スーパーロボット大戦J 萌えスレ7夜目
http://game11.2ch.net/test/read.cgi/pokechara/1151420952/l50
1 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/06/28(水) 00:09:12 mI0qLP3l
40億年前から愛してる。
2 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/06/28(水) 00:11:11 mI0qLP3l
スーパーロボット大戦J萌えスレ 登場人物紹介(その1)
・紫雲 統夜
スーパーロボット大戦Jの主人公の一人。
このスレにおいては、テニアに食費を浪費されたり、メルアにお菓子代を浪費されたり、
カティアにやおい妄想(相手は主に宗介)をされたりと、色々と苦労の絶えない人。
過度の自虐ネタは胃もたれを起こすので注意が必要だゾ。
・カルヴィナ=クーランジュ
スーパーロボット大戦Jの主人公の一人。愛称はカルビ。
このスレにおいては、ゲーム中とそれほどキャラクター的な違いは無い。
統夜よりもいじりにくい故か。
・カティア=グリニャール
サブパイロット三人娘の一人。愛称はぐりにゃ~またはぐりにゃん。
本来は真面目で他のサブ娘二人と比べるとどうも影が薄いはずなのだが、
このスレでは、統夜のやおい妄想や統夜とのムフフな事を妄想しては
幸せそうに鼻血を垂れ流す妄想鼻血娘と化している。
恐らくこのスレで一番濃く、そして暴走しているキャラクターだろう。
・フェステニア=ミューズ
サブパイロット三人娘の一人。愛称は石鹸または石けん。
三人娘の中では一番ネタに走りやすいであろうキャラのはずなのに、
このスレでは最もまともな娘であるという逆転現象が起きている。
大食い以外の部分が割と普通だからか?
・メルア=メルナ=メイア
サブパイロット三人娘の一人。愛称はウマゴンまたはメメメ。
ゲームと同じくほとんどお菓子ネタなのだが、おっとり系キャラのためか、
「お菓子」というネタ縛りの割にはネタが作られやすい。
スーパーロボット大戦J萌えスレ 登場人物紹介(その2)
・グ=ランドン・ゴーツ
スーパーロボット大戦Jのラスボス。愛称は丼。
やはりというか何というか、ゲーム中の名(?)台詞である
「絶望せよおおぉぉぉおぉおおぉおをを!!」を用いたネタが多い。
このスレでは、フールーの脱衣コーヒーネタによりフューリーの騎士達が
半ばセクシーメイトと化している。
・エ=セルダ・シューン
元フューリーの騎士にして統夜の父親。
このスレではちょくちょく息子の統夜をおもちゃにして(?)楽しんでいる。
親子の愛情とは何なのだろうか。
・アル=ヴァン・ランクス
フューリーの騎士の一人。カルヴィナの元(?)恋人。
基本的にはゲーム本編とキャラは変わらないのだが、フューリーの騎士の
例にもれず、下着でコーヒーを飲んだりもする。
・フー=ルー・ムールー
高潔にして豪傑なフューリーの女騎士。フューリーの騎士がセクシーメイト化する
きっかけとなった人物でもある。
服を脱いでから淹れるコーヒーは、「砂漠の虎」の異名を持ちコーヒーのプロでもある
エースパイロットのアンドリュー=バルドフェルド(機動戦士ガンダムSEEDのキャラ)も
唸る絶品の味……らしい。だが、たまに砂糖と塩を入れ間違えることがある。
また、統夜同様、時々エ=セルダのおもちゃになったりもする。
・ジュア=ム
フューリーの準騎士。
このスレではアル=ヴァン大好き野郎になっていて、ゲーム中の殺すカラーは
思ったよりも薄めである。
・シャナ=ミア
フューリーの王女にして統夜の幼馴染(だが統夜はそれを覚えていない)。
このスレのカティアの影響か、じょじょに百合の世界に目覚めつつある。
古代の王女の明日はどっちだ?
スーパーロボット大戦J萌えスレ 登場人物紹介(その3)
・相良 宗介
スーパーロボット大戦J参戦作品の一つ「フルメタル・パニック!」シリーズの主人公。
幼い頃から戦場に身を置いている、世間知らずな戦闘のスペシャリストである。
J萌えスレでは統夜と関わるネタが多く、そのため登場回数も多い。
やおい妄想ネタにも頻繁に用いられていた、ある意味かわいそうなキャラ。
・千鳥 かなめ
フルメタル・パニックのヒロインの1人。
基本的につっこみ役であるため、総ボケ状態の時にはツッコミ天国となるがはてさて。
・テレサ=テスタロッサ
フルメタル・パニックのヒロインの1人。愛称はテッサ。
カティアと二人して、よく「統夜×宗介」というやおい構図を妄想しては鼻血を噴き出すという、
「J萌えスレ第二のカティア」とでもいうべきキャラクターになっている。
なお鼻血の元ネタはTVシリーズ一期終盤のエピソードから。
スーパーロボット大戦J萌えスレ 登場人物紹介(その4)
∧_∧
∧_∧ (´<_` ;)
( `._ゝ´) / ⌒i
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↑ ↑
木原 美久
・木原 マサキ
スーパーロボット大戦J参戦作品の一つ「冥王計画ゼオライマー」の
主人公である少年、秋津 マサトの前世の人物。
ゼオライマーにより、マサトの肉体に記憶と人格が宿っている。
このスレの木原は、ツンデレかつ意外といい人っぽくなっている。
版権キャラなのに何の違和感もなくJのオリキャラと馴染んでいる、J萌えスレの裏の主人公だと言えよう。
よく上の絵と共に登場する。
ちなみに、木原が使用しているノートパソコン「MEIO」は彼自身の自作品である。
・氷室 美久
冥王計画ゼオライマーのヒロイン。その正体は次元連結システムそのものである。
このスレにおいてもいつも木原に振り回されているが、たまにどぎついツッコミを
入れたりもする。
7 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/06/28(水) 00:32:52 i7idv06f
>>1
乙テッk(ry
11 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/06/28(水) 02:04:33 gxkiWkpa
>>1
乙ゴン・クラウド展開!
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14 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/06/28(水) 20:10:57 G7+xsrU+
シャナ「お姉さま……漢字というのが難しくて」
カルビ「どれどれ……全然出来てないじゃない」
シャナ「教えてくださいますか?」
カルビ「まあいいわ。それでシャナ、どのくらいなら知っているわけ?」
シャナ「ええと……蜜とか扇情的とか、あと痙攣とか蠢くとかなら書けます」
カルビ「…………」
カティア「あ、そう言えば、女男女でもなぶるって読むらしいわよ?」
統夜「黙れ」
15 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/06/28(水) 20:32:14 6J/tFwY6
というかカルビ姉さんは漢字できるのか
16 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/06/28(水) 21:04:14 G7+xsrU+
テニア「統夜ー! 私たち四字熟語覚えたんだよ!」
統夜「へえ? 頑張ってるじゃないか」
テニア「私は一生懸命ってのが気に入った!」
統夜「テニアはいつも一生懸命だもんな」
カティア「私は冷静沈着っていうのが好きです」
統夜「うん、確かにカティアっぽいね」
メルア「私はこの一日千秋っていうのが……」
統夜「メルア、意外と渋いところついてくるね」
ジュア「無為徒食」
統夜「お前帰れよ」
17 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/06/28(水) 21:17:16 yTNga0Xo
甲児「っつーか、何で同じだけ休んでるのに統夜は補習を受けていないんだ?」
さやか「甲児君は休学以前の問題だけどね」
18 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/06/28(水) 23:04:28 FyndMIWw
女男女だとウワナリじゃなかったけか。
まあ、女二人が男を精神的にボコるみたいな意味だから、嬲るのと一緒かもしらんけど。
19 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/06/28(水) 23:45:08 G7+xsrU+
>18
女男女には「うわなり」という読み方もありますが
両方「なぶる」とも読みます
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31 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/02(日) 12:31:19 KS1vr8Sb
『月に隠れて生きる 私らフューリー実験体なのさ
人に姿を見せられぬ ゴム鞠のようなこの巨乳
「はやく自由になりたい!」
暗いさだめを吹き飛ばせ!
カティア!メルア!テニア!(←ここで総代のカットイン)
おっぱい人間♪』
カティア「実験をされる度にコレを歌ってました…きっと自由になれるって…ふふ、うふふふ」
統夜「か、カティア?」
メルア「1度鬱モードに入ったカティアちゃんは床に『の』の字を37564文字
書くまで正気に戻りませんよ?」
統夜「そ、そうなのか?しかし、さっきの歌には大きな間違いがあるぞ?
おっぱい人間はカティアとメルアの二人だけ…」
テニア『キシャァァァァァァァ!!」
メルア「ああ?!テニアちゃんが声はやけに可愛らしいカリフラワーに変身しました!」
統夜「ちょ…これもフューリーの実験のせいなのか?」
メルア「少し待ってください…すみません、普段慣れない解説役をしたせいで、体内の糖分が
減少しています。ちょっと補給してきますね」
統夜「なにその設定?!俺一人でどうしろと…うわっ?襲ってきた?」
メルア「受け止めてあげてください。統夜さんならできるはずです!…ではいってきま~す♪」
統夜「メ、メルア!?…カティアは…?」
カティア「…う~ふ~ふ~ふ~ふ~ふ~…」
統夜「……く、くそぉ…やれっていうなら、やってやるさ!!」
次回のJな話
鬱モードに入ったカティア、迫り来るカリフラワー、さっさと逃げ出したメルア
統夜の叫びはサイトロンの共鳴を起こし、遥か月でアル=ヴァンのオルゴンソードが
砕け散り、カルヴィナは蔑みの視線で彼を射抜く。そして彼は覚醒する…!
次回「夜を統べる者」御期待下さい。
32 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/02(日) 14:37:48 Vx+or2fZ
ベムワロスw
33 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/03(月) 11:34:07 RLUJMjaD
Jオリキャラ勢、スーパートミノ大戦に主人公キャラとして参加決定!
選ばなかったヒロインが狂人になって襲いかかってくるステキ仕様!!
35 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/03(月) 14:29:42 Ja5Y8oCG
>33
それなんてカテジナ同盟?
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43 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/05(水) 23:34:30 lTkWuqHy
訳の判らない電波を受信した
統夜「生活が厳しい・・・いい仕事は無いものか」
宗介「ならばいい仕事を紹介しよう。学校に通いながらでもできるぞ」
統夜「是非とも紹介してくれ」
宗介「ある要人の護衛なのだが・・・俺はこの仕事に疲れてな。上司とその要人との板ばさみに疲れた」
統夜「えーっと・・・その要人ってまさか」
宗介「そう、千鳥かなめの護衛だ。君は戦闘経験もあるし問題ないだろう」
統夜「苦労してるんだな・・・お前。で、報酬は?」
宗介「危険勤務手当て等がついて・・・」バシッ「痛いじゃないか」
千鳥「何訳わからない相談を・・・で、宗介。何に苦労してるわけ?」
宗介「君のその性格が・・・ぐふ」
統夜「・・・この仕事はやめておこう」
千鳥「何か言った?」
統夜「イエ、ナンデモナイデス」(宗介は実戦経験豊富な戦闘のプロのはずなのに・・・
何故あんなたやすく倒せるんだ?あの女は)
千鳥「何か思った?」
統夜「イエ、ナンデモナイデス」
44 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/05(水) 23:58:14 1AblgzVa
原作では宗介別に苦労してないぞ
一番苦労してるのは神楽坂先生だ
46 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/06(木) 00:05:28 wB/eMMoc
統夜「カティア」
カティア「はい」
統夜「フェステニア」
テニア「あい」
統夜「メルア」
メルア「はい統夜さん」
統夜「俺、お前たちのこと大好きだ。ずっと一緒に暮らしたい、守ってやりたい」
カティア「わかりました。ではOG萌えスレの、高飛車そうな女性との関係は」
統夜「スレ違いの話題なんて不毛じゃないか!」
テニア「なんかカップル扱いされてるよね」
統夜「Jに出てこない人と恋仲になれるわけないだろ!」
メルア「それでもOGスレで統夜さんが他の女の人と仲良くしているのを見ると――胸がもやもやします」
カティア「それはきっと殺意ね」
統夜「せめて嫉妬でお願いします」
テニア「サツガイセヨ、サツガイセヨ!」
統夜「お、おまえらっ! カルヴィナさんだってもう少し慎み深くアル=ヴァンを襲ってたぞ!?」
メルア「よそはよそ、うちはうちです」
カティア「愛の力で悪しき空間をぶった切りますから」
テニア「しつけのなってない犬は去勢するって聞いた」
その後、一万回くらい「愛してるよ」って耳元で囁いてようやく赦される統夜の姿が脳裏に浮かんだんだ。
スレ違い、スレ違い。
47 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/06(木) 00:26:46 pJ7hivPM
>統夜「お、おまえらっ! カルヴィナさんだってもう少し慎み深くアル=ヴァンを襲ってたぞ!?」
アル「・・・・・・・・」
49 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/06(木) 02:01:50 Ovc4+TNo
統夜「潜入操作?」
テッサ「ええ。紫雲統夜軍曹、及び相良宗介軍曹両名には諜報活動の任務についていただきます」
統夜「でもそれって情報部の仕事じゃ?」
テッサ「この件に情報部は関与していません」
宗介「何故でありますか、大佐殿?」
テッサ「これは私たち独自の活動内容だから」
統夜「……情報部は信用できないってことか」
テッサ「有り体に言えばそうです。今回に関しては、関与されては困るんです」
宗介「了解しました、大佐殿。活動内容の詳細は?」
テッサ「詳しい内容は現地にて指示します」
統夜「現地?」
テッサ「私も作戦に参加します。今回は状況によってどうなるか分かりません。おおまかな作戦内容は配布する書類に書いてありますけど……きっとあまり参考にはならないですね」
統夜「……それだけ慎重な作戦なんですね?」
テッサ「ええ。二人には市街活動用の装備を用意してあります。隣の部屋にカティアさんが待機していますから、彼女の指示に従って」
宗介「了解しました、大佐殿!」
統夜「了か……カティア?」
テッサ「それでは何か質問は?」
統夜「ええっと……テスタロッサ大佐。現地って何処ですか?」
テッサ「有明よ」
50 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/06(木) 03:32:08 LfZBsaRk
>>44
女神の来日なら、思いっきり苦労するけどな、宗介も
宗介「何を言ってる。戦友を見捨てるのか!?聞こえないのか!?応答せよ、ウルズ2!!至急増援を!ウルズ2!!」
統夜「・・・さすがに哀れになってきたんだが…ってことで、テニア」
テニア「不許可」
統夜「いやまだ何も言ってない・・・」
テニア「どうせ統夜の事だから、「テスタロッサ大佐をうちに泊めて、代わりに俺が宗介のとこに泊まろう」とか言うんでしょ?」
統夜「そ、それの何がいけ…」
テニア「いけないに決まってるでしょ!カティアとテッサが一緒にいて!
前々から「統夜×宗介~」とか言ってる二人の前に餌ぶら下げるような真似して!ただで済むわけないじゃん、絶対に!」
統夜「う゛あ゛・・・」
51 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/06(木) 18:34:02 siOGmoBU
おまいら・・・・・たまには補正の掛かっていないカティアを思い出してやってくれ
54 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/06(木) 20:52:28 EADFxOOR
補正なしのカティアに、とかく優秀だけど苦労人で、彼氏居ない歴=年齢な某マリアさんがダブって見えた俺は病気。
お嬢様は誰かと言…な、なんでもないです!
た、たすけ(轟音)
61 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/06(木) 23:22:05 HN/9XMsG
話の流れをぶった切るが、統夜に父親の知識とかが植えつけられたって事はメカ知識だけじゃなくて
聖騎士団の戦闘技術とかも継承されているんじゃないのかっておもた。
ドモン「つまり人類の歴史よりも長い、古の戦闘技術。是非一手合わせたい」
統夜「と言われても、フューリーと人間は身体のつくりが同じですから素手の格闘技術は殆ど一緒ですよ」
ドモン「そうか、残念だ」
宗介「ならば銃器や武器を駆使した戦闘技術は、彼等独特の流派が存在するのだな」
ドモン「なるほど(キュピーン)」
統夜「……一応、オルゴンクラウドからのフィードバックを利用した白兵戦があるようです」
ドモン「ふ、ファイターの血が騒ぐ」
統夜「俺には無理ですけどね」
ドモン「なんだと」
統夜「オルゴンクラウドからのバックアップを受けるためにはサイトロン感覚器が備わってないといけないんです。
俺はフューリーのハーフですけど、カティアたちのバックアップがないと機体を動かせないんですから。
それに万が一そういうのが出来たとして――」
三人、振り返る。
建物の陰より月光の下に現れるのは、バーコード頭の壮年親父。
彫りの深い貌は奇妙な表情で歪み、その手の中で神殺しの異名を持つチェーンソーが唸りをあげる。
大貫「ダーイ(死ね)」
統夜「ど、どどっどどドモン! あんた地上最強のガンダムファイターだろ! アレをなんとかしろ!」
ドモン「貴様こそ無敵のラースエイレムで何とかしたらどうだ!」
宗介「言い争っている場合か、逃げるぞ!」
統夜「そもそも大貫さんの飼ってた鯉を喰ったのは俺たちじゃないのに!」
ドモン「釣り上げたのがカティアで調理したのがメルアで平らげたのがフェステニアだったな」
宗介「肯定だ。『キャンプの時のリベンジですからね』『釣ったどー!』『うまー!』と叫んでいたのは、紫雲の身内だ」
統夜「……生き残ったら、今度こそ家出してやる!」
ドモン「生き残れたらな」
シャナ(……生身でインフィニティキャリバーをかます統夜ハアハアハア)
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64 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/08(土) 13:06:04 08qLZfC3
アル「カルヴィナ、その妙な植物は……そうか。今日は七夕という日本の風習がある日だったな」
シャナ「七夕? それはいったいどのようなものですか?」
カルビ「織姫星と彦星が一年で一番近づく日よ。一年に一度だけ二人の恋人が出会える日。笹に願い事を書いて短冊を吊すと願いが叶うって言われているの」
シャナ「願い事が、ですか……それは素敵なお話ですね」
カルビ「一年で一度だけ二人が会えるっていうのもね……まあ素敵なのか哀れなのか、微妙なところだけどね……」
シャナ「……お姉さま? どうしたんです?」
カルビ「……別に。柄にもなく、ちょっと感傷に浸っちゃったみたい」
アル「カルヴィナ、大丈夫だ。以前地球の天文学の書物で、織姫と彦星の距離には一年間ほとんど違いは無く、七夕の日は天球の中心に近い位置にあるから近づいて見えるのだと記してあった」
カルビ「……私、先に中に入ってるわ」
アル「ん、カルヴィナ。この笹はどうす……」
シャナ「……お従兄さまは最低ですね」
アル「は? 何がですか」
シャナ「知りません」
66 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/08(土) 18:59:34 08qLZfC3
~喫茶店にて~
アル「と言うことがあったんだが」
統夜「それはさすがに俺でもダメだって分かるよ」
アル「む……何がいけなかったのだ?」
カティア「アル・ヴァンさんはもう少し、女の人の気持ちを考えた方がいいですね」
統夜「うわっ、カティア!?」
テニア「もぐもぐ……ごくんっ。ロマンってものが無いよね、ロマンってものが」
メルア「テニアちゃん、ほっぺたにスパゲティーのソースがついてます」
統夜「テニアにメルア!? 何でお前らこんなところにいるんだ!?」
テニア「そ、それは……深いようで浅い事情があってね?」
メルア「呼び出されてあんなにこそこそ外出するのは女の人関係に違いないって、カティアちゃんとテニアちゃんが」
テニア「普通にバラしてるし!?」
統夜「お前ら……」
カティア「ともかく! このチケット差し上げますから、これで何とかしてみてはいかがですか、アル=ヴァンさん?」
アル「プラネタリウム……? しかし、星なら以前の戦争で見慣れて……」
統夜「そういうことじゃないんだよ、アル=ヴァン。ま、騙されたと思って使ってやってくれ」
アル「……分かった。ありがとう、恩にきる」
統夜「うまくいくといいな。頑張って……ま、あれならいくらアル=ヴァンでもどうにかするだろうな」
テニア「ところでカティア、なんであんなもの持ってたの? それも二枚も」
カティア「えっ……!? ……あ、あはは。ど、どうでもいいじゃないそんなこと……」
~カルビ家~
アル「カルヴィナ」
カルビ「……どうしたの? 笹ならもう縛って固定してあるから気にしなくても……」
アル「いや。私はどうやら女性の気持ちを分かっていなかったようだな。シャナ様に叱責された」
カルビ「え……。い、いいのよ別に。私も少し大人げなかったもの」
アル「これで謝罪になるとは思わないが、受け取ってくれないか」
カルビ「プラネタリウム……のチケット。あ、アル=ヴァン!? あ、あ、あの、そんなに気を使わなくったって……!」
アル「気にするなカルヴィナ。二枚ある。シャナ様と行ってくるといい」
カルビ「……………………ああそう」
シャナ「……………………はぁ」
アズラエル「あ~あ。もうダメダメです」
67 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/08(土) 19:23:38 syQepF9J
理事そこでなにしてんのwww
68 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/08(土) 19:42:14 bR76TvgI
このアル=ヴァン凄いクオリティだwww
69 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/08(土) 19:53:12 yWRScaaA
>66
オチで噴いたw どうしようもねえなアル=ヴァンw
70 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/08(土) 20:47:40 6U6zEZ+X
このアル=ヴァン、一発張り倒されないと分からないほどニブチンだねぇw
71 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/08(土) 21:17:38 iR17rFfc
フューリーの騎士は皆こんな調子か!!(褒め言葉)
75 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/09(日) 04:04:28 SmNJ47s8
アル「そもそも七夕…と言うか織姫と彦星とやらは、一体何のことだ?」
宗介「俺も気になっていた。一つ教えてもらえないだろうか、統夜」
統夜「まあいいけど・・・」
織姫と彦星説明中略
宗介「・・・自業自得だな」
統夜「は?」
アル「うむ。色恋沙汰に溺れ、自らの職務を忘れるなどと、あってはならぬことだ」
宗介「天帝とやらが怒って、二人を裁くのも至極当然のことだな」
アル「そうか、七夕とは己の生活を見詰め直し気を引き締める日だったのか。大切な日ではないか」
宗介「ああ、参考になった。これで俺も来年から千鳥に殴られずに済む」
統夜「え?あ、ちょっおまえら・・・」
76 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/09(日) 06:23:04 jIO0PwcK
どうでもいいが、キャラ表記はアル=ヴァンのほうがありがたいな。
宗介が出てくる事の多いここの会話で「アル」と表記されると、
なんか宗介がすげぇ饒舌に進化した自機のAIと語っているようでうすら寒い光景が見えるのだがw
77 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/09(日) 07:32:33 XXeHO40s
>76
あるあr…ねぇよwww
とも言い切れないんだな、これが
84 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/09(日) 11:01:42 Tx/F98Gb
宗介「千鳥、この子どもたちは?」
かなめ「あれ、宗介、帰ったんじゃなかったの?」
宗介「俺の任務は君の護衛だ。君を置いて帰るわけが無い」
かなめ「あ、そ、そう」
宗介「ところで千鳥、子どもたちについてだが」
かなめ「あ、うん。なんか社会科見学でね、うちの高校見にきてるみたい」
宗介「社会科見学? それはいったいどういうものなのだ?」
かなめ「う~ん。ま、分かりやすく言うと、後で世の中に出た時のために予めいろいろと学んでおくイベント……かな?」
宗介「なるほど。了解した。それなら俺がたった今仕入れてきた教訓話がある。彼らに教えてやろう」
かなめ「ちょーっと待った! あんたいったい何話す気?」
宗介「七夕についてだが」
かなめ「七夕? あんたそんな普通のボキャブラリィ持ってたんだ?」
宗介「紫雲統夜に聞いた」
かなめ「へえ。まあそれならいっか」
宗介「では教えてやろう。いいか、そこの君たち! 七夕というのはだな……(中略)……つまりこれは色恋沙汰に溺れ……」
――スパァァアアン!!
宗介「痛いぞ千鳥」
かなめ「うっさい!!」
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
85 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/09(日) 20:52:11 Tx/F98Gb
夏真っ盛り!!
統夜「今年もプール開きの季節か」
宗介「水中における活動訓練か。非常の事態に備え、事前に訓練しておくことは合理的と言える」
統夜「はは、そんなに大仰な話でもないけどな。……ん? あれは誰だ?」
宗介「……君の父親ではないのか?」
統夜「……何やってるんだ、あのくそ親父……って……今何か入れたな?」
――ガチャリ
宗介「そこを動くな」
エ「やあ、相良宗介くん。元気そうだね」
宗介「在校者の身内に扮して侵入とは、なかなかオーソドックスな手を使う奴だ」
統夜「いや、宗介。本物だから、それ。別に撃ってもいいけど」
エ「待ちたまえ、息子よ。私は何も悪い事はしていないぞ」
統夜「あんたの場合、悪びれが無いから厄介なんだよ! だいたい今何入れてたんだ?」
エ「ふむ。悪びれというのは何処のひれかね? 私は魚類ではないが」
統夜「撃て相良」
宗介「了解した」
――パァン!
エ「と、冗談はさておき。何、ちょっとした実験をしようと思ってね」
統夜「実験? て言うか今至近距離の弾丸避けなかったか?」
エ「人体に害は無い。結果が確認できたらすぐにいなくなるさ」
統夜「……ここ学校のプールだぞ? 生徒に一般解放もしてるから、すぐにみんなも来るし」
エ「いやいや、問題は無いよ。特定の石油原料素材を融解させるバクテリアだから。人体には無害だ」
宗介「……そうか。ならば問題無い」
統夜「大ありじゃないか!!」
86 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/09(日) 21:10:25 bsXNiwSZ
>>85
プールの授業が男女別だったらかなり嫌だ(特に男子)
87 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/09(日) 21:32:41 7dcY7tL/
>>85
原作での宗介の役どころを奪うとは……
そんなにかなめに殴られたいか、親父!!
88 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/09(日) 23:02:33 G7Ne6OxQ
>>85
何をフルモンティ・バクテリア撒いてんだオッサン
布製の水着ならOKか?
89 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/09(日) 23:18:03 0978cnbO
>>88
>布製の水着
つまりさらしを巻いてふんどし姿で水泳の授業をすれば問題無いということか。
91 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/09(日) 23:55:20 SCnyJluB
>>87
つまり親父はドMだったんだな!
統夜ママンに興味がわきますた。
92 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/10(月) 00:10:35 f6kE1XQ2
統夜って木の股から生まれたんぢゃないの?
93 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/10(月) 11:37:56 EOgy6GiH
何その「ラフトクランズの性能を生かせぬまま死んでゆけ!」とか言い出しそうな統夜
94 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/10(月) 12:47:13 RV+M8zTT
>>92
統夜「オルゴンクローFモード!」
敵「分身!?本体は………こいつだっ!」
統夜「こいつを見切るとはなかなかやるな………
だが!その目の良さが命取りだ!」
こうですか?わかりません!
95 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/10(月) 13:53:41 GjJ+qW1R
もっと素直に
そ の 統 夜 ハ ゲ て そ う
でいこうぜ。
96 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/10(月) 16:45:44 qrkIDc4h
ジュア「フー=ルー様、フー=ルー様。統夜=セルダ・シューンの学校でプールが解放されているらしいですよ!」
ふー「プール?」
ジュア「この熱気ですし、行ってみてもいいのではないでしょうか!」
ふー「そうですわね……まあ行ってもよろしいですわ」
ジュア「図書館のクーラーに頼る生活は、そろそろ限界ですし」
ふー「おだまりなさいジュア=ム。……とりあえず、では水着を用意しないとね」
ジュア「買うんですか?」
ふー「そんな経済力はありませんわ。確かエ=セルダ様が送ってきた水着があります」
ジュア「エ=セルダ様が?」
ふー「ええ、ほら」
1の2 ふーるー
ジュア「うわあ」
ふー「ジュア=ム・ダルービ、貴方にも同型のものが」
ジュア「いやそれはおかしいでしょう」
141 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/12(水) 12:09:03 3gYLprsK
テニア「ねー統夜」
ぐりにゃ「私達に泳ぎ方を」
メルア「教えてください」
統夜「あ、そっか。お前達、ずっと月にいたから泳ぐのは初めてか」
~そんなこんなでプール~
統夜「まずは基本。顔を水につけてゆっくり息を吐くんだ」
テニア「ガボガボガボ…」
ぐりにゃ「…(しーん)」
メルア「統夜さん、胸が浮いて潜れません」統夜「テニアは溺れるな!カティアは息をしなさい!メルアは後でなんとかしてやる!」
テニア「ぷはー、死ぬかと思ったよ」
統夜「足が着く所で溺れるなよ」
カティア「統夜、水中では呼吸は出来ませんよ」
統夜「息を吐くだけでいいんだよ!ああ…前途多難だ…」
143 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/12(水) 12:55:42 EeBHu4dY
>>141
『後で何とかしてやる』って何をどうする気だよ!?
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100 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/10(月) 20:04:13 qrkIDc4h
フー=ルーと結婚したら平凡だけど幸せな家庭が作れそうだな
101 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/10(月) 21:37:39 lSNHe732
カルヴィナと結婚したら、殺デレとで休まる比がないのか・・
103 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/10(月) 21:53:08 RV+M8zTT
ツンデレのツンが殺意にレベルアップしたから殺デレ
106 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/10(月) 22:28:13 RV+M8zTT
確かカルビがジェネシス破壊した後にアルヴァンの気持ちを知ったら一転して愛モードだったじゃん?だからデレが入るみたいな
107 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/10(月) 22:32:20 ZkVBmv5l
要はアレだ、殺したいほど愛してるわけだ
114 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/10(月) 22:55:04 81ws/tn+
OG萌えスレからの逆輸入だろうなあ←殺デレ
ツンデレをカルビの性格にあわせたらこうなりました…みたいなものだな…。
115 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/10(月) 22:57:04 qrkIDc4h
いや、依衣子姉さんスレでわりとポピュラーなネタだ
116 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/10(月) 23:00:46 qrkIDc4h
しまった!
このレス番はっ!?
117 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/10(月) 23:06:36 81ws/tn+
>>115
おまいさん、なんちゅう運の良さしとるんだwwwwww
118 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/10(月) 23:07:49 T4FrjkR2
>>115
ナイスにしても程があるぞww
120 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/10(月) 23:20:32 hkGapTIZ
>>115
よくやった、ユウ!ご褒美に膝枕をしてやろう、さあこい!
121 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/10(月) 23:21:18 z72PnE/u
>>115
君のレス、イエスだね!
122 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/10(月) 23:26:50 GjJ+qW1R
素晴らしい、依衣子姉さんスレでも話題になるかも知れんなww
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125 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/11(火) 17:44:53 8fsIHcZR
なんでそんなに必死なん?
126 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/11(火) 18:34:15 LSkZ/L67
>>125
いいやん必死で。
127 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/11(火) 19:05:27 u1Mn7rVt
問題無い
128 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/11(火) 19:50:56 stidYcvS
肯定だ
129 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/11(火) 19:51:11 F0w77kkI
ラーサ!
130 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/11(火) 20:49:04 mrnboLbi
レディ
131 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/11(火) 20:57:45 KvqiAj3j
ふもっふ!
132 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/11(火) 21:20:47 HtusoYXX
ラジャ
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148 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/13(木) 00:31:05 u9AW05I5
今日、アキトさんとミスマル艦長の結婚式があった。
地球連合軍第三艦隊所属独立分隊(長い!なんで今回は略称が無いんだ!)
の皆も当然呼ばれた。
ウェディングドレスを着たミスマル艦長は本当に幸せそうだった。
草壁を殺したクルーゼにG・Jと言ってやりたい。
女性陣の何人かは羨ましそうに艦長を見ていた。
「うちの朴念仁は何時になったら…」と言いたげな人が
かなり多かった気がする。
うちの三人娘は眼を輝かせて俺のことを見ていた。
他の二人より私を選べということらしい。
まぁ安心していい。三人とも俺のってことにしておくし。
149 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/13(木) 01:19:04 8FSzEEMu
>>148
宗介「間に合ったか・・・」
かなめ「遅いじゃないソースケ。こんな日に遅刻なんて何考えてるのよ?」
宗介「どうしても外せない緊急の任務があってな。それで遅刻してしまった」
ディアッカ「何の任務か知らないけど、そんなに早く終わるのなら、別に今日じゃなくてもよかったんじゃねーの?」
宗介「いや、大佐がおっしゃるには今日でなければならなかったらしい。なぜか大佐と一緒にいたアーガイルも、随分と必死な形相だった」
かなめ「何でサイ君がテッサと一緒にいんのよ・・・。で、どんな任務だったわけ」
宗介「うむ、フリーダムの隠匿と、キラ=ヤマトを拘束し、全裸でアスラン・ザラの部屋に放り込めという・・・」
ディアッカ「なんだそりゃ?ナチュラルの考えることってホントわけわかんねぇ…ガンダムファイトリングのときも思ったけどよ」
宗介「何でもラクス=クラインの発案した作戦らしい。「こうすれば、アスランは三日はキラを離しませんわ」とのことらしいが・・・」
ディアッカ「あのお嬢さんの仕業かよ。で、ここにあの二人の姿が見えないのはその作戦の効果ってわけか?」
かなめ「って言うかなんでキラ君をこの式に参加させちゃいけないんだか・・・」
宗介「わからん。アーガイルが「婚約者キラ」などと錯乱した調子で叫んでいたが・・・」
150 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/13(木) 01:37:05 9+kBnzx2
キラ「カガリ!ルージュ貸して!」
カガリ「え?あ、あぁ。」
キラ「キラ・ヤマト、ストライクブースター、行きます!(ニヤリ)」ゴゴゴゴゴッ
アスラン「キラァァァァァァァ!!」
152 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/13(木) 10:40:29 AwV7/S/p
婚約者キラーであって、結婚キラーじゃないような気が
・・・結婚式~役所へ書類提出という、わずかな間であっても取り壊す、それがキラ・ヤマト
式前提出だったりしてなw
153 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/13(木) 10:52:56 u9AW05I5
>>152
デス種では結婚式強襲してるけど
まぁユリカは大丈夫かな
154 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/13(木) 15:49:41 nFsXR0ew
>>150
宗介「千鳥、頼む。」
かなめ「了解」
スパーン
155 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/13(木) 16:01:02 zrD9bdiw
>>154
ちょwwかなめ何やってんの?www
156 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/13(木) 21:55:38 bPECFyv8
>>155
クルツ「おおっとォ、千鳥かなめクン、暴走するキラに向かって全長50mの伝家の宝刀を抜いたぁァァァァァ!!」
157 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/13(木) 22:03:16 U5yANOHC
50mのハリセン・・・・・
!
まさか、紅い一撃ですか?
158 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/13(木) 22:05:49 bPECFyv8
いえ、単純にストライクルージュごと叩き落とせるサイズなだけで御座います。
159 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/13(木) 22:20:25 cRs3casq
>156
それなんてガーベr
160 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/13(木) 22:32:45 2Ui3Mysd
ガーベラs(ryって150mじゃなかったか?
162 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/14(金) 00:54:15 ngKFF4cW
戦争でハリセンを使っていた女子高生↓
『ハ○ファミリア!ちゃーんとツッコミ入れてくんのよ!!』
アル=ヴァン(やはりあの形状、暴徒鎮圧に応用出来るのか)ピコピコ
カルビ「何を考えてるの、アナタ」
163 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/14(金) 08:46:28 nfi8hVXJ
巨大ハリセンに叩き(はたき)落とされて、壁や地面に「べしゃ」と貼り付けられるモビルスーツを想像した俺ガイル
164 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/14(金) 15:04:18 VvdPuIs1
アスラン「うおお」
べしゃ
キョウジ「………」
べしゃ
ジョナサン「」
べしゃ
ジュ「殺す殺す」
べしゃ
アル「騎士道不」
べしゃ
そして八ヶ月後、そこには赤い一撃をぶちかます合点承知な人と競演しているフルメタな皆さんが!!
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ふりだむの鳴く頃に
169 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/15(土) 01:31:02 gI9nvbki
キラ「うぅ…」
フレイ「どうしたのキラ」
キラ「最近、嫌な夢を見るんだ」
キラ「田舎の村でパラレルワールドな殺人事件に巻き込まれる夢なんだけど」
フレイ「何それ?」
170 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/15(土) 01:42:58 oFyNa4Fl
中の人乙
172 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/15(土) 03:55:25 rLhSaALI
>>169
何故か自然に背後霊化したフレイとキラが会話してる様子を想像出来た件
174 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/15(土) 06:40:44 xNVg5QFx
>172
それなんて久保イング?
173 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/15(土) 04:12:40 OTYKxBnA
キラ「フューリーとの最終決戦……」
虎「怖いか少年?」
キラ「でもやらなきゃならないでしょう?」
虎「逃げても誰も責めはしないさ」
キラ「時間を止められる、それもとてつもなく強い敵との戦い……か……」
フレイ(キラ……)
キラ「……!」
虎「? どうした少年?」
フレイ(キラ……)
キラ(……フレイ……僕は……)
フレイ(……こっち来る?)
キラ「勝ちます、バルドフェルドさん!!」
虎「おお? なんだかよく分からんがその意気だ、少年」
176 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/15(土) 17:58:29 u0lLvj0i
統夜「…サイにデビッド、どうしたんだ?」
サイ「ん?ああ、いや…」
デビッド「最近、キラの様子がまたおかしいって話をしてたんだがな」
統夜「あぁ、確かになんだかやつれた感じするけど」
デビッド「ほら、あそこでフリーダムの整備してるだろ。ちょっと見ててみろよ…」
ヒトハイツカジカンダッテシハイスルコトガデキルサ…
ワカッテクレルヨネ、フレイニハイツデモアイニイケルカラ…
デビッド「…な?」
統夜「確かに…休ませたほうが良さそうな」
サイ「こないださ、心配で声かけたら『大丈夫、フレイが守っててくれるから』って
言うんだよ、すごい元気無さそうなのに微笑んでさ。俺、心配で仕方なくて…」
♪ソシテトキハスコーヤカニー…
サイ「歌ってる!」
統夜「ビギニング歌いだした!」
デビッド「おい!ちょっとマジでイネス先生呼んでこい!」
177 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/15(土) 18:24:13 OTYKxBnA
ラクス「キラ様……キラ……落ち着いて私の目を見てください」
キラ「ラクス……」
(五分後)
キラ「おっけ~~~~♪(さくっさくさくっ。バチコーン) ミンナ! サッサトふゅーりーノ奴ラノ所ニブッ込モーゼーーーーー☆(クイックイッ)」
ラクス「あらあら♪」
統夜「何したーーーーーーーーーーー!?」
178 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/16(日) 01:01:54 ggvyoZii
ちょwwwwマジで何やってんの歌姫wwwww
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179 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/16(日) 01:42:07 jgexO3I/
統夜「で、俺を呼び出した理由は?」
木原「お前に我々が開発したシステムの被験者になってもらいたいのだ」
アル「サイトロンと次元連結システムを応用して、人の行動をパターン化し、幾つかの要素を取り出し…」
木原「簡単に言うと、人の未来をモニターで観察できるものだ」
統夜「そんな簡単に人の未来なんてわかるわけないでしょう?それに仮に自分の未来が分かった場合、そうならないよう結果を変えることもできるはずでは?」
アル「それは勿論だ。だからこれはあくまでも『可能性の高い典型的な幾つかの道を指し示す』役割を担うことにより、より良い現実を招く為に」
木原「まあ兎に角このヘルメットを被れ」
統夜「ちょ、嫌ですよ、自分の未来を先に知るなんて」
180 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/16(日) 01:45:03 jgexO3I/
統夜「そもそも何で俺を被験者にする必要があるんですか」
アル「君には不確定要素が多いから、このシステムがちゃんと『幾つかの』典型的な未来を映し出すことが出来るか短時間で分かり易く」
木原「要するお前なら、どの女とくっつくかで色んな未来が見えて面白いからってことだ」
統夜「帰ります」
木原「美久」
美久「統夜さん、ごめんなさい!」
プスッ
統夜「な、美久さんいつの間に…ていうか、そ、その注射器は…」パタッ
木原「安心しろ、ただの強力麻酔薬だ。さて、ではセッティングをするか」
意識のない統夜を椅子に座らせ、ヘルメットを被せる。ヘルメットには何十ものコードが取り付けられており、それらは左右の壁にしつらえられた様々な機械に、てんでばらばらに伸びている。
そして統夜が座らされた椅子の正面には…何十ものモニターが電気店のディスプレイのように並んでいる。
181 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/16(日) 01:48:04 jgexO3I/
アル「サイトロンエナジー稼働率、オールグリーン」
木原「次元連結システムも大丈夫なようだな」
木原「フフフ、では美久、スイッチを」
美久「はい」
ポチッ
ブイイィィーン。ことごとく真っ暗だったモニターの幾つかに明かりがつき、時々ぼやけながらも、何かの風景を画像として結び始めた…
アル「む、13番モニターを見ろ」
美久「どこかの家の中、テーブルがありますね。右手は階段、左手は台所に通じてるみたいですね」
(モニターの中で)
…階段上から、ドスドスという音、時折音はやみ、荒い息継ぎの音、そしてまた地響きのような音がして…
(モニター外)
木原「誰かが階段から降りてきたようだな。むっ!な、あ、あれは…!!」
182 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/16(日) 01:52:03 jgexO3I/
(モニターの中)
それは、見る影もなく、デップリと関取体系になってしまった統夜であった。
まさにヨッコラセと聞こえるようなテーブルそばの椅子への付き方、荒い息の仕方、階段を降りてきただけなのに顔から滝のように流れ落ち、シャツに染みを作る汗…
(モニター外)
木原「…………」
アル「…………」
美久「いやああああ!!」
(モニター中)
今度は台所からバタバタ、ドスドスと聞こえ、両手に業務用かとも思える大鍋を抱えて現れたのは…
これも、あのスリムさはどこへやら、女相撲の横綱かと見まがうような巨体と化した、テニア。
テニア「ああ、起きたの?今ご飯できるからね。今日はこの鍋に豚の丸煮込みに、ドンブリに火星丼、メインはすき焼き、その後天ぷらうどんね」
統夜「う、うう。フヒーフヒー」
183 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/16(日) 01:57:02 jgexO3I/
(モニター外)
木原「なるほど、13番モニターはテニアと結ばれた場合の未来を表したわけか」
アル「……年齢を重ねれば、代謝は低くなるし、それでいてあの食生活をし、統夜もそれに付き合うことになれば…ああもなるということか…」
美久「いやあああ、人の未来なんか見るものじゃないわ…」
(モニター中)
ショベルカーが何メートルもの土山を一気に切り崩して行くように、テーブルに山と積まれた食事を物凄い速さで平らげていく二人…次々と皿が、ドンブリが空になり、丸一匹の豚が骨だけ残り…
食器の残骸だけ見ればホテルの大宴会の後とも見えるが、参加者は二人…
テニア「あーおいしかった。さ、栄養たっぷり取ったところで頑張って仕事行ってきてね!」
統夜「う、うう。フヒーフヒー」
テニア「ほら!モタモタしてると遅刻しちゃうよ!今日の晩は焼き肉と牛丼、特大オムライスにアキトさんから貰ったラーメンパーティー用セット作っとくからね!行ってらっしゃーい!!」
184 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/16(日) 02:00:57 jgexO3I/
(モニター外)
アル「…仕事?」
木原「…遅刻?」
美久「…今日の晩は?」
アル、木原、美久「朝飯だったんかーーーい!!!」
(…続く?)
185 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/16(日) 02:17:18 8mGFegc3
マサキ「む……次は?」
(モニター内)
???「さあ、食事の時間よ」
統夜「…………」
???「どうしたの? ……ああ、手錠が少しキツいのね」
統夜「…………」
???「え? ダメよ。足かせは取れないわ。当たり前でしょう」
統夜「…………」
???「ええ。まずは食事をしましょう。今日はアルの好きなメニューを作ったの」
(モニター外)
ブツッ
マサキ「…………」
美久「…………」
アル「…………」
アル「私は何も見なかった」
美久(……言い切った!!)
マサキ(言い切ったぞこの男!!)
186 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/16(日) 07:58:33 8mGFegc3
マサト「とりあえず気を取り直して別なのを見よう。美久、お茶持ってきて」
美久「分かったわマサト君」
アル「これなんかはどうだ? 特におかしな点は見あたらない。普通の家庭の台所だ」
(モニター内)
???「♪~♪~♪」
(モニター外)
マサキ「確かに。しかしこの後ろ姿はあの三人娘でも、貴様の連れでも、フューリーの騎士でも無さそうだが……」
アル「無数にある未来の中なら、私たちの知らない女性と結婚する未来もあるだろう」
美久「マサト君、はい」
マサト「すまない、美久」
美久「今度はどんな未来?」
マサト「いや、まだよく分からないんだけど。……あ、統夜が帰ってきたみたいだな」
(モニター内)
――ガチャ
ジュア「ただいま」
統夜「お帰りジュア=ム!」
(モニター外)
――ブはーーーーーーーーーーッ!!
(モニター内)
統夜「今日は早かったんだね」
ジュア「得意先との商談もうまく行ったからな。この分だとボーナスも多めに出そうだ」
統夜「本当!? じゃあさ、ボーナス出たら約束の旅行……」
ジュア「ああ。最近まともに帰ってこれなかったし、二人でゆっくりしてこようぜ」
統夜「嬉しい。あ……ジュア=ム……」
ジュア「……統夜」
(モニター外)
――ブチン
マサキ「この未来消そう!」
アル「同感だ」
187 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/16(日) 10:34:21 K3LQGaY7
>>179-186
<<(;゚д゚)>>ガクガクブルブル
特に>181-185、下手なホラーよか怖ぇぇよ
190 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/16(日) 13:35:20 oEJ3G7+h
マサキ「次だ次!」
アル「ふむ、暗くてよく見えないが音はかすかに聞こえるなどれ音量を上げてみよう」
(モニター内)
???「あっ・・だめ・・・それ以上は」
???「もうやめて・・・こわれちゃいます~」
???「ひゃんっそんなとこ触らないで~」
???「まだまだ俺は満足していないんだ、最後まで付き合ってもらうぞ」
???×3「「「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」」」
(モニター外)
マサキ「これはまた・・・」
アル「なんというか・・・」
美久「///(真っ赤)///」
216 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/17(月) 00:46:13 6mSxaz1N
自分の中では、SSとか投下する時にエンディングを迎えた後の三人娘と統夜の関係は以下の感じをイメージしてるー
統夜:学生でアルバイター。ただしフューリー関係の仕事を不定期で請け負っている。地球側でもフューリー側でも
不可欠の人材だが、各勢力が牽制しあって中立を保っている。三人とも大好きだけど将来への不安もある。
テニア:学生、ときどきアルバイター。統夜への好意を割とストレートに表す、タメ口で喧嘩できる関係。実は寂しがりや
なので、今の生活が壊れることを潜在的に怖れている。夜中に怖い夢を見て統夜のベッドに潜るタイプ。
メルア:学生。カルヴィナと時折連絡をとっているかも。統夜より年下だが、甘える時もあるが案外しっかり者。
統夜に叱られることも多いが、今の生活で一番幸せを感じている。統夜の口元についたクリームを直接舐めて、
ついでにキスくらいなら許されると考えているタイプ。
カティア:学生。たぶんカルヴィナと頻繁に連絡をとっている。統夜のサポート役を自認し、三人娘の家事ローテーションを
決めたり、統夜が深夜バイトの時は一人でも待って一緒に食事をしそう。たぶん統夜より年上で、それを気にしている。
他の二人のようにストレートに好意を表せないので、統夜が積極的に動くと慌てて年上の威厳を示そうとするも完全に
イニシアチブを奪われてしまうタイプ。
259 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/18(火) 16:50:59 +Y2DQMpN
密かに投下
>>184の一応続き
(モニター外)
アル=ヴァン「今度は16番モニターに変化が」
(モニター内)
次第に鮮明さを増して行く画面にはダイニングテーブル、ソファーなどの家具が見え、庭に出られる大きな窓、
画面から切れてはいるがおそらくはキッチンへと続く仕切り、廊下へと続きそうなドアがあることから、
ここがごく普通の住宅の居間だとわかる。
そしてそこで慌てたように動いている人物、その人物に追いすがるように着いて行ってるもう一人。
…統夜とメルアである。
ズボンを履き、Yシャツのボタンを留めようと奮闘中の統夜。外見は今とさほど変わったようには見えない。
もう一方はパジャマのまま、ネクタイと背広を自分の腕に掛け、手にはアタッシェケースを下げているメルア。
幾分頬や肩、腕の辺りが丸みを帯び、今よりもふっくらした印象だ。目につくのは胸の成長か。
メルア「だからさっきから何度も謝ってるじゃないですか、そんなに責めなくたって。はいネクタイ」
統夜「ありがと。責めるなって?四回目だぞ、四回目。目覚まし壊したの」
メルア「だって無意識の内に胸の下で潰れてるんですもん」
統夜「無意識?はあ?一回目覚ましの音で起きたんだろ!そこで俺を起こしてくれりゃいいじゃないかよ。
なんで『無意識』に抱え込んで潰しちゃうわけ!?」
メルア「だって寝ぼけて覚えてないんですもの。あ、胸に抱いてたチチチチ鳴く小鳥さんが急にいなくなった夢なら見たけど。はい上着」
統夜「ありがと。だからその時寝返り打って潰したんだろ。…あああ、ほんとに時間無い!朝一の騎士会に間に合わないよ!
じゃ行ってくる、今度から気をつけてくれよな。」
メルア「はーい、ごめんなさい。」
日常の1コマ。どの家庭、どの夫婦でもあり得るちょっとしたイザコザ。
争いと言える程でもなく、区切りがつけばお互いなんだかくだらないことで言い合いしたね、と笑いあえる程度。
……そう、ここまでは。
(モニター外)
木原「メルアと結婚する未来か」
美久「なんだか羨ましいわね。…アル=ヴァンさんの所もあんな感じなんですか?」
アル「…いや、カルヴィナの寝起きは非常に悪い。無理に起こすと危害を加えられる恐れがあるので、
なるべく放っておくようにしている」
美久「はあ…そうですか」
(モニター内)
ドアを開け、廊下を通り玄関に向かう二人。
メルアがアタッシェケースを差し出しながら言う。
メルア「気をつけて行ってらっしゃい、はい、かばん」
受け取ろうと手を伸ばしつつ、つい冗談混じりに皮肉を言ってしまう。
統夜「…全く、専業主婦は楽でいいよな。寝ぼけた後は適当に家事をして、テレビ見ながらオヤツか?そんでプクプク太って」
アタッシェケースを差し出すメルアの手が止まる。不振に思った統夜がメルアの顔を見、瞬間に自分の失言に気づく。
……最近メルアが自分の胸や腹周りを気にし出したことは知っていた。
密かに運動をしたり、大好きだった菓子類を我慢しているのも知っていた。
そんな折りに自分はメルアに対し、最も言って欲しくない言葉を言ってしまったのだ。
統夜(……しまった!)
時既に遅く、大きく見開いたメルアの両目がうるみ、大粒の涙が盛り上がってきた。
統夜「あ、あああ、ほら、あれだ。冗談だ。あ、もう行かないとフー=ルーさんに叱られるから」
しどろもどろな言葉で取り繕い、アタッシェケースを奪うように手に取り、あたふた玄関を飛び出した。
(モニター外)
美久「女の子に太ったなんて言うのはいけないわ。いくら時間に追われてるといっても、ちゃんと謝るべきよ」
木原「帰宅するとテーブルに置き手紙が一通、なんて展開が予測できるな」
アル「…少し時間を飛ばして先を見てみようか」
(モニター内)
玄関が見える。表札には『紫雲 統夜 メルア』。
と、足音が聞こえ、画面外から現れたのは…
流石に朝の一件で気が咎めているのだろう。仲直りのアイテムにしようというのか、
腕には洋酒の瓶を抱え、きれいに包装された一本のバラの花も手に持っている統夜である。
深呼吸を一回、そして、玄関のドアを開ける。
統夜「ただいま」
メルア「おかえりなさーい!」
機嫌の良い声と共に廊下へと出てきたメルア。朝の事はどこへやら、笑顔いっぱいである。
明らかにホッとした様子の統夜もつい笑みを浮かべ、
統夜「ああ。これおみやげ」
メルア「うわあ、ありがとう、バラきれーい」
統夜「あの、それでな、朝のことなんだけど…」
メルア「ああ、いいのいいの。全然気にしてないから。それより早くご飯食べましょう」
先に立ち、廊下を居間へと向かうメルア。その表情をよく観察すれば統夜は異変を察知したであろう。
だが後に続く統夜にその表情は見えない。
機嫌の良さそうな笑顔ではありながら、こめかみにはうっすらと血管が浮かび、目には倹が生じている。
まさに『目は笑っていない』状態である。
上着とネクタイをとり、Yシャツのボタンを幾つか外し、テーブルにつく統夜。
統夜「腹が減ったから何でも食べられそうだよ。」
メルア「それはちょうどよかったです」
キッチンへ行ったメルアが大きな皿を抱えて戻って来る。皿に乗っているのは巨大な
統夜「ケーキ!?………な、なあ、今日って何かの記念日だったけ?」
メルア「いいえ別に。ただ作ってみただけですよ」
統夜「あ、ああそうか。……で、晩飯は?まさかケーキ?……まあデザートとしてならいいかもしれんが」
メルア「もちろん他にもちゃんと作ってありますよ」
再びキッチンへ向かい、何往復かしながらテーブルに並べられたものを見、メルアの表情を改めて伺うにおよんで、統夜にも遂に理解できた。
朝の統夜の言葉に対する、メルアの復讐が始まったことを。
お汁粉、白玉ぜんざい、おはぎ、チョコレートパフェ、水ようかん、ババロア、スフレ、等等…………
テーブルに並ぶ、数々の甘味料理。
統夜「こ、これは……」
メルア「さあ、召し上がれ。統夜さんお腹すいてるって言ってましたよねえ。
どんどん食べて下さいねっ」
統夜「あああああの、もうちょっと他のは」
メルア「冷蔵庫の中は全部整理しましたから、食材はないです。
でも流石にこれだけあれば充分ですよねえ」
相変わらず笑みを浮かべつつ、目は統夜を射るように見つめている。
統夜「あ、朝のことは悪かった!ほんと謝るからさ」
メルア「あら~、全然気にしてませんよお。あ、私は『プクプク太っちゃう』と困るんでいりませんけどお、
統夜さんはお仕事疲れて帰ってきたんですから、ちゃんとぜーんぶ食べてもらわないと。
お腹すいて何でも食べると言いましたよねえ!はい、あーんして」
フォークにケーキを一切れ突き刺し、統夜の口元へと運ぶメルア。
顔は青ざめ、背中に冷たい汗を感じながら逃げ場の無くなったことを悟りつつある統夜。
(モニター外)
ーープチッ。
木原「む。何故モニターを消す?」
アル「これ以上は身につまされ、いや気の毒で見ちゃいられないからな」美久「…それにしても、メルアさん、部屋に籠もって泣いてた頃から随分成長したわ」
アル「そのエピソード、本来我々は知らないはずだが、それはいいとしてああいうのは成長とは言えないのでは」
木原「フン、『甘い結婚生活』とやらか」
アル、美久「誰がうまいこと言えと言った!!」
285 :ノーマルカティア編 :2006/07/20(木) 01:44:03 P3Y6dbVe
>>179->>184
>>259->>265の続き
(モニター外)
美久「見て、4番モニター」
(モニター内)
空は闇夜。郊外の住宅街に足音が響く。少しフラつく足取りの統夜である。
統夜以外に人影は見当たらず、周りの家々の窓には明かりは無く、街灯の光を頼りに家路についている所。
…と、一軒の家の前で立ち止まる。
この家だけは、主を迎える道しるべとなっているように玄関に灯りがともっている。
統夜「ただいま~ちょっと飲み過ぎちゃったよ~」
???「お帰りなさい。ご苦労さま」
今まで洗い物をしていたのだろうか、エプロンで手を拭きつつ迎えたのは、今とさほど変わらぬ外見のカティアである。
カティア「まあ、だいぶ飲んだのねえ」
かばんを受け取り、統夜の肩を支えて居間に入りながら言う。
カティア「ご飯にします?先にお風呂?」
統夜「ご飯にしようかな~」
あまり呂律がまわってない。
カティア「さ、それじゃ楽な格好なさって」
と、甲斐甲斐しく統夜がスーツを脱ぐのを手伝う。
(…ほぼ100点だよなあ~)
アルコールで朦朧としながらも統夜は考える。
(…こんな時間に帰ってきてもちゃんと起きて待っててくれるし、文句や愚痴は言わないし、料理は旨いし、
夜も情熱…グフン、これはまあいいとして、今でも若々しくて綺麗だし、
こんなこと言うとアレだけど、カティア選んで良かったなあ)
思わずニヤつき、カティアの方を見る。
正座をして膝の上で統夜の背広を畳んでいたカティアが気づく。
カティア「なあに?何かついてる?」
少し首を傾け微笑む仕草。
統夜「い、いや、何でもない」
幸せをかみしめる瞬間。
…と、背広を畳み終え、Yシャツにかかったカティアの手が止まる。
カティア「あら?この紅いの…」
統夜「え?」
カティア「…口紅?」
シャツを顔に近づけ、匂いを嗅ぐ。
カティア「…香水臭い」
更にYシャツに付いていたものをつまみ上げる。
カティア「…この髪の長さ、私のじゃないわ」
統夜「え、え?」
立ち上がり、統夜の真っ正面に座りYシャツを示す。
カティア「これは、どういうことですか?」
先ほどまでの機嫌の良い表情は微塵もない。
ほんの少し眉がひそめられる程度、無表情に近いが、目は統夜を射抜くような鋭さ。
この表情、カティアが本気で怒っているものだと理解してる統夜は背筋に氷を詰められたかのごとく酔いも瞬時に覚める。
統夜「ちょ、ご、誤解するなよ。帰りに偶然カルヴィナさんと会って、アル=ヴァンさんが出張でいないから寂しい、
ちょっと付き合ってくれって言うから、カラオケ行って、居酒屋二三軒まわっただけだよ」
カティア「本当ですか?」
統夜「ああ、本当だ。それでカルヴィナさんが酔って寝ちゃったから、おぶって家まで送って行ったんだ。
Yシャツについたのはだから、カルヴィナさんのだって」
カティア「証明できますか?」
(そこまで疑うか?)
流石にカチンときた統夜、
統夜「じゃあ、今カルヴィナさんに電話してみろよ。
家に送り届けた時はもう目覚ましたから。まだ起きてるんじゃないか」
カティア「じゃあ、そうさせてもらいます」
電話を取り出し、呼び出す。
(…まったく、これさえなければ『ほぼ』じゃなく完璧に100点なんだけどなあ)
思い込んだら、一途。
それは愛情が向けられれば、相手にとってこの上もなく快いものだが、
裏を返せば意固地、頑固となり、疑いが向けられた場合、非常に厳しく、つらいものになる。
カティア「…あ、もしもし、夜分遅くすみません。カティアですけれど」
カルヴィナの声が受話器越しに統夜にも漏れ聞こえる。
カルビ「あらあ~、カティア、久しぶりだけど、どうしたのお?」
帰宅時の統夜と同じ、呂律のまわらない声。
何か嫌な予感がした。
カティア「いきなりで申し訳ないんですけれど、今日は主人と一緒だったのでしょうか?」
カルビ「あ~そうよ~。アル=ヴァンいなくて寂しいよ、て言ったら、僕が慰めてあげます。
てねえ、ほんともう、最高のテクだったわあ~、トロけちゃいそうなくらい」
カティア「!!」
統夜「ちょ!カルヴィナさん、何言ってんですか!」
統夜の声にも構わず、カルヴィナは続ける。
カルビ「それから何回も何回も。激しくって、強くって。
こっちも対抗しようと思ったんだけど、もう壊れちゃうかと思ったわあ~」
カティア「!!!」
統夜「ま、待て、ほんと誤解だ。俺とカルヴィナさんはそんなこと」
統夜の言葉に構わず、黙って受話器を置き、立ち上がり押し入れから旅行かばんを取り出す。
統夜「おい!待てって!」
カティア「しばらくテニアかメルアの所に行ってますから」
冷たく言い放ち、素早く荷造りをし、コートを羽織って玄関を出て行く。
統夜「ま、待て、待てよ、カティア、カティアァー!!」
慌てて後を追い、居間を飛び出す統夜。
置いてきぼりにされた受話器からカルヴィナの話す声がまだ聞こえている。
カルビ「凄く歌旨いのね、あんたの旦那。もう感動して聞き惚れちゃって、痺れちゃったわよ~
あたしの方は喉が枯れそうで、て、あれ~もしもし~?、もしも~し?」
291 :補正カティア編 :2006/07/20(木) 01:56:46 P3Y6dbVe
(モニター外)
アル「む、今度は8番モニターに変化が」
(モニター内)
徐々にはっきりしてくる画像には普通の住宅にあるような階段。今一人の男がのぼっている。
(モニター外)
美久「…統夜さんですね」
アル「外見は…今とあまり変わらんな」
(モニター内)
現在よりは幾分引き締まった顔、落ち着いて見える物腰などから数年後の統夜を映し出してるとの予想がつく。
階段を登り切った先のドアの前で足を止める。
統夜「カティア、入るよ。」
カチャリ。ドアを開け、視界に入ってくる部屋には…
壁一面、いや、天井まで埋め尽くさんばかりに貼り付けられたポスター、ポスター、ポスター…
部屋の片側にしつらえられられた棚には様々なフィギュアが陳列され、
また別の棚には雑誌がギュウギュウに入れられ、
更にまた別の棚にはビデオ、DVDが所狭しと並べられ…
棚に入りきらない雑誌、DVDなどは絨毯敷きの部屋いっぱいに雑然と散らばっている…
そして、部屋の真ん中にデンと据え付けられたコタツに入り、ドテラを身にまとい、髪振り乱し、分厚いレンズのメガネをかけたカティアが必死になって何やら作業をしている…
(モニター外)
木原「…今度はカティアか」
アル「今とあまり変わらないような」
美久「いえ、この前遊びに行った感じでは、あそこまでのコレクションは無かったような」
木原「フン、カティアが統夜と結婚し、家計を受け持てばこうなるということか」
(モニター内)
カティアが必死にしているのは、下書きのペン入れ、ベタ塗り、トーン貼り…
統夜「なあ、飯作ったから、少し休んで食べないか」
カティア「間に合わないのよ!」
統夜「…何をそんなに焦ってるかわからないが」
カティア「明日までにアスラン×キラ編とタカヤ×シンヤ編を終わらせないと、
コミケまで間に合わないのよ!!」
統夜「…彼らが気の毒なのと大変なのはわかるが、少しは休まないと、体に悪いぞ」
カティア「大丈夫、大丈夫よ。フューリー製薬の試作品、『サイトロンZ』を一本飲めば一週間分の栄養補給と徹夜もバッチリらしいわ!フフ、フフフフフ」
コタツそばに何本か転がっている空き瓶に目を留めた統夜。一本拾い、効能書きを読み、一心不乱に作業をするカティアを見る。
目は血走っており、口は半開き、絶えず虚ろな笑みを浮かべつつペンを走らせるその姿は鬼気迫る異様なものがある。
統夜「フューリー…サイトロンZ……」
統夜「ちょっ!!カティア!いったいどこで!?いやそれよりも絶対まずいって!!違法な薬物とか入」
カティア「いいのいいの!あ、射…いや写生したいからちょっとポーズとってくれない?」
統夜「このドリンク、試作品て…まさか親父の奴、また人を実験台に使おうと送ってきたんじゃあ…」
カティア「ブツブツ言ってないで早くポーズとって下さらない?」
統夜「そんな場合じゃ」
カティア「あら?結婚するとき約束してくれたわよね?同人活動は認める、出来ることがあれば協力すると」
統夜「(それはあの頃以上にのめり込むとは思わなかったからなんだが…)……仕方ない、わかったよ。で、どんなポーズ?」
カティア「壁に両手を着いて、足を広げて、お尻を突き出して、顔はこっち向けて、恥ずかしそうに微笑んで。ウフ」
統夜「…な」
カティア「あ、服は全部脱いでね♪」
統夜「出来るかあああああ!!!」
294 :あげてスマン :2006/07/20(木) 02:13:11 P3Y6dbVe
診察台にトランクス一丁で縛りつけられた統夜。
統夜「ちょ、なにゴム手袋はめてんだよ!なんで指にローション垂らしてるんだよ!!」
カティア「大丈夫大丈夫。痛くないようにしてあ・げ・るから♪
ウフ、ウフ、ウフフフ」
統夜「ひいいぃぃぃぃ」
290 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/20(木) 01:53:54 P3Y6dbVe
(モニター外)
木原「……………」
美久「……………」
アル「……………」
美久「……結局はどんな未来でも統夜さん、苦労しそうですね」
統夜「…う、うーん、……はっ!こ、これは…!」
木原「目が覚めたか」
統夜「お、思い出したぞ。あんたら、人の未来を勝手に見やがって!
…………でも…ど、どうだったんすか?い、いや、知りたい気もするが知りたくない気も…
…………そ、その、誰と結ばれるのが一番、その
え!?ちょ、マサキさんなんで天を仰いでるんですか!?
美久さんなんでハンカチを目にあてて…!?
アル=ヴァンさん優しい笑顔して肩叩かないで下さいよ!!!」
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
267 :スルー推奨 :2006/07/18(火) 17:43:02 NQY1sl4o
テニア「そう言えば、さー」
統夜「ん?」
テニア「カティアが昨日の夜中に、机に向かって何書いてるのかなーって思ったらそれが漫画でさー」
カティア「!?」
テニア「ヒカルさんに習ってるみたいでさ、書き始めたばっかって言うワリには絵もやたら上手いし」
カティア「テニア!あの時内緒にしといてってあれほど――!」
テニア「ご、ごめん、でもやっぱりどんなの書いてるのかって気になって……ね?」
メルア「あ、私も見てみたいですー」
統夜「まあ…そんな、無理して見せてもらわなくてもいいじゃないか。カティアの気が向いたらでさ」
カティア「は、はい、まだ人に見せられるようなレベルじゃないし、やっぱり恥ずかしいですから……」
(て言うか統夜と相良さんが○○とか△△してるようなの本人に見せられる訳がn)
テニア「別に出し惜しみしなくてもさー、そういやこないだ書いてたのはどんな話なの?ラブストーリーとか?」
カティア「ら、ラブストーリーって言うか、何と言うか……」
(ラブストーリー?確かにラブ関係と言えばラブ関係だけどいわゆる私達くらいの
年頃が憧れるような爽やかなものではなくて、倒錯的もしくは退廃的と言うような)
テニア「…どしたのかな?」
メルア「さぁ…」
統夜「あー…、カティア?無理して答えなくても……ん?」
ポタ
「「「「わあああああっ!!!」」」」
統夜「ちょ、カティア鼻血鼻血!」
カティア「や、ちょ、ティッシュ、ティッシュお願いします!」
統夜「わ、わかった!ちょっと待って――」
メルア「カティアちゃん、鼻血出た時は鼻つまんで上!上を向くんです!」
カティア「こ、これすごい気持ち悪くて息苦しいんだけど…」
テニア「違うッ!鼻血の時は首筋をー!」(本気と書いてマジの逆水平チョップ)
カティア「げふっ!」(床に突っ伏し更に出血)
テニア「…あれ?」
統夜「お前らは何をやってんだぁー!」
テニア「いやぁ、だって鼻血の時は首筋を叩くんだってかなめが」
統夜「力加減ってのを知らないかお前は!?」
メルア「鼻血の海がどんどん、広がっていきます……」
テニア「でもすっごい楽そうな顔してるよ。チョップ効いたのかな」
統夜「んなわけあるかぁぁぁっ!」
カティア(…そういや、ヒカルさんちの漫画で読んだっけ…「えっちなのはいけない」って……
ごめんなさい統夜、私は貴方の淫らな姿を夢見て鼻血を流すいけない女の子です……ガクッ)
269 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/18(火) 18:31:06 UwiB67Yg
何でだろう…、オチを読んでニンマリしてしまった。
そうか、こういうオチ好きなんだ、俺。
299 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/20(木) 19:25:04 Nd9RZ9YQ
ぴちゃぴちゃ…
腰から下で水音がする
シャナ「んっ…ぺろぺろ…はむ…」
このままだと問題があるので俺はとりあえず
シャナ「ひゃっ…ろ、ろふは…ふぁふぁはふぉほはふぇふぁいふぇ…
(と、とうや…あたまをおさえないで……)」
シャナが何かを言っているが相手にせずに俺は自分のほうにシャナの頭を引き寄せた
シャナ「ふみゅっ!!ぺろぺろ…」
こんな状況でも舐めるのを辞めない。しかたなく理由を説明することにした
統夜「濡れたら後で大変だろ?我慢する」
シャナ「いつになったら迎えが来るんでしょうか?」
統夜「参ったよなぁ…ラフトクランズで二人でどこかいこうと思ったら急に雨が降り出して
しかもエンジントラブルで墜落した挙句コクピットに穴が開いて雨水が入ってくるし…」
シャナ「さっきから足元が水浸しでぴちゃぴちゃうるさいですね…統夜…私重いですか?」
統夜「いや、気にするなよ。副座が汚れてて座れないのは食事を持ち込んで食い散らかしたテニアと
副座の近くにお菓子を大量に隠してたメルアのせいなんだからさ……それよりも
朝早く出かけたせいでろくになにも食べてなかったけど大丈夫か?」
シャナ「メルアさんの飴がまだ残ってたのが幸いしました…はむはむぺろぺろ…」
統夜「あんまり乗り出すなって。それ以上乗り出したら髪が濡れて風邪をひくぞ」
シャナ「だからってさっきみたいに頭を無理やり引き寄せないでください。」
統夜「いきなりだったのは謝るけどさ…でも」
シャナ「と、統夜の息が髪と耳にかかるのが恥ずかしくて……////////」
統夜「そ、そうか悪かった…//////」
シャナ「い、いえ副座に座れないから統夜の膝の上に座らせてもらってるのに
我侭を言う私の方が悪いんです………/////////////////////」
読みづらくって御免ね……変な想像した人は正直に手を上げてください
先生は怒りません
300 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/20(木) 19:35:50 xEV/2ARh
しないよ
ノシ
301 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/20(木) 20:40:54 sliMHK5f
>>299
飴舐めてるシャナを想像したら途中からKOFのクーラと入れ代わったorz
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
343 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/24(月) 01:15:00 HqZLbr3z
グ=ランドン「(´・ω・`)ショボーン」
フー=ルー「あの、グ=ランドン様」
グ=ランドン「なんだね(´・ω・`)ショボーン」
フー=ルー「もうすぐ収録が始まります」
グ=ランドン「そうか(´・ω・`)ショボーン」
番組スタッフ「グ=ランドンさん、フー=ルーさん、スタンバイお願いします」
フー=ルー「今行きます。グ=ランドン様」
グ=ランドン「うむ(´・ω・`)ショボーン」
番組スタッフ「3・2・1・キュー」
グ=ランドン「絶望総代と」
フー=ルー「絶望おねーさんの♪」
2人「絶望したああぁぁぁあぁああぁあああ!!」
フー=ルー「今夜も始まりました『絶望総代と絶望おねーさんの絶望した』。
それでは、さっそく1枚目のお葉書を。M・M・Mさんからです。
『絶望総代さん、絶望おねーさん、こんばんは』こんばんは~♪」
グ=ランドン「こんばんは」
フー=ルー「『先日、彼と一緒にお買い物にいった時に、ソフトクリームを買ってもらったんです。
でも、いきなり自転車が飛び出してきて、びっくりして落としてしまったんです。マナーの悪い自転車に』」
グ=ランドン「絶望したああぁぁぁあぁああぁあああ!!」
344 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/24(月) 01:20:04 HqZLbr3z
フー=ルー「テレビの前にいる、よいこのみんなはマナーやモラルは守りましょうね♪
続いて、2枚目のお葉書です。F・Mさんからです。『絶望総代さん、絶望おねーさんこんばんは』こんばんは~♪」
グ=ランドン「こんばんは」
フー=ルー「『この前、彼氏と焼肉を食べに行ったんです。でも、狂牛病とか鳥インフルエンザとかが心配で、
結局3人前ぐらいしか食べられなかったんです。安心して食事が出来ないことに』」
グ=ランドン「絶望したああぁぁぁあぁああぁあああ!!」
フー=ルー「確かに安心して食事が出来ないのはつらいですね。残留農薬などの問題もありますし、でも政府もきっと無能ではないのですから、たぶん最善の選択をしてくれるはずです。
これが今夜最後のお葉書ですね。K・Gさんからです。
『最近、彼に4人目、5人目の女性の影がちらつくんです。それというのも、
彼と行ったことのない場所なのに、一緒に行ったようなことを言うんです。彼の浮気症に』」
グ=ランドン「絶望したああぁぁぁあぁああぁあああ!!」
フー=ルー「浮気、ですか、『英雄色を好む』と言いますし、でも、さすがに4人目、5人目は酷い気もしますね。
さて、お時間となりました。番組ではお葉書をお待ちしております。宛先は番組の最後に。それではみなさんまた次回さようなら~♪」
グ=ランドン「次回も絶望したああぁぁぁあぁああぁあああ!!」
番組スタッフ「カーット。OKです。続けて2本目いくんで、フー=ルーさんは衣装替えお願いします」
フー=ルー「わかりました。ん?グ=ランドン様、何かありましたか」
グ=ランドン「いや、なに、収録中と別人だなと」
フー=ルー「今の私はフー=ルー・ムールーで、カメラの前では絶望おねーさんというだけです」
グ=ランドン「そうか…」
フー=ルー「衣装替えがあるので失礼します」
グ=ランドン「うむ」
グ=ランドン(しかし、変わりすぎだ)
345 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/24(月) 01:22:56 HqZLbr3z
グ=ランドンinTV「次回も絶望したああぁぁぁあぁああぁあああ!!」
統夜「…こんな番組やってたんだ」
テニア「うん、大人気番組だよ。視聴率も毎回40%を越えてるし」
統夜「へぇ」
メルア「みんな、なにかとストレスが溜まってるじゃないですか。幅広い年代に受けているみたいですし」
統夜「ふ~ん」
カティア「それに、フー=ルーさん今度写真集だすみたいですよ」
統夜「え?」
テニア「毎回違う衣装で出てて、それがうけてるみたい」
メルア「ナース服や浴衣、水着の時もありましたね」
統夜「へ、へぇ~」
カティア「DVDもでるとか」
統夜「色々、頑張ってるんだな。あ、俺そろそろ寝るから、おやすみ」
メルア「おやすみなさい」
テニア「おやすみ~」
カティア「おやすみなさい。寝坊しないでくださいね」
統夜「ああ」
カティア「さて、テニア」
テニア「なに?」
カティア「さっきのF・Mって、テニアのことよね」
テニア「うん」
カティア「統夜と2人っきりで焼肉にいったの?」
テニア「うん、そんなにいっぱい食べられなかったけどね」
カティア「抜け駆け禁止っていうのは、どうしたの?」
メルア「そうです。テニアちゃん、ズルいです」
テニア「そんなこといったら2人だって…」
カチカチ
統夜「予約完了」
350 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/24(月) 10:58:09 6lPXdyDH
>>343_345
テレビだったのかラジオかと勝手に思ってた。
総代「グ=ランドン・ゴーツの深夜の馬鹿ぢからああぁぁぁあぁああぁあああ!!」
こんな感じで
351 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/24(月) 12:40:03 4Mea2dcJ
>>344
>グ=ランドン(しかし、変わりすぎだ)
アンタが言えた事かよw
361 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/26(水) 13:37:10 8Gt/w+/D
???「封印せよ。J萌えスレを封印せよ
このスレは統夜の楽園(ハーレム)
決して失われてはならぬ…」
統夜「……………」
???「封印せよ…。
J萌えスレを…封印せよ…
ハーレムに生ける者達に…ドラコデウスの加護を…
ハーレムを護る者達に…ドラコデウスの力を…」
統夜「俺のスレが無い今、ここを俺のものとしなければならない。
J萌えスレを…我が物に…」
統夜「優しいカティア…」
カティア「はい」
統夜「気丈なテニア…」
テニア「おぅっ!」
統夜「無邪気なメルア…」
メルア「は~い」
統夜「俺の可愛い女達。あのスレはもうすぐ役目を終えようとしている」
テニア「あのスレ…?
それってJ萌えスレのこと?」
統夜「そうだテニア。
お前もよく知ってるあのスレ…。
そこでハーレムを受け継ぐんだ」
カティア「…統夜
もし、邪魔者達がスレを出ていかなければ
その時は…私達が…」
統夜「ありがとうカティア
彼らがそれを否定した時は…頼む」
メルア「では、統夜さん」
統夜「ああ、行こう!
…ハーレム成就の為に…!
G・ドラコデウス…
ガウラの園を浮上させるんだ…」
フランツ「…最終プログラム起動…」
362 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/26(水) 13:38:50 6bMx+eun
最後ちょっと待て
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
268 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/18(火) 18:29:33 x3Dw2aDj
統夜「夏休みだし、海に行かないか?」
テニア「行くー!」
メルア「行きたいです」
カティア「行きたいですが…急にどうしたんですか?」
統夜「さっきアル=ヴァンに電話で誘われたんだよ。
カルヴィナさんの知り合いが旅館やってるらしいから
旅費の心配もないみたいだしさ」
カティア「なら問題ありません。」
紫雲ファミリー「海に行くぞー!」
―カルビ宅
カルビ「アル=ヴァン、何処に電話してたの?」
アル「うむ、紫雲宅にな。例の海への旅行に彼らも呼んでみた」
カルビ「ああ、そう」
(空気嫁ー!折角の二人きりの甘い夏旅行だったのに!)
270 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/18(火) 20:48:08 TI04wyMw
アル(危ない所だった…統夜、予定の空きを心から感謝する)
ホテルのフリータイムで時間目一杯底無しだたカルビを思い出し、生死に関わると手を打ったアル=ウ゛ァンの作戦。
?「さて、我々も準備するか、ククク
?「いつもながらノリノリね、声がかからなかったからって弄る気満々というか
?「問題ない」
?「「何故居る」」
311 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/21(金) 22:25:51 BEBKQ6VH
>>268、>>270に便乗。
<--列車内-->
--カタンコトン、カタンコトン。
一定のリズムと微かな揺れが続く。窓から見えるのは水田、牧草地…その向こうには夏にも関わらず頭のてっぺんに雪を乗せた山々。
のどかな田園風景が何時間も前から続いていた。
窓側には統夜とメルア。統夜の隣りにはカティア、メルアの隣りにはテニア。四人掛けのボックス席に位置を取った一同。
他のボックス席に人は居らず、一つの車両を一行が借りきっている状態である。
始めは田舎を走るローカル線に驚き、景色に見とれていた三人であったが、流石に何時間も同じ景色が続くのは食傷気味になり、
かといって会話もいまいち盛り上がらない。出発前日からハシャぎ、何度も統夜が注意してやっと寝室に行った三人。
そして睡眠不足のまま出発。何度もの乗り換えでやっとこの列車に入ったのである。
少々疲れが出、会話が億劫になるのも無理はない。
カティアは文庫本、テニアとメルアは各自買い込んだ食べ物に没頭している。
統夜(…それにしても、現地集合はないよな)
312 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/21(金) 22:27:24 BEBKQ6VH
カルヴィナの車は六人乗りとのことだが、海辺でやる予定のバーベキューや花火の用具、持ち込みの食料などを積むと統夜達の乗るスペースはないとのことだ。
統夜(…でもまあ、只で旅行行けるんだし、仕方ないか)
<--同時刻・カルヴィナの自動車内-->
カルビ(さて、邪魔はいないし、旅館に行く前に…)
カルビ「ねえアル、ちょっと疲れちゃったんだけど」
アル「では運転を変わろうか」
カルビ「(…この鈍感男)…ううん、それは大丈夫。…ちょっと暑くない?汗かいちゃったわ」
アル「ではエアコンを入れよう」
ゴォォーー
カルビ「(…こ、こいつ!)あ、あ痛たたたたた、急にお腹が…」
アル「む、それは良くない。ちょうど正露丸を用意してある。飲むといい」
カルビ「………………」
アル「む、曲がる方向が逆ではないのか、確か旅館へは…
なぜ歓楽街へ車を入れるのだ?カルヴィナ。その『御休憩なんたら』とある看板の建物になぜ向かう?
すだれを押しのけてどこに車を入れようというのだ?」
カルビ「いいからとっとと降りんかい、コラ!!」
313 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/21(金) 22:29:03 BEBKQ6VH
<--列車内-->
--カタンコトン、カタンコトン。
寝不足、朝からの荷物を抱えての移動、会話も途切れ、列車の心地よい揺れにつられ、いつしか眠り込んだテニア。
(…ニアちゃん、テニアちゃん)
肩を小突かれ、現実に帰る。
テニア「…んにゃ?…なんだメルアか、どうしたの?」
メルア「…しっ!…見て下さい」
メルアが指さすのは…
正面のカティアと統夜。
二人ともテニア同様、眠っているが…
カティアは統夜の肩に頭を乗せ、統夜はカティアに身を寄せかけた姿勢である。
更に何の拍子か、二人の腕が絡み合うおまけつき。
他人の目には絵に描いたような仲の良いカップルとしか見えないであろう。
メルア(…どう思います?あれ)
テニア(…許せないわね)
メルア(許せませんよね)
嫉妬の炎が胸に疼く。二人目を見交わし、意図が同じだと確認する。
テニア(…そ~っと引き剥がすわよ、メルア)
メルア(合点です!)
二人立ち上がり、メルアは統夜に、テニアはカティアに近づいた瞬間…
314 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/21(金) 22:34:33 BEBKQ6VH
その瞬間、キキイィィィーーーーー!!と耳障りな音と共に、列車が急ブレーキをかけた。
テニア「うわああぁぁぁー!」
メルア「きゃああぁぁぁーー!!」
急減速に対応出来ず、バランスを崩し、前のめりになる二人。テニアの前にはカティア、メルアの前には統夜。
テニアはとっさに手を座席の背もたれにつき、カティアとの顔面衝突を避けようとした。
しかしながら衝撃を吸収仕切れず、
テニア「!!!!」
カティア「…ん?…!!!!!」お互いの唇を勢い良く、くっつけ合う事態に…
メルアの方は腕を突き出す間もなく、統夜に体ごと体当たりすることになったが、反射的に体を上に伸ばし、顔面が当たる事態は避けられた。
しかし…
統夜「…む、ムギュ、く、苦しい」
メルア「!!」
統夜の顔は背もたれとメルアの胸に押しつぶされた状態に…
<--同時刻・線路沿いの林の中-->
???「線路に石を置くのも間違い……」
315 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/21(金) 22:36:54 BEBKQ6VH
<--再び列車内-->
カティア「…な、いきなり何するのよ、テニア!!まだ統夜にも許して…いや、
一体何の積もりよ!!?…まさかあなたにそんな趣味が」
ゴシゴシ
テニア「こ、こっちだって、したくてしたわけじゃない!!!急にブレーキ掛かって、避けられなかったのよ!!!」
ペッペッ
カティア「ちょっと、ペッて何よ。私の口が不潔だとでも言うの!?」
テニア「そうじゃないけど、気分的に…って、あたしがどんな趣味だっていうのさ!!?…あ、統夜!?」
カティア「…え?…統夜!?」
顔を押しつぶされる苦しみで目を覚ます統夜。息苦しさの原因である、顔を覆うものを両手で押しのける。
統夜「…ぶはあ、はあ、はあ、苦しかったあ~。…ん?この感触??」
ムニュムニュ
ふと目を上げると真っ赤な顔で涙を浮かべつつも、統夜を睨み付けているメルアが。
横を見ると一旦口論が中断されたテニアとカティアが自分を見つめている。
そして改めて手元を見、自分が鷲掴みにしているものの正体を理解する。
統夜「…え、え、何これ、ていうか、目を覚ましたら苦しくて、どけようと…
いや、ワザとじゃないんだワザとじゃ」
316 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/21(金) 22:39:08 BEBKQ6VH
メルア「と、と、統夜さんのバカぁぁぁぁーーーー!!!」
バチィィィンーー!!!
カティア「私ならOKだけど、じゃなくって、メルアに何してるのよぉぉぉーーー!!!」
ボゴォォォーーーン!!!!
テニア「そんなに、そんなに巨乳がいいのかよおぉぉぉーーー!!!」
ドグシャアァァ!!!!!
メルアの張り手で横を向けられた統夜の顔を、すかさず右ストレートのカティア。
トドメにテニアの膝が顎にヒット、鮮やかな技の連携で、速やかに夢の世界へ舞い戻った統夜であった…
<--同時刻・ある部屋-->
アル「ふう。そろそろ用意をしないと、集合時刻に間に合わなくなるぞ、カルヴィナ」
カルビ「延長しといたから」
アル「…………………」
<--同時刻・線路沿いの林の中-->
???「あんたは場違いなんだから、帰るわよ」
???「……間違いはあったのだろうか…?」
317 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/21(金) 22:44:24 BEBKQ6VH
<--そして旅館前-->
アル「顔が腫れているようだが、どうしたのだ?」
統夜「…そういうアル=ヴァンさんも、げっそりやつれているように見えますが?」
アル「………………」
統夜「………………」
319 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/21(金) 22:54:23 BprOQYql
GJしておきましょう
ところで要所要所で出てるのは某過ちさん?
320 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/22(土) 08:00:45 iYeD8cNY
過ちを犯す人がいるーっ!?(ガビーン)
380 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/28(金) 13:52:25 kBqlHc4I
>>268、>>270
>>311-317
の一応続き
<--旅館内・女性部屋-->
カルビ「さっきロビーで統夜に会ったけど、後でこっちに来てトランプしたいと言ってたわよ」
カティア「本当ですか?」
テニア「そりゃあもちろん」
メルア「かまいませんよ」
カルビ(…まずは良し、と)
<--旅館内・アル=ヴァンと統夜の部屋-->
コンコン
統夜「はい?あ、カルヴィナさん」
カルビ「あの子達がね、トランプしないか、て言ってたわよ」
統夜「あ、そうですか。じゃ行きます。カルヴィナさん達は?」
カルビ「私はちょっとアル=ヴァンと話があるから、後で行くわ」
統夜「そうですか。じゃ後で」
アル「カルヴィナ、私に話とは?」
統夜が出て行った後、ロビーの自販機で買った缶ビールを示して誘う。
カルビ「飲む?」
アル「ああ、頂こう」
二本のうち片方を差し出し、そのまま乾杯。
温泉上がりの火照った体に染み込む冷たさ、心地よさ。
アル「…で、話とは?…深刻な問題らしいね」
381 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/28(金) 13:54:27 kBqlHc4I
カルビ「あら、なんで分かったの?」
アル「君が真剣な話をするときは、このようにワンクッション置くのを知っているからさ」
カルビ「…そうだったわね、フフ」
微笑みあう二人。やがてカルヴィナが自分の着ている旅館の浴衣を差し示して言う。
カルビ「この旅館、私の知り合いの所だって言ったわよね?
旅館の名前は女将の名字から取っているの」
アル「……?」
先を促す。
カルビ「気付かない?この名字。…『彼』の姉さんよ」
アル「!!…………やはりそうか」
カルビ「…気付いてたの?」
アル「君の知り合いで、旅館名がああだったからね、まさかとは思ったが」
カルビ「……で、どうする?」
アル「……女将には私のことを打ち明けるべきだろうな。月の支社を攻撃したのは我々フューリーであるし、その指揮をしたのは私だ。
彼女には私を裁く権利がある」
カルビ「…あなたならそう言うと思っていたわ。…でもそれなら私も一緒に彼女に首を差し出すしかないわね」
382 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/28(金) 13:56:23 kBqlHc4I
アル「!…なぜ君までが!?」
カルビ「…だってそうじゃない?
結局はフューリーと地球を結びつける手伝いをする仕事をしているし、
敵の指揮官だった男とは一緒に暮らしてるわけだし、
私の今の生活って、月で踏みにじられた彼らの未来の上に成り立ってるんだから、恨まれて当然」
アル「……カルヴィナ」
カルビ「…ねえ、アル。実はね、ここに申込む時、フューリーの人間を連れていくって、女将には言ってあるのよ」
アル「!!」
カルビ「詳しいことは省いたけど、私の今の状況も話して、それでも受け入れてくれるか、聞いたの。
女将はね、弟を殺したフューリーは確かに憎い。でもそれ以上に、弟の犠牲が無駄になってほしくない。
戦争が終わって、フューリーが地球に受け入れられつつある今、弟のためにも、
この旅館がかつての敵同士が手を携えるような場になって欲しい、自分はそのために力を尽くしたい、って」
アル「…………」
383 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/28(金) 13:58:02 kBqlHc4I
フッと笑ってカルヴィナは続ける。
カルビ「普通なら、そんなキリスト様みたいなこと、て胡散臭く思うかもしれないけどね…
彼女も相当悩み苦しんで結論を出したんでしょうね、私のように」
アル「…カルヴィナ」
カルビ「あなたと一緒に生きていこうって、決心したとき、こう思ったの。
あなたの罪は大きい。でもその重荷を私にも半分分けてもらおう。
その代わり、私の罪だってあなたに半分負ってもらおうって」
アル「……負ってくれるか、私の罪を」
カルビ「ギブアンドテイクよ。あなたが地獄へ落ちるっていうなら、私も一緒に着いて行ってあげる。その代わり」
アル「地獄へ君が落ちるのなら、着いて行こう」
カルビ「…うん、ありがと」
目を潤ませ、微笑みあう二人。
と、なにか思い出したように手を叩くカルヴィナ。
384 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/28(金) 13:59:52 kBqlHc4I
今までの真剣な口調とはかけ離れた明るい声で言う。
カルビ「あ、そうそう。大事なこと忘れてたわ。ほんとはこっちが本命なのに…」
アル「今以上に重要な話なのか?」
カルビ「いやだもうアルったら。何のために統夜を向こうに追いやったと思ってるのよ~」
急にニンマリとして、わざとか偶然か、浴衣の裾を乱し足を見せるカルヴィナ。
アル「……その、非常に嫌な予感がするのだが」
カルビ「なに言ってるのよ、もう。宿へ来てから2人っきりになる機会なかったじゃない。だ・か・ら」
アル「あ、いや、その、今までの話の流れというか。何故部屋のカギをかけるのだ、カルヴィナ。
これまでの雰囲気から言えば、そういう状況に持って行くには無理が、
押し入れから夜具を出して、何故敷くのだ。何故自分の帯を解き始めるのだ、カルヴィナ。
うわ、ちょ待て(ry」
<--女性部屋-->
統夜「カルヴィナさん達、遅いな」
テニア「まあ何やってるか、大体想像つくけどね」
385 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/28(金) 14:01:55 kBqlHc4I
はいごめんなさい。全て台無しです。
自分にシリアスネタは無理でした…orz
386 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/28(金) 15:47:22 6QeGByB6
この台無し感がGJなんじゃないか!
387 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/28(金) 16:51:06 AfBRS8ch
予想を裏切る冒頭とまさかの急展開
GJ!
389 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/28(金) 21:02:28 /tJJOJE5
いい感じに裏切ってくれてGJですたよ
541 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/08/05(土) 03:45:30 qvVf15V6
>>268、>>270
>>311-317
>>380-384の続き
<--女性部屋-->
ガチャリ
ドアを開け、統夜が浮かない顔をして入ってきた。
カティア「どうでした?」
統夜「部屋にはカギかかってるし、ノックしても出ないし、灯りも消えてるみたいだし、多分寝ちゃってるんだと思う…」
テニア「あらら」
統夜「…で、申し訳ないんだが、こっちで寝かせて貰うよ」
カティア「…そ、そうね(ヨシャーー!!)」
テニア「まあ元々四人部屋だし(キターー!!)」
メルア「仕方ないですよね(トウヤサントイッショ…ワクドキ)」
既に四人分の夜具は部屋の中央に並べて敷かれている。アル=ヴァンとカルヴィナの『大事な話』が済むまでトランプをしていた四人であったが、流石に夜も更け、
部屋に戻ろうとした統夜であったが、このような状況になった。
カティア「それじゃ、せっかくだからトランプ続けましょうか」
統夜「あ、ごめん。俺ちょっと野球ニュース見るから先やっててよ」
542 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/08/05(土) 03:48:04 qvVf15V6
部屋備え付けのTVでスポーツニュースを見始める統夜。それを横目に低い声で話を始める三人。
カティア(…統夜が内側に寝るとしたら、隣りの布団に入れるのは二人ね)
テニア(ということは、あたしとあんたらの内どっちかてことね)
メルア(勝手に自分だけ入れないで下さい!せっかくのチャンスなんですから、私だって統夜さんの隣りで寝たいです)
カティア(…それじゃあ、トランプで勝負をつけるのはどう?…そうね、七並べ10回勝負で一番負けた人がハズレっていうのは?)
テニア(よし乗った!!)
メルア(負けませんよ!!)
統夜「…巨人もっとしっかりしろよな、ん?」
しばらく後、統夜がTVから目を離し三人の様子を見ると、先ほどまでの和気あいあいの雰囲気でのトランプはどこへやら、
真剣な表情でカードを並べている三人の姿。
統夜「どうした?…七並べか」
三人の方に歩みより、聞く。
統夜「なんでそんなに真面目になってやってるんだ?」
543 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/08/05(土) 03:50:56 qvVf15V6
統夜に顔は向けず、自分の手札と場に並べられた札を睨み付けながらテニアが答える。
テニア「今いいとこだから静かにして!」
同じくカティアが言う。
カティア「勝負が見えてきたわね…統夜は黙って見物してて」
統夜「…まあ何か盛り上がってるみたいだから、邪魔はしないけど…メルア、どうした?」
メルア「うぅ…ずっと負け続けなんですぅ」
半泣きになりながら、潤んだ目で統夜を見上げる。
少しからかい気味にテニアが言う。
テニア「ま、勝負の世界は厳しいのよ。諦めなさい♪」
カティア「さ、続けるわよ」
場に並べられていくカード。それぞれの手札が減っていき…
カティア「…ま、こんなもんね♪」
テニア「いよし!!何とか踏ん張った!」
メルア「…○| ̄|_」
それまで黙ってゲームを見ていた統夜がメルアに言う。
統夜「なあメルア、お前正直にカード出し過ぎじゃあないか?」
メルア「え?」
統夜「せっかく6とか8持ってるんなら、しばらく溜めてからの方がいいと思うぞ」
544 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/08/05(土) 03:54:19 qvVf15V6
更に続ける。
統夜「それにジョーカーも使い所があんまり良くないんじゃないか?」
メルア「え?そうですか?」
テニア「ちょっと、統夜!メルアに余計な知恵つけないで!」
カティア「三人の勝負なんだから、黙って見てて下さい!」
慌てたように口を出す二人。
統夜「いや、そんなムキにならんでも…メルアはずっと負け続きなんだろ?ちょっと助言くらい、いいじゃないか」
メルア「そうですよ。それともカティアちゃんやテニアちゃんは、私が統夜さんからアドバイス貰う位で負けちゃう程弱いんですかあ?」
メルアが挑発を始める。
統夜「お、おい…」
カティア「な、なんですってえ~!」
テニア「言ったわね!あんたこそ、統夜のヘボアドバイスで自爆しても知らないわよ!!」
段々と険悪な雰囲気になるメルアと二人。
慌てて統夜が仲裁に入る。
統夜「ま、まあ次の勝負だけはメルアにつくけど、後は黙って見てるから。あ、じゃあ配るぞ」
急いでトランプを切り、配り出す。
545 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/08/05(土) 03:56:28 qvVf15V6
そして……
統夜の助言が効を奏したのか、メルアは持ち直し、逆にメルアに挑発され、落ち着きを無くしたカティア、テニアに負けが込みはじめ…
統夜「全員三敗ずつ…何をそんなに真剣なのかわからんが、引き分けってことで、いいんじゃないか?
もう夜も遅いし、寝ようよ」
カティア「いいえ、後一回で決まるわ」
テニア「吠え面かくんじゃないわよ」
メルア「こっちのセリフです!」
統夜「まだやるのか…悪いけど俺もう限界だから先に寝るよ。目がくっ付きそうだよ」
と、布団に潜り込み、早くもスヤスヤと寝息をたてはじめた統夜。
カティア「!!」
テニア「ちょ!!」
メルア「その場所!」
そう、統夜が入った布団は壁際のはじっこであった。
メルア「それじゃあ今までのは」
テニア「なんだったのよ…」
カティア「…勝負をやり直す必要があるわね」
546 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/08/05(土) 03:58:26 qvVf15V6
<--翌朝・女性部屋-->
ガチャリ
統夜「で、どうでした?」
カルビ「三人とも、ただのぼせただけだから、もうしばらく寝かせておけば大丈夫でしょ。
でも何があったの?」
統夜「さあ…俺が寝る前までは夢中でトランプしてたんですけど…」
部屋に敷かれた布団に仲良く並べて横たえられている三人。
茹で蛸のように真っ赤な顔をし、おでこには濡れ手拭いを乗せられ、急遽持ち込まれた扇風機が彼女達の体に風を送る。
カルビ「でもビックリしたわよ。朝風呂行ったらこの子達が湯船に浮いてるんだもの。
温泉たって、入り過ぎは体に毒なのにねえ。誰が一番長く入ってられるか、なんてバカなことでもしてたのかしらね」
統夜「そんなまさか、子どもじゃあるまいし。ハハハハ」
カルビ「そうよね、フフフ」
楽しそうに笑う二人。だが、意識朦朧、夢うつつの三人には聞こえない…
カティア「…ううう、統夜の隣り……」
テニア「一番、一番長く入っててやるわよ……うーん、うーん」
メルア「…ふ、ふええ、まだまだですぅ……」
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