2012年8月28日

カティア萌えスレ 新婚4日目 その6

カティア萌えスレ 新婚4日目
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1150646890/l50

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728 :それも名無しだ :2006/08/03(木) 02:31:19 ID:FG0OlYgg
よし、カティア萌えの心が常に最大限に満たされてる俺は今日から
人を越え、ケダモノを越え、神をも越えたフランツとなってくる!!

やああぁぁぁってやるぜっ!!!



729 :それも名無しだ :2006/08/03(木) 03:05:07 ID:iV8QRAU/
亮「OK>>728!」



730 :それも名無しだ :2006/08/03(木) 03:30:39 ID:31uq8hSP
つまり獣機戦隊をネタに絡ませればいいんだな。よし。

......ストーリー中でなんかあったっけ。カティア。



731 :それも名無しだ :2006/08/03(木) 11:05:17 ID:FTMsfmWQ
>>730
雅人がたまにちょっかい出してきたであろうことぐらい?
......いや、実際にちょっかい出してたような気もするが。



732 :それも名無しだ :2006/08/03(木) 12:19:46 ID:VSbO8uYW
つーかJの海水浴をみていて思ったんだが
甲児や雅人が上げてた名前の中に三人娘の名前がカティアしかいないとは如何な事か。



733 :それも名無しだ :2006/08/03(木) 12:29:20 ID:R0MgHsKC
正当な発言だ。



734 :それも名無しだ :2006/08/03(木) 12:30:00 ID:QGEaHc/w
姉キャラが好みだったんだろうよ



735 :それも名無しだ :2006/08/03(木) 15:21:34 ID:FG0OlYgg
姉キャラ...なんていい響きなんだ...。姐じゃなくて姉がいいんだよな
ところで姉属性全開のカティア電波を書こうとした事あったけど姉属性の表現って結構難しいね
やり過ぎるとお姉さん、っていうよりお母さんになってしまう...
ま○り姉ちゃんみたいなさ



736 :それも名無しだ :2006/08/03(木) 17:34:42 ID:U+qONpTs
姉キャラというよりはお姉さん体質止まりな希ガス。
一部の冗談をスルー出来ないあたりとか。


・・・だがそこが良い。
統夜との仲をテニアあたりにからかわれると真っ赤になってしまわれるんですよ多分。
で、弁解の筈が余計な事自爆発言して統夜も真っ赤、聞いちゃった周囲の皆さんも真っ赤です(一部嫉妬で)



737 :それも名無しだ :2006/08/03(木) 17:36:29 ID:QGEaHc/w
姉キャラにも色々種類があってな



738 :それも名無しだ :2006/08/03(木) 17:48:58 ID:FTMsfmWQ
熱を測るとき、おでこをぶち当てるのは偽者だ。あれは姉じゃない。
真の姉とは、ただ単に手を伸ばして、掌のみで熱の度合いを確かめるのだ。



739 :それも名無しだ :2006/08/03(木) 21:55:20 ID:bq7NwBfZ
ベテラン主婦になると体温計を渡すだけになる



740 :それも名無しだ :2006/08/03(木) 23:05:12 ID:iFrA+F9j
カティア「統夜、風邪ひいたんですか?」
「ああ、そうらしい」
カティア「そうですか。じゃあ・・・(パサッ)」
「・・・待て、何故脱ぐ」
カティア「・・・今日は、私を体温計として使って下さいっ!!!」

この後体温を計ろうとしたカティアだったが、興奮して計れなかった、っていう電波を寝ようとした直前に送ったのは誰だ。



741 :それも名無しだ :2006/08/04(金) 00:03:38 ID:vK3jvNIn
で、あまりにカティアらしからぬ行動に疑問を感じて額を触ったら
カティアの方が熱が高かったってオチがつくのだな?



742 :それも名無しだ :2006/08/04(金) 01:15:09 ID:K3Efle79
お中元の酒をジュースと間違えて統夜に迫る酔いどれカティアという電波を受信した



747 :それも名無しだ :2006/08/04(金) 10:37:03 ID:AQ0N1Np/
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +        
 と__)__) +

尚>>742に刺激されて、
目を覚ますと統夜のベットに二人で寝ていました、全裸で。

とか言う電波を文に変換する作業に挑戦してみる、全年齢板の範囲内で。




775 :それも名無しだ :2006/08/05(土) 09:49:30 ID:hcZnb1f9
>>742のネタを書いてるのだが、ちょっと聞いていいだろうか。
一部フランツな表現があるが、ここに投下してもおkなのか?
ダメならそこだけ削除して投下するが・・・。



778 :それも名無しだ :2006/08/05(土) 10:32:26 ID:0FD/iO9u
逆に考えるんだ
『>>775が書いているネタを待とう』
そう考えるんだ。
ということで>>775、ここは一つ頼むぞ。



809 :それも名無しだ :2006/08/06(日) 23:25:07 ID:eiljS6ZI
テニア「統夜、そろそろ・・・あ、カティア起きたんだ。・・・もう大丈夫なの?」
カティア「ええ、大丈夫。ごめんなさい、迷惑かけたみたいで」
テニア「ううん、そんなことないよ。それにしても・・・」
カティア「・・・?」
テニア「まさかカティアがあんな大胆なことするなんてね~」
統夜「なっ・・・」
テニアはにやにや笑いながら俺を見る。・・・絶対わかってて言ってるなお前。
なにやら、背中にいやな汗がじっとりと・・・。
カティア「何ですか統夜『大胆なこと』って?」
統夜「な、何でもないよ!テ、テニアも変なこと言うなっ!」
テニア「へ~・・・じゃあカティアに喋ってもいいんだ~、リビングでのこと~」
テニアははぐらかす俺に止めの一言を言い放った。
統夜「そ、それだけはよせ!やめろっ!」
必死でテニアを止めたが、それが逆にカティアに疑問を抱かせるきっかけとなってしまったようだ。
カティア「統夜?」
統夜「いや、あのこれは・・・その・・・」
カティア「・・・紫雲統夜!」
煮え切らない俺の態度を見て、カティアの疑問は確信に変わったようだ。
こちらを見る目が据わっている。
統夜「は、はいっ!・・・何でしょうか」
カティア「きっちり説明してもらいましょうか」
テニア「・・・さ、邪魔者は退散しないとね。それじゃ、ごゆっくり~」
去り際に、してやったりな笑顔をこちらに見せ付けていったテニア。
くそ・・・明日からおかずの量を2割減らしてやるからな。覚えてろ。
負け犬の遠吠えのような台詞を心の中で吐きながら、俺はテニアの後姿を睨んだ。

カティア「さて、テニアもいなくなったことですし・・・きちんと話してもらえますか?」
統夜「・・・お、仰せのままに」

結局、リビングでのことだけでなく部屋でのことも話す破目となった俺は、終わりにカティアから思い切りビンタを喰らった。






811 :それも名無しだ :2006/08/07(月) 00:38:52 ID:iKKmgCEx
>>809
GJ!おめでとう、これで君のフランツLvは上がった。
しかしこれに満足せず、
更なるフランツを目指し、より一層精進していただきたい!!



812 :それも名無しだ :2006/08/07(月) 10:26:54 ID:i0qLdNBE
>>809
長文乙そしてGJ!
これはいいフランツですね!


_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/






743 :それも名無しだ :2006/08/04(金) 09:41:04 ID:IaWObwl+
ここの人たちに聞きたい。

今ssを書いているんだが、最低でも5レス使いそうなんだ。どうすればいい?
一応、txtにしてうpろだにあげるっていう手は思いついたんだが・・・。



746 :それも名無しだ :2006/08/04(金) 10:10:01 ID:Q9Q994Ru
>>743
別に10レスでも構わんぞ。カティアSSなら俺はいくらでも読める!


...実際、ケータイ三流職人の俺など5レスは当たり前の様に投下してますが
皆さん心が広いみたいで、文句を言われた事はありません。
だから心配せずに頑張って下さい



744 :それも名無しだ :2006/08/04(金) 09:48:19 ID:sF2065bu
我らフランツ紳士は5レス程度の静観は訳なくこなす。
一声掛けた後、存分に投下なさってくれ。



749 :それも名無しだ :2006/08/04(金) 13:57:02 ID:AQ0N1Np/
じゃあ前座と言う事で破廉恥分がやたら多めな気もするが投下開始。


───朝

目が、覚める。
カーテン越しに朝日が差し込んできているのが判る。
何故だろう、何か熱い物を抱きしめているのに暑くない、寧ろ心地よい。
それにこのカーテンは自分の部屋の物ではない、確か、統夜の・・・統夜?
ふと右隣に視線を移す、そこには他でもない紫雲統夜の顔があった、超至近距離に。

「・・・!?!!!」

一気に目が覚める、恐る恐る周囲の状況を確認してみると・・・
統夜に抱きつく姿勢の自分、自分を抱える形で寝ている統夜。
床には散乱した衣類・・・即ち一糸纏わぬ二人が一つの寝床に。


どう見ても昨夜はお楽しんだ後です、本当に有難う御座いました。


───思い出そう。


それは、昨晩。
いつものように夕飯を終え、一日の汗を流し終え、就寝時間を迎える前の事。

「もらい物のお酒、どうしようかなぁ。」
「料理に使えるとはいえ量が量ですしね・・・」

「折角だし、これ飲んでみない?」
「んー、まぁ少しなら、試しにと言う事で。」

「おかわり~」
「ちょっとカティア、少し飲み過ぎじゃ・・・」

「酔ってますねぇ、とうやぁ~・・・」
「そーいうカティアも、ヒック、酔ってるじゃないかぁ?」

「あーあ、そんなところに零して、勿体無いぞぉ。」
「え?・・・あ、ん!とう・・・ゃ・・・」


───





750 :それも名無しだ :2006/08/04(金) 13:58:35 ID:AQ0N1Np/
以上、記憶のサルベージ完了・・・やった事やられた事を思い出し顔は真っ赤な茹蛸モード。
ふと統夜に目をやると、こちらの動揺など我関せず、すやすやと実に幸せそうに寝ている。

(全く・・・とても昨晩、私にあんな事させた人間の寝顔とは思えな───)

そこまで思い至って更に自分で自分の顔を真っ赤にするカティア。
いわゆる一つの自爆である。

「と、兎に角何とかして起きないと・・・」

いくらなんでもこの格好で朝のご挨拶はご免こうむりたい、主に両者の精神衛生上の問題で。
とはいえ相手にがっちり抱きしめられている状態ではどうにも動きようが無い。
何とか抜け出そうとする・・・が、寝ている統夜は最高の抱き枕を放そうとする筈も無く。

「きゃ!?」

ベットから揃って転がり落ちる、しかも仰向けのカティアに統夜が覆いかぶさる形で。
そして転がり落ちるだけの衝撃が加われば流石に、統夜の目も覚める訳で。

「ん~・・・」


───お目覚めは、如何?



その日、紫雲邸のベランダには昼を過ぎた辺りになってから寝具一式が干されていたとか、いないとか。


____


以上、破廉恥が行き過ぎた気がするが謝罪はしな・・・あれ、天から光g(オルゴンライフルFモード



753 :それも名無しだ :2006/08/04(金) 16:53:36 ID:Q9Q994Ru
>>750
ぐ、GJだ...。我らフランツに......栄光あれぇーーーっ!!
ジーク・フランツ!!!



754 :それも名無しだ :2006/08/04(金) 17:49:04 ID:vCX+h95i
>>750
「GJだよそれは!」
「理性がもたん時が来ているのだ!!」



751 :それも名無しだ :2006/08/04(金) 16:14:20 ID:gPKdVnZE
ゴフッ!(吐血)

皆、先にGJと言って、逝くよ......。



752 :それも名無しだ :2006/08/04(金) 16:46:55 ID:zuJIvNFg
だ、駄目です!防ぎきれません!
隊長!指示を...うわぁぁーっ!!

ぐじょーーぶ!!



761 :統夜 :2006/08/04(金) 21:48:17 ID:YFQFr/y6
               /\___/ヽ
              /::::''''''   '''''':::\   +  まかせろ
             |:::(●),   、(●) | +     エロには自信がある!
             |::   ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::|
             |::   `-=ニ=- ' .::::::|_ +
            /_\::  `ニニ´  .:::/ `ー-、__
        ,. -‐'´.: : .:|!:.:ヽヽ、ニ__ ー ::|::...         ̄``ー-、
    _,. --r'´.:.:.:.::  ..:.:∧:.:.:.:  (__) ::::::::|:.:.:.:...    r       \
 r‐'´ _:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l |!:.::   ハ  ::: |;;;;:.:.:.:>....:.|:..       、 ヽ
:.:.:.:.::.´:.:.:.:.:.:.:.:\_____ヾ:.:.:.:.:.|  ∨ >:┴...'´ー‐-、|:.:.:.. \:   |:.:.: |、
:. /了:.:.:.:.:.:.:.:.: /:.:.:.:.:.:.:. ``ー-、L.. __〉.'"        \:.:.:.:.:.:.ヽ:.:./:.:.:/: \
/__/:.:.:./:.:.:.:/-、:.:.:...     __  .:Y´:: _,.     =ミ:.:\_;;;;;V;;;/ヽ  l
:.:.:.:.:.,.イ:.:.:.:.:.:ノ|! _}‐‐::.:.:.. ,r‐'´ ノ. . ::lr'´::"          :;;;|:.:.`ー'⌒  |  |
:.:.:.:厶;;辷==' /⌒|::.:_;. -'´...:/   :.:l!:.:::            :;;;;;|:.:.:    ',     ∧
:.::イ:.:.:.:´ `ヾ|::  レ'ヽ:.:.:.:/ .:.:.:.:.:.:.:.:.|!:.:.:...     rぅ...:.;;;;;:∧:.:.:.   ヽ.  |: \
:.:/:.:.:     :.:.|::/ /r─  ̄〉.:.:.:.:.:.:.人;;;;;;;;;,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,;;;;;/::∧:.:.:.:...... ヾ \
:.:.:.:.:.:   :.:/: :/.:.:/__ノィ' ̄〉‐一'´___  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄lヾ、:/ :::\_::::::.: . l|  :ヽ




762 :それも名無しだ :2006/08/04(金) 22:04:24 ID:gPKdVnZE
>>761
するな! ここはエロ板ではないぞ!
したらオルゴンライフルFモードが来るぞ!



764 :それも名無しだ :2006/08/04(金) 22:58:09 ID:MkAiNOj3
むしろここのフランツな書き手達にエロパロ板で書い......。

うわ何をするあqwせdrftgひゅじこlpめいおー



765 :それも名無しだ :2006/08/04(金) 23:40:42 ID:Zk4j5XUR
>>775
君は破廉恥な男だ



766 :それも名無しだ :2006/08/04(金) 23:49:38 ID:Q9Q994Ru
>>775
いや、俺は期待しているぞ!
フランツなSS、もしくは絵を!!



767 :それも名無しだ :2006/08/05(土) 00:27:32 ID:d4fEz+82
くそっ......>>775が来るのなんか待ってられねぇ!!
俺は一人でも投下するからな!!



物語の始まりは、突然で。
それでも俺たちは、「彼ら」を受け入れることは出来る。
ただ、一点を覗いて。



「―という訳で、転校生を紹介します。みんな拍手!」
パチパチパチ.........。
担任の神楽坂先生からの、突然の報告。
「おいおい!大ニュース!大ニュース!」
「なんだよ急に......」
「聞いて驚け!今日このクラスに、転校生が来るそうだ。......しかも女の子」

『マ ジ で ?』

なんてお決まりのネタをやる暇もなかった。
男だろうか?それとも女だろうか?
失望感を防ぐために、俺は男であることを願った。

ガラガラガラ―

可愛い。
女の子だ。
黒髪で。
スタイルもいい。
はっきり言って、惚れた。打ち抜かれた。
漫画だったら先っちょがハートの矢が俺の心臓に刺さっているだろう。
ふと周りを見ると、二人程の男子が机に突っ伏してビクビクしている。
フッ、見た目だけで墜ちるとは未熟者め。

「それじゃ、自己紹介を」
「あ...はい」





768 :それも名無しだ :2006/08/05(土) 00:29:09 ID:d4fEz+82
「えー...っと...カ、カティア・グリニャールれす!」

噛んだ。

ヤバイ。
可愛いなんてもんじゃない。
なんつうか、愛しい。
そして新たに三人程撃沈される男共、ヒヨッ子が。

「趣味は料理で...家庭部に入ろうと思ってます」

料理が趣味ときたもんだ。
ストライク、ど真ん中、完璧。
俺の恋は、今始まったばかりだ......

「あと、このクラスの紫雲君とは同じ家に住んでます」

......ぜ?




これこそ、俺たちが最初に遭遇し、体験した。
「萌えハリケーン」第一号だった。





調子に乗って続編(というか過去話)を投下してみるテスト。
大学受験だってのにな荷やっ手ん倒れorz
続かない......予定。
―ガサガサッ

!!......なんだ猫か、脅かしやがっ



769 :それも名無しだ :2006/08/05(土) 01:07:37 ID:IKJYHNKB
>>768
頑張って続けてくれ、でなきゃ泣いちゃうゾ!!



773 :それも名無しだ :2006/08/05(土) 09:19:27 ID:1eLv6001
>>750で俺達は㌧でもない見過ごしをしていたのかもしれない・・・これを見てくれ。

>昼を過ぎた辺りになってから寝具一式が干されていた

昨夜の始末をするなら午前中にでも可能だ、だが昼以降に干されている・・・と言う事は
ナニかが午前中、目覚めた後に起きたと言う事だったんだよー!


・・・え、何、言われなくても判ってた?
すいませんちょっとジュア=ムさんの爪の餌食になってきます。


>>768
噛んだカワユス、んで住んでます発言のあたりで流石の統夜も机に突っ伏してたりするんですな。




772 :それも名無しだ :2006/08/05(土) 03:56:53 ID:e7kT/j8p
     | 》ヽ,
     |~^ヽ,^
     |∀`)   ええい、>>775はまだか!
    ⊂ ノ  
     |' ノ




779 :それも名無しだ :2006/08/05(土) 10:57:20 ID:Od79JkgL
     | 》ヽ,
     |~^ヽ,^
     |∀`)   いいや、限界だ!投下す(おとす)ねッ!
    ⊂ ノ  
     |' ノ




780 :それも名無しだ :2006/08/05(土) 11:09:18 ID:Od79JkgL
ぐぅれいとぉ!対装甲散弾砲を食らえ~!


 一つ目の耳障りな音が、目を覚ませと、意識の覚醒を促した。
――が、それに素直に従う俺ではない。
第一、アラームの設定時刻は本来起きなければならない時間よりも四十分も早い。
いや、とある事情で今はその時間でも十分程度か。――それでも十分の余裕がある。
そう考え、タオルケットを頭から被り、夏の夜明けに対抗する。
俺は悪の太陽皇帝に立ち向かう、たった一人のレジスタンスの気分で再び目を閉じた。
しかし、夜明けとはいえ夏、更にタオルケットで密閉された空間というのは、思いのほか暑く
すぐに汗でじっとりとしてくる。
半ば意地で必死の抵抗を続けたが、恐るべき敵は太陽ではなかった。
「おはよう、統夜。......目、覚めてますよね?」
耳慣れた声のそれは、まさにすべてを吹き飛ばす北風そのものだった。
何か全てを見透かされたように思え、途端に今の自分の行動が恥ずかしくなった俺は、
慌ててタオルケットを体からひっぺがした。
「お、おお、おはよう!」
焦って発した四文字の言葉は、無駄に上擦っていた上にどもっていた。
今の俺は、間違いなく赤い顔をしているだろう。
「はい。おはよう、統夜」
彼女――カティア=グリニャールは、そんな俺を見て、くすくすと笑った。





781 :それも名無しだ :2006/08/05(土) 11:11:57 ID:Od79JkgL
「と、ところで、今何時?」
「六時二十分よ」
間髪いれずに答えた彼女に、俺は溜息をついて再びベッドに身体を倒し、「はやいよ」と言った。
「今日の私には、朝食当番という大義名分がありますから。」
カティアは悪びれる様子もなく、俺の顔を覗き込みながら意地が悪い笑みを浮かべる。
「よくいうよ。そんなのなくても窓から俺の部屋にくるくせにさ」
やられっぱなしというのも悔しいので、ふて腐れた顔で精一杯の嫌味を込めた一言を返した。
......のだが、彼女は、一瞬きょとんとした表情を浮かべた後、
「だからこそ、いつも窓の鍵をかけていないのでしょう?統夜は」
より意地が悪い表情で、的確に、俺のウィークポイントをついた。
「......参りました」お手上げのポーズで降参の意思を示す。
その言葉に彼女は満足げな笑みで応え、自然な動きでベッドで横たわる俺に寄り添った。
耳を澄まさずともお互いの息遣いが聞こえる距離で見つめあう。
気恥ずかしさを誤魔化すように俺達は笑いあい、――どちらからともなく唇を重ねた。
「...んっ」という小さく息を飲む声、それすらも飲み込むかのように俺はカティアを抱きしめる。
脳に酸素が回らなくなるまで続くディープキスは幾度となく続く。
朝のうちに繰り返される数十分間の逢瀬は、二つ目のアラームによって終わりを告げられた。
このアラーム音は、二人が起きる時間に鳴るようセットしてある。
二人とは勿論、この場にいないテニアとメルアのことだ。
「あ......」まるでおもちゃを取り上げられた子供のように、名残惜しげな表情のまま俺達は離れた。
その心情を象徴するかのように、口からは互いを繋ぐ銀糸が紡がれている。
「時間......です、ね」
「そう、だね......」
胸に残る感情を吐き出すようにカティアは大きな溜息をついて立ち上がった。
「それじゃあ、私は二人を起こしてきますね。......統夜は、テラスで待っていてください」
彼女はドアノブに手をかけると、もう一度だけこちらを振り返り、微笑んだ。
それにゆっくりと手を振って応えると、今度こそ彼女は部屋から出て行った。
 俺は立ち上がって身支度を整える。朝食が済めば次は学校だ。
まだまだ今日は始まったばかり。やらなければならないことは沢山ある。
寂しさを感じている暇はない。
それにしても......
「......原作で勝ったのは太陽なんだけどなぁ」
独りになった部屋で呟いた言葉は、やけに寒々しかった。






795 :それも名無しだ :2006/08/06(日) 11:56:06 ID:FAFYP4iA
真昼間からフランツなカティアVerAnotherを投下するのも私だ。

・・・バイトを終えて、帰宅。
バイト先の都合で早めに切りあがったので、久々にカティアと食事が取れそうだ。
週末だしゆっくりしたいなぁ。

「ただいまー。」
「・・・あ、統夜・・・おかえりなさい。」

出迎えてくれたのは何だかずーん、と沈んだ雰囲気のカティアだった。

「・・・何か、あったのか?」
「いえ・・・それよりもご飯にしましょう、もう直ぐ出来上がりますから。」

何だか有無を言わさず夕飯に。
食事中も何だか空気が重く、旨い筈のカレーが何処か味気なかった。
___

「何かあったのかな・・・」

後片付けその他を終えて、風呂にも入り、自室で考えに耽る。
と、そこへ

「統夜、ちょっと良いですか?」
「ん?・・・あぁ、構わないけど。」

部屋に入ってきてちょこん、と俺の前に座るカティア。

「えぇとですね、お話と言うのは───コレです。」

無造作にベットの下から取り出されたのは、いわゆる18歳未満お断りなアレやコレ。
サーッと顔面から血の気が引いていくのが判る。

「あの、えぇと、別に内容に好みが反映されてたりとかそう言うわけじゃ
「じゃあ、何でコレがベットの下に隠されてたんです?」

Round1 KO負け

「兎も角、多少返答を貰いたい事がありますので。」
「・・・はい。」

思わず正座、うう、何を言われるのか・・・
と覚悟を決めかねていると

「じゃ、このリストに取り合えず答えてくれれば良いです。」
「・・・へ?」

取り合えず促されるままに見てみると

Q1 髪の色は何色が好みか?
・・・えぇと、黒。

Q2 女性の胸やお尻などは大きいほど好ましいか。
・・・適度な大きさが好ましいです。

Q3 口でされたりしてみたいか?
・・・えぇと、カティアになら

って、うぉぉおい!?



796 :それも名無しだ :2006/08/06(日) 11:56:44 ID:FAFYP4iA
「何なのさ、このリスト!?」
「統夜の女性の好みチェックリストです。」
「そうじゃなくて!何、この口でされてみたいとか!」
「あの本にはそう言う写真が多かったので、参考までにと。」
「っていうかあれはホントに処分して良いから、許して下さいマジで。」
「別に怒ってなんていませんってば・・・
 それより、やっぱりメルアみたいな金髪とかテニアみたいな赤毛の方が好みだったりします?」

改めてリストを眺めて聞き返してくるカティア。

「怒ってないって・・・で、その俺が金髪ないし赤毛が好きだったらどうするの?」
「染めます。」
「・・・はい?」
「ですから、金髪が好みなら金髪に、赤毛が好みなら赤毛に染めようかなって・・・」
「却下」

思わず即答。

「え?」
「駄目、カティアは黒髪のままで居て欲しい、黒髪が俺の好みだし。
 ・・・その、金髪や赤毛が嫌いって訳じゃないけどさ。」
「・・・じゃあ、女の人の体型とかは?」
「均整取れてる方が良い、その、カティアみたいに。」
「・・・本当、ですか?」
「・・・嘘言ってどうするのさ。」

勢いでこちらの好みをぶちまけてしまったが気恥ずかしさで沈黙してしまう。
・・・余計な自爆したかもしれない。

「念の為、ですけど。
 私、統夜の中では結構良い線言ってると思って構わないんですね?」
「・・・いやその、良い線って言うか・・・」
「じゃあ、何なんですか?」

上目遣いでこちらを見つめてくる。
が・・・この目は判ってて言ってる目だ!

「・・・判ってて言ってるだろ。」
「いーえ、判りません。」
「いや判ってるだろ!寧ろそっちの予想通りだからさ!」
「判りません、予想ももしやということがあります。」
「・・・あぁもう、言えって言うなら言ってやるさ!
 カティアは女性としても俺の好みど真ん中直撃ストライクです!以上!」

言うだけ言って脇のベットに突っ伏す。
ああもう恥ずかしい・・・と、唐突に背中に柔らかい感覚が。

「ちょ・・・カティア!?」
「良かった・・・私、不安だったんです。」

それは後ろから抱き付いてきたカティアだった。

「掃除、してる時にあの本を見つけて。
 ・・・最初はちょっとムっとしましたけど、統夜も男の人ですし。
 それは別に良かったんです・・・けど、中身、ちょっと気になって見てみたら、
 私よりスタイル良い女の人とか、金髪美人、って言うんですか?
 ・・・色んなタイプの女の人が写ってて。
 私、統夜の、その、そっちの方向で好みだったのか心配になっちゃって。
 とにかく、杞憂だったみたいでほっとしました・・・」




798 :それも名無しだ :2006/08/06(日) 12:41:42 ID:lJqaeya+
模試の休憩時間になんてものを投下するんだ、実にGJ!!



799 :それも名無しだ :2006/08/06(日) 13:01:52 ID:nxYZRX4a
実にGJ!!
この暑さ+SSによって俺の脳というか身体が溶けそうだ



801 :それも名無しだ :2006/08/06(日) 20:05:19 ID:knokisx+
なんてこった・・・・・ここのフランツ達のLvは高すぎだ!!
いちいち撃墜されてばかりで俺のフランツLvは一行に上がらねぇorz



805 :それも名無しだ :2006/08/06(日) 23:19:59 ID:eiljS6ZI
統夜「あ~・・・何だこの暑さはぁ・・・」
テニア「あっつい~」
メルア「暑いです・・・」
カティア「もう・・・暑いのはみんな同じなんだから我慢してください」
統夜「んなこと言ったってさ・・・」
カティア「そんなに言うならシャワーでも浴びてきたらどうですか?少しは涼しくなると思いますよ」
統夜「だな・・・そうするよ」

ピンポーン

統夜「あれ、誰か来たみたいだ。・・・カティア悪い、出てくれないか?」
カティア「はい、わかりました」

統夜「ふぅ~・・・ちょっとは涼しくなったかな」
テニア「統夜!カ、カティアが・・・」
統夜「ん?・・・カティアがどうかしたのか?」
カティア「あ、とうや~上がったんですか~」
統夜「ま、まあな。ところで・・・テーブルの上にあるのは何だ?栓が開いてるけど」
メルア「あ、それは・・・」
カティア「え~っと、さっき宅急便で送られてきた『お中元』ですよ~、んふふ~」
にやにやしながらカティアは俺に説明した。どことなく様子がおかしい。
統夜「どうしたんだカティア?・・・なんかヘンだぞ」
カティア「い~え、そんなことないれすよとうや~」
・・・いや、どう見てもおかしいって。顔も真っ赤だし、呂律が回ってないし。
それに、少々吐息が酒臭いのは気のせいだろうか?
統夜「もしかして・・・」
カティアが言っていた『お中元』のビン。それをよく見ると・・・
統夜「やっぱり・・・これお酒だ」
となると、カティアの様子がヘンなのもやはり・・・。
統夜「カティアお前、これ飲んだろ」
カティア「ハイ、飲んじゃいましたとうや~。ジュースかなぁなんて思ったんですが違ったみたいれすね~」
ああ、やっぱり。・・・完全に出来上がっちゃってますよカティアさん。
メルア「統夜さん・・・。カティアちゃん大丈夫なんでしょうか?」
統夜「ああ・・・完全に酔っぱらってる。部屋で休ませれば大丈夫だと思うけど・・・・・・カティア?」



806 :それも名無しだ :2006/08/06(日) 23:21:11 ID:eiljS6ZI
カティア「・・・」
気がつけば、カティアは潤んだ瞳でじ~っと俺を見つめている。
さっきまでとは違い、どことなく色っぽい。
統夜「カ、カティア・・・何だ?」
カティア「とうや・・・」
テニア「なっ!!」
メルア「ああっ!!」
カティアは俺の頬に手を沿え、ゆっくりと顔を近づけてくる。・・・ま、まさかこんなときにキスですか?
酔ってるとはいえ、いくらなんでもこんなところで・・・って二人ともそんな目でこっち見るな!
こうなったのは俺のせいじゃないっ!

カティア「ん・・・」
統夜「・・・こ、こら」

・・・キスまで約10センチ。

カティア「と・・うや・・・」
統夜「カ、カティア・・・ダメだって」

・・・約5センチ。鼓動が早鐘のようだ。

カティア「すき・・・」
統夜「お、おい・・・」

・・・3センチ。カティアはゆっくりと目を閉じ、そして・・・

カティア「・・・」
統夜「・・・」

唇が触れ合うまでわずか1センチ、というところでカティアは崩れ落ち、俺にもたれかかった。
統夜「大丈夫か?」
カティア「・・・」
反応がない。・・・どうやら、全然大丈夫じゃないみたいだ。
統夜「ごめん、カティア。よっと」
少し恥ずかしいけど、カティアをお姫様抱っこする。
たちまち、テニア・メルア両名の羨望というか嫉妬というか、そんな声が上がる。
テニア「あ~!!」
メルア「ずる~い!!」
統夜「しょ、しょうがないだろ!部屋まで運ばなきゃいけないんだから!」
俺はそんな二人を宥めつつ、部屋へと向かった。




807 :それも名無しだ :2006/08/06(日) 23:23:25 ID:eiljS6ZI
カティアをベッドに寝かせ、タオルケットを掛ける。
統夜「・・・待ってろ、冷たいもの持ってきてやるから」

急いでリビングへ行き、とりあえず冷蔵庫に入っていた麦茶のボトルを掻っ攫う。

統夜「・・・!」

リビングから部屋に戻った俺の目が捕らえたのは、下着姿で寝ているカティアだった。
どうやら俺がいない間に脱いでしまったらしい。
統夜「いくらなんでも酔っ払い過ぎだって・・・」
そう言いつつも、カティアの衣服をたたんで、蹴飛ばされていたタオルケットを掛けなおす。
カティア「統夜・・・?」
カティアは身体を起こし、俺を見た。
統夜「カティア?・・・寝てていいんだぞ」
カティア「ん・・・」
統夜「・・・!!」
口の中に、温かくて柔らかいものを感じた。
さっきは出来なかったら今度こそ、というつもりなのだろうか。
統夜「ん・・・カティアっ・・・」

今、テニアとメルアはここにはいない。カティアと二人きり。
俺が理性を失うには、もはや十分すぎるほどだった。




808 :それも名無しだ :2006/08/06(日) 23:24:33 ID:eiljS6ZI
カティア「あれ?私は・・・・・・ななな何ですかこの格好はっ!?」
統夜「あ、やっと起きたか・・・」
カティア「と、ととと統夜っ!?」
統夜「あ、あのさ・・・とりあえず服、着てくれないか?後ろ、向いてるからさ」
カティア「そ、それもそうですね・・・」

どうやらほとんど酔いも醒めているようだ。
カティアが着替えた後、俺は事の成り行きを説明した。もちろん問題のありそうな部分を除いた上で。
もっとも、そのおかげでずいぶんと薄っぺらな話になってしまったけど。

だいぶぬるくなってしまった麦茶をコップに注ぎ、カティアに手渡した。
統夜「大丈夫か?」
カティア「う~ん、少し頭がくらくらしますけど・・・大丈夫です」
統夜「それにしても・・・ジュースとお酒間違うか?フツー」
カティア「すいません・・・いろいろと迷惑をかけてしまったみたいで。・・・ところで統夜」
統夜「?」
カティア「私、何か統夜にへ、変なこと・・・しませんでしたか?」
統夜「・・・!な、何でそんなこと聞くんだ?」
カティア「いえ、なんとなく覚えてるんですけど・・・私、も、もしかしたら統夜と・・・」
統夜「べ、別に何もないぞ?いや、もう少しで、その・・・・・」
カティア「えっ?何ですか?」
統夜「い、いや。何でもないよ」
カティア「そうですか。それならいいんですが・・・」
統夜「さ、行こう。テニア達が待ってる」
部屋であったことは、黙っておこう・・・。




814 :それも名無しだ :2006/08/07(月) 17:23:27 ID:VB8lkKMB
絵師さんも数名付いてるようだしな。
Jを先日クリアした俺にはこのスレ破壊力が高すぎるぜぇ。



815 :それも名無しだ :2006/08/08(火) 09:07:52 ID:Ip4mTZDq
朝っぱらから投下。

非難を浴びても私は(ry



816 :それも名無しだ :2006/08/08(火) 09:08:24 ID:Ip4mTZDq
――ある夏の日の夜の紫雲家――

一人きりの紫雲家でカティアはイライラしていた。

暑さのせいでも、「あの日」というわけでもないが、とにかくイライラしていた。
「なんで・・・なんで統夜は・・・!」
イライラの原因は統夜、厳密には最近の統夜の態度及び行動にあった。
「なんで・・・なんで私に構ってくれないんですか!?」
と、愛用のクッション(統夜のマスコット&統夜LOVEと刺繍されている)に八つ当たりしながら
イライラしていた。
「折角の・・・夏休みなのに・・・。」
そう、夏休みに入ってから二人きりの時間が殆ど無いのである。




817 :それも名無しだ :2006/08/08(火) 09:09:20 ID:Ip4mTZDq
夏休みに中はほぼ毎日バイトがある。そのため
『何も無い日はできる限り二人一緒にいる』
という約束を(カティアが強引に)したのだが、なんだかんだ言っても統夜は高校生である。
休日の日は友達と遊びたいだろうし、一人になりたい時もある。
また、最近は高校野球の中継をわざわざ友達を家に招いて見るなど、
カティアにとってはちっとも面白くない状況なのである。
(余談だが、統夜の家が中継の観戦場所になっているのは、カティアがいる、という
理由だったりする。)



818 :それも名無しだ :2006/08/08(火) 09:10:47 ID:Ip4mTZDq
「・・・まぁ、その分夜は付き合ってもらってますけど!」
高校生とは思えないセリフを言い始めた。余程ストレスが溜まっているらしい。
「せっかく、ナガシソーメンとかハナビとか色々計画してたのに・・・。」
ちなみにカティアが言っている『計画』は、外国から見た日本の行事が書いている本や
同級生から面白半分に吹き込まれた知識だったりする。
(これも余談だが、吹き込んだ同級生の中に耳年増な同級生がいたらしく、
「日本人の恋人は流しソーメンを食べたあとに愛し合う」などといった全くのホラを吹いて
それをカティアは真に受けていたりする。)

「あ~もう!統夜のバカァッ!!!」
そう言って再びクッションに八つ当たりを始めるカティアであった・・・。


一方その頃・・・
統夜「(ブルッ)」
甲児「どした?」
統夜「いや、なんか寒気が・・・。」
甲児「風邪でもひいたのか?・・・にしてもクルツさん、ここの焼鳥旨いッスねー。」
クルツ「だろ?仕事に疲れたらここに来るんだよ・・・って、ソースケ!なんでまた俺の分まで
食ってんだ!?」
宗介「問題無い。」
クルツ「大有りだ!!!」
統夜「早く帰ろ・・・。」




822 :それも名無しだ :2006/08/08(火) 14:51:32 ID:QWt+d/sn
>>818
GJ!統夜が家に帰ってからの展開が気になりますね。

ところで、
朝、統夜を起こしにきたものの、いくらゆすっても布団を剥いでも
起きる気配がないのであんなことやこんなことをしようと企てるのだが
それがだんだんエスカレートしてしまい・・・
なんて電波を受信しましたが



俺の病んだ脳で書くとどう見てもエロパロ行きです
本当にありがとうございました。



823 :それも名無しだ :2006/08/08(火) 15:26:20 ID:7l9xnvVv
>>822
エロパロで待ってるよ




819 :それも名無しだ :2006/08/08(火) 10:06:58 ID:HhOus78u
構ってオーラ全開なカティアとな。


あれか、バイトに出かける統夜をじーっと何処か恨みがましく見つめたりするのか。



820 :それも名無しだ :2006/08/08(火) 13:09:17 ID:YGxD3YNw
>>818
その分帰宅後のカティアは甘くなる。
そして夜は熱く激しくなる!
             問 題 な い !!

しかしそうか...、日本文化を勘違いしてるカティアってのもいいかもな...。
GJだ!



824 :それも名無しだ :2006/08/08(火) 18:57:28 ID:YGxD3YNw
○月×日
今日は統夜がバイトでいなくてヒマなので
前から観たいと思ってた08小隊というアニメを一気に観た。
大変素晴らしく、言葉に出来ない感動があった。
特にハゲたおじさんが格好よかったと思う。
でも、私にはそれ以上にシロ○のア○ナに対する熱意が心に響いた。
はっきりいって羨ましい。あれは私が今、最も欲してるものだ。
あ~あ、私もあんな告白されたいなぁ...。

-パタン
「おしまいっと。統夜も彼くらい情熱的ならいいのに...」
なんてこぼしながら日記を閉じると
私はなんとなく08のハイライトを思い浮かべる
そして名シーンを統夜と私に置き換えて再生してみた

「カティアーッ!好きだぁー!!」

(うんうん、直球だけど変に遠回しにされるよりずっといいわね!)

「俺は生きて、カティアと添い遂げる!!」

(~~~~~ッ!これはイイ!でその後...
............いけない。つい我を失ってしまったわ)
取り敢えずひと呼吸
「でも、統夜にはこれくらい言って欲しいなぁ...............無理だろうな」
満足に手すら握れない統夜には、まだまだ難易度が高すぎるだろう。そしてそれ故、彼女は
「仕方ない、私がリードしなきゃね」
なんて考えてしまうのであった

...統夜、頑張れ



825 :それも名無しだ :2006/08/08(火) 18:58:45 ID:YGxD3YNw
さっきGジェネの08シナリオやったら、
なんか受信したので勢いだけで書いてしまった。

ちょっと反省してる



826 :それも名無しだ :2006/08/08(火) 19:05:43 ID:Ij9noFVa
あの人は禿げてるんじゃない!

かなりソフトモヒカンなだけだ!


_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/






853 :それも名無しだ :2006/08/09(水) 12:33:12 ID:q3xCLqQU

「で、二人とも準備は出来たのか?」
「はい、大丈夫です。」
「アタシもおっけー。カティア、留守番頼んだよ~。」

「もう、二人とも、あんまり統夜に迷惑かけないでね。
 ・・・いってらっしゃい。」

ナデシコおよびアークエンジェルが寄港し、私達にも上陸の許可出た。
当初は4人で出かけようと言うことだったのだけど、
ヴォルレントの調子が気になっていた私は急遽留守番に回ったのだった。

「しかし、ほんとに悪いな・・・留守番の上に整備まで任せちゃって。」
「いいんですよ、自分でも気になってた事ですし。
 それより二人が呼んでますよ?」
「っと、解った・・・何かお土産買ってくるから。」

そんな調子でお見送りは完了、それでは機体の調子を見てくることにしよう。



「・・・あぁもう、またミスだわ・・・」

機体のチェックは遅々として進まない。
・・・最初の1時間程度は順調だったのだけど、

『やっほー!調子どう?(中略)って感じでね!あとそれから――』
(ああもう、メルア!そっちは違うって―)
『あ、カティアちゃんですか?(中略)おいしかったですよー!』
(テニア、だからそれは―)

等というたのしそーな会話が通信機から聞こえて来てからだ、調子が狂いだしたのは。
というか緊急連絡用軍仕様の通信機を私信に使うのはどうかと思う。
・・・正直に言えば私だって行きたかった、それでも残ったのは

『最近、どうも機体の反応が遅い気がするんだよなぁ。』

と、統夜に相談されたから。

「・・・もうこんな時間、休憩にしよう。」

ケアレスミス続きでは結果を残せる訳はない。
お昼も近いし一休みする事にしよう。



854 :それも名無しだ :2006/08/09(水) 12:34:15 ID:q3xCLqQU
それで昼食を用意しようと思ったのだけど、一人だと思うとどうも食欲が沸かない。
お昼と言えば統夜達は何を食べてくるのだろうか、テニアとメルアが色々と計画していたらしいけれど。
・・・そう言えばいつだったか、統夜に料理を教えて貰う約束があったっけ。
最近出撃続きですっかり忘れていた、けれどまとまった時間も取れないし・・・
それもこれもテニアやメルアにばっかり構っている統夜が悪いのだ。
私だって洋服を買いに行きたかったし、外食だって行きたいし―――

―――ふと、何故私は統夜の事ばかり考えてるのだろう、と思い至るその直前だった。

「ここだったのか。ただいま、カティア。」
「・・・・・・あ、はい、おかえりなさい・・・?」

なんで、この人はここに居るんでしょうか。

「カティア一人にずっと整備任せるのも悪くてさ。
 ・・・帰ってきちゃった。」

たはは、と何処かバツの悪そうに笑う統夜。

「帰ってきちゃった、って・・・テニアとメルアは?」
「俺に整備を任せるから、お土産は任せろってさ。
 ・・・流石に金額に制限は課してきたけどな。」
「・・・・・・」

お土産って何かなとか、あの二人に任せて大丈夫なんだろうか、とかそう言うのはさておき

「で、お昼作ろうと思って材料ちょっと買ってきたんだけどもう食べちゃった?」
「あ、いえ、まだです。」
「じゃ、前の約束もあるし一緒に作らないか?」

・・・何で、私はこんなに嬉しいんだろう?
帰って来てくれたからか、約束を覚えててくれたからか、
それとも一緒に居れるからか・・・良く、解らないけれど。

「・・・ふふ、解りました。じゃあ準備してきますね!」

今はとにかく、お昼を作ることに専念しよう―――


尚、午後の機体の整備は驚くべき素早さで完了。
その後余った時間を有効活用すべく二人っきりで外出、買い物その他を満喫したとか、しないとか。
・・・が、

「・・・で、門限ギリギリで帰って来たんだ。」
「整備を頑張ってると思ってたら、二人っきりで外出してるんですもん。」
「せ、整備はちゃんと終わらせたじゃない!」
「そりゃーね、整備はしっかり終わってたよ。」
「カティアちゃんと統夜さん専用的なセッティングでしたけどね。」
「しかも何さ、評判のお店で一つのコップに入った飲み物を二人で飲んでたのはどーいうことさ。」
「カップルの方にプレゼント、って言われて喜んでましたよね。」
「あ、あれはお店に居たカップルの皆にプレゼントで―」
「「カップル、は否定しないんだ(ですね)。」
「そ、そうじゃなくて!」

その際テニアとメルアにしっかりと目撃されており、帰還後ぶーたれられたのは、ここだけのお話。

―――

友人以上恋人未満的な脳内設定でした、お粗末。



857 :それも名無しだ :2006/08/09(水) 14:33:39 ID:jkpj55cR
>>854
GJ!
俺もこれぐらいの距離感は大好きだ。



855 :それも名無しだ :2006/08/09(水) 13:13:23 ID:K1ie5RvM
純愛のほうが好きな俺はGJをささげる



842 :それも名無しだ :2006/08/09(水) 01:04:56 ID:x+D6fig5
最近、良質SSや画像が投下されているカティアスレだが、他の二人のスレはどうなんだ?



843 :それも名無しだ :2006/08/09(水) 01:22:13 ID:q92fhDBV
>>842
テニアスレは念願のイラストが投下したりして、まずまずの傾向だが、
メルアスレは正直危ういかもしれん。
住人曰く、「SSが書きにくい」だそうだ。




859 :それも名無しだ :2006/08/09(水) 14:41:55 ID:Y+I1aWh7
個性が無い、ということは味付けに幅が出せるということだ



860 :それも名無しだ :2006/08/09(水) 16:07:42 ID:Lqb+thLN
個性が無いってのは言い過ぎだと思うな。挙げようと思えば、色々とでてくるよ。
ただ他の二人の行動パターンを考えると、
どうしてもまとめ役が必要にる訳で、
地味な役割にならざるを得ないんだよね。
でもカティアの役割は、統夜の精神安定上において重要だよ。
ただでさえ苦労してるのに、もしカティアまでがはっちゃけたキャラだったら、統夜確実にダウンしますからw
カティアは統夜を健気に支える、重要なキャラなんですよ



863 :それも名無しだ :2006/08/09(水) 18:59:38 ID:mtlCipV1
さて、夏休みの宿題の読書感想文に何を書くべきか迷い、考えた末に恋愛小説にすることに。
しかし、いつの間にか登場人物を自分と統夜に置き換えていろいろ書き綴ってしまい、
書き終わってからこれを提出しなければならない、ということに気がついてハッとするカティア・・・
という電波を受信しましたが・・・

どう見てもわかりにくいです
本当にありがとうございました。
誰か書いてくだされば本望です。



864 :それも名無しだ :2006/08/09(水) 21:50:09 ID:x+D6fig5
>>863
前に私が『将来なりたいもの』というテーマで英作文を書いて来いという宿題に『統夜のお嫁さんになりたい』という趣旨で書いた上、
クラスメイトの前で朗読した、というカティアを書いたので問題はない。




866 :それも名無しだ :2006/08/09(水) 22:41:45 ID:x+D6fig5
 「でもなにで書こうかしら・・・・・・」
私の部屋には大量の本がある。 しかし、逆にどの本で書けばいいのか正直迷う。
「そうね・・・・・・う~ん・・・・・」
暫く思案した結果、『ロミオとジュリエット』という本にした。
シェークスピアを代表する恋愛小説だ。
「では、とりあえず読みましょうか」
そう言って机に向かい、本を開いた。

 読み終えた。 やっぱりいいお話だ。
「それで、どうやって書き始めようか・・・・・・」
そう呟き、前に聞いた話を思い出した。
『その登場人物の立場になって書いて見るといい』
誰に聞いたか忘れてしまったが、なるほど、と思った。
「よーし」
安直に考えてシャープペンシルを握り、原稿用紙に走らせた。

私がジュリエットだったら、なんて考えるだけでも辛い。 好きな人と一緒にいることすら憚られるなんて、そんなのは嫌だ。
私にも彼女同様、好きな人がいる。 でも彼女のように家同士の関係の所為で「好き」と言えないなんて想像もしたくない。



「・・・・・・・・・・・出来た!」
それから一時間と半分をかけて書き上げた読書感想文を前にして喜びの声を上げる。
「でもこれって・・・・・」
内容的に自分でも疑問符を出さずにはいられない内容だった。
「流石に・・・・ちょっと恥ずかしいかも・・・・・・」
そうなのだ。 夢中になって書いていたら気が付いたら感想文の半分以上、統夜に対する思いを書き綴っていたのだ。
前にも似たようなことがったなー。 英語の授業だっけ?
「私としては、快心の出来なんですけどね・・・・・・」
今更ながら顔が熱くなった。 多分、耳まで真っ赤になっているだろう。
しかし、私はこれを出す事にする。
「――正直な話。 出来るならもっと構って欲しい私の八つ当たりと知りなさい――――!」
誰に言うでもなく、ちょっと子悪魔っぽく微笑むと、それをカバンの中にいれた。

で、そんな彼女の「ロミオとジュリエット」ならぬ「統夜とカティア」の感想文は
なぜかは知らぬが金賞をとってしまった上、何故か校長先生が(八つ当たり気味に)全校生徒の目の前で朗読するという
統夜とカティア、両方にとっての大惨事がまっているということを、すやすやと気持ちよさ気に眠っているカティアはまだ知らない。

本当は>>863が書いているかもしれんが、気が付いたら書き終わっていた。
とりあえず投下する。





865 :それも名無しだ :2006/08/09(水) 22:41:07 ID:x+D6fig5

「なぁ、カティア。 読書感想文書いた?」
それは今晩の夕食の時のことだった。
「いえ、まだですが」
「そうか・・・・・・。 いや、最近本を読む時間がなくてどんな本を読めばいいのか分らないんだ」
確かに、夏休みに入って統夜はほぼ毎日バイトしている。
大半の宿題は夏休み前に終わらせたと聞いていたが・・・・・・。
「統夜って本読むのキライでしたっけ?」
「いや、どちらかと言えば好きな部類にはいるけど、感想文書くのは苦手でね」
「アタシも苦手だな~」
我が家の元気娘、テニアが手を頭の後ろで組みながら言った。
「つーか、アタシの場合は本読むこと自体好きじゃないしね」
「という事はまだか」
「ううん。 書いたよ?」
「どんな本で?」
「『宮廷料理人アントナン・カレーム 』っていう伝記。 料理人の王にして王の料理人って呼ばれるフランス人なんだって」
なるほど。 この子らしい本だ。
「私も書きました」
そう言ったのは紫雲家の末っ子ポジションのメルアだった。
「どんな本で書いたんだ?」
統夜が尋ねる。 実際、私も興味がある。
「『Chocolat et Cacao ショコラ エ カカオ』っていう本です」
「えっと・・・・? 一応聞いておくけど、どんな本?」
「チョコレートについての実践的な知識について書いてある本です。 もう、読んでるだけで涎が・・・・・・」
「って! 涎、涎!」
本当に涎を流していた。





868 :それも名無しだ :2006/08/09(水) 23:36:25 ID:Lqb+thLN
>>865
>>864みたいなこと言っときながら書いちゃうなんて、こぉのお人好しめ!
後日談が気になる所だけど、とにかくGJだ!!



875 :それも名無しだ :2006/08/10(木) 16:55:22 ID:Z99/82uV
らくがきですわ

http://wktk.vip2ch.com/dl.php?f=vipper9745.jpg
画像を補完していただける方募集
カティアはロングスカートが似合うと思って、試しにさっと描いてみました。



878 :それも名無しだ :2006/08/10(木) 17:48:15 ID:Wapg6vX6
>>875

GJ。私も同意見だ。カティアにはロングスカートが似合う。他にも私の脳内では、ロングチャイナや浴衣が上位だったりする。



べっ、別に描いて欲しいなんて言ってないんだから!



879 :それも名無しだ :2006/08/10(木) 20:37:43 ID:eryDrj8p
>>875
不覚にも可愛いと思ってしまった......。
チクショー、GJだ!

>>878
己はツンデレか?



885 :それも名無しだ :2006/08/10(木) 23:16:10 ID:TXa5pcXc
>>878
http://wktk.vip2ch.com/dl.php?f=vipper9756.jpg
画像を補完していただける方募集
こうですか!?わか(ry

ラクガキでスマソ。
つーか髪型変えたら誰だか分かんねっすね(´・ω・`)



886 :それも名無しだ :2006/08/10(木) 23:23:23 ID:KfHSQEJ5
>>885
ぐはぁ! なんと美しい・・・・・!
あぁ、おじいちゃんが川の向こうで手を振ってるよ・・・・・・。



888 :それも名無しだ :2006/08/10(木) 23:28:34 ID:g5wB2gbI
やったッ!さすが>>885!俺たちに出来ない浴衣カティアのうpを
平然とやってのけるッ!そこに(ry

・・・取り乱しましたが、GJです。



889 :それも名無しだ :2006/08/10(木) 23:41:35 ID:Z99/82uV
>>885
すげぇ、カラーなのに描くの早っ!上手!!
カラーの描けない俺には羨ましい...
文句なしにGJです!!!



898 :それも名無しだ :2006/08/11(金) 03:24:48 ID:eLHrqAWm
>>878の者だが、早速浴衣カティアを描きあげてくれるとは。驚きだ。






一応お礼くらい言わせてよね。あ、ありがとう...>>885。



899 :それも名無しだ :2006/08/11(金) 09:47:05 ID:euqvduqr
>>885
遅れたがGJだ。
インフィニティキャリバー
O・ブラキウムフィニッシュ
オルゴンバスターキャノン
オルゴンライフルFモード
を立て続けに食らった気分だぜ......。


>>898
やはり己はツンデレだったか......。



880 :それも名無しだ :2006/08/10(木) 20:48:16 ID:g5wB2gbI
>>875
ロングスカート・・・俺のピンポイント・・・でした
G・・・Jです・・・いいものを、ありがとう・・・ございます・・・
伝わって・・・ください・・・



881 :それも名無しだ :2006/08/10(木) 21:03:31 ID:eryDrj8p
>>880
衛生兵、衛生兵、約一名戦闘不能ただちに回収せよ。




884 :それも名無しだ :2006/08/10(木) 22:07:57 ID:KfHSQEJ5
>>875
GJですよ!
つーか、俺としては駅前で統夜と待ち合わせして、やっと来た統夜に「統夜~!」とか叫んでるような電波が



876 :それも名無しだ :2006/08/10(木) 17:25:44 ID:IQ2VVxcX
ほにゃ笑顔に統夜で統夜を撃墜、俺も撃墜です。



877 :それも名無しだ :2006/08/10(木) 17:27:36 ID:IQ2VVxcX
要するに日本語がおかしくなるくらいGJだったって事なんだよ!



ちょっとヴォーダの深淵に落っこちてきます。



890 :それも名無しだ :2006/08/11(金) 00:10:25 ID:GDbU0JI+
このGJの嵐...頭がおかしくなっちまいそうだぜ...!!
ということで第三弾を投下しますよ。
相変わらず名無しの生徒が主役ですが。


夏。
最高気温が35℃を上回ることもさほど珍しくない。
そんな中、冷房無しの学校の教室で補習を受ける生徒が数人。
これは、本物の台風が猛威を振るう季節に、本物をも超える台風に遭遇した男共の物語である。



ミーシャワシャワジーシュインシュイギミャー!!!

「.........暑いな」
「ああ...」
「蝉が鳴くと余計に暑く感じるよな......」
「あ...ぁ...」
「なぁ、お前目が虚ろだぞ。大丈夫か?」
「そうだな...今日をメキシコに吹く熱い風という意味で『サンタナの日』と名付けよう...」
「せんせー、コイツ保健室に連れて行きまーす」

本来ならば冷房がある教室で行われるはずの補習だったが、現実は甘くない。
どこぞの銃刀法違反者が校内で銃を乱射し、冷房を破壊してしまったのだ。
結果、冷房無し・熱気ムンムンの教室で補習をしたために、バタバタ人が倒れるハメになっている。

「これで三人目ですか......」
出席簿でパタパタと扇ぎながら、担任の神楽坂先生がぼやく。
まぁさっきから五分間隔で保健室行きがでれば仕方ない気もする。



891 :それも名無しだ :2006/08/11(金) 00:11:41 ID:GDbU0JI+
「先生ー、一旦休憩した方がいいんじゃないですか?」
「そうね...このままじゃ授業にならないし、保健室組が回復するまで教室待機!いいですね」
よっしゃ、ナイス提案オレ!
先生が教室から出て行くとコールドスプレーを体に吹き付けるオレ、クールダウッ!
「おーい、俺にも貸してくれー」
「いいぜー、投げるぞ」
体育の授業終了後のようなやり取りが繰り広げられる。
「...なぁ、気付いてるか?」
フッ、素人め。ここはスルーするところだ。
「あの二人ってさ...何なんだ?」
遠慮がちに彼が指差したその先には...

カティア・グリニャールと紫雲統夜の姿があった。


「お前、それは気にしたら負けだぞ?」
「いや無理だろ!さっきから思ってたけどあいつらのせいだろこの暑さ!」
「......君は何をいってるんだ」
「やめろ!そんな哀れみの目で俺を見るな!」
実際、教室の隅でイチャイチャとストロベリってれば気付かない訳は無いのだが。
「だってほら、なんかハートが飛び散ってるじゃねぇか!」
「可哀相に...酸素欠乏症にかかって...」
「ええぃネタはいい!現実を見ろ現実を!」
「あのなぁ、あの二人は背景だ。気にしちゃいけない」
「だから無理だって!コレ見ろよ!温度計が40℃振り切ってるじゃねぇか!」
「あの二人が本気でストロベリったらこんなの比じゃないぞ」
「何ィ?じゃあ俺は帰る!補習なぞ知ったことか!」
ぶっきらぼうに言い放つと帰り支度を始める。素人が。




892 :それも名無しだ :2006/08/11(金) 00:13:12 ID:GDbU0JI+
「そんじゃな、せいぜい死なんよう頑張れ」
ガタガタッ
「......あれ、堅ぇな」ガタガタッ、ガタタッ
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ
「開かねぇぇええーーーーっ!!!」
「熱で変型したみたいだな」
「おおォぶっ壊してやるァアァアァ!」
人を観察して面白いと思うのは久しぶりだな。
「ふゥゥゥおをオオォアーーーーッ!!!!」
「うん、いい感じで壊れたな、お前の脳とか」
「おぉお!燃え上がるほどヒート!!」
バキョン!
「引きちぎるほど...ショートォウァァア!!」
ボグシャアッ!!
「おお、それはネオジャパン代表のドモン・カッシュの必殺技、ゴッドフィンガーじゃないか」
「ゼヒッ......ゼェ......っあぁ、叫びすぎて喉乾いちまった...み、水...」




893 :それも名無しだ :2006/08/11(金) 00:14:27 ID:GDbU0JI+
「はい、ミミズ」



ゴウッ



高温の部屋に急激に送り込まれた冷たい空気が上昇気流を巻き起こした。
俺たちは天高く舞い上がり、そして風となった。




模試の結果が悪くてムシャクシャしてやった、今は勉強している。
セリフが多めなのと、カティア萌え分が微塵も無い事については反省している。
......って前回と大差ねぇじゃねぇかorz
ちなみに統夜とカティアはラブラブオーラのおかげで無事です(超適当)




905 :それも名無しだ :2006/08/11(金) 19:27:17 ID:RwboQIwP
>>892,893
清杉読者ハケーン(・∀・)
それはともかく乙



894 :それも名無しだ :2006/08/11(金) 00:16:46 ID:Wr958o/2
ちょっと待て...ドアは熱で変形して開かなくなってしまっている...
ならば神楽坂先生と保健室組の三人目はどこから教室を出て行ったというのだ...?



895 :それも名無しだ :2006/08/11(金) 00:24:08 ID:GDbU0JI+
うっ...先生が出て行ってから変型したということでは...ダメ?
細かいとこまで頭が回って無かったよorz
力不足でした、スイマセン。



896 :それも名無しだ :2006/08/11(金) 00:39:50 ID:dd9ExLOy
先生が保健室に行った後、授業中だから遠慮してたラヴぱわーによって
気温が上昇したという説で一つ



897 :それも名無しだ :2006/08/11(金) 02:28:02 ID:4Uxk3DId
>>896
マジか!


_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/






900 :それも名無しだ :2006/08/11(金) 15:18:38 ID:ZCQ2DmH/
しかしここまでGJ続きだと、まとめサイトが欲しくなってくるな

いや、俺は作れないんだが...



902 :それも名無しだ :2006/08/11(金) 17:34:52 ID:Wc0U5t88
>>900
っ[言い出しっぺの法則]



903 :それも名無しだ :2006/08/11(金) 18:11:18 ID:ZCQ2DmH/
>>902
ごめんね、お母さん携帯だから、ほんとごめんね



904 :それも名無しだ :2006/08/11(金) 18:54:10 ID:VtCYVP39
>>903
おかーさん、おはなしきかせてー
あのねー、とーやとかてぃあのおはなしがいいなー
それでねー、ふらんつなのがききたいの



906 :それも名無しだ :2006/08/11(金) 21:21:26 ID:7wgR1Okt
http://wktk.vip2ch.com/dl.php?f=vipper9787.jpg
画像を補完していただける方募集
>>904に何かフランツな物をプレゼントしたかった。今は反省している。



909 :904 :2006/08/11(金) 21:48:10 ID:VtCYVP39
>>906
ちょww
あんたって人はーーっ!何てモノを描いてくれたんだ!!





慎んでお受け致します。ありがとうフランツおじさん!!



987 :それも名無しだ :2006/08/14(月) 15:41:48 ID:+Gbm9fXa
で、>>900製作のまとめサイトマダー?



901 :それも名無しだ :2006/08/11(金) 15:46:03 ID:w8GVlwc0
管理しつづけなきゃいかんとかその辺の問題はあるよね。
もしかしたら掲載は嫌がる職人さんもいるかも解らんし。

まとめ自体はWiki借りるなりすれば良さそうな気はするけど。



914 :それも名無しだ :2006/08/12(土) 00:05:05 ID:aGhXudhN
素晴らしいGJに俺のアンテナが活性化したもようです。



「ねぇねぇ、カティアと紫雲君どこまでいったの?」
クラスメイトの何気ない質問から、物語は始まる。

「どこまで、って言われても...」
何といえばいいのだろうか。
火星・ラダムコロニー、これらは却下だ。
プラント...は普通の女子高生がほいほい行ける場所では無いし......
あーでもない、こーでもないと頭を捻るカティアに業を煮やし、一人の女生徒が口を開く。
「んー言いにくいならABCでもいいよ?」
「ちょっとアンタ、そりゃ古いって」
「えー?そんなことないよー」
カティアそっちのけでキャーキャーとはしゃぐ女子たち。

一方、カティア。
(ABCって...何の事かしら...)
日本語で言いにくいなら英語で、ということだろうか。
......多分違う。
それじゃあABC兵器の事だろうか?
核・生物・科学兵器を使って答えなさい?
......そんな訳ない。
意表をついてABCマントではないだろうか、とある漫画で読んだことがある。
アンチ・ビーム・コーティングを使って......ビームでも防げっていうのかしら。

「...カ......ア......カティアってば!」
「え?な、何?」
「もう...聞いてる?Cまでは行ったのかって言ってたのよ」
「あー...っと...うん、Sea(海)なら行ったけど...」



915 :それも名無しだ :2006/08/12(土) 00:06:10 ID:aGhXudhN
あれ、私変なこと言ったかしら。
なんかみんな口をパクパクさせてるけど。
「い、いつ行ったのよ!」
「えっと...何回か行ったことはあるけど、入ったのは一年ちょっと前の時だけ」
「入ったって......!!ねぇねぇ、どんなだった?痛くなかった?!」

...............。
何故この人たちは海の話をこんなに詳しく聞きたがるのだろうか。

「うーん...最初は(冷たくて)少し痛かったけど、慣れればすぐに気持ち良くなるよ」




―数時間後。
化学準備室の中でイスに縛られたまま、「誤解だ」の血文字を足で残している統夜が発見された。





清杉ネタが思うように書けなかったので、リベンジでフランツっぽいのを投下してみるテスト。
無駄に純粋なカティアってのもアリだと思うんだ。
統夜があんなことになったのは地獄耳の男子がいたという設定でひとつ。



916 :それも名無しだ :2006/08/12(土) 00:10:50 ID:QxL/YHd1
>>915
清杉?なんざこれっぽっちもわからんが、
とりあえずそのあと統夜を介抱するカティアが幻視することができたので、良しとする。
GJ



924 :それも名無しだ :2006/08/12(土) 09:21:43 ID:afPhzTXX
>>916,917
清村君と杉小路君と(よ)
ガンガンで連載してる(してた?)ギャグマンガ
清村が弄られ役兼ツッコミ担当、杉小路が弄り役兼ボケ担当
割と面白いから気が向いたらブックオフか何処かで立ち読みしてみる事をお勧めする



917 :それも名無しだ :2006/08/12(土) 00:26:19 ID:XCYaovop
>>915
我も清杉とやらが何かはわからぬが、ぬしに対してやることは一つ!
GJせよおおおぉぉををおおをおをおをををぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!


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918 :それも名無しだ :2006/08/12(土) 00:26:26 ID:cTFRgx9H
カティア「統夜、統夜! 見てください!」
統夜「おっ、浴衣か。 似合ってるぞ」
カティア「本当ですか! よかった・・・・・。 で、統夜」
はい、と言って帯を渡すカティア。
統夜「?」
カティア「あ~れ~」
そういって自分でくるくると回り出すカティア。

統夜「・・・・で、なんでこんな事をしだしたんだ?」
カティア「え? クルツさんが『着物を着たらこうするものなんだ』と」
統夜「くぅるぅつぅ!!!!!!!!!」


>>915にGJを捧げると共に、何故か浮かんできた光景を投下していく。



922 :それも名無しだ :2006/08/12(土) 05:45:43 ID:KZ2o01Ok
とりあえず中華ティアを描いてみた。
・・・アカン、バランス悪っ。もっとマシなポーズと手間をかけるべきだったなorz
だが、誤爆の件も含めて、私は謝らない!ところで、スリットってエロいよね?
ttp://wktk.vip2ch.com/vipper9821.jpg
画像を補完していただける方募集



926 :それも名無しだ :2006/08/12(土) 11:18:43 ID:lRjOMvjR
>>922
アヒャヒャヒャヒャヒャ!!
発狂寸前だぜ!!
GJだぜ!!



精神錯乱ついでに発狂してスマン。



923 :それも名無しだ :2006/08/12(土) 07:02:51 ID:veGRu8h+
確かにスリットはエロイナ。
だが、もっと微妙なスリットでの見せ方の方がエロイゾ!

なんて描けもしないくせに語ってみる。
うん。実にGJです。


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952 :それも名無しだ :2006/08/13(日) 23:05:55 ID:hVTa1her
久々に冥王を登場させてみるテスト。



とある場所。
不気味な色をした液体が入ったフラスコがいくつも並んでいる。
他には常人では理解できない何らかの設計図。
どうやらラボのようだ。
「ククク...ついに完成したぞ...!さて、さっそく紫雲に送りつけて...」
「今度は何を作ったのよ、ツンデレ冥王」
「む、馬鹿を言うな。俺はまだ???であってツンデレ冥王などではない」
「無理よ、基本的にこれ書いてる野郎はセリフの発言者を書かないもの」
「...フン、だがどうしてもと言うのなら俺が木原マサキだと認めてやらんでもない」
「はいはい。で、何なのソレ」
「貴様のようなアンドロイドに知る権利はない、黙って紫雲の所へ持って行け!」
「ふーん......そんな事言うなら、私ゼオライマーに合体してあげなーい」
「グッ...すみません久しぶりの登場で調子のってました許してください美久様」
「よろしい、じゃあ届けてきてあげる」
こうして、???改めツンデレ冥王の計画がスタートしたのだった。



953 :それも名無しだ :2006/08/13(日) 23:07:15 ID:hVTa1her
「......で、この山は何なんですか?」
そう言った統夜の前には、アイスがたっぷり詰まったクーラーボックスが
"ずぅぅーーーん"
と置いてあるのであった。迷惑な事この上ない。
「はぁ......なんでもツンデレによりますと...
『夏といえばアイス。俺様がプロデュースした冥王印のこのアイスを大ヒットさせ
愚民どもから金を巻き上げ、自然保護団体に寄附してくれるわ!ハーッハハ(中略)ハハハ!!』
とのことで」
「......アイスの製造費その他諸々を直接寄附するという選択肢は無かったのか?」
「それでは面白みがないだろう」
「うわっ!どっから沸いて出た!」
「なぁに、これも次元連結システムのちょっとした応用だ」
全身から「久々に喋れて嬉しい」オーラをムンムンさせながら答える。
「どうでもいいけど、この大量のアイスをどうしろって言うんだ」
そう言ってクーラーボックスを指差す統夜。
これだけあれば一夏分くらいは容易に賄える程の量だ。
「市場に流れてから不備が見つかっては困るだろう、つまり実験台だ」
「そんなこと言われて食う奴がいると思うか?」
「そうか、残念だ。ではこの写真を貴様が通う高校のホームページの掲示板に投稿するとしよう」




954 :それも名無しだ :2006/08/13(日) 23:08:22 ID:hVTa1her
ぴらっ
(家の中という二人だけの空間なのをいいことに、極限までイチャついている二人を御想像ください)
「うわぁ.........」
「美久さん?!何その嫌そうな反応!」
「だって...いつもの紫雲くんじゃ...ない」
「やめて!そんな誤解を招くような発言!」
「ククク...さぁどうする紫雲、俺に協力するか?」
「したほうがいいんじゃないかな......?」
「美久さんまで何言ってるんですか!」
「でも、こんな写真がネットに流れたら...近い内に紫雲くん、死んじゃうよ?」
「う......」
確かに、ついこの間も死にかけたばかりだ。
ゾッとする程静かな化学準備室。
猿轡を噛まされて、後ろ手でイスに縛り付けられた夏の日。
薄れていく意識の中、目に移ったものは、理性を失いかけたクラスメイトの姿。
「怖かった...怖かったんだ......」
「...なんだかトラウマを呼び覚ましちゃったみたい」
「フン、好都合だ。今の内に全て運びこむとしよう」
「ちょっとマテ貴様」
いつの間にか現実に戻って来た統夜がツンデレの進路をふさぐ。
「俺としても、その写真が流出するのは好ましくない。試食はしてやろう」
「ククク、始めからそう言えばよかったんだ。では運びこませてもらうぞ」
「待て、一応中身を確認させてもらう」
どうも嫌な予感がする。
なんせ、相手はこのアホだ。何が起こるか分からん。
ガサゴソガサ―
「............オイ」
「ひどくドスの効いた声だな紫雲、どうかしたのか?」

「な ん だ こ れ は!」
統夜の手に握られていたものは、どうみてもアイスには見えない。
色だけなら......まぁ棒アイスに見えんこともない、問題は別の箇所だ。

・・・・・・・・・・・・
微妙に先端が膨らんでいるのである。

「なんだこの形は!説明しろ!」
「何が不満なのだ」
さもあらん、というように答えるツンデレ。



955 :それも名無しだ :2006/08/13(日) 23:09:56 ID:hVTa1her
「大ありだ!この形はどうみてもアレだろ!卑猥だ!何でこんなもん作ったんだ!」
確かに、世の中の人々がこんな物体を口に含んでいたらとんでもないことになる。
特に女性、ヴィジュアル的にも危険度120%だ。
「これを作ったきっかけは、俺がき○この山を食べている時だった」
「言っちゃ悪いが恐ろしく似合わん組み合わせだな」

「俺は世の中にキノコの形をしたアイスが無い事に気がついたのだ。
そこで俺は(中略)だが、このままでは小さすぎる。しかし大きくすると食べる時に笠が邪魔だ。
この問題を解決するには(中略)そして、俺は比較的笠が小さめな松茸を選んだ。
名付けて『松茸の秘境』どうだ、いい名前だろう......む、紫雲はどこへ行った?」
「えっと...『話が長くなりそうだから買い物行って来る』って」
「.........。まぁいい、先に家に上がらせてもらう」
ガチャッ、バキン、ドサッ。
「あらー偶然ドアを開けたら偶然誰かがいて偶然ドアが当たっちゃったー(超棒読み)」
「ぐっ...紫雲の女か、いきなり何をする」
「カティアです。勝手に家に入るのは止めてください」
「...そうだ、貴様にこれをくれてやろう」
そう言ってクーラーボックスの中からアイスを一袋取り出す。
「木原印の新作アイス『松茸の秘境』試食してみんか?」
「......大丈夫なんですか?美久さん」
「ええ、私も食べたけど何ともなかったわよ」
「どうせアンドロ(ドスゥッ)ぐふぅ?!」
肘打ち炸裂。こうかは ばつぐんだ!
冥王 の あわ こうげき!
しかし はずれて しまった!
冥王 は たおれた!
美久 は 300 の けいけんち を えた!
美久 は レベルが あがった!
こうげき が 4 あがった!
すばやさ が 5 あがった!

精神コマンド いかく をおぼえた!




956 :それも名無しだ :2006/08/13(日) 23:11:23 ID:hVTa1her
「......なんかビクビクしてますけど、いいんですか?」
「いーのいーの、コイツ丈夫だから」
「はぁ...それじゃあ、いただきます」
(...アイスの形には突っ込まないのね)

ちゅぷ ちゅぱ ちゅう~
(注)これはアイスです
「ん......固い...」
(注)これはア(ry
「そうそう、言い忘れていた」
「うゃあっ?いつ起きたんですか!」
「気にするな。それよりもだな、アイスの先端を程よい強さで噛んでみろ」
「噛む...んですか?」
かぷ
「そうだ、そのまま先端を噛み切ってしまえ」
「ふぁみひるんふぇすか?」
―ブチッ
(注)このアイスには、男性から見てグロテスクな表現が含まれています。

―どぴゅっ びゅっ
(注)これはアイスであって決して(ry
「ひゃあ!何ですかこれ!」
「ククク...驚いたか、アイスの中にミルクを仕込ん(バキィッ)でばらっ!?」
「あ、紫雲くん」

後に、この時の統夜を美久はこう語っている。
『あの時の彼からは、殺意の波動が溢れていました』

「このクズが...カティアを...汚したな...!!」

顔中に白い液体(ミルクです)を飛び散らせたカティアを見て、統夜は跳躍した。
挨拶替わりに手刀を首に叩き込む。
カティアの状況説明も聞かずに殴る蹴るの暴行を加え、冥王を沈黙させる。
そして、どこかへと引っ張って行ってしまった。


―翌日
「だから、何度も説明したじゃないですか。アレはただのミルクだって」
「............(///)」
言えない。言える訳ない。
てっきりカティアが冥王に(五文字ほど自主規制)されたと勘違いしたなんて、言えない。



958 :それも名無しだ :2006/08/13(日) 23:13:04 ID:hVTa1her
『―次のニュースです。
今日四時頃、泉川町の路地裏で少年が倒れているのを付近の住民が発見しました。
少年は全身に暴行を受けた後があり、何らかの事件に巻き込まれたとの見方を強めています。
精神的にも不安定で「俺は冥府の王だぞ!」などと、意味の分からない言葉を発しているとのことです。
―次のニュースです。
泉川町のゴミ処理場に、大量のアイスが捨てられるという珍事件が起こりました。
しかもこのアイス、形が(中略)です。まさに、チン事件といったところですね」




少々フランツ分過剰であるかもしれないが、投下してみる。
美久が統夜をなんて呼んでいたか忘れたのであってるか不安。
さらにキノコの形のアイスがあるかどうかも知らない。
余談ではあるが、規制部分はフから始まるものではなく、イから始まるものである。
いや、意味が180℃変わるから一応補足。
要するに液体が付着したカティアを書きたかっただけで(オルゴンソードFモード)



957 :それも名無しだ :2006/08/13(日) 23:12:37 ID:p9ORT+Wn
冥王様、ムチャシヤガッテ・・・GJだけどさ・・・



960 :それも名無しだ :2006/08/13(日) 23:52:30 ID:pWn0t43W
>>958
あー、マジで笑ったwwwGJです!!!
笑える箇所が多くて多くてww
しかし弱い冥王様ってのもまた斬新ですね。



961 :それも名無しだ :2006/08/14(月) 00:01:13 ID:ypt8M46t
久しぶりに出てきたと思えば・・・・・なにやってんのーー!!

いやーGJ(笑)!!



962 :それも名無しだ :2006/08/14(月) 01:04:04 ID:ypt8M46t
「・・・・・・・・・」「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」「・・・・・・・・・」
先ほどから我が紫雲家の居間には異様な空気が流れていた。
「・・・・・・・・・やめるか?」
俺の言葉に三人ともびくっ、と体を振るわせた。

ことの発端はテニアが借りてきたDVDである。
最近我が家では週に一度、レンタルショップからDVDを借りてきている。
ただ、初めて借りに行ったときに皆が好き勝手に借りようとした。
もちろん、ウチにはそれほどお金に余裕がなかったので順番制になっている。
カティア、テニア、メルア。 そして俺が順番に一、二本ずつ借りることになっていた。
因みにカティアは感動モノのドラマやアニメ。 メルアはほのぼの系のアニメ。 テニアはその日の気分。
俺はクラスやバイト先で話題になったモノを借りてくる。
ついでに言うと、ゲキガンガーはガイさんからダビングしてもらったものを【永久保存版】としてカティアの部屋に置いてあるので借りてくると言えば新作ぐらいである。
で、テニアが今週の当番だった訳だが・・・・・・問題は今日、彼女が借りてきたDVDのタイトル。
【本当にあった怖いお話】
タイトルから予想してもらった通り、ホラーものである。
「やっぱ夏はホラーだよねー」と借りてきた時はノリノリだったテニア。
「いいですねー」とあまり深く考えずに相変らずぽわわんと賛成したメルア。
「お、面白いじゃないですか」とちょっち怯えつつ、ちゃっかり二番目にいい席(一番いい席は借りてきた人なので今日はテニア)に陣どるカティア。
俺は俺で怖いもの見たさでカティアの隣りに座り込んだ。



963 :それも名無しだ :2006/08/14(月) 01:05:25 ID:ypt8M46t
 ・・・・・で、冒頭に戻る。
怖い。 予想以上に怖い。
予想だにしない展開に統夜どっきどき。
なんであのバンは谷から転落したのに生きてる人がいるんだよー、みたいな突っ込みは控えつつやっぱり怖かった。
とりあえず平常心を保っている俺は三人の様子をウォッチングしてみる。
まずテニア。 涙がこぼれる5秒前。
悲しいかな。 一度見ると最後までみなきゃ気がすまないこの習性。
次にメルア。 なんか平気っぽいんですけど、この人。
「うわー」とか「きゃー」とか文字で見ると悲鳴に見えるが声は明るかったりする。 意外と平気だったのか?
で、最後にカティア。 一番ダメージが強かったみたいです。
他の人が見れば分らないが、彼女の事を一番知っている俺が見れば分る。
なにより、気が付いていたら彼女は俺の腕に抱きついていた。
大変嬉しいのだが、正直痛い。 なにか痛いとさっきから思っていたら、カティアの指が食い込んでいた。
ちなみに俺、紫雲統夜はどうかというと・・・・・ぶっちゃけ怖い。
さっさと自室に戻りたいのだが、彼女が腕から離れなさそうなので逃げられない。
おまけにさっきから尿意がやってきている。 かなり危ない。
仕方がないので小声でカティアに尋ねた。
「なぁ、カティア。 俺、トイレに行きたいんだ。 放してくれないか?」
で、彼女はどうしたかというと何も言わずに首を思い切り横に振った。
「あー。 気持ちはわかるんだが・・・・・俺もここで漏らしたくないし、な?」
「じゃあ・・・・・私も行きます」
ふるふると顔を上げるカティアの顔は酷く可愛かった。




964 :それも名無しだ :2006/08/14(月) 01:06:40 ID:ypt8M46t

 結局、俺とカティアの二人でトイレに行った。
さっきから俺が待っているのはカティアがトイレに入っているからだ。
「統夜? ちゃんとそこにいますか?」
「いるよー」
軽く言い返したが、怯えている大事な彼女を置いていく筈がないだろう。
「と、いうより怖かったら先に部屋に戻ればよかったじゃないか」
扉越しにもっともな事を言ってみた。
「だって・・・・・・」
「テニアも怖がってたし・・・・・・。 俺も正直怖かった。 怖いっていうのはちゃんとした人間の感情だよ」
「・・・・・・それでも嫌です。 あの子達の前でそんな真似は出来ません」
カティアは我が家のお母さん、お姉さん的な役割を果たしている。
俺と会う前にもテニアとメルアの面倒を見ていたそうだし、俺と会ってからもそんな感じだった。
四人で暮らすようになってからもその調子で、俺としても一番頼りになる存在だった。
そこには「お姉さん」としての誇りがあるんだと思う。
で、その誇りが彼女を我慢させていたのだろう。
「・・・・・・・・馬鹿」
「統夜?」
「この大馬鹿カティア」
「なっ・・・・・・」
カティアが絶句した。
「怖かったら怖いって言えばいい。 そんな弱さもあってこそのカティアだろ」
「でっ、でも! 私、皆に頼られて・・・・・」
「自惚れるなよ、カティア。 いいか? 俺はカティアのしっかり者で、頼りになって・・・・・」
バイトが忙しくてやれない家事をやってくれて、一緒にラフトクランズで戦って・・・・・。
「・・・・・・・・だけど本当は弱くて儚いが大好きなんだ」
ネリーの所で見せた、自分が見つけ出せなくて弱々しかったカティア。
月にフューリーがいると聞かされて、怯えていたカティア。
「俺は、そんないいところも悪いところも、全部ひっくるめてカティアが好きだ」
「・・・・・・・・・統夜。 私のこと、馬鹿にしてます?」
扉の向こうでカティアが言った。 その声は落ち着いていて、顔を見たら恐らく微笑んでいるだろう。
「まさか。 で、カティア」
「なんですか?」
「俺でよかったら何時でも頼ってくれても構わないぞ? 俺がいつも側にいてやるから」
「・・・・・・・・・本当ですね?」
「ああ。 本当だ」



965 :それも名無しだ :2006/08/14(月) 01:09:06 ID:ypt8M46t

「つーかさー、メルア?」
「なんですか、テニアちゃん」
テニアが借りてきたDVD2本目の「美味しんぼ」をみながらメルアが答えた。
「統夜たちの会話って、全部聞こえる訳じゃん?」
「そうですねー。 私もいわれてみたいなー」
「まぁ、それはアタシもそうなんだけどさー」
「そうなんですか」
「統夜達、なにもトイレの前であんな事話さなくてもいいんじゃない?」
「ロマンの欠片もありませんよねー」
「そうそう。 あっ、このクレープ美味しそう・・・・今度、カティアか統夜につくってもらおうか」
「そうですねー」
こうして紫雲家の一日は過ぎて行く。



966 :それも名無しだ :2006/08/14(月) 01:10:12 ID:ypt8M46t
本当は>>965に書くはずだったが、忘れていた。
とにかく、最初は「ホラー映画を観て怖がっているカティア」が書きたかった。
それが、こんな風になるとは思ってもみなかったぜ、ジョニー。



967 :それも名無しだ :2006/08/14(月) 01:14:47 ID:zMpdvaCc
>>966
こんな夜更けに投下とは、GJであります!
統夜にしがみついて怖がるカティアカワ(・∀・)イイ!!

つか俺もSS書いてるが仕上がるころにゃもう次スレだろうな・・・



982 :それも名無しだ :2006/08/14(月) 14:15:18 ID:zMpdvaCc
よっしゃあ!新スレだ!

カティア萌えスレ 新婚5日目
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1155532450/l50

なんだかんだで2スレ連続で俺が立てちゃったけど、気にするな。俺は(ry



992 :それも名無しだ :2006/08/15(火) 01:23:32 ID:StWdH1gP
>>1000なら俺はカティアとフランツできる



993 :それも名無しだ :2006/08/15(火) 01:35:29 ID:gtaEzP83
>>992
早漏な辺り、君は実にフランツだな。

>>1000なら俺はカティアに低空キン肉バスターできる



994 :それも名無しだ :2006/08/15(火) 03:16:30 ID:xlJ+9J/n
同士>>993よ、君も早すぎるぞ。

>>1000なら次スレはカティア花嫁修業編開始




995 :それも名無しだ :2006/08/15(火) 04:56:19 ID:mLEFy3SC
995なのはわかっているが、1000なら夜を統べるモード発動



996 :それも名無しだ :2006/08/15(火) 05:01:07 ID:GbhKy3vy
>>1000なら俺がカティア



997 :それも名無しだ :2006/08/15(火) 05:08:46 ID:XFHL3Ju6
>>997ならカティアがグリニャーン仮面に変身!



1000 :それも名無しだ :2006/08/15(火) 06:56:44 ID:kqCC8uC/
1000



フランツ・フェルディナンド
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