スーパーロボット大戦OGで萌えるスレ その137
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678 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/03/04(日) 17:35:28 ds8eSoTu
「艦長、少し良いですかな?」
「あ、副長。どうしましたか?」
ショーンは、通路を歩いているレフィーナを見かけ、声をかけた。
ショーンは何やら、それほど大きくない白い箱を、傾けないように両手で平行を保つように持っている。
「これを」
その箱の中身を、レフィーナに見せた。
「わ、かわいい。どうしたんですか、この置物」
レフィーナが嬉しそうな声をあげる。
箱の中には、犬、猫、鳥など、動物を象った白い小さな置物がいくつも入っている。
「置物ではございません。飴細工です」
「飴細工?」
「はい。ご存じないですか?日本のお祭りの夜店などでよく見かけるものですが」
「あー……私、日本人じゃないので……というか副長こそ、なんでそんなこと知ってるんですか」
平然と言うショーンに、困りながらも笑顔で答えるレフィーナ。
「でも、飴細工だと、それこそどうしたんですか?」
「いえ、ホワイトデーが近いですからな」
「え?」
「先月のバレンタインデーに私もチョコレートをいただきましたので、そのお礼です」
「副長……」
「さあ、どれでもお好きなものをお選びください」
「え?ああ、どれかひとつですね」
少しだけがっかりしながらも、「当たり前か」と思うレフィーナ。
艦長のレフィーナがバレンタインデーにクルー男子にチョコを配り歩いたように、副長のショーンがクルー女子に
お返しの飴を配り歩いても不思議は無いだろう。
「ん~と……それでは、これを」
レフィーナはしばらく迷った後、白い猫の飴細工を手に取った。
「ほう、艦長は猫がお好きですか」
「ええ、それはもう。シロちゃんクロちゃんを持って帰りたいくらいです」
嬉しそうに、風の魔装機神を駆る少年のファミリアの名前を挙げるレフィーナ。
「それはそれは、それでしたら、次にあの猫たちに会ったら伝えておきましょう。『レフィーナ艦長に近づくと食べられるぞ』と」
「……もう!副長、どうしてそんな意地悪なこと言うんですか!?」
「ほっほっほ。私は飴を配って回っている最中ですので、これで失礼します」
簡単に乗せられるレフィーナを微笑ましそうに見、挨拶するショーン。
「……人の恋路を邪魔する趣味も、持ち合わせてはおりませんので」
「え?」
「それでは」
疑問顔のレフィーナの横を歩いて言ってしまうショーン。
――ショーンの背後、通路の角を曲がった所に立っている男……飴と、ぬいぐるみの入った袋を抱えて立っている
テツヤがその後にどうしたのかは――また別の話。
思いつきで書いたが謝らない。
白い日まであと10日だ。
思いつきでまとめたが謝らない。
白い日からあという間に20日たっただ。
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コメント
逆に考えるんだ、来年度のをリハしたと考えr(ry
投稿者 雷精 : 2007年04月04日 10:06