【プニプニ】ゼオラタン萌えスレ3【たぶるんっ】
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アラドと再会出来たゼオラは勢い余ってアラドの部屋に向かうが…
149 名前:アラ ゼオ イル :2003/06/18 02:51 xlZ5rtv/
始めはただ、アラドと再会できた事の嬉しさの余りに舞い上がってしまい、夜更けだと言うのにアラドの部屋まで来てしまったのが原因であった。
しかし、いざドアの前に立った途端、これから自分がしようとしている事に気がつき、ゼオラは真っ赤になって顔を覆った。
コレでは他人からして見れば夜這いの他何でもない。
「でも、やましい事なんてするつもり無いんだし、あの子がココでどんな生活をしていたのかだって気になるし……」
誰にする訳でもない言い訳をして、ゼオラはアラドの部屋のドアを開けようとした。
「ふ……あぁ……」
ふとドコからか擦れた声がして、ゼオラは飛び跳ねそうになった。
慌てて辺りを見回しても、当然誰も居ない。
バクバクと緊張する豊かな胸を抑え、深呼吸する。
「アラド……、あ、あん……」
「――ッ!?」
ゼオラは一瞬自分の耳を疑った。
アラドの部屋から、女の子の声が聞こえた――。
唐突に浮かんだ想像を打ち消すように、ゼオラは耳を済ませて聞き耳を立て、1分ほど部屋の中から聞こえる音に全神経を集中させ――
――後悔した。
想像が現実だったと証明されたショックと、ついさっきまで自分に歯の浮くような台詞を言っておいて自分以外の女の子とアラドが体を重ねているショック、
そしてその相手が虫も殺せぬ顔をした幼女であるイルイであったショック。
アラドは何時からあんな貧乳……もとい、洗濯板で満足できるようになったのであろうか?
151 名前:アラ ゼオ イル :2003/06/18 02:54 xlZ5rtv/
いや、それ以前にアラドがイルイを誘ったのであろうか?
ショックの余りに我を失ったゼオラの妄想は加速していく。
話に聞いていた限りでは、イルイとアラドの出会いは単なる偶然で、逃げ送れたイルイを偶然アラドが救出したというものだ。
ならば立場としてはアラドの方が上、つまり、アラドが命を助けた事をネタにイルイにこんな事を強要している事となる。
だったら許せない。しかし、あの気の弱いアラドがそんな事を言えるだろうか?
スクール時代から一緒に過ごしている自分がそういう事は一番理解している。まずアラドにそんな度胸はない。
ならば関係を迫っているのはイルイの方か!?確かに、気の弱いアラドの事だ、いくら貧乳とは言え、裸の女の子に迫られたら何も言えずに受けに回ってしまうだろう。
……ん?アラドが受け側?あのホッペをプニプニされながら、イルイと肌と肌を重ねていると言うのか……。
悪いのはイルイ?うん、間違いない、あの子だ。あの子がアラドを誘惑するからいけないのだ。よし、ならばアラドを救出しよう!!
余りに長い妄想に区切りをつけたゼオラの目には決意の炎が揺らいでいた。
最初にこのドアの前に立った時の保守的な態度はドコへやら、真実も知らない状態で悪役に仕立て上げたイルイに対する怒りが燃え盛っている。
「アラド!! イルイ!! そこまでよ!!」
バァーン!!とでもドアを蹴破りそうな勢いで部屋に飛び込んだゼオラが見たものは、ホッペをプニプニされているアラドと、手を後ろに縛られてアラドの上に裸で座らされているイルイ。
そして、アラドのホッペを満面の笑みでつついているヴィレッタであった。
152 名前:アラ ゼオ イル :2003/06/18 03:04 xlZ5rtv/
「……(パクパク)」
開いた口がふさがらないとはこういう事か。
予想していた通りの状態の、受けアラド。
ズボンは下ろされ、イルイと合体はしているものの、それ以上にホッペをつつかれる度に息を荒げているのが気にかかる。
次にイルイ。正直スマンかった。
この様子からして君はヴィレ姐の被害者みたいだ。もう何も言うまい、スマンかった。
最後に、予想だにしなかったヴィレッタさん。
妖艶な笑みを浮かべ、ひたすらアラドのホッペをプニプニしている。
(何でこの人がこんな所に?)
ゼオラは半ば放心したままその異様な光景を見つめていた。
そのときのゼオラに確かにいえる事は、アラドが異様にホッペの刺激に対して敏感であったことくらいである。
(終われ)
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