2008年10月06日
 ■  シャナ=ミア その3

【清楚】シャナ=ミア【丁寧語】
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1149862128/l50


前回の続き


258 :それも名無しだ :2006/10/01(日) 10:22:16 J7o4Fsv9
幼馴染でお姫様なんておいしいキャラなんだから
もうちょい日が当たってもいいと思うんだけどねぇ



259 :それも名無しだ :2006/10/02(月) 00:50:24 rQ1aujx+
設定はあっても出番が少なかったのが難点かと。




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260 :時計仕掛けの協奏曲① :2006/10/02(月) 09:32:03 kiDgYhv0
カティア「疲れたー」
メルア「もう歩けませんー」
テニア「ほらほら二人とも、情けないぞ!」
カティア「そんなこと言ったってー」
メルア「いくらハイキングって言っても、これじゃほとんど登山ですよ〜」
シャナ「それにしても統夜、何故こんな所にしたんです?」
統夜「ん、いや。何となくだけどさ。地図見てたらここがビビッと」
アル「電波か」
統夜「黙れ、付き人」
カティア「それにしたって、ちょっとハードすぎです、統夜」
メルア「あとどれくらいですか〜?」
統夜「確かあと1キロくらいで休憩場所があるはずだ」
カティア「ええ!? あと1キロも歩くんですか!?」
メルア「しんじゃいますよぉ〜」
テニア「日頃から運動してないからそーいうことになるの! 情けないなあ、シャナだって弱音吐いてないってのに!」
カティア「あれ? そう言えばシャナさん、どうしてそんなに疲れてないの?」
シャナ「は、はい? そ、それは日頃の行いがいいから……」
アル「…………む? シャナ様、その足下の……」
統夜「足下?」
シャナ「アル=ヴァン・ランクス! 婦女子の足をねめ回すとは、騎士の名が泣きますよ!」
アル「も、申し訳ありません!」
メルア「……今の反応〜。何か隠しているんですね〜?」
シャナ「な、何も隠しては……」
カティア「なーにーをー隠しているのーシャナさーん」
シャナ「カ、カティアさん、て、手つきが怖いですよ?」
統夜「ん? シャナ、なんだこのコード?」
シャナ「統夜! そ、それは……!」
アル「シャナ様。それはまさか、歩兵用の小型オルゴンエクストラクターでは」
テニア「小型オルゴンエクストラクター? 何、それ?」
アル「フューリーの一般兵士が宇宙での活動をするために使う、まあ音のしないブースターみたいなものだ」
カティア「へええ?」
シャナ「あ、あああアル=ヴァン・ランクス! 僭越ですよ! 控えなさい!!」
アル「いや、しかし姫様、こういったことはよろしくないと思いますが」
カティア「だから全然疲れてなかったのね!」
メルア「卑怯ですー」
シャナ「で、でも……」
統夜「ダメだよ、シャナ。ズルするのは良くない。どうしてもダメだったら俺かアル=ヴァンが背負ってやるから、ちゃんと自分の足で歩かなきゃ」
シャナ「すみません……」
テニア「統夜! もうアタシ一歩も歩けない!」



261 :時計仕掛けの協奏曲② :2006/10/02(月) 09:33:12 kiDgYhv0
統夜「聞こえなかった」
テニア「ひ、ヒドいよ統夜……」
統夜「とにかく、これは没収。アル=ヴァン、どうやって外すんだ、これ」
アル「腰の脇にあるスイッチを押せばいい。赤いスイッチだ」
統夜「オーケー、これだな?」
シャナ「きゃあっ!」
統夜「ちょっと……シャナ!?」
テニア「統夜! 何やってんだ!?」
統夜「いや、俺は何も……うわっ!?」
シャナ「と、統夜、すみません。くすぐったくて……!」

——カチ

シャナ「え?」
統夜「何?」
アル「紫雲統夜、どのスイッチを押した?」
統夜「えーと……青」
アル「それは強制離脱スイッチだ」

——バシュウウゥゥ!!

統夜「うわあああああああ!?」
シャナ「きゃあああああああ!!」
メルア「……統夜さんたちが、まるで穴のあいた風船みたいに谷底へ……」
カティア「……って黙って見てる場合じゃないでしょ!? 統夜ーーーーっ!!」
アル「大丈夫だ。あれはどんなことがあっても使用者を守るように作られている。とは言え……」
カティア「なんなんですか!?」
アル「この高さを上ってくるだけの推進力は持っていないな。仕方あるまい、急ぎ休憩所まで向かって、本部に連絡をとろう」
カティア「統夜たちを置いていくんですか!?」
アル「ヘリを寄越してもらう。何かあっても統夜がいれば大丈夫だ。それに、ここにいても助けるのが遅くなるだけだが?」
カティア「……行くわよ! テニア、メルア」
テニア「さっきまでへたってたのに」
メルア「統夜さんならきっと大丈夫ですよ」
カティア「二人きりなのよ! 何か起こらないとも限らないでしょう!!」
テニア「え、そんな心配? ……大丈夫だと思うけど。統夜なんだし」
カティア「統夜なんてまだまだ子どもなんだから! 一時の感情に任せてってことも……!」
テニア「そうかなあ」
メルア「でも急いだ方がいいのはホントです」
テニア「うん、まあそうだね」



262 :時計仕掛けの協奏曲③ :2006/10/02(月) 09:35:15 kiDgYhv0
統夜「こんな所に家があるなんて。……表札は……朽ちていて読めないな。きっともう人もいないだろ」
シャナ「なんだかすごく懐かしい感じがするところですね……」
統夜「懐かしい、か。そうだな。昔ながらの家って感じだけど」
シャナ「…………」
統夜「ここ……なんだか来たことがある気がする」
シャナ「……!」
統夜「シャナ!?」

統夜「何処に行ったんだ、シャナ……うわっ!?」

——ドサッ

統夜「痛て……これは……ザフトの重金属粒子砲か。……道理で、随分荒れてる訳だ。ここも戦場になったんだな」
シャナ「統夜」
統夜「シャナ? 心配してたんだ。いったい何処に?」
シャナ「あっちに小川があるのです」
統夜「小川? シャナ、なんでそんなこと知ってるんだ?」
シャナ「統夜は……覚えていないのですか?」
統夜「覚えて? あ、シャナ?」
シャナ「行きましょう」
統夜「行くって何処に……。シャナ? 待てって」

統夜「ここは……」
シャナ「覚えていませんか、統夜。この景色」
統夜「俺は……ここに来たことがある」
シャナ「そう。そして約束をしたんです。三人で。この美しい景色を守ると」
統夜「約束。三人……?」
シャナ「私と、統夜。それから」
統夜「……母さんだ」
シャナ「思い出しましたね、統夜」
統夜「シャナと初めて会った年だ。そうか、だからここに来ようとしてたのか、俺は」
シャナ「あの時は、あなたのお父様が、私をここに連れてきてくれたのです。ずっとガウ=ラの中にいては気が滅入るから、と」
統夜「俺は母さんと、母さんの実家に帰っていた。そうか……ここが……」
シャナ「優しい方でした」
統夜「うん」
シャナ「統夜と私をここに連れてきてくれて」
統夜「ああ」
シャナ「統夜。私は約束を果たせませんでした。美しい景色を守るって。ここにまたみんなで来れるようにと約束したのに。ここも戦場になってしまって……」
統夜「シャナ、君のせいじゃない」
シャナ「……そうでしょうか」
統夜「それに……」
シャナ「…………?」
統夜「あの時の小川はまだ、こうして残っている。少し変わってしまったけど、俺たちには直せる。直せるはずだ」
シャナ「統夜……ええ、そうですね……」



263 :時計仕掛けの協奏曲④ :2006/10/02(月) 09:38:18 kiDgYhv0
統夜「そうだ。あの家、なんとか直せないかな? 掃除して少し修繕すれば、まだ使えそうだ。アル=ヴァンたちが助けに来るまでしばらくかかりそうだし」
シャナ「そうですね。それはとてもいいアイデアです」
統夜「そうと決まれば、戻って物置探してみよう。何か工具があるはずだ」
シャナ「はい。……統夜?」
統夜「ん、どうした?」
シャナ「もう一つの約束は覚えていますか?」
統夜「もう一つの約束?」
シャナ「……いえ、ふふ。何でもありません」
統夜「?」
シャナ「統夜、もう一つの約束を思い出したら、必ず私に会いに来てくださいね?」
統夜「今教えてくれないのか?」
シャナ「それより早く行きましょう?」
統夜「わ、シャ、シャナ。そんなに引っ張るなって」



264 :時計仕掛けの間奏曲 :2006/10/02(月) 09:40:20 kiDgYhv0
統夜「うわー! すっげー!」
シャナ「ここを、見せてくださるつもりだったのですか?」
母「ええ。綺麗でしょう? 私のお気に入りの場所。シャナちゃん、気に入った?」
シャナ「はい!」
統夜「シャナ、あそこの川、おりてみようぜ!」
シャナ「あ、トーヤ、まって!」
母「統夜、シャナちゃん……」
シャナ「おばさま?」
母「この景色を守ってね。そしてできたら、あなたたちの子どもにも見せてあげて。地球はこんなに綺麗だって、ね?」
シャナ「おばさま……はい! わかりました!」
統夜「シャナー!」
シャナ「まってよ、トーヤ!」
統夜「シャナ。子どもってけっこんしないとできないんだぞ。そういうの、やすうけあいっていうんだ」
シャナ「やすうけあいってなあに?」
統夜「え? えっと……よく分かんないけど。できないことをやくそくすることかな」
シャナ「できないかな……でもシャナ、おばさまとやくそくしちゃった……」
統夜「な、なくなよ! えっと……そ、そうだ! じゃあシャナが大人になったとき、けっこんできてなかったら、ぼくがけっこんしてやるよ!」
シャナ「トーヤ? ホント?」
統夜「あ……ああ! もちろん!」
シャナ「"やすうけあい"じゃない?」
統夜「きしはいちどしたやくそくはぜったい守るんだ」
シャナ「……うん。じゃあシャナ、トーヤのおよめさんになる。トーヤ、ぜったいむかえに来てね」
統夜「シャナがけっこんしてなかったらだよ」
シャナ「トーヤがくるまで、ぜったいけっこんしないもん」



265 :それも名無しだ :2006/10/02(月) 12:11:03 c21SBQxv
>>260-264
素晴らしいですね!
GJ
早く続き投下してください




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200 :それも名無しだ :2006/09/09(土) 18:23:37 bnvNv+oJ
流れぶった切って投下。


(気力−10)
「……相良宗介軍曹、状況の説明を頼む」
「了解した。
 カルヴィナ・クーランジュ殿、アル=ヴァン・ランクス殿、シャナ=ミア・エテルナ殿の三名と下校中に遭遇。
 カティア・グリニャール、フェステニア・ミューズ、メルア・メルナ・メイアの三名が歓待と称して、
 クーランジュ殿が持ち込んだ各種アルコール飲料で宴会を開始。
 クルツと兜甲児も参加を希望していたが、それぞれマオ曹長と弓さやか嬢に制裁を加えられ、却下された。
 なお、千鳥は危険を察知したのか、参加を促されたが拒否している。
 主客であるお前が居なかったことから、開始してからまだ1時間というところだ」
「1時間でコレか!?」

統夜、魂の叫び。
部屋は既に各種おつまみの袋、空になった瓶、缶で足の踏み場も無い。
その中に埋もれるように3人娘が恥じらいも何もあったものではない格好で眠っている。
しかも各員、涎と鼻提灯のおまけつき。
とりあえず、後始末だけでン時間コースは確実だろう。

『絶望せよおおおぉぉぉをおををををぉぉををぉぉぉををををを!』
(気力−30)

薄れかける意識の中、何やら川の向こうで
父と肩を組んだ総代がごっつええ笑顔で手招きしていたのは気のせいだ。
気のせいだと言ってください、後生ですから。

「肯定だ。ただし、護衛である俺は飲んでいない。
 クーランジュ殿の勧め、および強制もあったが、
 飲み込んだふりをして廃棄した、問題ない。
 本来は毒物を」
「もういい、OK、わかった」
もう勘弁してつかあさい。
心底疲れ切った表情でうなだれる統夜。

「あ〜はあひゃはは、ほぉ〜らアル=ヴァン、家主サマのお帰りよぉ〜あひゃはひゃひゃっはは」
(気力−100)

いよいよ膝から力が抜け、くずおれる人の彫像(注:生身です)が出来上がる。
アンタは一体何なんだ。
おかしいですよカルヴィナさん。

「……アル=ヴァンもなんで———」
言いかけて、統夜は気付いた。
アル=ヴァンの瞳が、ここではないどこか遠くを見つめていることに。
首にはカルヴィナの腕が巻き付き、身動きすら許されない。

その姿はまさに、生贄の子羊。
一瞬のアイコンタクトで全てを察する辺り、統夜も被害担当が板に付いたということか。
その事に思い至った自分が少し悲しくなった。



201 :それも名無しだ :2006/09/09(土) 18:25:18 bnvNv+oJ
「で、統夜、すまないのだが……」
アル=ヴァンがチラチラと視線を送る。
その先には。


「う゛………」

真っ青な顔をして口元を押さえるシャナ=ミア。


『絶望せよおおおぉぉぉをおををををぉぉををぉぉぉををををを!』
「くっそおおおおおお! やれってんなら、やってやるさ!」

脳内に響くヴォーダの呼び声を振り切るように叫び、
シャナ=ミアを抱え上げてトイレに向かう統夜。
その後ろでアル=ヴァンは申し訳なさそうに目を伏せる。

「ア〜ル〜=ヴァ〜ン〜、どぉ〜したのよぉ〜。
 わらひの 愛 の こ も っ た 酒が飲めないっていうのぉ〜?」
もうしばらくは山猫さんの相手をするほかあるまい。
憂いは断った、あとは逝くのみ。

「…………」

トイレのドアノブが、壊れていた。

「数分前にフェステニアが破損させた。
 アルコールの影響で力の加減が」

『絶望せよおおおぉぉぉをおををををぉぉををぉぉぉををををを!』
「うるさいうるさいうるさーいッ!」

折れそうになる心を必死に支え、玄関を飛び出す統夜。
空には月が煌々と輝いていた。


多分続く。



268 :それも名無しだ :2006/10/02(月) 23:02:20 Q9k1WAoJ
微笑みと共に皇女が語るは、偉大なる壮年の騎士の物語。


時に優しく、時に厳しく己に人の上にたつべき者としての心得を授かったこと。

従兄から語られる、彼女の知らぬ大戦の幾多の武勇のこと。

総代騎士グ=ランドンと、昼夜を問わず己の騎士道について議論していたこと。

大きな背中に隠れる、彼の者の息子のこと。

覚悟と寂しさが綯い交ぜになった背中———それが彼女が見た彼の最後の姿であったこと。


「……どうしたのですか、統夜?」
「えっ?」

話を聞くうちに、統夜は自然と口元が綻んでいるのを自覚していた。
一瞬、自分の考えを口にするべきか迷ったが———
この際、正直に言ったほうが良いと判断する。満面の笑顔と共に。


「好きだったんだ、父さんのこと」
「えっ、ええっ!?」

思わず声がひっくり返り、両手が頬に行く。
その行動だけでネタは割れたようなものだ。
あまりに解りやすすぎる態度に、統夜は苦笑するしかない。

「私が、エ=セルダ様の事を……?」

まるで自分に問いかけるように呟くシャナ=ミア。

ほんの微かに残る、甘い胸の疼き。
恋と呼ぶにはあまりに幼く、淡い想い。
今となっては、ぼんやりと遠く霞む幻。


269 :それも名無しだ :2006/10/02(月) 23:03:34 Q9k1WAoJ


prrrrr! prrrrr!

幻想に浸る彼女らを現実に引き戻したのは、統夜の携帯電話の着信音だった。
真顔に戻って着信を受ける統夜。

「はい、もしもし……あ、宗介。状況はどうだ……了解した、これから戻る。(pi
 落ち着いたみたいだってさ、戻ろうか」
「あっ、はい」

ベンチから立ち上がり、シャナ=ミアの手をとる統夜。
思わずどきりとして手を強張らせるシャナ=ミア。

そんな彼女の胸の内をを推し量ってか、統夜は悪戯っぽい笑みと共にこう切り返した。

「フューリーが姫君、シャナ=ミア・エテルナ・フューラ様。
 僭越ながら妃殿下をエスコートする役目を申しつけ下さいませ。
 騎士エ=セルダ・シューンが子、統夜・セルダ・シューンの下に」

恭しく、それでいてわざとらしく芝居がかった礼をし、シャナ=ミアの手の甲に口付ける統夜。
その一点の澱みもない動作に思わず息を飲むシャナ=ミアだったが、
すぐに呆れたように、そして少し怒ったように肩を竦める。

「もう、そんなこともエ=セルダ様の記憶から引っ張り出してきたのですか?」
「あはは、どっちかって言うと俺の趣味かな。
 一回やってみたかったんだ、こういうの」

もう、と頬を膨らませるシャナ=ミア。
しかし、その顔はまんざらでもなさそうに綻んでいた。

そして、翌日。


「おさけののみすぎはいけませんよね」
「ハイ、スイマセン、ゴメンナサイ」
「いや、べつにおこってるわけじゃないんですよ?」
「ハイ、スイマセン、ゴメンナサイ」

棒読みである。
完膚無きまでに棒読みである。

眩いばかりの営業スマイルの統夜と、全力で尻尾を伏せて縮こまるカルヴィナ。
その笑顔からキラキラと輝く殺気が見え隠れしているのは気のせいではあるまい。
それが何よりの証拠には、三人娘はさっきから奥の部屋に引っ込んで出てこない。

その光景を見て、シャナ=ミアは思った。
この男だけは敵に回すまい、と。



270 :それも名無しだ :2006/10/03(火) 00:12:02 qLlAmk6u
>>268
ひょっとして>>200の続編?

まあ、なにはともあれGJ!です





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271 :姫様は思春期 :2006/10/03(火) 12:36:50 MzXb52ze
『レジャーパーク』
シャナ「統夜様、日本にはまだ王制が残っているのですか?」
統夜「王制? いや、そんなこと無いけど。なんで?」
シャナ「……今日出かけたとき、『姫』や『女王』という言葉を目にしたのですが」
統夜「たぶんテーマパークか何かの広告だろ、それ」
シャナ「そうなのですか……日本では鞭で打たれることがレジャーなのですね」
統夜「ちょっと待て」

『読書』
宗介「何故そんなことをするんだ? 俺には理解できん」
甲児「プレゼントだよ、プレゼント」
宗介「この書物を与えることがか?」
ボス「そうなのよん。俺らから統夜へのささやかなプレゼント。イッシッシ」
宗介「ならば直接与えればいいのではないのか?」
甲児「バカだなぁ。こういうのは机の中から出してみて、びっくりするのが楽しいんじゃないか」
宗介「……俺には理解できん」

シャナ「テニアさん、統夜様はどちらでしょう?」
テニア「今パン買いに行ってるよ。どうしたの?」
シャナ「統夜様に借りていた参考書をお返ししたいのですが……」
テニア「あ、じゃあ机の中に入れとけばいいんじゃない? 言っておいてあげるよ」
シャナ「そうですね、それではお願いします」

甲児「統夜ー俺たちからのプレゼント、受け取ったかー?」
統夜「何の話だ?」
甲児「またまたトボケちゃって」
統夜「相良、どういうことだ?」
宗介「すまないが、俺には理解できん」
統夜「?」

統夜「ただいまー。……ん? 鞄が置きっぱなしだ……テニアたちは部活だから、シャナのか? ……何だこの本?」

『月刊エロ天国』

統夜「!?」



275 :それも名無しだ :2006/10/04(水) 23:47:59 r+/2M8Pm
>>271
翌日憤怒の形相で甲児とボスをマウントポジションでボコる統夜と
それを慌てて止めるシャナ姫を幻視した。



273 :それも名無しだ :2006/10/04(水) 06:53:25 DgnhcU3p
なんだこの流れはGJ




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277 :それも名無しだ :2006/10/07(土) 20:25:13 IA1us4GO
聞いた話だが、他の三人娘スレにはTTT、KKK、MMMというものがあるそうな
どういう意味だろう?

教えてプリーズ



278 :それも名無しだ :2006/10/07(土) 20:34:51 sSdD4xoR
トリニトロトルエンとクークラックスクランとマガジンミステリールポルタージュ
ちなみにSSSは突撃隊



279 :それも名無しだ :2006/10/07(土) 21:58:15 srKk6PQR
>>278、それはTNT、MMRでは?



280 :それも名無しだ :2006/10/07(土) 22:07:34 HbZoCWeN
とってもとってもテニアちゃん
きっっときっとカティアちゃん
もっともっとメルアちゃん

……ふむ……
Sから始まるいい感じの言葉……


285 :それも名無しだ :2006/10/08(日) 09:20:01 9aStXrUn
>>280
なんかまぶらほに出て来そうな名前だなw



286 :それも名無しだ :2006/10/08(日) 19:40:59 FWyk0tQ5
>>285
ブリッドが主人公の声優やったギャルゲ原作アニメじゃないのか?
原作ゲームはやったことないので作中にも出てくるのかはしらねーが。


281 :それも名無しだ :2006/10/07(土) 22:29:25 EtoY90Uc
好き好きシャナ=ミア姫



282 :それも名無しだ :2006/10/07(土) 22:59:58 IxwQrcjk
世界を面白おかしくするシャナ姫の団
略してSOS団



283 :それも名無しだ :2006/10/07(土) 23:06:55 srKk6PQR
俺の中では
 とってもチャーミーなテニアたん
 可憐で綺麗なカティア姉さん
 魅了する胸の持ち主メルアちゃん
 清楚で素直なシャナ=ミア姫



284 :それも名無しだ :2006/10/07(土) 23:54:09 K0VQzqZl
ボケ担当 テニア
突っ込み担当 カティア
色気担当 メルア


客 シャナ=ミア、アル=ヴァン、絶望

シャナの旦那 紫雲統夜


287 :それも名無しだ :2006/10/08(日) 22:05:18 w6388guC
んー・・・

>>清楚で素直なシャナ=ミア姫

それだ!!

Kキレる!
Kキレるよ!!
Kカルヴィナさん!!!

ってのも考えた



288 :それも名無しだ :2006/10/08(日) 23:25:42 tvSQr0Xo
KKK団……

ヤバさが、まさに名が体を表してるな。





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290 :それも名無しだ :2006/10/09(月) 00:46:53 GNRqlXq0
「なぁシャナ?」

二人きりの金曜の夜。
食後のティータイムと洒落こんでいたシャナ=ミアに統夜が声をかけた。

この二人きりと言うのがまたクセモノで、土・日・月と休みが続く三連休に、カティア・メルア・テニアの三人は千鳥かなめに料理を教わりに行った。
シャナ=ミアは都合とかより知り合いの、しかも一番身近な統夜の家に逗留しだして数週間。
どうやら統夜が酷く男性としての魅力に溢れていると気付き出した時期だ。


そんな事はおいておく。
シャナ=ミアがカップを静かに置くと、統夜が続いて口を開く。

「明日辺り、紅葉狩りに行かないか?」
「紅葉・・・狩り?」

この時シャナ=ミアの脳裏には、銛で紅葉の葉を貫き、『紅葉とったどー!』と叫ぶ某芸人の姿があったらしい。

「紅葉狩りってのは、秋に紅葉した木の葉を見て楽しむものなんだ」
「成程、それは風流ですね」

勘違いが具現化しなくて一安心のシャナ=ミア。

「ほら、あいつらが一緒だと紅葉狩りどころじゃないだろう?」
「確かに・・そうですねぇ」
「シャナ=ミアが嫌なら一人で行くけど」
「いえ、同行します統夜」
今は二人きりなんて本当に短い時間の話だ。
それが一日とは言え、デートまで出来るのだ。

シャナ=ミアは、柄にもなく鼻唄なんか歌いながら翌日の準備を始めた。



291 :それも名無しだ :2006/10/09(月) 09:43:48 GNRqlXq0
電車を乗り継ぐこと一時間、それからバスで二十分弱。
さして有名ではないが、統夜は昔父に連れてきてもらった山に到着した。

山は季節がらもあり、燃えるような紅一色に染まっていた。
懐かしさを含めた目でそれを見上げる統夜と、偉大なる感動に口が開かないシャナ=ミア。
二人は、一歩、また一歩と山へ足を踏みいれた。


「ここはね」
「どうしました統夜?」
「ここは、昔父さんに連れてきてもらった山なんだ・・」
「エ=セルダ様に?」
「あぁ。父さんは山が好きだった。人を愛していた。自然を愛していた。そして何より地球を愛していた、俺の自慢だよ」
「・・・解ります。彼の優しさ、強さはフューリーの誇りです」

歩く度、しゃくしゃくと音を立てる落ち葉。
日も優しく、風もない。
一年弱に渡る戦乱の後、これだけの平和な世界を守れたと統夜は誇れた。

「お従兄さま・・フー・ルー・・ジュア=ム・・・グ=ランドン・・多くの人を失いましたね・・」
「トールも・・バルザックも・・皆が何かを守るため、信念の元に命を落としました」
「だからこそ私は・・」

はらはらと紅葉が舞う。


292 :それも名無しだ :2006/10/09(月) 09:52:10 GNRqlXq0
静寂の時。
二人はだんまりしたまま、山の中腹辺りに辿りついた。
統夜がリュックからレジャーシートを取り出して、敷いた。

「紫雲統夜。私は、私には、貴方の力が必要なのです」
「俺にアル=ヴァンの代わりが務まるか?」
「貴方には・・」

シャナ=ミアが薄く微笑んだ。
日溜まりの様に、優しく暖かい微笑み。

「私の拠であって欲しい。泣きそうな時に励まして欲しい。楽しい時に共に笑って欲しい。・・・有限のこの命を・・・」

シャナ=ミアが統夜の顔を真っ直ぐに見た。

「有限のこの命の果てる時まで、側にいてほしいのです」

刹那、風が騒いだ。
統夜の口から漏れた言葉は何か—知る義は、ない。



295 :それも名無しだ :2006/10/09(月) 13:32:23 NQq+wo6B
うむ、GJなり



296 :それも名無しだ :2006/10/09(月) 15:15:14 hM/Ohiep
グゥレイトゥ!

>>この時シャナ=ミアの脳裏には、銛で紅葉の葉を貫き、『紅葉とったどー!』と叫ぶ某芸人の姿があったらしい。
何でんなもん知ってんの姫様




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299 :それも名無しだ :2006/10/17(火) 21:32:32 t4J0sU5G
なんで伸びないんだよこのスレ!

だってよ!だって!「幼馴染み」で「お姫様」よ!?

三人娘にも劣らない萌えポイントじゃないの!



300 :それも名無しだ :2006/10/17(火) 21:39:32 6ryyFjwp
残念ながら描写が圧倒的に少ないんだ



301 :それも名無しだ :2006/10/17(火) 21:55:11 t4J0sU5G
あと、過疎気味・・・OTL



303 :それも名無しだ :2006/10/18(水) 00:13:00 YFZauNMV
キャラ立てに富野化が進んでいたらと考えてバイストンウェルなシャナを想像して微妙な気分になった



304 :それも名無しだ :2006/10/18(水) 07:35:20 Scb6FvCd
>>303
サイトロンが悪しき念の在処を私に告げました。


308 :それも名無しだ :2006/10/20(金) 12:43:01 ivLZQmz/
うるちゃい!うるちゃいうるちゃい!




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309 :それも名無しだ :2006/10/20(金) 18:36:22 8MueoRBM
・実際にやってみた

シャナ「どうでしょう、成績は?」
アル「初めてにしては上出来です。シュミレーションでこの動きならば慣れれば実戦も耐えうるでしょう。
   ・・・まぁその必要は今後ないでしょうが」
シャナ「申し訳ありません。ワガママに付き合ってもらって」
アル「いえ、どこぞの姫は血の気が強く、実戦に出たがってしょうがなかったという話を統夜から
   聞いたことがあります。それよりかは聞き分けが良いと思います。
   悪い、というわけではありませんが、カルヴィ—いえ、この話はよいでしょう」
シャナ「カルヴィナさんは何かと熱しやすいと聞いています」
アル「——それはともかく、なぜこのような訓練を?」
シャナ「実はですね——」


某日早朝、紫雲家宅。
?「統夜、起きて下さい。統夜・・・」
統夜「・・・う・・・ん? 5:30?(多少早いけど、起きるか・・・)
   えーと、今日は燃えるゴミの日だから・・・」
シャナ「おはようございます、統夜」
統夜「うん、おはよう。                ってぇ、シャナ=ミア!?」
シャナ「朝食の準備は整っていますよ」
統夜「あ、ありがとう、じゃなくて! 何でこんな朝っぱらからシャナが!?」
シャナ「幼馴染ですから」
統夜「理由になってないけど納得できちゃう自分がちょっと鬱!!
   よ、よぉし、幼馴染ということでちょっと納得してみて、質問しようか。
   シャナ、その格好は?」
シャナ「はい!(その場で一回転)メイド服です!」
統夜「背中のは?」
シャナ「オルゴンソード(シャナ=ミア専用対人携帯軽量タイプ)です!」
統夜「アル=ヴァンは!?」
シャナ「カルヴィナさんに押し付けてきました!」
統夜「シャナ、ちょっとそこに座ろうか。幼馴染とメイドと大剣について議論しよう」
シャナ「勉強になります」
テニア「統夜、なんか食事の支度ができて—えぇぇぇぇ!?」
統夜「ノックをしてから入りなさいっていうか状況悪化だぁぁぁぁ!?」

統夜の日記
その後、ゆっくり時間をかけてシャナやテニアたちの誤解を解いたら、見事に遅刻しました・・・



310 :それも名無しだ :2006/10/20(金) 22:22:14 Umx0eDHy
それなんてメイビーソフト?

影崎由那 しか思い浮かばない ガラスの十代



311 :それも名無しだ :2006/10/20(金) 23:08:44 CFKgMrFd
>>310
てめぇ!レモンサワー画面に吹いちまったじゃないか!
弁償汁!

>>309
その剣はそのうち喋りだすんだろう?ええっ!?



317 :それも名無しだ :2006/10/22(日) 23:07:57 4CUmKfuo
馬鹿なっ!
此処は全年齢対応なんだぞ
油断して酸素水噴きそうになったじゃないか


318 :それも名無しだ :2006/10/23(月) 13:59:49 FOEOFndB
>>309
シャナ「あ・・・そうだ、これを見てください。」(剣の柄を統夜に見せる)
統夜「え?」

P L U C K (勇気を)

統夜(・・・誰の血だ、これ?)





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319 :それも名無しだ :2006/10/23(月) 21:21:48 IikyVFB1
「統夜、私と結婚してくれませんか?」
「・・・・は?」

思わず口の中に入っていたドクターオペッパーを噴出しそうになった。
珍しく家に来たシャナ=ミアがやたらシリアス顔で『話があります』なんていうから何かと思ったが・・。

「アル=ヴァンは?」
「カルヴィナさんに振り回されています。今もラフトで世界を回ってるはずですから」
「・・・・(あんたも苦労してるんだな・・・)」

遥かな地に居る戦友に、少しだが同情してみる統夜。
同情だけしかしないのだが。

「・・で、どうして俺と結婚を・・?」
「我らフューリーの民の願いです。総代騎士、そしてフューリーの王たる資格があるのは統夜だと」
「俺は一介の高校生だっての。総代騎士なんて、それこそアル=ヴァンに・・」
「カルヴィナさん曰く『こいつには是までの責任を取ってもらうからダメ』とのことです」
「・・・・」

どうやらアル=ヴァンは人として、男として、尊厳がヤバいことになりそうだ。


321 :それも名無しだ :2006/10/24(火) 21:21:24 S96G9OWa
「・・・ん? そういえばさ、アル=ヴァンは従兄妹なんだろ? ならさ」
「確かにそれは考えました。しかし、純粋な地球人と我々フューリーの騎士、
はたまた騎士の血を引く地球人類の騎士と私ではどちらが率いる者として適切でしょうか」

 そう言われると弱い人間からすればハーフの方に魅力が惹かれるかもしれない。
だけれど、統夜には一般騎士との面識も信頼もない。そういう意味ではアル=ヴァンの
方が適任とも言えるかもしれない。

「急がなきゃいけないかな。結論」
「できれば急いで欲しいです。色々ツバ・・・あいえ、とにかく急いで下さい」
「・・・? それじゃあ・・・」
「それじゃあ!?」
「・・・なんか落ち着きが無いようだけど?」
「そそそそれは二人の将来に関わる大問題ですから、焦りもします!」
「うん、大問題だから良く話し合おうよ。焦っても仕方ない。
ここは一つフランツおじさんにでも・・・」
「統夜さん! 私のこと愛してますか!?」

 え? 唐突に何だろうか。愛? 加速必中ひらめき気合幸運努力熱血?
もしかして、味方全回復の古い方か? それか大穴でLoveの方か?

「・・・なんかおかしいぞ、シャナ」
「統夜は愛してくれないんですか・・・?」
「いや、そういうことじゃなく」



322 :それも名無しだ :2006/10/24(火) 21:23:31 S96G9OWa
「愛している、と言ってください統夜」
「え・・・」
「言ってください。今、ここで、迷わず」

 なんか大変なことになってきた。これ、いつかのドラマで見たような・・・。
それはともかく、ここでヘタにラブコールなどすれば、シャナの思う壺だ。
考えろ、考えるんだ統夜。こんなところで将来を決めて、3人娘に囲まれて
ウハウハという生活を崩壊させたいのか。

「えーと、愛してるよ。だが世界で二番目だ」
「一番は誰ですか!? まさかあの小娘——」
「熱帯魚のグッピーちゃん。っていうか今、小娘とか言わなかったか?」
「こんなときにふざけないで下さい! ああ、もう私の計画が・・・」
「計画?」
「証拠を録音して既成事実を・・・ああああ、何でもありません。ところで何のお話でした?
この頃、すぐにボケてしまって」
「フューリーって一夫多妻制はオッケーかって話だよ」

 こうしてシャナの緻密(穴だらけ)な作戦は失敗に終わった!
姫が統夜を勝ち取るその日まで、アル=ヴァンはカルヴィナの魔の手から逃げ続け
なければならない! 頑張れ、アル=ヴァン! 頑張れと言いつつ別に手に落ちて、
搾り取られても構わないぞ!



323 :それも名無しだ :2006/10/25(水) 08:29:41 xkIo2kxg
>>322 壊れた姫を見れて楽しかったわ




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325 :それも名無しだ :2006/10/28(土) 20:33:18 8PnpSf3V
姫のニックネームを考えた

石鹸
ぐりにゃ
メメメ

みたいのを


シャナミー


・・・で、どうだろうか?



326 :それも名無しだ :2006/10/28(土) 23:05:10 mSJXhmkq
無理矢理ニックネームつけなくてもいいだろ



327 :それも名無しだ :2006/10/29(日) 00:05:51 JzvnElEn
シャア



328 :それも名無しだ :2006/10/29(日) 00:38:12 17bvArYG
ナ=ミ



329 :それも名無しだ :2006/10/29(日) 00:53:03 30Kdqlg4
灼眼


333 :それも名無しだ :2006/10/29(日) 03:58:06 CO1/yeo3
シャナ姫でいいじゃないか



334 :それも名無しだ :2006/10/29(日) 13:55:53 RbnEtzmF
じゃあ略して姫。ぶっちゃげプリンセス。短くしてプリン。
さて、何のキャラだったかね?



337 :それも名無しだ :2006/10/29(日) 23:00:09 JzvnElEn
汎用人型決戦兵姫シャナ

陸戦型シャナ→よく転ぶ
海戦型シャナ→浮き輪
強襲揚陸型シャナ→合い鍵所持
拠点防衛型シャナ→裸エプロン



338 :それも名無しだ :2006/10/30(月) 01:40:19 QBktOS2a
浮き輪もったシャナは可愛いな
砂浜で砂のお城つくってるシャナも可愛いが



339 :それも名無しだ :2006/10/30(月) 13:15:35 nypCkqyW
シャナの乳はでかいのかが気になる
気になって永眠できねー



341 :それも名無しだ :2006/10/30(月) 16:55:35 nhBfX1yw
>>338
>気になって永眠できねー
永眠?





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346 :それも名無しだ :2006/11/01(水) 10:14:52 F0l3CLZQ
シャナの太ももに挟まれる夢を見た



347 :それも名無しだ :2006/11/01(水) 15:48:04 L4xqu0uG
設定画だと太ももが見れない罠



349 :それも名無しだ :2006/11/03(金) 01:31:43 fyHI5Jb2
今月は七五三か
なんとなく着物似合いそうだな



350 :それも名無しだ :2006/11/03(金) 20:02:58 uUH1+4t4
着物は胸があまり無い方が似合うらしいからな
シャナならあの三人より似合うだろう



351 :それも名無しだ :2006/11/05(日) 23:35:59 mkWe3hgo
(´・ω・`) ←カティア


352 :それも名無しだ :2006/11/06(月) 14:10:47 UcsOx+jo
(´・ω・`) ←メルア



353 :それも名無しだ :2006/11/06(月) 20:17:55 X5ln68ZZ
(´・ω・`) ←テニア




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358 :それも名無しだ :2006/11/09(木) 21:34:42 R+GtS95r
月の奥、迷宮の最深部、訪れる者がごく限られた部屋の中で私は懺悔する。
思い起こすのは一人の少年の残影。
引き裂かれた思い出が彼方への記憶へと変わってゆく。
時が移ろう事すら知らなかった幼年期の彼の姿を思い起こすたびに、ただ哀しい。
聞こえていますか?
私の声が
届いていますか?
私の思いが


総代騎士に手を引かれやってきた少年を見た時のことを今でも覚えている。
月の民に同年代の子は少ない。
未だに多くの民は未来を信じ眠りにつき、一部の戦士だけが目覚めているからだ。
そんな中、私は常に孤独だった。
戦争を知らない、昔を知らない子供。
大人たちの中でただ震えていた私の心に彼は優しい光を当ててくれた。
それは、月の民が羨望する約束の土地、地球に似た暖かい、蒼い光だった。
でも、幸せな時は長くは続かなかった。
私と「混じり子」との接触を嫌った副総代騎士が少年を宮殿に入れないようにしたのだった。
それから私はずっと彼を想ってきた。
幾ら日が経とうと、月がずっと地球を見つめるように…


私の思いを知ってか知らずか、今日も窓から見える約束の土地は蒼々と光り輝いている。
遥かな昔、私が生まれるずっとずっと前、私達は生命をあの地に宿させた。
傷つき、疲れ果てた一族の新しい約束の地とするために。
だけど、願いは叶わなかった。長く寝過ぎた私達は、次に目覚めた時、約束の地に私達と同じ姿をした生命体が居る事に気付いた。
なんて皮肉なんだろう。
もし彼が、彼等が私達と同じでなければ、私はこんな想い等しなくてすんだのに。
心を通わせれないほど、異なっていれば、私達はこんな辛い思いをしなくて済んだのに。
もしあの人が地球人と心を通わせなかったら、私達は出会わなかったのに。
兄様も、優しかったあの人も、みんなみんな地球の人に惹かれて私から去っていった。
そして私自身の心も私を裏切る。
「トウヤ…」

私は裏切り者なのでしょうか。いえ、そもそも私は誰を裏切っているのでしょうか。
あなたを殺そうとしている、あなたの故郷を奪おうとしている私には願う資格なんて無いのかもしれないけれど、
それでも私は願う。
トウヤ、無事でいて、そして、私達を止めて…



359 :それも名無しだ :2006/11/10(金) 17:57:11 LQxk3k4B
(*´Д`*)




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360 :それも名無しだ :2006/11/11(土) 00:17:08 tQdp33g5
ゆきやこんこん
  あられやこんこん

初めて見る雪が珍しいのか、シャナはずっと家の外で雪に見入っていた。
「シャナ、風邪を引くよ」
家の中からトウヤが声をかける。
その声に少し微笑んでシャナはわざとトウヤをからかうように舌を出して雪の中を歩き出した。
「いいんです、見せてください」
くるくると純白の上を舞うように歩くその姿は何処か幻想的で、それでいて年相応の女の子であった。
(シャナって、やっぱり可愛いな)
ふと思い浮かんできた思いを頭を振って退散させる。
そしてため息を一つついて諦めてコタツからのろのろと体を出し、シャナのコートを手に庭への扉へと手をかけた。
扉を開けると、まるでその時を待っていたかのようにシャナがトウヤの傍にやってきて、
トウヤに反応する暇を与えずトウヤの胸に飛び込みしがみついた。

ふわっと鼻の奥に優しい香りが一気に満ちてくる慣れない感覚にトウヤがドギマギしていると、
しんしんと降る雪の中、世界に鳴り響く音はシャナのか弱い呟きだけだった。
「…トウヤ、覚えていますか、幼い頃、月の宮殿で一緒に遊んだあの時のこと」
シャナのコートが雪の上に落ちる。
半分何か思いつめたようなその声に、トウヤはただ拾うことも何も言えことも出来ず
ただ自由になった二つの腕でぎゅっとシャナを抱きしめた。

俺には昔の記憶は思い出せないけれど、でも、俺は、いつもシャナの傍にいる。

何分たっただろうか、どちらともなく離れた後、シャナの顔はいつもの笑顔に戻っていた。
「体、冷えちゃったね」
話す話題も無く、トウヤが頬をかきながら言うと、
くすくすと笑いながらシャナが答える。
「いいえ、私は大丈夫ですよ」
「シャナ、でも」
体を大切にしないと——
トウヤの言葉はシャナの突然のキスによって防がれた。
目を白黒して驚くトウヤを尻目に、シャナはぺろっと舌を出して
「だって、私のトウヤへの思いはこんな寒さには負けませんから♪」
といって家の中へと入っていった。


その頃…
3人娘達はカマクラの中で餅を焼きながら2人の姿にヤキモチをやいていたとさ。



361 :それも名無しだ :2006/11/11(土) 00:17:53 tQdp33g5
微妙にシャナじゃない気がするがだが私は謝らない
それが萌えの道って奴よぉ・・・・!



362 :それも名無しだ :2006/11/11(土) 10:41:58 52ccHD5M
やべぇ・・・・・・・・・三人娘より萌えてきた。
幼なじみってのは、偉大な設定なんだな・・・・・・



363 :それも名無しだ :2006/11/11(土) 15:47:48 umJAJIpb
このシャナなら三人娘に勝てる!!
俺はそう信じてる!!



364 :それも名無しだ :2006/11/12(日) 13:19:24 brY6G1pj
比較は無駄だ



365 :それも名無しだ :2006/11/12(日) 14:34:34 Hh4vHkoS
そうだ、もともと三人娘に勝ってるからな



366 :それも名無しだ :2006/11/12(日) 21:23:56 6ld0ZR2i
>>365がいいこと言った。


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投稿者 ko-he : 2008年10月06日 22:51

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コメント

ああ……懐かしい……。

投稿者 Anonymous : 2008年10月08日 09:21

しかし本編で出番が全然なかったキャラなのによくこれだけネタがでるな。スレ住人達の底力を感じる。

投稿者 Anonymous : 2008年10月09日 18:47

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