カティア萌えスレ 新婚5日目
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カティア萌えスレ:スーパーロボット大戦J三人娘の一人カティア=グリニャール、愛称はカティア。
まじめな性格で三人娘のリーダー格である。当初伸びが悪かったのだがSS職人達が集結し
日々甘酸っぱいSSがマスで量り、荷車に積むほど投函されている。とてもハイレベルなスレで
雑談よりもSSが重視されている模様
823 :それも名無しだ :2006/10/22(日) 22:36:46 jOlGewcY
「ご主人様〜、起きて下さい、ご主人様」
誰かが俺を呼ぶ声がする。
「ご主人様、朝ですよ」
そうか、もう朝なのか。 起きるのは名残惜しいが、今日もバイトがある。 そんな訳でベットから上半身を起こす。
「おはようございます、ご主人様」
メイドが俺に挨拶をする。
「ああ、おはよう・・・・・」
そこで、なにか頭に引っ掛かった。
紫雲統夜の頭は次第に覚醒していき・・・・・。
「・・・・・・・・・・カティア?」
「はい、カティアですよ。 ご主人様♪」
日曜日の朝七時の住宅街の一角から、素っ頓狂な声が鳴り響いた。
「なっ、なんでそんな服着てるんだよ!」
「あれ、似合いませんでしたか? クラスの皆は似合うって言ってたのに」
そう言って自分の体をきょろきょろと見渡す我がハニー。
「そういう事聞いてるんじゃない! なんでカティアがメイド服なんて着てるんだよ?!」
「実は・・・・・」
「カティアちゃん、衣装出来たから着てみて」
文化祭の準備に明け暮れる二年四組で料理の試作品を作っては食べ、作っては食べを繰り返していたカティアを裁縫係の女の子が呼んだ。
「はーい。 ・・・・・って! これって・・・・」
「メイド服よ」
「そうじゃなくって! 私の衣装って・・・・これ?」
「これ」
断言され、カティアはもう一度自分用の衣装を眺める。
上から下まで、見事にメイド。 ご丁寧にカチューシャや靴まで用意されていた。
「なんで私が?!」
「私が言ったのよ」
【現場監督】と書かれた鉢巻を頭に括り付けたかなめが言った。
「千鳥さん?!」
「大丈夫よ。 カティアちゃん以外にも何人かにはメイドやってもらうから」
「そういう問題じゃありません! なんで高校の喫茶店でメイドが出てくるんですか!」
カティアがかなめに向かって抗議の声を上げると「じゃあ、メイド喫茶以上の企画、ある?」と言い返された。
「うっ・・・・」
カティアはそんなことを言われても、アイディアなんてなかった。 そもそも、文化祭自体が人生で初めてなのだ。 そんな人間に企画が出せるわけがない。
「どうしても・・・・・・どうしても7組に勝たなきゃ駄目なの。 それにはメイド喫茶しかないわ」
かなめは手にもったメガホンをクシャリと握りつぶした。
なんでも、七組が四組の企画を駄目にしようと画策していたらしい。
それに対してかなめが本気でキレたのだ。
「ちっ、ちなみに7組はなにを?」
7組といえばテニアがいるクラスだ。 カティアが本人に聞いてもなにも教えてくれなかったが。
「アニマル喫茶だそうよ」
そう言われて、カティアの頭の中で動物の着ぐるみを着たテニアが料理を運ぶ姿が思い浮かんだ。
「・・・・・なんか、メイド喫茶じゃなくても勝てそうな気がするんですけど」
「多分、カティアちゃんが考えてるのとは違う。 とにかく! カティアちゃんはメイドなの!」
「誰が決めたんですか?!」
「アタシよ、アタシ! いいから脱いで、コレを着なさい!」
キシャー! といわんばかりにかなめがカティアの服を脱がす。
「や、やめてください! 男子が居るんですよ!?」
「出て行きなさい、今すぐ!!」
その獣じみた顔を教室にいた男子に向けると、一目散に女子すらいなくなった。
それから数分後、カティアは自分を抱きしめていた。
「うぅ・・・・統夜にだって見せてないのに・・・・・」
統夜、私汚されちゃった。 と言うカティアにかなめは少しやりすぎたかと反省していた。
「ほっ、ほら! とにかく鏡みてよ。 似合ってるよ?」
そういって鏡の前にカティアを立たせる。
「・・・・・・・」
「どう?」
かなめに言われて「結構いいかも」と呟いた。
このとき、かなめの目がやけに危なげな色を孕んでいた事は、この際置いておく。
「そうだ。 この服着て、統夜君を『ご主人様』って呼んであげなよ。 きっと喜ぶよ」
「本当ですか?」
レイプ同然に服を脱がされ、傷心モードに入っていた、一心に統夜が好きなカティアにその言葉の効果はばつぐんだった。
「・・・・・・こういう訳で、千鳥さんにこの服を借りてきたんです」
「・・・・・OK、事情はわかった」
痛む頭を抑える。
「で、どうですか?」
カティアが身を乗り出して聞いてくる。
「・・・・・・・・」
なんと言えばいいのかわからない。 可愛い? 似合ってる? 綺麗?
ラフトクランズで数々の戦いを乗り越えてきた統夜ですら、この戦いは勝利できそうになかった。
考えて、考え抜いた上で覚悟を決める。
「————」
俺のその言葉にカティアメイドは満面の笑みと共に俺の胸に飛び込んできた。
>>818がカティアに『ご主人様』なんて呼ばせるから電波が飛んできてしまったではないか!
ちなみにこの後テニア編が始まるのか、始まらないのか。
それは諸君がどれだけ電波を送ってくれるかにかかっているのでよろしく。
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カティア萌えスレ 新婚6日目
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38 :それも名無しだ :2006/10/24(火) 21:26:41 uEt8J+1J
メイドカティア事件の次の日、さらなる衝撃が俺を襲った。
とりあえず、カティアには普通に起こしてくれればいい、と釘を打っておいた。
平穏無事に起きれる、そう思って瞼を閉じた。
・・・・・・・・甘かった。
鳥のさえずりが聞こえる。
今日も今日とで素晴らしい朝がやってきた。
今日は土曜日だが、文化祭の準備があるのでいつも通りの時間に起きなくてはならないのだ。
「んーーー! よく寝た」
大きく伸びをして、両手を体の横に下ろす。
ムギュ。
「・・・・・・・ムギュ?」
「ん・・・・駄目だよ、統夜ぁ・・・・・」
そこにいたのは我が紫雲家居候の一人、破天荒テニアであった。
全体的に赤いネコ耳、ネコ尻尾を着けていた。また、肌を露出していて、どこぞの「ゆるさないっちゃ」な雷娘のコスプレに酷似して・・・・・って!
「うわあああああああああああああ!!!!!!」
紫雲統夜、二日連続の叫び声をあげた。
「いやー、だってほら。 昨日はカティアがメイドで統夜を起こしたじゃにゃい? だったらアタシもと思ったわけよ」
俺の部屋の床に正座させられているテニアが笑点の役者さんみたいに上半身を駆使して説明しようとする。
「私は統夜を起こしただけです! なんで貴女は統夜のベットの中に入っているのですか!?」
カティアは腰に手を当ててカンカンになって怒っている。
ちなみに俺の頭の上には俺の悲鳴を聞きつけて入ってきて、勘違いしたカティアによってつくれらたタンコブが自己主張している。
「それがさー。 アタシって朝起きるの苦手じゃん。 だから昨日の内にベッドに入って・・・・・」
「「昨日?!」」俺とカティア、二人の声が重なる。
「そういえば寝苦しかった・・・・・」
「て、て、て・・・・・・」
「て?」
「テニア—————————!!」
カティアが大声で叫ぶ。
「アンタって子は・・・・・・アンタって子は・・・・・」
肩をぷるぷると震わせるカティアさん。
「でも、カティアだってズルいよ。 あっ、ところで統夜。 アタシのはどうだった?」
「へ?」
「へ、じゃなくて。 アタシのコスチュームはどうだった? 似合ってた?」
似合ってたといえば、似合ってた。
いや、それが奥さん。 昨日のメイドカティアもよかったけど、こっちはこっちで健康美というか、なんというか・・・・・。
「いや・・・・似合ってたぞ?」
やったー! と喜ぶテニアと、それを悔しそうに眺めるカティア。
そこでふと思ってしまう。
ネココスチュームを着たカティア。
・・・・・まずい、似合っている。
——おはようございます、ご主人様
朝日差し込む部屋で起こしてくれるカティア。
——おはよーにゃ、とうやぁ
顔を舐めて起こすネコカティア。
頭の中では二つのカティア改造計画がうねりを上げて練り上げられていった。
「! ふーん・・・・・」
そんなんだから、テニアの子悪魔的笑顔に気がつかなかったのだ。
そんなかんなで、とりあえず文化祭の準備にとりかかった。
途中、カティアがテニアに呼ばれてどこかに連れて行かれたが、あまり気にならなかった。
それよりも、それに同伴した千鳥さん以下四組被服係とテニア以下七組被服係が四組に帰ってきたときに
「これはコスプレの革命や! コスプレという概念を根底から覆す作品やで!!」
と、わけのわからない事を叫んでいたが、その作品をまさか自分の部屋で鑑賞する事になろうとは、夢にも思わなんだ。
で、そのまた次の日の日曜日。
次はメルアか、と思いメルアには既に手を打っておいた。
チョコレート3枚で朝に奇襲をかけるのをやめるように交渉しておいたのだ。
しかし・・・・・・。
「ご主人様、起きて下さいにゃー」
目の前にいるカオスはいったいなんなのか。
確かに、夢の中で依然決着のつかない「メイドカティアVSネコカティア」の論争を繰り広げていた。
しかし、目の前にいる存在はその論争を根本からひっくり返した。
なぜなら———。
「カティア。 なんなんだ、その衣装は」
「——仕方がないじゃないですか。 着ちゃったらやるとこまでやらなきゃ」
ネコメイド・カティアが我が紫雲家、元客間の統夜’sルームに降臨していた。
話は昨日にさかのぼる。
「ねぇ、テニア。 いったいなにをするの?」
被服室に連れて来られたカティアは七組の女子と四組の女子の口論を見つつ、テニアに話し掛ける。
——だから、ここで清純さを・・・・
——いや、そこはエロスをほどほどに盛り込んで・・・・
——なるほど。 でも、そこはこーやって・・・・・
——なんと! その手があったか・・・・・
なにか、かなり怪しい事をしていた。
それから数分後、カティアの寸法を測りつつ、なにかの服を作り出す四組七組女子連合。
そのまた数十分後、被服室に悲鳴、奇声があがった。
「やめてください! テニア、助けて!」
「カティア、これもアンタの為なんだよ」
「さー、カティアちゃん? いい子だから大人しくしようねー、ゲヘヘヘヘ」
「ゲヘへって! きゃあーーー!」
連合軍によってカティアの身包みは剥がされ、代わりになにかの衣装をカティアに着せた。
数分後。
「うう・・・・・統夜ぁ、私、私・・・・・また汚されちゃいました・・・・・」
「うーん。 またやりすぎちゃったからな・・・・・」
「ちょっと罪悪感。 で、でもカティア。 その衣装、似合ってるって」
カティアの衣装はそれこそコスプレの根本を覆すに相応しい格好だった。
頭と腰からは髪の色に合わせて作られたネコ耳と尻尾。
そして、この間よりもさらに露出があがったメイド服。
その破壊力を元々素材のよいカティアに着させると・・・・・。
「それにしても・・・・・」「うん。 これは・・・・・・」
『これはコスプレの革命や! コスプレという概念を根底から覆す作品やで!!』
こうして、四組と七組の女子は革命児カティアの下に一つになったのであった。
後は2日前と同じ展開である。
「・・・・・で、どうですか?」
またか。 どうして女の子はこうも服に対する意見を男性に求めるのであろうか。
「似合ってる。 だけどな、カティア」
「なんでしょうか?」
これだけは、どうしても言っておかなくてはならない。
これ以上、カティアが変な方向に行かないようにする為にも。
「俺はな、カティア。 お前がどんなに綺麗な服を着ていても、どんなに汚い服を着ていても俺は——」
—————カティアが好きなことは変わらないよ
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
絵師さんのサイト
LOSECAVE
http://www.asgard.gr.jp/~kanae/
カティアスレは携帯電話で時々見ていましたが、ネタトークや雑談よりSSが圧倒的に多い特殊なスレです。
スレ住人の皆様コレからも頑張ってください
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コメント
げェーーーーーーーーーーーーーーーーッ、仕事速ッ!!!!
投稿者 851@OG2萌えスレその62 : 2006年10月26日 02:05
こうへー乙。
カティアスレも遂にすぱろぐ進出か・・・。
投稿者 Anonymous : 2006年10月26日 07:51
もはやカティアは二重人格だな。
投稿者 ひかっぺ : 2006年10月26日 20:51