2007年03月08日
 ■  お兄ちゃんジョッシュと弟ラリアー

スーパーロボット大戦OGで萌えるスレ その128
http://game11.2ch.net/test/read.cgi/pokechara/1170430605/l50


前回の続き


593 :うほっ注意 :2007/02/04(日) 23:24:10 PYytt5jg
 一日が終わり、再び南極に夜が来る。ジョシュア=ラドクリフの傍らには
またもラリアーが寄り添うようにして、眠っていた。
(なんでまたこんなことに……)
二日連続である。流石にジョシュアも疑った。わざとなのでは、と。
「……ラリアー」
「……」
返事は無い。しかし彼の整った顔がピクリと反応したのを、ジョシュアは見逃さなかった。
「おい、ラリアー」
肩を揺する。ラリアーはわざとらしく寝返りを打ち、ベッドに顔をうずめた。
「……それならこっちにも考えがあるぞ」
言うとジョシュアは彼の脇の下に手を伸ばした。
「ひゃうっ!」
突然ジョシュアに脇をくすぐられ、彼の体がビクンと跳ねる。
「や、やぁっ! やめてくださいっ!」
たまらず身を捩らせ、逃れるラリアーにジョシュアはすかさず聞いた。
「なんのつもりだ?」
「あっ……」
彼の表情が凍りつく。ジョシュアが相当に険しい顔をしていた為だろう。
「すみません……」
俯くラリアー。しまった、と思いジョシュアは間髪入れずにフォローを入れる。
「いや、別に責めちゃいないさ。ただ、理由を聞きたいんだ」
それでもしばらく俯いていたラリアーだったが、やがて口を開いた。
「嫌なんです……ティスやデスピニスと一緒に寝るのが」
「……そうか」
ジョシュアはそれだけで大体のことを察した。ジョシュアにもそんな頃があった。

 かつてジョシュアは、自分だけ女性用の宿舎で寝かされているのが嫌で
屈強な男達の眠るタコ部屋に潜り込んだことがあった。もっともジョシュアはそこで『大歓迎』を受けたのだが。

「お願いします! ここで寝かせて下さい!」
幼き日の思い出に浸っていたジョシュアは、ラリアーの声で南極に引き戻された。
「そんなこと言われてもな……」
今でこそ不在であるものの、普段はラキと共有しているジョシュアのベッドである。
スペース的な問題もあるが、それ以上に重大な問題もある。
「このままじゃ僕は強くなれない……いつまでたっても!」
とはいえ彼の気持ちもよくわかる。「焦ることはない」と言った所で彼は納得できないだろう。
ジョシュアは溜息を吐いた。
「ラキが帰って来るまでだぞ?」
ラリアーの顔に忽ち笑顔が浮かぶ。擬音で現すなら「パァッ」と言った所か。
やはり子供だな、とジョシュアは思った。

 後日ジョシュアは帰って来たラキに
「ジョシュアは浮気中か?」
と真顔で尋ねられることになるのだが、それはまた別の話。




595 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/04(日) 23:51:13 7uTlZPk1
>>593
どこにウホがあるのかわからない私は染まってしまったのでしょうか

GJ


594 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/04(日) 23:48:46 wATE9nIa
嫉妬を覚えるラキラキきぼん



602 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/05(月) 00:02:58 Yp6w0RvR
>>594
新しい精神コマンドかと思ったよ『嫉妬』



596 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/04(日) 23:54:07 btKwpbcv
ラキ「ふとんからジョシュア以外のニオイがする…」



597 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/04(日) 23:55:33 wATE9nIa
ラキ「!?あのの匂いがする・・・」



598 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/04(日) 23:57:08 eqJ+jNIK
>>595
よう、俺

>>594
今まで真顔でしか言えなかったのがふくれっ面になりながら
言うよーになるんですね?なるんですねぇ?



600 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/04(日) 23:59:33 iEAC1tKw
※捏造カプ(?)注意


>>594
ジョシュアがラリアーに対して抱いてしまった『そういう』感情をモロに共有してしまい、ラリアーが可愛くて可愛くて仕方なくなってしまったラキラキ

っていうような逆パターンもアリじゃないかな?ダメ?ww

ラキ「ラリアー、布団を敷こう。な?(抱き抱きすりすり)」
ラリアー「(お義姉ちゃんだけは・・・・ラキお義姉ちゃんだけは『安全』だと思ってたのに・・・・orz)」

その光景をみて羨ましいから乱入して一緒にスリスリするデスピニスとティスを所望





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601 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/05(月) 00:00:33 IEojJioB
個人的には一日以上二人が離れてる事に衝撃・・・
脳内ラキは一時間別行動しただけで、迷子のように情緒不安定になってジョシュアを捜して飛び付くようなイメージが・・・



603 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/05(月) 00:03:16 pWj1A6VL
>>601
(・∀・)9mそれだ!!


605 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/05(月) 00:03:24 f6DDEggC
>>601
それで良いんじゃね?
ラキはジョッシュと一緒に居られる時間が短いんだからそのぐらいは許されるだろう。
短い分たっぷり甘えれば良いさ。



606 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/05(月) 00:04:43 btKwpbcv
>>601
ラキ「ジョシュア、1時間以上私から半径200㍍を越えて離れるなよ」
リム「それを破るとどうなるの?」
ラキ「私にも分からない事が私に起こる」



607 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/05(月) 00:06:17 Pgkfxr2T
助手「ふぅ……まったく、なんだってこんな時に呼び出すかな……」
ラキ「おかえり」
助手「ん、ああ、ただいま。て、ずっとハンガーで待ってたのか?」
ラキ「見送ったときからになるから、ほんの三時間ほどだ」
助手「お前、手冷たいぞ」
ラキ「寒いのには慣れてる。気にするな」
助手「あんまり心配させるな。中で待ってれば良かったんだ」
ラキ「すまない……何をしていいか、わからなかった」
助手「悪かったよ。連れてくべきだったな」
ラキ「……一人で過ごせるようになっておくべきだろうか」
助手「ゆっくりでいいさ。近くに居るのは、嫌じゃない」
ラキ「私もだ」



609 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/05(月) 00:11:13 LHLgnv89
ラキ「だが、やはり寒いな」
助手「え?」
ぎゅ・・・
助手「お、おいラキ」
ラキ「しばらく・・・こうしていたいんだ」
助手「・・・・そうか」

こうですか(ry



614 :ラキは暑がりだと思う。いやむしろ暑がりであってく(ry :2007/02/05(月) 00:18:31 QTnLAM4O
>>609
−−−2分後−−−

ラキ「・・・・駄目だな。ずっとこのままだとさすがに暑い(ふーっ、と溜め息をつきながら離れる)」

助手「え、ええーーーーーッ!?(ガビーン)」


萌えつつもすぐさまこんな光景を思い浮かべてしまった俺は、もはや人として駄目なのかもしれない。



613 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/05(月) 00:17:21 IEojJioB
目をウルウルさせて、キョロキョロして、帰ってきたジョシュに飛び付いて、仲間に非常に見てられないから離れるなと、懇願される光景が・・・・
ああゆう空気は真面で気まずいんだよな・・・子供から目を離さないでくれよ親ってな・・・・
大きな声で泣けばいいのに声ださないで泣かれるのはキツいんだよな・・・あんな感じのラキ。
書いてて何だが・・・すごい不安になってきた・・・・二人を離すの、やめない?



620 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/05(月) 00:38:50 l4OIQ3h1
>>613
……うん、その、なんだ……

ジョシュアの馬鹿野郎、ラキから離れてんじゃねえよ(´Д⊂ヽ



616 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/05(月) 00:20:28 z/jvtUJw
ティス「こらージョシュア!あたしたちとも遊べー!」
デスピニス「私たちも一緒に遊びたい…」
ジョシュア「よし分かった。じゃあ皆で長縄やるか!」
テ・ラ・デ「ワーイ!ナガナワー!」


617 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/05(月) 00:21:39 LHLgnv89
ナガナワー
「なんで俺が…。 」



622 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/05(月) 00:46:24 dWcj9p4i
あれだ。
新しく子供が産まれるときいてすごい楽しみだったが、産まれてみたら父母双方赤ちゃんにつきっきりで
自分よりも赤ちゃんのが大切なんだ、って寂しい思いをするという、そういうのに似た体験をしてるんだ、ラキは。



627 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/05(月) 01:01:08 hkmr1vqr
>>593
GJです。

ウホってかあれだな。BLとは微妙に違うけど、
女性向けな漫画の「美形のお兄さんが小さい男の子といちゃつく話」に
微妙に近い気が。

そういうジャンルの漫画を知っている俺はどうかと思うが、>>593はそこまでアレゲな話じゃないので、
個人的にはGJだ。

そういうほのぼの和みネタはイエスだね


638 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/05(月) 01:41:21 1udpk+/L
>>613
>>622
悪かった…俺が悪かった…OTL


「ジョシュアは浮気していたのか?」
一週間振りのラキの第一声はそれだった。
「いや、別にそんなことはしてないけど……」
「そんなはずはない。三日前に、ジョシュアから妙な感情が流れてくるのを感じた」
三日前。初めてラリアーがジョシュアのベッドに潜り込んで来た日である。
「うっ……」
ジョシュアは言葉に詰まった。確かに、あの時ジョシュアはそういった感情を抱き掛けていた。
気の迷いとはいえ、あの時ラリアーの寝言を聞かなければ、どうなっていたかは分からない。
「素直に吐け。ネタは上がっているのだ」
ラキがテレビの影響をもろに受けた言葉で問い詰める。
「田舎のお袋さんが泣いているぞ」
検査の無い時は刑事ドラマでも見ていたのだろうか。たった一人で。
そう思うとジョシュアは胸が苦しくなった。ラキが孤独に耐えていた時に、自分は何をしていたのか。
「ごめん」
ジョシュアは深々と頭を下げていた。
「俺、ラキがいない間一度だけ…一度だけ浮気してた」
ラキは一瞬驚いたような顔をし、そして口を開いた。
「許す」
「えっ?」
ジョシュアは顔を上げる。ラキは笑っていた。
「ジョシュアは間違えてしまったのだろう?」
「間違いって言えば間違いだけど……」
「私もたくさん間違えた。けどジョシュアはいつも許してくれた。だから私も、許す」
ラキが胸を張った。いつもジョシュアにされていることを
逆にジョシュアにしてやれたことを、心底喜んでいる様子だった。
「ラキ……ごめん」
それが逆にいじらしく、また申し訳なく思えて、ジョシュアは再び頭を下げた。
「だから許すと言っているだろう」
ラキが不機嫌そうな顔をする。しかしすぐに微笑みを浮かべて言った。
「間違いは、繰り返さないようにすればいいのだ。いつも言っているだろう?」
ジョシュアは呆気に取られた。ラキは得意気に笑っている。
つい釣られてジョシュアまで笑ってしまいそうな笑顔だった。
「ああ、そうだな。誓うよ。もう二度と浮気はしないって」

その夜、ついいつもの癖でジョシュアの部屋に行ったラリアーが
ついぞ聞いたことのない情感たっぷりなラキの声を聞いて
顔を真っ赤にして回れ右をしたのはまた別の話。


639 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/05(月) 01:48:10 f6DDEggC
>>638
GJ!



650 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/05(月) 02:39:38 b/xtcuM/
なんとなく南極の大家族の朝の風景に突撃レポートするという電波が。

助手「おーい、みんな起きろー!学校に遅刻するぞー!」

リム「う、う〜ん…お兄ちゃ〜ん…」
ティス「むぅ〜あと五分〜」
デスピニス「私、低血圧で朝は弱いの…」
ウンブラ「すぅすぅ…」
ラキ「ジョシュア、男女の間には寝覚めの挨拶というものがあるそうだが…」
助手「…何を吹き込まれたのか知らないが、全員早く起きて朝食を食べないと遅刻だぞ。
   ほら、ラリアーを見ろ。もうちゃんと起きて着替えて歯も磨いてるんだぞ。まったく…」

10分後 食卓

完璧「やぁ、グッドモーニング。私のかわいい子供達」
助手「親父。飯を食いながら新聞を読むのはよせ。子供の教育上悪い」
完璧「まぁまぁ、堅いこと言うなって。母さん、お代わり」
過ち「はい、あなた」
デスピニス「ところで今日の味噌汁やけ甘いわね。色も赤いし」
リム「そぅ?私はすごくおいしいと思うけど」
助手「この味は…義母さん、もしかして今度は味噌とジャムを間違えたのか?」
過ち「あぁ…ごめんなさい…」
完璧「気にするな母さん。一応食えるだけ前より進歩しているぞ。次からも色々な料理に挑戦してみなさい」
過ち「は、はい…頑張ります…」
助手(やはり、明日から俺も食事の手伝いをしなければ…)
ラキ「ジョシュア、醤油とってくれ」
助手「手を伸ばせば届くだろ。自分でとれ」
ラキ「ジョシュアにとってほしいのだが…」
助手「しかたがないな…ほら」
ラキ「ん、すまないジョシュア」
ティス「ヒューヒュー!朝から熱いねぇ」
リム(ゴゴゴゴゴゴゴゴ………)バキッ
ラリアー「うわ、お箸が砕けた」
助手「こら、茶化すな」
完璧「今日も朝からいい負の感情だ。母さん、お代わり」
過ち「はい」
助手「こら、働いていない奴がそんなに食うな!」
完璧「何を言うか。毎日公園のブランコに座りながら、世界を負の感情で埋め尽くすには
    どうすればいいか考えるという崇高な仕事があるだろうが」
助手「それを世間一般では無職というんだ。頼むから定職についてくれ」
完璧「そんなことより、そろそろみんな家を出る時間じゃないのか?母さん、お茶」
助手「く…この話は帰ったらもう一度するからな」

助手「じゃあ、いってきます」
子供達「いってきまーす」
過ち「いってらっしゃい。さて、これからお皿洗いにお洗濯にお掃除にお買い物…」
助手(神様…家事で大事に至るようなことがありませんように…)
 
 
 
 

ようこそぼくのおとうと

ようこそぼくのおとうと


投稿者 ko-he : 2007年03月08日 08:03 : OG萌えスレ126-130

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コメント

スレの皆にありがとうといいたい。いいもん見せてもらいました。

・・・ところで「もっともジョシュアはそこで『大歓迎』を受けたのだが。」に
ウホッを感じてしまったのは俺だけ・・・なの・・・か?

投稿者 あきみず@助手愛 : 2007年03月08日 13:06

さすが助手だ!その兄さんっぷりに痺れる憧れるぅ!!

投稿者 Anonymous : 2007年03月08日 22:06

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