スーパーロボット大戦W 萌えスレ航海日誌20日目 その4
スーパーロボット大戦W 萌えスレ航海日誌20日目
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751 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/01/29(金) 08:25:29 ID:bVl7F4TO
インファレンスが女の子だったら一番好みのタイプなんだがなぁ・・・
752 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/01/31(日) 02:00:59 ID:+u4gmGXv
インファレンス→カズマ→アリア
754 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/02/02(火) 17:45:55 ID:KKjzeXgj
もしもカズマがプレイボーイになったら...
755 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/02/02(火) 21:39:01 ID:uqbcUlyR
女性が寄ってこないので無理です
756 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/02/02(火) 22:32:50 ID:wBeDC10s
というか、身内の女性ばかり寄ってきたりして
765 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/02/12(金) 16:55:21 ID:4A9UAWqw
異次元の凱のキザっぷりが楽しみだ。
PV見る限りじゃかなり期待できそうだぜ。
そしてOG3でハーケンと絡むカズマはまだか?
PV見る限りじゃかなり期待できそうだぜ。
そしてOG3でハーケンと絡むカズマはまだか?
766 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/02/13(土) 00:30:30 ID:o7QKVs+x
ハーケンもいいが、アイビスとの絡みも見たいんだぜ。
アストロノーツとスペースマン、宇宙に対する情熱はかなりのものかと。
そして彼氏・彼女募集中の身だしね。
アストロノーツとスペースマン、宇宙に対する情熱はかなりのものかと。
そして彼氏・彼女募集中の身だしね。
767 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/02/27(土) 15:36:42 ID:+MgXCap5
カズマに彼女ができたら宇宙の法則が乱れるからむりだろ。
768 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/03/01(月) 02:33:37 ID:a29kQMX2
じゃあOG3でカズマに彼女が出来たら、アポカリュプシスが起きるとでも?
769 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/03/09(火) 20:54:59 ID:mEngILji
むしろ本人の知らぬとこでカズマをめぐる第二次ラグナロクが起きるとか。
770 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/03/13(土) 02:52:24 ID:r8+9xnoA
カズマの周りは(結果的に)鉄壁の布陣で固められてるからまず無理だな。
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771 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/03/21(日) 03:53:47 ID:9EjX4tSo
ふと思ったんだが、さしたるパワーアップイベントも無く
ラストまで一線級の能力を持っているW勢って
オーバーテクノロジー過ぎないか
ラストまで一線級の能力を持っているW勢って
オーバーテクノロジー過ぎないか
772 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/03/22(月) 21:38:55 ID:4zUWlSmI
>>771
グレンダイザーと共演するときのマジンガー勢みたいに見た目は一緒でも
大幅なパワーアップが図られてるんだよ、きっと
それにしても、2部で親衛隊アタックが追加されるサンドロックはともかく
1マップ目からMAP兵器で一線を張り続けるデスサイズは
ヌルゲー・MAPゲーと呼ばれるスパロボWのゲーム性を象徴してるかもしれないなw
一話目からマイクロミサイルとメイオウ攻撃が猛威を振るい
第二部からは気合・気合・愛・リアクター・ヒットアンドアウェイ・再動で
処刑用BGMのVIRGINFLUSHが鳴り続け、
ラストは勇者王のEN制ゴルハンに識別付きメイオウのXアストレイや
熱血+魂でカンストダメージのMAPを「1ターンで」無限に連発する機体まで加わるからなw
寺田氏がZでMAP兵器を減らしたのってWが原因じゃないだろうかw
グレンダイザーと共演するときのマジンガー勢みたいに見た目は一緒でも
大幅なパワーアップが図られてるんだよ、きっと
それにしても、2部で親衛隊アタックが追加されるサンドロックはともかく
1マップ目からMAP兵器で一線を張り続けるデスサイズは
ヌルゲー・MAPゲーと呼ばれるスパロボWのゲーム性を象徴してるかもしれないなw
一話目からマイクロミサイルとメイオウ攻撃が猛威を振るい
第二部からは気合・気合・愛・リアクター・ヒットアンドアウェイ・再動で
処刑用BGMのVIRGINFLUSHが鳴り続け、
ラストは勇者王のEN制ゴルハンに識別付きメイオウのXアストレイや
熱血+魂でカンストダメージのMAPを「1ターンで」無限に連発する機体まで加わるからなw
寺田氏がZでMAP兵器を減らしたのってWが原因じゃないだろうかw
773 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/03/22(月) 23:05:01 ID:5TFbd+3J
Kで敵がMAP兵器バンバン使ってきたのもそれが原因かもなw
774 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/03/25(木) 02:40:09 ID:bsoi6oiw
W
自軍「ずっと俺のMAP兵器のターン!」
敵「もうやめてー! 俺達のHPはもうゼロよ」
Z
敵「せっかく少なくなったのにMAP兵器なぞ使ってんじゃねぇ!」
味方「だが断る!(セブン○ウェルでメシウマw)」
K
敵「まずは君達のユニットに今までの怨みと屈辱、恐怖と絶望を刻みつける」
プレイヤー「いやぁー 誰かー って修理費かからんからいっか」
敵「orz」
次はどうなる?
自軍「ずっと俺のMAP兵器のターン!」
敵「もうやめてー! 俺達のHPはもうゼロよ」
Z
敵「せっかく少なくなったのにMAP兵器なぞ使ってんじゃねぇ!」
味方「だが断る!(セブン○ウェルでメシウマw)」
K
敵「まずは君達のユニットに今までの怨みと屈辱、恐怖と絶望を刻みつける」
プレイヤー「いやぁー 誰かー って修理費かからんからいっか」
敵「orz」
次はどうなる?
775 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/03/25(木) 18:27:56 ID:yf6Mpk7M
K
キラ「やめてよね、フェストゥムだろうとオーバーマンだろうと僕の狙いから逃げられるわけが無いだろ?」
敵「いやぁー! 誰かー!」
じゃね?
キラ「やめてよね、フェストゥムだろうとオーバーマンだろうと僕の狙いから逃げられるわけが無いだろ?」
敵「いやぁー! 誰かー!」
じゃね?
776 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/03/25(木) 19:05:55 ID:H/2wXTac
>>775
キラはWでもZでも強力なMAPもちでそんな感じだったから、
Kだけがキラゲーってわけでもないだろw
キラはWでもZでも強力なMAPもちでそんな感じだったから、
Kだけがキラゲーってわけでもないだろw
777 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/03/25(木) 20:29:02 ID:/tUJcUnS
マップ兵器の範囲削ればいいだけの気もしないでもない
778 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/03/25(木) 21:21:07 ID:H/2wXTac
>>777
小隊制がある作品なら、ALL兵器に格下げって手もあるな
テッカマンが据え置きに出たらボルテッカあたりはそうなりそうな気がする
カオス・レオーのトルネード・セイバーみたいに
極小範囲のP・MAPが増えたらもっと面白い気がする。
小隊制がある作品なら、ALL兵器に格下げって手もあるな
テッカマンが据え置きに出たらボルテッカあたりはそうなりそうな気がする
カオス・レオーのトルネード・セイバーみたいに
極小範囲のP・MAPが増えたらもっと面白い気がする。
779 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/03/26(金) 00:28:33 ID:udp4tUap
7マス時代のハイメガキャノンか
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780 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/03/27(土) 00:12:16 ID:E4MPragt
話題は変わるが、カズマって能力値の個性付けが薄い気がするなぁ。
0.5人前な扱いのキャラだけど能力値は最初から十分に高いし、
突撃野郎って言われてる割には格闘より射撃が高いからな
能力低めでSP高いアラドとか
前半最弱後半エースのアイビスみたいな個性付けがあったら面白いんだけど
0.5人前な扱いのキャラだけど能力値は最初から十分に高いし、
突撃野郎って言われてる割には格闘より射撃が高いからな
能力低めでSP高いアラドとか
前半最弱後半エースのアイビスみたいな個性付けがあったら面白いんだけど
781 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/03/27(土) 11:49:30 ID:N36hM03+
>>780
人間として半人前なだけで、操縦技術や精神力は天下一品のキャラだよ、元々
人間として半人前なだけで、操縦技術や精神力は天下一品のキャラだよ、元々
782 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/03/29(月) 12:01:44 ID:GkpaqQeP
周りが超人だらけだったからな
二部の最初のメビウスの操縦は神業レベルといわれてたし
宇宙空間を高速で吹っ飛ぶヴァルホークを作業用ポッドでタイミング良くつかんだ
二部の最初のメビウスの操縦は神業レベルといわれてたし
宇宙空間を高速で吹っ飛ぶヴァルホークを作業用ポッドでタイミング良くつかんだ
783 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/03/30(火) 02:13:11 ID:1mHB6MrF
飛びぬけた能力はないが、多芸なのがカズマの特徴かもな。
ヴァルホークはエアフォース形態の高機動に加えて
人型になれば剣盾銃完備である程度攻撃を耐えられるようになるし、
武装も砲戦から格闘までこなせるものがバランスよく揃っている。
カズマ自身もWの主人公格には珍しく援護攻撃・防御持ちで
後半の重量級メカも家族の助けがあったとはいえ初見で動かしてみせた
ゲームのステータス以外でも料理上手だったり、
作業用メカでダガーに立ち向かったり、
歩兵としての訓練をこなして腕原種との戦いでその成果を見せてくれたり...。
あれ?コイツ十分凄くね?
ヴァルホークはエアフォース形態の高機動に加えて
人型になれば剣盾銃完備である程度攻撃を耐えられるようになるし、
武装も砲戦から格闘までこなせるものがバランスよく揃っている。
カズマ自身もWの主人公格には珍しく援護攻撃・防御持ちで
後半の重量級メカも家族の助けがあったとはいえ初見で動かしてみせた
ゲームのステータス以外でも料理上手だったり、
作業用メカでダガーに立ち向かったり、
歩兵としての訓練をこなして腕原種との戦いでその成果を見せてくれたり...。
あれ?コイツ十分凄くね?
784 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/03/30(火) 13:23:00 ID:yJJfElmJ
腕原種すらも恐れるアプリカントのマスクを素手で叩き割ったんだから、
生身でも結構強いと思う>カズマ
生身でも結構強いと思う>カズマ
786 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/03/30(火) 19:34:37 ID:QhjD74gZ
>>784
あれはただ単に油断してたからじゃないか?
それとも腕が恐れるのは知の記録者全体なんじゃないか?アプリカントはその代表みたいな感じで
あれはただ単に油断してたからじゃないか?
それとも腕が恐れるのは知の記録者全体なんじゃないか?アプリカントはその代表みたいな感じで
787 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/03/31(水) 00:54:22 ID:3S7Zz0D1
>>786
仮面割ったのは、アプリカントの持ってるカズマのデータ(=親父の記憶)より
踏み込みが鋭くなってた(半年前より腕を上げた)からじゃなかったっけ?
仮面割ったのは、アプリカントの持ってるカズマのデータ(=親父の記憶)より
踏み込みが鋭くなってた(半年前より腕を上げた)からじゃなかったっけ?
785 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/03/30(火) 18:44:45 ID:DYt4mJ75
カズマも普通の人から見れば十分凄い奴だろうけどいかんせん父親や周りの存在が大きすぎたから霞んでしまったという感じだな
あれ?どっかでそんなキャラいたような・・・
あれ?どっかでそんなキャラいたような・・・
789 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/04/04(日) 22:09:33 ID:3IBrO3Qf
クルツ「皆さん合コンに行きましょ~う☆
あと一人足りないんだが・・・
竜馬くん、君がくるかい?」
竜馬「あ、いや・・・、俺は・・・」
クルツ「行くわけないよな
ゲッターチームのリーダーともあろうお方が」
竜馬「ええ・・・、まあ・・・」
クルツ「カズマ、お前はどーだ」
カズマ「俺は行かない」
クルツ「何だよそのしゃべり方はよ」
カズマ「俺はこの半年間で彼女が・・・」
甲児「カズマ、何言ってんだ、エイプリルフールはとっくにすぎてんぜ」
カズマ「何だと・・・?」
ミヒロ「おにいちゃん・・・」
ボルフォッグ「人手がたりないのでしたら私が行きましょう」
ミヒロ「ビッグb(ryAA(ry」
クルツ「もういいわ・・・宗介つれてくから」
ボン太くん「ふもっふ!」
あと一人足りないんだが・・・
竜馬くん、君がくるかい?」
竜馬「あ、いや・・・、俺は・・・」
クルツ「行くわけないよな
ゲッターチームのリーダーともあろうお方が」
竜馬「ええ・・・、まあ・・・」
クルツ「カズマ、お前はどーだ」
カズマ「俺は行かない」
クルツ「何だよそのしゃべり方はよ」
カズマ「俺はこの半年間で彼女が・・・」
甲児「カズマ、何言ってんだ、エイプリルフールはとっくにすぎてんぜ」
カズマ「何だと・・・?」
ミヒロ「おにいちゃん・・・」
ボルフォッグ「人手がたりないのでしたら私が行きましょう」
ミヒロ「ビッグb(ryAA(ry」
クルツ「もういいわ・・・宗介つれてくから」
ボン太くん「ふもっふ!」
791 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/05/01(土) 01:09:11 ID:Euw5WhK+
思えば、このスレが立って一年以上になるんだなぁ...
793 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/05/05(水) 12:26:28 ID:HVmDaQ2S
Wが終わっても、まだ原作で戦いが続いてる作品って何が残ってるっけ?
SEEDとフルメタだけ?
SEEDとフルメタだけ?
794 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/05/05(水) 14:07:48 ID:wXW6/MiR
ブレードもまだ終わってないな
オメガを倒したとはいえ、ラダムそのものが潰えたわけじゃないし
オメガを倒したとはいえ、ラダムそのものが潰えたわけじゃないし
795 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/05/07(金) 02:22:27 ID:uVbAg2RX
ラダムって根絶やしに出来るほど小規模な存在だったっけ?
799 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/05/22(土) 16:17:30 ID:ZrNQp6Ms
そういうのを作る人かどうかはわからないが、
フリーマンがラダムにだけ効く毒薬とか開発しそうだ
フリーマンがラダムにだけ効く毒薬とか開発しそうだ
800 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/05/22(土) 20:11:43 ID:4UjiZKFx
フリーマンは政治手腕が優れているだけで、科学者ではないぞ
801 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/05/26(水) 17:11:34 ID:wqkhOGoz
あれ科学者じゃなかったのか!?
802 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/05/26(水) 23:31:26 ID:VrBjB6ih
職業:フリーマン
803 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/05/27(木) 00:04:30 ID:nwha9FYo
しいて言うなら外宇宙開発機構『フリーマン』チーフ殿
技術屋、科学者はどちらかと言うとレビンやおやっさん
いつの間にか分析データを手にしていたりするが、原作の言動からいくと
本人が検証しているわけではなく、集めたデータを人脈やコネで解析してるっぽい
ただし、解析や複雑な検証実験はできないが、上がってきたデータを分析して奇抜な発想を
ひねり出す能力は各方面の専門家以上
何かの専門家ではなく、やはり『チーフ』だな
技術屋、科学者はどちらかと言うとレビンやおやっさん
いつの間にか分析データを手にしていたりするが、原作の言動からいくと
本人が検証しているわけではなく、集めたデータを人脈やコネで解析してるっぽい
ただし、解析や複雑な検証実験はできないが、上がってきたデータを分析して奇抜な発想を
ひねり出す能力は各方面の専門家以上
何かの専門家ではなく、やはり『チーフ』だな
807 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/06/04(金) 20:32:49 ID:4vrvSTBF
>>803
フリーマンって本名じゃなかったのか
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フリーマンって本名じゃなかったのか
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804 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/05/27(木) 01:06:40 ID:hKKoKDtp
アリアスレがないからちょっとここでやらせてくれ。
アリアをヴァルホークサブパイロットにレイブレードとどめ
「まあまあやるじゃないこの馬鹿カズマ!もっとしっかりやりなさい!そもそもクロスレンジねらいすぎなのよ!大好き!どうせ撃って当てる自身がないんでしょ!この下手くそ!」
「なんで貶されないとならねーんだよ!!」
と一瞬頭をよぎった。
アリアをヴァルホークサブパイロットにレイブレードとどめ
「まあまあやるじゃないこの馬鹿カズマ!もっとしっかりやりなさい!そもそもクロスレンジねらいすぎなのよ!大好き!どうせ撃って当てる自身がないんでしょ!この下手くそ!」
「なんで貶されないとならねーんだよ!!」
と一瞬頭をよぎった。
805 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/05/27(木) 03:43:43 ID:6AzAD6Tb
>>804
どさくさまぎれに告白しとるがなw
それより、ミヒロさんが自分の居場所とお兄ちゃんをアリアに取られて不機嫌なんですが
どさくさまぎれに告白しとるがなw
それより、ミヒロさんが自分の居場所とお兄ちゃんをアリアに取られて不機嫌なんですが
806 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/06/04(金) 18:17:34 ID:b4haVGMY
ミヒロ帰って来たよ
ミヒロ
パンチp 射程1 攻撃力150
キック 射程1 攻撃力200
緑の墓標p 射程1 攻撃力3200
ミヒロ
パンチp 射程1 攻撃力150
キック 射程1 攻撃力200
緑の墓標p 射程1 攻撃力3200
808 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/06/04(金) 21:08:56 ID:q5hfWJ/O
>>806
墓標がビームライフルやロケットパンチ並みの威力w
墓標がビームライフルやロケットパンチ並みの威力w
810 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/06/08(火) 16:34:51 ID:QnqvEe63
>>806
ランス「幼女超怖ぇ!」
ランス「幼女超怖ぇ!」
811 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/06/13(日) 04:37:06 ID:oVh2tNYC
>>806
緑の墓標がどういう攻撃かkwsk
緑の墓標がどういう攻撃かkwsk
813 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/06/13(日) 17:39:58 ID:qNbz65gC
>>806
最初見たときは
ミヒロが生身で大気圏外からヘッドバットかまして
地面に敵機を墓標のように打ち込む技かと思ったぜ
ミヒロって緑髪だしw
最初見たときは
ミヒロが生身で大気圏外からヘッドバットかまして
地面に敵機を墓標のように打ち込む技かと思ったぜ
ミヒロって緑髪だしw
812 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/06/13(日) 08:51:40 ID:skD5HN95
ググったら魔装のプレシアの技っぽいな
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821 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/07/23(金) 21:02:10 ID:xVxakSac
ミヒロ「お兄ちゃん!一緒にトトロ観ようよ!」
822 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/08/12(木) 23:56:09 ID:gzUDvORR
>>821
アリア「ミヒロ!一緒に火垂るの墓観ようよ!」
アリア「ミヒロ!一緒に火垂るの墓観ようよ!」
823 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/08/16(月) 20:02:48 ID:QRmUS6k+
>>822
知ってるか?
劇場公開の時それ、同時上映だったんだぜ...
知ってるか?
劇場公開の時それ、同時上映だったんだぜ...
824 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/08/17(火) 17:52:23 ID:zERx7I5m
>>823
勿論トトロの方が後だよな?
勿論トトロの方が後だよな?
825 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/08/17(火) 22:47:01 ID:ikxkkJ8u
>>824
基本ループ上映だから、館に入ったタイミング次第。
「ととろたのしかったねー」→阿鼻叫喚
も普通にあった
ループでない館があるとすればトトロの方が先。
元々トトロがメインだったから
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基本ループ上映だから、館に入ったタイミング次第。
「ととろたのしかったねー」→阿鼻叫喚
も普通にあった
ループでない館があるとすればトトロの方が先。
元々トトロがメインだったから
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834 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/09/05(日) 03:13:05 ID:qO/KI/j4
今更過ぎるかもしれないけど思いついたからここに...
ケンゴ兄さんとアキが並ぶと相羽夫婦の若い頃になるんじゃないか
ケンゴ兄さんとアキが並ぶと相羽夫婦の若い頃になるんじゃないか
836 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/09/15(水) 22:32:30 ID:rg8ILIam
>>834
そういえばアキはアイバ家の母にそっくりなんだっけ。
...Dボゥイは最初にアキを見たときどんな風に思ったんだろう
そういえばアキはアイバ家の母にそっくりなんだっけ。
...Dボゥイは最初にアキを見たときどんな風に思ったんだろう
837 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/09/15(水) 22:38:56 ID:YIlFTxDs
>>836
シンヤ曰く「どことなく母さんに似ていないことも無い」。
これって遠まわしに似てないって言ってるのでは......。
似てるところはロングヘアぐらいかも。
シンヤ曰く「どことなく母さんに似ていないことも無い」。
これって遠まわしに似てないって言ってるのでは......。
似てるところはロングヘアぐらいかも。
838 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/09/15(水) 23:02:53 ID:MuPZjEt8
つまりDさんはマザコンでシスコンでロリコンだということか。
どこかの赤い彗星と同じだな。
どこかの赤い彗星と同じだな。
839 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/09/15(水) 23:33:24 ID:rg8ILIam
確か何かの映像で母でてこなかったっけ?
確か火事の場面だった様な
確か火事の場面だった様な
840 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/09/16(木) 02:52:40 ID:raGG9gND
だがDさんはアニメでもスパロボでも主役、赤い人はライバルでリーダーだから補正に差がでる
841 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/09/17(金) 15:55:09 ID:E/zea6xu
正直赤い彗星の人は半分正直ネタキャr(ry
Wも赤い奴は三倍は迷信だの似非シャアなど毎回恒例のネタがでてきたし。
Wも赤い奴は三倍は迷信だの似非シャアなど毎回恒例のネタがでてきたし。
842 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/09/23(木) 10:30:18 ID:J+cbLYI4
確か、練馬大根は赤い彗星の人を元にしてるらしいよ
843 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/09/23(木) 12:27:23 ID:gGphBE+D
まあアレはあからさまだな。
Wで赤って言ったら何がいたか
Wで赤って言ったら何がいたか
844 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/09/23(木) 14:22:29 ID:DrHmQfhd
機体ならレッドフレームとかソードカラミティとか。
後者はカガリの愛機でした。
後者はカガリの愛機でした。
845 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/09/23(木) 20:53:06 ID:J+cbLYI4
テッカマンだとエビル・アキ・レイピアだな
・・・全員Dボゥイ(の事が)大好きキャラじゃないかw
・・・全員Dボゥイ(の事が)大好きキャラじゃないかw
846 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/09/23(木) 21:01:58 ID:st6RWY7A
イーベル「ピンクじゃ駄目ですか?」
848 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/09/25(土) 23:32:54 ID:iKb5Ue2T
仲間になる種パイロットの中で自分用のガンダム持ってないのイライジャだけだしな
849 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/09/26(日) 00:05:51 ID:LQGENoW9
後にセイバーの発展機の自分用に調整された機体手に入れるんだけどね
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790 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/04/17(土) 17:45:09 ID:MxPPUgTq
宗介ACE・R参戦オメ!!
850 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/09/27(月) 21:23:55 ID:332RKWEL
カズマ「ボン太くん・・・凄いな」(A○ERプレイ中)
瞳「戦うボン太くんも・・・可愛いですね」(横で見てる)
カズマ「どうだ、見てないで瞳も一緒にしないか?」
瞳「私・・・ゲームをした事ないんで・・・上手くできるかどうか・・・」
カズマ「大丈夫だって俺が教えるからさ♪」
瞳「は・・・はい(///)」
やっとこさAC○Rでボン太くんを出せたけど・・・
ボン太くん可愛いよボン太くん
瞳「戦うボン太くんも・・・可愛いですね」(横で見てる)
カズマ「どうだ、見てないで瞳も一緒にしないか?」
瞳「私・・・ゲームをした事ないんで・・・上手くできるかどうか・・・」
カズマ「大丈夫だって俺が教えるからさ♪」
瞳「は・・・はい(///)」
やっとこさAC○Rでボン太くんを出せたけど・・・
ボン太くん可愛いよボン太くん
852 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/09/27(月) 22:36:52 ID:2arDg3y7
さて、そろそろ世間の風潮を味方に付けて言いたい。
瞳原種は男の娘。異論は認めない。
瞳原種は男の娘。異論は認めない。
853 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/09/27(月) 23:40:13 ID:7sqFEiIV
>>852がそう思うならそうなんだろ
>>852の中ではな
>>852の中ではな
854 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/09/29(水) 00:34:04 ID:VpBIX1MI
また懐かしい議論が。
公式でも両方の見解があったんだったか
公式でも両方の見解があったんだったか
855 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/09/29(水) 07:57:53 ID:0Vg2h/Tq
ノイシュヴァンシュタイン桜子ちゃんの可愛さを考えれば男の娘であってもおかしくない。
856 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/09/30(木) 17:10:36 ID:ybf+2VDt
ロボゲーマーならそこはツィーきゅんじゃないのかw
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859 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/10/09(土) 23:44:20 ID:kxaFhNhB
久しぶりにWをプレイしたけど、やっぱ面白いね
それとアリアさんには大変お世話になりました。(資金的な意味で
それとアリアさんには大変お世話になりました。(資金的な意味で
860 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/10/12(火) 01:17:50 ID:mFr8u75U
全滅プレイを利用した資金バグがあるらしいけどね。
バグなんざ使うかと言う気持ちでアリアさんに犠牲になってもらうか
アリアさんの事を考えあえてバグの道へ堕ちるか
バグなんざ使うかと言う気持ちでアリアさんに犠牲になってもらうか
アリアさんの事を考えあえてバグの道へ堕ちるか
865 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/10/30(土) 00:18:32 ID:mhRF/tpj
ミヒロみたいなお兄ちゃん想いな妹が欲しいなぁ...
866 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/10/31(日) 10:22:38 ID:gsrQ7JjY
俺の姉がこんなに怖いわけがない
俺の姉がこんなに豊かなわけがない
俺の分身がこんなにアホなわけがない
俺の妹はこんなに可愛い
俺の姉がこんなに豊かなわけがない
俺の分身がこんなにアホなわけがない
俺の妹はこんなに可愛い
867 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/11/12(金) 00:00:34 ID:Vn+bzem/
豊かって何が豊か?
868 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/11/14(日) 16:01:02 ID:5CoIO5Ra
胸...じゃなくて、心が豊かなんだろう
869 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/11/16(火) 00:35:15 ID:NP3oMy7q
つまり胸も心も貧相なちぃ姉...
870 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/11/16(火) 06:20:55 ID:xgNc6GDH
ついでに頭もうわなにするくぁwせdrftgyマヨ
871 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/11/16(火) 21:05:34 ID:SPKBOYjH
アカネ「胸・・・そんなに小さいかな?」
???「そんな事はない!周りが大きすぎるんだよ!」
アカネ「そうだよ!・・・ってアンタは?」
???「通りすがりのパイロットさ」
???「ひんぬーはステータスです、希少価値なんです!」
ホリス「私も同感です、スレンダーな体こそ美しい・・・」
???「貴方、やりますね」
ホリス「そちらこそ」
???「そんな事はない!周りが大きすぎるんだよ!」
アカネ「そうだよ!・・・ってアンタは?」
???「通りすがりのパイロットさ」
???「ひんぬーはステータスです、希少価値なんです!」
ホリス「私も同感です、スレンダーな体こそ美しい・・・」
???「貴方、やりますね」
ホリス「そちらこそ」
872 :872 :2010/11/20(土) 20:20:35 ID:pO2W10Mg
Rのフィ○ナとラ○ジを意識して書いてみたけど、見事に誤爆した
スマン
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スマン
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874 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/12/02(木) 21:39:15 ID:q1iz7jWX
テッカマンとオーガンはクロスオーバーが上手すぎて
原作知らない人にはクロスオーバーだと思わせなかったというのもすごい
原作知らない人にはクロスオーバーだと思わせなかったというのもすごい
875 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/12/06(月) 08:05:13 ID:gqW+8haU
勇者と騎士のクロスは当時考えてなかった。
ゾンダーとラダムの対立最高
ゾンダーとラダムの対立最高
877 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/12/22(水) 02:37:38 ID:sULTctIy
ちと質問なんですが、氷竜炎竜風龍雷龍から光竜闇竜に改造スライドするとき、スキルパーツもスライドされる?
もう手遅れなとこまで着ちゃったんだけど、されるようなら今後の参考にしようかと思って
もう手遅れなとこまで着ちゃったんだけど、されるようなら今後の参考にしようかと思って
878 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/12/22(水) 12:47:40 ID:evZpkSOZ
>>877
されない
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されない
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885 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/01/05(水) 00:47:26 ID:kNY2XEkH
||
|| 炒飯「グゥレイトォッ!おせちに飽きたらカレーだぜ!」
/巛 》ヽ,
[ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄]
| ̄ ̄  ̄ ̄ ̄|
\____ __/
┏从从从 从┓
┃从从 从从┃
┏┻┛ ┗┻┓
|| 炒飯「グゥレイトォッ!おせちに飽きたらカレーだぜ!」
/巛 》ヽ,
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┏从从从 从┓
┃从从 从从┃
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886 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/01/05(水) 22:39:17 ID:A9AnyBrt
うわ、またクソ懐かしいものをww
しかしすっかり見なくなったなディアッカ鍋
しかしすっかり見なくなったなディアッカ鍋
887 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/01/12(水) 06:13:10 ID:gWFQCSdo
こういうのもあったな・・・
確かエビフライにもなったこともあるはず。
シホも見かけないな。
確かエビフライにもなったこともあるはず。
シホも見かけないな。
905 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/04/04(月) 13:08:34.27 ID:OR9uSlxB
〃⌒'⌒ヽ. >>887
i ___m_i
|| |゚ ヮ゚ノ||
|r y ヾ ガタッ
__|_| |_|_
〃⌒'⌒ヽ.
i ___m_i
|| |゚ ヮ゚ノ|っ
_ノ|( つ r
(,,) |(⌒) ダッ
し´三
i ___m_i
|| |゚ ヮ゚ノ||
|r y ヾ ガタッ
__|_| |_|_
〃⌒'⌒ヽ.
i ___m_i
|| |゚ ヮ゚ノ|っ
_ノ|( つ r
(,,) |(⌒) ダッ
し´三
888 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/01/28(金) 09:05:27 ID:oaLbF6tN
そういえば日仏ハーフも最近見かけないな
889 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/01/28(金) 12:49:22 ID:5Y78YwS3
ビッグボルフォッグも最近見ないな
894 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/03/01(火) 06:44:47.65 ID:6NuYa0Xi
Wプレイ中なんだが、会話がいちいち面白いな
発売当時のこのスレに居れなかったことが非常に悔やまれる......
とりあえずアンソロ買うか
発売当時のこのスレに居れなかったことが非常に悔やまれる......
とりあえずアンソロ買うか
895 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/03/01(火) 13:12:38.15 ID:o3O44EZW
アンソロはカズマのいじられ具合が酷い。
ミヒロは可愛いけど。
ミヒロは可愛いけど。
896 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/03/01(火) 19:07:13.54 ID:f5bb6PjH
四コマだが劾をいじるカイト(カズマ)は不覚にもワロタ
女の子が作ってくれたカレーにいきなりソースを入れて鼻眼鏡で食う最強の傭兵か...
女の子が作ってくれたカレーにいきなりソースを入れて鼻眼鏡で食う最強の傭兵か...
897 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/03/03(木) 23:32:26.53 ID:XqOoUTp2
アンソロを見るのもよし
4コマを見るもよし
萌えスレまとめサイトを遡るもよし
今はなきデータベースおよびアリア萌えスレに良いSSいっぱい有った気が
4コマを見るもよし
萌えスレまとめサイトを遡るもよし
今はなきデータベースおよびアリア萌えスレに良いSSいっぱい有った気が
898 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/03/09(水) 02:27:52.99 ID:6phGdzQE
Wは本当に理想的なスパロボ。
難易度が無いに等しい事を除けば。
難易度が無いに等しい事を除けば。
899 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/03/09(水) 22:04:25.51 ID:Svb/+NNr
>>898
無改造無育成無スキルパーツ13周したデータがある俺に隙は無かった
無改造無育成無スキルパーツ13周したデータがある俺に隙は無かった
900 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/03/10(木) 21:19:09.13 ID:1xFj+1Du
難しいステージも無くはないけどな。
ガウルンが出てくるところとか。
ガウルンが出てくるところとか。
901 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/03/13(日) 21:21:42.70 ID:L3boJaG+
ごめんなさい毎回ラムダドライバはソフトリセットで打ち消してました
923 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/07/23(土) 01:10:42.92 ID:QENmERiO
ビッグボルフォッグだぁぁぁぁぁl!
924 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/07/23(土) 18:18:22.56 ID:In4kUPMY
相良宗介だぁぁぁぁぁーっ!!
925 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/07/25(月) 09:04:56.84 ID:5l2gIaEL
ウッポくんだぁぁぁぁぁぁぁ!!
926 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/07/26(火) 07:31:37.68 ID:0/Mjdp8f
ポン太くんだぁぁぁぁぁぁー!!
927 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/07/28(木) 02:33:56.34 ID:eGd4GBM3
そしてこれが俺の赤い一撃だぁぁぁぁぁぁー!!!
928 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/07/29(金) 19:53:49.52 ID:PoL5/gEC
(クルクルシュピーン)
929 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/07/29(金) 19:57:53.73 ID:W4ZrISe6
お前はだれだ!?(ククワッ
クルックルゥ~
俺はサーペントテール、ムラクモ ガイ!(シュピンッ
クルックルゥ~
俺はサーペントテール、ムラクモ ガイ!(シュピンッ
933 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/10/10(月) 00:31:00.86 ID:WtEqutdz
フレイが転属になったイベントだけど、そのまま寝とれば良かったのに
カズマ「そうか...。アルテミスについてから色々あったんだな...」
フレイ「ええ...」
カズマ「そのさ...。俺...うまく言えねえけどさ...」
「やっぱり、謝った方がいいと思うぜ。そのサイって奴にもよ...」
フレイ「でも...サイは私の事を許してくれないと思う...。それにキラはもういない...」
カズマ「キラの事は俺も聞いたよ...」
フレイ「私、コーディネイターが憎かった...。パパを殺したコーディネイターが...」
「だから、キラを利用してコーディネイターに復讐しようとしてた...。キラと...サイを傷つけても...」
カズマ「......」
「フレイ...そういう風に素直な気持ちをサイに話してみろよ」
フレイ「でも...」
カズマ「許してくれる、くれないの問題じゃねえよ」
「自分のやった事にはケジメはつけなきゃなんねえんだ」
フレイ「......」
カズマ「なあ...俺がアークエンジェルに行った時に送ったメッセージ...覚えてるか?」
フレイ「宇宙の怖さ。一人の人間の弱さ...、そして、生命の大切さ...」
カズマ「その通りだ。それに比べれば、どんな事でもちっぽけなもんだ」
「だから、勇気を出してぶち当たってみろよ。そんな湿った顔はらしくねえぜ」
フレイ「ふふ...私を送ってくれた時は無理して大人っぽくしてたみたいだけどそっちが本当の顔みたいね」
カズマ「やっと笑ったな。その方がやっぱりらしいぜ」
フレイ「ありがとう、カズマ...。私、やってみる...」
「私、転属になってもうすぐアークエンジェルを降りるの。だから、その前にやってみるね」
カズマ「ああ、頑張れよ。俺、遠くからだけど応援してるからな」
カズマ「そうか...。アルテミスについてから色々あったんだな...」
フレイ「ええ...」
カズマ「そのさ...。俺...うまく言えねえけどさ...」
「やっぱり、謝った方がいいと思うぜ。そのサイって奴にもよ...」
フレイ「でも...サイは私の事を許してくれないと思う...。それにキラはもういない...」
カズマ「キラの事は俺も聞いたよ...」
フレイ「私、コーディネイターが憎かった...。パパを殺したコーディネイターが...」
「だから、キラを利用してコーディネイターに復讐しようとしてた...。キラと...サイを傷つけても...」
カズマ「......」
「フレイ...そういう風に素直な気持ちをサイに話してみろよ」
フレイ「でも...」
カズマ「許してくれる、くれないの問題じゃねえよ」
「自分のやった事にはケジメはつけなきゃなんねえんだ」
フレイ「......」
カズマ「なあ...俺がアークエンジェルに行った時に送ったメッセージ...覚えてるか?」
フレイ「宇宙の怖さ。一人の人間の弱さ...、そして、生命の大切さ...」
カズマ「その通りだ。それに比べれば、どんな事でもちっぽけなもんだ」
「だから、勇気を出してぶち当たってみろよ。そんな湿った顔はらしくねえぜ」
フレイ「ふふ...私を送ってくれた時は無理して大人っぽくしてたみたいだけどそっちが本当の顔みたいね」
カズマ「やっと笑ったな。その方がやっぱりらしいぜ」
フレイ「ありがとう、カズマ...。私、やってみる...」
「私、転属になってもうすぐアークエンジェルを降りるの。だから、その前にやってみるね」
カズマ「ああ、頑張れよ。俺、遠くからだけど応援してるからな」
921 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/07/01(金) 23:46:00.48 ID:HsOakatF
今ごろはアニオタが感動してる頃かしら
922 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/07/08(金) 22:02:04.92 ID:fF8UaIL5
忘れてたけど今日はヒンデンブルク号が墜落する日か
935 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/12/10(土) 08:04:28.17 ID:ofjqSpL/
昨晩はラピュタだったと言うのにベンさんのワクワク上映会も
その他クルーのイタズラも無かっただと!?
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その他クルーのイタズラも無かっただと!?
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937 : 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/12/10(土) 18:24:16.45 ID:7R/XYaHC
あと1日レスが無かったら、カズマとミヒロのイチャイチャタイム開始
938 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/12/10(土) 22:45:21.80 ID:E/ykZLDx
残念だったな、ミヒロ。
まさかこんな無駄に良いタイミングで、俺も三年越しの作品が完成するとは思わなかった。いや、手間取ったのは俺の無能さ故だが。
スパロボW前日談に見せかけた、ホリアカSS。
スーパーロボット大戦W G-UNIT
「社長」
トレイラー、ヴァルストークファミリー。その武装輸送艦ヴァルストーク。
「何だ、ホリス?」
貨物の搬出作業を仕切っていたキャプテン、ブレスフィールド・アーディガンに、操舵手でありクルーの中ではただ一人の外様であるホリス・ホライアンが端末を片手に声をかけた。
「いえ、先程航路図のデータを更新したんですが、どうもおかしな事になっていましてね」
前髪をくしゃくしゃとかき上げながら、その端末をブレスに向ける。
「資源衛星のMO-Ⅴが、航路図から消えてるんです」
「何?」
端末を覗き込むと、確かに無くなっていた。しかしいくつもの航路が存在する地球圏に置いては、外れの一航路が消失しているだけで気に止める者も少ないだろう。
「MO-Ⅴ、放棄されたのか?ロガの奴、これからはOZの時代だとかはしゃいでたが......」
商魂たくましい友人を思い出しつつ、いぶかしむブレス。
「それで、ですね?おかしな事はこれだけじゃないんですよ。私も妙だと思ってMO-Ⅴの事を調べてみようと思ったんですが、ヴァルストークのメインCPUからもMO-Ⅴに関しての一切のデータがデリートされてるんです」
「何?」
「帳簿からも、受け取り記録も、ついでにカズマの航海日誌もその部分だけがすっぽり抜け落ちてるんです」
「そいつは、妙、という程度じゃ済まんな。理由の見当は付くか?」
鷹と呼ばれるその目を鋭くして、ホリスに尋ねる。
「原因は突き止ています。MO-Ⅴという単語があるファイルを消すようにプログラミングされたネットワームが見つかりました」
「ネットワーム?ということは」
「ええ、何物かが意図的にMO-Ⅴの存在を抹消しようとしている、ということでしょう。ただ、残念ながらこいつ自体にも自滅プログラムが入っていたようで、発信元の特定にまでは至りませんでしたが」
ふむ、とブレスは短く考え込むとすぐに顔を上げた。
「シホミにすぐに出航準備をするように言っておいてくれ、俺が戻り次第すぐに出る」
「了解です。目的地は、MO-Ⅴですね」
スーパーロボット大戦W G-UNIT
『宇宙歴98年12月1日。
荷物の搬出作業中に、いきなり次の出航準備もしておくようにいわれた。
次の依頼はなかったはずなのだが、仕事が入ったのかと親父に尋ねると「友人に会いに行く」と言っていた。
世界国家とホワイト・ファングの戦闘が激化しているこのご時世、燃料代だってバカにならない。今回ばかりは親父の行動の理解に苦しむ』
MO-Ⅴへの航路図が無くなっているため、星の位置を計測しながらの手動航行の中、カズマ・アーディガンの書いた航海日誌を見てホリスは軽く笑った。
そりゃあそれだけしか言われていないならそう思いもするだろう。
あれから各方面を回ってきたブレスは、出航直前にいくつかのコンテナをヴァルストークに積み込んでいた。MO-Ⅴへの荷物、注文を受けたのはなんと半年も前だったという。
「紙の記録として注文書が残っていたそうでな。CPUからは消された情報だったせいで誰も気づかなかったんだ」
高度な情報化による弊害の一端に、やはり記録、記憶は大事にしておくべきだな。としきりに頷くブレスを思い出す。
(まぁ、人の頭の中までどうこうできる人は居ないだろうしね)
だからこそ自分も異常に気づいたのだ。直接行ったことはないが、かつてヴァルストークファミリーの面々が訪れたことのある場所だというのは知っていたし、自分も航路で何度かその位置を見ていた。
「ホリスさん、進路修正左2°」
「了解、左2°よーそろ」
シホミ・アーディガンの誘導に従い、舵輪を傾ける。
「この調子でいけば、もう1時間ほどで付きそうですね」
ヴァルストークの早さは、ホリスの知る限り地球圏最速である。
最大戦速ではない巡航速度でも、一日の内に地球圏で行けない所など無かった。
「そうね、何事もなければ良いんだけど......」
別段、ホリスやブレスは、シホミにネットワームやMO-Ⅴに関する異常の話はしていない。しかし、それでも航路が消失しているという状況に、彼女なりに何かを予期しているようだった。
「大丈夫でしょ。OZやホワイトファングだって、こんな何もないところでいきなり鉢合わせたりはしないだろうし、したとしてもあたしたちに攻撃する理由もないじゃない」
火器管制席に座るアカネ・アーディガンがあっけらかんといった風で言った。
「いや、もしかしたら外宇宙からの侵略者がたまたま最初に鉢合わせたのが我々で、問答無用で攻撃してくることもあるかも知れん。用心に越したことはない」
「そんなSFじゃあるまいし......」
半年後、笑い話では済まなくなる。
「正面、熱源反応多数!」
シホミの声がブリッジに響く。
「識別は!」
「これは......OZのモビルドールかしら」
「ええ!なんでこんなところにOZが居るの!?」
この先に有るのは、MO-Ⅴだけの筈だ。
話を聞く限り、MO-Ⅴで扱っていたのは今や旧式となったリーオーの生産である。何故にこうもその存在を外部から隠そうとされているのか。
(社長達の知らない何かが、この先にあるということか......?)
『親父、襲撃か!?』
デッキのカズマが尋ねてきた。
「いや、出る必要はない。ホリス、強行突破だ。アカネ、全方向多門ビームランチャー、10秒間斉射。進行方向にのみ砲火を集中しろ」
素早く指示を下す。
「了解!ホリス、揺らさないでよ!」
「アカネさんの胸より揺れない保証は出来ませんが、アカネさんの腕なら当たるでしょう」
「一言多いんだよ!馬鹿ホリス!」
加速に次ぐ加速。しかしそれでも船の軸はぶらさずに、アカネの砲撃を助ける。
「モビルドール、戦力の30%を消失」
「よぅっし!」
ガッツポーズを取るアカネ。
「残存機が本艦に接近」
「よし、アカネ、雷撃戦に切り替え、ホリス、回避運動は4秒単位で、進路は任せる!」
モビルドール、トーラスの動きは、素早く、極めて正確だが、それ故に予測はしやすい。
加えて、AI学習による補正も学習型CPUではないので小さな範囲でしか働かないため、ある程度熟練した腕を持つものならば、それほど苦戦する相手でもなかった。
艦上方から接近する敵機に、宇宙魚雷を展開する。
「艦下方より、敵影12!」
「アカネさん、5秒で一周のバレルロールをかけます」
「OK!」
シホミの警告に、素早くアカネに声を掛ける。すぐさまその意図を酌んだアカネが頷き、ホリスはフットペダルを踏み込んだ。凄まじいGの中、2秒後に魚雷の弾幕が展開。
「前方、5機!」
「降下かけます!」
艦平面上で降下を始めるヴァルストーク。魚雷の射程内に飛び込んできたところでアカネが打ち落とした。
「後方、残存9!」
「一気に引き離しますよ、捕まってて下さい!」
舵輪を目一杯前に押し込み、ヴァルストークとモビルドールの部隊はあっという間に離れていった。
その後速度を落としながら、何度か進路修正を経て、ヴァルストークはその円錐型の資源コロニーを捉えた。
「通信回線、開きます」
「こちらトレイラー、ヴァルストーク・ファミリー。MO-Ⅴ聞こえるか?」
ブレスの呼びかけに、すぐさまいらえが有った。よく通る女性の声だ。
『こちらMO-Ⅴ!キャプテン・ブレス!よくここまで!』
「なに、旧友の身辺でなにやらおかしな動きがあったようなのでね。仕事も兼ねて、こうして見に来てみたのさ。入港許可を、頂けるかな?」
『はい!1番スペースポート、開きます!』
「ようロガ!」
大きく右手を挙げ、ブレスはMO-Ⅴの責任者、ロガ・ハーマンに声を掛けた。
「なにやら大事のようだな」
「ブレス、今度ばかりはお前が神様に見えるよ」
「安心しろ。お前さんはまだ死んじゃいない」
軽快な会話を交わしつつ、ガッと拳をぶつけ合わせるおっさん二人。
「やぁみんな、3年ぶりかな。やはりこの年の頃は成長が早いね。ミヒロちゃんも直に立派なレディになるだろうな」
その後ろに控える友人の子供達を見ながらロガは言って、そこでホリスに目を止めた。
「おや......彼は?」
「どうも初めまして、操舵手として雇われた、ホリス・ホライアンという者です。よろしくお願いします」
帽子を取って一礼する。
「ああ、こちらこそよろしく。中々に楽しい連中だろう、この家族は」
「ええ。楽しいので将来は是非、婿養子にして頂きたいと思っている所存です」
しれっとそういうと、横に控えている三姉妹はそれぞれ、まぁと感心したような顔をしたり、真っ赤になって慌てたり、楽しそうに笑ったりした。
口に出してみて、実はホリス自身が一番驚いていた。自分がヴァルストークファミリーの前で演じている『ホリス・ホライアン』ならこう言うだろうと言ってみたのだが、割と本気でそれも良いと思える自分がいる。
(居心地が良いんだよな、多分......)
「ともかく、注文の品と、あと必要になると思ってな。食料品や衣料品も持ってきた。搬出作業を始めたいんだが」
ヴァルストークを親指で後ろに指しつつ、ブレスが言った。
「注文の品?」
「ほら、こいつだ。半年前、そっちが注文したモノだろう」
ひょいと注文書を差し出す。それを見て、ロガの顔色が変わった。
「ブレス......これは......」
小声で話し出した二人に、意識して耳をそばだてようとしたホリスだが、それは叶わなかった。
「おや......?もしかしてホリスかい?」
別な方向から呼ばれた名前に、ぎょっとして振り向くと、そこには眼鏡を掛けた実に技術者然とした男がいた。
「ロウ?ロウ・サーナン?」
「ああ!久しぶりだね!こんなところで会うとは思ってもみなかったよ!」
近づいてくるその男に、ホリスは内心冷や汗を流していた。
「何だ?ホリスの友達なのか?」
興味深げにカズマが尋ねる。
「え、ええ。まぁ」
「へぇ、どういうご関係なのかしら?」
シホミも、乗ってきた。
「ああ、それは......」
「彼は、ロウ・サーナンといってハイスクールからの、友人なんですよ!なぁ!?」
がっしと肩を組みつつ、ロウの言葉を遮る。
「え?ああ、そう、ともいうね」
必死なホリスの様子に何かを察したか、ゆっくりと頷くロウ。
「それじゃあちょっと積もる話も有るので失礼します」
肩を組んだまま、ロウと共に通路へと流れていく。ポートが通路の影で見えなくなったところで、組んだ肩をほどき、はぁと深くため息をついた。
「......勘弁してくれ。あやうくばれるかと思った」
「いや、済まない。潜入任務中だったのかい?」
「ああ、レディ・アン特佐からの命令でね......そういうロウ、お前こそこんなところで何をしているんだ?バルジに赴任したと聞いてたけど」
それに彼は技術士官だから、自分のように潜入任務というのはあり得ない筈だ。
「ああ......ホリス、君はOZプライズという組織を知っているかい?」
「プライズ?財団幹部の子弟がやってるアレか」
「流石情報部。僕なんかより、ずっと予備知識は上だ。半年前、ここMO-Ⅴを、彼等は自分たちの目標と定め、他のOZが介入することの無いよう、財団を通じてバルジのレディ・アン特佐の所に通達して来たんだ。僕は、その理由を調べるためにニコル特尉から命じられて派遣されて来たんだよ」
「......OZプライズ。噂通り相変わらずアホなことやってるなぁ」
OZの地球圏支配作戦の第一歩である、オペレーション・デイブレイク時、血気盛んになったロームフェラ財団幹部の子弟達がいた。自分たちも父祖の名に恥じぬように戦うべきだという思考である。
彼等は士気こそ高いモノの、一部を除けばとても実戦に耐えうる能力ではなかった。
普通ならば、大人しくしていろとケツを叩かれて、そのまま家に送り返されるところだが、そこは流石名家のおぼっちゃまお嬢ちゃま。
彼等は親兄弟を必死に説得した。された方の半数は可愛い子、弟妹、甥姪の頼みと断り切れず、もう半数はあまりのしつこさに辟易して、OZ外部部隊、デルマイユ候直属のOZプライズが結成されることで彼等の願いは聞き遂げられた。
しかし、先程も述べたとおり、熟練度は低いため、重要な戦線には送り込めず、しかも上級幹部の子弟に下手に死なれても困るロームフェラは、苦肉の策として、比較的危険性が少なく連合も大した戦力を持っていなかったオーストラリア戦線に彼等を送り込んだのだった。
......だが、それがいけなかった。
戦車や航空機ばかりの、比べものにならない戦力比であったにもかかわらず、勝利した彼等は自分たちの能力を過信し、頼まれもしていないのに勝手にOZの『敵』を求めて動き出した。
折しも、OZの宇宙進出と同時期。彼等もまた宇宙に上がり、ここMO-Ⅴで実験が行われていた新型モビルスーツ、ガンダムジェミナスの情報を取得。それを自分たちの次なる目標と定めたのだった。
「はぁ、噂以上の阿呆共だな......」
軽く頭を抱える。
「しかし判らないな。あのお坊ちゃん共、馬鹿揃いではあったが自分で直接戦うのを美徳にしてたはずだ。モビルドールなんていつから使うようになったんだ?」
「......闇黒の破壊将軍、という名前を知っているかい?」
「ヴァルダー・ファーキル上級特佐か?」
ホリスも噂は聞いている。黒塗りのリーオーに乗った、凄腕のパイロットだ。容赦のない戦い方でも有名で、オペレーション・デイブレイクにおいてもその力を存分に発揮し、リーオー一機で連合の基地を壊滅させたと聞き及んでいる。
「そう。彼によって、プライズは乗っ取られたんだ」
「それで方針転換、単なる殲滅戦と化した訳か。最悪だな......あれを相手にするのか」
渋い表情になるホリス。
「そう、絶望ばかりでもないと僕は思っているよ」
「何かあるのか?」
「そもそもプライズがここへ来た目的、双子(ジェミナス)という名前のモビルスーツはね、頼れる力だよ」
「双子、ねぇ......どんなもの......!」
そこで後ろに気配を感じ、ばっとホリスは振り向く。
「ふーん......ホリスってそういうしゃべり方もするんだ」
どこか不機嫌そうにしているアカネだった。......自分に関しての話までは聞かれていないと信じたい。
「おかしい、ですかね?」
丁寧語に戻り、応じる。
「別におかしくはないけどね、それって私たちには他人行儀なんじゃない?」
「しかし、実際私はヴァルストークファミリーでは新参者に過ぎませんからね。歳はともかく、トレイラーとしての経験はミヒロさんにも及びません。その私なりの敬意の現れということで、勘弁して頂けませんか」
不機嫌の原因を悟り、口調が作り物だとばれたのはまずかったかなと頭を掻く。
「敬意の現れとか言う奴があたしにはえらく失礼な事言うじゃない!」
「そちらは親愛の現れということで......」
にんまりと笑ってみせる。
「あ、あんたねぇ......!」
「いやぁ......仲がいいですね」
二人を見ながらしみじみと呟くロウ。
「あ、あのねぇ!サーナンさん!あたしはこんな奴のことなんか何とも思って無いんだからね!」
「そうとも。第一、他に好きな人が居る女性に恋慕したりはしないよ」
「な、な、な、な何言ってんのよぉっ!」
顔を真っ赤にしてアカネが怒鳴る。
「カズマから聞きましたよ。このMO-Ⅴの......オデルさん、でしたか。お好きなんでしょう?マッチョな男性が好きといつも言っている割に、どちらかというとインテリな方らしいので驚きましたが」
「馬鹿カズマぁっ......!そ、そんなの子供の頃の話よ!第一オデルさんにはアリシアさんが居るし!」
「ははぁ、失恋のショックで全く別のタイプの男性が好みになった、と」
「!」
ぱぁん、としみじみ頷くホリスの頬が張られる。
「あ......」
呆けた顔で改めてアカネを見て、ホリスは自身の失態をようやくにして悟った。
目尻に目一杯涙を溜めたアカネは、何事か言い返そうと口を開こうとして、結局何も言えずにその場を去った。
「今のは、君が悪いよ」
「解ってる......」
痛む頬を撫でながら、ホリスは呻いた。
「いつもの調子でやってるつもりだったんだが......思わぬ所に地雷はあるもんだ」
「ホリスさん」
入れ違いに、シホミが現れる。
「父さんがホリスさんを呼んでますよ」
「あ、ああ、はい。すぐに行きます」
「それと......」
ぞくり、と工作員としてのホリスの背筋に悪寒が走る。
「本当はアカネちゃんが呼びに来てた筈なんですけど」
「......はい」
「ちゃんと謝ってくださいね?」
「ええ、そりゃあもう」
細く開かれた目蓋の下で、誰よりも鷹の目はこの長女に受け継がれたのだろうな、とホリスは首をすくめた。
ヴァルストークの到着する12時間前。
MO-Ⅴに接近するコンテナ船があった。MO-ⅤはSOS信号を発振していたそれを収容していたのだが、今になって異常が発見されていた。
そのコンテナ船は、MO-Ⅴが半年前に注文したリーオーの製造に必要なパーツを積んでいた。つまり、ヴァルストークが運んだ荷物とダブっているのだ。
不吉な物を感じたロガがブレスに相談し、ホリスの方へと話が回ってきたのだ。
「ドンピシャですね」
件のコンテナ船内部の貨物室部分を見ていたホリスが呟いた。
コンテナブロックを分けている壁面の内部。爆薬に繋がっている起爆装置があった。無力化したのを悟られないよう、起爆装置はそのままに信管だけを抜き取り、爆薬の除去はMO-Ⅴの技術班に任せる。
「各コンテナも調べてみましょう。隠し方がプロの手口ですから私がやった方が良いでしょうし」
赤外線探知用のゴーグルをずらして、見守るブレスとロガに声を掛けた。
「頼むよ、ホライアンくん......優秀だな、彼は。どこからヘッドハンティングしてきたんだ?」
「何、そいつは企業秘密という奴さ」
今のブレスの言葉、それにこういった事態で何の躊躇もなく自分に任せてきたことといい、十中八九、ブレスはこっちの正体に気づいているようだ。
(さすがは鷹の目か......まぁ、それでもお咎め無しというのは泳がされている訳だから、素直に泳がされるかな)
「ところでハーマン代表。このコンテナ船に乗っていた乗員はどうしましたか?」
「保護の名目で監視を付けている。まぁ監視している本人には自覚はないが、動きにくくはあるだろう」
コロニー内標準時の午前0時。
油圧式自動扉の開放・閉鎖音がMO-Ⅴ格納庫に響き、人影が現れた。
最小限の動作のみでその人影は並ぶモビルスーツの内、左右に開いた翼を持つモビルスーツのハッチにとりつき、開いた。
「こんばんわルーナ特尉。こんな夜遅く散歩かい?」
コクピットの中から、パイロットであるアディン・バーネットがその人影――OZプライズの工作員ルーナ・アルモニア特尉に皮肉混じりの挨拶を掛ける。
「......なぜ」
気づいた。という意味を言外に籠める。
「キミのことを調べてくれた人がいてね」
ついと動いた視線に従い振り返り、中世風の出で立ちの男女を見つけた。
「......ロッシェ、アリサ!」
ロッシェ・ナトゥーノ、アリサ・ウォーカー、OZプライズからの離脱者である。
「アリサがキミの顔を覚えていたのだよ。以前ヴァルダーの部下だった兵士の顔をね」
「MO-Ⅴのデータベースで確認も取れたわ」
「プライズのスパイなら、狙いは管制室かガンダムだろ。さぁ今度こそ、いろいろ話してもらうよ」
警備兵がルーナの背に銃口を向けた。
「......あなたを甘く見てたわ」
小さく呟くと、その首から提げた円筒形のロケットの首をひねった。
「......!?なぜ!?」
「ええ、全く甘く見られては困りますね」
いつもの通り、飄々とした口ぶりでホリスがコンテナ船の背に立つ。手にした拳銃はぴたりとルーナを見る。
「MO-Ⅴに届けられる荷物を上手く偽装しすぎましたね。書類の偽装までやるから、かえって私達が来たことで異常がはっきりしたんですよ。既にこちらの爆薬は全て取り除かせて頂きました」
「......まさか全ての爆薬が無力化されているなんてね」
ゆっくりとルーナの両手が上がり、
「!?動くな!」
とっさに撃ったホリスの射撃は若干外れ、僅かにルーナの髪の毛を擦るのみ。ルーナはスッとコクピット内のアディンの側に入り込んだ。
「うわっ!ルーナ!?」
「動かないで」
至近に少女が近づいたことで動揺したアディンに、そっとささやきかける。
「私の自爆装置までは無効化出来ては居ないでしょう」
「なっ......」
「自爆装置だとっ!?自分も死ぬんだぞ!そんなハッタリ......!」
「いえ、あながち嘘とは言い切れませんね......」
ロッシェの反論に厳しい表情でホリスが呟く。
「何!?」
「地球では、例のガンダムパイロットが何の躊躇もなく自爆装置を起動させています。彼女がもし工作員として完璧であるのなら......」
ホリスの言葉に、格納庫全体の空気が張りつめる。
「そうよ、どのみちガンダムを手に入れられなければ私の任務は失敗だもの。命が惜しければガンダムを発進させなさい」
ゆっくりとホリスが銃を下ろし、警備員達もそれぞれにマシンガンを下ろした。
「......仕方ありません。アディンさん、今は自分の命を考えて下さい!」
「ちっ、すまない、死ぬ訳にはいかないからな!」
ホリスの呼び掛けにアディンがそうひとりごちると、ガンダムグリープのコクピットハッチが閉まり、格納庫の外部ハッチへ向かった。
『ガンダムグリープ、出るぜ!機密服を着てない人は退避してくれよ!』
「くそ、正体を掴んでおきながらむざむざと!」
ロッシェ達共々エアロックに退避し、ホリスは悔しげに舌打ちした。
(なんて様だ......)
「ホリス」
格納庫の管制室でみまもっていたブレスが呼び掛けてくる。
「社長!......すみません、アディンさんとガンダムが......」
申し訳なさそうに言うホリスの話は聞かず、ブレスは一度ホリスの頬を強かにはった後、その胸ぐらを掴み上げた。
「しゃ、社長!?」
やけにほっぺたを叩かれる日だと頭のどこかで冷静に思いながら、ホリスはブレスを見た。
「なぜ、あそこで銃を使った?」
一瞬、聞かれた意味が分からなかった。
「な、そ、れは、プライズの工作員が、何か行動を起こそうとしたようだったので......」
「頭を狙ったな。威嚇ではなく」
「は、はい」
ようやく、ホリスにもブレスが何に怒っているのかが察せられた。
「今までのお前のやり方はそれで良かったかも知れん。だが、トレイラーとしては論外だ」
スペースマンの語る命の重さ。
「二度と、やるな」
それは確かに、今までは自分に縁遠かったもの。スペシャルズ情報部一級特尉として生きてきた自分ならば、一笑に付していただろう。だがこの男は、愚直なまでにその生きかたを通してきたのだ。
「......すみませんでした」
ブレスの手が放され、ホリスはゆっくりと頭を下げた。
グリープと、その救出に向かったLOブースター、ヴァルホークが戻ってきた後、展望室にてホリスはカズマと話していた。
「ホントにとんでもない奴だったぜ!」
憤懣やるかたなしといった表情で、カズマが怒鳴る。
「そりゃ、あいつ等は敵で、それにスペースマンの心なんて欠片も持っちゃいないって判るさ。けど、射線上に味方がいるのに大砲ぶっ放したんだぜ!?」
アディンが脱出してきての戦闘中、乱戦模様を呈したところで、敵の旗艦(ロッシェによるとグランシャリオと言うらしい)の先端に着いた高出力のビーム砲が敵味方諸共に撃たれたそうだ。
とっさに、アディンとロッシェは回避し、カズマは巻き込まれそうになったプライズのモビルスーツ二機を引っぱって、射線から待避していた。加速が足りなかったために間に合わなかったモビルスーツの脚部は完全に破壊されており、カズマ達は搭乗員一人ずつを救助して機体は放棄させていた。
「また危ないことをしましたね。下手をしたらカズマさん、あなたやミヒロさんも消えていますよ」
帰還したヴァルホークは、脚部装甲が融解していた。至近距離を高出力ビームが通過したためだ。
「その頬の勲章はその代償ですか」
「う......」
ブレスか、シホミ辺りにやられたのだろう。赤く張れた頬を反射的に押さえるカズマ。
「だって......見捨てておけねぇじゃねぇかよ」
「別に責めちゃいません。社長達も、怒ったのはカズマさんの無茶な行動にでしょう?」
命の重さ、大切さ。全力で命を守ろうとするカズマ、それは美点だ。
「あとは、あなた自身を鍛えるだけです。他人の命を助けられて、なおかつ自分も危なくないように――」
「ホリス――と、済みません、邪魔をしてしまいましたね」
声を掛けたロウが申し訳なさそうに後ずさった。
「いや、もう終わるよ。ともかくカズマ。修行、有るのみですよ」
ポン、と肩を叩き、まだ何かを言いたそうなカズマは置いて、ロウと歩き出す。
「良いのかい?不満げだったよ、彼は」
角を曲がってカズマの姿が見えなくなったところでロウが尋ねた。
「良いんだよ。カズマは自分が何の取り柄もないと思ってる。ヴァルホークの操縦『しか』出来ないって」
「操縦しかって......技術士官の僕の目から見ても、彼の腕前は十分だ。何が不満なんだ?彼は」
判らない、とロウは首をかしげる。
「そうなんだがな。カズマ自身がそこに価値を見出せていないのが一番の問題なんだよな......オペレーターとして優秀な長姉、砲手として優秀な二番目の姉、『不慣れ』な自分の助けをする優秀な妹。そして何よりも、トレイラーとして有名すぎる父。屈折こそしていないが、感じる必要のないコンプレックスまで抱え込んでしまっているんだ」
『自分は他人には成れない』
例えその理屈が判っても、どうしても周りと比較してしまうのが人間で。本当の意味でそれを理解するまでは何を言っても意味はないから、ホリスもしつこくは言わない。
「それで、何だ。何か用なんだろう」
「ああ。兵力不足を解消するためにね。ここにあるリーオーのパーツとオデルさんの持ち帰ったMDシステムのプログラムを流用して、防衛用のMDを作ろうとしているらしいんだ」
「成る程。確かにMS三機とヴァルストーク、ヴァルホークだけじゃ心許ないからな」
「そのプログラミングに、君の知恵も拝借させて欲しいと思ってね」
そういうことなら協力させてもらおう、と旧友に従った。
もうあと一週間程で年が変わる。
ヴァルストークの持ち込んだ物資を含めても、既に継戦能力の底の見え始めていたMO-Ⅴは状況打開のための攻勢を決定。ヴァルストークファミリーも、彼らに協力する事となった。
「グリープ、LOブースター、アスクレプオス、出ました」
「よし、続けてヴァルストークも出るぞ!カズマ、ミヒロ、お前達はオデルくん達に続け!」
『大丈夫なのかよ、俺たちまで離れて』
「防衛用MDのDユニットやMO-Ⅴの砲台もあるから平気よ。だからカズマはアディンくん達を助けてちょうだい」
シホミの言葉にしっかりと頷き、ミヒロに声をかけるとヴァルホークも先行するガンダム3機に続いた。
「よし、ヴァルストークはこのままMO-Ⅴ周辺宙域を遊撃!敵MDの接近を察知したらこれを叩く!シホミ、MO-Ⅴのレーダーとも同調させろ」
「了解」
「アカネ、各砲座は任意に発砲を許可。MO-Ⅴにはまだ多くの非戦闘員もいるからな。取り付かせるな」
「任せてっ!」
「操舵はホリスに任せる。必要だと思ったらすぐに回避運動だ。長期戦になるぞ」
「わかりました!」
ブレスからの号令に応え、知らず舵を握る腕にも自然力が入った。因みに、まだアカネには謝れていない。
攻撃部隊が前衛のMD部隊と砲火を交え始めて20分後。MO-Ⅴにも、搦め手のMDトーラス部隊が襲来した。
それらを即席MDDユニットで防ぎ、ヴァルストークの火力で蹴散らし、撃ち漏らした物を有人のリーオー部隊で刈り取っていく。この戦法は案外ハマり、トーラス達はみるみるその数を減らしていった。
そんな攻防の開始から30分。奇跡的に人的被害は出さないながらも、こちらの戦力が7割を切った頃。
ヴァルストークのブリッジに衝撃が走る。
「え......嘘!?」
普段は滅多に感情を乱さないシホミが息を呑む。
「姉さん、次の敵は!?」
「待って、アカネちゃん」
次のターゲットを探すアカネの言葉を遮り、慌ただしくコンソールを操作するシホミ。
「どうした?」
娘のらしからぬ動揺に、余程のことかとブレスは尋ねかける。
「これは......MO-Ⅴでも受信している。世界国家が、敗北を宣言しました......トレーズ特佐の死によって」
「!?」
その一瞬。確実にヴァルストークの動きが鈍り、立て続けに三発ほどトーラスのビームキャノンが船体を揺らす。
「っ!......ホリス、俺はトレーズの後追いをする気は無いぞ」
「す、すみません......!」
ブレスの冗談交じりの叱責に、上手い返しの言葉一つ返せずただ謝罪の言葉を紡ぐ。
(トレーズ、閣下が!?)
この上なく動揺していた。
(それじゃあ俺は......どうすればいい......?)
「OZ総帥が討たれても、連中には関係ないのか、それとも連中も混乱しているがMDがただそれまでの命令を守ってるだけなのか。どちらにしろまだまだ向こうはくるぞ!」
ブレスの号令の下、ヴァルストークはようやくに本来の機動を取り戻し、リーオー達と残敵を掃討していく。
残りが有人のトーラス数機になったところで、投降勧告をする中、広域通信が入った。
『こちらオデル・バーネットだ!MO-Ⅴ、ヴァルストーク、どちらでもいい。聞こえるか!?』
『こちらMO-Ⅴ、オデルさん?』
『先程の通信は聞こえているな!?グランシャリオが、現在MO-Ⅴに向かう軌道を取っている!このままでは衝突してMO-Ⅴもタダでは済まん!何としても破壊してくれ!』
「ええ!?」
「シホミ、その、グランシャリオという艦は?」
「......レーダーに捕捉!11時方向!」
「よし、残存するDユニットとリーオーも、砲火を集中させろ!」
直ぐさま残存部隊を再編成し、MO-Ⅴのデブリ・スイーパーも連動させて驀進するグランシャリオに火線が伸びる。が、戦艦と言うよりは一個の基地という方が近い質量。そううまくはいかない。
「......っアカネ!砲撃を続けろ!一欠片でもいい、少しでも被害を減らすんだ!ホリス、全速後退!MO-Ⅴギリギリまで保たせろ!」
逆噴射を掛けながら降下をして、ビームランチャーと魚雷、マイクロミサイルの射角にグランシャリオを捉え続ける。しかし、それでも圧倒的な質量の差は埋めがたく......
「くっ......このままでは......!」
艦体表面にいくつもの爆光をあげながらも、眼前に迫った巨体にブレスは息を呑む。
「?......何、これ!?」
そこで、アカネが素っ頓狂な声を上げる。
「どうした!?」
「デュアル......プロトンキャノン?」
「プロトンキャノン?」
直訳すれば陽電子砲か。
「お、オートで......勝手に発射しようとしてる!」
「社長!舵が利きません!」
こちらも、制御できなくなった艦体に、ホリスの混乱は最高潮に達する。
「ヴァルストークが、勝手に......?」
驚く彼らの目の前で、ヴァルストークの上甲板がせり上がり、艦首に内蔵されていた砲門が姿を現す(ブリッジからは艦体が陰になって見えないが)。
そしてそのまま、陽電子の奔流がグランシャリオの艦体を直撃した。
「これは......一体......」
呆然とする一同の中、シホミがいち早くその事実に気づく。
「質量が、まだ残ってるわ!」
「何!?今のでまだ破壊しきれていないのか!」
火達磨の残り滓となったグランシャリオの残滓が、ヴァルストークの艦体平面上方を通過していく。
「ヴァルストーク取り舵一杯!全砲門、残りのデブリをどかし尽くせ!」
「ダメです、まだ舵が利きません!」
「こっちも、エネルギーコンデンサーからのバイパスがデュアルプロトンキャノンから戻ってきてないよ!」
ホリスとアカネの報告に、ブレスは悔しげに眉根を寄せる。
「ダメ、か......!?」
「前方から熱源!カズマ達だわ!」
ヴァルホークが、エネルギーチャージをしているG-UNITを水上スキーのような要領で全速力で牽引していた。
『アディン!いっけぇぇぇえええ!』
『ああ!』
牽引していたワイヤーが外され、ハイパーメガ粒子ランチャーを構えたG-UNITが突出する。
『キメろ!Gユニット!』
重金属粒子の帯が、グランシャリオを追って、ヴァルストークの上方を通過。残っていたデブリを、根こそぎに破壊し尽くしていた。
「デュアルプロトンキャノンか......」
コーヒーを片手に、ブレスが呟く。眼前には、MO-Ⅴのドックに係留されるヴァルストーク。
「やはり、社長もご存知無いので?」
「そりゃそうだろう。知ってたら真っ先にグランシャリオに使っていたさ」
「いえ、社長なら、もったいぶって隠しておきかねないので」
「こいつめ......」
メンタル的に持ち直したホリスの肩を軽く小突く。
「だが、まぁその通りではあるな。あくまでも知っていたら、だが。それにこいつはまるで俺の......いや......」
「?......どうかしましたか」
何か言いかけて止めたブレスが珍しくて聞き返す。
「いや、それよりも、こいつはちと厄介な代物かも知れんな。さっきはおかげで助かったが、トレイラーの持ち物としては過ぎたものだ」
陽電子砲など、普通は武装商船とはいえ積んでいるはずがない。戦艦にだって積まれてはいないのだから。
「キャプテン・ブレスなら、大丈夫でしょう。使い方を誤るとは思えません」
「お前がそう思ってくれても、『お偉いさん方』までそう思ってくれるとは限らんしなぁ......」
「あそこも今はごたついてますし、黙っていれば、ばれませんよ。幸い、あれが陽電子砲だったと知っているのはMO-Ⅴの皆さんと、『我々ヴァルストーク・ファミリー』だけですから」
ホリスの言葉に、ブレスは軽く目を見開いて見返した。
「ほう......」
「いつかは、キャプテンや鬼の腕のお眼鏡に叶うスペースマンにならなければなりませんがね」
「ふ......俺やガレントもそうだが、カズマもな。精々頑張ることだ」
最後にポン、と背中を叩いてブレスはドックを出ていった。
どうやら自分の言った事を理解してくれたようだ、と胸をなで下ろしつつホリスはヴァルストークを見上げる。
トレーズが儚くなり、OZも消滅して、それでもここに残ろうと思ったのは別に惰性ではない。
OZを止めて、ヴァルストーク・ファミリーの一員になる。
以前冗談交じりに思ったことを、真剣に検討して、自分の未来として選択したという事だ。
いずれ、状況が落ち着けば、せめてレディ・アン特佐には何かしら伝えねばならないだろうが、差し当たって今すべきことは
「ホリス」
「アカネさん......」
会いたかった少女が、向こうから出向いてくれたらしい。
「ちょっと、気になったんだけどさ」
「......何でしょう」
隣に立って、同じようにヴァルストークを見上げながらアカネが尋ねる。
「ホリスって、あのトレーズって人の、ファンだったの?」
「は?」
「だってさっき、すっごく慌ててたじゃない。あたし、ホリスがあんな攻撃もかわせないの、初めて見た」
アカネの言葉に、ホリスは頭を掻きながら応える。
「ははぁ、ばれてしまいましたか。実は彼は、私の義理の弟なんです」
「嘘っ!?」
「嘘です」
ハッとした顔でこちらを見上げるアカネに、あっさりと言ってのける。
「~~~~っ!こんのバカホリスッ!」
腹立ち紛れに腕を振り上げ、再びハッとして、アカネは腕を下ろした。
「あ、あの......」
「先日は不躾な事を言ってしまってすみませんでした、アカネさん」
「へ!?」
こちらの言葉を遮るように謝罪を告げられ、アカネは目を白黒させる。
「いつもの調子で受け答えをしているつもりだったんですが......思いがけずアカネさんの古傷を抉ることになってしまって......」
「そんなのっ!あたしは別に気にしてない......訳じゃ、ないけど。じゃなくてっ!そもそもオデルさんの事は何とも思ってないし!だから、その、あたしも些細なことで打っちゃって......」
実は、こちらの方こそ叩いてしまったことを謝ろうと思っていたアカネ。
オデルに恋していた気持ちは、自分の中で決着を付けていたつもりだったのだが、反射的にホリスを叩いてしまっていた自分の行動が自分で理解しきれずに、とりあえずホリスへの詫びを入れようと、ここへ来たのだ。
「自分で些細なことだと思っていても、他の要因と組み合わさると、大きな事になる物です。あの時は、からかう私に言われて精神的に余裕が無くなったんでしょう」
「う、うん......そう、かも......」
おずおずと、頷いてみせる。
「いずれにせよ、原因を作ってしまった私の方に非があるんですから、謝るのは当然ですよ」
「で、でも、あたしも、咄嗟に手が出ちゃったから、さ。あれでおあいこって事で、別にいいわよ」
「そう言ってもらえると助かります。
いやぁ、このままアカネさんとギスギスしたままの関係なら、ヴァルストーク・ファミリーに居づらくなって、将来設計も立て直さなければならなくなりますからね」
「将来設計?」
そうです、と大仰に頷くホリス。
「ハーマン代表にも言ったでしょう。婿入りするつもりだと」
「あ、あれ本気だったの!?」
「勿論です」
本気になったのは先程だが。
「あ、あたしは、ダメだからね!あんたみたいなひょろひょろのインテリは、タイプじゃないんだから!」
「ええ、知っていますとも」
「......へ?」
「だから初めからシホミさんかミヒロさんと思っているんですが......さて、頭の切れるシホミさんか、しっかり者のミヒロさんか......どちらにすべきか......」
ぶつぶつ言いながら去って行くホリスに、アカネは信じられない物を見る目でしばし呆然として、ついで聞こえないようにひとりごちた。
「......もう少し、アタックしてみなさいよね......!」
そこでハッと気づいて、がっくりと項垂れた。
「結局謝れてないし......」
まさかこんな無駄に良いタイミングで、俺も三年越しの作品が完成するとは思わなかった。いや、手間取ったのは俺の無能さ故だが。
スパロボW前日談に見せかけた、ホリアカSS。
スーパーロボット大戦W G-UNIT
「社長」
トレイラー、ヴァルストークファミリー。その武装輸送艦ヴァルストーク。
「何だ、ホリス?」
貨物の搬出作業を仕切っていたキャプテン、ブレスフィールド・アーディガンに、操舵手でありクルーの中ではただ一人の外様であるホリス・ホライアンが端末を片手に声をかけた。
「いえ、先程航路図のデータを更新したんですが、どうもおかしな事になっていましてね」
前髪をくしゃくしゃとかき上げながら、その端末をブレスに向ける。
「資源衛星のMO-Ⅴが、航路図から消えてるんです」
「何?」
端末を覗き込むと、確かに無くなっていた。しかしいくつもの航路が存在する地球圏に置いては、外れの一航路が消失しているだけで気に止める者も少ないだろう。
「MO-Ⅴ、放棄されたのか?ロガの奴、これからはOZの時代だとかはしゃいでたが......」
商魂たくましい友人を思い出しつつ、いぶかしむブレス。
「それで、ですね?おかしな事はこれだけじゃないんですよ。私も妙だと思ってMO-Ⅴの事を調べてみようと思ったんですが、ヴァルストークのメインCPUからもMO-Ⅴに関しての一切のデータがデリートされてるんです」
「何?」
「帳簿からも、受け取り記録も、ついでにカズマの航海日誌もその部分だけがすっぽり抜け落ちてるんです」
「そいつは、妙、という程度じゃ済まんな。理由の見当は付くか?」
鷹と呼ばれるその目を鋭くして、ホリスに尋ねる。
「原因は突き止ています。MO-Ⅴという単語があるファイルを消すようにプログラミングされたネットワームが見つかりました」
「ネットワーム?ということは」
「ええ、何物かが意図的にMO-Ⅴの存在を抹消しようとしている、ということでしょう。ただ、残念ながらこいつ自体にも自滅プログラムが入っていたようで、発信元の特定にまでは至りませんでしたが」
ふむ、とブレスは短く考え込むとすぐに顔を上げた。
「シホミにすぐに出航準備をするように言っておいてくれ、俺が戻り次第すぐに出る」
「了解です。目的地は、MO-Ⅴですね」
スーパーロボット大戦W G-UNIT
『宇宙歴98年12月1日。
荷物の搬出作業中に、いきなり次の出航準備もしておくようにいわれた。
次の依頼はなかったはずなのだが、仕事が入ったのかと親父に尋ねると「友人に会いに行く」と言っていた。
世界国家とホワイト・ファングの戦闘が激化しているこのご時世、燃料代だってバカにならない。今回ばかりは親父の行動の理解に苦しむ』
MO-Ⅴへの航路図が無くなっているため、星の位置を計測しながらの手動航行の中、カズマ・アーディガンの書いた航海日誌を見てホリスは軽く笑った。
そりゃあそれだけしか言われていないならそう思いもするだろう。
あれから各方面を回ってきたブレスは、出航直前にいくつかのコンテナをヴァルストークに積み込んでいた。MO-Ⅴへの荷物、注文を受けたのはなんと半年も前だったという。
「紙の記録として注文書が残っていたそうでな。CPUからは消された情報だったせいで誰も気づかなかったんだ」
高度な情報化による弊害の一端に、やはり記録、記憶は大事にしておくべきだな。としきりに頷くブレスを思い出す。
(まぁ、人の頭の中までどうこうできる人は居ないだろうしね)
だからこそ自分も異常に気づいたのだ。直接行ったことはないが、かつてヴァルストークファミリーの面々が訪れたことのある場所だというのは知っていたし、自分も航路で何度かその位置を見ていた。
「ホリスさん、進路修正左2°」
「了解、左2°よーそろ」
シホミ・アーディガンの誘導に従い、舵輪を傾ける。
「この調子でいけば、もう1時間ほどで付きそうですね」
ヴァルストークの早さは、ホリスの知る限り地球圏最速である。
最大戦速ではない巡航速度でも、一日の内に地球圏で行けない所など無かった。
「そうね、何事もなければ良いんだけど......」
別段、ホリスやブレスは、シホミにネットワームやMO-Ⅴに関する異常の話はしていない。しかし、それでも航路が消失しているという状況に、彼女なりに何かを予期しているようだった。
「大丈夫でしょ。OZやホワイトファングだって、こんな何もないところでいきなり鉢合わせたりはしないだろうし、したとしてもあたしたちに攻撃する理由もないじゃない」
火器管制席に座るアカネ・アーディガンがあっけらかんといった風で言った。
「いや、もしかしたら外宇宙からの侵略者がたまたま最初に鉢合わせたのが我々で、問答無用で攻撃してくることもあるかも知れん。用心に越したことはない」
「そんなSFじゃあるまいし......」
半年後、笑い話では済まなくなる。
「正面、熱源反応多数!」
シホミの声がブリッジに響く。
「識別は!」
「これは......OZのモビルドールかしら」
「ええ!なんでこんなところにOZが居るの!?」
この先に有るのは、MO-Ⅴだけの筈だ。
話を聞く限り、MO-Ⅴで扱っていたのは今や旧式となったリーオーの生産である。何故にこうもその存在を外部から隠そうとされているのか。
(社長達の知らない何かが、この先にあるということか......?)
『親父、襲撃か!?』
デッキのカズマが尋ねてきた。
「いや、出る必要はない。ホリス、強行突破だ。アカネ、全方向多門ビームランチャー、10秒間斉射。進行方向にのみ砲火を集中しろ」
素早く指示を下す。
「了解!ホリス、揺らさないでよ!」
「アカネさんの胸より揺れない保証は出来ませんが、アカネさんの腕なら当たるでしょう」
「一言多いんだよ!馬鹿ホリス!」
加速に次ぐ加速。しかしそれでも船の軸はぶらさずに、アカネの砲撃を助ける。
「モビルドール、戦力の30%を消失」
「よぅっし!」
ガッツポーズを取るアカネ。
「残存機が本艦に接近」
「よし、アカネ、雷撃戦に切り替え、ホリス、回避運動は4秒単位で、進路は任せる!」
モビルドール、トーラスの動きは、素早く、極めて正確だが、それ故に予測はしやすい。
加えて、AI学習による補正も学習型CPUではないので小さな範囲でしか働かないため、ある程度熟練した腕を持つものならば、それほど苦戦する相手でもなかった。
艦上方から接近する敵機に、宇宙魚雷を展開する。
「艦下方より、敵影12!」
「アカネさん、5秒で一周のバレルロールをかけます」
「OK!」
シホミの警告に、素早くアカネに声を掛ける。すぐさまその意図を酌んだアカネが頷き、ホリスはフットペダルを踏み込んだ。凄まじいGの中、2秒後に魚雷の弾幕が展開。
「前方、5機!」
「降下かけます!」
艦平面上で降下を始めるヴァルストーク。魚雷の射程内に飛び込んできたところでアカネが打ち落とした。
「後方、残存9!」
「一気に引き離しますよ、捕まってて下さい!」
舵輪を目一杯前に押し込み、ヴァルストークとモビルドールの部隊はあっという間に離れていった。
その後速度を落としながら、何度か進路修正を経て、ヴァルストークはその円錐型の資源コロニーを捉えた。
「通信回線、開きます」
「こちらトレイラー、ヴァルストーク・ファミリー。MO-Ⅴ聞こえるか?」
ブレスの呼びかけに、すぐさまいらえが有った。よく通る女性の声だ。
『こちらMO-Ⅴ!キャプテン・ブレス!よくここまで!』
「なに、旧友の身辺でなにやらおかしな動きがあったようなのでね。仕事も兼ねて、こうして見に来てみたのさ。入港許可を、頂けるかな?」
『はい!1番スペースポート、開きます!』
「ようロガ!」
大きく右手を挙げ、ブレスはMO-Ⅴの責任者、ロガ・ハーマンに声を掛けた。
「なにやら大事のようだな」
「ブレス、今度ばかりはお前が神様に見えるよ」
「安心しろ。お前さんはまだ死んじゃいない」
軽快な会話を交わしつつ、ガッと拳をぶつけ合わせるおっさん二人。
「やぁみんな、3年ぶりかな。やはりこの年の頃は成長が早いね。ミヒロちゃんも直に立派なレディになるだろうな」
その後ろに控える友人の子供達を見ながらロガは言って、そこでホリスに目を止めた。
「おや......彼は?」
「どうも初めまして、操舵手として雇われた、ホリス・ホライアンという者です。よろしくお願いします」
帽子を取って一礼する。
「ああ、こちらこそよろしく。中々に楽しい連中だろう、この家族は」
「ええ。楽しいので将来は是非、婿養子にして頂きたいと思っている所存です」
しれっとそういうと、横に控えている三姉妹はそれぞれ、まぁと感心したような顔をしたり、真っ赤になって慌てたり、楽しそうに笑ったりした。
口に出してみて、実はホリス自身が一番驚いていた。自分がヴァルストークファミリーの前で演じている『ホリス・ホライアン』ならこう言うだろうと言ってみたのだが、割と本気でそれも良いと思える自分がいる。
(居心地が良いんだよな、多分......)
「ともかく、注文の品と、あと必要になると思ってな。食料品や衣料品も持ってきた。搬出作業を始めたいんだが」
ヴァルストークを親指で後ろに指しつつ、ブレスが言った。
「注文の品?」
「ほら、こいつだ。半年前、そっちが注文したモノだろう」
ひょいと注文書を差し出す。それを見て、ロガの顔色が変わった。
「ブレス......これは......」
小声で話し出した二人に、意識して耳をそばだてようとしたホリスだが、それは叶わなかった。
「おや......?もしかしてホリスかい?」
別な方向から呼ばれた名前に、ぎょっとして振り向くと、そこには眼鏡を掛けた実に技術者然とした男がいた。
「ロウ?ロウ・サーナン?」
「ああ!久しぶりだね!こんなところで会うとは思ってもみなかったよ!」
近づいてくるその男に、ホリスは内心冷や汗を流していた。
「何だ?ホリスの友達なのか?」
興味深げにカズマが尋ねる。
「え、ええ。まぁ」
「へぇ、どういうご関係なのかしら?」
シホミも、乗ってきた。
「ああ、それは......」
「彼は、ロウ・サーナンといってハイスクールからの、友人なんですよ!なぁ!?」
がっしと肩を組みつつ、ロウの言葉を遮る。
「え?ああ、そう、ともいうね」
必死なホリスの様子に何かを察したか、ゆっくりと頷くロウ。
「それじゃあちょっと積もる話も有るので失礼します」
肩を組んだまま、ロウと共に通路へと流れていく。ポートが通路の影で見えなくなったところで、組んだ肩をほどき、はぁと深くため息をついた。
「......勘弁してくれ。あやうくばれるかと思った」
「いや、済まない。潜入任務中だったのかい?」
「ああ、レディ・アン特佐からの命令でね......そういうロウ、お前こそこんなところで何をしているんだ?バルジに赴任したと聞いてたけど」
それに彼は技術士官だから、自分のように潜入任務というのはあり得ない筈だ。
「ああ......ホリス、君はOZプライズという組織を知っているかい?」
「プライズ?財団幹部の子弟がやってるアレか」
「流石情報部。僕なんかより、ずっと予備知識は上だ。半年前、ここMO-Ⅴを、彼等は自分たちの目標と定め、他のOZが介入することの無いよう、財団を通じてバルジのレディ・アン特佐の所に通達して来たんだ。僕は、その理由を調べるためにニコル特尉から命じられて派遣されて来たんだよ」
「......OZプライズ。噂通り相変わらずアホなことやってるなぁ」
OZの地球圏支配作戦の第一歩である、オペレーション・デイブレイク時、血気盛んになったロームフェラ財団幹部の子弟達がいた。自分たちも父祖の名に恥じぬように戦うべきだという思考である。
彼等は士気こそ高いモノの、一部を除けばとても実戦に耐えうる能力ではなかった。
普通ならば、大人しくしていろとケツを叩かれて、そのまま家に送り返されるところだが、そこは流石名家のおぼっちゃまお嬢ちゃま。
彼等は親兄弟を必死に説得した。された方の半数は可愛い子、弟妹、甥姪の頼みと断り切れず、もう半数はあまりのしつこさに辟易して、OZ外部部隊、デルマイユ候直属のOZプライズが結成されることで彼等の願いは聞き遂げられた。
しかし、先程も述べたとおり、熟練度は低いため、重要な戦線には送り込めず、しかも上級幹部の子弟に下手に死なれても困るロームフェラは、苦肉の策として、比較的危険性が少なく連合も大した戦力を持っていなかったオーストラリア戦線に彼等を送り込んだのだった。
......だが、それがいけなかった。
戦車や航空機ばかりの、比べものにならない戦力比であったにもかかわらず、勝利した彼等は自分たちの能力を過信し、頼まれもしていないのに勝手にOZの『敵』を求めて動き出した。
折しも、OZの宇宙進出と同時期。彼等もまた宇宙に上がり、ここMO-Ⅴで実験が行われていた新型モビルスーツ、ガンダムジェミナスの情報を取得。それを自分たちの次なる目標と定めたのだった。
「はぁ、噂以上の阿呆共だな......」
軽く頭を抱える。
「しかし判らないな。あのお坊ちゃん共、馬鹿揃いではあったが自分で直接戦うのを美徳にしてたはずだ。モビルドールなんていつから使うようになったんだ?」
「......闇黒の破壊将軍、という名前を知っているかい?」
「ヴァルダー・ファーキル上級特佐か?」
ホリスも噂は聞いている。黒塗りのリーオーに乗った、凄腕のパイロットだ。容赦のない戦い方でも有名で、オペレーション・デイブレイクにおいてもその力を存分に発揮し、リーオー一機で連合の基地を壊滅させたと聞き及んでいる。
「そう。彼によって、プライズは乗っ取られたんだ」
「それで方針転換、単なる殲滅戦と化した訳か。最悪だな......あれを相手にするのか」
渋い表情になるホリス。
「そう、絶望ばかりでもないと僕は思っているよ」
「何かあるのか?」
「そもそもプライズがここへ来た目的、双子(ジェミナス)という名前のモビルスーツはね、頼れる力だよ」
「双子、ねぇ......どんなもの......!」
そこで後ろに気配を感じ、ばっとホリスは振り向く。
「ふーん......ホリスってそういうしゃべり方もするんだ」
どこか不機嫌そうにしているアカネだった。......自分に関しての話までは聞かれていないと信じたい。
「おかしい、ですかね?」
丁寧語に戻り、応じる。
「別におかしくはないけどね、それって私たちには他人行儀なんじゃない?」
「しかし、実際私はヴァルストークファミリーでは新参者に過ぎませんからね。歳はともかく、トレイラーとしての経験はミヒロさんにも及びません。その私なりの敬意の現れということで、勘弁して頂けませんか」
不機嫌の原因を悟り、口調が作り物だとばれたのはまずかったかなと頭を掻く。
「敬意の現れとか言う奴があたしにはえらく失礼な事言うじゃない!」
「そちらは親愛の現れということで......」
にんまりと笑ってみせる。
「あ、あんたねぇ......!」
「いやぁ......仲がいいですね」
二人を見ながらしみじみと呟くロウ。
「あ、あのねぇ!サーナンさん!あたしはこんな奴のことなんか何とも思って無いんだからね!」
「そうとも。第一、他に好きな人が居る女性に恋慕したりはしないよ」
「な、な、な、な何言ってんのよぉっ!」
顔を真っ赤にしてアカネが怒鳴る。
「カズマから聞きましたよ。このMO-Ⅴの......オデルさん、でしたか。お好きなんでしょう?マッチョな男性が好きといつも言っている割に、どちらかというとインテリな方らしいので驚きましたが」
「馬鹿カズマぁっ......!そ、そんなの子供の頃の話よ!第一オデルさんにはアリシアさんが居るし!」
「ははぁ、失恋のショックで全く別のタイプの男性が好みになった、と」
「!」
ぱぁん、としみじみ頷くホリスの頬が張られる。
「あ......」
呆けた顔で改めてアカネを見て、ホリスは自身の失態をようやくにして悟った。
目尻に目一杯涙を溜めたアカネは、何事か言い返そうと口を開こうとして、結局何も言えずにその場を去った。
「今のは、君が悪いよ」
「解ってる......」
痛む頬を撫でながら、ホリスは呻いた。
「いつもの調子でやってるつもりだったんだが......思わぬ所に地雷はあるもんだ」
「ホリスさん」
入れ違いに、シホミが現れる。
「父さんがホリスさんを呼んでますよ」
「あ、ああ、はい。すぐに行きます」
「それと......」
ぞくり、と工作員としてのホリスの背筋に悪寒が走る。
「本当はアカネちゃんが呼びに来てた筈なんですけど」
「......はい」
「ちゃんと謝ってくださいね?」
「ええ、そりゃあもう」
細く開かれた目蓋の下で、誰よりも鷹の目はこの長女に受け継がれたのだろうな、とホリスは首をすくめた。
ヴァルストークの到着する12時間前。
MO-Ⅴに接近するコンテナ船があった。MO-ⅤはSOS信号を発振していたそれを収容していたのだが、今になって異常が発見されていた。
そのコンテナ船は、MO-Ⅴが半年前に注文したリーオーの製造に必要なパーツを積んでいた。つまり、ヴァルストークが運んだ荷物とダブっているのだ。
不吉な物を感じたロガがブレスに相談し、ホリスの方へと話が回ってきたのだ。
「ドンピシャですね」
件のコンテナ船内部の貨物室部分を見ていたホリスが呟いた。
コンテナブロックを分けている壁面の内部。爆薬に繋がっている起爆装置があった。無力化したのを悟られないよう、起爆装置はそのままに信管だけを抜き取り、爆薬の除去はMO-Ⅴの技術班に任せる。
「各コンテナも調べてみましょう。隠し方がプロの手口ですから私がやった方が良いでしょうし」
赤外線探知用のゴーグルをずらして、見守るブレスとロガに声を掛けた。
「頼むよ、ホライアンくん......優秀だな、彼は。どこからヘッドハンティングしてきたんだ?」
「何、そいつは企業秘密という奴さ」
今のブレスの言葉、それにこういった事態で何の躊躇もなく自分に任せてきたことといい、十中八九、ブレスはこっちの正体に気づいているようだ。
(さすがは鷹の目か......まぁ、それでもお咎め無しというのは泳がされている訳だから、素直に泳がされるかな)
「ところでハーマン代表。このコンテナ船に乗っていた乗員はどうしましたか?」
「保護の名目で監視を付けている。まぁ監視している本人には自覚はないが、動きにくくはあるだろう」
コロニー内標準時の午前0時。
油圧式自動扉の開放・閉鎖音がMO-Ⅴ格納庫に響き、人影が現れた。
最小限の動作のみでその人影は並ぶモビルスーツの内、左右に開いた翼を持つモビルスーツのハッチにとりつき、開いた。
「こんばんわルーナ特尉。こんな夜遅く散歩かい?」
コクピットの中から、パイロットであるアディン・バーネットがその人影――OZプライズの工作員ルーナ・アルモニア特尉に皮肉混じりの挨拶を掛ける。
「......なぜ」
気づいた。という意味を言外に籠める。
「キミのことを調べてくれた人がいてね」
ついと動いた視線に従い振り返り、中世風の出で立ちの男女を見つけた。
「......ロッシェ、アリサ!」
ロッシェ・ナトゥーノ、アリサ・ウォーカー、OZプライズからの離脱者である。
「アリサがキミの顔を覚えていたのだよ。以前ヴァルダーの部下だった兵士の顔をね」
「MO-Ⅴのデータベースで確認も取れたわ」
「プライズのスパイなら、狙いは管制室かガンダムだろ。さぁ今度こそ、いろいろ話してもらうよ」
警備兵がルーナの背に銃口を向けた。
「......あなたを甘く見てたわ」
小さく呟くと、その首から提げた円筒形のロケットの首をひねった。
「......!?なぜ!?」
「ええ、全く甘く見られては困りますね」
いつもの通り、飄々とした口ぶりでホリスがコンテナ船の背に立つ。手にした拳銃はぴたりとルーナを見る。
「MO-Ⅴに届けられる荷物を上手く偽装しすぎましたね。書類の偽装までやるから、かえって私達が来たことで異常がはっきりしたんですよ。既にこちらの爆薬は全て取り除かせて頂きました」
「......まさか全ての爆薬が無力化されているなんてね」
ゆっくりとルーナの両手が上がり、
「!?動くな!」
とっさに撃ったホリスの射撃は若干外れ、僅かにルーナの髪の毛を擦るのみ。ルーナはスッとコクピット内のアディンの側に入り込んだ。
「うわっ!ルーナ!?」
「動かないで」
至近に少女が近づいたことで動揺したアディンに、そっとささやきかける。
「私の自爆装置までは無効化出来ては居ないでしょう」
「なっ......」
「自爆装置だとっ!?自分も死ぬんだぞ!そんなハッタリ......!」
「いえ、あながち嘘とは言い切れませんね......」
ロッシェの反論に厳しい表情でホリスが呟く。
「何!?」
「地球では、例のガンダムパイロットが何の躊躇もなく自爆装置を起動させています。彼女がもし工作員として完璧であるのなら......」
ホリスの言葉に、格納庫全体の空気が張りつめる。
「そうよ、どのみちガンダムを手に入れられなければ私の任務は失敗だもの。命が惜しければガンダムを発進させなさい」
ゆっくりとホリスが銃を下ろし、警備員達もそれぞれにマシンガンを下ろした。
「......仕方ありません。アディンさん、今は自分の命を考えて下さい!」
「ちっ、すまない、死ぬ訳にはいかないからな!」
ホリスの呼び掛けにアディンがそうひとりごちると、ガンダムグリープのコクピットハッチが閉まり、格納庫の外部ハッチへ向かった。
『ガンダムグリープ、出るぜ!機密服を着てない人は退避してくれよ!』
「くそ、正体を掴んでおきながらむざむざと!」
ロッシェ達共々エアロックに退避し、ホリスは悔しげに舌打ちした。
(なんて様だ......)
「ホリス」
格納庫の管制室でみまもっていたブレスが呼び掛けてくる。
「社長!......すみません、アディンさんとガンダムが......」
申し訳なさそうに言うホリスの話は聞かず、ブレスは一度ホリスの頬を強かにはった後、その胸ぐらを掴み上げた。
「しゃ、社長!?」
やけにほっぺたを叩かれる日だと頭のどこかで冷静に思いながら、ホリスはブレスを見た。
「なぜ、あそこで銃を使った?」
一瞬、聞かれた意味が分からなかった。
「な、そ、れは、プライズの工作員が、何か行動を起こそうとしたようだったので......」
「頭を狙ったな。威嚇ではなく」
「は、はい」
ようやく、ホリスにもブレスが何に怒っているのかが察せられた。
「今までのお前のやり方はそれで良かったかも知れん。だが、トレイラーとしては論外だ」
スペースマンの語る命の重さ。
「二度と、やるな」
それは確かに、今までは自分に縁遠かったもの。スペシャルズ情報部一級特尉として生きてきた自分ならば、一笑に付していただろう。だがこの男は、愚直なまでにその生きかたを通してきたのだ。
「......すみませんでした」
ブレスの手が放され、ホリスはゆっくりと頭を下げた。
グリープと、その救出に向かったLOブースター、ヴァルホークが戻ってきた後、展望室にてホリスはカズマと話していた。
「ホントにとんでもない奴だったぜ!」
憤懣やるかたなしといった表情で、カズマが怒鳴る。
「そりゃ、あいつ等は敵で、それにスペースマンの心なんて欠片も持っちゃいないって判るさ。けど、射線上に味方がいるのに大砲ぶっ放したんだぜ!?」
アディンが脱出してきての戦闘中、乱戦模様を呈したところで、敵の旗艦(ロッシェによるとグランシャリオと言うらしい)の先端に着いた高出力のビーム砲が敵味方諸共に撃たれたそうだ。
とっさに、アディンとロッシェは回避し、カズマは巻き込まれそうになったプライズのモビルスーツ二機を引っぱって、射線から待避していた。加速が足りなかったために間に合わなかったモビルスーツの脚部は完全に破壊されており、カズマ達は搭乗員一人ずつを救助して機体は放棄させていた。
「また危ないことをしましたね。下手をしたらカズマさん、あなたやミヒロさんも消えていますよ」
帰還したヴァルホークは、脚部装甲が融解していた。至近距離を高出力ビームが通過したためだ。
「その頬の勲章はその代償ですか」
「う......」
ブレスか、シホミ辺りにやられたのだろう。赤く張れた頬を反射的に押さえるカズマ。
「だって......見捨てておけねぇじゃねぇかよ」
「別に責めちゃいません。社長達も、怒ったのはカズマさんの無茶な行動にでしょう?」
命の重さ、大切さ。全力で命を守ろうとするカズマ、それは美点だ。
「あとは、あなた自身を鍛えるだけです。他人の命を助けられて、なおかつ自分も危なくないように――」
「ホリス――と、済みません、邪魔をしてしまいましたね」
声を掛けたロウが申し訳なさそうに後ずさった。
「いや、もう終わるよ。ともかくカズマ。修行、有るのみですよ」
ポン、と肩を叩き、まだ何かを言いたそうなカズマは置いて、ロウと歩き出す。
「良いのかい?不満げだったよ、彼は」
角を曲がってカズマの姿が見えなくなったところでロウが尋ねた。
「良いんだよ。カズマは自分が何の取り柄もないと思ってる。ヴァルホークの操縦『しか』出来ないって」
「操縦しかって......技術士官の僕の目から見ても、彼の腕前は十分だ。何が不満なんだ?彼は」
判らない、とロウは首をかしげる。
「そうなんだがな。カズマ自身がそこに価値を見出せていないのが一番の問題なんだよな......オペレーターとして優秀な長姉、砲手として優秀な二番目の姉、『不慣れ』な自分の助けをする優秀な妹。そして何よりも、トレイラーとして有名すぎる父。屈折こそしていないが、感じる必要のないコンプレックスまで抱え込んでしまっているんだ」
『自分は他人には成れない』
例えその理屈が判っても、どうしても周りと比較してしまうのが人間で。本当の意味でそれを理解するまでは何を言っても意味はないから、ホリスもしつこくは言わない。
「それで、何だ。何か用なんだろう」
「ああ。兵力不足を解消するためにね。ここにあるリーオーのパーツとオデルさんの持ち帰ったMDシステムのプログラムを流用して、防衛用のMDを作ろうとしているらしいんだ」
「成る程。確かにMS三機とヴァルストーク、ヴァルホークだけじゃ心許ないからな」
「そのプログラミングに、君の知恵も拝借させて欲しいと思ってね」
そういうことなら協力させてもらおう、と旧友に従った。
もうあと一週間程で年が変わる。
ヴァルストークの持ち込んだ物資を含めても、既に継戦能力の底の見え始めていたMO-Ⅴは状況打開のための攻勢を決定。ヴァルストークファミリーも、彼らに協力する事となった。
「グリープ、LOブースター、アスクレプオス、出ました」
「よし、続けてヴァルストークも出るぞ!カズマ、ミヒロ、お前達はオデルくん達に続け!」
『大丈夫なのかよ、俺たちまで離れて』
「防衛用MDのDユニットやMO-Ⅴの砲台もあるから平気よ。だからカズマはアディンくん達を助けてちょうだい」
シホミの言葉にしっかりと頷き、ミヒロに声をかけるとヴァルホークも先行するガンダム3機に続いた。
「よし、ヴァルストークはこのままMO-Ⅴ周辺宙域を遊撃!敵MDの接近を察知したらこれを叩く!シホミ、MO-Ⅴのレーダーとも同調させろ」
「了解」
「アカネ、各砲座は任意に発砲を許可。MO-Ⅴにはまだ多くの非戦闘員もいるからな。取り付かせるな」
「任せてっ!」
「操舵はホリスに任せる。必要だと思ったらすぐに回避運動だ。長期戦になるぞ」
「わかりました!」
ブレスからの号令に応え、知らず舵を握る腕にも自然力が入った。因みに、まだアカネには謝れていない。
攻撃部隊が前衛のMD部隊と砲火を交え始めて20分後。MO-Ⅴにも、搦め手のMDトーラス部隊が襲来した。
それらを即席MDDユニットで防ぎ、ヴァルストークの火力で蹴散らし、撃ち漏らした物を有人のリーオー部隊で刈り取っていく。この戦法は案外ハマり、トーラス達はみるみるその数を減らしていった。
そんな攻防の開始から30分。奇跡的に人的被害は出さないながらも、こちらの戦力が7割を切った頃。
ヴァルストークのブリッジに衝撃が走る。
「え......嘘!?」
普段は滅多に感情を乱さないシホミが息を呑む。
「姉さん、次の敵は!?」
「待って、アカネちゃん」
次のターゲットを探すアカネの言葉を遮り、慌ただしくコンソールを操作するシホミ。
「どうした?」
娘のらしからぬ動揺に、余程のことかとブレスは尋ねかける。
「これは......MO-Ⅴでも受信している。世界国家が、敗北を宣言しました......トレーズ特佐の死によって」
「!?」
その一瞬。確実にヴァルストークの動きが鈍り、立て続けに三発ほどトーラスのビームキャノンが船体を揺らす。
「っ!......ホリス、俺はトレーズの後追いをする気は無いぞ」
「す、すみません......!」
ブレスの冗談交じりの叱責に、上手い返しの言葉一つ返せずただ謝罪の言葉を紡ぐ。
(トレーズ、閣下が!?)
この上なく動揺していた。
(それじゃあ俺は......どうすればいい......?)
「OZ総帥が討たれても、連中には関係ないのか、それとも連中も混乱しているがMDがただそれまでの命令を守ってるだけなのか。どちらにしろまだまだ向こうはくるぞ!」
ブレスの号令の下、ヴァルストークはようやくに本来の機動を取り戻し、リーオー達と残敵を掃討していく。
残りが有人のトーラス数機になったところで、投降勧告をする中、広域通信が入った。
『こちらオデル・バーネットだ!MO-Ⅴ、ヴァルストーク、どちらでもいい。聞こえるか!?』
『こちらMO-Ⅴ、オデルさん?』
『先程の通信は聞こえているな!?グランシャリオが、現在MO-Ⅴに向かう軌道を取っている!このままでは衝突してMO-Ⅴもタダでは済まん!何としても破壊してくれ!』
「ええ!?」
「シホミ、その、グランシャリオという艦は?」
「......レーダーに捕捉!11時方向!」
「よし、残存するDユニットとリーオーも、砲火を集中させろ!」
直ぐさま残存部隊を再編成し、MO-Ⅴのデブリ・スイーパーも連動させて驀進するグランシャリオに火線が伸びる。が、戦艦と言うよりは一個の基地という方が近い質量。そううまくはいかない。
「......っアカネ!砲撃を続けろ!一欠片でもいい、少しでも被害を減らすんだ!ホリス、全速後退!MO-Ⅴギリギリまで保たせろ!」
逆噴射を掛けながら降下をして、ビームランチャーと魚雷、マイクロミサイルの射角にグランシャリオを捉え続ける。しかし、それでも圧倒的な質量の差は埋めがたく......
「くっ......このままでは......!」
艦体表面にいくつもの爆光をあげながらも、眼前に迫った巨体にブレスは息を呑む。
「?......何、これ!?」
そこで、アカネが素っ頓狂な声を上げる。
「どうした!?」
「デュアル......プロトンキャノン?」
「プロトンキャノン?」
直訳すれば陽電子砲か。
「お、オートで......勝手に発射しようとしてる!」
「社長!舵が利きません!」
こちらも、制御できなくなった艦体に、ホリスの混乱は最高潮に達する。
「ヴァルストークが、勝手に......?」
驚く彼らの目の前で、ヴァルストークの上甲板がせり上がり、艦首に内蔵されていた砲門が姿を現す(ブリッジからは艦体が陰になって見えないが)。
そしてそのまま、陽電子の奔流がグランシャリオの艦体を直撃した。
「これは......一体......」
呆然とする一同の中、シホミがいち早くその事実に気づく。
「質量が、まだ残ってるわ!」
「何!?今のでまだ破壊しきれていないのか!」
火達磨の残り滓となったグランシャリオの残滓が、ヴァルストークの艦体平面上方を通過していく。
「ヴァルストーク取り舵一杯!全砲門、残りのデブリをどかし尽くせ!」
「ダメです、まだ舵が利きません!」
「こっちも、エネルギーコンデンサーからのバイパスがデュアルプロトンキャノンから戻ってきてないよ!」
ホリスとアカネの報告に、ブレスは悔しげに眉根を寄せる。
「ダメ、か......!?」
「前方から熱源!カズマ達だわ!」
ヴァルホークが、エネルギーチャージをしているG-UNITを水上スキーのような要領で全速力で牽引していた。
『アディン!いっけぇぇぇえええ!』
『ああ!』
牽引していたワイヤーが外され、ハイパーメガ粒子ランチャーを構えたG-UNITが突出する。
『キメろ!Gユニット!』
重金属粒子の帯が、グランシャリオを追って、ヴァルストークの上方を通過。残っていたデブリを、根こそぎに破壊し尽くしていた。
「デュアルプロトンキャノンか......」
コーヒーを片手に、ブレスが呟く。眼前には、MO-Ⅴのドックに係留されるヴァルストーク。
「やはり、社長もご存知無いので?」
「そりゃそうだろう。知ってたら真っ先にグランシャリオに使っていたさ」
「いえ、社長なら、もったいぶって隠しておきかねないので」
「こいつめ......」
メンタル的に持ち直したホリスの肩を軽く小突く。
「だが、まぁその通りではあるな。あくまでも知っていたら、だが。それにこいつはまるで俺の......いや......」
「?......どうかしましたか」
何か言いかけて止めたブレスが珍しくて聞き返す。
「いや、それよりも、こいつはちと厄介な代物かも知れんな。さっきはおかげで助かったが、トレイラーの持ち物としては過ぎたものだ」
陽電子砲など、普通は武装商船とはいえ積んでいるはずがない。戦艦にだって積まれてはいないのだから。
「キャプテン・ブレスなら、大丈夫でしょう。使い方を誤るとは思えません」
「お前がそう思ってくれても、『お偉いさん方』までそう思ってくれるとは限らんしなぁ......」
「あそこも今はごたついてますし、黙っていれば、ばれませんよ。幸い、あれが陽電子砲だったと知っているのはMO-Ⅴの皆さんと、『我々ヴァルストーク・ファミリー』だけですから」
ホリスの言葉に、ブレスは軽く目を見開いて見返した。
「ほう......」
「いつかは、キャプテンや鬼の腕のお眼鏡に叶うスペースマンにならなければなりませんがね」
「ふ......俺やガレントもそうだが、カズマもな。精々頑張ることだ」
最後にポン、と背中を叩いてブレスはドックを出ていった。
どうやら自分の言った事を理解してくれたようだ、と胸をなで下ろしつつホリスはヴァルストークを見上げる。
トレーズが儚くなり、OZも消滅して、それでもここに残ろうと思ったのは別に惰性ではない。
OZを止めて、ヴァルストーク・ファミリーの一員になる。
以前冗談交じりに思ったことを、真剣に検討して、自分の未来として選択したという事だ。
いずれ、状況が落ち着けば、せめてレディ・アン特佐には何かしら伝えねばならないだろうが、差し当たって今すべきことは
「ホリス」
「アカネさん......」
会いたかった少女が、向こうから出向いてくれたらしい。
「ちょっと、気になったんだけどさ」
「......何でしょう」
隣に立って、同じようにヴァルストークを見上げながらアカネが尋ねる。
「ホリスって、あのトレーズって人の、ファンだったの?」
「は?」
「だってさっき、すっごく慌ててたじゃない。あたし、ホリスがあんな攻撃もかわせないの、初めて見た」
アカネの言葉に、ホリスは頭を掻きながら応える。
「ははぁ、ばれてしまいましたか。実は彼は、私の義理の弟なんです」
「嘘っ!?」
「嘘です」
ハッとした顔でこちらを見上げるアカネに、あっさりと言ってのける。
「~~~~っ!こんのバカホリスッ!」
腹立ち紛れに腕を振り上げ、再びハッとして、アカネは腕を下ろした。
「あ、あの......」
「先日は不躾な事を言ってしまってすみませんでした、アカネさん」
「へ!?」
こちらの言葉を遮るように謝罪を告げられ、アカネは目を白黒させる。
「いつもの調子で受け答えをしているつもりだったんですが......思いがけずアカネさんの古傷を抉ることになってしまって......」
「そんなのっ!あたしは別に気にしてない......訳じゃ、ないけど。じゃなくてっ!そもそもオデルさんの事は何とも思ってないし!だから、その、あたしも些細なことで打っちゃって......」
実は、こちらの方こそ叩いてしまったことを謝ろうと思っていたアカネ。
オデルに恋していた気持ちは、自分の中で決着を付けていたつもりだったのだが、反射的にホリスを叩いてしまっていた自分の行動が自分で理解しきれずに、とりあえずホリスへの詫びを入れようと、ここへ来たのだ。
「自分で些細なことだと思っていても、他の要因と組み合わさると、大きな事になる物です。あの時は、からかう私に言われて精神的に余裕が無くなったんでしょう」
「う、うん......そう、かも......」
おずおずと、頷いてみせる。
「いずれにせよ、原因を作ってしまった私の方に非があるんですから、謝るのは当然ですよ」
「で、でも、あたしも、咄嗟に手が出ちゃったから、さ。あれでおあいこって事で、別にいいわよ」
「そう言ってもらえると助かります。
いやぁ、このままアカネさんとギスギスしたままの関係なら、ヴァルストーク・ファミリーに居づらくなって、将来設計も立て直さなければならなくなりますからね」
「将来設計?」
そうです、と大仰に頷くホリス。
「ハーマン代表にも言ったでしょう。婿入りするつもりだと」
「あ、あれ本気だったの!?」
「勿論です」
本気になったのは先程だが。
「あ、あたしは、ダメだからね!あんたみたいなひょろひょろのインテリは、タイプじゃないんだから!」
「ええ、知っていますとも」
「......へ?」
「だから初めからシホミさんかミヒロさんと思っているんですが......さて、頭の切れるシホミさんか、しっかり者のミヒロさんか......どちらにすべきか......」
ぶつぶつ言いながら去って行くホリスに、アカネは信じられない物を見る目でしばし呆然として、ついで聞こえないようにひとりごちた。
「......もう少し、アタックしてみなさいよね......!」
そこでハッと気づいて、がっくりと項垂れた。
「結局謝れてないし......」
940 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/12/16(金) 00:42:14.09 ID:IOaIEZr+
>>938
おおお、乙!!
おおお、乙!!
942 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2012/01/01(日) 04:29:30.51 ID:tkGioLEV
そして
>>938。あけまして、おめでとう!
>>938。あけまして、おめでとう!
941 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/12/31(土) 18:40:48.90 ID:KaTtArtY
>>939
ありがとう、そして、ありがとう!!
ありがとう、そして、ありがとう!!
943 : 【凶】 【73円】 :2012/01/01(日) 11:03:04.74 ID:VxQqy7dG
カズマとミヒロにお年玉をあげよう
944 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2012/01/01(日) 11:04:19.37 ID:/77u+j0q
>>943
少なっwww
少なっwww
945 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2012/01/05(木) 23:01:34.82 ID:mxfP2lYn
彼らなら、お年玉くらい自分達で稼ぐだろうさ
946 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2012/01/06(金) 14:48:10.87 ID:p4fBENCL
そしてまたオモイカネがターゲットにされてルリルリがキレるんですね分かります
947 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2012/02/01(水) 09:34:27.31 ID:h/Ys4Maa
お年玉要員として迎撃されていくランスさん一行がみえた
1/144 ガンダムグリープ (新機動戦記ガンダムW)
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