アラドとゼオラたんって自室に入った途端にイチャイチャしてそうだよな。
注意:このエントリーは檄甘です
「もう・・・っ部屋に入ったらいつも・・・ん・・っなんでこうゆうこと・ぅ・するかなぁ。」
「そう言うなよ。ゼオラだって好きだろ?こーいうの。」
「ンン・・・性格まで変わっちゃうっ・・・んだからぁハ・・・アラド・・・っ。」
「アラド、私ね」
アラドが小さくうなずく。
「もう会えないと思ってた。もうお喋りすることも出来ないと思ってた。
だから・・・今すっごく幸せだよ・・・」
ゼオラがαナンバーズに入隊して5日が経った。
マザー・バンガードの一室に部屋を貰い、毎晩部屋を抜け出しては毎晩同じような会話をしに行く。
それだけで2人は至福の時を過ごせた。
乗組員全員にその事実が知られてることは内緒だ。
「な、なんだよ急にさ・・・その・・・しおらしくなっちゃって・・・」
「・・・外じゃ全然構ってくれないんだもん・・・ばかぁ・・・」
「悪かったよ・・・おいで、ゼオラ。」
「うん・・・ん・・・アラドに抱かれると安心するの・・・」
「アラドの背中・・・あったかいよ・・・」
「あ、いやその、ゼオラ・・・くっ付かれると、その、アレが」
「アレ?」
「なんつーか、ム、ムネが・・・」
「・・・イヤ?」
「へ!?あ、いやその・・・イヤ・・・じゃない・・」
「アラド・・・大好き・・・」
「は、はは・・・(こりゃ弱ったな・・・)」
「ねぇ、アラドは私のこと好き?」
「えぇっ!?いやっ、俺は・・・その・・・」
耳まで真っ赤になるアラド。ゼオラも幾分頬が紅潮しているが顔は大真面目だ。
「すっ・・・すぅ・・・」
「す・・・?」
「好き・・・だよ・・・?」
「もうっ!」
もどかしさからか、反射的に太ももをつねり上げてしまう。
「痛ててっ!痛いって!」
「ちゃんと言ってよぉ・・・私泣くわよ?」
アラドにしてみれば大問題だ。
互いに好かれあっていたのだが二人とも素直でなかったので、こういう状況が今まで無かったのだ。
ゼオラも然りなのだが、自分の気持ちに素直になるまでほとんど時間がかからなかった。
「好き・・・だよ・・・」
暫くの沈黙の後、突然アラドが言う。
ゼオラは満面の笑みで、
「えっ、もう一回言ってくれる?」、と言った。
「俺も・・・ゼ、ゼオラのこと・・・好きだよ」
「フフッ・・・私も大ぁい好き!」
(トホホ・・・この会話今日で3回目なのにまだ慣れないよ・・・)
はいはい、バカップルバカップル
166 名前:名無しさん@非公式ガイド :2003/04/09 21:15 ???
アラドきゅんがおイタをするたびに、ゼオラたんは彼のぷにぷにほっぺを引っ張ってるのですな
時々アラドきゅんが抵抗しようとしてはずみで彼女の胸に触れてしまって気まずい沈黙が流れたり
でも、拒絶されるのが怖くて「責任とって」と言えないゼオラたん(;´Д`)ハァハァ
176 名前:名無しさん@非公式ガイド :2003/04/10 00:41 ???
プシューッ!自動ドアが開く。
ゼオラがαナンバーズに入隊してから、ほぼ毎晩アラドの部屋に邪魔をしに行ってるのだが
どうしてもこの音にだけは慣れなかった。
深夜、皆が寝静まってるだけに何気ない音が響いてしまうのだ。
自室の入退室、アラド部屋の入退室で計4回ドキドキするのが好きでなかった。
誰かに見つかったら厳罰処分を受けるかもしれない。
それでも、アラドと話をする為、と思えばそれ位の障害は簡単に乗り越えられた。
「ア~ラド!お待たせっ!」
いつもの様にドアが閉まるのを確認してから抑え切れない声でアラドを呼ぶゼオラ。
しかし、返事は無かった。
「?」
少し戸惑い気味のゼオラの耳に聞こえてきたものは
「すーっ・・・スピーッ・・・・・・」
という小さな寝息だった。
昼間、上官のモンシアに絞られてしまい、疲れてゼオラを待ちきれず寝てしまっていたのだ。
(アラド寝ちゃってる。起こすの可哀想かな?・・・でも、ちょっと遊んじゃおっ!)
寝ているアラドの元に近づくゼオラ。
相変わらず小さな寝息をたてて寝ているのだが、自分が今から玩具にされることは知る由もない。
(可愛い・・・柔かそうなほっぺだな)
思うと同時に既に指で突いていた。
(やんっ!プニッってしてる!ドキドキしちゃうよぉ・・・)
顔を近づけ、改めて自分の思っている人の顔を眺める。
その時だった。
「んっ・・・ゼオラおは」
「!」
アラドが起き、目覚めの挨拶を言おうとしたのだが最後まで言うことは出来なかった。
唇と唇が触れ言葉は遮られた。
思わず反射的に後ずさってしまうゼオラ。
鼓動が早い。アラドに聞こえてるんじゃないだろうか?
暫くの沈黙が流れる。少し気まずい感じもした。
「ご・・・ごめんっ・・・」
沈黙を破ったのはアラドだった。
「わ、私も・・・ごめん・・・」
すぐにゼオラも言い返す。だが、お互いに目を合わすこともできない。
何度も互いに好きであることを告白しあったのに、手もつないでいなかったしキスもまだだった。
スクールという特殊な環境で長い時間を過ごしすぎた為に、
他人よりも少し進むのが遅かったのかもしれない。
「今日はごめんね・・・私、部屋に戻るよ・・・」
小走りで入り口に向かうゼオラ。自動ドアが元気良くプシューッ!と音をたて開いた。
「待って、ゼオラ!」
それと同時にアラドが言う。ゼオラは声を受けて立ち止まったが振り返ることができない。
また沈黙が流れる。
しかし、自動ドアの前でうつむくゼオラにはこの沈黙を破る術は無かった。
この沈黙を破ったのもアラドだった。
「その・・・何ていうかさ。今までこういうことから逃げてた・・・ってのとは違うな・・・
えぇっと・・・俺はゼオラのこと好きで、ゼオラも俺のこと好きなわけで・・・
だから別に事故ってわけじゃなくて、自然な流れがあって・・・」
「ぷっ、ふふっ・・・」
思わず吹き出してしまったゼオラ。
「ははっ、何それアラド。何の説明にもなって無いじゃん!」
「あはははっ、そうだよね!俺変だったかな!」
張り詰めてた空気が軽くなった。2人の顔に笑顔が戻る。
「ありがとうアラド・・・私、嬉しいよ・・・」
「あのさ、ゼオラ。今更なんだけど・・・もう一回、ちゃんとしたいよ」
「えっ、何を?」
意地悪する気も必要も無かったのだがとっさに聞き返してしまった。
すぐに自分の失敗に気づいたゼオラだったが、アラドは続けてくれた。
「その・・・キッ、キス・・・」
真っ赤な顔になって告白するアラド。
「うん・・・いいよ・・・」
言われてすぐに肩に手をかけた。だが見つめ合ってばかりで先に進めない。
「ごめん、目、つぶってくれる?ちょっと恥ずかしいわ・・・」
「んっ・・・」
ゼオラが目をつぶる。決心がついたのか、アラドは顔を近づけた。
そして唇が優しく触れた。
ずっと続くような長い時間が過ぎた。
「・・・ぷはっ・・・」
2人の唇が離れる。
ゼオラが目を開けるとアラドと目が合った。少し気恥ずかしくなって2人は照れ笑いを浮かべる。
今度は肩に手を回し、キュッと抱き寄せた。もちろん抱擁も初めてだった。
「大好きだよ、アラド・・・」
第二次α時代のゼオアラはラヴいな
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