2008年06月23日
 ■  コウタVSティス その4

コウタVSティス
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1199087047/l50


前回の続き


574 :それも名無しだ :2008/01/30(水) 08:57:31 mdj41Zfj
このスレ読んでて、ちょっと毛色の違う話を思いついたので貼らせてください。
最終的にはコウvsティスなんだが、最初はちょっと違うかもしれん。


575 :三人からの手紙 〜ラリアー編〜 :2008/01/30(水) 08:59:31 mdj41Zfj
ウーーーーーー…

と、サイレンの音がなる。
休憩時間の合図とともに、掘削中のトンネルの中から、ぞろぞろと作業着に身を包んだ男達が出てくる。
「お疲れさーん」
「あー、腹減ったー」
『お疲れ様でした。過ちのない昼食を…』
「さ、メシだメシだ」
皆、各々が持参した過ちの弁当を開き、過ちのお茶を飲み、ひと時の過ちの休息を楽しみだす。
肉体労働という過ちな重労働の中での一番の心休まる過ちな時間だ。
このトンネル工事の仕事に就任して早2週間。
過ちなく順調に作業は進行していた。

「デュミナスさーん、また手紙届いてるよー」
過ちとはわかっていても心が躍る。
そそくさと事務室に寄り、事務員の女性から過ちなく手紙を受け取る。
『ありがとうございます』
「それにしてもマメだねぇ、お子さんからなんでしょ? いいパパなんだね、いや、ママかい?」
出来る限りの愛想笑いで過ちなく返した。
そして、私は、手短にコンビニ弁当を過ちなく摂取しつつ、
佐藤さんが聞いてるミュージックプレイヤーのように、
田所さんが見ている笑っていい○ものように、
『………』
私の決して過ちではない、大切な子たちからの、手紙を読むことにした。


「よ! 隣、いいかい?」
『…?』
視線を向けると、年配層が多いこの作業場には珍しい、過ちをおかしそうな若い男。
『貴方は確か…』
「ああ、俺はカノウってんだ。デュミナスさん、だろ? 頑張ってるらしいじゃないか」
『はぁ…』
カノウと名乗る青年は、私の対面側に座り、弁当を広げがっつき出した。実に過ちだ。
「はむはむ… 俺もバイト暦長いけどさぁ、このバイト自給いいと思わない?」
『そうですね。見入りは出来るだけ多いほうがありがたいです』
「まあキツイっちゃあキツイけどね」
にっこりと、過ちを少なくする人当たりのいい笑顔を向ける青年。
悪い印象は受けなかった。
「いや、まあ、実はさ」
と、頭をぽりぽり書きながら、照れた笑いを向ける青年。
「正直な話、デュミナスさんが読んでる手紙が気になってさ」
『? これ、ですか?』
「いや、いっつも真面目… つうか表情わかんないんだけど、真剣に読んでるみたいだからさ。差し支えなければ見せてほしいなーなんて」
実にすがすがしい過ちっぷりだ。
『ああ、構いませんよ。と言っても、さして胸躍る過ちではありませんが…』
「おお、ありがと! いやぁ、こういうのって、悪いかなーとは思いつつ、気になっちゃってさぁ」
実に素直な青年だ。そういう風に創造したあの子を思い出す。
「で、この手紙って誰からの? 奥さん? …旦那さんとか?」
『この手紙は…』
瞳を天に向けると、清清しいほどの青空が広がっている。

『私の… 決して過ちではない… そう、私の大切な、「子供たち」からの手紙です』

「へえ…」
ちらっと視線をむけると、この青年もつられて空を見上げていた。
(既婚者だったんだ… 知らなかった… つうか結婚してたのか、いいなぁ…)
『…?』
(俺も… 俺だっていつかは… あの宅配先のお姉さん、元気かなぁ… また会いたいなぁ…)

…ふむ。実に過ち。


黙々と、今日届いた手紙を読む。
食事を終えたカノウ青年が、私の所に近づいてきた。
地面においていた3通の封筒の差出人を見ている。
「へぇ、ラリアーくんとデスピニスちゃんとティスちゃん、三人もお子さんがいるんだ」
『…ええ。過ちなお年頃の設定で創造しましたので、何かと過ちを犯していないか心配です』
「親ってのはそういうものだよなぁ、でも偉いよなぁ、ちゃんとこうやって手紙を送ってきてくれるなんてさ」
『ええ。そういう風には創造しなかったのですが…』
「デュミナスさん、慕われてるんだなぁ」
『そ、そうでしょうか』

何だろう、過ちに似たこの感情。不思議と悪い気はしない。
…この青年になら、多少は今の私では説明できない感情を、
身の内話をしても、いいのかもしれない。
過ちが起きたら起きたで、それもまた過ちだ。

『…ですが、最近やはり心配でして』
「え、心配? まあ、確かに離れてたら心配だよなぁ、俺も色々心配なことがいっぱいあるよ」
『もし、この子たちが過ちを犯していたら、私は一体どうすれば…』
「? 何か手紙に書いてあったのかい?」
『い、いえ、そういう過ちでは…』
「どれどれ、ちょっと見せて…」
ひとまず、ラリアーからの手紙を渡す。


拝啓 残冬が厳しいこの季節、いかがお過ごしでしょうか。
デュミナス様、お元気ですか。ちゃんとお食事を取られてますか。風邪など引いておられぬでしょうか。
お心遣いのお金、ありがとうございました。このお金は大切に使わせて頂きます。

実は先日、ティスが風邪を引いて寝込んでしまいました。
僕達でも風邪を引くということがわかってしまいました。これからは体調管理に一層気をつけたいと思います。
ティスの居候先のコウタさんの看病のおかげでなんとか回復したようでしたが、
今度は逆にコウタさんが風邪にかかってしまい、重度の発熱で苦しまれてました。
コウタさんが死に掛けたり、裸にされたり、臀部にネギを入れられたりと、色々と大変な様子でした。
僕も気をつけなければと思いました。

実は、僕の居候先のラウルさんから、学校へ行ってみないかと持ちかけられました。
急なご提案で大変驚きました。
どうやら、デスピニスにも同様の持ちかけをされていたらしく、ミズホさんがおっしゃられるには、
「年頃なんだから、ちゃんと学校に通って、お友達も作って、しっかり勉強したほうがいい」とのことでした。

なぜか、お友達という言葉に、うまく書き表せないのですが、惹かれました。
この感情は、過ちなのでしょうか。
居候の身分で、そんな大それたことなど口に出来ず、その場は丁寧にお断りさせて頂きました。
ですが、最近ラウルさんは事あるごとに、その話を僕に持ちかけてきます。
子供なんだから遠慮するなとは言われても、僕には選ぶことが出来ません。
おそらくデスピニスも同じ気持ちだと思います。
出来ることなれば、デュミナス様に進むべき道を教えていただければ幸いです。
僕達は、どうすればいいのでしょうか。
またお手紙致します。

                                ラリアー



579 :三人からの手紙 〜ラリアー編〜 :2008/01/30(水) 09:01:59 mdj41Zfj
『学校… あの子達に必要なことなのでしょうか…』
「行けよ…」
『…は?』
「迷うことはないッ! 行くんだぁッ! そのラウルさんとかミズホさんとかの好意を無駄にするんじゃないっ!!」
『…カノウさん?』
ぼろぼろぼろぼろと、大粒の涙を流しながら、握りこぶしを握り締め、青年は吼える。
「くぅううっ、いい話じゃないかぁ!! きっと居候だからって遠慮してるんだこの子は! 幼いのにっ!」
『え、ええ、そういう風に創造しましたので。ですが、知能は間違いなく優秀な部類に入るかと』
「そういう問題じゃぁない、そういう問題じゃあないんだよデュミナスさん!」
ガシッと羽根を捕まれる。
「学校はいいぞぉ、勉強もスポーツも出来る! 部活だって出来る! 同じ年頃の友達だって出来るし、何より給食が食べられる!! 」
『は、はぁ…』
「迷わず行けと言ってあげるんだよデュミナスさん! お金なら心配するなぁ!!」
パシーンッ! と、懐から取り出した給料袋を私の目の前に叩きつけた。
『…あの、カノウさん?』
「気にするな!! これ、少ないけど、俺がここで貯めた金だぁ!! ラリアーくんの未来のために使ってやってくれぇ!!」
そう言い残し、カノウ青年はダダダッ! と、泣きながら駆け出して行った。
「くそぉっ!! 太陽がまぶしいぜぇーっ!!」
『………』

ふむ。実に、過ち。

そして、ウーーーーーーー、と、休憩時間の終わりを告げるサイレンが鳴る。
カノウ青年の給料袋を懐にしまい、ラリアーと、ラウルさん達に宛てる手紙の文面を考えつつ、私はまた仕事に戻った。
これからは、過ちなくお金を稼がなければならない。きっと今以上にお金が必要になるはずだ。
文面の締めはこうしよう。

「ラリアー、貴方の思うように、過ちなく、望む未来を進みなさい」



580 :それも名無しだ :2008/01/30(水) 09:15:28 kRtxMqA9
>>574
GJ!!実にいい過ち。本当にトウマどこにでもいるなww

ティス・ピニス編にもwktk



581 :それも名無しだ :2008/01/30(水) 09:30:37 bNx7DJLW
>>579
わるこなにゃうぞ!わるこなにゃうぞ!
うほっ、良いデュミナスとバイト。



582 :それも名無しだ :2008/01/30(水) 09:37:35 5Sl/DfBm
>ガシッと羽根を掴まれる。

個人的にはここが1番ツボったw



583 :それも名無しだ :2008/01/30(水) 09:50:37 /mxmo/FI
>>575>>579
わるこにゃああああああああああ!!
やべぇ、デュミナス萌えの俺の心が鷲掴みだ
てかデュミナスは過ちって言いたいだけだろww
そしてどうやってバイトしてるんだ全長30m


584 :それも名無しだ :2008/01/30(水) 10:02:39 mdj41Zfj
レス㌧w
おお、よかった、毛色が違うからヤベーかなと思って冷や冷やしてたよw

>>583
勝手に全長伸縮自在な設定にしてた俺w
作業時30m、通常時2mぐらいで一つorz



585 :それも名無しだ :2008/01/30(水) 10:16:26 m6eA/Dhm
もう、ケ●ロ軍曹のペコポン人スーツでFA



586 :三人からの手紙 〜デスピニス編〜 :2008/01/30(水) 11:05:16 mdj41Zfj
ウーーーーーー…

過ちなぐらい美しい夕暮れの渓谷に、今日一日の仕事の終わりを告げるサイレンが過ちなく響き渡る。
その合図とともに、掘削中のトンネルの中から、ぞろぞろと作業着に身を包んだ男達が出てくる。
「お疲れさんー」
「あー、今日も疲れたー」
『お疲れ様でした。過ちのない帰宅を…』
「さ、家に帰ってメシだメシだ」
皆、散り散りに過ちなく各々の家へと帰宅していく。
私も森に帰り、木々と共に体を休めようと、羽根を広げ羽ばたきかけたとき
「おーい! デュミナスさーん!」
『?』
カノウ青年に声をかけられた。

「いやー、ホンットごめん! カッコつけた俺が悪かった!」
『いえいえ、実に素晴らしい過ちでした』
過ちで給料袋全額私に投げつけた為に、帰りの電車賃が無かったと恥ずかしそうに語る青年。いい過ちだ。
全額返そうとしたら、一万円だけ抜き取って、残りはラリアーのために使ってくれと断られた。
…ふむ。実に、若さ故の過ちだ。

「でさ、メシまだなんだろ? 実はおいしいラーメン屋が近くにあるんだ」
『ラーメン… 過ちが起きそうですね…』
「ちょっと変わった店長さんなんだけど、チャーシューが美味くってさ、こんなに分厚いの!」
断る理由も無かったので、青年と一緒にラーメン屋へと向かった。

〜ラーメン『なでしこ』〜

「ちわー!」
『お邪魔します』
過ちのせいか、少し時間が早かったのか、店内の客はまばらだった。
「…いらっしゃい…」
黒い仮面を着けた、黒い服装の店長と思しき人がこちらを向く。
…ほう、これはこれは、いい過ちだ。
奥のテーブルに座ると、店員と思しき女の子が、コト、コト、と、無言で水を置く。
「ご注文が決まりましたら、お知らせください…」
「はーい」
スタスタと、去っていく女の子。
「へへっ、なかなか可愛いんだよなぁあの子。ちょっと目が怖いけど、声とか可愛くない? TVでよく聞く声っていうか、黒歴史っていうか…」
だらしなく鼻の下を伸ばす過ちだらけの青年。
『…よくわかりませんが、あまりその話題に突っ込むととんでもない過ちが起きそうですね』
何を注文していいかわからなかったので、過ちなき様、青年と同じ、火星ラーメン大盛を過ちなく注文した。

ラーメンが来るまでの待ち時間、
「でさ、デュミナスさん」
と、青年が話を切り出した。
『? 何ですか?』
「いや、まだデュミナスさんの子供さんの手紙、全部読んでなかったから、よかったら読ませて欲しいなーなんて」
『ああ。ええ、構いませんよ』
「ありがと! いやー、ごめんね? なんか催促したみたいで」
『いえいえ、これもまた過ち。どうぞ』
そう言って、デスピニスからの手紙を渡した。
「…うわ、綺麗な字! この子もすごいなー」

…少し誇らしかった。

デュミナス様、お元気ですか?
私は元気です。過ちなく過ごしております。
山岳地方は夜冷え込むとラウルさんから教えていただきました。
どうか、お体にお気をつけて、ご自愛くださいませ。
お心遣いのお金、ありがとうございました。大切に大切に使わせて頂きます。

先日、ティスが料理に挑戦しておりました。
お味噌汁という、日本伝統の料理で、フィオナさんがおにぎりと一緒に、よく作って下さいます。
ティスがどうしてもと言うので、ラリアーと三人で試食を行ったのですが、少し塩分が多くて辛い印象を受けました。
ラウルさんが教えて下さいましたが、お味噌汁の味噌加減というのは、かなりの技術を要するとのことです。
そのような難しいことに挑戦しようとしているティスが、大変微笑ましく、そして、羨ましかったです。
ちなみに、フィオナさんが作ってくださるのは、お湯を煎れてすぐ出来る、いんすたんとという便利な食品とのことでした。
私も挑戦したいと思いましたので、フィオナさんにいんすたんとの調理の仕方を教わりに行きました。
ですが、私の尋ね方がまずかったのか、フィオナさんは顔を真っ赤にして走り去られてしまいました。
その後、ラウルさんはフィオナさんにぺしぺしと叩かれておりました。
私は何か過ちを犯してしまったのでしょうか。

「…い、いや、でも、美味いよ? インスタントも。バカにできないよ?」
『はあ、そうなのですか』
1枚目を読み終え、青年がパラッと、2枚目の手紙に目を通す。


デュミナス様にこのようなご相談を持ちかけるのは心苦しいのですが、
ラウルさんから、学校という学問を学ぶ場に通ってみないかと持ちかけられました。
ラリアーはその場で丁寧に断った様子でしたが、大変悩んでいた様子でした。
皆様にご迷惑ばかりおかけしている私達が、果たして更にご迷惑をおかけしていいものかどうかと、ラリアーは頭を抱えております。
私もどう助言していいかわからず、過ちの螺旋が頭の中で渦を巻いております。

ですが、私は、学校とやらに通うことより、もっと大切にしていきたい事があります。
今は微力で技術も拙く、足手まといなのでしょうが、ラウルさんのお仕事のお力になりたいのです。
レスキューというお仕事は、人の命を救う大切なお仕事です。
それに従士することを選ばれたラウルさんのお力になれたらと、日々たゆまぬ努力をしていきたいと思っております。
学校とやらで、学問に費やす時間や労力があるのなら、その時間を全て、ラウルさんのために使いたいと思っております。
ラウルさんの傍で働きたいのです。それが、今の私の望むことなのだと思います。
ですが、真剣な眼差しで学校へ行くことを薦めるラウルさんの好意を、無下にすることも出来ず、どうしていいか迷っております。
この過ちが解決したら、またご連絡致します。
どうか、過ちのない日々をお過ごしくださいませ。
                                      デスピニス



590 :三人からの手紙 〜デスピニス編〜 :2008/01/30(水) 11:08:08 mdj41Zfj
「んー、この子も悩んでるんだなぁ」
『過ちが過ぎるお年頃で創造しましたので。申し訳ない』
「いや謝られても; でも、学校へ行きたいラリアーくんと、家業を手伝いたいデスピニスちゃん、かぁ… 難しいなぁ」
うむむと、真剣な表情で手紙を読み返す青年。
…ふむ。実に、過ち。
「でも、デスピニスちゃんってさ」
『…はい?』
「このラウルさんって人のこと、気にしてるよね」
『ええ、居候先の方ですから。私も粗相がないか心配です』
「いや、このレスキューってお仕事って、家ぐるみでやってるんでしょ?」
『? ええ、そうですが』
「なのに、2枚目の文面、ラウルさんって名前しか出てきてないからさ」

ピキッ…

「…あれ? グラスにヒビが…」
『…どういう意味でしょうか』
「あ、いや、俺、誤植チェックとかそういうバイトもやったことあるからさ、なんっつうか…」
『なんっつうか?』
「いや、ここの所の『ラウルさんの傍で働きたいのです』ってとこさ、『側』って漢字じゃなくって、『傍』だからさ」
『ほうほう』
「ひょっとしたら、この子、ラウルさんって人のこと」
『人のこと…?』

んゴゴゴゴゴゴ…

「…地震、か?」
仮面を着けた店長が、麺の湯きりをしながらそう呟く。



591 :三人からの手紙 〜デスピニス編〜 :2008/01/30(水) 11:08:42 mdj41Zfj
「いや、ずーっと傍にいたい位、ひょっとしたら、好きなんじゃないのかなーって」
『………』

パァーンッ!!!

「うぉわっ!? 割れた!!」
青年の目の前の水のグラスが音を立てて砕け散った。
「…ごめんなさい、すぐ片付けます…」
いそいそと、グラスを片付ける女の子。
「…お客さん、すまない… グラスが不良品だったようだ…」
「い、いやいや、大丈夫! でも、あれ? なんで割れたんだろう…」
『何故でしょうね… これも過ちなのでしょうね… ラウルさん…』
「…デュミナスさん?」

そして、ほどなくして美味しそうな湯気を立てて、火星ラーメン大盛が目の前に届く。
ずずずーっと満面の過ちな笑みたっぷりで美味しそうにすする青年を横目に見つつ、
デスピニスと、ラウルさん達に宛てる手紙の文面を考えることにした。
これからは、過ちなく居候先に通わなければならない。きっと今以上に監視が必要になるはずだ。
文面の締めはこうしよう。

「デスピニス、憧れは所詮憧れなのです。それ以上は過ちです」



592 :それも名無しだ :2008/01/30(水) 12:45:30 zw1GEIOK
過ちだらけの青年に吹いたwww
わるこなにゃう!



593 :それも名無しだ :2008/01/30(水) 12:47:44 Ll6UT0w/
つか、トウマwwwww



594 :それも名無しだ :2008/01/30(水) 12:58:57 WK9PYPQS
やば過ぎるwww
仕事サボってモニターに集中したくなる破壊力www
さぁ次はいよいよティス編か!?


615 :三人の手紙 〜ティス編〜 :2008/01/30(水) 18:20:59 mdj41Zfj
んぐんぐ、ぷはぁーっ

「あー、美味かったぁ!」
『ご馳走様でした』
2人して火星ラーメンを平らげ、ゆったりとした時間が流れる。
「…あ、しまった。また食べるとこ見逃した…」
『…? 何か?』
「い、いやいや! 何でもない! 何でもないから、アハハ」
『はあ…』
テレビでは大相撲の中継が流れている。
半裸の巨漢の魂と魂のぶつかり合い。実に過ちだ。
「まあ、デスピニスちゃんのことはあんまり気にしなくていいと思うぜ? さ、後はティスちゃんの手紙だなぁ」
『…そう、ですね』
「…あれ? どうしたのデュミナスさん、浮かない様子だけど」
正直、この手紙を見せていいものかどうか迷った。
この青年、過ちだらけだが、中々どうして鋭い所もある。
とんでもない過ちを指摘された時、私はどうすればいいのだろうか。
「あ、あー、さっきのはゴメン! 俺の勝手な憶測だから気にしないで?」
『い、いえいえ、そういうわけではないのです… ただ』
「ただ?」
『少々、お見苦しいというか、お恥ずかしいというか… その… 過ちです…』
ラリアーとデスピニスの後に見せるのが非常に躊躇われた。誉められた手前。
だが、見せない過ちを犯すわけにもいかないので、すっ、と、手紙を渡した。
「あ、ああ、ありがと! どれどれ…」
なぜかよれよれになってた過ちな手紙を、青年がピラッと開く。
「…うわ」
…青年から漂ってきた過ち感がなかなかに凄い。
「…そのー、アレだね、なかなかに、年相応な字だね…?」
『過ちですいません』
ペコリと頭(?)を下げた。


はーけー デミナスさま デミナスさまはげんきです?
ごはんたべてますか? おいしいですか?
あたいはげんきいっぱいです しんぱいりいません
コウタのバカがうっとーしいけど げんきです
ショウコはやさしいです おなかいっぱいごはんをたべさせます
コウタはいつもごはんのときじゃまします あたいがみたいばんぐみをみせますん
ふざけんなとおもいます コウタはバカです
でもいっつもあたいはばんぐみをみます フォルカはやさしいです コウタはバカです
フェルナンドはわかりません たぶんバカです でもコウタはもっとバカです
バカなのはコウタです あたいはおりこうだとおもいます
ごはんものこしません おいしいです ごはんおいしいですか?
コウタはバカです

「…ごめん、もうこの時点で誤字が…」
『過ちですいません』
ペコリと再び頭を下げた。

再び、青年が過ちてんこ盛りの超難解な文にうーんうーんと過ちつつ取り組みだした。

コウタはスケベです このあいだも へんなゲームであたいをまかそうとしました
でもあたいはまけません れんせんれんしょーです ざまーみろとおもます
コウタはバカでよわいです あたいはつよいです まけません
ほねおってやろうかとおもいますが よわいものいじめはあやまちなので やりません
でもたまに へんしんされるとやっかいです
コタツはあったかいです コタツってのがあります コタツはすきです
あたいはコタツがすきですか? コウタはバカです
コタツとアイスはさいきょーです こぱちかいざーもめじゃありません
ぱてーるよりさいきょーです でもあたいのほうがさいきょーです
みかんもおいしいです ふうせんがわれます すごいです

「ぬ、ぬぅぅ…」
『過ちですいません』 ぺこり。


コウタはバカです あたいがしてきしないとダメです それに
うそつきです かえりがおそかったりします でもあたいは しんぱいはしてません
たたかってばっかりです きづついたりしてます コウタはバカです
がんばれなんていいません しんでしまえばいいです どうせバカなのはコウタだから
すきなことだけやってればいいです かってにやってろとおもます あたいはコウタのことが
きらいです でも ショウコがなくから あたいは コウタはしななければいいと おもいます

たまたまおてがみかきます
                                      テイス



617 :三人の手紙 〜ティス編〜 :2008/01/30(水) 18:22:08 mdj41Zfj
「ふ、ふう…」
『過ちですいません』 ぺこり。
「…この手紙、コウタって子のことばっかり書いてあるなぁ…」
『過ちですいません』 ぺこり。
「相当キライなんだろうなぁ…」
『過ちですいません』 ぺこり。
「って、デュミさん、デュミさん、落ち着いて」
『ああ、もう、なんでしょうこの過ちだらけの感情。穴があったら破壊したい』
「そ、それは仕事のときだけにしなよ、頼むから」
『本当にお恥ずかしい… こんな子に創造した覚えはないのですが… これもきっと、過ちの影響が…』
「い、いや、そうは思わないよデュミさん」
『…え?』
「ほら、よく見てごらんよ、この字」
『…?』
そう言われて、青年のしめす部分を見る。
汚いと思っていたよれよれの手紙の文字、だが、よく見てみると…
『…これは、書き直し、ですか?』
「そそ、ほら、ここなんかいっぱい書いては消して、書いては消して… して…るよぅ…っ」
確かに、文字に何度も消しゴムをあてたような跡がある。
何度も、何度も、繰り返し書いては消して、書いては消してを行わないと、こんなによれよれにはならないはずだ。
過ちを繰り返しながら、あの子はこの手紙を書いたのだろうか。

…私の、ために…



618 :三人の手紙 〜ティス編〜 :2008/01/30(水) 18:22:44 mdj41Zfj
「う、うぐっ、い、いえることはただ一つ! 愛されてる! アンタ愛されてるよデュミさぁん!! ちくしょぉっ! エアコン効き過ぎだよ店長ォッ!!」
「…そうか、すまない…」 ピッ。
「…お冷のお代わり、いかがですか…」
「あんがと、あんがとぉ、ううっ、いけねえ、目から汗が出ちゃった、んぐんぐっ…」
『…あの子も、しっかりと成長してくれているのですね』
また、言い表せない感情が私の中に芽吹く。
だが、決して悪くは無い。これは、過ちなのだろうか…。
「あー、くそっ、でも、まあ、そう、子供ってのは、いつの間にか成長しちゃうもんだよ、多分」
『そうなのでしょうね… 過ちなく大人になっていってほしいものです』
「でも、さ。このコウタって子のこと、気にならない?」

ピシッ。

「…? どんぶりに、ヒビが…」
チャーシューを切っていた店長が異変に気付いた。

『…何故です?』
「だって、この子のことばっかり書いてるよね。ケンカばっかりしてるんだろうねきっと」
『あ、ああ、そうですね。お世話になっていますが、どうもティスとは気が合わないようで』
「そっかぁ、まあ、でも心配いらないと思うよ? 文面みたいに、本当にキライだったら書かないだろうし。手紙に」

ビキィッ。

「…! 鍋、が、欠けた…?」



619 :三人の手紙 〜ティス編〜 :2008/01/30(水) 18:23:13 mdj41Zfj
『…どういう意味、でしょうか…』
「か、顔っつうか、目が近いよデュミさん;」
『過ちですいません。ですが、私にはイマイチおっしゃられている事の理解が出来ないので、過ちなく説明を…』
「い、いや、キライな人のことを、デュミさんに教えないと思うんだけどなあーって」
『それは偏見です。あの子はご覧の通り少々過ちですから。私に嫌いな人のことを教えてくれてるのです』
「…そ、そっかぁ、そうだよね」
『そうです。その所、くれぐれも過ちなきよう』
「わ、わかった。確かに過ち、過ち…」
そう言いつつ、青年はもう一度手紙に目を通し始めた。
「…あ」
ピタリ、と、青年の動きが止まった。
『…何でしょうか』
「あ、え、え? い、いやいや何でもないよデュミさん、そろそろ行こうか」
明らかに目が泳いでいる。まずいものを見つけたようだ。
『おっしゃってください』
「ち、近いから、目が近いから落ち着いてデュミさん、ほんっと何でもないから、そんな、何も気付いてな」
『何か、あったのですね』
「は、はい?」

んゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

「…ラピス、こっちへ」
「…何かが、起きる…」

『過ちが起きてしまったのですね… 教えてくださいカノウさん… 過ちは正さねばなりません。手紙に何があったのですか…?』
「え、え、ええっと… い、いや、ほんと偶然だと思うんだけどさ」
『教えてください』
「…あ、あのですね… こ、ここんところを…」

………


620 :三人の手紙 〜ティス編〜 :2008/01/30(水) 18:23:48 mdj41Zfj
異変を感じ取った店長が、そそくさとのれんを仕舞う。
何かが起こると、女の子と、自分の第六感が告げているから。
「………」
ギュッと、店長のコートを握り締める女の子。
「お客さん、悪いが今日は閉店しようと…」
店長がそう切り出そうとした、その瞬間。


『はははははははははははははははははははははは』


ドゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!

音声抑揚無いエコーがかった笑い声と、壮絶な爆発音。
店長の判断は、少しだけ遅かったようだ。
店が四散し、崩れ行く中、巨大な目んたまお化けが羽ばたいて行った。
「な、なんじゃこりゃぁーーーっ!! デュミさん落ち着いてーーーーーーー………」
背に、短髪の青年を乗せて。

「…大丈夫か、ラピス」
「…平気…」
間一髪逃げ出した店長が、その背を見送る。
「…ここも危険だな、次の場所に移ろう」
そう言ってそそくさと荷物をまとめ、流浪のラーメン屋さんは何処知れずと旅立って行った。



621 :三人の手紙 〜ティス編〜 :2008/01/30(水) 18:24:23 mdj41Zfj
コウタ「だぁーもううっせぇ! キャンキャン吼えるなクソジャリ!!」
ティス「違うもん! コウタが悪いの! アタイは大相撲ダイジェストが見たいの! 邪魔だからあっちいけ!」
コウタ「てやんでぇ! 俺は今からアニメ見るんだ! ガキはとっとと風呂入って寝ろ!」
ティス「な、なんだとー!?」
コウタ「上等だ! やるかてめえ!」
ギャーギャー どったんばったん。
ショウコ「やれやれ、飽きないわねぇあの2人」
フォルカ「同感だ」
チャンネル権争いという見慣れた光景にをお茶請けに、ずずーっ、と、お茶をすする2人。
フェルナンド「実にいいお湯だったぞ女。とっとと入るがいい」
ショウコ「居候の分際で先に湯に入ってくださってどうも。ちゃんと注ぎ湯しときなさいよ?」
フォルカ「ショウコ、湯に入るといい。俺は最後でいい」
ショウコ「ううん、いいのよ? フォルカ、ゆっくーり入ってきてね♪ はい、卸したての牛乳石鹸♪」
フォルカ「…いいのか? すまない。ありがたく使わせてもらう」
フェルナンド「なっ!? ひ、卑怯だぞ女! 俺にもつかわせろ!!」
ショウコ「あんたは石灰で洗ってなさい!」
フェルナンド「強アルカリ性だと!?」
そんないつも通りのやりとりをやってるうちに、チャンネル争いにも決着がついたようだ。
ティス「ぜー、ぜー、はー、はー、こ、コウタがアタイに逆らおうなんて、1万年と2千年早いんだからね!」
コウタ「く、くそぉ… バカ力女めぇ…」
コウタの上に馬乗りになってふんぞり返るティス。
ティス「はー、はー、ば、バカなのはコウタでしょ! バカ言うヤツがバカだバーカ! はー、はー」
コウタ「こ、こうなったら、ロア!」
ロア『断る』
コウタ「テメッ!!」
ティス「ほーら、負けたんだから、ごめんなさいティスさまーって言っちゃえば? そしたら一緒に大相撲ダイジェスト見てやってもいいよ?」
コウタ「う、うっせぇ! 誰がそんな汗臭いもん見るかぁっ!!」

カチン。



622 :三人の手紙 〜ティス編〜 :2008/01/30(水) 18:24:45 mdj41Zfj
ティス「よっと」
ひょいっと仰向けに向きを変えられ、見事なマウントポジションに移行されてしまったコウタ。
ティス「ふふん♪ 脱出不可能だよー? さー、覚悟しなよコウタぁ、まずはぁ」
そう言って、わきわきと両手をコウタの脇下に持っていこうとするティス。
コウタ「や、やめろ! 卑怯だぞティス!!」
ティス「へっへーん♪ 覚悟ー!」

そのいつも通りの吾妻家の日常を、やれやれと言った様子で見据えるショウコたち。
だが、彼女らはまだ知らない。
今この瞬間に、猛スピードで迫りつつある過ちがあることを。
今、コウタとティスがどういった状況で、どういった体勢であるのかを、
それを知らないあの人(?)が、どういった過ちと勘違いなされるのかを。
過ちが過ちを呼ぶ惨劇が、吾妻家に降り注ぐであろうことを…

ラージ「彼らはまだ、知らないのである…」
フィオナ「ラージ、ご飯出来たよー、どこー?」
ラージ「今いきます。では、私はこの辺で…」

〜END〜



623 :それも名無しだ :2008/01/30(水) 18:40:38 zw1GEIOK
>>609
わるこなにゃうわるこなにゃうわるこなにゃう!
自由戦士最高でしたwww

>>622
手紙酷すぎるwwwww
でも手紙に書いてあるまずいもの?
わかんないんだぜ?



624 :それも名無しだ :2008/01/30(水) 18:43:54 z27EJn5N
ヒント:縦読み



625 :それも名無しだ :2008/01/30(水) 19:06:44 rVYXOyEA
職人乙。なんという良い過ち。
俺も何か書いてみたいけど、さっぱり思い付かない。



626 :それも名無しだ :2008/01/30(水) 19:27:11 5Sl/DfBm
なぁる、縦読みか…深い!w



627 :それも名無しだ :2008/01/30(水) 19:50:50 zw1GEIOK
今わかったwwwww
過ちすぎるwwwwww



628 :それも名無しだ :2008/01/30(水) 21:21:18 cEq1cG2D
連作&超大作GJ!

おかげでニヤニヤが止まらんwww



638 :それも名無しだ :2008/01/31(木) 00:08:58 qTevUnBq
>>586
なんという良SS
このスレの他SSのエピソードとかも入れてる辺り素晴らしいですね
しかも長編ご苦労様です!




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605 :◎2つの胸の膨らみは 1/4 :2008/01/30(水) 16:53:57 5Sl/DfBm
クスハ「すみません、連絡もしないで急に押しかけちゃって…」バインバイン
ティス「……」
ショウコ「いえいえ!ウチは大歓迎ですから、いつでも押しかけちゃってください♪」プルンプルン
ティス「………」
ゼオラ「それにしても久しぶりねショウコ。元気してた?」タユンタユン
ティス「…………」
エクセレン「んふふ〜♪ショウコちゃんてばフォルカとはどこまで行ったのかしら〜ん♪」ポヨンポヨン
ティス「……………」
ラミア「ショウコとあの男なら、おそらく代官山くらいまでは行っていると思われるでごわす」ドプリンドプリン
ティス「………………」
コウタ「………………」
ティス「…何鼻の下伸ばしてんだよ?」ヒソヒソ
コウタ「いぃっ!?な、何がだよ!?」ヒソヒソ
ティス「…今お姉さん方のたわわに実った果実をガン見してたくせに」ヒソヒソ
コウタ「ば、馬鹿野郎!俺は別にそんな…」ヒソヒソ
ショウコ「えぇ〜っ?本当ですかぁ?」
エクセレン「本当よぉ!ねぇラミアちゃん?」
ラミア「…あ、すみません聞いてなかったアルよ」
ゼオラ「あははははは!」
クスハ「もうラミアさんったらぁ!」
全員「あはははははははは♪」プルルンプルルン×5
コウタ「……ほへ〜…」

ドッゴォオォッッ!!

コウタ「ぐふぉっ!?お、おま…」
ティス「コウタの馬鹿!スケベ!変態!色魔!エロテロリスト!!」ダダダダダダ…
エクセレン「あらあら、大丈夫コウタオブジョイトイ?」
コウタ「だ、誰が…ゲホゲホッ!」

ラージ「…で、それで何故僕の部屋に?」
ティス「部屋って言うか……押し入れじゃん」
ラージ「吾妻家の部屋数に比べて住人の方が多過ぎて、僕の部屋が無いんですよ」
ティス「自分の家に帰れば良いじゃん…てかラージろう先生の発明で何とか助けてほしいんだよぅ」
ラージ「なるほど。ストレートに言うと、パイオツをカイデーにしたいと?」
ティス「何で業界用語?ま、まぁぶっちゃけて言えばそーゆー事かな…タハハ…」
ラージ「はぁ…コウタ君のためにそこまでやるんですか?案外尽くすタイプなんですねぇ」
ティス「べ、べべ、別にコウタのためにやるんじゃないやい!勘違いすんなよ馬鹿!」
ラージ「はいはい。しかし今手近にあるのは…ブラックホールエンジンを利用した豊胸マシーンがありますが?」
ティス「アタイごと吸い込まれるっつーの!!」
ラージ「何にしてもこの問題では僕は力にはなれませんよ。修羅の方々に相談してみては?」
ティス「…フォルカ達かぁ…不安しか浮かばないよ…」



606 :◎2つの胸の膨らみは 2/4 :2008/01/30(水) 16:55:13 5Sl/DfBm
ティス「と言うワケで、身体を鍛えるならアンタ達に聞いた方が良いかな〜って」
フォルカ「…と言われても、な」
フェルナンド「俺達が鍛えるのは筋肉だけだ!脂肪の塊を膨らませる方法など知るか!」
ティス「だよねぇ…はぁ〜…」
フォルカ「よく解らんが…それは無いよりある方が良いのか?」
ティス「断然あった方が良いに決まってんでしょ!フォルカだって時々ショウコのおっぱい見てボ〜っとしてるでしょ!?」
フォルカ「何!?い、いやそれは…」
フェルナンド「フォルカ貴様!俺達が見とれて良いのは屈強な漢の大胸筋とだけだろうが!一緒に修羅王様のような鋼鉄の肉体を手に入れようと誓ったじゃないかぁっ!!」
ティス「アンタは黙ってろ!」ブスッ!
フェルナンド「目がっ!?ホワイトロリータが目に刺さった!?」ジタバタ
フォルカ「…よしんば鍛える方法があったとして、お前の身体の作りは人間とも修羅とも違うのだろう?同じ鍛え方で同じ効果が期待出来るかどうか…」
ティス「う〜ん……あ!それならデスピニスに聞いてみれば良いんだよ!」
フォルカ「ん?あぁ、あの子か。確かにそれが1番簡単かも知れんな」
ティス「よーし…『デスピニス…デスピニス…聞こえる…?』」ミョンミョンミョンミョン…
デスピニス『……ティス?どうしたの?何かあった?』ミョンミョンミョンミョン…
ティス『ちょっとデスピニスに聞きたい事があって…今大丈夫?』ミョンミョンミョンミョン…
デスピニス『あ、ごめんなさい…今ちょっと手が放せなくて…ミズホさんと一緒に浅草デパートで私のブラジャーを選んでて…』ミョンミョンミョンミョン…

ピキィッッ!!

ティス『ぶ、ぶらじゃあ!?』ミョンミョンミョンミョン…
デスピニス『え、えぇ…私はまだ必要無いって言ったんだけど、ミズホさんがどうしてもって…今測ってみたらBくらいあるんだって…』ミョンミョンミョンミョン…

ティス「……」orz
フォルカ「ど、どうしたティス?」
ティス「…信じてたのに…」ワナワナ
フォルカ「お、おい?」
ティス「チキショーッ!裏切られたぁーっ!弟切草送りつけてやるーっ!!」バタバタ
フォルカ「お、落ち着けティス!まだ何か方法があるハズだ!」
ティス「無駄だよ!アタイはこれからもずっと背は伸びないし育たないし生えないんだ!きっとそのまま短い一生を送るんだ!ウワァーン!!」バタバタ
???「ちょいと待ちなぁっ!」
フォルカ「だ、誰だ!?」



607 :◎2つの胸の膨らみは 3/4 :2008/01/30(水) 16:56:59 5Sl/DfBm
|)デデッデ
|´∀`)デー
|)デデッデ
|´∀`)デー

アリオン「自由戦士アリオン!自由に参上、自由に解決!」
フォルカ「ア、アリオン!?」
フェルナンド「何故貴様がここに!?」
ティス「(何で登場がアホアホマン風なんだろ…?)」
アリオン「話は聞かせてもらったぜ嬢ちゃん。んで、嬢ちゃんはどうしたいんだ?」
ティス「え?ど、どうって…そりゃあ、やっぱり…お、おっぱいを大きくしたいなぁって…」モジモジ
アリオン「なるほどねぇ…」
フォルカ『おい、何故アリオンがこんな相談を受けていると思う?』ヒソヒソ
フェルナンド『奴の事だ…俺が揉んでやるぜ〜♪とでも言って襲い掛かるに違いない』ヒソヒソ
フォルカ『お前もそう思うか…もしそうなったら…』ヒソヒソ
フェルナンド『あぁ、瞬きする間もなく始末してやるさ…』ヒソヒソ
アリオン「……だがなぁ嬢ちゃん、胸なんてモンは一朝一夕で自由自在に大きくなったりはしないぜ?」
ティス「それでも!小さいままじゃイヤだ!大きくなればコウタだって喜んでくれるもん!」
アリオン「…そりゃあどうかなぁ?」
ティス「え…?」
アリオン「いくら外側を完璧に整えたって、中身が伴ってないと無意味だぜ?」
ティス「そ、そうなの?」
アリオン「修羅の世界にだって言える事さ。筋肉を鍛えるだけ鍛えても、お馬鹿だったり性格に難があったりすると一流の修羅にはなれないさ。そうだろ?」
フォルカ「え?あ、あぁ、そうだな」
フェルナンド「そ、その通りだと思うぞ」
アリオン「1番大切なのはココ…ハートだ」トントン
ティス「…ハート?」
アリオン「女の身体に惹かれる男なんざ所詮、誘蛾灯に向かう蛾みてぇなモンだ。綺麗な心は、それこそ太陽のように光り輝くんだ」
ティス「太陽…?」
アリオン「そうさ。嬢ちゃんのハートは眩しくて温かくて優しい。コラソン・デ・オ・ソロ(黄金の心)ってヤツさ。男はそんなハートにどうしようもなく弱いのさ」
ティス「そ、そんな事ないよ!アタイなんて…ガキでガサツで意地っ張りで…ワガママで…気まぐれで…コウタを傷つけてばかりで…」
アリオン「…逆に言えば、そんな嬢ちゃんだからこそ、あの坊やは嬢ちゃんに惹かれてるんだぜ?」
ティス「え?」
アリオン「断言しても良いが、嬢ちゃんがナイスバディーだろうがチンチクリンだろうが、坊やの気持ちは変わらんと思うぜ?あの坊やはもっと別のものを見てるからな」
ティス「そう…なのかな…?」
フォルカ『馬鹿な…アリオンが真面目な事を言っているだと…!?』
フェルナンド『解らん…俺にはアイツが何を言っているのか全然理解出来ん…!』



608 :◎2つの胸の膨らみは 4/5 :2008/01/30(水) 17:05:01 5Sl/DfBm
ティス「でもなぁ…アタイこれからもこのままペッタンコだったらどうしよう…それだけはイヤだなぁ…」テクテク
コウタ「あ…ティス…」
ティス「コ、ココココウタ!?」
コウタ「あー…さっきは悪かったな。何だか怒らせちまったみたいで…」ポリポリ
ティス「あ、あのさぁ…ちょっと聞きたい事が…あるんだけど…」
コウタ「ん?何だ?」
ティス「…やっぱりコウタは…大きいおっぱいが好きなんだよね…?」
コウタ「え?あ、いや、それはだなぁ…」
ティス「アタイさ…頑張っておっぱい大きくするよ…コウタが…望むような女に…なりたいから、さぁ…」モジモジ
コウタ「……ぶわぁ〜か。ゼロに何かけたってゼロのままだっつーの」
ティス「んなっ!?ゼロじゃないやぃ!ちょっとはあるってんだよチキショー!」
コウタ「お前の魅力はもっと他にあんだろ?」
ティス「…え?」
コウタ「ガキでガサツで意地っ張りで、ワガママで気まぐれで口が悪くて、泣き虫で淋しがりで臆病で、えっとそれから…」
ティス「な、ななな何だとコンチキショー!そんなにひどくないぞ馬鹿野郎!」
コウタ「でもそれでこそティスなんだよ」
ティス「はぇ?」
コウタ「無理して変わろうとしなくたって、今のままのお前で良いんだよ。その方が俺も嬉しいしな」
ティス「そ、そうなの?じゃ、じゃあさ…あの…」モジモジ


609 :◎2つの胸の膨らみは 5/5 :2008/01/30(水) 17:05:57 5Sl/DfBm
コウタ「ん?何だ?」
ティス「コ、コウタは…その…アタイの事…どう思って…んのかな…?」
コウタ「そ…そんなの…言わなくたって解れよ!」
ティス「駄目!アタイだって女の子だよ!?コウタがちゃんと言ってくれないと…いつまでも不安だよ…」
コウタ「そ、そりゃあ…お前…当然…す、す…」ドキドキ
ティス「す…?」ドキドキ
コウタ「す…す…」ドキドキ
ティス「す……」ドキドキ
ラージ「すみませんが…」
ティス「ぅひゃあぁぁっっ!?」
コウタ「い、いきなり出てくんじゃねぇ!!ビックリしたじゃねーか!!」
ラージ「廊下の真ん中で突っ立っている方が悪いんですよ…すみませんが夕食の材料を買って来てくれませんか?」
コウタ「ハァ?何で俺が…」
ラージ「じゃあコウタ君は今日の晩御飯はいらないんですね?」
コウタ「行ってきまーす!」ダダダダダ…
ティス「あ!待ってよコウタぁ!アタイも行くよぉ!」ダダダダダ…

ティス「ねぇコウタ、おつかいのついでに買いたい物があるんだけど…」
コウタ「あん?おやつか?漫画か?ゲームか?」
ティス「ブラジャー♪」
コウタ「ぶふぉっ!?」
ティス「アハハハハハ!馬〜鹿!エロマンガ大王!」
コウタ「…うっせぇ!」



610 :それも名無しだ :2008/01/30(水) 17:09:15 z27EJn5N
非常にGJ



611 :それも名無しだ :2008/01/30(水) 17:27:38 b795kFRY
GJ!!
珍しく自由戦士がかっこよかったw



612 :それも名無しだ :2008/01/30(水) 17:42:09 xhY1U4fW
ラージ押し入れが部屋かよw



613 :それも名無しだ :2008/01/30(水) 17:51:34 3tVJ0o4u
GJ!これはとてもわるこなにゃうものだ
ドプリンドプリンとかコウタオブジョイトイとかデデッデーでその都度吹いたw
でもコウタとティスの甘酸っぱいやりとりでニヤニヤが止まらなくなったんだぜ



614 :それも名無しだ :2008/01/30(水) 18:01:36 mdj41Zfj
わるこなにゃう過ぎるwww
ホワイトロリータとアホアホマンで腹筋千切れたwww



638 :それも名無しだ :2008/01/31(木) 00:08:58 qTevUnBq
>>605
笑いと萌えをありがとうございますw
自分の体型を気にしてるティスが可愛すぎるw




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630 :それも名無しだ :2008/01/30(水) 22:23:51 s+uTlKz+
ではここで流れを切って過ちを

このスレとその他を見ていると
人はそのチャンスさえ与えられれば誰とでも分かり合えるという期待と、
でも、人はすべての考え方を受け入れられるわけじゃなく
ちゃんと区切りをして別けておかないとしないといけないという現実、
そういった社会的命題を考えさせられる。
そんな感じの、デュナミス3が復活してティスvs量産ティス 予告編

ついにきた非公式作品コウタVSティスの劇場版
予告編
ナレーション「かつて外伝という戦いがあった…デュナミス3は
その子供のうち2人を犠牲にするがハガネ・ヒリュウ艦隊の前に敗れ去る。
その後、紆余曲折を経てデュナミス達がこの世界にて生活を開始した。
デスピニスはラウルたちのところへ、ティスはアズマ家へ…
しかし、デュナミスはまだ完全に破壊されてはいなかった」
ティス「バーカ!!」コウタ「てめえ!!」
浅草に訪れる奇怪な事件
女子高生「ねー、聞いた?最近行方不明になる人が増えてるんだってー」
「うん知ってるー。小さな子供が犯人だってー。でも都市伝説だよねー」
「100メートルを5秒で走ったり、バイクを投げ飛ばしたりなんて人間じゃないよねー」
コウタたちに忍び寄る不審な影
(ティスらしき少女と対面しながら)
コウタ「てめえ…ティスじゃねえな!!あいつはそんなヤツなんかじゃねえ!!」
巻き起こる異変
(浅草に結界が形成され閉ざされる浅草)
ショウコ「浅草が…変な壁に囲まれちゃった…」
ラージ「これは…いったい…」
消せない罪
軍人(諜報)「そいつが、子供だって?そう見えるように作られた化け物だろ?
      そいつは、たくさんの人間を殺してるんだよ!!」
コウタ「ぐっ…」(状況と正論で言い返せない)
復活する忌まわしき存在
デュナミス3「わたしは…デュナミス…主にファイターロアの抹殺を命じられた存在」
量産型ティス「デュナミス様!!あいつら殺しちゃって良いよね?」
立ち向かう者達
(たくさんの量産型ティスに囲まれた二人)
フォルカ「コウタ!!ショウコ達を連れて先に行け!!はああああああ!!」
フェルナンド「ここは、俺達が食い止めておいてやる!!でやああああああ!!」
自分自身との戦い
(量産ティス軍団に対して)
ティス「あたいはあんた達とは違う大切なものをもってる!!だから…負けない!!」
(デュナミス3とデュミナスの交戦)
デュミナス「私は…過ち…しかし…今在るものを失ってまで正す気はない…!!」



631 :それも名無しだ :2008/01/30(水) 22:24:29 s+uTlKz+
倒れてゆく仲間達
ショウコ「フォルカァァァァァァー!!」
ラージ「エクサランスチーム応答してください!!エクサランスチーム
    ラウル…ミズホ…フィオナ!!」
ショウコ「…なんで…こんなことに…」
ラージ「いきましょう…今は立ち止まってる時ではありません!!」
おこってしまった悲劇
(ティスに刺されるコウタ)
コウタ「ティス…なんで…」
ティス「ごめんっ…コウタ…」
意外?な助っ人
アリオン「自由戦士アリオン様、参上!!」
キサブロー「こんなこともあろうかと!!」
はたして…その結末は…?
(横たわるティスを抱きかかえるコウタ)
ティス「あたいは幸せだった…みんなと一緒にいられて…そして、あんたがいたから…」
コウタ「そんなこと言うんじゃねえ!!俺は…俺は…」
ティス「アリガ…ト…」
コウタ「うわぁぁぁぁぁぁー!!」(映像終了)
デュミナス「同時上映の過ちさんな日記もよろしく」
ショウコ「劇場ではアズマ家のキャラクターストラップ(ボイス付)がもらえるよ」
ティスストラップ「バーカ」コウタ(ry「てめえ!!」ショウコ(ry「わるこなにゃう〜」
フォルカ(ry「今日の晩御飯はなんだ?」フェルナンド(ry「尋常に勝負!!」
ラージ(ry「なぜ、僕までここに?興味深いですね…」デュミナス(ry「これも…過ち…」
アリオン(ry「ここにいるのも自由だぜ?」
ティス「デュミナス3姉弟の新曲[恋のタマゴ][これって過ち?]も同時リリース」
デスピニス・ラリアー「ところで…予告とストラップに誰かいない気が…」
デュミナスストラップ「これも…過ち…」

フフフ…本編は書かないぜ!!



632 :それも名無しだ :2008/01/30(水) 23:03:07 mdj41Zfj
>>630-631
熱いな、実に好みの展開だw
同時上映『デスピニスの3分クッキング』『ラリアーのコスプレ初体験日記』



633 :それも名無しだ :2008/01/30(水) 23:04:46 m6eA/Dhm
>>631
同時上映のほうが気になるwww



634 :それも名無しだ :2008/01/30(水) 23:21:10 0bGovqdX
ちょ…同時上映の片割れ完全にAVだろjk…



635 :それも名無しだ :2008/01/30(水) 23:40:28 zw1GEIOK
>>634
そうだな。デスピニスがあまーいヴァニラアイスを三分で作る癒し系ムービーだからな!
実にAVw


754 :ティス対量産型ティス ストーリープランその1 :2008/02/02(土) 06:39:58 jKJVYJeh
>>630 >>631を書いた者だ…誰か…ヤヴァイ妄想が止まらん

浅草で大勢の人間の失踪事件が起こる。犯人は小さな少女とうわさされている。
真相は、デュナミス復活のための生け贄を量産型ティスが集めていた。
コウタが、事件の真相をつかむため調査を行う(理由:ショウコやティスのため)。
そこで、量産型ティスとの遭遇・戦闘をするがとり逃がしてしまう。
翌日、戦闘の映像からティスの身柄が拘束されてしまった。
コウタたちが抗議するが聞き入れられず、
エクサランスチームを呼んでティス疑いを晴らす作戦を行うことに、
おとりに発信機を付けるという古典的トラップでアジトを突き止め
ついでに量産型ティスの捕獲に成功する。
そこで、コウタたちはデュナミス3が復活しつつあるということを知るが、
コウタたちは量産型ティスたちに囲まれてしまう。
コウタたちにティスの救出をまかせ量産ティスと戦うフォルカ・フェルナンド
コウタたちは、ティスの待つ場所に向かうのであった。
ティスの疑いを晴らすため量産ティスを提示するが、理解されない。
そのとき、量産型ティスが目覚め暴れだした。
コウタは、ロアに変身して戦うも、周りの人に気が取られて苦戦してしまう。
コウタのピンチにティスふるぱわーが炸裂し愛の共同作業(連携攻撃)で量産ティスを撃破する。
だが、デュナミスが復活してしまうのであった。それを見て驚愕するティス
どうにか落ち着かせるため量産型ティスと見分けるためと偽り
リストバンドをプレゼントするコウタ。(物語冒頭にそれを買うシーン)
そして、連邦軍(下っ端)がデュナミスに攻撃を開始するが、なぞのフィールドが展開され
攻撃隊は機能停止・浅草は閉ざされてしまう。
ラージによる推論でそれが絶界宝と似たようなものと判明
(修羅神はその中で動けるので足止めされたのだ)
このままでは埒が明かないので一行はアズマ家に向かうことに
その途中量産ティスに襲われている一般人(デュナミスはまだ完全でない)を発見し
助けようとしているラウルたちを発見し助けに入るが隙を付かれショウコがつかまってしまう。
そこに、自由戦士アリオンが参上しショウコを助けだし量産ティスを撃破する。



755 :ティス対量産型ティス ストーリープランその2 :2008/02/02(土) 06:41:35 jKJVYJeh
とりあえず一般市民を連れアズマ家地下に避難してキサブローに作戦を尋ねると
こんなこともあろうかと絶界宝の無効装置を一つだけ作っていたので
ライトニング(ダイバーフレームの試作型として二機にプラスパーツをつけたものの
試験の一環で海底通路から来ていた)とアガレスの奇襲によって混乱した隙を付いて
絶界宝の発生装置をロアによって破壊してしまおうという作戦を提案される。
ライトニングは装置の制御のためにラウル・ミズホの二人乗り、エターナルは待機
アリオンはコウタをフィールドの発生源まで送り届けたあと参戦の予定である。
だが、自分自身と戦わせるのはかわいそうなのでティス・デスピノス・ラリアーには
作戦は秘密にされた。しかし、それを聞いてしまったティスは、敵の目的がロアなので
コウタを行かせるのに反対し、キサブロー達がエクサランスの改造に行っている隙に
コウタを呼び出し自分も連れて行くよう頼むが断られてしまう、しかたがないので
コウタを危険にさらさぬように急所を外して刺し動けなくして二人とともに装置の破壊に向かう。
ラウルたちが、戻ってきたのはティスとデスピニス・ラリアーが出ていった後で、
しかたがないので、コウタ無しで作戦が開始され。結果意外とうまくいく。
だが、なんとフィールド装置は絶界宝と空間湾曲の二つがあったのです。
しかも、片方のみが破壊されると暴走するステキ仕様。
デスピニス・ラリアーを装置制御のためにその場に残しティスはもうひとつに向かう。
絶界宝が消え、出撃するエターナル。そこにフォルカたちも戻ってくる(道に迷っていた)。
フォルカは眠るコウタに「大切な者を守りたいなら起きろ」と言い残し、参戦する。
その言葉を受け、ショウコたちは目覚めぬコウタをカイザーに運び込もうとする。
不利を感じ取ったデュナミスは量産ティスのほとんどを吸収し進化する。
その圧倒的な力の前に倒れる仲間達。さらに、ティスも装置目の前で拘束される。
もうだめかと思われたときデュミナスが光臨する。再び立ち上がる仲間たち。
それに驚いた量産ティスたちの間を抜けティスは装置に鉄拳を叩き込み爆発させる。
一方、カイザーの前に着いたコウタにキサブローは、ロアの炎を生命力に変換する装置と
「おきんかばか者!!お前は大切な者のためにロアの力を使うのではないのか!!」という言葉とビンタをプレゼント。そして目覚めるコウタ、カイザーの出現に対し反応するデュナミス、そして仲間たちによる一斉攻撃で道を切り開き、
最後にカイザーの攻撃(断空光牙剣)にて、デュナミスを倒す。すると量産ティスたちは消滅してゆくのであった。



756 :ティス対量産型ティス ストーリープランその3 :2008/02/02(土) 06:44:04 jKJVYJeh
その後、ティスを探すコウタ(ロア形態)、すると陥没した穴の途中に引っかかっているティス(プレゼントが奇跡を起こした)を発見する。ちょうど千切れるプレゼント、コウタはティスが落ちるよりも早く救出する。
だが、爆発による傷でぐったりしているティスにコウタは必死に呼びかける。
呼びかけにこたえるティス、しかし弱気な言葉を残し再び気絶してしまう。
ロアに聞くと生命力が低下しているらしい、そこでコウタは自分が傷ついてることにもかまわず全生命の炎をティスに与える。ティスを抱いたまま横たわるコウタ…
数日後、
ティス「コウタ?大丈夫?痛まない?」
コウタ「へっ!!これぐれえ大丈夫だよ!!いててて…」(傷のあたりをたたく)
ティス「やっぱり痛むんじゃない!!…その…ごめんね…」
コウタ「だから大丈夫だって、それに…俺をこと、心配してくれた真心ほうが心にいてえぜ!!」
ティス「う〜…!!、コウタ大好き!!」(抱きつく、腕には継ぎ接ぎだらけのプレゼント)
コウタ「いだだだだだ!!全力はやめろ!!あがっ!!」

エンディング

エピローグ
浅草のためにがんばってくれたティスに感謝して浅草の方々がティス祭りを開いてくれ、それにティスが招待されるシーンで終わり

同時上映 過ちさんな日記
過ちさんが自分やティスたちの日常でおこったことを曲解して書いた日記を
おもしろおかしく編集しかわいい絵をつけたアニメ作品

すまない…読みにくい文章を書いてしまって…だが…とまれなかった



757 :それも名無しだ :2008/02/02(土) 07:36:44 87x+xnmp
こんな糞みたいな映画があったら、劇場で10回は見るな



758 :それも名無しだ :2008/02/02(土) 07:42:44 L27HWr0B
>>757の優しさに全俺が泣いた。



759 :それも名無しだ :2008/02/02(土) 07:57:57 HaFk+2io
>>ティス祭り
ちょっと待て、エンドロールで過ち〜音頭でよよいのよい〜と躍り上がる皆が見えた。
そんな酷すぎる映画、初回限定DVD購入ぐらいしか出来ないぜ。

このプロットを生かしつつここで長文にするのは非常に躊躇われるので、あと10スレぐらい逝った後に出来上がるであろう
アズマ家総合保管庫あたりに投下していけばいいと思うよ(黙れ



760 :それも名無しだ :2008/02/02(土) 08:26:21 z/xoLUNq

>>754
実にわるこなにゃう!
ただ、現時点で文にすると残りレスが圧倒的に足らなそうという罠が……





_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/




636 :枕投げ死闘編 :2008/01/30(水) 23:56:32 qXgd3jO7
>>565(温泉旅行)の続きです


ティス「ふー、ごはん美味しかったー!」
コウタ「風呂も入ったし、飯も食ったし最後は・・・。」
ティス「最後は・・・?」
コウタ「枕投げ大会に決まりだ!」
ティス「枕投げ・・・?」
ショウコ「もー、お兄ちゃんってば子供なんだからー。」
フィオナ「まぁ、いいじゃん?面白そうだしさ。」
フォルカ「枕投げとはなんだ?」
ミズホ「えーと、枕を投げ合って相手に当てて楽しむゲームって言えばいいんでしょうか?」
デスピニス「うう・・・、私にはあまり向かない気がします・・・。」
フォルカ「しかし、枕ではあまりダメージにはならないんじゃないのか?」
ラウル「だから楽しいんだよ。」
ラリアー「じゃれあいみたいなものでしょうか?」
フォルカ「良く分からないが一種の遊戯と思えばいいのだろうか。」
アリオン「細かいことなんか抜きで楽しめばいいのさ。」
フォルカ「生きていたのかお前・・・。」
アリオン「やった自分が言うかね、死に場所を決めるのも自由って事さ。」
ラージ「他の部屋から確保してきたので弾薬は十分ですよ。」
ティス「えーと、つまりこんな感じでいいのかな?」

べしっ!

コウタ「てめっ!卑怯だぞ!このっ!!」
ティス「きゃはは、当たるもんか。やーい、ヘタクソ!」

べしっ!

ショウコ「・・・・・・お兄ちゃん?」
コウタ「げぇっ!?わ、わざとじゃねえんだ!」
ショウコ「もはや問答無用!!」
ラウル「コウタ、援護する!」
コウタ「ナイス!」
フィオナ「甘い!!」
ラウル「うわっ!フィオナ!」
フィオナ「あたしとティスはさっき堅い絆で結ばれたからね、助太刀させてもらうよ!。」
ティス「アタイ達の絆は無敵だよ!」
フィオナ「そういう訳で、ミズホ!アンタは敵よ!!」
ミズホ「ええっ?あたしですか?」
ティス「裏切り者のデスピニスもね!」
デスピニス「そ、そんな・・・。」
ラリアー「な、なにかあったの?」
ティス「うっさい!ラリアーはわかんなくていいの!女の戦いなの!」
ラージ「それでは僕は愛の為に生きましょうか。さぁ、弾薬はこちらです。」
フィオナ「あんたはまた真顔で歯が浮く台詞を・・・。」
アリオン「ならば俺様はこっちだな、勝負はイーブンじゃなきゃ面白くないだろ?」
コウタ「よっしゃ!変人だけど戦力は頼りにしてるぜ!」
アリオン「とっておきを見せてやるぜ・・・、奥義枕幻千殺!!」
ティス「枕が増えた!?」
ショウコ「無駄よ、フォルカ!」
フォルカ「承知、例え遊戯といえど全力を尽くすのが修羅の流儀!」
ミズホ「凄い・・・、全部の枕を叩き落してる・・・。」
コウタ「にゃろう、枕トルネェェェェェドッ!!ぶち抜けぇぇぇっ!!」



637 :兵どもが夢の跡 :2008/01/30(水) 23:59:32 qXgd3jO7
三時間後



ティス「うーん・・・、あれ?アタイ途中で寝ちゃった・・・?」
コウタ「Zzz・・・」
ティス「・・・これはひどい、部屋中めちゃくちゃじゃん!それになんかお酒くさーい。」
ショウコ「んー、ふぉるかー。」
ティス「うっわ、ちょっとショウコ大胆過ぎ!こんなの見たらコウタ血の涙流しながら死んじゃうよ!」
ショウコ「てひひ、ふぉるかー、すきー・・・Zzz]
ティス「と、とりあえず布団で隠しておこう。」
ミズホ「らうるさーん・・・Zzz」
デスピニス「らうるさーん・・・Zzz」
ティス「こっちは両手に花状態・・・、その割りには何故か苦悶の表情なのね。」
ラウル「うーん、うーん・・・Zzz」
ティス「ミズホのが顔に半分乗っかってるから窒息しないか少し心配だけど・・・、大丈夫かな?」
コウタ「Zzz・・・」
ティス「・・・今更向こうの部屋に戻るの面倒だしアタイもここでもっかい寝ちゃおうかな〜?」
コウタ「Zzz・・・」
ティス「他に場所も無いからここで寝るしかないよね・・・、コウタの隣だけど狭いんだし仕方ないからだからね・・・。」
コウタ「うーん・・・」
ティス「にゃ!?」
コウタ「Zzz・・・」
ティス「寝ぼけていきなり抱きつくなっ!?ってかどうせならもっと優しくしろ!・・・このバカ。」



翌朝、辺りの惨状と自分を含む周りの状態に気まずい雰囲気が流れ
なんとも言えない空気で朝食を取る一同とちょっとだけ嬉しそうなティスでした
チャンチャン♪



639 :それも名無しだ :2008/01/31(木) 00:17:23 7aohXsTA
待った甲斐があったよもうわるこなにゃう過ぎ!
今日は良作多すぎて実にいいニヤケを味わえたよw




_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/




640 :買い物 :2008/01/31(木) 01:38:43 D2GQP5QY
—浅草の街をブラつく2人—

コウタ 「ったく、じいちゃんも人使い荒いよな。客が来るから雷おこし買ってこいなんてよ。」
ティス 「キサブローはあたいに頼んだんだよ。付いてこなくていいって言ったじゃん。」
コウタ 「バッキャロー、てめぇ1人で買い物なんざ、危なかっかしくて任せられっかよ。」
ティス 「なにさ!あたいだって買い物くらい1人でできるもん!だいたい・・・
コウタ 「おっ、わりいな。もよおしてきちまった。ちょっくらションベン行ってくらぁ。」
ティス 「レディの前でションベンとか言うな!バカコウタ!まったく・・・」

(ドンッ)

通行人A「・・・!」
ティス 「いったーい!デカい図体してどこ見て歩いてんのよ!オッサン!」
通行人B「あんたこそあたいのダーリンにぶつかっといて挨拶も無しかい!小娘!」
ティス 「ふーんだ。いいトシこいて道の真ん中でいちゃついてるのが悪いんでしょ、オバサン!」
通行人B「キーッ!腹の立つガキだね!いちゃつく相手もいないクセに、ナマ言ってんじゃないよ!」
ティス 「そ・・・それくらいあたいにだっているよ!そんなハゲじゃなくてもっとカッコいいのがいるもん!」
通行人B「ハ、ハゲ!?言ったね小娘!そんなら見せてみなよ!あたいと微妙にキャラ被ってるクセに、生意気だよ!」
ティス 「うー・・・」
通行人A「・・・・・・・・」



641 :買い物2 :2008/01/31(木) 01:41:50 D2GQP5QY
コウタ 「おい、なにモメてんだよ。ケンカなんかしたら、またショウコにどやされるぞ。」
ロア  「(人の事を言えないような気がするが・・・)」
通行人B「なんだい。小娘の保護者ならちゃんと面倒を・・・
ティス 「・・・! そう、コイツ!コイツがあたいのダーリンだよ!」
コウタ 「ぶッ!? なんだいきなり!?」
通行人B「ハン!ウチのダーリンの方がシブくてカッコいいじゃないのさ!」
ティス 「そんなことないもん!コウタの方が・・・
コウタ 「お、おい・・・話が見えねぇぞ。」
通行人A「・・・!・・・!」
通行人B「ふん、ダーリンが言うからここまでにしとくけど、あんたも保護者ならちゃんと面倒見なよ!」
ティス 「保護者じゃない!ダーリンだって言ってるだろ!」
コウタ 「おい、いい加減に・・・」

(チュッ)

一同  「!!」

ティス 「へへーん!見たか!バーカバーカ!」
通行人B「チッ!覚えといで!小娘!」

—帰り道—

コウタ 「なんだ。そんな理由だったのかよ。アホらしい・・・」
ティス 「・・・」
コウタ 「・・・」

コウタ 「まあ、その、なんだ。悪い気はしなかったぜ。」
ティス 「・・・何がよ。」
コウタ 「いや、その・・・バッキャロー、そんなん言えっかよ!」
ティス 「・・・ふーん、ダーリンって呼んでほしいんだ?」
コウタ 「ぶッ、そうじゃなくて、ってか、ウチん中では絶対にそう呼ぶなよ!」
ティス 「じゃあ、外ならいいの?」
コウタ 「あのなぁ・・・まあ、別にいいけどよ、なんかこっ恥ずかしいな。」
ロア  「(・・・今時ダーリンは無いと思うぞ、コウタ)」



643 :それも名無しだ :2008/01/31(木) 01:49:17 5w3qeuiZ
GJ!

ダーリンはカーラがよく使ってますな



644 :それも名無しだ :2008/01/31(木) 01:57:31 bxDni9VV
>>640
初投稿乙!わるこなにゃうだよー

しかし、このスレ知らないうちにかなりの良スレになったね
やっぱ良SSは良SSを呼ぶといったところですか
割れ窓理論の逆ってとこか
とにかくSS職人の皆さん毎度毎度乙であります!


割れ窓理論:窓ガラスが割れっぱなしでケアされないまま放置されていると犯罪が増え
どんどん環境が悪化していくという理論。逆に些細な事でも徹底的に取り締まることで
治安が回復したりする


645 :それも名無しだ :2008/01/31(木) 01:59:13 COm6bskW
実に雷娘(雷門的に)なティスだっちゃ、わるこなにゃう!!

つーか
四捨五入30台とハンマー無口!!自重〜!


646 :それも名無しだ :2008/01/31(木) 02:07:15 /0iQ7vBX
おかしいよね
Rしてるときはうざいなぁと思ってたのに
ここきたら萌えちゃった



647 :それも名無しだ :2008/01/31(木) 03:18:37 7xwanXNL
おかしいよね
ガチムチな肉体言語スレだと思って来たのに
以下略


649 :それも名無しだ :2008/01/31(木) 07:58:23 zGkayGeO
やべぇ…良SS多すぎる…



651 :それも名無しだ :2008/01/31(木) 13:00:11 g/qovHeB
>>640
GJ!!
とりあえず、インス◯クターのバカップル自重www




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652 :それも名無しだ :2008/01/31(木) 13:39:37 7aohXsTA
キサブロー「ふう…」
ティス「あれ? じーちゃん、どーしたの? 疲れたの?」
キサブロー「んー? いやいや、ちょっと肩がのう…」
ティス「そっか… あの、さ、も、もしよかったら、アタイが叩いてあげよっか…?」
ショウコ「!?」
コウタ「!!」
キサブロー「おお、すまんのう」
コウタ&ショウコ「ま、待っ…」

ガシッ!

ティス「な、何?」
キサブロー「…ん? 何か言ったかのう?」
フォルカ「い、いえ、何でもありませんご老体」
ショウコ「もがもが…」
フェルナンド「ささ、縁側でティスと一緒に日光浴を楽しまれるがいい」
コウタ「ぐ、ぐえ…っ」
そのまま2人をずりずり引きずっていく修羅ズ。
キサブロー「…はて?」
ティス「…変なヤツら」


ショウコ「…ぷはあっ! な、何するのよフォルカ!」
フォルカ「何するのはショウコの方だ。ティスの邪魔をしてはいけないと思う」
コウタ「げほっ、げほっ、ば、バカ野郎! あいつのバカ力で叩いたら爺ちゃんがどうなるか…」
フェルナンド「バカは貴様だ」
コウタ「な?! テメエにだけは言われたくねえッ!!」
フェルナンド「いいから貴様ら、黙って見てみろ」
ショウコ&コウタ「…?」

とん、とん、とん、とん…
ティス「…じーちゃん、どう? 痛く…ない?」
キサブロー「いやいや、丁度いい塩梅じゃよ。ティスは肩たたきが上手じゃのう」
ティス「ほ、ほんと? え、えへへ…///」
とん、とん、とん、とん…
キサブロー「極楽、極楽…」
ティス「お、大げさだなあじーちゃんは/// こ、このくらいのことなら、いつだってやってあげるよ♪」
キサブロー「そうかそうか、ティスは本当に優しい子じゃ。いい子じゃのう…」
ティス「や、やだなぁ… もう… 照れるからやめてよ…///」
とん、とん、とん、とん…

コウタ「………」
ショウコ「………」



653 :それも名無しだ :2008/01/31(木) 13:54:22 7aohXsTA
フォルカ「ティスは2人の知らない所で、力の調整の修練を積み重ねてきていたのだ」
フェルナンド「今日がその修行の結果を試すときだったというわけだ。邪魔するな阿呆」
ショウコ「そう、だったの…」
コウタ「で、でも、何でまた…」
ロア『…見ての通りだ』
コウタ「ロア?」
ロア『肩こりに悩むキサブロー氏の肩を叩いてあげたい。ただそれだけの為だ。他意などないさ』
コウタ「…ちっ、ティスのヤツ… らしくねえことしやがって…」
ロア『…惚れたか?』
コウタ「殴るぞテメエ!!」
ショウコ「い、いけない、ちょっとウルっときちゃったかも…」
コウタ「でもよ、何でお前ら2人が知ってたんだよ」
フォルカ「簡単なことだ」
脱ぎ脱ぎ…
ショウコ「!? ちょ、ちょっと、フォル…///」
フェルナンド「これが答えだ」
バサッと服を脱ぎ捨てて、修羅ズが背中を見せると…
コウタ「…げっ」
ショウコ「…き、」
ラージ「グロっ」カシャーカシャーカシャーカシャー


『 キ ャ ア ーーー ッ ! ! ? 』


キサブロー「…? 何か騒がしいのう…」
とん、とん、とん、とん…
ティス「いつものことだよ、じーちゃん」
キサブロー「…ま、それもそうじゃのう…」
ティス「えへへ…///」

こうして、ティスのじーちゃん孝行は大成功に終わった。


ショウコ「あおむらさき… あおむらさきが… い、いやああああぁ…」

…一名に酷いトラウマを残して。



654 :それも名無しだ :2008/01/31(木) 14:16:51 Izs90xUm
フェルナンドが何時の間にか良い奴すぎるww



655 :それも名無しだ :2008/01/31(木) 18:14:42 qlgoTm1D
フェルの背中を見たいんだが・・・・



656 :それも名無しだ :2008/01/31(木) 19:13:07 k2QfhdEX
>>655
青痣で「アホ」て書いてあるよ。


659 :オチは無い :2008/01/31(木) 21:50:27 7aohXsTA
>>655
断固として見せるわけにはいかんが、修行の内容ならw

〜修行の聖地・ギアナ高地〜

ティス「…ほんとーに、いいの?」
フェルナンド「遠慮するな女。貴様の肩たたきなぞ俺の体に効くものか。全力で来い!」
フォルカ「い、いやいや、違うぞティス。今回の修行は腕力の調節だ。全力を出したら」
フェルナンド「黙れフォルカ! 俺を倒さずして肩たたきの極意は得られぬと思えッ!!」
脱ぎゃあッ! 座ッッッ!!!
フェルナンド「さあ! 遠慮なく叩いてみろ! 女ァッ!!」
ティス「…じゃ、じゃあ、いくよ? 本当にいいの?」
フォルカ「頑張れ、フェルナンド」
フェルナンド「ふん、俺の体を気にする前に貴様の貧弱な腕と胸筋を気にしろ!」

…カチン。

フェルナンド「さあ! ミュージック、スタート!!」
ラージ「はい」カチッ。

『とーさん おかたを たたきましょー♪』

ティス「………」

『たん

ずうううぅぅぅぅ…んっ

ちちちち…と、野鳥が木々から飛び立った。

ティス「おーい! ごめんねー、ちょっと強すぎたー?」
フォルカ「おーい、フェルナンドー! 無事かー?」
フェルナンド「…く、くくく…、上等だ… 女ァッ!!」

2メートルほど地面に深ーく釘のように刺さったフェルナンドを引っ張り出して、再挑戦。

フェルナンド「遠慮することはないぞ女… 全力の全力で来い…!」
ティス「うん♪ アタイがんばるー♪」

『とーさん おかたを たたきましょー♪』
ティス「しょー♪」

『たん

ずうううぅぅぅぅ…んっ
『たん♪ とん♪

ずずうううぅぅぅぅ…んっ

『たん♪ とん♪ たん♪ とん♪ たん♪ とん♪

ずずずうううぅぅぅぅ…んっ

フェルナンド「…合格…だ…おん…」
フォルカ「フェルナンド、もういい、もういいから替わろう」
ティス「ごめーん♪」



670 :それも名無しだ :2008/01/31(木) 23:55:16 sZ7fq53J
>>659
フェルナンドの「さあ! ミュージック、スタート!!」 っていうのが、
もたまらないです。



660 :それも名無しだ :2008/01/31(木) 22:19:44 qTevUnBq
>>652の前日談としてちょいエロ?有りかもw
ある意味王道パターンですw

ガラガラガラ

ショウコ「ただいまー。」
コウタ「・・・っと・・・けよ」
ティス「いた・・・、・・・っと・・・すぎ」
ショウコ「もーう、またあの二人はなんか騒いでるわね。」
ティス「んっ・・・、あっ・・・、気持ち・・・、いい・・・、あんっ・・・。」
コウタ「どうだ、大分良くなってきたろ?」
ティス「んっ、最初は、ちょっと、痛かったけど、もう、だいじょうぶだよ・・・。」
ショウコ「!?!?!?!?!?」
コウタ「ここをこうされると気持ちいいだろ?」
ティス「ひぁっ!そ、そこ、いいのぉっ!」
ショウコ「(えっ?ええっ?な、なに?ひょっとして・・・、し、しちゃってるの?)」
ティス「こんなに気持ちいいなら・・・、もっと早くしてもらえば良かったかな・・・?」
コウタ「バッキャロー、お前みたいなガキにはまだはええよ、今回は特別だかんな。」
ショウコ「(と、止めた方いいのかな?でも入れるわけないし・・・)」
ティス「んっ・・・、気持ち・・・、良すぎて・・・、病みつきに・・・なっちゃいそう・・・だよ。」
ショウコ「(そんな・・・、ショウコだってまだフォルカとキス止まりなのに・・・。)」
コウタ「まぁ、これだけ満足してるならたまにならしてやってもいいけどよ。」
ショウコ「(・・・駄目!駄目よ!ショウコ達はまだちゃんと健全なお付き合いで十分なんだから!)」
ティス「ふにゃぁ〜、コウタ上手すぎだよ〜。」
コウタ「んー、じいちゃん直伝だからなー。」
ショウコ「(なっ!?おじいちゃんったら何考えてるのよ!!」
コウタ「ショウコもかなり上手だぜー。」
ショウコ「(ちょ、ちょっと!何でたらめ言ってるのよ!ショウコそんなエッチな子じゃないもん!)」
ティス「ん〜、アタイばっかり気持ち良くして貰ってるのも悪いし、今度はコウタにしたげるね。」
コウタ「でもお前に上手くできんのか?」
ティス「できるよ!」
ショウコ「(こ、今度はティスにあんなことさせちゃうの!?お兄ちゃんの鬼畜!!)」
フォルカ「ショウコ、どうしたこんなところで。」
ショウコ「ひゃぁ!?ひょ、ひょるか?」
フォルカ「どうした?顔が真っ赤だぞ、それよりコウタはそこの部屋だな、キサブローが呼んでたぞ。」
ショウコ「だ、だめぇ!開けちゃだめぇ!」



661 :それも名無しだ :2008/01/31(木) 22:21:37 qTevUnBq
ガラガラ

コウタ「ん?」
ティス「なに?」
ショウコ「・・・へ?」
フォルカ「コウタ、キサブローが呼んでいたぞ。」
コウタ「ああ、もうちょいしたら行くって言っといてくれ。」
ショウコ「あ、あれ?お兄ちゃん達、・・・何してたの?」
コウタ「何って、マッサージだけど?つーか、どうしたんだ顔真っ赤だぞ?」
ショウコ「まっさーじ?」
ティス「じーちゃんの手伝いで機材運んでさー、それでアタイが疲れたって言ったら。」
コウタ「たまには恩着せてやろうと思って俺が肩叩いたり揉んでやってたんだよ。」
ショウコ「あは・・・、そういうことだったんだ・・・、あははははははははは・・・。」
フォルカ「ショウコが真っ白に燃え尽きた・・・。」
コウタ「赤くなったり白くなったり忙しいやつだな。」
ティス「さー、それより今度はアタイがやってあげる番だよー。」
コウタ「お、どれどれ。」

ベ キ ィ ! !

コウタ「ギャーーー!!」
ティス「あれ?力加減間違えたかな?今度は叩いてみよっと。」

バ キ ィ ! !

コウタ「うぎゃーーーー!!!」
ティス「おっかしいなぁ・・・?」
フォルカ「力任せにやりすぎだ・・・、これ以上はコウタが死ぬぞ・・・。」
コウタ「ぐ・・・、ぐえ・・・。」



663 :それも名無しだ :2008/01/31(木) 22:26:33 BK/YtCTA
いかん、ニヤニヤしてしまった。
俺の負けだ。


666 :それも名無しだ :2008/01/31(木) 23:19:28 937GyzkJ
>>660

しかし・・スレの趣旨とは離れるとはいえどうしても気になってしまったからツッコませてもらう

>ショウコ「(そんな・・・、ショウコだってまだフォルカとキス止まりなのに・・・。)」

なんだってええええええええええええええええええええええええええ!!!!


669 :それも名無しだ :2008/01/31(木) 23:52:24 g/qovHeB
>>660
>ショウコ「(ちょ、ちょっと!何でたらめ言ってるのよ!ショウコそんなエッチな子じゃないもん!)」
 
何故か萌えたw




_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/




671 :節分 :2008/02/01(金) 01:15:10 XCasFbQd
ティス 「ショウコ、それなに?」
ショウコ「あ、ティスは日本の節分は初めてなのね。これは、ヒイラギっていう木の枝なのよ」
ティス 「ふーん。トゲトゲしてて、なんだか不味そう」
ラリアー「食べるんじゃないよ。これを飾っておくと、鬼避けになるんだ」
ティス 「鬼避け? カイやレッドオーガが来ないようにするおまじない?」
コウタ 「はっはっは。確かにあのオッサンは鬼教官って呼ばれてるけどよ」

ショウコ「あ、そうだ。ティス、お魚屋さんでイワシの頭を貰ってきてくれる?」
ティス 「頭だけ?」
ラリアー「イワシを焼く匂いが鬼避けになると言われているんだよ」
キサブロー「イ、イワシくらい、丸ごとでええじゃないか・・・」
ショウコ「ダメです。丸ごと買うと高いし、お飾りに使うのは頭だけでしょ。じゃあ、お願いね」

—近所の魚屋—

ティス 「くーださい」
バイトの青年「お使いかい?偉いね」
ティス 「ふんだ。偉くなんかないよ。子供扱いしちゃってさ」
バイトの青年「そ、そうか。それで、何を買いにきたの?本番ハコダテで目利きの修行をしてきた俺が選んであげるよ」

ティス 「うわっ!フラットフィッシュだ!」
バイトの青年「それはかれいだよ」
ティス 「宇宙ひらめじゃないの?」
バイトの青年「ひらめはこっち。左ひらめに右かれいって言って、顔の向きで判別するんだ」
ティス 「ふーん。どうでもいいや。頭ください。頭」
バイトの青年「え?頭といっても、色々あるからなあ。タイ、マグロ、タッドポール・・・」

ティス 「なんだっけ。んーと、3文字だったかな」
バイトの青年「じゃあ、マグロかな」
ティス 「それでいいや。ください」
バイトの青年「2500円になります」
ティス 「あたい、お金持ってきてないよ」
バイトの青年「えっ、困るなあ・・・」
ティス 「あたいもそれがないと困るんだよ。ショウコに怒られる」
バイトの青年「ショウコ?ああ、もしかして、アズマ研究所の子?じゃあ、ツケておくから、持ってっていいよ」
ティス 「あっそう。じゃ、もらってくね。んしょ、重いなコレ・・・」
バイトの青年「ふぅ、変わった子だな。ん?」

??? 「ティス・・・またとんでもない過ちを・・・」



672 :節分2 :2008/02/01(金) 01:16:40 XCasFbQd
—アズマ研究所—

ショウコ「なによコレーーーーー!!」
ティス 「なにって、頭だよ。」
キサブロー「まあまあ、ええじゃないか。マグロの目玉にはODE・・・じゃなかった。DHAがたくさん・・・」
ショウコ「おじいちゃんは黙ってて!」
ラリアー「やはり僕が行くべきでしたね・・・すみません」
コウタ 「マグロの煙でも鬼避けになるって!早く焼こうぜ!」
ショウコ「んもー!なんでこうなるの!?」

—後日—

ショウコ「すみません。これ、マグロのお代です」
バイトの青年「ああ、お代ならもう貰ってるよ」
ショウコ「え?」
バイトの青年「それよりすんません。時期的に考えて、イワシと気付くべきでした。俺もまだまだ過ちが多くて」
ショウコ「あ、過ち?」
バイトの青年「あれっ?あの人の口癖がうつっちゃったかな?ははは・・・」


673 :それも名無しだ :2008/02/01(金) 01:33:02 avX4eZHe
バイト帰国!!
というより過ちさんとフラグたってるW



674 :それも名無しだ :2008/02/01(金) 01:50:49 XhWfzFyh
和みまくったw
ティスが子供らしいのも良いなぁ



675 :それも名無しだ :2008/02/01(金) 02:32:30 QHmEze0S
タッドボールの頭売ってる魚屋なんて行きたくねぇwww



676 :それも名無しだ :2008/02/01(金) 02:46:32 5foULQy1
>>673
あの子バイトで宇宙とか行っちゃうからなぁ


687 :それも名無しだ :2008/02/01(金) 06:41:44 ADdBLRkY
>>671
節分ネタおいしく頂きましたw
過ちなバイトコンビ結成だなもう。各国巡り歩くしかないなw


ネイチャーメイド EPA&DHA (120粒/30日分)
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投稿者 ko-he : 2008年06月23日 08:07

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