カティア萌えスレ 新婚4日目 その2
カティア萌えスレ 新婚4日目
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124 :それも名無しだ :2006/06/25(日) 21:18:35 ID:XAyr21ZM
バスタオルはOK、穿いていないのはNG。
これが男心ってモンだぜ。
股下ちょうどぐらいまであるTシャツに、
ノーブラでパンツは穿いているのもありだ。
これが男心ってモンだぜ。
股下ちょうどぐらいまであるTシャツに、
ノーブラでパンツは穿いているのもありだ。
125 :それも名無しだ :2006/06/25(日) 21:26:35 ID:XTKwvMLI
長湯でのぼせてしまい、>>124のようにTシャツ(ノーブラ)、短パン(ホットパンツって言うんだっけ?)
を着てソファで横になって寝ているカティアを想像しました。
を着てソファで横になって寝ているカティアを想像しました。
144 :それも名無しだ :2006/06/26(月) 23:22:27 ID:e8OU/nSQ
で、>>124をインスパイアして
暑さに参ってたれぱんだみたいになったカティアを受信。
たまにはだれーっと息を抜いて欲しいものです。
暑さに参ってたれぱんだみたいになったカティアを受信。
たまにはだれーっと息を抜いて欲しいものです。
148 :それも名無しだ :2006/06/27(火) 10:49:47 ID:ZHPqIbWn
>>144こうですか判りません!
「・・・暑い・・・」
本日気温、30℃、湿度70%
何もせず、じっとしていても汗ばんでくる。
昨日も似たような状態で熱帯夜、安眠出来る筈も無く寝不足だった。
「夏が暑いのは当たり前だけど、この湿気はどうにかならないかしら・・・」
何時ぞやは砂漠に居た事もあったけれど、
滞在する分にはこのベタベタムシムシした湿気がない分まだマシだった。
除湿でも出来れば良かったのだけど、連日の酷使でエアコンは故障。
昨晩統夜が見た限りでは自力で直せそう、とは言え部品と時間は当然要る訳で、
尚且つ統夜が帰ってくるのは学校の後だ。
それまで私はこの蒸し風呂みたいな環境に耐えないといけない。
ああ、今頼りになるのは貴方だけです扇風機。
暑くて何もやる気になれないけれど、それでも掃除洗濯洗物を済ませた所で限界。
「・・・もう駄目、着替えよう。」
はしたないとは判っているけど上半身はTシャツだけ、
下はホットパンツに着替えてうつ伏せでソファーにへたり込む、脱力せよぉ~・・・
「恥ずかしくてこんな格好、統夜には見せられないけど・・・」
「暑すぎるし良いわよね・・・」
一時休憩のつもりだったけど、寝不足も手伝ってか段々眠気が沸いてくる。
統夜が帰ってくるまで当分時間はあるし、ちょっと睡眠をとろ・・・う・・・
「・・・暑い・・・」
本日気温、30℃、湿度70%
何もせず、じっとしていても汗ばんでくる。
昨日も似たような状態で熱帯夜、安眠出来る筈も無く寝不足だった。
「夏が暑いのは当たり前だけど、この湿気はどうにかならないかしら・・・」
何時ぞやは砂漠に居た事もあったけれど、
滞在する分にはこのベタベタムシムシした湿気がない分まだマシだった。
除湿でも出来れば良かったのだけど、連日の酷使でエアコンは故障。
昨晩統夜が見た限りでは自力で直せそう、とは言え部品と時間は当然要る訳で、
尚且つ統夜が帰ってくるのは学校の後だ。
それまで私はこの蒸し風呂みたいな環境に耐えないといけない。
ああ、今頼りになるのは貴方だけです扇風機。
暑くて何もやる気になれないけれど、それでも掃除洗濯洗物を済ませた所で限界。
「・・・もう駄目、着替えよう。」
はしたないとは判っているけど上半身はTシャツだけ、
下はホットパンツに着替えてうつ伏せでソファーにへたり込む、脱力せよぉ~・・・
「恥ずかしくてこんな格好、統夜には見せられないけど・・・」
「暑すぎるし良いわよね・・・」
一時休憩のつもりだったけど、寝不足も手伝ってか段々眠気が沸いてくる。
統夜が帰ってくるまで当分時間はあるし、ちょっと睡眠をとろ・・・う・・・
149 :それも名無しだ :2006/06/27(火) 10:50:30 ID:ZHPqIbWn
「カティア、大丈夫かなぁ?」
今日の学校は午前授業、普段ならバイトに直行するのだけど
故障したエアコンを直さないといけないので急遽キャンセルを入れた。
・・・そこまでしなくても良かった気はするけど、カティア、絶対暑さに参ってるだろうし。
口には出してなかったけど昨日も寝不足だったに違いない、早く部品を調達して帰らなきゃ。
「ただいまー・・・ってカティア!?」
部品を仕入れて急ぎ帰宅すると、居間にはソファに倒れこんだカティアが居た。
「おい、大丈夫かっ・・・ってなんだ、寝てるだけかぁ。」
やっぱり寝不足だったんだろう・・・というかそれより
「その格好はどうかと思うんだけどな・・・」
いくらなんでも薄着にも程がありませんかカティアさん。
もしかしてそのTシャツの下、素肌ですか?均整の取れた体のラインがやけに判るんですけど。
っていうかすらりと伸びたおみ足とか、汗ばんだうなじとか
やけに扇情的なんですけど・・・っていかんいかん!
カティアは家事を終えて一休みしてるんだ、お疲れのご婦人に邪な感情を抱くなど騎士道不覚悟!渇ッ!
「・・・じゃ、修理に取り掛か・・・」
「んん、統夜ぁ・・・」
・・・俺の理性って持つんでしょうか。
今日の学校は午前授業、普段ならバイトに直行するのだけど
故障したエアコンを直さないといけないので急遽キャンセルを入れた。
・・・そこまでしなくても良かった気はするけど、カティア、絶対暑さに参ってるだろうし。
口には出してなかったけど昨日も寝不足だったに違いない、早く部品を調達して帰らなきゃ。
「ただいまー・・・ってカティア!?」
部品を仕入れて急ぎ帰宅すると、居間にはソファに倒れこんだカティアが居た。
「おい、大丈夫かっ・・・ってなんだ、寝てるだけかぁ。」
やっぱり寝不足だったんだろう・・・というかそれより
「その格好はどうかと思うんだけどな・・・」
いくらなんでも薄着にも程がありませんかカティアさん。
もしかしてそのTシャツの下、素肌ですか?均整の取れた体のラインがやけに判るんですけど。
っていうかすらりと伸びたおみ足とか、汗ばんだうなじとか
やけに扇情的なんですけど・・・っていかんいかん!
カティアは家事を終えて一休みしてるんだ、お疲れのご婦人に邪な感情を抱くなど騎士道不覚悟!渇ッ!
「・・・じゃ、修理に取り掛か・・・」
「んん、統夜ぁ・・・」
・・・俺の理性って持つんでしょうか。
150 :それも名無しだ :2006/06/27(火) 10:51:22 ID:ZHPqIbWn
ウィーン、と音を立ててエアコンが動く事はや30分。
多少暑さがマシになってきたかな。
「ってもうこんな時間かぁ、お昼の用意しないとな。」
「おーい、カティア、悪いけどおきてくれー、でないと夜眠れなくなるぞー、昼飯食えなくなるぞー。」
「ん・・・」
お、起きた起きた、寝覚めが良くて助かりますホント。
だけどそのペタン座りは何とかしてください、かわいらしすぎて押し倒したくなるんで。
取り合えず一緒にソファーに座る。
「統夜、おかえりなさい・・・」
「ただいま、エアコン直ったよ・・・暑くて大変だったろ?」
「・・・直ったんですか、良かった、じゃあおやすみなさい・・・」
言うなりぱたり、と俺の太ももを枕代わりに再びおねむなカティアさん。
・・・前言撤回、ちっとも寝覚め良くないぞ!
というか体制的に起こそうとすると色々な所を触らないといけなさそうなんで理性が持ちそうにないです。
どうにも動きようが無いので何ともなしに頭をなでてみる・・・髪の毛、凄いサラサラしてるんだな。
「統夜・・・」
・・・不意打ちの笑顔に思わず赤面してしまった。
何だか理性がどうとかの感情が吹っ飛んで、こっちも笑みが浮かんでくる。
硬い枕だろうけど、この際ぐっすり寝てくれ、カティア。
さぁて、どうせ動きが取れないんだし・・・
「・・・俺も寝よう、おやすみカティア。」
夏の日、エアコンの稼動音を子守唄にソファーで寝こける二人。
愛情補正がかかった脅威の寝相により、
夕刻二人ほぼ同時に起きたときには何故かくんずほぐれつみたい体勢になっていて、
結局"暑い"思いをしたのはまた別のお話。
統夜分が多めな気もするがそれでも投下するのが私だ。
少しでも皆のカティア分補給になれば幸い。
多少暑さがマシになってきたかな。
「ってもうこんな時間かぁ、お昼の用意しないとな。」
「おーい、カティア、悪いけどおきてくれー、でないと夜眠れなくなるぞー、昼飯食えなくなるぞー。」
「ん・・・」
お、起きた起きた、寝覚めが良くて助かりますホント。
だけどそのペタン座りは何とかしてください、かわいらしすぎて押し倒したくなるんで。
取り合えず一緒にソファーに座る。
「統夜、おかえりなさい・・・」
「ただいま、エアコン直ったよ・・・暑くて大変だったろ?」
「・・・直ったんですか、良かった、じゃあおやすみなさい・・・」
言うなりぱたり、と俺の太ももを枕代わりに再びおねむなカティアさん。
・・・前言撤回、ちっとも寝覚め良くないぞ!
というか体制的に起こそうとすると色々な所を触らないといけなさそうなんで理性が持ちそうにないです。
どうにも動きようが無いので何ともなしに頭をなでてみる・・・髪の毛、凄いサラサラしてるんだな。
「統夜・・・」
・・・不意打ちの笑顔に思わず赤面してしまった。
何だか理性がどうとかの感情が吹っ飛んで、こっちも笑みが浮かんでくる。
硬い枕だろうけど、この際ぐっすり寝てくれ、カティア。
さぁて、どうせ動きが取れないんだし・・・
「・・・俺も寝よう、おやすみカティア。」
夏の日、エアコンの稼動音を子守唄にソファーで寝こける二人。
愛情補正がかかった脅威の寝相により、
夕刻二人ほぼ同時に起きたときには何故かくんずほぐれつみたい体勢になっていて、
結局"暑い"思いをしたのはまた別のお話。
統夜分が多めな気もするがそれでも投下するのが私だ。
少しでも皆のカティア分補給になれば幸い。
156 :それも名無しだ :2006/06/27(火) 18:33:26 ID:WOTt3dQg
>>150
GJ!
GJ!
157 :それも名無しだ :2006/06/27(火) 18:36:13 ID:ZHPqIbWn
>>153
これは良いフランツジョブですね。
これは良いフランツジョブですね。
151 :それも名無しだ :2006/06/27(火) 11:11:19 ID:Nl84V9LE
うぉぉぉー・・・GJ!! +カティア分チャァァージ!
153 :それも名無しだ :2006/06/27(火) 15:46:09 ID:yh3Jr5Bj
私の中のフランツが
「祭りの後、浴衣から部屋着へ着替える途中のカティアにうっかり(棒読み)遭遇」イベント発生
という電波を受信しました。
ttp://xxxxx.dyndns.tv/~nadesiko/up/img/upupup4017.jpg
・・・おう!矢でも鉄砲でも総代でも持って来い!だが、私は謝らない。
「祭りの後、浴衣から部屋着へ着替える途中のカティアにうっかり(棒読み)遭遇」イベント発生
という電波を受信しました。
ttp://xxxxx.dyndns.tv/~nadesiko/up/img/upupup4017.jpg
・・・おう!矢でも鉄砲でも総代でも持って来い!だが、私は謝らない。
155 :それも名無しだ :2006/06/27(火) 17:50:08 ID:QOAJS5rf
>153
よしGJ!
よしGJ!
158 :それも名無しだ :2006/06/27(火) 19:38:00 ID:lv06xkjK
>>150
ふふふ...そんな昼間からチャージさせてたなんて、あんた本当にフランツな男だな.........GJ!
>>153
...フランツ
あんたフランツだ!!
どうでもいいがフランツフランツ言ってる俺はIDによると
フランツlv06らしい
実にフランツ!
ふふふ...そんな昼間からチャージさせてたなんて、あんた本当にフランツな男だな.........GJ!
>>153
...フランツ
あんたフランツだ!!
どうでもいいがフランツフランツ言ってる俺はIDによると
フランツlv06らしい
実にフランツ!
154 :それも名無しだ :2006/06/27(火) 17:28:21 ID:KKffd7Pe
謝る必要などどこにもない お前はただ賞賛を受ければいい
GJ!
GJ!
159 :それも名無しだ :2006/06/27(火) 21:42:50 ID:dRo81CCR
もう、あれだおまいら
フ ラ ン ツ の 星 に な れ
フ ラ ン ツ の 星 に な れ
160 :それも名無しだ :2006/06/27(火) 22:04:06 ID:/ePopMLx
なあ、ここはいつの間に
「フランツが集ってカティアについて語り合うスレ」
になったんだ?
「フランツが集ってカティアについて語り合うスレ」
になったんだ?
165 :それも名無しだ :2006/06/28(水) 21:06:48 ID:RySj1+bS
>>160
質問は簡潔に頼む
質問は簡潔に頼む
161 :それも名無しだ :2006/06/27(火) 22:50:52 ID:dRo81CCR
いいか、ここでいう「フランツ」というのは英語の「frank」がなまったものなんだ
frankっていうのは「率直な」という意味を持つ
つまり、「フランツが集ってカティアについて語り合う」というのは
「率直に想いをぶつける野郎どもがカティアについて語り合う」ということなんだ
・・・・と、適当に出鱈目を書いてみる
frankっていうのは「率直な」という意味を持つ
つまり、「フランツが集ってカティアについて語り合う」というのは
「率直に想いをぶつける野郎どもがカティアについて語り合う」ということなんだ
・・・・と、適当に出鱈目を書いてみる
162 :それも名無しだ :2006/06/28(水) 06:24:25 ID:4zFZ1Cq4
フランツだろうとハレンチだろうとフランクだろうと萌えられれば、または燃えられれば良し。
163 :それも名無しだ :2006/06/28(水) 21:00:32 ID:Yg1scJEN
よし今日もカティアと
あーんなことや
こーんなことでもするかな。
あーんなことや
こーんなことでもするかな。
167 :それも名無しだ :2006/06/28(水) 21:28:33 ID:nIwHSD9Y
他の二人も同じ事を言うんだけどね。
168 :それも名無しだ :2006/06/28(水) 21:52:42 ID:nu31yJuq
統夜「え?俺からなにか特殊な栄養分でも摂取できるのか?」
169 :それも名無しだ :2006/06/28(水) 21:56:30 ID:yEsHnt48
そこまで鈍感ではない
170 :それも名無しだ :2006/06/28(水) 21:56:37 ID:UuPdHSJZ
カティア「ええwとてつもなく濃厚な栄養分が...ね。」
172 :それも名無しだ :2006/06/28(水) 22:22:32 ID:/DLh88zX
>>170
鉄分だな?鉄分ですね!?
鉄分だな?鉄分ですね!?
174 :それも名無しだ :2006/06/28(水) 22:55:22 ID:a5oP16Tr
>>170
知らなかった...三人娘は吸血鬼だったのか((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
知らなかった...三人娘は吸血鬼だったのか((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
171 :それも名無しだ :2006/06/28(水) 22:09:34 ID:SnSLeuYz
統夜「カティアそれってまさか・・・うわなにをするテニア膝蹴りはやめr(ry」
173 :それも名無しだ :2006/06/28(水) 22:51:36 ID:UdG2pAdz
亜鉛だな
178 :それも名無しだ :2006/06/29(木) 08:34:24 ID:96kGyYWK
なんなんだ・・。
たった二日見ない内にGJが二つだとォォォ!
乙!メェェェェイオォォォォウゥ!
たった二日見ない内にGJが二つだとォォォ!
乙!メェェェェイオォォォォウゥ!
179 :それも名無しだ :2006/06/29(木) 15:08:07 ID:FNFNhAbT
もし、カティアに告白されたらどうするよ?
180 :それも名無しだ :2006/06/29(木) 15:39:02 ID:85Le/vzP
>>179
告白を受ける→アズラエル化「いいいぃぃやっっったあああぁぁぁぁぁああ!!!!」
普段のお付き合い→ジョルジュ化「女性に最大限の敬意を払うのは当然の事ですマドモアゼル」
夜のお付き合い→野性化「やああああぁぁぁってやるぜっ!!!!!!!」
告白を受ける→アズラエル化「いいいぃぃやっっったあああぁぁぁぁぁああ!!!!」
普段のお付き合い→ジョルジュ化「女性に最大限の敬意を払うのは当然の事ですマドモアゼル」
夜のお付き合い→野性化「やああああぁぁぁってやるぜっ!!!!!!!」
181 :それも名無しだ :2006/06/29(木) 15:48:56 ID:FNFNhAbT
付き合ってくださいの場合は・・・
183 :それも名無しだ :2006/06/29(木) 16:43:04 ID:CCy9oWJ6
同年代の女子にどう思われてるか、なんてこれまで意識したことも無かった。
無かったからこそ、実際はカティアを傷つける、とまではいかなくても
ヤキモキさせる事はこれまでにもあったのかもしれない。
実際、そういわれて思い返してみればそうかも、と思い当たる事も少なくない。
「・・・ごめんなさい、勝手に嫉妬して、統夜に迷惑かけて。
イヤですよね、こんな性格の悪い」
「カティア。」
ビクッ、っと固まるカティア。
悪いけど最後までなんて言わせない、こいつ溜め込むタイプだから、
このままだとどんどん自虐な方向に行ってしまいそうだ。
俺の前で好きな子を必要以上に卑下する発言は許さない、例え本人からだったとしても。
「と、統夜?」
有無を言わさず抱きしめる。
じたばたと抵抗するカティア。
「離さないぞ、で、ちょっと俺の話も聞いてくれないかな。」
「・・・はい。」
「・・・ごめんな、俺、他の子にどう思われてるか、なんて気にした事も無かったから。
多分、ずっとカティアに余計な心配かけさせてたと思う。
これから他の子と話したりする時はある程度節度をわきまえるよ。
今日の事だって、俺が多分、無意識に余計な事してたってのもあるからだと思うし。」
「・・・」
「それに、俺が胸張ってカティアの事が好きだ、
って言ってればここまで大事にならなかったのかもしれない。
明日から、似たような事聞かれればこう言うよ。
俺、紫雲統夜はカティア=グリニャール無しでは生きていけません、ってさ。」
「正直、明日から教室に居づらくなったりとかあるかもしれない。
考えたくないけど、嫌がらせとかあるのかもしれない。
けど、カティアの事は俺がしっかり守るから、だからー」
「明日からも、よろしくな?」
・・・返事は無い。
けど、カティアが震えてるのが判る。
「・・・ホントに、私で、良いんですか?」
「当たり前だ、言っておくけどテニアとメルアと比べてどうこう、なんて言うなよ。
あいつらが持ってない物をお前は持ってるんだし、何より俺にはお前以外なんて考えられない。」
「!!・・・あ、ありが・・・とう・・」
最後の方は嗚咽で言葉になっていなかった。
やっぱり、色々溜め込んでたみたいだな・・・
少しでも胸の痞えが、涙と一緒に流れてくれれる事を願うばかり。
無かったからこそ、実際はカティアを傷つける、とまではいかなくても
ヤキモキさせる事はこれまでにもあったのかもしれない。
実際、そういわれて思い返してみればそうかも、と思い当たる事も少なくない。
「・・・ごめんなさい、勝手に嫉妬して、統夜に迷惑かけて。
イヤですよね、こんな性格の悪い」
「カティア。」
ビクッ、っと固まるカティア。
悪いけど最後までなんて言わせない、こいつ溜め込むタイプだから、
このままだとどんどん自虐な方向に行ってしまいそうだ。
俺の前で好きな子を必要以上に卑下する発言は許さない、例え本人からだったとしても。
「と、統夜?」
有無を言わさず抱きしめる。
じたばたと抵抗するカティア。
「離さないぞ、で、ちょっと俺の話も聞いてくれないかな。」
「・・・はい。」
「・・・ごめんな、俺、他の子にどう思われてるか、なんて気にした事も無かったから。
多分、ずっとカティアに余計な心配かけさせてたと思う。
これから他の子と話したりする時はある程度節度をわきまえるよ。
今日の事だって、俺が多分、無意識に余計な事してたってのもあるからだと思うし。」
「・・・」
「それに、俺が胸張ってカティアの事が好きだ、
って言ってればここまで大事にならなかったのかもしれない。
明日から、似たような事聞かれればこう言うよ。
俺、紫雲統夜はカティア=グリニャール無しでは生きていけません、ってさ。」
「正直、明日から教室に居づらくなったりとかあるかもしれない。
考えたくないけど、嫌がらせとかあるのかもしれない。
けど、カティアの事は俺がしっかり守るから、だからー」
「明日からも、よろしくな?」
・・・返事は無い。
けど、カティアが震えてるのが判る。
「・・・ホントに、私で、良いんですか?」
「当たり前だ、言っておくけどテニアとメルアと比べてどうこう、なんて言うなよ。
あいつらが持ってない物をお前は持ってるんだし、何より俺にはお前以外なんて考えられない。」
「!!・・・あ、ありが・・・とう・・」
最後の方は嗚咽で言葉になっていなかった。
やっぱり、色々溜め込んでたみたいだな・・・
少しでも胸の痞えが、涙と一緒に流れてくれれる事を願うばかり。
184 :それも名無しだ :2006/06/29(木) 16:44:06 ID:CCy9oWJ6
「・・・ありがとうございます、大分、すっきりしました。」
「そっか、良かった。」
向こう半年分くらいは泣いたせいか、大分落ち着いたみたいだ。
「何かあれば直ぐ言ってくれよ、相談から実力行使だって何だってやるから。
俺に言いづらければテニアやメルア、千鳥さんや相良、兜にさやかさん、神楽坂先生とか皆居るんだしさ。
・・・その、俺を頼ってくれればまぁ一番嬉しいけど。」
「ふふ・・・はい、判りました。」
普段の調子が戻って来た様子、もう大丈夫みたいだな。
「じゃ、もう明日から大丈夫だよな?」
「はい・・・一杯、泣きましたから。
・・・それと、泣いたのって色々あったのの他に、嬉しかったから、って言うのもあるんですよ?」
「え?」
「ああいう風に、好きだ、俺にはお前しか居ない、って。
・・・言ってもらえて、とても嬉しかったから。」
「・・・そっか。」
そう言って見せた笑顔は満点、こちらが逆に赤面してしまうくらい。
良かった、カティアには笑顔がやっぱり似合う。
「じゃ、そろそろ夕食の支度でもしよっか。
・・・あんまり自分の中に色々溜め込むなよ、カティア。」
「勿論、こちらこそ宜しく頼むよ。」
さぁ、それじゃあいつも通りに一緒に夕食を支度して、
明日の用意を始めよう。
結果から言えば俺の心配は杞憂だった。
朝、登校するなりクラスの皆から謝罪を受けた。
騒動の一部始終を知ったテニアとメルアを筆頭に、千鳥さんに相良、さやかさんに兜、
他にもいろんな人がそれぞれのやり方で、
放課後から今日にかけて事態を沈静化させといてくれたらしい。
・・・最も、けじめをつける為に例の"カティア無しでは生きられない"を宣言し、
良い意味で大騒ぎになったのだけど・・・それはまた別の話。
185 :それも名無しだ :2006/06/29(木) 16:45:57 ID:CCy9oWJ6
以上、お目汚し失礼。
後半展開が強引な気もするけど
学校行くようになって色々溜め込んでたって事で一つ。
後半展開が強引な気もするけど
学校行くようになって色々溜め込んでたって事で一つ。
188 :それも名無しだ :2006/06/29(木) 17:56:45 ID:fAXO3tpU
>182-185
激しくGJ!
激しくGJ!
194 :それも名無しだ :2006/06/30(金) 01:07:44 ID:GMREK9L7
>>182-189
GJJ!
だが統夜よ、月のない夜はきをつけるんだな。
| |
|_|
|.し|___
|.っ|, | \
|.と|└L, | jJヽ ジー
|団|\ しlv┘/|!
|に|__> l / ノ|
|注|~イl、`ー ´(|
|意| ,' `¨⌒/
| ̄| ,' ∠-―- 、
| |__,/__, <__ >ー
| | /  ̄` /
GJJ!
だが統夜よ、月のない夜はきをつけるんだな。
| |
|_|
|.し|___
|.っ|, | \
|.と|└L, | jJヽ ジー
|団|\ しlv┘/|!
|に|__> l / ノ|
|注|~イl、`ー ´(|
|意| ,' `¨⌒/
| ̄| ,' ∠-―- 、
| |__,/__, <__ >ー
| | /  ̄` /
186 :それも名無しだ :2006/06/29(木) 17:27:07 ID:MM5z4Nx7
(*´∀`*)
187 :それも名無しだ :2006/06/29(木) 17:46:03 ID:U9LQcJI1
み、見事なSSだ・・・
お前に言う言葉はただ一つ・・・
GJ!!!
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
お前に言う言葉はただ一つ・・・
GJ!!!
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
196 :それも名無しだ :2006/06/30(金) 01:57:47 ID:+qVbriNT
放課後、私は買い物を済ませると、いつものように家路についた。
今日は暑いし、やっぱりソーメンにしようかな?なんてことを考えながら歩いていると
「カティア!」
と、私を呼ぶ声と共に統夜が息を切らしながら走ってきた
「統夜!どうしました?」
そんな統夜を見て驚く私に、彼はさらに驚くべき事を告げてきた
「今日から一緒に帰るぞ」
「え?」
嬉しい...。けど、どうして突然?半ば混乱しつつも平然を装う私。
そんな私の心情を知らず、統夜は話を続ける
「ほら、最近変なのがうろついてるらしいから。
何つったけ?確か、ポニー...?」
「ええ、聞いてます。かなり意味不明でしたが」
「俺もよく分からないさ。一応、相良が対応してるらしい。
けど、もしお前に何かあったら嫌だし...」
なるほどそういう訳か。
ポニーというのは最近噂の変質者。詳しい事は分からないけど若い女性を狙う傾向があるらしい。
統夜はそれで私を心配して追いかけて来てくれた訳だ
「統夜...。いいんですか?」
「当たり前だろ。状況が落ち着くまで一人歩きは禁止だ。いいな!」
統夜の気持ちが嬉しかった。私はちょっとだけポニーとやらに感謝して、統夜と帰宅を共にした
今日は暑いし、やっぱりソーメンにしようかな?なんてことを考えながら歩いていると
「カティア!」
と、私を呼ぶ声と共に統夜が息を切らしながら走ってきた
「統夜!どうしました?」
そんな統夜を見て驚く私に、彼はさらに驚くべき事を告げてきた
「今日から一緒に帰るぞ」
「え?」
嬉しい...。けど、どうして突然?半ば混乱しつつも平然を装う私。
そんな私の心情を知らず、統夜は話を続ける
「ほら、最近変なのがうろついてるらしいから。
何つったけ?確か、ポニー...?」
「ええ、聞いてます。かなり意味不明でしたが」
「俺もよく分からないさ。一応、相良が対応してるらしい。
けど、もしお前に何かあったら嫌だし...」
なるほどそういう訳か。
ポニーというのは最近噂の変質者。詳しい事は分からないけど若い女性を狙う傾向があるらしい。
統夜はそれで私を心配して追いかけて来てくれた訳だ
「統夜...。いいんですか?」
「当たり前だろ。状況が落ち着くまで一人歩きは禁止だ。いいな!」
統夜の気持ちが嬉しかった。私はちょっとだけポニーとやらに感謝して、統夜と帰宅を共にした
197 :それも名無しだ :2006/06/30(金) 01:58:34 ID:+qVbriNT
それから暫く経った
未だポニー(?)は捕まってはいない。おかげであの日から統夜と二人で帰ることができた訳だが、内心不安である。
今の所目立った被害は聞かないけど、治安の為にも早く捕まって欲しいわね
...なんて変な事考えて無駄に過ごした日曜日
もうすぐ夕方だし統夜もバイトの時間になる。見送ったら晩ご飯の支度でもしようかな
「じゃあ、行ってくる」
「行ってらっしゃい。気をつけて下さいね」
簡単な言葉を交わして見送った後、私は台所へ向かう
が、途中で見覚えのある制服が目に留まった
「あれ?これって...」
統夜のバイト先の物だ。どうやら忘れてしまったらしい
「もう、仕方ないわね」
さっと制服を畳みバックにいれる
「ねぇカティア。今日の夕飯...何してんの」
「テニア!ちょっと留守番お願い!」
急げばまだ電車に乗る前に会えるはず
「ん、いいけどどこ行くの」
も~こんな時に。まともに話すと時間食うし着いて来かねないし。ここは悪いけど...
「ごめん、急いでるの!後でね!」
そういって彼女の横を華麗にスルー
「あ...、うん。ご飯の支度遅れない様にね」
呆気にとられた様だが、特に気にする事もなく了承した様だ
では、統夜を追い掛けるとしますか
未だポニー(?)は捕まってはいない。おかげであの日から統夜と二人で帰ることができた訳だが、内心不安である。
今の所目立った被害は聞かないけど、治安の為にも早く捕まって欲しいわね
...なんて変な事考えて無駄に過ごした日曜日
もうすぐ夕方だし統夜もバイトの時間になる。見送ったら晩ご飯の支度でもしようかな
「じゃあ、行ってくる」
「行ってらっしゃい。気をつけて下さいね」
簡単な言葉を交わして見送った後、私は台所へ向かう
が、途中で見覚えのある制服が目に留まった
「あれ?これって...」
統夜のバイト先の物だ。どうやら忘れてしまったらしい
「もう、仕方ないわね」
さっと制服を畳みバックにいれる
「ねぇカティア。今日の夕飯...何してんの」
「テニア!ちょっと留守番お願い!」
急げばまだ電車に乗る前に会えるはず
「ん、いいけどどこ行くの」
も~こんな時に。まともに話すと時間食うし着いて来かねないし。ここは悪いけど...
「ごめん、急いでるの!後でね!」
そういって彼女の横を華麗にスルー
「あ...、うん。ご飯の支度遅れない様にね」
呆気にとられた様だが、特に気にする事もなく了承した様だ
では、統夜を追い掛けるとしますか
198 :それも名無しだ :2006/06/30(金) 02:00:45 ID:+qVbriNT
「悪い、助かったよ」
結局統夜には追い着かず、私はバイト先まで届けに行った
「気をつけて下さいね。では、私は夕飯の支度がありますので」
「ああ。お前こそ帰り道 、気をつけてな」
...とか何とかいいつつ話す事約10分。これ以上話すとバイトの邪魔になるので帰る事にした
「すっかり遅くなっちゃった」
周りは暗くなってきている
テニアもメルアもお腹空かせてるだろうな。急いで帰らないと...
(この公園を通ると近道なのよね。人通りが無くてちょっと危ない気がするけど...)
ちょっと通るだけだし、大丈夫よね...多分
意を決して公園内を通ることにした
辺りは静まり返っている。
(気味が悪いわね)
何も出ない事を祈りながら公園を突き進む。ちょうど公園の中央を越えた辺りだろうか。何やら妙な人影が見えた。それと同時に奇妙な鳴き声も聞こえてくる
「ポニー...」
「な、何?」
まさか、これって噂の!?
不安になった私は走りだす
しかし時既に遅く、前方には馬の被りものを被った奇妙な男が立ち塞がっていた
「ポニー!」
「な、何ですか!貴方は!?」
問いに答える事なく彼?は迫って来た
しかし、私に為す術はない...
「ポニー!ポニポニポニィーッ!!」
「きゃああぁぁ!!」
結局統夜には追い着かず、私はバイト先まで届けに行った
「気をつけて下さいね。では、私は夕飯の支度がありますので」
「ああ。お前こそ帰り道 、気をつけてな」
...とか何とかいいつつ話す事約10分。これ以上話すとバイトの邪魔になるので帰る事にした
「すっかり遅くなっちゃった」
周りは暗くなってきている
テニアもメルアもお腹空かせてるだろうな。急いで帰らないと...
(この公園を通ると近道なのよね。人通りが無くてちょっと危ない気がするけど...)
ちょっと通るだけだし、大丈夫よね...多分
意を決して公園内を通ることにした
辺りは静まり返っている。
(気味が悪いわね)
何も出ない事を祈りながら公園を突き進む。ちょうど公園の中央を越えた辺りだろうか。何やら妙な人影が見えた。それと同時に奇妙な鳴き声も聞こえてくる
「ポニー...」
「な、何?」
まさか、これって噂の!?
不安になった私は走りだす
しかし時既に遅く、前方には馬の被りものを被った奇妙な男が立ち塞がっていた
「ポニー!」
「な、何ですか!貴方は!?」
問いに答える事なく彼?は迫って来た
しかし、私に為す術はない...
「ポニー!ポニポニポニィーッ!!」
「きゃああぁぁ!!」
199 :それも名無しだ :2006/06/30(金) 02:01:36 ID:+qVbriNT
「いらっしゃいませ~!
ん?相良じゃないか!」
「紫雲、良い報せと悪い報せがある」
「は?」
「どちらから聞く」
「と、唐突だな...じゃあ、いい方から」
「うむ、実は先程近くの公園でポニーを捕獲した。もう警戒する必要は無い」
「そうか、さすがだな!
で、悪い方は?」
「うむ、残念な事にポニーを拘束したのはカティアが被害に遭った後だ」
「!?」
な...に...。今何つった
「彼女は運悪くポニーの出現地点に居合わせてな。俺が駆けつけた頃には抵抗虚しく組み倒され...」
嘘だ...そんな...俺が忘れ物をしたばかりに
「くっそおおぉぉぉ!」
気付けば夢中で公園に向かって走りだしていた
カティア...ごめん!俺、俺...
...ドンッ!
「きゃ!」
「ごめん、急いでたから...カティア!?」
「統夜!そんなに血相変えてどうしたんですか?それに今はバイト中では」
「大丈夫か?何されたんだ!無理してないか!?」
「お、落ち着いて下さい。痛いです」
「でも、お前...」
「人の話を最後まで聞かないのは感心できんな」
やれやれと言った風に宗助が現れる
「相良!でもお前、被害に遭ったって!」
「ええ。初めは私も恐かったわ」
「その...組み倒されたって」
「はい、ポニーテールにされたんですよ」
「はぁ?」
ん?相良じゃないか!」
「紫雲、良い報せと悪い報せがある」
「は?」
「どちらから聞く」
「と、唐突だな...じゃあ、いい方から」
「うむ、実は先程近くの公園でポニーを捕獲した。もう警戒する必要は無い」
「そうか、さすがだな!
で、悪い方は?」
「うむ、残念な事にポニーを拘束したのはカティアが被害に遭った後だ」
「!?」
な...に...。今何つった
「彼女は運悪くポニーの出現地点に居合わせてな。俺が駆けつけた頃には抵抗虚しく組み倒され...」
嘘だ...そんな...俺が忘れ物をしたばかりに
「くっそおおぉぉぉ!」
気付けば夢中で公園に向かって走りだしていた
カティア...ごめん!俺、俺...
...ドンッ!
「きゃ!」
「ごめん、急いでたから...カティア!?」
「統夜!そんなに血相変えてどうしたんですか?それに今はバイト中では」
「大丈夫か?何されたんだ!無理してないか!?」
「お、落ち着いて下さい。痛いです」
「でも、お前...」
「人の話を最後まで聞かないのは感心できんな」
やれやれと言った風に宗助が現れる
「相良!でもお前、被害に遭ったって!」
「ええ。初めは私も恐かったわ」
「その...組み倒されたって」
「はい、ポニーテールにされたんですよ」
「はぁ?」
200 :それも名無しだ :2006/06/30(金) 02:03:06 ID:+qVbriNT
「つまり犯人はポニテフェチで女の子をポニテにしては喜ぶ[あ○こら]に出て来ても全く違和感ない奴だったと?」
「肯定だ。奴も懲りた様で、自首すると言うから釈放した」
「で、カティアは本当にポニテにされただけなんだな」
「ええ、心配かけてごめんなさい」
「~~...」
体中の力が一気に抜けた
「だが今日はもう遅い。君はカティアと一緒に帰るべきだろう」
「そうだな。勝手に飛び出したから今更バイトに戻れないし
後で店長に謝らないと」
一日分の給料が減るのは痛いが今回は仕方ない
「では、俺は失礼する」
「ありがとう、相良」
「礼には及ばん」
そういって宗助は帰っていった
「所で統夜、どうですか?」
「どう、って?」
「髪型です!ポニーテール!
...私、似合ってますか?」
そう言って結わいた髪をすくってみせる
http://kigaruni-up.ath.cx/~kigaru/cgi-bin/imageboard/file/1151600244.jpg
その仕草と新鮮さに俺は思わずドキッとした
「ああ、似合ってる。綺麗だ」
素直にそんな言葉がでた
その答えに満足したのかカティアは笑顔で問う
「そうですか?統夜が望むなら、暫くこの髪型にしてみますけど」
それも悪くないな。でも
「いや、カティアはいつものが1番似合ってるさ」
「肯定だ。奴も懲りた様で、自首すると言うから釈放した」
「で、カティアは本当にポニテにされただけなんだな」
「ええ、心配かけてごめんなさい」
「~~...」
体中の力が一気に抜けた
「だが今日はもう遅い。君はカティアと一緒に帰るべきだろう」
「そうだな。勝手に飛び出したから今更バイトに戻れないし
後で店長に謝らないと」
一日分の給料が減るのは痛いが今回は仕方ない
「では、俺は失礼する」
「ありがとう、相良」
「礼には及ばん」
そういって宗助は帰っていった
「所で統夜、どうですか?」
「どう、って?」
「髪型です!ポニーテール!
...私、似合ってますか?」
そう言って結わいた髪をすくってみせる
http://kigaruni-up.ath.cx/~kigaru/cgi-bin/imageboard/file/1151600244.jpg
その仕草と新鮮さに俺は思わずドキッとした
「ああ、似合ってる。綺麗だ」
素直にそんな言葉がでた
その答えに満足したのかカティアは笑顔で問う
「そうですか?統夜が望むなら、暫くこの髪型にしてみますけど」
それも悪くないな。でも
「いや、カティアはいつものが1番似合ってるさ」
201 :それも名無しだ :2006/06/30(金) 02:04:12 ID:+qVbriNT
カティアはポニーテールが似合うはず!と思ってやってみたが文才が皆無な上
時間ないからとんとん拍子で進ませた為、酷い文になってしまった
ふもっふ知ってる人にはたるい、知らない人は意味不明な文だったろうな...
絵ももっとマシなのが描けるよう頑張らんとorz
だが私は謝らない。なぜなら俺はフランツでポニーだからだ!
あ、ちなみに髪はアニメみたいにガチガチに固められたりはしてないって事で
追加
「どうした?カティア」
「...何か忘れてる気がする」
「お腹空きましたぁ~。カティアちゃん、何処ぉ~...」
「い、行き先聞いとくんだった...」
時間ないからとんとん拍子で進ませた為、酷い文になってしまった
ふもっふ知ってる人にはたるい、知らない人は意味不明な文だったろうな...
絵ももっとマシなのが描けるよう頑張らんとorz
だが私は謝らない。なぜなら俺はフランツでポニーだからだ!
あ、ちなみに髪はアニメみたいにガチガチに固められたりはしてないって事で
追加
「どうした?カティア」
「...何か忘れてる気がする」
「お腹空きましたぁ~。カティアちゃん、何処ぉ~...」
「い、行き先聞いとくんだった...」
202 :それも名無しだ :2006/06/30(金) 02:22:58 ID:QSeP2DS1
203 :それも名無しだ :2006/06/30(金) 02:29:35 ID:DuHYjoaD
じゃあポニテカティアは俺がもらっていきますよっと
206 :それも名無しだ :2006/06/30(金) 07:10:24 ID:D532Me7H
ここにきてのSSや絵の充実っぷりはなんなんだ・・・?
だが、GJ!!
だが、GJ!!
208 :それも名無しだ :2006/06/30(金) 22:04:13 ID:UEueg9WZ
凄い凄い!この勢いは何なんだ!
GJ!
ほんと、ここの住民は褒め上手だと思う。
漏れも何スレ目だったか、昔、手を繋ぐだけのネタでSS書いたんだけど、嬉しくなっちゃったもんなぁ。
GJ!
ほんと、ここの住民は褒め上手だと思う。
漏れも何スレ目だったか、昔、手を繋ぐだけのネタでSS書いたんだけど、嬉しくなっちゃったもんなぁ。
209 :それも名無しだ :2006/06/30(金) 22:40:44 ID:WqMlIR3V
>>208
スレに勢いがある内にお前さんも何かを投下するのじゃ。
かく言う自分もOG萌えスレを見てたらウェディングドレス姿で微笑むカティアなんてのを受信。
ウェディングドレスじゃ!ウェディングドレスの仕業じゃ!
スレに勢いがある内にお前さんも何かを投下するのじゃ。
かく言う自分もOG萌えスレを見てたらウェディングドレス姿で微笑むカティアなんてのを受信。
ウェディングドレスじゃ!ウェディングドレスの仕業じゃ!
212 :それも名無しだ :2006/06/30(金) 23:40:56 ID:YYGVXy5A
テストも終わったからキャンプネタを書こうと思ったが>>209に感化されて突発的に出てきた電波を先に書いた。
因みに「2月に結婚した方が・・・・・」っていうのはうろ覚えだけどとある漫画で得たネタを。
アキトのブーケに関しては親戚の結婚式で新郎が投げたという話を聞いたので。
・・・・・・・・・・その新郎のブーケは醤油につっこんだ、というのは皆の内緒だ!
因みに「2月に結婚した方が・・・・・」っていうのはうろ覚えだけどとある漫画で得たネタを。
アキトのブーケに関しては親戚の結婚式で新郎が投げたという話を聞いたので。
・・・・・・・・・・その新郎のブーケは醤油につっこんだ、というのは皆の内緒だ!
211 :それも名無しだ :2006/06/30(金) 23:37:46 ID:YYGVXy5A
街を歩いていて、ふとある店のショーウインドウに目が止まった。
「ウェディング・・・・ドレスか」
目の前には色とりどりのドレスが飾られていた。
「結婚するんだったらやっぱり6月かな・・・・でも、2月に結婚した方が安くすむって聞くし・・・・」
そんな世帯じみたことを考えていると二人の結婚式ってどんなんだろう、と思った。
タキシード着た統夜とウエディングドレスを着た私。
神父さんがお決まりの台詞を言い上げ、私達がそれに「YES」と答える。
そして「では、誓いのキスを」と神父さんが言って、私の唇に統夜の唇が・・・・・。
「カティアちゃん?」
くっつく前に話し掛けられた。
「かっ・・・・・かなめ!!」
そうだった。 今日はかなめと夏物の服を買いに来ていたのだ。
「なにボーっとしてるんだか・・・・・って、ああ、ウエディングドレスね。 もう七月入っちゃったけどやっぱり6月に結婚したいわよね」
「そっ・・・・・そうですよね!」
なんとかごまかそうと話を繕った。
「・・・・・で、これ見て統夜君との結婚式を想像していた、と?」
「!! うぅ~~~~! 私ってそんなに顔に出ます?」
「それはもう。 なんかこう、『恋する乙女』みたいな顔してたもん」
いったいどんな顔なんだろうか。
「でもカティアちゃんだったらこんなウェディングドレス着ても似合うかもね~」
「ええっ?! そうですか?」
「そーよ。 もっと自分の身体に自身を持ちなさい」
そういわれて改めて自分の身体を見てみる。
胸は・・・・・大きい方だけど、かなめに比べたら見劣りするかもしれない。
その事をかなめに言うと「なに言ってるのよ」と笑って返された。
「でも、結婚式を開くにしてもお金が・・・・・」
「あぁ、確かにね。 でもミスマル艦長とアキトさんの結婚式みたいなならお金は掛からないんじゃない?」
「なるほど、その手がありましたか」
彼女等の結婚式は教会やら高○伝みたいな結婚式場ではなくミスマル邸の庭で行なわれた。
神父役のプロスペクターさん――聞くところによると神父としても働いていたことがあったらしい。 いったいどんな経歴なのだろうか――彼を始めとしてありとあらゆる仕事をナデシコのクルーが分担して行なった。
「あぁ、そういえばあの時のブーケをとったのってカティアちゃんだったよね」
「えっ、ええ」
確かに驚いた。 ユリカ艦長が投げたブーケはまっすぐ私のところに飛んできたのだ。
「確かアキトさんのブーケも統夜君が取ったし・・・・・こりゃ本当に次に結婚するのはアンタたちかもね」
「そっ・・・・・!!」
「まんざらでもないんじゃない?」
「・・・・・・・実は・・・・・そうです」
やっぱり! とかなめが笑う。 本当によく笑う人だ。
「さて、お腹も減ったしどこかで食べて行こうか」
そういってかなめが歩き出し、私もそれに続こうとする。
「でも・・・・・本当に結婚できたらな・・・・・」
最後にもう一度純白のウエディングドレスを眺め、呟いた。
それから数年後のミスマル邸には純白のウエディングドレスを着たカティアがいた。
当然、その隣りには・・・・・・。
「ウェディング・・・・ドレスか」
目の前には色とりどりのドレスが飾られていた。
「結婚するんだったらやっぱり6月かな・・・・でも、2月に結婚した方が安くすむって聞くし・・・・」
そんな世帯じみたことを考えていると二人の結婚式ってどんなんだろう、と思った。
タキシード着た統夜とウエディングドレスを着た私。
神父さんがお決まりの台詞を言い上げ、私達がそれに「YES」と答える。
そして「では、誓いのキスを」と神父さんが言って、私の唇に統夜の唇が・・・・・。
「カティアちゃん?」
くっつく前に話し掛けられた。
「かっ・・・・・かなめ!!」
そうだった。 今日はかなめと夏物の服を買いに来ていたのだ。
「なにボーっとしてるんだか・・・・・って、ああ、ウエディングドレスね。 もう七月入っちゃったけどやっぱり6月に結婚したいわよね」
「そっ・・・・・そうですよね!」
なんとかごまかそうと話を繕った。
「・・・・・で、これ見て統夜君との結婚式を想像していた、と?」
「!! うぅ~~~~! 私ってそんなに顔に出ます?」
「それはもう。 なんかこう、『恋する乙女』みたいな顔してたもん」
いったいどんな顔なんだろうか。
「でもカティアちゃんだったらこんなウェディングドレス着ても似合うかもね~」
「ええっ?! そうですか?」
「そーよ。 もっと自分の身体に自身を持ちなさい」
そういわれて改めて自分の身体を見てみる。
胸は・・・・・大きい方だけど、かなめに比べたら見劣りするかもしれない。
その事をかなめに言うと「なに言ってるのよ」と笑って返された。
「でも、結婚式を開くにしてもお金が・・・・・」
「あぁ、確かにね。 でもミスマル艦長とアキトさんの結婚式みたいなならお金は掛からないんじゃない?」
「なるほど、その手がありましたか」
彼女等の結婚式は教会やら高○伝みたいな結婚式場ではなくミスマル邸の庭で行なわれた。
神父役のプロスペクターさん――聞くところによると神父としても働いていたことがあったらしい。 いったいどんな経歴なのだろうか――彼を始めとしてありとあらゆる仕事をナデシコのクルーが分担して行なった。
「あぁ、そういえばあの時のブーケをとったのってカティアちゃんだったよね」
「えっ、ええ」
確かに驚いた。 ユリカ艦長が投げたブーケはまっすぐ私のところに飛んできたのだ。
「確かアキトさんのブーケも統夜君が取ったし・・・・・こりゃ本当に次に結婚するのはアンタたちかもね」
「そっ・・・・・!!」
「まんざらでもないんじゃない?」
「・・・・・・・実は・・・・・そうです」
やっぱり! とかなめが笑う。 本当によく笑う人だ。
「さて、お腹も減ったしどこかで食べて行こうか」
そういってかなめが歩き出し、私もそれに続こうとする。
「でも・・・・・本当に結婚できたらな・・・・・」
最後にもう一度純白のウエディングドレスを眺め、呟いた。
それから数年後のミスマル邸には純白のウエディングドレスを着たカティアがいた。
当然、その隣りには・・・・・・。
224 :それも名無しだ :2006/07/01(土) 13:28:00 ID:QFKhhd9w
「ホラホラ、お二人さん。互いが互いに惚れ直すのは良いけれど、
そこそこにしてくれないと撮影が出来ないよー。」
「「い、いやそういう訳じゃ(では)!」」
「息ピッタリで言い返されても説得力の欠片も無いわねぇ。」
ここは郊外にある結婚式場。
今の俺達の衣装はタキシードとウェディングドレス、という正装だ。
「ま、初々しくて良いわね~。
それじゃあ撮影始めるから、そこに二人で並んで立ってみてくれるかな。」
「「は、はい、判りました。」」
「アラヤダ、返事までピッタリ。オバサン妬けちゃうわ~。
いっそこのまま挙式しちゃったら?」
「「お、小野寺さん!!」」
さっきからこっちをからかってくるのはカメラマンの小野寺さん。
二人とも良いように翻弄されっぱなしです、流石年の功とでも言うんだろうか。
「あら紫雲君、なんか失礼な事考えなかった?」
「いえ、滅相もありませんっ!」
モノローグにまで突っ込みいれるのは勘弁してください。
・・・なんでこんな事になったのか、話は先週の頭くらいに遡る。
「結婚式場の、宣伝用ポスターの役者に抜擢された?」
「はい、何でも私のイメージにピッタリなの、だとか
貴方以外には勤まらないわ!とか、etcetcでまくし立てられて・・・」
「・・・要するに勢いで押し切られちゃった訳か。」
「・・・はい。」
はぁ~、とため息と共に頭を垂れるカティア。
「・・・あのさ、ため息つく位嫌だったら断っても良いんだぞ?
言いづらければ俺から言ったって良いし。」
「あ、その、嫌という訳じゃなくて・・・その・・・」
「何か他の理由?」
「・・・・・・花婿役で、統夜も連れて来い、って・・・」
「・・・なんですと?」
そこそこにしてくれないと撮影が出来ないよー。」
「「い、いやそういう訳じゃ(では)!」」
「息ピッタリで言い返されても説得力の欠片も無いわねぇ。」
ここは郊外にある結婚式場。
今の俺達の衣装はタキシードとウェディングドレス、という正装だ。
「ま、初々しくて良いわね~。
それじゃあ撮影始めるから、そこに二人で並んで立ってみてくれるかな。」
「「は、はい、判りました。」」
「アラヤダ、返事までピッタリ。オバサン妬けちゃうわ~。
いっそこのまま挙式しちゃったら?」
「「お、小野寺さん!!」」
さっきからこっちをからかってくるのはカメラマンの小野寺さん。
二人とも良いように翻弄されっぱなしです、流石年の功とでも言うんだろうか。
「あら紫雲君、なんか失礼な事考えなかった?」
「いえ、滅相もありませんっ!」
モノローグにまで突っ込みいれるのは勘弁してください。
・・・なんでこんな事になったのか、話は先週の頭くらいに遡る。
「結婚式場の、宣伝用ポスターの役者に抜擢された?」
「はい、何でも私のイメージにピッタリなの、だとか
貴方以外には勤まらないわ!とか、etcetcでまくし立てられて・・・」
「・・・要するに勢いで押し切られちゃった訳か。」
「・・・はい。」
はぁ~、とため息と共に頭を垂れるカティア。
「・・・あのさ、ため息つく位嫌だったら断っても良いんだぞ?
言いづらければ俺から言ったって良いし。」
「あ、その、嫌という訳じゃなくて・・・その・・・」
「何か他の理由?」
「・・・・・・花婿役で、統夜も連れて来い、って・・・」
「・・・なんですと?」
216 :それも名無しだ :2006/07/01(土) 00:30:46 ID:IMQA8Mpv
>211
GJ!
恋する乙女のカティア萌え
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
GJ!
恋する乙女のカティア萌え
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
217 :それも名無しだ :2006/07/01(土) 00:31:33 ID:KdhI6URU
連投スマソがキャンプネタの前半が出来たので落とすことにします。
「統夜~、お魚釣れた~?」
「まだだ、少しは落ち着いてくれ、テニア」
「お願いします、統夜。 貴方に今晩の晩御飯がかかってるんです!」
「カティアまで・・・・・」
「統夜さん。 ご飯抜きなんて言ったら私・・・・・」
「大丈夫だ。絶対釣れる! くそっ! 釣れっていうなら釣ってやるさ!」
「アル=ヴァンも。 釣れなかったらどうなるか、わかってるわよね?」
「・・・・・承知している」
そうして統夜とアル=ヴァンさんは湖に思い切り竿を振り投げた。
私たちは今、キャンプに来ている。
ここはナデシコが徴収されて軍から逃げていた時に来た湖だ。
わざわざミスリルに預けていたG・ドラコデウスに乗ってここまでやってきたのだ。
普通の車だと来るのに難しいし、やっぱりあの時と同じようにしたいという私達三人の意見を尊重してもらったお陰だ。
ところがここで一つ問題が起きた。
積んだ筈だった食料をドラコデウスを受け取ったときに忘れてきてしまったようなのだ。
麓まで買いに行こうとしたが、麓まで歩いて行くのは危険だったし、ドラコデウス等で麓まで下りて買いに行くのは当然却下だった。
そこで役に立ったのが統夜とアル=ヴァンさんが持ってきていた釣り竿だった。
冒頭のやりとりはそういった流れから来たものだった。
「統夜~、お魚釣れた~?」
「まだだ、少しは落ち着いてくれ、テニア」
「お願いします、統夜。 貴方に今晩の晩御飯がかかってるんです!」
「カティアまで・・・・・」
「統夜さん。 ご飯抜きなんて言ったら私・・・・・」
「大丈夫だ。絶対釣れる! くそっ! 釣れっていうなら釣ってやるさ!」
「アル=ヴァンも。 釣れなかったらどうなるか、わかってるわよね?」
「・・・・・承知している」
そうして統夜とアル=ヴァンさんは湖に思い切り竿を振り投げた。
私たちは今、キャンプに来ている。
ここはナデシコが徴収されて軍から逃げていた時に来た湖だ。
わざわざミスリルに預けていたG・ドラコデウスに乗ってここまでやってきたのだ。
普通の車だと来るのに難しいし、やっぱりあの時と同じようにしたいという私達三人の意見を尊重してもらったお陰だ。
ところがここで一つ問題が起きた。
積んだ筈だった食料をドラコデウスを受け取ったときに忘れてきてしまったようなのだ。
麓まで買いに行こうとしたが、麓まで歩いて行くのは危険だったし、ドラコデウス等で麓まで下りて買いに行くのは当然却下だった。
そこで役に立ったのが統夜とアル=ヴァンさんが持ってきていた釣り竿だった。
冒頭のやりとりはそういった流れから来たものだった。
218 :それも名無しだ :2006/07/01(土) 00:32:05 ID:KdhI6URU
「・・・・・・・・・・」
統夜とアル=ヴァンさんが一方が俯いて、もう一方が腕を組んで佇んでいた。
・・・・私達が魚を食べているのを前にして。
「・・・・・・統夜、食べます?」
まだ口をつけていない私の魚を差し出した。
「いや、いいよ。 カティアが食べな」
弱々しく微笑む統夜を見て申し訳ない気分が増した。
私達6人分の魚を釣る前に餌が切れてしまったのだ。
釣れたのは四匹。 二人がご飯抜きという形になった。
当然、テニアは不満たらたらである。
最初はカルヴィナさんとアル=ヴァンさんがいらないといったのだが、責任感の強い統夜はそれをよしとしなかった。
『釣れなかった俺が悪いから』と自ら手を引いたのだ。
「ほら、それだけでも足りないだろ? 俺たちは俺たちでなんとかするからさ」
そういって統夜は立ち上がり、森の中に歩いていった。
「・・・・・・やっぱり私・・・・・!」
「止しなさい、カティア」
統夜に焼き魚を渡しに行こうとしたらカルヴィナさんが止めた。
「でも半分こするなら・・・・・」
「あの子は絶対に遠慮するから逆に悪いわよ?」
ハムハムと焼き魚を頬張りながらカルヴィナさんが言った。
「折角貴女たちの為に釣った魚なんだからありがたく頂いておきなさい」
「わかりました・・・・・」
パクッと一齧りした。
「どう?」
「美味しいです」
味付けもなにもしていない、ただ焼いただけの魚だったが統夜が釣ってくれたありがたみが私にとって十分すぎる程のスパイスだった。
統夜とアル=ヴァンさんが一方が俯いて、もう一方が腕を組んで佇んでいた。
・・・・私達が魚を食べているのを前にして。
「・・・・・・統夜、食べます?」
まだ口をつけていない私の魚を差し出した。
「いや、いいよ。 カティアが食べな」
弱々しく微笑む統夜を見て申し訳ない気分が増した。
私達6人分の魚を釣る前に餌が切れてしまったのだ。
釣れたのは四匹。 二人がご飯抜きという形になった。
当然、テニアは不満たらたらである。
最初はカルヴィナさんとアル=ヴァンさんがいらないといったのだが、責任感の強い統夜はそれをよしとしなかった。
『釣れなかった俺が悪いから』と自ら手を引いたのだ。
「ほら、それだけでも足りないだろ? 俺たちは俺たちでなんとかするからさ」
そういって統夜は立ち上がり、森の中に歩いていった。
「・・・・・・やっぱり私・・・・・!」
「止しなさい、カティア」
統夜に焼き魚を渡しに行こうとしたらカルヴィナさんが止めた。
「でも半分こするなら・・・・・」
「あの子は絶対に遠慮するから逆に悪いわよ?」
ハムハムと焼き魚を頬張りながらカルヴィナさんが言った。
「折角貴女たちの為に釣った魚なんだからありがたく頂いておきなさい」
「わかりました・・・・・」
パクッと一齧りした。
「どう?」
「美味しいです」
味付けもなにもしていない、ただ焼いただけの魚だったが統夜が釣ってくれたありがたみが私にとって十分すぎる程のスパイスだった。
219 :それも名無しだ :2006/07/01(土) 00:34:10 ID:KdhI6URU
それから暫くして統夜が戻ってきた。
・・・・・・・食料を積んだ大八車と一緒に。
統夜曰く
「いや、山の奥で隠匿していた料理人の人がいてさ。
魚のことを話したら『その行為、実にトロンベ』とか言って食料を分けてくれたんだ」
との事だが、本当だろうが嘘だろうが食料が手に入ったのは嬉しい誤算だった。
さっそく料理に取り掛かることにした。
そう、さっきの焼き魚のお礼に、統夜にうんと美味しい物を食べさせてあげるんだ。
・・・・・・・食料を積んだ大八車と一緒に。
統夜曰く
「いや、山の奥で隠匿していた料理人の人がいてさ。
魚のことを話したら『その行為、実にトロンベ』とか言って食料を分けてくれたんだ」
との事だが、本当だろうが嘘だろうが食料が手に入ったのは嬉しい誤算だった。
さっそく料理に取り掛かることにした。
そう、さっきの焼き魚のお礼に、統夜にうんと美味しい物を食べさせてあげるんだ。
222 :それも名無しだ :2006/07/01(土) 07:34:43 ID:ut29CFUA
>>219
ちょwおまwww
何やってんだ食通www
超GJ!
食通がえらくいい味出してる。実にトロンベ
ちょwおまwww
何やってんだ食通www
超GJ!
食通がえらくいい味出してる。実にトロンベ
223 :それも名無しだ :2006/07/01(土) 12:44:16 ID:k5J4OOQe
久しぶりに来たら何ですかこのGJ祭りは。
私もそれに紛れて後で投下してみよう。
私もそれに紛れて後で投下してみよう。
286 :それも名無しだ :2006/07/04(火) 19:35:39 ID:Av4xGjXH
とりあえず、季節ネタのプール話を受信した、が。
......カティアって泳げたっけ、クリムゾン島では泳いでた描写なかったし。どうなんだろうか。
......カティアって泳げたっけ、クリムゾン島では泳いでた描写なかったし。どうなんだろうか。
287 :それも名無しだ :2006/07/04(火) 19:59:19 ID:iqkZ8sqT
>>286
イメージ的には泳げそうだけど、あえてカナヅチというのもアリだよね。
カティアは三人娘の中で唯一、塩水がしょっぱい事を知ってたから、
小さい頃、よく海に連れていって貰てった
...なんて可能性もあるかも
イメージ的には泳げそうだけど、あえてカナヅチというのもアリだよね。
カティアは三人娘の中で唯一、塩水がしょっぱい事を知ってたから、
小さい頃、よく海に連れていって貰てった
...なんて可能性もあるかも
288 :それも名無しだ :2006/07/05(水) 01:44:59 ID:/WgEIadE
浴衣デートSS良かったよね~。って訳でいまさらですが
花火を見上げる統夜とカティア...なんだけど花火上手く描けねー
(背景が真っ黒なのは大失敗して塗り潰したからだなんて言えない...)
色づけ苦手なのに花火なんか描くもんじゃないね。
ってまぁ、そんなヘタレ画ですが
http://kigaruni-up.ath.cx/~kigaru/cgi-bin/imageboard/file/1152031349.jpg
そうそう、スイカビキニじゃなくてゴメンね
俺も見たいけど、それはもっと上手い人に描いて貰うべきだと思うので
でも見たいな...描いてくれる勇者王、誕生してくれないかな
花火を見上げる統夜とカティア...なんだけど花火上手く描けねー
(背景が真っ黒なのは大失敗して塗り潰したからだなんて言えない...)
色づけ苦手なのに花火なんか描くもんじゃないね。
ってまぁ、そんなヘタレ画ですが
http://kigaruni-up.ath.cx/~kigaru/cgi-bin/imageboard/file/1152031349.jpg
そうそう、スイカビキニじゃなくてゴメンね
俺も見たいけど、それはもっと上手い人に描いて貰うべきだと思うので
でも見たいな...描いてくれる勇者王、誕生してくれないかな
289 :それも名無しだ :2006/07/05(水) 02:06:45 ID:XyP1XCKl
/j^i
./ ;!
/ /__,,..
/ `(_t_,__〕
/ '(_t_,__〕 Good Frants!!!
/ {_i_,__〕
/ ノ {_i__〉
/ _,..-'"
/
./ ;!
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/ '(_t_,__〕 Good Frants!!!
/ {_i_,__〕
/ ノ {_i__〉
/ _,..-'"
/
290 :それも名無しだ :2006/07/05(水) 06:28:14 ID:6OWZRpHG
あ、あの......花火の形とか......団扇の柄とか......
き、気にしちゃいけないんですよね!あ、アハハ!......
き、気にしちゃいけないんですよね!あ、アハハ!......
292 :それも名無しだ :2006/07/05(水) 13:18:04 ID:RjcLHoJt
>>288
丼て!丼て!
と言う事で>>287の小さい頃、よく海に~、にインスパイアされて投下しに来たのが私だ。
勝手に設定捏造してるんでイヤンな人はごめんなさい。
・・・潮風が心地よい。
日差しは強いけど、風のお陰で差ほど暑さは感じずに済む。
「水着、持ってくれば良かったですね。」
「元々海まで来るつもりはなかったしなぁ。
まぁ、次に来る時の楽しみって事にしとこう。」
私達は今、海辺の町で休憩中。
統夜がバイクを買ったので、二人乗りで遠出をしてみたのだけど、
予想外に道が空いていて、あれよあれよと言う間に海までついてしまったのだった。
「それにしても天気が良いのに泳いでる人が居ないのはどうしてなんでしょうね?」
「ああ、なんでも今はクラゲが大量発生してるからだってさ。
刺されると酷いらしいぞ。」
「へぇ・・・」
「と、ちょっと飲み物買ってくるよ。リクエストある?」
「ん、お任せします。」
「りょーかい。」
・・・防波堤のブロックに座り、何とも無しに海を眺める。
何故だろう、こうして海を見ていると、波の音を聞いていると、酷く懐かしく感じる。
良く、来ていた事があったような──
──おとうさん、うみのおみずはどうしてしょっぱいの?
「うーん、海の水がしょっぱい理由かい?
えぇと、なんだったかなぁ・・・ははは、ごめん。お父さんにはちょっと判らないなぁ。」
ぶー。あ、おかあさんならしってるかな?
「そうだね、お母さんは物知りだからねぇ。
帰ったら聞いてみようか。」
はーい!あ、おとうさん!あそこにあるのは──
丼て!丼て!
と言う事で>>287の小さい頃、よく海に~、にインスパイアされて投下しに来たのが私だ。
勝手に設定捏造してるんでイヤンな人はごめんなさい。
・・・潮風が心地よい。
日差しは強いけど、風のお陰で差ほど暑さは感じずに済む。
「水着、持ってくれば良かったですね。」
「元々海まで来るつもりはなかったしなぁ。
まぁ、次に来る時の楽しみって事にしとこう。」
私達は今、海辺の町で休憩中。
統夜がバイクを買ったので、二人乗りで遠出をしてみたのだけど、
予想外に道が空いていて、あれよあれよと言う間に海までついてしまったのだった。
「それにしても天気が良いのに泳いでる人が居ないのはどうしてなんでしょうね?」
「ああ、なんでも今はクラゲが大量発生してるからだってさ。
刺されると酷いらしいぞ。」
「へぇ・・・」
「と、ちょっと飲み物買ってくるよ。リクエストある?」
「ん、お任せします。」
「りょーかい。」
・・・防波堤のブロックに座り、何とも無しに海を眺める。
何故だろう、こうして海を見ていると、波の音を聞いていると、酷く懐かしく感じる。
良く、来ていた事があったような──
──おとうさん、うみのおみずはどうしてしょっぱいの?
「うーん、海の水がしょっぱい理由かい?
えぇと、なんだったかなぁ・・・ははは、ごめん。お父さんにはちょっと判らないなぁ。」
ぶー。あ、おかあさんならしってるかな?
「そうだね、お母さんは物知りだからねぇ。
帰ったら聞いてみようか。」
はーい!あ、おとうさん!あそこにあるのは──
293 :それも名無しだ :2006/07/05(水) 13:18:40 ID:RjcLHoJt
「・・・ア、・・ティア。・・・おーい、カティア!」
「・・・え?」
呼ばれていたのに気付いて、顔を上げる。
そこにあったのはいつか見た、おぼろげな霞みかかった浜辺ではなく、
人気の無い浜辺と、心配そうな統夜の顔。
「はい、飲み物。」
「あ、あぁ・・・ありがとうございます。」
「ん。・・・何か、あったのか?」
「いえ・・・ただ、海を見ていると何か、懐かしい気分になって。
もしかしたら、フューリーに捕まる前は海辺の町に住んでいたのかもしれませんね。」
「・・・」
「ずっと昔に、海に来た事をぼんやりと思い出した・・・それだけなんです。
ただそれが、なんだか懐かしくて、優しい気持ちになれて。
別に昔を思い出せなくてどうこう、って言うのじゃないから。」
だから大丈夫です。
・・・そう一言、言い終える前に、背中から統夜に抱きしめられていた。
「大丈夫なんて、この嘘つき。泣いてるくせにさ。」
「え・・・」
言われて、涙を流している事に初めて気付く。
・・・何故だろう、悲しくは無い、悔しくは無い、辛くも無い。
ただ、海が懐かしくて、優しい気持ちになれて・・・ほんの少し、寂しくて。
それが郷愁の念だと気付いたのは、それからずっと後の事。
・・・暫く、二人とも無言で海を眺める。
ふと、統夜が口を開いた。
「なぁ、カティア。
今度、また別の海に行こう。」
「・・・」
「場所を変えて、季節を変えて、色んな海に行こう。
勿論海だけじゃなく、他の、色んな場所へ行こう・・・一緒にさ。」
「・・・はい、一緒に、色んな所に行きましょう。」
そう、二人で、一緒に色んな所へ行こう。
そうすれば、目を閉じれば直ぐに思い出せる、そういう思い出が増えていく。
そうすれば、いつかきっと、あの誰かと一緒に歩いたあの浜辺に辿り着く。
・・・そう言ってくれた事が嬉しくて、幸せすぎて、結局涙は止まらずに。
ただただ、統夜の腕の中で海を見続ける事しか出来なかった。
「・・・え?」
呼ばれていたのに気付いて、顔を上げる。
そこにあったのはいつか見た、おぼろげな霞みかかった浜辺ではなく、
人気の無い浜辺と、心配そうな統夜の顔。
「はい、飲み物。」
「あ、あぁ・・・ありがとうございます。」
「ん。・・・何か、あったのか?」
「いえ・・・ただ、海を見ていると何か、懐かしい気分になって。
もしかしたら、フューリーに捕まる前は海辺の町に住んでいたのかもしれませんね。」
「・・・」
「ずっと昔に、海に来た事をぼんやりと思い出した・・・それだけなんです。
ただそれが、なんだか懐かしくて、優しい気持ちになれて。
別に昔を思い出せなくてどうこう、って言うのじゃないから。」
だから大丈夫です。
・・・そう一言、言い終える前に、背中から統夜に抱きしめられていた。
「大丈夫なんて、この嘘つき。泣いてるくせにさ。」
「え・・・」
言われて、涙を流している事に初めて気付く。
・・・何故だろう、悲しくは無い、悔しくは無い、辛くも無い。
ただ、海が懐かしくて、優しい気持ちになれて・・・ほんの少し、寂しくて。
それが郷愁の念だと気付いたのは、それからずっと後の事。
・・・暫く、二人とも無言で海を眺める。
ふと、統夜が口を開いた。
「なぁ、カティア。
今度、また別の海に行こう。」
「・・・」
「場所を変えて、季節を変えて、色んな海に行こう。
勿論海だけじゃなく、他の、色んな場所へ行こう・・・一緒にさ。」
「・・・はい、一緒に、色んな所に行きましょう。」
そう、二人で、一緒に色んな所へ行こう。
そうすれば、目を閉じれば直ぐに思い出せる、そういう思い出が増えていく。
そうすれば、いつかきっと、あの誰かと一緒に歩いたあの浜辺に辿り着く。
・・・そう言ってくれた事が嬉しくて、幸せすぎて、結局涙は止まらずに。
ただただ、統夜の腕の中で海を見続ける事しか出来なかった。
294 :それも名無しだ :2006/07/05(水) 13:20:53 ID:RjcLHoJt
同時刻 光子力研究所 応接間
「お陰様で有意義な時間を過ごせました。
有難う御座いました、弓教授。」
「私もですよ、グリニャールさん。
・・・ああ、そういえば。」
「うん、どうかされましたか?」
「なに、知り合いにもグリニャールという姓の子が居ましてね・・・」
光子力研究所に訪れていた一人の男。
彼の姓がグリニャールであった事が何を意味するのか・・・それはまた、別のお話。
──えー、もうかえるの?
「そうだよ、お母さんが心配するだろう?」
はーい・・・ねぇ、おとうさん。
「なんだい?」
こんどは、おかあさんといっしょにこようね!
「ああ、そうだね。
今度はお母さんと一緒に来よう、約束だ。」
うん!──
約束が果たされる、その時は、直ぐそこに──。
以上、こんなんもありかなぁと思ったので電波が促すままに書いてみた。
「お陰様で有意義な時間を過ごせました。
有難う御座いました、弓教授。」
「私もですよ、グリニャールさん。
・・・ああ、そういえば。」
「うん、どうかされましたか?」
「なに、知り合いにもグリニャールという姓の子が居ましてね・・・」
光子力研究所に訪れていた一人の男。
彼の姓がグリニャールであった事が何を意味するのか・・・それはまた、別のお話。
──えー、もうかえるの?
「そうだよ、お母さんが心配するだろう?」
はーい・・・ねぇ、おとうさん。
「なんだい?」
こんどは、おかあさんといっしょにこようね!
「ああ、そうだね。
今度はお母さんと一緒に来よう、約束だ。」
うん!──
約束が果たされる、その時は、直ぐそこに──。
以上、こんなんもありかなぁと思ったので電波が促すままに書いてみた。
298 :それも名無しだ :2006/07/05(水) 19:09:39 ID:SWztw9nM
食事が済み、俺たちは湖の近くで花火をして遊んだ。
テニアは火のついた花火をブンブンと振り回し、カルヴィナさんに怒られていた。
メルアはそんな二人を見ていたアル=ヴァンさんにネズミ花火を大量に火をつけて放り投げた。
そしてテニア、メルア共にアル=ヴァンさんとカルヴィナさんに怒られた。
もっとも、一番楽しんでいたのは怒っていた二人だったりする。
打ち上げ花火が空高く上がり夜空に大輪の花を咲かせたとき、アル=ヴァンさんは私たちの誰よりもはしゃいでいた。
カルヴィナさんはテニアよりも多くの花火を持ってテニアを追いかけていた。
そんな中、俺とカティアは安全に普通に遊んでいた。
花火が終わり、テントに入った。
前回のキャンプの時は逃亡中だったため、それほどゆっくり出来なかったし、なによりも女の子三人と一緒に同じテントで寝ていた為、落ち着かなかった。
今回のキャンプでは俺とアル=ヴァンさんでひとつ。 女性陣でひとつのテントで寝ることになった。
火を消してアル=ヴァンさんは眠ったが、俺はどうしても眠れなかった。
「統夜? 起きてますか」
そこへカティアの声がした。
「ん、ああ。 なにかあったのか?」
テントから出るとカティアは手に数本の線香花火とライターを持って立っていた。
「実はさっきこれだけキープしてたんです。 統夜も一緒にやりませんか? ・・・・・・・・その・・・・・・ふたり・・・・で・・・・」
そういえば線香花火が少なくなっていた。
「わかった。 やろう」
「本当ですか!!」
「しーっ! 静かに。 二人でやりたいんだろ?」
299 :それも名無しだ :2006/07/05(水) 19:10:53 ID:SWztw9nM
再び湖の近くにやってきた。
月明かりが明るく照らしているこの世界には俺とカティアの二人しかいない。
夜なのに、とても明るかった。
「私、この花火好きです」
「そうだな。 俺も線香花火は好きだ」
風情とかワビサビなんてものはわからないが賑やかな他の花火とは違った趣がある。
「覚えてますか? 前にここでキャンプしたときの事」
「ああ」
「楽しかったですよね」
そういうカティアは微笑みながら遠い目をした。
「俺も楽しいと言えば楽しかった」
「ええ。 本当に・・・・・楽しかっ・・・・・た・・・・・」
カティアの線香花火の火が落ちた。
「私・・・・フューリーに捕まってたときにあんな楽しい思いが出来るなんて思っても見なかったんです」
彼女の頬には大粒の涙が伝っていた。
「戦争が終わって、統夜とあの子達と一緒に暮して、学校に通って・・・・・キャンプに来て・・・・・・今の全てが楽しいんです!」
「カティア・・・・・・」
「でも、偶に思うんです。 いつかはこんな生活が終わる。 またあの思い出したくもない実験のモルモットにされる・・・・・・!!」
俺が腕をまわすよりも早くカティアが胸に飛び込んできた。
「嫌です! そんなの嫌!! 大事な人と離れるのはもう懲り懲りなんです!」
「・・・・・・・・・馬鹿、そんなこと、俺がさせない」
しっかりとその身体を抱きしめる。
三人のまとめ役で二人からも信頼されていて、俺も信頼し、愛している少女の身体は思ったよりも小さかった。
「一緒にいろんなところに行こう。 キャンプだけじゃない。 海にも川にも、街にも、温泉にも」
「とーや・・・・・・」
「まだカティア達が見たこともないような楽しいところに行こう。 だからもう泣くな」
「・・・・・約束・・・・・・ですよ?」
「ああ! 約束する」
二人の体が離れ、カティアが涙を拭った。
その姿がとれも綺麗で、妙に可愛らしかった。
前のキャンプネタの後半です。
本当はこっちを書きたかったりします。
ちなみにこの光景を全て見ていた4人+親分+トロンベに次の日ちゃかされるのか、どうか。
それは定かなような、定かではないような。
月明かりが明るく照らしているこの世界には俺とカティアの二人しかいない。
夜なのに、とても明るかった。
「私、この花火好きです」
「そうだな。 俺も線香花火は好きだ」
風情とかワビサビなんてものはわからないが賑やかな他の花火とは違った趣がある。
「覚えてますか? 前にここでキャンプしたときの事」
「ああ」
「楽しかったですよね」
そういうカティアは微笑みながら遠い目をした。
「俺も楽しいと言えば楽しかった」
「ええ。 本当に・・・・・楽しかっ・・・・・た・・・・・」
カティアの線香花火の火が落ちた。
「私・・・・フューリーに捕まってたときにあんな楽しい思いが出来るなんて思っても見なかったんです」
彼女の頬には大粒の涙が伝っていた。
「戦争が終わって、統夜とあの子達と一緒に暮して、学校に通って・・・・・キャンプに来て・・・・・・今の全てが楽しいんです!」
「カティア・・・・・・」
「でも、偶に思うんです。 いつかはこんな生活が終わる。 またあの思い出したくもない実験のモルモットにされる・・・・・・!!」
俺が腕をまわすよりも早くカティアが胸に飛び込んできた。
「嫌です! そんなの嫌!! 大事な人と離れるのはもう懲り懲りなんです!」
「・・・・・・・・・馬鹿、そんなこと、俺がさせない」
しっかりとその身体を抱きしめる。
三人のまとめ役で二人からも信頼されていて、俺も信頼し、愛している少女の身体は思ったよりも小さかった。
「一緒にいろんなところに行こう。 キャンプだけじゃない。 海にも川にも、街にも、温泉にも」
「とーや・・・・・・」
「まだカティア達が見たこともないような楽しいところに行こう。 だからもう泣くな」
「・・・・・約束・・・・・・ですよ?」
「ああ! 約束する」
二人の体が離れ、カティアが涙を拭った。
その姿がとれも綺麗で、妙に可愛らしかった。
前のキャンプネタの後半です。
本当はこっちを書きたかったりします。
ちなみにこの光景を全て見ていた4人+親分+トロンベに次の日ちゃかされるのか、どうか。
それは定かなような、定かではないような。
303 :それも名無しだ :2006/07/06(木) 04:15:37 ID:Wq9re2q5
>>298-299
GJですが、
>4人+親分+トロンベに次の日ちゃかされるのか
最後の二人は何処からわいて来ましたか?
GJですが、
>4人+親分+トロンベに次の日ちゃかされるのか
最後の二人は何処からわいて来ましたか?
304 :それも名無しだ :2006/07/06(木) 10:28:15 ID:eA5KUCMG
>>303
確か前回食事抜きを選んだ統夜とアル=ヴァンに、
大八車一杯の食材を提供してくれた食通が居たのでその関係だと思う。
確か前回食事抜きを選んだ統夜とアル=ヴァンに、
大八車一杯の食材を提供してくれた食通が居たのでその関係だと思う。
305 :それも名無しだ :2006/07/06(木) 19:04:04 ID:iONEO9MU
>>303
小生、OG萌スレの住人でもあるため、その関係で出てきました。
料理といったらトロンベ。
トロンベといったら親分と気が付いたら覗いてました。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
小生、OG萌スレの住人でもあるため、その関係で出てきました。
料理といったらトロンベ。
トロンベといったら親分と気が付いたら覗いてました。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
225 :それも名無しだ :2006/07/01(土) 13:28:32 ID:QFKhhd9w
カティアの話を纏めるとこうだ。
昼休みに級友達と昼食を取っていたら、級友の叔母さんが突如襲撃。
理由は若い被写体を求めてだとか、カメラマンしてるらしい。
で、若い被写体の用途は結婚式場の宣伝用ポスター。
テニアやメルア、それに千鳥さんとかさやかさんとか、他にも色々候補は居たらしいんだけど、
最終的に白羽の矢が立ったのはカティアだったそうだ。
が、カティアと決まった途端周囲から花婿役に俺をと推薦があがり、
それを聞いたその叔母さんはノリノリで承諾、彼氏の方が自然な笑顔が出るからー、とかだそうな。
「・・・それで、カティアはどうしたいんだ?」
「私は、その、統夜さえ良ければ、その・・・」
伏目がちでもじもじ、と表現するのがピッタリなカティアさん。
そういうかわいらしい仕草を不意打ちでやるのは卑怯だってば。
「・・・判った、引き受けるよ。」
「え!?・・・その、良いんですか?
私の我侭だから、嫌なら断りを入れてきますけど・・・」
「良いんだって。カティアは乗り気なんだろ?
少し位我侭言って貰ったって平気だからさ。
・・・それに、俺もカティアの花嫁姿見てみたいし。」
「!・・・ありがとう、統夜。
日程は来週末、郊外の○×式場で午前9時からですけど、大丈夫でした?}
「うん、おっけぃ。・・・楽しみにしてるよ。」
「はい、私も・・・それじゃ、承諾の連絡してきますね。」
ルンルン、とでも言うのか足取り軽やかに電話に向かうカティア。
ずるぺたーん!
あ、転んだ・・・相当浮かれてるのかな、あれは。
何にせよ来週末か、頑張ろう。
と、言う訳で撮影当日、時間通りに式場に到着して、
カメラマンを勤める級友の叔母さんこと、小野寺栄子さんに挨拶を済ませて早速衣装に着替えた。
・・・が、着替えたのは良い物の、着替えた相手の破壊力までは想像してなかった訳で。
純白のウェディングドレスに身を包み、ブーケを持ったカティアに見惚れて居た所で冒頭に戻る。
昼休みに級友達と昼食を取っていたら、級友の叔母さんが突如襲撃。
理由は若い被写体を求めてだとか、カメラマンしてるらしい。
で、若い被写体の用途は結婚式場の宣伝用ポスター。
テニアやメルア、それに千鳥さんとかさやかさんとか、他にも色々候補は居たらしいんだけど、
最終的に白羽の矢が立ったのはカティアだったそうだ。
が、カティアと決まった途端周囲から花婿役に俺をと推薦があがり、
それを聞いたその叔母さんはノリノリで承諾、彼氏の方が自然な笑顔が出るからー、とかだそうな。
「・・・それで、カティアはどうしたいんだ?」
「私は、その、統夜さえ良ければ、その・・・」
伏目がちでもじもじ、と表現するのがピッタリなカティアさん。
そういうかわいらしい仕草を不意打ちでやるのは卑怯だってば。
「・・・判った、引き受けるよ。」
「え!?・・・その、良いんですか?
私の我侭だから、嫌なら断りを入れてきますけど・・・」
「良いんだって。カティアは乗り気なんだろ?
少し位我侭言って貰ったって平気だからさ。
・・・それに、俺もカティアの花嫁姿見てみたいし。」
「!・・・ありがとう、統夜。
日程は来週末、郊外の○×式場で午前9時からですけど、大丈夫でした?}
「うん、おっけぃ。・・・楽しみにしてるよ。」
「はい、私も・・・それじゃ、承諾の連絡してきますね。」
ルンルン、とでも言うのか足取り軽やかに電話に向かうカティア。
ずるぺたーん!
あ、転んだ・・・相当浮かれてるのかな、あれは。
何にせよ来週末か、頑張ろう。
と、言う訳で撮影当日、時間通りに式場に到着して、
カメラマンを勤める級友の叔母さんこと、小野寺栄子さんに挨拶を済ませて早速衣装に着替えた。
・・・が、着替えたのは良い物の、着替えた相手の破壊力までは想像してなかった訳で。
純白のウェディングドレスに身を包み、ブーケを持ったカティアに見惚れて居た所で冒頭に戻る。
226 :それも名無しだ :2006/07/01(土) 13:29:27 ID:QFKhhd9w
「はい、それじゃ撮っていくわよー。
最初は表情が固くなっちゃうだろうけど、なるだけ自然になるように頑張って頂戴。」
「「判りました。」」
「・・・貴方達ホントに息ピッタリなのねぇ。」
そんなこんなで撮影は進む。
最初は緊張もあって表情がガチガチだった気がするけど、
小野寺さんにからかわれたりしたら大分気にならなくなった・・・と思う。
プロのカメラマンは撮られる側の緊張をほぐすのも仕事内、なんて言ってたけどその通りだったな。
「よーしおっけー!中々良い絵が撮れたわ。
皆、それに主役のお二人さん、お疲れ様!」
「「お疲れ様でした!」」
「最後までハモってるわね、貴方達・・・」
角度を変え位置を変え、時には衣装を変えて撮影が終了。
お昼休みと休憩を入れたとはいえずいぶん頑張ったなぁ。
「お疲れ、カティア。何か飲むか?」
「お疲れ様、統夜。・・・そうですね、紅茶貰えますか?」
喉の渇きを潤しつつホッと一息。
と、そこに小野寺さんがやってきた。
「お二人さん、お疲れ様。お陰さまで良い絵が取れたわ。」
「「小野寺さん。」」
「・・・慣れって偉大だわ。
えーとね、悪いんだけど着付けさんがちょっと今忙しくて、
直ぐには着替えられないんだわ。」
「で、お詫びって訳じゃないんだけどここの教会、貸切にしてあげるから
将来の予行演習なりなんなり好きにしてて頂戴、普通に休んでて貰っても構わないし。」
・・・要するに手が空くまでここで待ってろ、って事だよな。
「判りました、じゃあ着付けさんが空くまでここで待ってます。」
「悪いわね、衣装を汚すような事さえしないでくれれば助かるわ。
・・・裏を返せば衣装汚さなければナニやったって構わないわよ。」
「な、なな・・・」
「それじゃあ後でね~」
さらりと危ない事を言い残して小野寺さんは行ってしまった。
・・・いろんな意味で凄い人だなぁもう。
「・・・だってさ。ってあれ、カティア?」
「・・・」
なんだかボーっと祭壇って言うのかな?牧師さんが立つんであろう場所を眺めてる。
最初は表情が固くなっちゃうだろうけど、なるだけ自然になるように頑張って頂戴。」
「「判りました。」」
「・・・貴方達ホントに息ピッタリなのねぇ。」
そんなこんなで撮影は進む。
最初は緊張もあって表情がガチガチだった気がするけど、
小野寺さんにからかわれたりしたら大分気にならなくなった・・・と思う。
プロのカメラマンは撮られる側の緊張をほぐすのも仕事内、なんて言ってたけどその通りだったな。
「よーしおっけー!中々良い絵が撮れたわ。
皆、それに主役のお二人さん、お疲れ様!」
「「お疲れ様でした!」」
「最後までハモってるわね、貴方達・・・」
角度を変え位置を変え、時には衣装を変えて撮影が終了。
お昼休みと休憩を入れたとはいえずいぶん頑張ったなぁ。
「お疲れ、カティア。何か飲むか?」
「お疲れ様、統夜。・・・そうですね、紅茶貰えますか?」
喉の渇きを潤しつつホッと一息。
と、そこに小野寺さんがやってきた。
「お二人さん、お疲れ様。お陰さまで良い絵が取れたわ。」
「「小野寺さん。」」
「・・・慣れって偉大だわ。
えーとね、悪いんだけど着付けさんがちょっと今忙しくて、
直ぐには着替えられないんだわ。」
「で、お詫びって訳じゃないんだけどここの教会、貸切にしてあげるから
将来の予行演習なりなんなり好きにしてて頂戴、普通に休んでて貰っても構わないし。」
・・・要するに手が空くまでここで待ってろ、って事だよな。
「判りました、じゃあ着付けさんが空くまでここで待ってます。」
「悪いわね、衣装を汚すような事さえしないでくれれば助かるわ。
・・・裏を返せば衣装汚さなければナニやったって構わないわよ。」
「な、なな・・・」
「それじゃあ後でね~」
さらりと危ない事を言い残して小野寺さんは行ってしまった。
・・・いろんな意味で凄い人だなぁもう。
「・・・だってさ。ってあれ、カティア?」
「・・・」
なんだかボーっと祭壇って言うのかな?牧師さんが立つんであろう場所を眺めてる。
227 :それも名無しだ :2006/07/01(土) 13:30:27 ID:QFKhhd9w
「カティア?」
「は、はいっ?!何でしょう!」
「・・・いや、着付けさんが忙しいから時間取れるまでここで待ってろだってさ。
どうしたんだ、ボーっとして?」
「え、その、何でもないですよ?」
「疑問系で返されてもなぁ。」
「・・・・・・うぅ、その、私達もいつか本当に今日みたいな衣装を着て、
あそこに並んで立てたらな、って・・・」
「・・・」
自分の察しの悪さに腹が立つ。
腹が立ったので静める為に行動開始しよう。
「・・・じゃあさ、今から予行演習でもしてみる?」
「え?」
「じゃ、あの子達呼んでくるわね。
それにしてもホント良い絵が撮れたわー。」
「小野寺さんがここまで褒めるなんて珍しいですねぇ。
でもこの出来を見てると納得出来ます。」
「でしょう?じゃ、行って来るわ。」
スタッフと後始末その他を終える。
全く、他の撮影とかぶるなんて聞いてなかったんだけど。
ともあれ漸く着付けさんの手が空いたので、二人を呼びに行くとしよう。
・・・おや、ドアを閉め忘れてたみたい、少し開いて・・・ん?何か話し声がする。
祭壇の所に二人が並んで・・・
「私、紫雲統夜
「私、カティア=グリニャールは
「互いを伴侶と認め、一生をかけて愛しぬく事を誓いますー・・・」
影が重なり合うその瞬間、カシャリ、と二人には聞こえぬ音を立ててフィルムに収めたのは二人の誓いの印。
いや、誓いの予行演習、その一幕だろうか?
今日撮ったどの写真よりも絵を取れた、その確信がある・・・が、これを使うのは野暮と言う物だろう。
「・・・後日郵送かしら、若いって良いわね~。」
誓いを立てた二人は照れくさそうに微笑みあって、幸せそうで。
過去の自分を思い出させる・・・今日の夕飯は旦那の好物でも作ってやろうか。
それはさておき、このままだと何時までたっても終わりそうに無い。
二人には悪いけど、続きは本番を待ってもらうとしよう。
「あらあら、お二人さん、良い雰囲気だこと。
教会で挙式の練習でもしてたかしら?」
「「お、小野寺さん!?」」
けど、このハモりっぷりはどうにかならないのかしら。
「は、はいっ?!何でしょう!」
「・・・いや、着付けさんが忙しいから時間取れるまでここで待ってろだってさ。
どうしたんだ、ボーっとして?」
「え、その、何でもないですよ?」
「疑問系で返されてもなぁ。」
「・・・・・・うぅ、その、私達もいつか本当に今日みたいな衣装を着て、
あそこに並んで立てたらな、って・・・」
「・・・」
自分の察しの悪さに腹が立つ。
腹が立ったので静める為に行動開始しよう。
「・・・じゃあさ、今から予行演習でもしてみる?」
「え?」
「じゃ、あの子達呼んでくるわね。
それにしてもホント良い絵が撮れたわー。」
「小野寺さんがここまで褒めるなんて珍しいですねぇ。
でもこの出来を見てると納得出来ます。」
「でしょう?じゃ、行って来るわ。」
スタッフと後始末その他を終える。
全く、他の撮影とかぶるなんて聞いてなかったんだけど。
ともあれ漸く着付けさんの手が空いたので、二人を呼びに行くとしよう。
・・・おや、ドアを閉め忘れてたみたい、少し開いて・・・ん?何か話し声がする。
祭壇の所に二人が並んで・・・
「私、紫雲統夜
「私、カティア=グリニャールは
「互いを伴侶と認め、一生をかけて愛しぬく事を誓いますー・・・」
影が重なり合うその瞬間、カシャリ、と二人には聞こえぬ音を立ててフィルムに収めたのは二人の誓いの印。
いや、誓いの予行演習、その一幕だろうか?
今日撮ったどの写真よりも絵を取れた、その確信がある・・・が、これを使うのは野暮と言う物だろう。
「・・・後日郵送かしら、若いって良いわね~。」
誓いを立てた二人は照れくさそうに微笑みあって、幸せそうで。
過去の自分を思い出させる・・・今日の夕飯は旦那の好物でも作ってやろうか。
それはさておき、このままだと何時までたっても終わりそうに無い。
二人には悪いけど、続きは本番を待ってもらうとしよう。
「あらあら、お二人さん、良い雰囲気だこと。
教会で挙式の練習でもしてたかしら?」
「「お、小野寺さん!?」」
けど、このハモりっぷりはどうにかならないのかしら。
228 :それも名無しだ :2006/07/01(土) 13:31:33 ID:QFKhhd9w
「しかし驚いたよなぁ・・・見られてたかと思った。」
「あはは・・・私もです。」
日が赤く沈む夕暮れ時、自宅への帰路を二人で歩く。
スーパーにも寄って両手には買い物袋、今日の夕飯はカレーで決定。
「出来上がったポスターって、どうなるんだって?」
「後日家の方にサンプルを送ってくれるそうですよ。
・・・ちょっと、楽しみです。」
「そうなんだ・・・俺も、楽しみだな。」
そんな会話をしてる間に家に到着。
鍵を開け、中に入ろうとするとスルリ、とカティアが横入り。
ちょっと何かを思案する素振りを見せたかと思うと、
意を決したように頭を上げて
「カティア?」
「・・・おかえりなさい、あなた。」
なんて言って、こっちの顔を真っ赤に染めてくれた。
夕暮れの中、若い二人が交わす会話は
近い将来、暖かい思い出に変わるのだろう。
尚、余談ではあるが後日ポスターが郵送されて来た際に、
二人の"誓いの印"の写真が同梱されており、
すったもんだの末にカティアが接収・・・
以降、彼女の机の中に大切な宝物として大事に保管されているのはここだけの秘密。
・・・そして完成したポスターが、
何故か学校内に張られてまた大騒ぎになったのは、また別のお話。
261 :それも名無しだ :2006/07/03(月) 05:09:27 ID:qAgDIwiP
266 :それも名無しだ :2006/07/03(月) 07:52:46 ID:jy+/KG/t
>261
GJ...激しくGJ!
可愛いよカティア! ドレス似合うよカティア!
統夜がぼけっとなるのも当然だよカティア!
GJ...激しくGJ!
可愛いよカティア! ドレス似合うよカティア!
統夜がぼけっとなるのも当然だよカティア!
267 :それも名無しだ :2006/07/03(月) 08:20:55 ID:kPm8wza2
>>261
こ、これは...なんてGJな絵なんだ!!!
素晴らしいよ!ウェディングドレス姿のカティア!!!!!
もうGJどころじゃない!
感動せよおおおをををおをおををおぉぉぉぉぉ!!!!!!!
こ、これは...なんてGJな絵なんだ!!!
素晴らしいよ!ウェディングドレス姿のカティア!!!!!
もうGJどころじゃない!
感動せよおおおをををおをおををおぉぉぉぉぉ!!!!!!!
229 :それも名無しだ :2006/07/01(土) 13:33:49 ID:QFKhhd9w
以上です、長くなりすぎた感があるが電波の赴くままに投下完了。
しかしオチが毎回また別のお話になるのはなんとかしないと。
今回のNG
カメラマンを勤める級友の叔母さんこと、ODE(Ono Dera Eiko)システムだ。
「「帰れよ。」」
しかしオチが毎回また別のお話になるのはなんとかしないと。
今回のNG
カメラマンを勤める級友の叔母さんこと、ODE(Ono Dera Eiko)システムだ。
「「帰れよ。」」
230 :それも名無しだ :2006/07/01(土) 13:46:14 ID:IMQA8Mpv
>224-229
GJ!
予行演習のシーンは、その光景が見えそうなくらい素敵でした
そして最後の「おかえりなさい、あなた」に撃沈された(*´Д`)ハァハァ
GJ!
予行演習のシーンは、その光景が見えそうなくらい素敵でした
そして最後の「おかえりなさい、あなた」に撃沈された(*´Д`)ハァハァ
231 :それも名無しだ :2006/07/01(土) 16:30:37 ID:ed3hxCa1
>>229
ダメだ...言うことがこれしか思いつかない...
マジでGJ!!
ダメだ...言うことがこれしか思いつかない...
マジでGJ!!
232 :それも名無しだ :2006/07/01(土) 17:43:30 ID:dEPa9dV1
ふ...ふふ...ふふふふふふぅふぅふぅ
ハハッ!ハハハ、はぁハァハァハーっはっハッハッハァーー!!
...い、いかん。正気を失ってしまう所だった。
>>229のSSめ、何て凄まじい魔力なんだ...!
ハハッ!ハハハ、はぁハァハァハーっはっハッハッハァーー!!
...い、いかん。正気を失ってしまう所だった。
>>229のSSめ、何て凄まじい魔力なんだ...!
234 :それも名無しだ :2006/07/01(土) 20:20:42 ID:AMdI6Lpb
>>229
GJ!そして小野寺さんと見たとき最初ハガネの(副)艦長かと思った俺は多分OG厨
本当は多分通称オノDの母親なんだよな
GJ!そして小野寺さんと見たとき最初ハガネの(副)艦長かと思った俺は多分OG厨
本当は多分通称オノDの母親なんだよな
237 :それも名無しだ :2006/07/01(土) 21:39:53 ID:QFKhhd9w
>>234
カメラマン氏の名前はNGネタがやりたかっただけなので他意は無くてごめんねごめんね。
カメラマン氏の名前はNGネタがやりたかっただけなので他意は無くてごめんねごめんね。
238 :それも名無しだ :2006/07/01(土) 22:59:34 ID:k5J4OOQe
な、なんだ、このフル改造+魂・直撃をかけたオルゴンバスターキャノンのような衝撃は。
何も出来ぬまま撃墜されたわ。
>>229同志に敬礼!!
何も出来ぬまま撃墜されたわ。
>>229同志に敬礼!!
キャサリン妃ウェディングドール・ケイト ミドルトン | Royal Wedding Doll
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