうちの艦長に会えるからなんじゃないか?」
「そうなの。ただ会えるってだけであんなに喜ぶのよ? もうあと少しで20になるっていうのに… なんだか聞いたこっちが恥ずかしくなったわ…」
「でもさ、良いんじゃないか?」
「なにが?」
「いつ会えるのか分かんないんだし、もしかしたらもう会えないかもしれないだろ? だから、そういう風に子供のように喜んだって、悪い事じゃないと俺は思うよ」


「…じゃあエイタはどうなの?」
「え?」
「久しぶりに私に会えて嬉しかった?」
「何を言うかと思ったら… 俺がユンにあえて嬉しくないと思うか?」
「思わないけど…」
「滅多にあえないんだからさ、子供みたいにはしゃいでも悪い事じゃないと思うよ」
「そっか…」
「で、ユンはどうなんだ?」
「え?」
「ユンは俺に久しぶりに会えて嬉しいか?」
「…答えなきゃだめ?」
「できれば、俺は答えてほしいな」
「分かったわよ。会えて…」
「…会えて?」
「……うれ、しい、です……」
「良かった…」
「…何が?」
「会えて喜んでるのって俺だけかなって思ってたからさ…」
「ごめん…」
「いや、気にしなくていいよ。ちゃんと聞けたからさ」
「エイタ、ありがとね」
「どういたしまして。で、いいのかな?」
「うん!」


(この二人も、やはりまだまだ若いですなぁ…)



32 :それも名無しだ :2007/03/11(日) 21:03:17 qu3gJGk+
何があったんだろう?エイタが妙にかっこいいw



33 :それも名無しだ :2007/03/11(日) 21:48:59 6Mq1vlxT
あれ?今日って四月馬鹿じゃないよな?

……まあいいや、かっこいいエイタGJ!
たまにはきれいなエイタが居たっていいじゃない



35 :それも名無しだ :2007/03/12(月) 03:14:14 4MjY5bwJ
O(おいおい)
D(どうしたんだ)
E(エイタがかっこいいじゃないか)
システムだ・・・

何はともあれGJ!




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36 :それも名無しだ :2007/03/12(月) 10:52:13 FRPGTdnN
レフィーナなんかも似合うかも知れない

>エルフ耳



37 :それも名無しだ :2007/03/12(月) 11:20:00 KBGJu/3D
レフィーナ G ELF PRI
とか、そんな感じ?いいね、可愛い。
そう言えば以前のスレにウィザードリィでハガネ&ヒリュウ改メンバーでパーティー組んでた人とかいたなあ確か。
自分はいしにはまったり首が飛んだりするのが怖くて出来なかったけどw



38 :それも名無しだ :2007/03/12(月) 11:28:31 gI9C9Hi9
>>37
ELF PRIはないだろ……常識的に考えて(AAry
PRIならノームかさもなきゃドワーフ、これ常識ね



39 :それも名無しだ :2007/03/12(月) 11:48:57 KBGJu/3D
ごめん、ただ自分は
「大丈夫ですかテツヤさん!?いまディアルマ(高位の回復呪文)を…」
なんて癒やしてくれるレフィたん(エルフ)を想像しちゃっただけなんだ…。


「ええい何をやっているNo.2!マディ(最上位の回復呪文)!!」
「「あっ………」」



40 :それも名無しだ :2007/03/12(月) 11:53:29 gxejjdUw
気にするな!イメージだ!イメージを大事にするんだ!
レフィたんはエルフかフェアリーでお願いします……と小学生の夏にエルフロードを作って泣いた私が言ってみる
てかノームかドワーフじゃどうイメージしてもダイテツさんなんだぜ?w

僧侶もいいけど魔法使いや司祭とか、常にてっちゃんの背中を守る感じで
射撃の大器晩成を活かして可憐な女レンジャーってセンもいいなぁ。と勝手に妄想しました



41 :それも名無しだ :2007/03/12(月) 11:57:24 gI9C9Hi9
>>39,40
うん、書き込んでから「あー、イメージ重視で作ったんかな……」って気付いた、こちらこそスマン

ここは使い勝手・イメージと併せてELF・WIZでFAだ!



42 :それも名無しだ :2007/03/12(月) 12:27:30 gxejjdUw
魔法使いってことはつまり魔女っ娘レフィーナの誕生ですね?
補助魔法でもバリバリてっちゃんをサポートですね?


43 :それも名無しだ :2007/03/12(月) 13:01:44 lC5e9rxJ
ようするにおまいらの意見を纏めると

序盤は清楚プリーストでけなげに回復(テツヤは灰にならない程度の全力で死守決定! )→
魔法完全習得→メイジに転職→
天然小悪魔・エルフの魔女っ娘レフィちゃん誕生ヽ(゚∀゚)ノ マジョッコキター!! 
・・・ってことでいいのか?


44 :それも名無しだ :2007/03/12(月) 13:29:41 FRPGTdnN
しっとマスクがあらわれた!


テツヤのこうげき
「えぇい!」
しっとマスクに38のダメージ!

リーのこうげき
「№1のちからみせてやる!」
しっとマスクに42のダメージ!

しっとマスクのこうげき
「ホワイトデーはんたいっ!」
テツヤに30のダメージ!
「ぐあっ!」

レフィーナはかいふくのじゅもんをとなえた
「がんばってください…!」
テツヤのHPがかいふくした!
テツヤのしんぱくすうがじょうしょうした!
テツヤとレフィーナはみつめあっている!
しっとマスクはしっとした!

ショーンはしっとマスクにみみうちをした
「─────────」
しっとマスクはいしになった!


たたかいにしょうりした!


45 :それも名無しだ :2007/03/12(月) 15:29:10 gEjKQgaE
Wizは複数のチームを作ることができる。
つまり、ダイテツ率いるハガネチームと
レフィーナ率いるヒリュウ改チームの同時進行や
ダイテツがリタイアしてテツヤのリーダー就任、
最終的にチーム併合もプレイヤー次第である。
もちろん最初からチーム分けもダイテツリタイアもしなくてもいい。
自分的に二人の種族&職業は
テツヤ:人間:戦士→君主or侍
レフィーナ:エルフ:僧侶→司祭or君主
かな。君主レフィーナと侍テツヤのツートップなんてのもいいかなと思ったりする。
リーを入れるならリーが君主、レフィーナが司祭で。


47 :それも名無しだ :2007/03/12(月) 21:25:53 KBGJu/3D
リーさん君主かぁ、非肉体派なイメージあるから司祭とか召喚士とか思ってた。
前回のファンタジーな流れの時は確かレフィたんお姫様てっちゃん近衛騎士だったけど、
一緒に冒険する仲間っていうのも萌えるね、苦楽を共にしている感じで。



48 :それも名無しだ :2007/03/13(火) 21:10:00 SkWDknNd
様々な苦難を一緒に乗り越える中で絆が強くなって最終的には人生も共にする訳ですな(*・∀・)


49 :それも名無しだ :2007/03/14(水) 00:21:02 +/m01TZF
ホワイトデーなのにこんな電波を受信した

てっチャン ナイト
レッフィー メイジ(兼プリンセス)
リー     ニンジャ
ショーン  プリースト

他の仲間
マイ    マスコット
アーウィン ガンナー
ライ  アパッチのチーフ



50 :それも名無しだ :2007/03/14(水) 00:43:04 UA2ch7pQ
>>49
次回も必ずみるべしか~、ナツカシイ

いつでもどこでもどんなネタひっぱってきても
てっちゃんの役どころはレフィたんを全力で守ることだな!





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51 :それも名無しだ :2007/03/14(水) 21:58:16 i90g0w3O
ところで

花見の季節が近付いて来た訳だが


レフィさんはお酒は強いのかな?
一応未成年だけど…



52 :それも名無しだ :2007/03/14(水) 22:54:52 Dewb6kcC
>>51

1.毒舌で絡む
2.甘えん坊になる
3.変化なし
4.脱ぐ



53 :それも名無しだ :2007/03/14(水) 23:15:28 ucyWk8Py
>>51
5.陽気で素直になる
6.泣き上戸で慰めてもらう
7.積極的になって抱きつく
8.眠くなったので膝の上に乗ってきて寝る



54 :それも名無しだ :2007/03/14(水) 23:20:36 +/m01TZF
>>51>>53
9.アダルトなレッフィー(エロエロ)モード突入
10.笑い上戸になる
11.壁に寄りかかって”ODEシステムだ”と呟く


55 :それも名無しだ :2007/03/15(木) 00:06:28 reGAMycC ?
>>51-4
12.黙々と飲み続けて最後には倒れる
13.王様ゲームを無理矢理始める
14.愚痴上戸


56 :それも名無しだ :2007/03/15(木) 00:07:17 b130H4wp
>>51-54
2+7キボンww



57 :それも名無しだ :2007/03/15(木) 01:29:34 TVxeN2pF
うおっw
えらいことにw

15.テツヤに ちゅ(ギャー



58 :それも名無しだ :2007/03/15(木) 03:34:51 zh+4jeeq
16.あっさり酔い潰れ、介抱しようとしたテツヤにg(ry
17.大声で好きな人の名前を叫ぶ
18.大暴れ



59 :それも名無しだ :2007/03/15(木) 05:05:27 qL4gClxc
19.年下の色気でテツヤを誘惑する
20.分の悪い賭をしだす
21.自分のことを「レフィーナ」と呼ぶようになる



60 :それも名無しだ :2007/03/15(木) 09:25:25 RsPf6wDJ
22.副長のジョークをバッサリ切り捨てる
23.何でもかんでもオウム返し
24.「かんちょーめーれーです!」と言って無理難題を吹っ掛ける(勿論テツヤonly)



61 :それも名無しだ :2007/03/15(木) 23:26:02 crwEMmJF
25.素直クールになる


62 :それも名無しだ :2007/03/16(金) 00:15:44 fTfX77L3
>>51-61
まとめてみた

レッフィーにアルコールを飲ませると?

1.毒舌で絡む
2.甘えん坊になる
3.変化なし
4.脱ぐ
5.陽気で素直になる
6.泣き上戸で慰めてもらう
7.積極的になって抱きつく
8.眠くなったので膝の上に乗ってきて寝る
.アダルトなレッフィー(エロエロ)モード突入
10.笑い上戸になる
11.壁に寄りかかって”ODEシステムだ”と呟く
12.黙々と飲み続けて最後には倒れる
13.王様ゲームを無理矢理始める
14.愚痴上戸
15.テツヤに ちゅ(ギャー
16.あっさり酔い潰れ、介抱しようとしたテツヤにg(ry
17.大声で好きな人の名前を叫ぶ
18.大暴れ
19.年下の色気でテツヤを誘惑する
20.分の悪い賭をしだす
21.自分のことを「レフィーナ」と呼ぶようになる
22.副長のジョークをバッサリ切り捨てる
23.何でもかんでもオウム返し
24.「かんちょーめーれーです!」と言って無理難題を吹っ掛ける(勿論テツヤonly)
25.素直クールになる

正解は次スレの51が知っている



63 :それも名無しだ :2007/03/16(金) 00:45:14 S220BOYZ
>>62
とりあえず君が何番を期待しているかはわかった。


64 :それも名無しだ :2007/03/16(金) 03:12:51 uXr0bjMt
本当は… 酔っ払ってなんていないんです。
ただ、酔っているフリをすれば貴方に触れる事ができるから…
貴方から見れば、私なんてまだまだ子供です。だから、許して下さい。私がこうやって抱きつくのを…



65 :それも名無しだ :2007/03/16(金) 04:33:59 eSjVHaHD
>>64
そんなことになる前につぶされてそうなのがてっちゃんクオリティ

さて…


1.膝枕で介抱する
2.ほっぺをぷにってみる
3.にくぶとn(艦首超重力衝撃砲



66 :それも名無しだ :2007/03/16(金) 04:57:52 jyr68n7S ?
てっちゃんとレッフィーは二人して潰される感じするなぁ…
お互い桜の木の下で顔真っ赤にして、
レッフィーがてっちゃんの肩に頭を乗せて、てっちゃんはレッフィーの頭に頭を乗せて
起きたときにてっちゃんが少し動くとレッフィーの頭がずり落ちて膝枕に。


96 :それも名無しだ :2007/03/22(木) 17:38:03 nwN1f8vo
>>62
今2から7に持って行って締めは15になるSS書いてるから待っててくれ。
ラトリュウも混ざってるが……。(しかも7から15行って7継続したまま4w)



97 :それも名無しだ :2007/03/22(木) 18:18:36 YEtNfRca
>>96
ど ん な カ オ ス だ よ (誉め言葉)
ξ*゚⊿゚)ξ<わ、wktkなんてしてないんだからねっ!


101 :それも名無しだ :2007/03/23(金) 12:27:49 8fykotj5
>>99
現実にっつーかなんか62のまとめみてると
ドラクエの戦闘中に混乱したキャラがやりそうな行動っぽいよなw


105 :96 :2007/03/24(土) 13:52:29 CyhfclJG


失礼にならないように、かと言って酔ってもしまわないように加減しながら、
テツヤは少しずつ酒精を喉に流し込む。
そして、ふとあたりを見渡し、……深い溜息をついた。


―――何なんだこの大騒ぎは……。

始まりは、ショーン副長のこんな一言だった。

「どうです? ……最近は敵の攻勢も無いようですし……慰労も兼ねて、花見でもしませんか?」

その言葉に、
「お花見……ですか? ……やってみたい、ですね……」

レフィーナが同意し、あれよあれよと言う間に、こう言う事になってしまっていた。

「はあ……」

溜息をもう一つ。それも当然、一体誰が企んだのか(脳裏に金髪の女性が浮かんでいたが)、
少年兵達にまで酒が回り、花見に参加していたほぼ全員が酔ってしまっていた。


視線を適当な方向に向けてみる。と、

「ゼオラも、いつもこんな風に大人しかったら可愛いんすけどね……」
「確かに。寝顔も可愛いし、レオナがいつもこうだったらなあ……」

何故か無事なタスクとアラド。
二人の膝の上には、早々に潰れたレオナとゼオラが寝息を立てている。
自分の膝の上で眠っている、恋人の髪を撫でながら離す二人の表情は、これ以上無い程幸せそうで。
テツヤは微笑みを浮かべると、別の方向に視線をやり、

……凍り付いた。

「リュウ~♪」
「お、おい、ラト!?」

何かの箍が外れたのか、リュウセイに飛び付くラトゥーニ。
そしてそのまま子猫がじゃれつくように擦り寄られ、リュウセイは顔を赤くする。
……いくらリュウセイが鈍いとは言っても、憎からず想っている美少女に公衆の面前で擦り寄られて恥ずかしくない訳が無い。
リュウセイは赤くなったまま口を開きかけ、

「んっ……っ……」

口から声が漏れ出る寸前、ラトゥーニの唇がリュウセイのそれを塞いだ。
テツヤは異常なまでに積極的なラトゥーニを唖然として見詰めるが、ふと気付く。


―――周りに……酒瓶が……? まさか……ラトゥーニにまで飲ませたのか!?


さすがにそこまでやるとは思っておらず、テツヤが頭を抱えていると。

「テツヤさぁん……♪」
「~っ!?」

何処か蕩けたような声が聞こえたかと思うと、誰かが背中に縋り付いてくる。
テツヤは慌てて誰が抱き付いてきたのかと後ろを振り向き、……思わず絶叫した。


「レ、レ、レ……、レフィーナ中佐ぁ!?」

そう叫ぶと一気に真っ赤になるテツヤに、レフィーナは一瞬だけ不思議そうに首を傾げ、
すぐにぱああっと表情を明るくすると、よりしっかりとテツヤにしがみ付いて来る。

「え、ちょっ、なっ……」

必死になってレフィーナを引き剥がし、テツヤは正面に向き直る。
目が合うと、またふにゃ、と微笑んだレフィーナから、微かに酒の匂いがして。
テツヤは思わずショーンを怒鳴り付けようと

「あったかーい……」

……する寸前、今度は正面からレフィーナに抱き付かれ、叫ぼうとしていた言葉が残らず吹っ飛んだ。
助けを求めてあたりを見渡すが、一番助けてくれそうなリョウトはリオに捕まっているし、
ラッセルやアヤといった他の止めてくれそうな人達も、残らず酔いつぶれているか、
リュウセイにくっ付きながら何故か脱ぎ出したラトゥーニを止めるかしていて、誰もテツヤを助けようとはしなかった。
そうやってテツヤが困り果てている間も、レフィーナはその事に全く気付かず。

「ん~!」

抱き締めている腕の力を強め、テツヤの頬に頬ずりするレフィーナ。
ぴっとりと密着され、テツヤはもう一度真っ赤になった。

……ところで、密着していると言う事は、当然胸も押し付けられているという訳で。


―――比較対象がクスハやゼオラだから小さく見えるけど、レフィーナ中佐も平均ぐらいはあるんだな……


そこまで考え、これ以上赤くなれない程赤くなっていたテツヤの顔が、さらに赤くなった。
と、両頬を挟まれ、顔を寄せられる。

「好き……です。テツヤさん……」

そう言われるなり口付けられ、テツヤが意識が遠のいていくのを感じた……。

翌日。

「……」

何処か緊張感に欠けた空気が流れるハガネブリッジ。
それも当然。

「……うー……」
「あー……、気分悪い……」
ほとんど全員が二日酔いでノックアウトされていた。何処か沈み込んだような空気が流れていると。
突然ブリッジのドアが開き、火を噴きそうな程真っ赤になったラトゥーニが駆け込んで来て、艦長席の影に隠れた。

「ラトゥーニ? 一体どうしたんだ?」

テツヤが聞くが、ラトゥーニは真っ赤になるだけで、答えようとしない。
と、リオが判ったような微笑みを浮かべ、口を開いた。

「覚えてるんでしょ? 昨日の事、全部」
「~っ!」

顔を上げていられないとばかりに俯き、ぷすぷすと顔から湯気を発するラトゥーニ。
そんなラトゥーニを、テツヤは微笑ましさと気の毒さが入り混じったような目で見つめ、
……硬直した。


―――ひょっとして、レフィーナ中佐も覚えてるんじゃないか?


そう考えると、いてもたってもいられなくて。

「……エイタ。少し、任せる」

そう言うと、テツヤはエイタの返事も待たずにブリッジから飛び出した。


ハガネから飛び出し、すぐ隣のドックで点検を受けているヒリュウ改へと駆け込もうとするテツヤ。
と、ヒリュウ改から飛び出してきたリュウセイとぶつかりそうになり、慌てて避けた。
すると、リュウセイはテツヤの両肩を掴み、がくがくテツヤを揺さぶりながら聞いた。

「なあ、テツヤ艦長! ラト、どこにいるか知らないか!?」
「ラトゥーニなら、ブリッジに来てたが、って、ちょ、苦し……」

リュウセイの剣幕に少し気圧されながらテツヤが答えると、リュウセイはわき目も振らずにハガネに駆け込む。
そんなリュウセイをテツヤは半ば呆然と見送り、すぐに我に返ると、自分もヒリュウ改に駆け込んだ。


一方、ヒリュウ改のブリッジでは。

「……」

黙りこくったまま頭を抱えるレフィーナ。その顔は真っ赤に染まっていて。


―――どうしようどうしようどうしようっ……。


初めて出会ったときから隠してきた気持ち。
知られないままではいたくなくて、それでも、知って欲しくなくて。
一体どんな顔をして会えばいいのか判らなくて、それでも、会ってもう一度きちんと気持ちを伝え直したくて。
正反対の二つの気持ちが、レフィーナのココロを縛りつけ、どうしようもなくなった時。

「レ……レフィーナ中佐! 少し、よろしいでしょうか?」

急にドアが開き、入ってきたのは、今一番会いたくて、でも会いたくない人で。
昨日自分がやった事が一気に思い出され、一気に真っ赤になって俯いたレフィーナに、テツヤは何処かぼんやりとした足取りで近付いて。

「~っ!?」

ふわりと、優しくレフィーナを抱き締めた。

「テ、テ、テ……テツヤさん!?」

何とか逃れようとして、レフィーナは身を捩り、テツヤはようやく自分が何をしているかに気付き、慌てて離れた。
そして真っ赤になりながら、口を開いた。

あ、あの……昨日の、中佐の言葉は……本当ですか……?」

完全にしどろもどろになりながら、テツヤが聞く。
その言葉に、レフィーナはもう一度赤くなり、か細い声で答えた。

「は……ぃ……」

そう答えた後、レフィーナは首まで真っ赤になり、テツヤの顔にもみるみるうちに血の色がのぼっていく。
二人ともがトマトのようになって、話すどころか、動く事も出来ないまま沈黙していると。

「あー、こほん」

突然咳払いの音が響き、二人とも飛び上がった。
慌てて振り向くと、押さえきれない笑みを浮かべながら、ショーンが立っていて。
しかも、その後ろにはユンや他のブリッジクルー達も、肩を震わせているか、にやにやと笑いながら二人を見ていて。
テツヤとレフィーナは、真っ赤になった。


111 :それも名無しだ :2007/03/24(土) 16:16:03 lBTJDgR+
>>105->>110
俺の急所にトロニウムバスターキャノンでした!超GJ!!




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71 :それも名無しだ :2007/03/18(日) 21:16:34 4r53kfuM
お彼岸が近いせいか、和服で墓参りする
お二方を幻視した。

墓参りはダイテツさんの墓とオノデラさんの実家(の墓)の両方で



72 :それも名無しだ :2007/03/18(日) 21:26:06 4f72emQ7
二人だけで行くべきだよな
他のメンツがくると確実に墓前で宴会とかやりかねんwww



73 :それも名無しだ :2007/03/18(日) 21:28:46 rfUcj6SW
てっちーは家族の生存とかどうなんだろうね?
なんか父親亡くなっててダイテツさんをちょっと父親っぽく思ってたりしたらいいなと思った
ああ、でもそれだとあんなことになって辛すぎるか



74 :それも名無しだ :2007/03/18(日) 23:53:22 wPUeh4Dm
「どうも初めまして、テツヤの母です」←見た目20代
「祖母です」←見た目20代
「曾祖母です」←見た目10代
「兄です」←見た目20代


レフィ「( ゚д゚ )」



78 :それも名無しだ :2007/03/19(月) 08:17:07 xuXbC13a
>>74
んなアホなwwwww


有り得るかも orz



75 :それも名無しだ :2007/03/19(月) 00:09:19 dKQ2hQIt
>>73
あの溺愛?ぶりからみてダイテツの方はモロにテツヤを死んだ息子と重ねてみてそうだな
なんかもう周囲の人間の精気吸って若さを維持して生きてそうな気がしてきた>小野寺家の人々



76 :それも名無しだ :2007/03/19(月) 00:38:37 /sD9NOK7
Σ(゚Д゚; )!?
だ、だ、だ、だからあんなソウルスティールなのか…!?
次から次へと関係者がお亡くなりになるのはまさか本当に……っ!?



77 :それも名無しだ :2007/03/19(月) 01:41:22 LNTkROlj
ソウルスティールと聞くとブランシュタイン親子の
壮大な親子ゲンカを思い出してしまう。
そういやテツヤの中の人はベルモンド家の
ヴァンパイアハンターの役をやってたなぁ。

悪魔城ドラキュラX 血の輪廻のリヒターベルモンド役で今年PSPでリメイク予定だそうです


79 :それも名無しだ :2007/03/19(月) 13:13:07 A/ls3lVQ
>>76
まあ、ソウルスティールの見切りでも、関係者全員分が装備してたら大丈夫さ

と、ロマサガ2を思い出した自分



80 :それも名無しだ :2007/03/19(月) 15:57:17 6ulsB9CM
>>79
アレ?こんなところにオレがいる



81 :それも名無しだ :2007/03/20(火) 18:17:22 5mtR8a8F
>>79
それはアレか、復活クジンシー戦の時にソウル(ry見切りを『皇帝だけ』に付けて挑んだ俺への当てつけかw





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82 :それも名無しだ :2007/03/20(火) 23:55:36 dArBgo+s
くっそーゲームの話題ぜんぜんわかんねー!
悔しいから、向かい合ってババ抜きしてるテツヤとレフィーナを妄想しながら寝る!



83 :それも名無しだ :2007/03/21(水) 00:13:42 R0Ag0pJn
終盤は二人ともババが行ったり来たりで、結局いつまでたっても上がれなそう感じがするんだが・・・。(*´ー`)



84 :それも名無しだ :2007/03/21(水) 00:20:43 xcQ9DAP0
では、ババ抜きからUNOに変えよう。

面子:レッフィー てっちゃん ショーン ユン リオ リョウト 眼鏡毒男



85 :それも名無しだ :2007/03/21(水) 00:33:40 YDMEMIDp
やる気があってもなくても必ず2番アガリになる、
それがテツヤクオリティ



86 :それも名無しだ :2007/03/21(水) 00:34:01 X8dsAPy1
レフィーナはひきが良さそうなんで、良いカードが集まりそう
でもUNOと宣言するのを忘れてなかなか上がれない
テツヤは引きはまあまあだけど、
両隣のエイタとリオに Draw Two だの Wild Draw Four だの出されて
手札がどんどこ増えそう



87 :それも名無しだ :2007/03/21(水) 01:05:41 X8dsAPy1
「なかなか始まりませんね、会議」
「どうも上の方の基地帰還が遅れているようですね」
「じゃあ、まだ当分このままなのかしら」
「おそらくは」
「……」
「……」
「あ、あの」
「は、はい? なんでしょうか、中佐」
「ちょっと、退屈ですよね」
「そうですね。艦に戻れば山ほど仕事が待っているんですが」
「私もです。でも、たまに空いた時間もあって、そんな時はユンとおしゃべりをしたり、
 カードゲームをしたりもするんですよ」
「そうなんですか」
「実は、カード持ってきてるんです。ここに」
「え?」
「朝、購買部をのぞいたら、可愛いのが売ってたから。つい買っちゃったんです。
 ほら、表面が猫のデザインなんですよ」
「な、なるほど、確かに可愛いですね」
「それで…あの…」
「は、はい」
「その……」
「……ち、中佐、どうも時間が余るようですし、
 もしよろしければ自分とカードゲームをしていただけませんか」
「え、よ、喜んで!」
「自分はあまりルールを知りませんので、ババ抜きや七並べくらいしか出来ませんが」
「じゃあババ抜きしましょうか。私、弱いんですけど」
「自分もです。お手柔らかにお願いします」

で、会議が始まるまで、2人きりでトランプしてるってのを妄想してみた




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90 :それも名無しだ :2007/03/21(水) 18:37:49 hLCcacm8
90ならてっちゃんはスタイル抜群で引き締まった身体
そして大きい



91 :それも名無しだ :2007/03/21(水) 19:27:32 W+dssfDi
テッちゃんは身長何cm?



92 :それも名無しだ :2007/03/21(水) 19:40:37 8QF8WZT/
身長 は 180cm
っつーか>>90いきなり脈絡無さ過ぎw何事だよwww
          同意しとくナー


93 :それも名無しだ :2007/03/21(水) 19:53:02 h19EvbV6
先日、基地近くの銭湯でテツヤ艦長代理と遭遇した。
互いに休日だったから、まぁ有り得ないことでも無かった。
艦長代理はよくここを利用するらしい。
ああ、悲しき男の姿を見てしまった気がする。
………って、同じくここにいる俺もその予備軍じゃないか!?

まぁそれは置いといて、驚いたことに、艦長代理の体は何とも見事なものだった。
普段は軍服姿しか見てなかったが、裸もなかなかどうして。
いや、別に俺に男色っ気があるわけじゃあない。断じて。
同性の俺の眼からでも、あの無駄の無いボディは良いと見える。

そして────
「ソコ」はちらりとしか見なかったが───
あの人の「アレ」は───

駄目だ、書けない。
俺にはあの見間違いとしか言いようの無いサイズのモノを表現できる術が無い……
初めてハガネを見た時と同じか、或いはそれ以上の衝撃が俺を襲い、
俺や周りの男性のささやかなモノを萎縮させた。

ああ、テツヤ少佐。
貴方もあれ程のモノをお持ちならもっと胸を張っても良いと思うのだが………

記録者名:E.N.

何ッ? 身長の話?



94 :それも名無しだ :2007/03/21(水) 22:49:33 X8dsAPy1
あんまりデカすぎるとレフィーナたんが苦労するじゃないか


ほら、セーター編む時もたくさん毛糸いるしさ




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117 :それも名無しだ :2007/03/25(日) 00:48:24 iyv5InbK
「どっこらせ……っと」

背中から落ちかけていた人型の荷物――というか人だ――を気合一閃背負いなおす。

ここは伊豆基地。近場に基地職員が花見用に毎年手入れをしている場所があると聞き、ハガネ・ヒリュウ改合同の花見が開催されることになった。
どちらの艦もお祭り騒ぎにはビンカンな人間がいるもの。
気がつけば、何の変哲も無い花を愛でるための企画は、大量の食物とアルコールが持ち込まれ。発電機までセットされたカラオケステージまでもが準備されていた。
そしていざ花見。両艦長の乾杯の音頭から、場は即座に混沌の渦へと飲み込まれていった。

その様子を並べるなら、真っ黒に塗られた中、蒔絵で家紋が描かれた大量のお重。その中に所狭しと並べられた料理に舌鼓を打つ者。そんな暇があったらとにかく食べる者。
花見だというのに、ラム酒からコニャック、カルヴァドス、さらにはワイン樽まで持ち込まれ、カパカパ飲みだす者、飲まされる者。
そんな喧騒はお構いなしとばかりに紅茶――等級はSFTGFOPことシルバー・フラワリー・ティッピー・ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコー――を楽しむ者、それを呆れて見る者。
例え外でも携帯ゲームに興じ、地下3階の洗礼を受ける者と様々であった。

若年者が多い両艦。いったん羽目が外れればそれは際限なく広がっていく。
だがそれを何とか押しとどめようと無駄な努力をする男がいた。
結局当然そんな願いが叶う筈もなかったが。それでも男は飽くことなく努力を続ける。
だから気づかなかった。背後から首に回された腕が誰のものだったのか。

「んふふ~。大尉~」

瞬間。男の世界が凍った。そしてただ一つだけ思った。

――酒臭い――

首を巡らせると、金髪も鮮やかな悪魔と初老の悪魔が並んでガッツポーズを取っていた。


その後は天国と地獄が一緒くたにされたような状況だった。
立てばそのまましがみ付く。座ってもやはりしがみ付く。移動にもやはりしがみ付く。
食べるにも飲むにも男越しに、あるいは食べさせてくれと強請る。更には頬をすりながら甘い声で名前を呼ぶ。
背中越しに感じる膨らみも相まって、男の精神は急激に衰弱していった。

だがそんな時間もそこまで長くは続かなかった。
理由は単純、女性が眠ったのである。ただし、腕はがっちり回したまま。
助かった、と男が思ったかどうかは定かではない。だがもはや場を制御することは無駄であることもあり、男は宴の場を他の者に任せ、女性を送るために先に基地へと戻ることにした。


「どっこらせ……っと」

背中から落ちかけていた人型の荷物――というか人だ――を気合一閃背負いなおす。

ぴったりとくっついた頬からはゆったりとした呼吸音。
背中に感じる感触ももう慣れたものである。

「――――――――」

小さく聞こえる声。起きている時ならば、愛の告白と受け取れてしまうそんな言葉。
だが、幸か不幸か。寝言では友愛の言葉なのか、そうでないのかは読み取れようも無い。
残念だ。そう思う自分に苦笑しつつ、男もまた聞かれないであろう答えを返す。

「――ありがとう、ございます」

思わぬ答えに目線を向ける。見えるはずも無かったが、心なしか頬の熱さが変わった気がする。
どういたしまして。そう返しながら基地へと歩く。
ほんの少しだけゆっくりとした速さで。ほんの少しだけ遠回りをして……。


118 :それも名無しだ :2007/03/25(日) 00:54:16 iyv5InbK
あー。うん。自分に制限をかけて文章書くって辛いね。
色々と端折らなきゃいけない部分が多くて面目ない。

今回の制限
1.1レス以内に収める
2.個人の名称を出さない
3.会話文は少なく、メインの2人以外は喋らない

原文書いて、制限に合わせて削る方式だったが。
削る前は5レス近く使うことになったってどうよ。
意味もなく文章が長くなる癖だけは直さないとなあ。

と反省点とか書くだけ書いて私は逃亡する。


119 :それも名無しだ :2007/03/25(日) 01:27:43 sDSkS+Ab
くっ…GJなんて言わないんだからなっ!
5スレ文の方も見てみたいなんてこれっぽちも思ってないんだからなっっ!!

…萌えたぜ


126 :それも名無しだ :2007/03/25(日) 15:03:21 3uXfHqxv
>>119
5スレ文の文章量って一体何MBあるんだ!?


121 :それも名無しだ :2007/03/25(日) 01:45:57 vqJ117dr
ぐっ!
食べていたポッキーより甘いぞぉぉぉぉ



122 :それも名無しだ :2007/03/25(日) 11:09:17 lQR/sg9X ?
いやー。良い季節だ…




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123 :それも名無しだ :2007/03/25(日) 12:10:15 Ik3pfv4I
そんじゃ投下します


――伊豆基地 近郊


タスク「おーっ! 桜満開じゃねぇか!!」
アラド「こいつは食いが進むってもんだぜ!」
タスク「おぅよ!!」
ゼオラ「んもぅ! アンタ達には情緒ってものがない訳!?」
レオナ「……」(呆れてる)

ショーン「はっはっはっ 元気があっていいですなぁ」
レフィ「そうですね」
テツヤ「おーい あんまりハメ外すなよ!」

「「へ~い」」

レフィ「フフッ…」
テツヤ「? どうかしましたか?」
レフィ「あ…いえ テツヤ艦長がなんだか学校の先生に見えて…」
テツヤ「せ 先生…」
ショーン「そうも見えますな♪」
エクセ「じゃあ 私は保健室のお姉さんかしら?」
テツヤ「どっから 出て来るんですか!?」
ショーン「はっはっはっ…」

ハガネとヒリュウ改 両艦のクルーの熱烈な要望により
急遽 花見が催される事になった
一応
・緊急時に備えて酒は適量に抑える
・未成年は飲酒禁止
という
約束事はあったのだが…

エクセ「それでは! これまでの頑張りと これからの勝利に!!」
「「「かんぱー―――い!!!!」」」
…早くも破綻しそうだ

宴は最初からエンジン全開のようだ


エクセ「キョウスケ~ん♪ 一緒に飲も~ん(はぁと)」
キョウスケ「潰れたら置いて行くぞ」
エクセ「あん♪ またまた~♪」
(以下略)

レフィ「相変わらずですね…エクセレンさん(汗)」
テツヤ「まったく…あの人は」

艦長同士ということで隣り合って座っている二人
そのすぐ脇にはショーンがグラス片手に陣取っていた
時折 誰かとアイコンタクトをしているようだが…?

テツヤ「レフィーナ艦長が飲んでいるのは…?」
レフィ「あ これはオレンジジュースです まだ19歳なので…」
テツヤ「あ…そうか そうでしたね まだ未成年なんでしたね」
レフィ「ええ」

普段の戦いぶりを思い出すと
とても19歳の女の子とは思えない勇ましさだ
歳の感覚がずれるのも無理は無いな…
テツヤがそう思っていると


エクセ「あら~ん? レッフィーちゃんジュースなのぉ~??」

酒豪その1がやってきた

レフィ「え? あ あの 一応未成年なので…」
エクセ「だぁ~め~よ~!? それじゃつまらないわよん♪ほらコレ 飲んでみない?」

つ【氷結果汁】

レフィ「? チューハイですか…」
エクセ「そそ♪ 飲む?」
テツヤ「中尉! ダメですよ」
エクセ「い~えダメじゃないわよ~? クルーの中には酒豪が多々存在してるんだから
少しでも慣れておかないと後が大変よ?」
テツヤ「大酒飲みに言われてもな…」
レフィ「あの…一杯だけなら」
エクセ「あら♪ じゃあ ハイ♪」
レフィ「…いただきます」

缶を開けて 一口 クイッと含む

テツヤ「あ レフィ…ナ」
エクセ「どう?」
レフィ「あ…思ってたより美味しいです♪」
エクセ「でしょ~? ささ 飲んで飲んで♪」
テツヤ(まあ…一杯くらいならいいか)

その時 テツヤは気付いていなかった
脇にいたショーンとエクセレンが何かの合図を交わしていた事を…

その後 テツヤは会話しにやって来たメンバーと少し話をしていた
時間にして数分だったが…

エクセ「ほらほら~♪ 飲んで飲んで♪」
レフィ「はいぃ…」

ん? と テツヤが異変に気付き振り向くと…

エクセ「もう一本飲むぅ?」
レフィ「飲みますぅ~」

テツヤはその光景に唖然とした

一杯のはずの酒は数倍に増えて
ちょっとした空き缶のピラミッドが建立されていた

テツヤ「ち 中尉!!! 何やってんですか!!!?」
エクセ「え~?だって~…」
レフィ「…う~~ん」 バタン

限界が来たのか 酒を飲み干したまま倒れてしまった

テツヤ「レ レフィーナ艦長!!!!??」
エクセ「うむ 若いわね~」
テツヤ「ん? この匂い…まさか!!」

レフィーナの持っていた缶を取り 匂いを嗅ぐと…

テツヤ「…中尉?」
エクセ「えへへ♪ ちょっとね ウイスキーをちょーっと ね
混ぜてみたの♪」
テツヤ「なんちゅう事を…」

なんやかんやしていると…

レフィ「………」
テツヤ「あ…レフィーナ艦長…」
エクセ「あら…」

バタンと倒れたはずのレフィーナがいつの間にか起きていた
が しかし様子がおかしい
目付きが妙だ

テツヤ「だ 大丈夫ですか?」
レフィ「…だいじょ~ぶだよん♪」
テツヤ「そうですか……え? だよん?」
エクセ「だよん?」

…壊れたらしい


レフィ「ねぇねぇ てっちゃん お酒飲もうよ♪」
テツヤ「だ ダメですよ レフィーナ艦長!」
レフィ「そんな呼び方じゃやーだもん レフィって呼んで♪」
テツヤ「な… 無理です orz」
レフィ「え~ん てっちゃんの意地悪ぅ~~」 ジタバタジタバタ

いきなり大量の酒を飲まされたために ぷち壊れたレフィ
すぐ側でエクセレンとヒゲ紳士が お互いに『GJ!』をしている

テツヤ「あ・ん・た・ら・な~!!」

なんて言ってると 突然レフィーナがテツヤにギュッと抱き付いて来た

テツヤ「れれれレフィさん!!?」

周りの人間がその光景に気付き始めた なんとかしないと

レフィ「てっちゃん…わたしのこと嫌い?」
テツヤ「え? あ き 嫌いなんかじゃありませんよ!」
レフィ「じゃあ お酒飲も♪」
テツヤ「いけません 飲み過ぎですよ?」 キッパリ
レフィ「(TдT)」
テツヤ「え!? ええええと…(はっ 周りがこっちを見ている…どうにかしなければ)」

レフィ「そっか♪ 普通に飲むのがつまんないのかぁ そっかそっか♪ てっちゃん!!」
テツヤ「え! あ 何でしょうか?」
レフィ「わたしがお酒飲ましたげるね~ 口移しで♪」
テツヤ「………へ?」


一瞬油断した隙を突いたような手捌きでテツヤはあっという間に
マウントポジションを取られてしまった

レフィ「えへへ~♪ 乗っちゃった♪」
テツヤ「な なな…あ エイタ!何とかしてく…」
エイタ「あ それ♪二人のチュウが見てみたい♪あ それチュウ! チュウ!」
テツヤ「………あの阿呆」

未来視予測ではエイタはこの後
ハガネのブリッジからヒモなしバンジーをする運命にあるらしい

レフィ「じゃあ いくよ~♪」
テツヤ「あ! レフィーナ艦長…」
制止もあえなく レフィーナは一口程酒を含み

そして


ちううぅぅぅぅ…


周囲が沈黙に満ちた
誰もが思っていた

『あのレフィーナ艦長が…ちゅう?』
『テツヤ艦長に…ちゅう??』


レフィ「ぷはぁ…美味しかった?てっちゃん…」
テツヤ「は…………はい」
レフィ「それはよかっ…た……にゃ」 バタン

倒れた所にエクセレンが近付く

エクセ「…えっとぉ レフィちゃーん?」
レフィ「スー… スー… 」
エクセ「…寝ちゃったわね あ てっちゃんは…あら?」

コンコン

エクセ「…石化してるわ…」

その後も花見は続き 二人は仲良く眠ったままだったそうな

もちろんその後 事件に付いて説明して周る事になるのだが
それはもうちょい先の話





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126 :それも名無しだ :2007/03/25(日) 15:03:21 3uXfHqxv
「――ふぅ」
「おやおや。お疲れですかな、艦長」

某銀河系の辺境に位置する某星系の某惑星上。その某地区の某所。
分かりやすくいうと地球のどっかその辺。
鹿鳴館とかなんとかそんな感じの場所で。某PT・AM製造会社のシャッチョーさん達とか酒ばかり飲んでるグラサンハゲの少将とか。その他色々なお偉いさんが集まったパーティー会場の片隅で。
レフィーナ・エンフィールドはため息をついていた。

DC戦争からL5戦役。更にはシャドウミラーやアインスト。それらの地球の危機が去った後、レフィーナ達に与えられた立場は『地球の英雄』としての役回りだった。
地球を襲った数々の危機。それらを退けたとはいえ、復興はおぼつかない。DC残党も全てが倒れたわけではない以上、人心を掌握するためには何らかの象徴が必要だった。
それを考えれば19歳の艦長であり、激戦を潜り抜けた才女が担ぎ上げられるのは必然といえた。
そして幸か不幸か、彼女の艦であるヒリュウ改の任務は月面のD.O.M.E――もとい、ムーンクレイドルの護衛任務であるため、望むと望まざるとに係わらず社交界への出席率が高くなってしまっていた。

「疲れもしますよ。ここの方々は私と話をする気があるわけじゃないんですから……」

壁に背をもたれさせ随伴のショーンにこぼす。
会場に集まっている面々は、政財界における権力者であり、それら特有のというべきか。「会話をする」のではなく「語りたがる」態度に、レフィーナは少々辟易していた。
「レフィーナと話をする」というステータスを得る為だけに近寄る人達に対して、ただ愛想笑いを浮かべ、意味の無い言葉を聞き流すことに疲れ、出来ることなら少しでも早くこの場から立ち去りたいとまで考えていた。

「まあ、あの手の輩を相手取るには、艦長はいささか力不足ですからな。
 こう、もう一回り大きくなればまた違うのでしょうが」
「ど。どこを見ながら言っているんですか!」

レフィーナの一点を見つめながらにこやかに話すショーン。
毎度ながらのセクハラ発言。なのに今まで一度も問題にならないのは人徳なのか技なのか。

「まあそろそろ頃合でしょうな。周囲には私が適当に言い訳をしておきますので。最低限必要な方に挨拶をしたところで艦に戻られるのがよろしいでしょう。
 私自身は少々話をしておかねばならない方もおりますので」

そういうとショーンはレフィーナを置いて、颯爽と人ごみの中へ消えていった。

「……はあ」

再びため息。
知り合いの姿が無くなっただけでこうも心細くなるものなのか。ぼんやりと周囲を眺めながら、今更に場違いな自分の姿を再確認する。

――今頃テツヤ大尉はどうしてるかしら――

ふとそんなことを考える。
これまでの戦いで共に並んで戦った艦ハガネ。その後はヒリュウ改とは逆に、各地の抵抗勢力を抑える為に各地を転々としていたが、今は伊豆基地で短いながらも静養中だと聞いていた。
きっと今頃は久しぶりの休暇ということで、存分に羽根を伸ばしているのだろう。そう考えると、自分は一体何をしているのか。などと思ってしまう。
思えばお互いに任務を優先してしまうせいか。個人的な連絡は一切取っていなかった。

――このパーティが終わったら連絡を入れてみよう――

そう決意し、早いところ挨拶を済ませようと思ったとき。

「――お隣よろしいですか?」

ふと隣から声がかけられた。


「あ、はい。どう――」

振り向いた瞬間目を丸くする。そこには今まさに脳裏に思い描いていた人物。テツヤ・オノデラの姿があった。

「…………」
「…………」
「あ、あの……。レフィーナ中佐?」
「――は、はい! なんでしょうか!」

思いもよらない不意打ちに時間が止まったレフィーナも、現状を理解すると同時に突然わたわたと慌てだした。
よく見ると、テツヤは燕尾服という今まで見たことも無い格好をしており――馬子にも衣装という言葉が脳裏に浮かび、思わず吹き出してしまった。

「む……。この格好、そんなに可笑しいですか」
「いえ。そうじゃないですが……。服に着られてる感がちょっとだけ」

憮然とした表情を浮かべつつ自分の格好をチェックするテツヤ。そんな顔と態度が更に子供っぽく見えて、また吹き出してしまう。

「大丈夫。ちゃんと似合ってますから。
 それよりも、どうしてテツヤ大尉がここに?」
「ケネス少将の命令でして。大方自分に箔をつけようとでも思ったんでしょう。
 とはいえいつまでも付き合う義理もありませんし。よければ少し涼みませんか?」

話しかける前にでも置いていたのか。傍らのテーブルに置いてあったグラスを手にし、テツヤはレフィーナにそう促した。

「――ふう」
「お疲れのようですね」

上弦の月に照らされたテラスで、気が抜けたようにため息をつく。
何度参加しても慣れないパーティー。そんな中で気が置けない相手に出会ったことで、緊張の糸がぷっつりと切れてしまったようだ。

「ええ。何度来てみてもこういう場は慣れなくて」
「ああ、わかります。正装は窮屈ですし、いつも他人の目を気にしなきゃいけませんからね」
「そうなんですよね。それに会話も選ばなきゃいけませんし。酔っ払ってもいけませんからお酒も飲めませんし」

テツヤの言葉に勢い込んで答えるレフィーナ。
だがその言葉の中に不穏当なものがある事をテツヤが見逃すはずもなく。

「お酒も、飲めない?」
「あ……」

れふぃーなは てつやから めをそらした。

だが まわりこまれてしまった!

「レフィーナ中佐?」
「は、はい!?」
「中佐は確か、まだ未成年でしたよね?」
「う……。そうです」

にこやかな笑みを浮かべるテツヤ。そんなテツヤに気圧されるように後ずさるレフィーナ。
気がつけばレフィーナはテラスの縁に追い詰められていた。

「ちなみに中佐はどんなお店に?」
「その……。基地の近くにある丸雅市場という居酒屋を主に……」
「……意外ですね。中佐はもっと洒落たバーなどのイメージがあったんですが」
「いえ、そういった場所はやはり気を使うので……」

ふむ。と考える。未成年の飲酒は本来咎めるべきなのだろうが。レフィーナ中佐もまた艦長の要職にある身。見えないストレスも多いことだろう。
それを考えれば、酒で紛らわそうとするのも納得は出来る。

「あの……。テツヤ大尉?」

突然押し黙ったテツヤに対し、不安げな顔をしながら覗き込むレフィーナ。
そんなレフィーナを見詰め、テツヤがひとつの提案を口にする。

「これから飲みませんか?」
「これから……。ですか?」
「ええ。このままここにいてもお互い退屈なだけですし。
 どうせなら抜け出して、中佐行きつけの店で。どうです?」
「あの。え? でも、私着替えとか持ってきてませんよ」

会場を抜け出すだけならともかく。着替えに基地へと戻っては出入り記録からそれが発覚してしまう。
とすれば取れる手段は限られるわけであるが――

「いいじゃないですか。このままでも」

テツヤは、至極あっさりと。至極単純な答えを出した。

「こ、このままですか!?」

レフィーナはあわてたまま自分の格好を確認する。
着ている物はピンクを基調としたイブニングドレス。場が場だけに裾は長く。また背中や胸元などの露出も高い一品である。
ボレロジャケットも用意してはいるものの、そんな格好で居酒屋に入ればどういう目で見られるか。考えなくてもわかるものである。

「まあ。恥ずかしいところはありますが……。
 自分もこの格好ですし。お互い様ということで」

自分の燕尾服を示しながら、照れくさげに答える。

「それじゃ、行きましょう。
 少なくとも、このままここにいるよりは楽しいはずですよ」
「ちょ、ちょっとテツヤ大尉!?」

二人のグラスはテラスの縁に置いたまま。後ろからレフィーナの肩を押し、歩いていく。
高潮した頬は向かう先を思い浮かべてか。それとも肩を掴む手の暖かさか。
だから彼女は気づかなかった。テツヤの頬が気恥ずかしさなどと言ったものとは別に、赤みが差していたことに。

結局、自覚の無い有名人である二人が奇抜な格好で居酒屋などに入れば、その話はすぐ広まるもので。
後日二人は大変な大目玉を――主に鬼教官と呼ばれる某氏から――受けることになるのだが。それはそれで別の話。
ただ一つだけいえるのは。レフィーナから連絡を受け、べろんべろんのよっぱーになった二人を回収しにきたショーンのコレクションに、車の後部座席で肩を寄せ合って眠る二人の写真が増えたということであろう。



133 :それも名無しだ :2007/03/25(日) 16:38:20 qAb7irAF
>>126
GJ!正装の艦長カップルに(*゚∀゚)=3ムッハー
積極的なてっちゃん、普段の素面でそれが十分の一でいいから発揮できれば
レッフィーとの仲も劇的に進展するんだろうにw




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137 :1/2 :2007/03/26(月) 00:35:09 0VQka1xj
「───と言うわけで是非、お願いしたいのですが」
「しかし、その任務は…」

暖かな春のある日、
テツヤはショーン・ウェブリーの私室に呼ばれ、その部屋の主からとある依頼を頼まれていた。
「このようなことは、テツヤ少佐はお嫌いですか?」
「そう言うわけでは…ありませんが……」
ショーンの口調は特に強くも激しくも無かったが、聞き手のテツヤを俯かせたり紅潮させたりするには大いに充分だった。
「でしたら、行っては頂けませんか? 他の方は都合が付かないのです。まぁ無論強要はしませんが…」

「ゔっ、ぅ~ん…」
ためらうテツヤに改めて、ショーンは会話の大元を口にする。
「気にすることはありません。いや何、『レフィーナ艦長と二人で地上哨戒など』簡単なことですよ」

「で、ですが……そのエリアは充分に平和なのでは?」
テツヤは思わずショーンから眼を逸らした。
絞り出したような指摘もさして意味を持たず、
「ならばそれを確かめるためにも。さあ?」
「ッ─────────」
「引き受けて下さいますね?」
「────────はい」
テツヤは、その重大極まる任務を引き受けたのだった。


そうしたこうしたで翌々日。

「わあ、綺麗ですね…!」
「ええ、本当に」
一昨日以上にぽかぽかとした日だまりの中、二人の男女が桜並木の下を歩いていた。

(それにしても、良かったのかなぁ…)
頼まれまれた任務───と言う建前の二人っきりの状況。
今更思っても仕方無いが、やはり内心すっきりしないものがあるテツヤ。
しかし、その靄を払うかのように、
「私、こう言う風に桜を見たのは初めてです」
レフィーナが、眩しい笑顔を彼に向けた。
「ふふ……副長には感謝しないといけませんね。それに、やっぱり平和が何よりです」
嬉しそうなレフィーナの顔を見たテツヤの顔も自然と綻ぶ。
「ふっ、そうですね。確かに」
策謀とは分かっていても、やはり機会をくれたショーンの微笑む姿が、テツヤの眼に浮かんだ。
───たとえその笑顔に影があるのを知っていても。


「それにしても、あまり人がいないようですね」
「そうですね。まあ何と言うか、変わった所と言うか…」
二人が今いる、その桜咲き乱れる哨戒エリアは、
ショーンが衛星的視野で厳選に厳選を重ねて選んだ「知られざる名所」であり、穴場中の穴場とも言えるスポットだった。

「みんなで来られ無くて残念でしたけど、でも………たまには二人でこんな風に歩くのも良いですね」
「エッ? いや、あ…あは、はハハはは……」
動揺しているらしいテツヤを見て、レフィーナは首を傾げて「?」と言う表情だった。

そして数秒遅れて、
「あっ…ご、ごめんなさい……! 私、そんなつもりじゃ……いや、でも…」
レフィーナの顔も、眼前の花と同じ色に染まった。

「い、いえ! じじっ自分も! えぇっと……こごこ来れて、良かったと思います…」
動揺の度合いを加速させた赤いテツヤも、夢中で精一杯の気持ちを伝えた。
しばし二人は、何とも絶妙な距離間で立ち止まり、互いの眼が合うか合わないかのところで静かに向かい合った。


そんな緩やかな優しい時間が流れた後、ふと、その沈黙を破る者がいた。

「あ~っ、レフィーナさんとテツヤさんだーっ!」

「あ、あれっ? あの娘は……」
「来てらしたんですね」
二人は微笑い合い、とことこと駆け寄る少女と、その娘が一緒に居る家族の方へと歩いて行った。

「ひょっとして~、デートですかー?!」
「ああ……こ、これは…その」
「まあ、うふふふ…」
午後の桜道に、二人の男女の影が伸びて行く。

そんな良く晴れた、春のお花見日和。


139 :それも名無しだ :2007/03/26(月) 02:10:05 wwLAQ/0q
なんというGJだ
貴様もっと誇って良いぞ




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140 :それも名無しだ :2007/03/26(月) 02:25:47 wIL9xewI
各人乙

さて、長くなってしまったが投下するか



141 :1/6 :2007/03/26(月) 02:46:39 wIL9xewI

 『花見』
 それは日本古来より伝わる季節的行事の一つであり、春の風物詩ともなっている
 主に満開の桜の木々の下で行われるものであり、大宴会のきっかけともなる
 酒の勢いと周囲の陽気な雰囲気から、無礼講として上下関係をも忘れたような状況ともなる
 なおたとえ無礼講だとしても、その後の関係の変化についてはどうにもならないので注意されたし


――…何故、こんな状況になったんだろうか…――
 桜の花々が咲き誇る木々の下、乱痴気騒ぎで最早混沌とも思える大宴会の中
 まだまともな思考が可能だった数少ない男、テツヤ=オノデラはとてつもなく困惑していた

「ね~え~…てつやさ~ん…はぁやぁくぅ~」
 耳に入ってくる言葉と、妙に自分に触れ合ってくる体と、その火照った様に紅い顔と、周囲に漂うアルコールの香り、
 各感覚器官からの情報が、正気を保っているが為に残る思考能力をガリガリと削っていく

――…しかし、私にはそんなことはとても出来ません…――

 だが、もって生まれた様な奥手さと妙に頑固な理性それと羞恥心からか、テツヤの正気は閾値を越える事はなく保たれたままである
「あ、あの、その、えぇーっと…」
 よって、困惑のまま口篭り硬直を続けるテツヤ

 そのまま彼は、自分に絡んでくる人物をその視界に入れる
 少なからず好意を持ち、また自覚は無いが意中の女性である、レフィーナ=エンフィールドを…


 さて、いきなりこの状況なのでは訳が判らないだろうから、少々時系列順に説明しよう

 唐突に開始された『桜満開御礼 伊豆基地特別花見大会』において、誰かが事前の根回しをした結果なのか
 直前に『保護者(成人)同伴なんだし未成年も飲酒OK』という、まあ傍からすれば非常にアレな告知が出されてしまったのである

 一方、そんな告知に対して呆れたというか、頭が痛くなるのは真面目な人達である
 しかし撤回させるにも場が白けてしまうので無し、という協議の流れになり
 男女それぞれの有志達が、いき過ぎないように各自注意を払うということを決めた

 そんな有志の一人であったテツヤは、いざ花見という名の宴会が始まると下戸とまではいかないが苦手な酒から逃げるように会場の見回りへ出かけていた
 そして、予想以上に混沌としてしまっている会場を歩きつつ(ああ…自分達の奮闘も意味が無かったか…)と少し悲しみを覚えながら
 自分のいたスペース、通称『艦橋要員の集い』に戻った所から、状況は開始されるのであった

「あ、テツヤさんだ~、こっちでいっしょに飲みましょうよ~」
 と、すっかり赤くなったレフィーナが出迎えの言葉をかけたのを見て事態を重く見たテツヤはすぐさま部下である男に訊く
「おいエイタ、なんで停められなかった」
「ちょっと無理ですよテツヤ艦長代理。ショーン副長相手じゃ俺じゃ無理ですってば」
 迫るテツヤに対して、部下の男エイタはそう返答するが、彼も大分酔っている様子である
 それを見たテツヤは追求の矛先を初老の男性に向けた
「それでショーン副長?なにか言うことはありませんか?」
「はて、なにかありますかな?それよりもテツヤ大尉、全く酔っていないではありませんか、駄目ですなぁ」
「そうじゃありません!レフィーナ艦長は一応まだ未成年なんですよ!?なのにこんなに酔わせて…」
 のらりくらりと追求の手を避けるショーンに対して彼の近くに陣取るように座ったテツヤはそのまま頑固に追求を続けるのだが

「あはははは。テツヤさんかった~い。いいじゃないですか、無礼講ですよぶれいこ~う。あはは」
 何時の間にやらテツヤの隣に居座ったレフィーナが会話に絡み始める
「レレレ、レフィーナ艦長?!だだだ、駄目ですって」
「大丈夫ですよ~、日本人じゃないから20歳じゃなくても飲めるってショーン副長も言ってましたし~
 飲~み~ま~しょ~う~よ~、お~さ~け~」
 そう言いつつちびちびと手持ちのグラスの中身を飲むレフィーナは、テツヤの分のグラスを引き寄せ、それに酒を注ぎ始めていた

「最初は拒んでいましたが、軽いサワーなら大丈夫と勧めてみたところ、気に入られて頂けたようで
 しばらく飲まれていた内にあんな感じになってしまったようですなぁ」
「なんでそんな他人事の様にしているんですか、その場合どうみてもあなたが主原因じゃ」
「はて、なんのことですかな?それよりテツヤ大尉、もっと飲まれてはいかがです」
「だから話をそらさないで下さいよ…」
 ショーンの語る対レフィーナ飲酒攻略作戦と、テツヤへの執拗な飲酒の催促に対して、
もうしょうがないかと開き直った態度のテツヤは憮然とした応酬を返していた

 だがしかし、そんな状態に不満を持つ人物が一人

「…む~、テツヤさんショーン副ちょうとばっかり喋ってる…」
 レフィーナはテツヤの隣に位置付けたのはいいが、あまり会話が出来なかったのである
 さらに、テツヤは殆ど飲んでいなかった為にお酌が出来なかったのもあった

 まあ、座った時にユンとエイタが話し掛けてきた為に彼らと談笑してただけであるのだが

 そして自分が飲んだ分を継ぎ足そうとした時にテツヤの様子を見て、不満をふと感じてしまったのだ

 さて、とレフィーナは酔った頭で考える。この状況を打開する方法は何かないものか、と
 しかし、酔いに支配されかけた頭脳では、突拍子も無い考えがふと思い浮かんでしまうものである
 また、思慮や影響の推測なんて言葉もついでにすっ飛んでしまっている

 という事で、状況は大きく推移し始めるのだった

「そうだテツヤさん、なにかゲームしましょう?」
 と、テツヤはレフィーナに呼掛けられ、彼女の方を向き
「え、ええ、いいですよ。ところで何をなさるつもりで?」
 酔っていて妙に微笑んでいる彼女に対して肯定の意を示した

 そして彼女は微笑んだまま、大きな爆弾を投げ込むのだった

「王様ゲームですよ~「「!!え??」」
 しかぁし、とくべつルールとして二人っきりで、私がず~っとおう様ですけど~」

 その爆弾はすぐさま炸裂し、周囲の興味を彼らに集中させた。しかし渦中の二人はそれに気づいていない様子である

「ななな何を…レレレレフィーナ艦長…」
「どうしかましたか?テツヤさん?」
「おおお王様ゲームなんて、だだ駄目ですって」
「だぁ~めぇ~でぇ~すぅ~、拒否権はありませんよ~、艦長命令ですよぉ~」

 流石にこれはマズいと直感したテツヤは、混乱の中でも停めようと進言するのだが、柳に風の如く避けられてしまう

「な!?しかし二人っきりだとは…」
「テツヤ大尉、艦長命令が出ていますよ、これはやらなければなりませんなぁ」
「え!?ショーン副長?って、え?」
 それでも、と引き下がろうとするテツヤだったが、違う方向からの攻撃を受ける
 それで少し我に帰った彼は、自分らが妙に注目されてることに気づくのだった

「ありがとうございます~ショーンふく長、流石ですっ。じゃ始めますよぉ~テツヤさぁん」
 そして酔ったお姫様は、そんなのには意にも留めずに開始を告げるのだった


「て~つ~や~さ~ん~、な~んでさっきからなにずぅ~とぎくしゃくしてるんですかぁ~」

 はてさて、始まってしまった王様ゲームなのだが、当人以外にとっては実に微笑ましい様子であった
 それもその筈、酔っているとは云ってもレフィーナがレフィーナであることに変わりは無いからである

 コレが別の人、例えば二人様子を撮影している初老の男性なんかだったらすごく羞恥心を煽られるようなことをさせられた、だろう

 という事で彼女らしい要求、例えば彼にお酌してもらったり、彼におつまみを食べさせてもらったり彼の膝の上に乗せてもらったり、彼に自分を抱きしめてもらったり…etc
 彼女としては大いに満足される内容だった…のだが、彼にとっては大問題であった

 彼、テツヤは自他共に認める『奥手で初心な男』である
 そんな彼が、少なからず好意を持つ女性に対してそんな行為をするとなると…

「え…ええと…」
「もしかして、てつやさんつまんないんですか?そんなんですかぁ?」

 このように混乱状態に陥り、動作が緩慢となってしまうのだ
 一応、きちんと行為は実行している(外野の野次が飛ぶからだが)のだが、その度に益々硬直化していくテツヤだった

「そ…そんなこと…」
「そうなんですね。ひどいですよぉ~、わたしといてもたいくつなんですねぇ~まぁったくぅ~」
 そしてそんな彼にまたもや不満を持つ彼女、酔っている為に感情の起伏が不安定になっているのだろう
 今は彼に抱きつきながら、そんな事を詰問するのである

 そしてまた妙で、彼には酷な事を閃き、実行に移すのだった
「これはばつゲームですねぇ~けっていです~。では~え~っとう~んと…そうだっ!
 ショーンふくちょう!あなたをしていしますっ!」
「!ほう…私が、ですかな?」

 状況の急変に、テツヤは大きく目を見開く
―…いやちょっと待てこのおっさんに任したらマズい所じゃないのでは…―
 周囲の空気も少し動揺を始めるのだった

「そ~で~す。なにかい~いばつゲームをおねがいしま~す」
「ままま待って下さいよレフィーn」
「だめですよぉ~てつやさぁ~ん、かんちょーめーれーですよー」
 停めようとしたテツヤの声も途中で遮り、押し切ろうとするレフィーナ

 そして…―
「では…テツヤ大尉、今から大声で現在好きな人を宣言しなさい」
「「!!??!!??」」

 とここで冒頭に戻るわけである

「て~つ~や~さ~ん~は~や~く~、いってくださいよぉ~」

―そんな事を言われても言えないものは言えませんよ!―
「あ~っと…その…」
 と心の片隅で思うことはあっても、それを口に出すことは適わず緊張と羞恥、そして恐怖からガチガチに固まっているテツヤである
 そんな彼の様子を尻目に、これらを酒の肴にした周囲の、引っ切り無しの野次が飛ぶ

―だぁーッ!嫌われたくないから言えないってーのにーッ!―
「むぅ~、じれったいですよぉ~」
 時折頭を掻き毟りながら苦悶するテツヤであったのだがその内に彼女の方が我慢できなくなったのであった

「もういいですっ!てつやさんのかわりにわたしがいっちゃいますっ!」
「!?」
 おおーっ!と周囲がどよめく中、うろたえるテツヤを放って置いてレフィーナは立ち上がる
 一方何故か焦りだすショーンがいたのだが、周囲の注目はレフィーナにあった

「レ、レフィーナさん!落ち着いて!」
「てつやさんはだまっててくださいっ!さてみなさ~んちゅうもくしてくださ~い!」
 そしてあろうことか、今まで『艦橋要員の集い』だけの内輪ネタだった筈なのが他の集団の注意をも惹きつけてしまう様な行動をとり始めたのだった


「わたし、れふぃ~な・えんふぃ~るどには~だぁ~いすきなひとがいまぁ~す!」
 益々もってどよめきが増す中、歓声も挙がっている
 他人の色恋話は格好のネタ、酒飲みも盛り上がるのだろう

 しかし、彼女の名誉の維持と、そしてそんな事は知りたくないという恐怖
 それによって形振り構うことはもう無いと決めたテツヤは、彼女を止めようと立ち上が―ることができなかった
 何故ならば、彼を抑え付ける二人の存在があったからだ

「エイタ!?それにユン伍長!?」
「だぁめでぇすよぉかんちょーだいりー、ばがしらけちゃうじゃないですか」
「そうですよ、それにいい機会なんですから、彼女の考えを知ることも大事ですよ」
「っちぃ、この酔っ払いが。それにユン伍長、ふざけて無いで放しなさい」
 暴れるテツヤと必死に取り押さえる二人、一方では着々と事態は進行していた


 観衆の視線を一身に浴びて、その催しのテンションは上がっていく

「そのひとはぁ~すっっっごいぼくねんじんでぇ~、(コクッ)
 わたしがひっっっしにあぷろ~ちしてるんですが、(コクッ)
 ぜ~んぜんきづいてくれませぇ~ん!」(コクン)
 景気付ける為なのか、彼女は一言毎に手に持ったグラスに口づけている
 そんな仕草であっても、今の聴衆にとっては盛り上がるネタでしかない

 飲み干したグラスに新しいのを注いで―
「だかりゃ!いまかりゃこのばでせんげんしちゃって!そのひとにいやでもきづいてもりゃいます!」
―また飲む

 一際大きい歓声と嬌声
 既に呂律が回らなくなっていっているのだが、本人は気づかずにまだ飲み続ける


「ちなみにぃ~このやりかたはぁ~
 わたしのたよりになるともだちにおしえてもりゃっちゃいましたぁ~」

 いいぞーッ!だとかナイスだー!だとかの声が挙がる中、吃驚しているのが一人
「えっ、嘘!レフィーナあんなヨタ話を!」
 ユンは唖然として力が一瞬抜ける

 その一瞬を逃さず、テツヤは拘束からの脱出を図る
 だが引き剥がしに成功して立ち上がろうとするも、またもや停められる
「かぁ~ん~ちょ~」
「ああ~ッ、いい加減にしろッ!エイタ!」
 酒気もあり、頭に血が上っている為にテツヤは暴力的手段の行使を考え始めていた


 そして周囲のテンションも上がりきり、
 レフィーナは手持ちのグラスの中身を全て飲み干し、ついに告白宣言を始めた!

「れはいきまひゅよぉ~わひゃしがしゅきなひりょはぁ~」

――のだが、今の一口が限界だったらしく一気に呂律がおかしくなり、
足腰もたどたどしくなり、頭をふらふらと揺らし始めた

 同時にやっとエイタを力づくで剥ぎ取り、今度こそ、と立ち上がりかけたテツヤは
今にも崩れ落ちそうなレフィーナを見つけて―

「しゅきな~…ひと~…は~…て…っ…y…」
 そのまま膝が崩れて倒れる所を、テツヤに抱きとめられるのであった


 テンションが爆調な会場を後にして、テツヤはレフィーナを背負って歩いていく
 その顔はどこかしらほっとしたようで、どこか残念そうな様子だった

「あなたが言おうとした人って、誰なんでしょうかねぇ~」
 そう呟くと、よいしょ、と彼女を持ち直し、歩き続ける

「あの場で、私のことが―っていうのは願望にも程があるでしょうね」
 とすこし自嘲じみた笑みを浮かべながら、彼は独り言を呟く

「でも、失恋した、と決定されなかっただけ良かったと思いますよ」
 真実を知らず、スレ違いのような思考を呟きながら、彼はふと背負う彼女の顔を見ようと首を傾げる

「おやすみなさい、レフィーナさん」

―…朧気な意識の中で、自分を持つのが彼だとわかると、彼女は思いを口に出していた
(うふふふふ…てつやさぁ~ん、だぁ~いすきですよ~…)
 その口はムニャムニャとしか動かなかったのだが、確かにそう言えたのだった…―

 さて、これからは後日談である

 その後眠ったレフィーナはテツヤの手によって医務室に送られた
 これはテツヤ本人の意思でもあるが、ショーンがすぐさまテツヤを指名したからである
 また、レフィーナを少なからず狙う、送り狼を遮断する目的だったのかもしれないが
 だれもショーンに訊ねなかった為に真相には触れられていない

 さらに、後のことではあるのだが
「自分の気持ちに気づき、自分から告白するようでないと、艦長は渡せませぬぞ」
 という独り言を聞いたという噂もあったが、そんな噂も何時の間にか聞こえなくなっていったそうだ

 一方、酔いから覚めたレフィーナの様子だが
「あれ、私何をしていましたっけ?」と、酔っていた時の記憶は全く無かった模様

 しかし、後に当時の様子を撮影、編集されたビデオをショーンを見せられた時に全てを思い出し
 ショーンのからかいの言葉を聞きつつ、恥ずかしさで身悶えしていたという

 ユンについては、
「もうあの娘にあの手のヨタ話を聞かせるのやめとく」という謎のコメントを残している

 エイタは
「なんだか顔に蒼痣があるんだけど、なんで?」という質問を同僚に話していたそうだ
 さらにしばらくの間、テツヤから地味にキツイ仕事を多く回されるようになったという話がある

 なお、テツヤについてだが
「あの時のことは話さない」との姿勢を全く崩さないでいる為にコメントを得ることが出来なかった


 最期に『そういえば、レフィーナ女史を医務室に送った時の、彼女を背負った感触は?』と訊ねたところ
 内心焦った様子で「ノ、ノーコメント!」と話していたことを記述しておく

                                ――とある艦橋要員の手記より――


147 :それも名無しだ :2007/03/26(月) 03:39:29 5q+gbUZM ?
私からは各職人の方々にGJ、とだけ言わせてもらおう。



148 :それも名無しだ :2007/03/26(月) 04:46:02 zJcGqOU0
ちょすげぇw
なにこの萌えSS祭り! みなさん超GJ!GJとしかいいようがないほど大量の萌え文章の嵐GJ!
酒から始まってここまでの祭りになるとは……テツレフィ怖ろしい萌え子たち!


149 :それも名無しだ :2007/03/26(月) 05:05:01 upUcg+sV
まさにGJ
興奮して寝られないから困る


150 :それも名無しだ :2007/03/26(月) 06:36:12 VM2FNgmx
何というSS祭り

縁日の達人

縁日の達人


投稿者 ko-he : 2007年04月12日 08:12 : スレ:艦長総合

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コメント

読んでると萌えステロールを摂取し過ぎてテカテカしちゃうなぁ、このスレw

投稿者 Anonymous : 2007年04月12日 23:24

まとめている時にニヤニヤが止まらない自分がキモいw

投稿者 こうへー : 2007年04月13日 00:45

こうへーさんのニヤニヤしてしまう気持ちがわかるww

やっぱイイわ、この二人(*´Д`)

投稿者 Anonymous : 2007年04月13日 08:33

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