2006年09月08日
 ■  ヘタレの夏、ワカメの夏 ver.2

スーパーロボット大戦OGで萌えるスレ その90
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/pokechara/1154247984/l50

ヘタレで有名なSRWAラスボスことヴィンデル・マウザーの孤独な夏休み


605 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/08/01(火) 18:10:26 THM+/rj6
ヴィン様のある夏の日

真夏のジリジリとした暑さの中を歩く。
アクセルとレモンは海に行き、
W17はヘリオスの所に行くと言っていた。
私だけが市街に残されている。
世界掌握計画もまだ完遂していないと言うのに遊ぶとはなんて奴らだ。
「…ん?」
熱中症のせいだろうか、女性が一人倒れている。
「放ってもおけんか」
女性を抱えて本部に戻る。
女性の名はヴァル=アと言うらしい。変わった名前だ。
「銀河先史文明の末裔」だとかいろいろ訳の分からん事を言う女だが
、話してる内に思想的には私と共通する部分もあることは分かった。

「それにしても貴方のお陰で助かった。何か礼をさせて頂きたい」
「何。礼が目的でやった事では無い」
「是非受け取って頂きたい。見たところ、貴方は見所のある地球人。
 我々の所持する”銀河の闘争コントロール権”を貴方に授けよう」

とんでも無いことを言い出しやがった。
ひょっとして電波女?
そんなものが存在してたまるものか。

「私をからかう必要は無い。だが何か一ついう事聞いてくれるのなら」
「なら?」

「一度、一緒にプールに行かないか。毎年夏は寂しくてな」
「ぷーる?何だそれは」
「………」

結局、この女とは約束どおり一日遊んで分かれた。
色々と知識に欠けていた部分もあったから本当に銀河始祖なのかもしれん。
今となっては確認のしようも無いが…。


解説:ヴァル=ア、スパロボ64のラスボスで銀河先史文明の末裔。



606 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/08/01(火) 18:16:36 c8P8SSfU
>>605
もったいないねえ。



607 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/08/01(火) 18:21:31 EpDeQSBC
せっかくのチャンスを棒に振ってしまうヴィンちゃんなのでした



608 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/08/01(火) 18:59:52 JL/sq787
所詮ワカメはヘタレの粋を出られなかった、と。

栄光を永遠につかめないのが緑わかめクオリティ




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755 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/08/02(水) 12:00:54 sGobS8yA
続・ヴィン様のある夏の日

風邪を引いた。
風呂から上がった後よく乾かさずに寝てしまったことが原因の様だ。
夏の風邪はタチが悪い。気温は暑い癖に、全身に悪寒が走る。
私にはふとんの上でうめき声を上げるくらいしかする事が出来ない。
他の連中はまだ帰ってこない。誰かを呼び戻そうとしても
電話の向こうからは留守録コメントしか聞こえてこない。
お前ら!首領様が病気なんだぞ!誰か戻ってきてもいいだろうが!!
と心の中で叫ぶが、虚しさが増幅するだけだった…。
「大丈夫かヴィンデル=マウザー」
「!?」
誰かが部屋に入って来た様子は無かったのに
何時の間にかその女は枕元に居た。
夢?テレポート?それとも私が幻影を見ているのか?
キョトンとした私に女は平然と語りかけてくる。
「貴方の危機を大銀河の意思を通じて感知した」
お前か、ヴァル=ア。大銀河の意思だと?
相変わらず電波を飛ばしているようだ。
「…今の私にはお前の冗談に付き合うほどの体力は無いのだが」
「承知している」
ドサ。ヴァル=アは手に持っていたスーパーの袋を床に置いた。
「何の真似だ」
「私が貴方の看病を行おうと思う」
マジで?私は思った。こいつはかなり変だがいい奴だ。
「ところで」
「何だ」
「お前はどうやってここへ入ってきた?」
防犯装置にかからないどころか、ドアさえ開いた様子は無かった。
「我々大銀河の始祖は通常、移動には転移移動を用いる」
ま た そ れ か 。
まぁいい。大方、凄腕の泥棒か奇術師なんだろう。
「看病してくれると言うのなら早くしてくれ」
「任せて貰う」
ヴァル=アはエプロンをつけてキッチンルームに入っていった。
お粥でも作るつもりか?
ちょっと待て、前回の件からすると奴は常識に疎かった。
まともに作れるのか?何処かの分家令嬢みたいだったら私の身が…
「不安だな…」
「何が不安なのだ」
「うおっ!?」
もう戻ってきていた。手にはフツーに作られたであろうお粥。
「さぁ食せ」
エプロン姿の美女にあーんして食べさせて貰うお粥は美味かった。
「後は寝ていろ」
そう言うと汗まみれのシャツやらシーツを取り替えて私の頭に氷枕を乗せた。
他人にこうまで優しくして貰うのはかなり久しぶりな気がする。
「私に出来る事はここまで。後は貴方自身の力で戦いなさい」
「ああ」
「ヴィンデル=マウザー。貴方にも大銀河の加護がありますように…」
そう言って消えていった。本当に不思議な女だ。
前回は本当に銀河始祖とやらなのか聞いてみたいと思ってたが
もうそんな事はどうでもいい…。
今は女の換えてくれた真新しいシーツで寝るだけだ。
いずれ世界を掌握する首領様として一刻も早く体力を回復しなければ…。


757 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/08/02(水) 13:00:04 bGtoKzyg
ヴィンちゃん頑張れ!としか言えない

投稿者 ko-he : 2006年09月08日 23:52 : OG萌えスレ086-090

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コメント

ヴィンちゃん……
とはいえ、ホントにOG3で出てこないかとこっそり期待してるアル=イー=クィス
あえてαストーリーとは違う展開を見せてくれてもいいと思うんだ

投稿者 MP : 2006年09月08日 20:37

出るとしたらトリでしょうな。
ケイサルも蹴散らし、ゾヴォーグたち星間連合とも一応の和解が成立したところで、銀河の外へ強制送還。

投稿者 Anonymous : 2006年09月09日 09:03

こいつ等ならロッ○マンよろしく、OGシリーズのボスキャラ(人間以外)復活させて連続ボス戦とかしてくれそうだな。

…正直出てくれるなら、噛ませ犬でもかまいません!

投稿者 Anonymous : 2006年09月10日 00:59

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