2010年05月12日
 ■  カティア萌えスレ 新婚3日目 その5

カティア萌えスレ 新婚3日目
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1140621274/l50


前回の続き


468 :455 :2006/05/02(火) 22:47:24 +YSc029j

暗く、静まり返った部屋の中で動く2人分の影
「・・・っん・・・統夜・・・、もう少し右・・・・・」
「・・・・っと、この辺か・・・?」
「えぇ・・・・あっ・・・もうちょっと左に・・・」
「・・・よっと、この辺?」
「そう、そこ・・・・、そのまま・・・・」
「・・・・っく!カティア俺そろそろ・・・・」
「っあ!待って!もう少しだから!!」
「・・・でも・・・・もう・・・・」
「お願い、もう少し我慢して!もう少しだから!!」
「ご・・・・ごめん、もう!!」
「ダメ!まだ・・・・あぁっ!!」


ドタン! ドスン!

「で、2人とも何やってたの?」
着いた明かりの下、不自然に絡んだままの二人をジト目で見下ろすテニア
「いや・・・、ブレーカーが落ちちゃって・・・・」
「台になる物も無かったから統夜にお願いして台代わりになってもらってたんだけど・・・」
「途中で俺の方が腕痺れちゃってね・・・・、ところでカティア怪我無いか?」
「はい、私の方は大丈夫ですけど・・・・、ただこの状態は・・・って何処触ってるんですか!?」
「え?あ・・・・ご、ごめん!!」
取り合えずこの後テニアとメルアの救援で何とか抜けられたとか抜けられなかったとか


え?オチ?
ごめんなさい、考えてませんでしたorz



469 :それも名無しだ :2006/05/02(火) 23:05:46 aD4775e6
一体全体このスレはどうしてしまったんだw
もはやこのスレだけ夏真っ盛りですよ。職人様方
もっともっといい電波をお願いします!!



470 :それも名無しだ :2006/05/02(火) 23:43:47 B2Vihf5y
何、このSS祭は
一体一日に何回俺にGJ言わす気なんだwww

>>468
わかっててもニヤけてしまう、GJなネタでした!



471 :それも名無しだ :2006/05/03(水) 01:01:05 nqfariGw
寝る前に言わせてくれ
GJ!



472 :それも名無しだ :2006/05/03(水) 07:04:31 e5QgnhhS
今起きた俺からも
GJ!



473 :それも名無しだ :2006/05/03(水) 09:40:14 dk1wM5N+
もう一度言うのも私だ
GJ!





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474 :それも名無しだ :2006/05/03(水) 11:07:06 frC6+X9L

ガサゴソガサ

統夜は焦っていた
(まずい・・・・・『アレ』が無い・・・・)
自室の中をあちこち漁りながら唸っている
「うーん・・・・・、確かにこの辺りに隠したはずなんだけど・・・・・」

ゴソゴソゴソ・・・・

「やっぱり無いなぁ・・・・別の場所に隠したっけ・・・?」

ガチャ

「統夜〜、買出しに行こうと思うんですけど何か買っておく物ありますか?
・・・・・って何焦ってるんですか?」
「い・・・いや、焦ってなんか無いよ?」
「・・・・と言うか何か部屋の中が家探ししたかの如く荒れてるんですが・・・・」
「え?あ・・・・、ちょ・・・ちょっと探し物を・・・ね・・・」
眉を少し寄せて訝しむカティア
「探し物って・・・・それにしても掃除したばかりなのに少し散らかしすぎじゃぁ・・・」
「ご・・・ごめん、見つけたら片付けるから」
「もう・・・・、それで買出しなんですけど・・・・・」
「あーっと・・・・特には無いかな」
「分かりました、それじゃ行ってきますね」
「うん、気をつけて」

パタン

「ふ〜・・・、何とか『アレ』を探してるのには気づかれなかったな」
呟きながら再び探し物に戻る統夜
(・・・・でも、待てよ・・・?)
机の周りをもう一度探そうとした所でふと手を止める
(・・・カティアが掃除したって事はもしかしたらその時『アレ』を見つけて・・・・カティアならそのまま捨てるって事も・・・・・)
統夜の顔の焦りの色が濃くなる
(まずい・・・・捨てられる事以前に『アレ』を見つかるのは・・・・・テニアやメルアならまだしもカティアの場合どうなるか・・・・)


475 :それも名無しだ :2006/05/03(水) 11:08:23 frC6+X9L
ガチャ

「ッ!!?」
「そうそう言い忘れてたんですけど・・・」
何やら妙な笑顔を浮かべながらカティアが入ってくる
「な・・・何・・・かな・・・?」
「統夜のベッドの下にあった『あの本』ですけど、捨てておきましたから」
統夜の顔から血の気が引く
「え・・・っと、その・・・・」
「統夜には私がいるんですから『あんな本』何か必要ないですよね?」
満面の笑みで言うカティア
だが明らかに発しているオーラーが彼女の心境を伝えてくる
「は・・・はい・・・・・」
カティアの笑顔に答えるように引き攣りまくった笑顔で答える統夜
「よろしい、それじゃぁ買い物行ってきますね」
「はい・・・行ってらっしゃい・・・・」

パタン

再び一人部屋に残される統夜

(・・終わった・・・・)
あそこまでの笑顔を浮かべる時のカティアは大抵がかなり怒っている証拠である
「はは・・は・・・あはははは・・・・はぁ・・・」
取り合えず渇いた笑いを上げ嘆息する
今日はカティアによって処分された所謂『おとなの絵本』に対する言い訳と
どうやってカティアの機嫌を直すかで一日が潰れそうだ


朝っぱらから変な電波を受信するのも私だ



476 :それも名無しだ :2006/05/03(水) 12:26:28 MCrH5HIG
>>474-475
果てしなくGJだ!


477 :それも名無しだ :2006/05/03(水) 12:43:57 le+umjAq
今日は良い日だ、空は澄み渡り素晴らしいSSも読めた・・・
GJです!!!



478 :それも名無しだ :2006/05/03(水) 16:05:39 eZXYqM+t
おまいらみんな大好きだ、GJ!!

そして>>474のぐりにゃバージョンを勝手に投下するのも私だ


ガサゴソガサ

カティアは焦っていた
(まずいわ……『アレ』が無い…)
自室の中をあちこち漁りながら唸っている
「うーん……、確かにこの辺りに隠したはずなんだけど…」
ゴソゴソゴソ
「やっぱり無い……別の場所に隠したかしら…」

ガチャ

「カティア〜、買い物行くけど何か買ってきてほしい物………何やってんだ?」
「いいいえ何もしてません!!」
「……この部屋の状況が何もしてないわけがないことを物語っていると思うんだが」
「ええと……そう、少し探し物をしてて……」
「ふーん……、あんまり散らかすなよ」
「は、はい」

バタン

危なかった、こんなこと統夜に感づかれる訳にはいかない
さて、気を取り直して続きを

「やっぱり俺も手伝「キャアアァァアァ!!!!!」」
「大丈夫だから統夜は早く買い物に行ってきてくださいぃ!!」
「うわっ!わかった、わかったから物を投げるな!」


——はふう
誰もいない自室、カティアは溜め息を吐いた
「『一緒に探して』なんて言えるわけないじゃない」

カティアが無くした物は、早い話が統夜へのラブレターだったりする



479 :それも名無しだ :2006/05/03(水) 16:07:39 eZXYqM+t
事の発端は数日前にさかのぼる

いつものように買い物へ出かけたカティアは、何を買おうか迷いつつ八百屋へと向かった
「ありがとやしたー!またどうぞ!おっ、カティアちゃんじゃないか、いらっしゃい」
「こんにちは、今日は何が安いんですか?」
「そうだなぁ…、大根はどうだ?」
「大根…それじゃあブリと煮付けようかしら…」
頬に右手をあて、夕食の献立を考える
「ははっ、そのポーズしてるとカティアちゃんも立派な主婦みたいだな」
「私まだ高校生ですよ?そんなオバサンみたいなこと……あ、ち、違うんです!ごめんなさい!」

回りの主婦の冷ややかな視線を適度に浴びつつ、カティアは思った
そういえば、高校生が大根買うか買わないかで悩んでいいのだろうか
むしろ八百屋の常連客ということに何か釈然としないものを感じる
普通だったら、学校帰りにマッ○とかミ○ドとかに寄って恋愛談義に花を咲かせていてもいいだろうに
何故私はこんなに生活感が滲み出るような高校生活をおくっているのだろう……
買い物カゴからネギ覗かせて、私はマンガの主婦か

どうすればいいんだろう

とりあえず高校生らしいことを

そうだ、ラブレターを書こう



480 :それも名無しだ :2006/05/03(水) 16:09:16 eZXYqM+t
今思えばあの時の私はなんで『高校生=ラブレター』なんて訳のわからない答えにたどりついたのか、謎だ
おかげでとんでもないものを書いてしまった

—はぁ

本日二回目の溜め息を吐きつつ、ぐったりとうなだれる
ちなみに、ラブレターの中身はこんなである


『拝啓 町中にも緑が増えてきた今日この頃……(略)……愛しているんだよー!統夜ァーっ!……(略)……わたしは、あなたが欲しいーっ!!…(略)』


なんかもう、怪しさ全開である
もし私が統夜だったら、絶対に断るだろう

その後も必死になって探すものの結局ラブレターは見つからず、カティア・グリニャールのGW初日は過ぎていくのであった

『どこがGWなんだ?』と言われること間違いなしなネタを書いてみるのも私だ
とりあえず前半を投下、後半はGW中にはなんとか仕上げたいです
八百屋のオヤジは別に誰というわけでもありません、みなさんの想像にお任せです



481 :それも名無しだ :2006/05/03(水) 16:52:06 frC6+X9L
>>478-480
GJ!!と言わせてくれ
と言うかラブレターの最後の方が素手でMS破壊する人っぽくなってるなw
でも何でこうカティアは主婦染みてるんだろう・・・・
まぁそこがいいと思うのも私だ



482 :それも名無しだ :2006/05/03(水) 16:58:38 le+umjAq
>>478-480
いいですねぇ・・・
こういう日常の一コマSSはさわやかです
主婦カティア万歳w



483 :それも名無しだ :2006/05/03(水) 19:07:25 zsswMbuh
>>475
GJ
ってことはカティアはいつでもOKってことですか!?
>>480
カティアは結婚相手としては申し分ないと思うな。いや、全てにおいて申し分ない!
続きを楽しみにしてます。GJ


485 :それも名無しだ :2006/05/03(水) 20:16:33 BjBctROB
オイオイオイオイオイ。
最近のカティアスレはGJが溢れすぎてるよ。
つーか職人サン。お疲れ様です。


507 :それも名無しだ :2006/05/04(木) 16:47:20 mBzSYsM7
四月の終わりから始まった連休も半分が過ぎ、テレビがUターンのピークを告げ始める頃

自室のベッドで、カティアは溜め息を吐いた

—数分前

自室の捜索をほぼ徹夜でしたため、カティアの体力は限界だった
そんな体にむち打って、当番の朝食作りにかかったのが運の尽き
炊飯器のスイッチ押し忘れるわ味噌汁にミソ入れ忘れるわ
おかげで「風邪なら寝てろ」と統夜に言われてしまった


—はぁ

昨日から数えたら何回目か分からない溜め息を吐く
(とりあえず、早くラブレターを探さないと…)
眠い目を擦り、頬をパチパチと叩く

「カティア、大丈夫か?」
ドアの向こうから統夜の声がする
「大丈夫です……」

妙な間が続く
(統夜ったら、どうかしたのかしら?)


「あの…カティア?」
「…なんですか」
「昨日探し物がどうとか言ってただろ?」

………!!

心臓が止まりそうになった、体が少しだけ震えているのがわかる
「中…入ってもいいか?」
無言でドアを開ける


統夜の手には、『それ』が握られていた


519 :それも名無しだ :2006/05/05(金) 16:08:36 iEBHnrYi
「あのさ……この手紙の事なんだけど…」

—いや…聞きたくない
「俺が口出しする事じゃないって、わかってる。でもさ」

—やめて、統夜

「………誰に渡すんだ?」


………は?


「いや…あの…カティアが選んだからにはしっかりした奴なんだろうけどさ」

……もしかして

「やっぱり…保護者としては…その…相手を知っておかないと…」

統夜へのラブレターって…気付いてない?

「だから……えぇい、まどろっこしい!カティア・グリニャール!」
「は、はい?」
「俺は、カティアのことが好きだ!!」

……え……?


「好きなんてもんじゃない!愛しているんだ!カティアー!」

え………ええぇ?!

「カティアのことをもっと知りたい!みんな、全部知っておきたいんだ!」
「と、統夜!声が大きい!!」
「あ……ゴメン」
「…………」

「俺さ、焦ってんだ」
「…………?」
「今まで当たり前のようにカティアと一緒に生活してたけどさ、怖かったんだ
いつかは別れる時が来るんじゃないかって、考えてた
この手紙を見つけた時、カティアがどこかへ行っちまったみたいな気がしてさ、気付いたんだ
俺の気持ち、俺の、カティアが好きだっていう気持ちに
すごく今更だけど、伝えたかったんだ
だから……お、おいカティア?どうしたんだ?」


520 :それも名無しだ :2006/05/05(金) 16:10:20 iEBHnrYi

—え?
あ、あれ?違うの、悲しくなんかない、嬉しいのよ
あれ…とまらない、なんで…涙…ダメ…泣いたら…
…でも、統夜になら…泣き顔…見られても、いいよね…

「統夜ッ…!私…あなたのこと…好きです…だから…ギュッてしてください…!」

そうすれば、落ち着けると思うから

「優しく…抱き締めて…」

泣いた

統夜の腕の中で、私は泣いた

「………落ち着いたか?」
「はい…大丈夫です」
「あのさ……一つ聞いてもいいか?」
「何ですか?」
「あのラブレター、誰に渡すつもりだったんだ?」
「……統夜、どこまで読んだんですか?」
「最初から十行ぐらいでラブレターって気付いたから、それで…」
「…いいですよ、最後まで読んでも。あれ、統夜に書いたやつですから」
「………マジで?」
「マジです」
「あー…悪いな、ムードのない告白で」
「別にいいですよ…なんなら、今からやり直しますか?」

「大好きだ、カティア」
「私も、統夜が大好き」



583 :それも名無しだ :2006/05/08(月) 16:11:49 ISHLFTJM
今更ながら>>496の続きっぽいの考えたんで投下してみる


「はぁ・・・」
GWも明け、だらけムードの漂う教室の窓際の席でカティアは窓の外を眺めながら小さく溜め息を吐いた
「どーしたの?溜め息なんか吐いて」
声の方に顔を向けるとかなめが立っていた
「んー・・・別に大した事じゃないから・・・」
そう言って再び窓の外へと視線を戻す
「うーん、紫雲君と何かあったとか・・・?」
ピクッ
いきなり統夜の名前を出されて一瞬動揺する
「べ・・・別に何もないわよ?第一私と統夜は何かあるような関係でもないし・・・」
なるべく平静を装いながら言う
「へ?そうなの?てっきり付き合ってるのかと思ってたけど・・・」
「そ・・・そんな事ある訳ないでしょ!!」
自分でそう言って少し悲しくなる
「うーん・・・、この間繁華街のアイス屋で手繋いで並んでたからてっきり・・・」
(見られてた・・・!?)
見られていたという事実とあの時の光景を思い出して顔が赤くなる
「あ、あれは・・・人が多かったからはぐれないようにであって・・・その・・・」
「あー、分かった分かったそういう事にしといてあげる」
そういいながら笑うかなめ
「でもさ、まだ付き合ってないなら少し急いだほうがいいかもしれないよ?」
「・・・急ぐって何を?」
「告白に決まってるじゃない、こ・く・は・く!!」
「こ・・・告白って・・・」
「最近何だかんだで紫雲君人気あるし、第一グズグズしてるとテニアやメルアに先越されるわよ?
それでもいいの?」
「そ・・・それは・・・」
「紫雲君が好きなら好きでちゃんと伝えないと」
「う・・・うん・・・、って私は別にそういう・・・」
キーンコーンカーンコーン
休み時間の終わりを告げるチャイムと同時に外でタイミングを計っていたのか先生が入ってくる
それに合わせて自分の席に戻るかなめ
「・・・もう・・・」
その後の授業の内容は全然覚えていなかった


584 :それも名無しだ :2006/05/08(月) 16:18:15 ISHLFTJM
「・・・はぁ・・」
学校が終わり、買い物を済ませた後で一人帰りながら今日何度目かの溜め息を吐く
「告白かぁ・・・」
自分から行動しないと何も変わらない事は分かっていた
だからこの間思い切って行動を起こしたのだが、あれ以来統夜とはほとんど口を利いていない
それどころか顔すらまともに合わせていなかった
あの時統夜に貰った髪飾りに手を当てる
(嫌われたのかな・・・)
確かにあの時統夜は拒んだりはしなかったが、いきなりの事で何もできなかっただけかもしれない
第一自分はまだきちんと自分の想いを言葉で伝えていない
(統夜の気持ちも考えずにあんな事しちゃったんだし・・・、統夜にきちんと謝ろう)
そう考えながら歩いていると家が見えてきた
(・・・?あれは・・・統夜?)
よく見てみると家の前で統夜が立っていた
そしてこちらに気付いた統夜が駈けてくる
謝らなければならないのに気持ちの整理がまだついていない
そうこうしている内に統夜が目の前まで来た
「えっと・・・おかえり」
「あ、その・・・ただいま・・・」
お互いにそれだけ言って黙り込む
(・・・謝らないと)
意を決して口を開く
「あの・・・」
「あのさ・・・」
同時に口を開き再び黙り込んでしまう
「あの、統夜がお先にどうぞ」
「いや、カティアが先に言ってくれないかな」
「あ・・・はい・・・」
(ちゃんと・・・謝らないと・・・)
「あの・・・この間の公園での事・・・なんですけど・・・・」
統夜の顔をまともに見れずに視線を地面に落とす
「あの時はごめんなさい!!統夜の気持ちも考えないであんな事をして・・・!!」
「あのさ・・・」
統夜の声にカティアの肩が小さく震える
「俺の方の話もあの時の事が関係してるんだけど」
統夜の言葉を聞いてそれまで以上に身が強ばっているのが分かる
「アレからずっと考えてたんだ・・・
俺はカティアの事が好きだしずっと一緒に居たいんだ
俺と付き合ってくれないかな?」
「・・・え?」
自分の予想していた答えと全く反対の答えに戸惑う
「ダメ・・・かな?」
首をブンブン振って否定する
「私も統夜の事が・・・」
目にうっすらと涙を浮かべ、微笑みながら言う
「私も統夜の事が大好きです」




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486 :それも名無しだ :2006/05/03(水) 22:07:08 frC6+X9L
「う〜ん・・・・」
カティアの自室、部屋にある鏡の前でカティアは悩んでいた
「やっぱりこれもいまいちかしらねぇ・・・・」
そう呟くと今持っていた服をベッドの上に投げ捨てる
既にベッドの上には同じように投げ捨てられた服が数着散らかっている
そして次の服へと手を伸ばす
っとそこで時計が目に入る

事の発端は昼頃に遡る

「おはよ〜・・・ってテニアとメルアは?」
「もうお昼ですよ?テニアとメルアは何かバイキングの割引券が今日までだからって
さっき出かけていきましたよ」
「バイキングって・・・テニアは分かるけど何でメルアまで?」
「何でも焼肉ケーキバイキングだとか」
「焼肉とケーキの食い合わせって滅茶苦茶悪そうな気がするけど・・・・
まぁ納得だな」
笑いながらそう言って統夜は席に着く
その横にお茶を煎れたカティアが座る
「それにしてもあの二人が居ないだけで静かですねぇ」
「確かに、って言うより専ら五月蝿いのはテニアの方だと思うけど」
そう言いながらカティアが煎れたお茶を飲みながら時計に目をやる
「もう12時回ってたのか・・・・」
「昨日は遅くまで起きてたんですか?朝起こしに行った時全然起きませんでしたけど・・・」
「いや・・・、まぁ色々・・・・」
「?」
「あ・・・あのさ・・・、二人も居ない事だしよかったら一緒に何処か遊びに行かないか?」
「え・・・?あ・・・・私と・・・ですか?」
「いや、他に居ないでしょ。ダメかな?」
「い・・いえ!!そ・・・それじゃすぐ支度してきますね!!」



487 :それも名無しだ :2006/05/03(水) 22:08:39 frC6+X9L
と言うやり取りが既に1時間程前
今カティアの部屋の時計は既に1時過ぎになっている
(あら・・・・)
統夜に二人きりで遊びに行くお誘い、所謂『でぇと』に誘われ
柄にも無くはしゃいで来て行く服を選んでいる内に既にこんな時間になっていた
取り合えず残っている服を見る
元々節約の為に必要最低限位しか服を買っていないのでテニアやメルア程は無い
「そろそろ行かないと統夜待たせるかしら・・・・」
結局少し前に買ったツイードジャケットと黒のプリーツに決める
取り合えず着替える為に服を脱ぎ始めたその時

ガチャ

「カティアー、そろそろ・・・・・」
「・・・・・ッ!!」
時が止まる
見事なまでに時が止まる
「え・・・っとあの・・・そろそろ行かないと時間が・・・・」
「あ・・・え、えぇ・・・もう少ししたら行きます・・・・」
「う・・・うん・・・、分かった・・・」
そう言いった後で再びお互いに沈黙する
「あ・・・あの・・・、ドア・・・閉めてもらえません・・・?」
「ご・・・ごめん!!」

バタン

慌てて統夜が扉を閉め再び部屋にはカティア一人になる
取り合えず深呼吸して気分を落ち着かせる
(み・・・・見られた・・・・!!)
鏡に映る自分の今の格好を見ながらこの姿を統夜に見られた事実を実感する
(こんな事になるならもっと可愛い下着にしとくんだった・・・)
何処かずれた事を思いながら手早く服を着る
(・・・いえ・・・、でもこの場合は事故だし・・・)

取り合えず着替え終わった後カティアはまだ悩んでいた
幾ら事故とは言え好きな相手に着替えを見られた訳だ
思い出して再び顔が熱くなっているのが自分でも分かる
しかし幾ら着替えを見られて恥ずかしいとは言え折角統夜が誘ってくれた『でぇと』である
行かない訳には行かないし正直行きたい
(・・・と・・・取り合えずさっきのは事故なんだから・・・・気にしないようにしないと・・・)
自分に言い聞かせてドアに手を掛けた


494 :487続き :2006/05/04(木) 01:48:52 7zOwV+nc
昼下がりの繁華街
「えっと・・・さっきはごめん・・・」
「いえ、統夜も悪気があってした訳じゃないですから」
「でもやっぱ悪い事したんだから一応謝っておかないと」
「折角遊びに来たんですから、そういうの何時までも気にするのはやめましょ?第一本当にもう怒ってませんから」
そう言ってカティアは辺りを見回す
辺りには子供連れの家族やカップル達が居る
(私と統夜って周りからどういう風に見えるんだろう・・・・やっぱり姉弟に見るのかなぁ・・・)
ふと統夜の方を見る
(初めて会った時・・・ううんほんの少し前まではもっと幼い顔つきだったっけ・・・・本当ここ最近大人びてきたんだなぁ・・・)
何気なく統夜の方を見ていると急に統夜がカティアの方を向いた
「そう言えばこの近くに美味しいアイス屋があるってメルアが言ってたんだけど
行ってみようか」
「え?あ・・・そうですね」
「どうした?」
「い・・・いえ、何でもないですよ?」
「そう?・・・・で、どうする?行ってみる?」
「そうですね、メルアがお勧めする位ですから行ってみましょうか」


「流石と言うか何と言うか・・・・」
「メルアが唸るだけあって凄い行列ですね・・・・」
カティアが言う通り、店の前には物凄い長蛇の列が出来ていた
「・・・っと、カティアはぐれないように」
「は・・・はい」
(って言ってもこの人ごみじゃぁ・・・・)

キュッ

(・・・え?)
手に当たる温もりに驚いて自分の手を見てみる
(あ・・・)
「こうしてればはぐれる事もないだろ?」
「えっと・・・その・・・」
顔が熱くなっていくのが自分でもはっきりと自覚できる
(と・・・・統夜の方から手を・・・・)
繋がれた統夜の手をまじまじと見つめる
それほど大きい訳ではないが女の自分よりもは大きく少し骨張った手
(やっぱり統夜も男の子なんだな・・・・)
そして再び統夜の顔を見る
前に比べて大人びた統夜の顔
最近は学校でもクラスの女子達に結構人気があると聞いたがそれも頷ける
確かに先の大戦で最初出会った頃よりずっと大人びて凛々しくなった気がする
「カティア?」
「え!?は・・・はい!!」
突然統夜に声を掛けられて少し焦ってしまう
「順番回ってきたよ?」
「え?・・・あ」
気がつくといつの間にか自分たちの順番が回ってきていたようだ
気さくそうな店の店主と思しき男の人が注文を促してくる
「それじゃぁ取り合えず俺はそうだなぁ・・・・妥当にバニラとチョコのダブルで」
「バニラとチョコのダブルだね?そっちの可愛い彼女さんは何にする?」
「え・・・あ、その・・・私達別に恋人とかそういうのじゃ・・・・」
突然店の店主に『彼女』と言われて焦る
(・・・って嬉しいのに何で否定してるのよ!!)
「・・・ま・・・抹茶とヨーグルトのダブルを・・・」
(はぁ・・・・テニアならあぁいう時に『やっぱりそう見える!?』とか言えるんだろうなぁ)
嬉しいはずなのに周りの目を気にして思い切った行動に出れないどころか折角のチャンスをも無駄にしてしまう
自分の性格の不甲斐なさに自己嫌悪を覚えて落ち込む
(・・・次からはもう少し思い切った行動できるようにならないとなぁ・・・)



495 :487続き :2006/05/04(木) 01:49:42 7zOwV+nc
アイスを食べ終えた後2人で色々な店を回っている間カティアは考え事をしていた
(・・彼女かぁ・・・・)
先程アイス屋の店主に言われた事を思い出す
    『可愛い彼女』
つまり前と違って今は周りから見ても恋人同士に見えると言う事だ
だから何だと言う気もするが周りから見ても釣り合いが取れていると言うのは嬉しいものである
ふと周りを見回してみると日も傾きかけて家族連れに比べてカップルが増えている
(・・・私達も周りから見たらあんな感じで見えるのかしら・・・・)
「あ・・・あのさ」
唐突に統夜が声を掛けてきた
「ちょっと話があるんだけど・・・・」
「話・・・ですか?」
「あぁ、・・・ちょっとここじゃ話しにくいから場所変えてもいいかな?」
「えぇ、構わないけど・・・・」

カティアはそれから一言も喋らない統夜の後を追いかけるようにしてついて行った
(話って何だろう・・・・、さっきから統夜一言も喋らないし・・・・・もしかして一緒に居て楽しくなかったのかな・・・・それとも・・・)
一言も喋らずに歩く統夜を見ていると考えがどんどん悪い方向に向かっていく
(・・・・・考え事ばっかりしてたから統夜怒ったのかな・・・・、ひょっとしてつまらない奴とか思われて嫌われたんじゃ・・・)
前を歩く統夜の後姿を見つめながらそんな事を考えているとどんどん不安になっていく
それに比例するかのように辺りが暗くなり街灯が灯りだす
(・・・何で私ってこうなんだろ・・・統夜と折角二人っきりなのに何かすることも出来ないで・・・・・)
統夜とカティアの靴の音だけが響く
(こんな事してる間に統夜が誰かと付き合いだしたら・・・・)
今までにも統夜に対して気持ちを打ち明けるチャンスは何度もあった
しかしその度に周りの目や統夜に拒絶される可能性を考えて打ち明ける事ができなかった
(・・・・私にもっと勇気があったら・・・・)
「・・・・・この辺でいいかな・・・」
街外れにある少し大きめの公園に着く
辺りを見るとさっき居た繁華街以上にカップルが目立つ
「・・・・あの・・・統夜、話って・・・・」
「えっとー・・・・、その少し目を瞑っててもらえるかな・・・?」
そう言われて今の状況を整理してみる
まず街中では出来ない話があるからと言って場所を移動
既に日は落ちて辺りはかなり暗い
そして場所はカップルの多い公園
更にはそんな状況で目を閉じてくれと言われる
(こ・・・・これって・・・)
周りのカップル達を見てみる
(・・・も・・・もしかして・・・)


496 :487続き :2006/05/04(木) 01:50:16 7zOwV+nc
「カティア?」
(・・で・・・でもこの状況から考えても・・・・だけど私達まだ付き合ってもないのにそんな事・・・)
「あの・・・カティア?」
「え?あ、はい!!目を瞑るんですね!?」
さっきまで落ち込んでいたとは思えないほど元気に返事をして目を閉じる
(うわー・・・つ・・・ついに私統夜と・・・・)
体中が火照って顔が赤くなっていくのが自分でも分かる
(で・・・でもこういう付き合い方も悪くないかな・・・?)
「いいよ、目を開けても」
(・・・・へ?)
何も起こらないまま拍子抜けして目を開けてみる
よく見てみると統夜の右手に小さな箱があった
「?」
「えっと・・・その、いつも家事とかしてもらってるし・・・そのお礼と言うか・・・」
「え?あ・・・ありがとう・・・」
自分が期待していたものと全く違った事に落胆してしまう
(でも統夜からのプレゼントだから・・・・)
そう思いながら箱を受け取る
「開けてみて」
言われるままに箱を開けてみると中には青い蝶の形の髪飾りが入っていた
「・・・えっと・・余り大したものは買えなかったんだけど・・・・」
「・・・いえ、この髪飾り大事にしますね・・・・・ありがとう、統夜」
多分統夜はコレを渡す為に今日誘ってくれたのだ
なのに自分は自分で行動を起こさずにそんな統夜に甘えてさっきみたいに期待して
「本当はもう少しいいのが買えれば良かったんだけどね・・・」
自分から行動しないと何も始まらない・・・・
「でも嬉しいです・・・・そのお返しと言っては何ですけど・・・・・少し目を瞑ってて貰えませんか?」
「え?いいけど・・・」
そう言いながら目を閉じる
「あの・・・これが私の統夜に対するお礼と私自身の気持ちです」

そしてカティアは自分の気持ちを伝える為に自分から行動を起こした


498 :それも名無しだ :2006/05/04(木) 02:17:28 9G2LzC2E

GJ!GJ!GJ!
こんな時間まで起きてた甲斐があったぜ…





_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/



503 :それも名無しだ :2006/05/04(木) 11:38:46 7zOwV+nc
「・・・・ま・・・・て・・・さい・・・・」
朝日が差し込む部屋の中で誰かに呼ばれた気がした
「・・・ま・・・く・・・・・てください・・・」
どうやら誰かが起こしに来たようだ
(・・・この声は・・・カティアか・・・・)
徐々に意識が覚醒して行きそれに伴って呼ぶ声がはっきりとしてくる
「ご主人様!早く起きてください」
「・・・・・?」
ご主人様?誰が?
と言っても明らかにそれが自分に向けて言われているのは自分を揺すりながら声を掛けている事からも明白である
「もう・・・・早く起きないとあんな事やこんな事しちゃいますよ?」
(・・・・・あんな事とかこんな事ってどんな事だ・・・?)
少し期待しながら薄目を開けて確認してみる
「・・・・・・・でぇぇぇぇぇっ!!??」
そして大声を上げながら飛び起きる
「あ・・・・おはようございます、ご主人様」
にっこりと微笑みながら朝の挨拶をしてくるカティア
「あ・・・あぁ・・・おはよう・・・・・・・・・・ってそうじゃなくて!!」
朝、寝起きだと言うのにも関わらず大声を上げる統夜
「何なんだその格好!?第一ご主人様って何!?」
取り合えず自分が疑問に思っていることをストレートにぶつけてみる
つまりは何故メイド服を着たカティアが自分の事を『ご主人様』などと呼んでいるのかと言う事である
しかしカティアから返ってきたのは的外れな回答だった
「あの・・・・お気に召しませんでしたか・・・・?」
しかも何処となく寂しそうだ
「あ・・・いや、お気に召さないも何も何でそんな格好なのかなと・・・・」
「この格好・・・ですか?」
コクコクと頷く統夜
「あの・・・・少しイメージチェンジしてみようかと思って・・・・」
流石にそれはチェンジしすぎだという突っ込みを入れそうになって留まる
「イメチェンって・・・何でまた・・・・?」
「その・・・・昨日テレビを見ていたらこういう格好でご主人様って呼ぶお店があるとかで・・・・」
確かにあるにはあるが・・・・・・
「それでこういう格好は男の人に喜ばれるみたいな事を言ってたので・・・・」
確かにこの格好で可愛い女の子にご主人様と呼ばれるのは嬉しいものはあるかもしれないが・・・・
「だ・・・第一その服いったいどうやって・・・・」
「あ、この服ですか?見様見真似で作ってみたんですけど・・・・・やっぱり変ですか・・・・?」
「そ・・・・そんな事ない!!凄く似合ってるし可愛いよ!!」
と力いっぱい否定する
しかし夜なべしてメイド服を縫っているカティアを想像すると噴き出しそうになる
「あー・・・・だけど・・・・個人的には普段のカティアでも十分可愛いと思うしそうやってイメチェンする必要もないんじゃ・・・・
ってカティア・・・?」
ふとカティアの方を見ると顔を真っ赤にして惚けている
「か・・・・可愛い・・・ですか?」
「え?あ・・・うん、可愛いと思うけど・・・・」

ダッ!!
ガチャ!!
バタンッ!!

顔をさっき以上に赤くしたカティアが部屋から飛び出して行く
「・・・・何だったんだ・・・・・?」
部屋に一人残された統夜は事態が把握できずにただぼんやりと扉の方を眺めながらベッドの上に座っていた



504 :それも名無しだ :2006/05/04(木) 11:40:42 7zOwV+nc
ただカティアにご主人様と言わせて見たかった、今も反省はしてない
しかしこういう電波を寝起き早々受信してる辺り末期症状なのかもしれない・・・



505 :それも名無しだ :2006/05/04(木) 12:18:50 TYwmIDks
>>504
まだ五月だというのに
浴衣姿のカティアという電波を受信してしまった俺よりは大丈夫だ。



506 :それも名無しだ :2006/05/04(木) 15:01:18 fuYtj5Kb
これ以上GJがつづいたら、オレは死んでしまうかもしれぬ・・・




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530 :それも名無しだ :2006/05/06(土) 09:33:31 /Vk4WBQ6

カティア・グリニャールが、日本で生活を始めてからさほど時間は経っていない
日本通でもない彼女にとっては、やっぱりというか当然かもしれないが
浴衣を着たことはまだなかったりする

—数日前

いつものように八百屋で買い物を済ませ、帰ろうとしたところを呼び止められた
「カティアちゃん、ちょっといいか?」
八百屋のおじさんに手渡された袋には、綺麗な藍色をした浴衣が入っていた
「うちの女房が若い頃着てたやつでよ、よかったらもらってくれねぇか?」
もちろん、そんな大切な物を貰う訳にはいかない、と断った
「いいんだよ気にしなくても、どうせコイツはもう着れねぇしな」
「着れないんじゃなくて着ないんだよ!」
バシィ!と奥さんのツッコミが入る
「痛ぇなぁ……ま、そういうこった。カティアちゃんの彼氏…統夜くんだっけ?」
「か、彼氏なんかじゃありません!!」
「照れるなって!統夜くんにこれを着た姿見せつけてやんな!」
「そうそう、この人もあたしの浴衣姿に惚れたんだから」
「よ、よせやい、昔のことなんか」

何だかんだ言って、この二人はいい夫婦だ
せっかくなので、浴衣は頂くことにした
「統夜は…綺麗って言ってくれるかな…」


531 :それも名無しだ :2006/05/06(土) 09:37:09 /Vk4WBQ6
しかし、なかなか着る機会も無ければ時間も無い
そもそも、浴衣は季節的にもう少し後なんじゃ……
でも、統夜に浴衣姿は見て欲しいしなぁ……


よし、着よう
幸いメルアとテニアはケーキバイキングに言ってるし、統夜はバイトだ

「帯が結べない……」
数分後のカティアは焦っていた
とりあえず着てみたはいいが、帯が結べない
時代劇でいう『よいではないか→あ〜れ〜』をされた格好だ
「早くしないと統夜が帰って来ちゃう……」
ちなみに、浴衣の下は下着だけである

「でも……この格好を統夜が見たら…」

『いいじゃないか、カティア→あ〜れ〜』

みたいな事になるのだろうか
いや、あの統夜に限ってそんなことは……
でも男の人はみんなビーストだって聞いた事もあるし…


『へっへ〜、泣こうがわめこうが助けは来ねぇぜ〜』
ビリビリィッ
『いやぁ〜っ!!』

「統夜のけだものぉ〜っ♪」
「誰がけだものだって?」
「え……ひゃあっ!い、いつ帰って来たんですか?!」
「ついさっきだ、それより……」

……え?

統夜が私のはだけた浴衣姿をじっとみて顔を赤くして……

もしかして、統夜もビースト・モードに?



532 :それも名無しだ :2006/05/06(土) 09:39:28 /Vk4WBQ6
「それ、結んでやるよ」

……やっぱり、こっちのほうが統夜らしいかな

「ほら、できた」
帯をポン、と押しながら統夜が言う
「それにしてもこの浴衣、どうしたんだ?」
「八百屋のご夫婦に頂いたんです、もう着ないからって」
そういえば……統夜に聞かないと…

「統夜…私の浴衣姿…似合ってますか?」
『綺麗ですか』なんて聞けなかった
言ってくれるか分からなくて、怖かったから


「ああ…とても似合ってる…綺麗だ」
「ほ、ほんとですか?」
「本当だ、嘘言ってもしょうがないだろ?」

それを言ってくれただけで、私は満足だった


「あ、あのさ……カティア…」
「はい?」
「今はまだ季節じゃないけどさ……いつかその浴衣着て……」

「一緒に花火でも見に行かないか?」

……これは、もしかして……
「ねぇ統夜、それってデートの申し込みですか?」
「そ、そうだよ、悪いかよ」
「いいえ、よろしくお願いしますね」


笑顔で統夜にそっと寄り添う
実際、それはとても綺麗な笑顔だった


534 :それも名無しだ :2006/05/06(土) 09:51:53 Nz9zGuTd
>>530-532
(;´Д`)ハァハァ/|ァ/|ァ/ヽァ/ヽァノ \ァノ \ァ/ \ア/ \ア



533 :それも名無しだ :2006/05/06(土) 09:40:28 /Vk4WBQ6
ということで、浴衣カティアでした
イメージと違っていたら申し訳ない
なんだが自分の文章で八百屋のおっちゃんがレギュラー化しつつある
俺は八百屋の人か、まぁいいか



535 :それも名無しだ :2006/05/06(土) 10:00:08 aKEmRrFw
おお、ゆうしゃ>>533よ
しんでしまうとはなさけない
そなたはつぎのレベルまであと6GJひつようであろう


…とかいってみたが浴衣カティア、なんて素晴らしい出来だ!
朝っぱらからニヤニヤさせて俺を萌え殺す気か!
これではGJとしかいえないではないか!
GJ!GJ!GJ!



539 :それも名無しだ :2006/05/06(土) 17:57:58 txWMI0fP
>>530-532
統夜「美しい!スゲェ美しいッ!百万倍も美しい!」


540 :504 :2006/05/06(土) 21:40:36 g6JeNZa0
>>533
浴衣カティアGJ!!
メイドカティアはわざわざ考えてくれただけでもこちらとしては嬉しいので
気にしないでください
って言うかそろそろ俺も投下したいけど受信するのがシリアス系ばっかりでいい電波が来ない・・・orz
明日中にはもう一つくらいGWネタ投下できるように頑張りますorz





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542 :それも名無しだ :2006/05/07(日) 02:04:21 6ibK+J1c
統「終わり時のデパートは狙い目だな」
カ「ええ。物によってはかなり値下げしていて助かるわ」
テ「統夜〜、試食と間違って商品食べちゃったよ〜」
統「…ホントにやる奴がいるとは。ほら、これで払ってこい」
テ「ゴメン、統夜」
タタタ・・・
カ「もう、せっかく節約してるのに…
…それとメルア、コソコソしても分かってるのよ
勝手に籠にお菓子入れないで!」
メ「だって〜」
カ「だってじゃありません。戻してきて」
メ「…は〜い」
トボトボ…
統「ふう…
今度は二人に気付かれないように出掛けないとな」
カ「テニア達には悪いけど、その方がいいわね」
?「よう、苦労してるな」
?「久しぶりだね」
統「甲児、キラ」
カ「珍しい組み合わせね」
甲「さやかさん達の荷物持ちに呼びだされてな」
キ「僕はたまたま居合わせて、手伝うことにしたんだ」
統「へぇ〜、そうなのか」甲「しかし、一見、羨ましく思えるけど、結構苦労もあるんだな」
統「ん、まぁ…な」
カ「ごめんなさい。私達のせいで」
統「カティアが謝る事じゃないだろ」
キ「何なら僕が誰か引き取ろうか?
躾には自信があるから
わがままも言わないように出来ると思うよ」
統「…キラ
冗談でも次いったら」
カ「∞キャリバーで斬りますよ」
キ「ご、ごめん」



543 :それも名無しだ :2006/05/07(日) 02:20:53 6ibK+J1c



メ「統夜さ〜ん、カティアちゃ〜ん、そろそろ帰りましょ〜
外でテニアちゃんがお腹空かせて待ってますよ〜」
カ「はいはい、今行くわ」
キ「なんか…家族みたいだね」
甲「統夜だけにとーちゃん、カティアさんはかーちゃんってな」
「「なっ(///)」」
甲「へへっ、何照れてやがんでぇ。じゃ、そろそろ俺達も行くか」
キ「じゃあ、またね」


カ「もう、何ですか
とーちゃんかーちゃんって」
統「嫌か?」
カ「だって、中年みたいじゃないですか」
統「そうじゃなくて
…俺とじゃ、嫌か?」
カ「い、いえ
統夜となら、私…」
「「……(///)」」


テ「遅い!何やってんだ!」
「「!!
え、あ、いや何でも…」」
メ「早く帰りましょうよ。テレビ始まっちゃいます」
統「わ、悪い!すぐいく!

…いい所だったんだけどなぁ」
カ「残念ですけど仕方ありませんね
…でも、本当にそれっぽいかも」
統「ん?」
カ「家族みたい、ってことですよ
私達、結婚しても上手く行くんじゃないかなって」
統「結…」
カ「ふふふっ、なに赤くなってるんですか?
ほら、早くしないとまた怒られますよ?
…二人の子供に」
統「か、カティア〜」



545 :それも名無しだ :2006/05/07(日) 09:21:39 OPlInVsY
>>544
何をおっしゃる
ほのぼのGJ





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566 :それも名無しだ :2006/05/07(日) 22:00:04 7ejHOtcL
「カティア!反応が遅いぞ!もっと動きに合わせるんだっ!」

「ダメです!もうこの子じゃ統夜さんの反応についていけません!」

「泣き言を言うな!やるんだよっ!」

「ブライトー!?ブライトさんだー!!」



567 :それも名無しだ :2006/05/07(日) 22:06:29 7ejHOtcL
「ステイシス確認…」

「統夜さん、みんなの動きが止まっています!(;´Д`)」

「モニターから目を話すなっ!(#゜Д゜)」


「今日はマックス艦長ですね!いかした五十男なんですねー!」



568 :それも名無しだ :2006/05/07(日) 22:07:42 6fa/2rvM
>>567
話してどうするんだw



569 :それも名無しだ :2006/05/07(日) 22:15:38 7ejHOtcL
「統夜さん、右からミサイル12!距離20!」


「回避、迎撃!」


「あの人の真似をするには揺れが足りませんわよ!」


570 :それも名無しだ :2006/05/07(日) 22:19:12 7ejHOtcL
>568
仕様


(;Д`)




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571 :それも名無しだ :2006/05/07(日) 23:13:56 6gOMRE8+
上の方で鼻血ネタについて議論がされている中
あえて鼻血ネタを投下するのも私だ、たまには違う味付けにしてみる

「ただいま〜」

疲れた、眠い、肩が重いetc
紫雲統夜のステータスは、異常状態で全て赤色だった
世間では大型連休だろうが、俺は連日バイトだ
社会ってのは、どうしてこうも不平等なのだろうか
そんなことを思いながら、紫雲家のドアを開ける

「おっかえり〜統夜♪」
「おかえりない、統夜さん♪」
「……二人共俺が何か買ってくるとやたら機嫌がいいな」
「いいからいいから、早くちょーだい♪」
「わかったよ、テニアが……季節を無視したコンビニの冷やし中華&盛りソバだっけ?」
「やたっ!じゃあ早速食べてくるね〜」
俺が苦労して手に入れたバイト代で買ったんだぞ、もっとゆっくり食えよ
などという心の叫びはテニアには届かない、まぁいいや
「そんでメルアが……春のケーキ詰め合わせな」
「ありがとうございますっ!」
ケーキを倒さないように俺がどれだけ気を使ったと思って(ry


とにかく疲れた、早く風呂入って寝よう……
「そんじゃ俺は風呂入って寝るから。ちゃんと歯磨けよ」
「む〜、むぐむぐぅ!」
「口に物入れたまま喋るな、テニア」


572 :それも名無しだ :2006/05/07(日) 23:17:11 6gOMRE8+
脱衣所に入って服を脱ぐ、とにかく疲れた、ヤバイ
今なら風呂に浸かって『づあ〜〜〜』とか言えそうな気がする
半分ほど脱いだところで風呂からシャワーの音がしている事に気付いた
「…誰か出しっぱなしにしたな…」
水道代だってタダじゃ無いってのに、早く止めないとな…
俺は風呂の戸を開けた


「キ……キャァァァァァ!!!」
「う、うわっ!ごごごごめん!!」

なんでカティアがシャワー浴びてるんだよ!聞いてねぇよ!
……い、いかん、鼻血が……

「統夜のバカァァァ!!」
「へ?ち、ちょっとまぶわぁっ!?」

カティアのビンタを食らい、俺は(主に鼻から出た)血の海に沈んだ

……ん…ここは…?
あれ、俺どうなったんだっけ…?

「気がつきましたか?統夜」
カティアか、ここは…俺の部屋か
「統夜、いくら男の子だからといっても覗きはいけません」
「へ?……いや、あれはカティアが入ってるって知らなかったから!」
「テニアが統夜には言ったって」
……だから口に物入れたまま喋るなと、おかげで俺は…
「でもまぁ、過ぎたことをくどくど言ってもしょうがないですし…」
「……何が望みだ?」
「そんな、人を悪役みたいに」
「そりゃあ…見ちまったことは悪かったけど…ゴメン」
「いいえ…私もビンタしちゃいましたし、それに統夜になら……」
ごにょごにょと口ごもるカティア
「?何て言ったんだ?」
「な、なんでもありません!そのかわり、一つお願いを聞いて頂きます」
「……わかったよ、俺が悪いんだしな」


573 :それも名無しだ :2006/05/07(日) 23:21:38 6gOMRE8+
「よろしい。統夜は今日、テニアとメルアにプレゼントを渡しましたね?」
「プレゼントっていうか…朝頼まれただけなんだけど」
「私も欲しい物があります」
「……何が欲し……ん…」


「統夜の唇、確かに貰いました♪」

…………。このままやられっぱなしで終われるか

「いいかカティア、プレゼントってのはな……」
「?なんですか、統……」


……俺から渡すもんだ


たまには統夜で鼻血ネタをやってみるテスト。どうも、533です
なんだか統夜が最後のほうで夜を統べるモードに入りかけてるが気にしない
鼻血の部分がごく僅かでも気にしない
メイドカティア?さて何のことやウボァ



574 :それも名無しだ :2006/05/07(日) 23:39:21 lcID0iV3
もうあれだ。
君たちはなにをしたいんだ。
これではGJの叩き売りではないか。

>>571-573
何っ、統夜がカティアのフロを除いて鼻血出して介抱されているだと?!
そうか、 そ の 手 が あ っ た か ! ? 



575 :それも名無しだ :2006/05/08(月) 00:06:50 /90s1vnP
これじゃまるでGJのバーゲンセールだな・・・GJ!!



576 :それも名無しだ :2006/05/08(月) 00:07:49 wLgc2LfQ
発想の逆転というやつかっ!!

GJですよー



578 :それも名無しだ :2006/05/08(月) 00:46:42 kfh8ynNX
ニヨニヨしました



579 :それも名無しだ :2006/05/08(月) 00:54:02 UAzvVSY4
>>533よ、おぬしはこんかい4GJをえた
わたしからも GJ を あたえよう

おお ゆうしゃ>>533 あらため ゆうしゃ>>573 よ
おぬしが れべるあっぷ するには あと1GJ ひつようであろう



580 :それも名無しだ :2006/05/08(月) 01:56:17 7e+jIKcn
はぐれGJがあらわれた
. ゚.゚ ゚。・
゜・( ゚∇゚ )。

はぐれGJのこうげき
はぐれGJは>>573に
「グゥレイトォ!」
とさけんでにげだした


>>573は0GJてにいれた



581 :それも名無しだ :2006/05/08(月) 02:59:28 +n5vS0MY
最近のカティアスレは「GJの宝庫や〜」ですね!



582 :それも名無しだ :2006/05/08(月) 15:46:26 LXYyKOM5
これでは本当にGJを作る工場だわ…





_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/



592 :それも名無しだ :2006/05/10(水) 00:20:37 iDeQlCkg
—ザァァァァ……

突然降り始めた夕立を目にして、カティアは肩を落とした
「……傘、持ってきてない……」

この時期の天気は変わりやすい
夏のような暑さになったと思えば、少し肌寒くなる
その度に、カティアはタンスの中身の入れ替えに頭を悩ませていた
最近は雨が続き、じめじめとしたイヤな暑さが襲う
そうすると、カティアの悩みは洗濯関係へとシフトする
家の中は乾かない洗濯物で圧迫され、異様な湿気が漂う
しかし紫雲家には乾燥機などを買う余裕があるはずもない
結局、カティアが少しずつコインランドリーに持っていっている
……相変わらず主婦の思考である


「どうしよう……朝洗濯物干してきたのに…」
ちなみに今朝の天気予報では降水確率は40%
正直こういう微妙な予報が一番困る

「カティア?何やってんだこんな所で、掃除当番か?」
「統夜…違います、傘持ってきてないから雨が止むの待ってるんです」
ふと見ると、統夜の手にはしっかりと傘が握られていた
「…なんで統夜は傘持ってるんですか」
「なんでって…天気予報で急な夕立に注意って言ってたし」


「……あのさ、よかったら…入ってくか?」



593 :それも名無しだ :2006/05/10(水) 00:22:20 iDeQlCkg
「カティア、濡れてないか?」
「ええ、大丈夫です」
本当は少しだけ肩が濡れてるけど、気にしないことにした
そういえば、統夜と一緒に帰るなんてずいぶん久しぶりだ
さっきまで嫌だったはずのこの雨も、降っている事が嬉しく感じられる

「ねぇ、統夜?」
「どうした?やっぱり、濡れてるか?」
「ううん、違う…その…周りから見たら、私たちカップルに見えるのかな…って」
「あー…どうなんだろ、やっぱり見えるんじゃないか?」
「そうですか…そうですよね…」
「……嫌なのか?」
少しブスッとした顔で統夜が聞く
「そんなこと!ない…ですけど……統夜は?」
「へ?お、俺は……その……そう見られるのは……」

本当は聞こえてたけど、もう一度聞きたかった

「…雨の音で聞こえませんでした、もう一回言ってください」
「べ、別にいいだろ!」
「嫌です♪もう一度言うまで放しませんよ!」
「ひっつくなって!歩きにく…うわっと!」
「早く言わないと転んじゃいますよー!」


いつの間にか雨も上がり、太陽が顔を覗かせはじめた
雲の隙間から降り注ぐ光の下で、一つの傘が小刻みに踊っていた


595 :それも名無しだ :2006/05/10(水) 00:24:32 IDRCKRzy
攻めカティア(;゚∀゚)=3
GJ!





_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/




599 :それも名無しだ :2006/05/10(水) 00:48:12 wwtG34sk
「……チッ…」
 面白くない。俺はイライラしている。何故か…壮士とか準騎士どもがGWだから慰安旅行に箱根に行きやがった。騎士の俺を差し置いてだ。
「…あのヤローども…」
 よって今、家にはフー=ルー様と俺しか居ないわけだが、フー=ルー様はいつもみたくフラフラッとどっか行っちまった。
 要は暇で死にそうだ。暇つぶしにそこらの族をぶっ殺してきたが、手ごたえ無さ過ぎてつまんね。
「……帰ってきたら殺す」
 と、心の中で殺の決意を固めた時だった。
「きゃっ!」
「ん?」
 ある曲がり角、誰かが俺にぶつかってきやがった。ま、俺は何とも無いが、そいつはしりもちついてコケた。
「テメェは…」
 そいつは見覚えがあり過ぎた。
「黒髪か…」
「カティアです」
 黒髪はそう呟くと、立ち上がり自分のケツを叩いて不機嫌そうな表情を浮かべる。
 俺もコイツの顔を見るだけで、あのヤローの事を思い出して激しくムカつくからさっさと立ち去る事にした。


600 :それも名無しだ :2006/05/10(水) 00:50:38 wwtG34sk
「……ちょっと待って」
「あぁ?」
 背を向いてさっさと立ち去ろうとした時、黒髪が俺の服を掴んで引き止める。
「貴方…今暇なの?」
「暇だが?」
「では行きましょう」
「どこに!?」
「ここに」
 と、黒髪は1枚の紙切れを手渡した。
「あん? オーブランド?」
 そこには『オーブランドフリーパス』と書かれた紙。
 そういや、テレビのCMでやってた気がするが、ある疑問が俺の中に誕生した。
「で? これで俺にどうしようってんだ? まさか、ここに行こうなんて言わな…」
「行きましょう」
「…」
 俺が言う前に言われた。
「何で俺がてめぇなんかと、オーブランドなんて得体の知れねぇとこ行かねぇといけないんだよ? あのヤローと行けばいいだろが」
 そもそも行く義理も借りも無い、行った所でどうせくだらねぇ所だろうし。
「私だって最初は統夜と行こうとしたわ。だけど…統夜は急に月に呼び出されてしまったから」
 黒髪は微妙に落ち込み気味で語る。
「だったらあの赤髪か金髪と…」
「テニアは、『全国大食い大会2006in東京』に行っているし、メルアはTVチャンピオンの甘味王選手権に出場中」
「……」
 微妙に納得してしまう俺が情けない。
「だからって、何で俺なんだよ?」
「誰かに譲ろうとしたら丁度居たから。せっかくだから」
「せっかくって…てめぇなぁ…」
 思わずため息が出てしまう。コイツと俺は元は敵同士だってのに、そんな事は全く気にしていない様子だったからだ。
「とにかく俺はそんなとこ行く気は…」
 俺がそう言い残し立ち去ろうとした時だった。
「い、いたた…」
 不意に黒髪がしゃがみ込み膝を抱え始めた。
「な、なんだよ?」
「さっき…ぶつかった時に…痛い」
「……」
 黒髪は痛がりながらもチラチラとこちらを見ている。嘘だな、完全な。
「痛い〜」
 しかしなんだ? この『俺が泣かせた』的な空気は。
「まま〜、あのおにいさんさいて〜」
「こらっ、見ちゃいけません」
「……」
 いけない、このままでは俺の世間的評判が危うい。
 つー事は…不本意だが取る行動は1つ。
「…チッ…しかたねぇな」
「では行きましょう」
 俺の言葉を聞いた黒髪は瞬時に立ち上がり俺の腕を掴む。
 痛いんじゃねぇのかよ、というツッコミも空しく、俺は黒髪に連れて行かれるがまま、オーブランドに向かって歩き始めるのだった……。

続く?


思いつくがまま投下したから、多分続きは無い。
一応視点はジュア=ムだと言っておく。



601 :それも名無しだ :2006/05/10(水) 02:31:41 8YG3aaUz
ジュア=ムとカティアってのは余り考えた事がなかったな・・・・
こういうのも新鮮でいいかも
GJ





_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/




608 :それも名無しだ :2006/05/11(木) 00:06:37 hf+aV2WT
「今日はやけにリーダー風を吹かすじゃないか!ええ!?カティアさんよ!」
「三人娘のリーダーは私よ!リーダーの命令には従うのよ!」

時は夕刻。二人の少女は台所で睨み合い、まさに一触即発

あんなに一緒だったのに
幼い頃から姉妹の様な関係を築いてきた二人
それは、描写の薄いどこぞの親友同士とは違い、比べようもないくらい深いものであった
しかし今、献立の内容のすれ違いから二人の友情に亀裂が入った
肉と残り物…互いに引けない理由が彼女等を引き裂く
互いの信念を賭け、卑しくも哀しい戦いが始まった

瞬時に間合いを詰め、カティアは鋭く振りかぶる。全体重を乗せた平手がテニアの頬を捕らえた

バチィィィン!!

会心の手応えだ。テニアはのけ反り、後ずさりをする
ここぞとばかりに詰めるカティア
だがテニアも負けてはいない。待っていたとばかりにカティアの腹部に必殺の膝を叩き込む

ドコォォォオ!!

「…いい平手だったぜ。カティア」
「あなたの膝も、重くてこたえたわ…」


アル「止めなくていいのか?」
トーヤ「ああ、いつものことだから。なんだかんだいって仲いいし」


何となく書いてみただけです
そ、そんな哀れみのこもった目でみないで



609 :それも名無しだ :2006/05/11(木) 02:01:00 Ri1FAJ0E
>>608
>>卑しくも哀しい
ちょっwwww卑しくもってwwwww
つーかテニアも紫雲家の台所事情を理解してやれ。





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648 :それも名無しだ :2006/05/15(月) 01:07:50 hCLh55kk
カリカリカリ…
「……」
(まずい、最近バイトばっかだったからな…)
GWも明け、いよいよ中間テストのシーズンがやってきた
これまでは特に焦ることもなかったが、戦後の俺はバイトに明け暮れ、ろくに勉強などしていない
勿論、授業は真面目に受けているのでさほど酷い点をとることはないが、このままでは成績が下がるのは間違いないだろう
「くっそおぉ、やれっていうならやってやるさ!」
一喝して気合をいれ、再び机と対峙する。すると
コンコンッ
「統夜、いいですか?」
「どうぞ」
ガチャッ
カティアが入ってきた
「お茶でもどうですか」
「ああ、悪い。そこに置いといてくれ」
統夜は振り向きもせず答える
「…まだ、続けるんですか?
少し休んだ方が…」
「いや、最近勉強してなかったから、その分やらないと」
いつもなら湯飲みを片手にカティアと談笑したいところだが、今日はそうもいかない
「そういえば、お風呂もまだ入ってませんよね。後は統夜だけですよ。
沸かすとガス代がかかりますし、休憩がてらに入ってきてはどうです?」
「じゃあ、ここが解けたら。
っても、さっきから詰まってるんだけどさ」
苦笑いをして、クルッと机の方を向く。そして再び問題集と睨み合った



649 :それも名無しだ :2006/05/15(月) 01:10:28 hCLh55kk
「〜〜・・・・・」
(…わからん)
ペンが止まること数分、降参とばかりに解答へと手を伸ばそうとしたその時、肩越しにカティアが顔を寄せてきた
「何処が解らないんですか?」
「あ…ああ、ここなんだ」
突然の接近に統夜は驚いた。互いの顔の距離は僅か数㎝。統夜の頬はみるみる紅潮してゆく
「えっと…。
ああ、この数式はですね…」
よく見るとカティアの顔もほのかに紅い。そういえば浴後だっけ
上気した顔は色気が漂う
シャンプーの香りは甘く芳しく
俯いた為、露になったうなじは白く美しい
(カティア…)
思わずぼ〜っと見とれてしまった
「…と、なる訳です。解りましたか?」
「……」
「…統夜?…統夜!」
「えっ!?」
我に返った
「もう、聞いてましたか?」
「あ〜…もう一回いい?」
間の抜けた返事に少々呆れつつも
「今度はちゃんと聞いて下さいね。まずは…」

カティアは再び解説を始めてくれた
今度はしっりと彼女の声に耳を傾ける
さっきOラグナライフルBモードが発動しかけたのは内緒だ



650 :それも名無しだ :2006/05/15(月) 01:14:47 hCLh55kk
改めて聞くとカティアの説明は上手で、すぐに理解できた。
(やっぱり頭いいな…)
そりゃ、テッサやルリ、カントなどの際だった天才ではないが、普通の学校にいる優等生としては申し分ない実力だ
強いて苦手科目を挙げるなら、現文と古典くらいか
ただし、読解力はあるので、俺が勝てるとすれば漢字と古典くらいだろう
「ありがとう、カティア。相変わらず解り易いな」
「…う〜ん」
「カティア?」
「よく見ると、こことここも間違ってますね」
「ええ!?」
「…やっぱり、もう少しやった方がいいかもしれません」
「そ、そんなに駄目か?」
統夜ショック。戦前はこんなもんじゃなかった、と心の中で虚しく抗議
「いえ、そういう訳じゃなくて、上位を狙うならもっと頑張らないとって意味ですよ」
「な、なんだ。脅かすなよ」
統夜、安心。正直ビビった
「でも、元はといえば私達のせいなんですよね」
「え?」
「私達のせいで、統夜はバイトばかりでしたし」
「いいよ。もう気にするなって何度も言ってるだろ?」
「そうは参りません!私のせいでもあるんだから、何か罪滅ぼしをしなくては…。う〜ん…」
「あの…カティア?」
ダメだ。こうなると頑固だし、もう何を言っても聞かない。ここは素直に従うか…



651 :それも名無しだ :2006/05/15(月) 01:18:48 hCLh55kk
「決めました!統夜、今夜は私、一肌脱ぎます!」
「ええ!?」
「大丈夫です。お姉さんが手取り足取り、優しく教えてあげますから」
カティアは悪戯っぽく笑ってみせる

Σ統夜メモ[カティア・グリニャール=基本的に真面目で正論をいうが、時々危ないことを言い出すことがある]
〇。
「ま、待てカティア!嬉しいけど明日はテストだし急だから準備してないし…」
「何いってるんですか
明日テストだからこそやるんですよ。明日は数学、生物、保健でしたね」
「な、なんだテストか(ボソ」
「え?何ですか?」
「い、いや、何でも」
そりゃそうだ。テスト前にカティアがそんなこというはずがない
現実に戻ると統夜はカティアの申し出を受けることにした
断る理由もないし、何より心強い
「それじゃあ勉強、頼もうかな」
「はい!
あ、でもその前お風呂に入って下さいね。ガス代がかかってますから」
「うん、そうする」
「でも、あがったら覚悟して下さいね?今夜は寝かせませんよ!」
カティアはにっこりと微笑む

これは今晩、しごかれるかもな
でも、それは俺の為に言ってくれている訳だ。よし、それならばひとつ、俺も全力で受けて立とうじゃないか!
「…ああ、やれっていうならやってやるさ!」


654 :それも名無しだ :2006/05/16(火) 07:54:34 l2iksQxr

統夜に教えてる途中でカティアがうとうと眠ってしまう
なんて続きを勝手に妄想してしまったよ

GJ!


655 :それも名無しだ :2006/05/16(火) 17:30:59 DJU3096L

GJ!おかげでテスト勉強やる気が出てきたぜ、とテスト中の俺が言ってみる



656 :それも名無しだ :2006/05/16(火) 18:21:52 WEI0Q2M2
出来れば続きで「保健の勉強」というシチュを
・・・と思った俺は破廉恥な男なのかもしれない


658 :それも名無しだ :2006/05/16(火) 21:56:24 g423esax
>>656
わかった、カティアが自分をモデルにして保健の講義を色々な意味で詳しく行うんだな?

はいはいエロパロ行きエロパロ行き



659 :それも名無しだ :2006/05/16(火) 23:15:20 IP403Myp
>>656
載せられないのは全年齢版ゆえの悲劇だな

でも、まぁ妄想するにはもってこいのシチュだな


661 :それも名無しだ :2006/05/18(木) 13:42:12 6jilM6rB
「ですから、これをlogの積の形から和と差の形に変形して…」
「・・・はぁ」
「すると、2(0.4771+4×0.3010-1)となるわけです」
「・・・はぁ」
「統夜、真面目に聞いてますか?」
「へ?き、聞いてるよ。よくわかった」
「本当ですか?それじゃぁ…これとそれ、解いてみてください」

やれっていうならやってやるさ!
といった割には、統夜のやる気は下降傾向にあった
最初のうちはまだよかったのだが、徐々に眠気が襲ってくる
さらに、問題につまずく度にカティアに助言を請うのだが
…まぁこれが一番の問題だったりする

わざわざ自室からイスまで持ってきて教えてくれるのはありがたい
だが、「ここはですね…」と身を乗り出すたびに
シャンプーのいい香りだとか、サラリとした髪が腕に触れたりだとか
ゆったりとしたパジャマを着ているせいか…
それなりに豊満な胸の谷間や、下着が見えてしまったりする
年頃の健全な男子がこんな状況で集中できるわけもない
むしろ勉強より、理性だとかの暴走を抑えるほうに集中していたりする

(・・・まったく解けん)
案の定、こうである
仕方なくもう一度カティアに説明を頼もうと・・・


—トンッ…


ワーニン、ワーニン、緊急事態発生。繰り返す、緊急事態発生
対象の自機への大幅な接近を確認、速やかに離脱せよ。すみや(チュボム)
頭の中にある理性を司るコンピューター(イメージ)が大爆発を起こした
思考が停止し、体が固まって動けなくなる
理性という名のゲートが開かれ、欲望という名の敵か侵入してくる

天使の羽を生やしたちっこい統夜たちが矢を敵に向かって放つ
それを回避しながら、悪魔の羽を生やしたちっこい統夜たちが進入してくる
大鎌で天使統夜(以下天夜と表記)をバッサバッサと切り倒していく
いまや理性のゲート前は天夜と悪魔統夜(同じく統魔)の戦場と化していた
「やらせるなぁー!ゲートを閉鎖しろ!」「全軍突撃ぃー!ゲート内へ突入しろー!!」
「サブシステムを起動します!残り15、14」「よし!後十秒でいい、阻止しろ!」
(予備しすてむ…作動…げーとヲ封鎖シマス)
—ゴゴゴ…ズウン…


662 :それも名無しだ :2006/05/18(木) 13:42:58 6jilM6rB
(おおおおおおちつけ俺!冷静を判断に状況するんだ!)
まるで落ち着いていない、当然といえば当然なのだが
要するに、カティアがいつのまにか寝てしまい、統夜にもたれかかってきたのだ
自分のすぐ横で、純粋無垢な少女が、すうすうと寝息をたてて眠っている
しかも時刻は夜中、すでに日付も変わっている。さらに部屋には二人っきり
……しかも自分の好きな人と
これだけの状況の中で自分を保っている統夜も相当なものだ

(とりあえずカティアをどかさないとどうしようもないな…)
ようやく落ち着いた統夜は、カティアを起こさないようにそっと体をずらす
(床に寝かせるのもなんだし、ベッドまで運んでやるか)
そのままお姫様抱っこのようにカティアを抱え、ベッドへと向かう
頭の中で統魔軍の動きが少しだけ活発になったのはまた別の話
そして、カティアをベッドに横たわらせた時だった

「……いや…ダメよ…」
と、カティアが声を発した
「!!!ちちちちがう!!俺は断じてそんなつもりではない!
 決して明日の保健の勉強をしようとしたわけでは…」
「ボン太くん…私のなんだから…」
「…………は?」
なんだその夢は、と心の中でツッコミをいれつつ脱力する
「……アホらし、勉強しよ」
「ボン太くん…」
「まだ言うか、いったいどんな


ワーニン、ワーニン、緊急事態発生
(予備しすてむノ出力低下ヲ確認。げーとヲ強制開放シマス)
統魔軍の目の前でゲートが開かれていく
「道は開けた!今こそ天夜軍を討つ時ぞ!」
他の統魔より頭身が高いリーダーっぽいヤツが叫ぶ
うおおぉぉーっ!!と地鳴りのような雄叫びが周囲にこだました
一方、天夜軍
「近寄られなければ勝機はある!あきらめるな!
 全軍距離をとり、遠距離から応戦しろ!使えるものは剣を取れ!」
お互いの軍勢は総力戦を繰り広げ(以下省略


663 :それも名無しだ :2006/05/18(木) 13:44:22 6jilM6rB
「ボン太くん……もふもふ〜」
などと言いながら、カティアが統夜をぐっと引き寄せ、抱きしめた
しかも、統夜の顔を胸にぎゅうぎゅうと押し当てるように
(……ッ!!—————!!!)
統夜は突然の出来事に激しく動揺し、パニックに陥った
(や、柔らかい…じゃなくて!息ができん!苦しい!助けてくれ!!)
すると、カティアの手が緩んだ。その隙を逃さず脱出する
勢いあまって床を転がり、机に頭をぶつけ、落ちてきた辞典の角が頭に当たる
猛烈な痛みに耐えながらどうにか自分をコントロールしようとする
(いかん…このままでは、いつ暴走するかわからん…ならば…)

—翌朝
目を覚ましたカティアの目に映ったもの、それは…
ガムテープで両足を固定し、左腕と胴体をメジャーで縛った統夜の姿だった
ベッドに背を向け、机の下で眠っている
そんな統夜を見たカティアは肩を落とし、呟いた


「………意気地なし」

ということで、>>654を形にしてみた。いや、実際は寝たフリなんだけど
本当はその後身動きが取れない統夜にイタズラを…なんてネタを考えてたが、割愛
テストも(いろんな意味で)終わったことだし、ずいぶん前から放棄してるメイドカティアに取り掛かるとする


666 :それも名無しだ :2006/05/18(木) 19:30:14 mERTD8ub
おお、ゆうしゃ>>663よ、よくぞまいった。GJじゃ。
そなたはつぎのレベルまであと30,576GJひつようであろう



667 :それも名無しだ :2006/05/18(木) 20:52:46 wxK/jemN
>>663実にGJ!
誘ってるカティアに撃墜されますた
そして動けない統夜を弄ぶカティアを……いかん、鼻血が


674 :それも名無しだ :2006/05/20(土) 08:51:07 T+ku0v8P
なんか催促があるので調子にのって続きを投下してみる

…いや、しかし、この状況は…
部屋には二人っきり、しかも統夜は身動きが取れない
さらに寝ているとくれば……
「イタズラされても文句は言えませんよね♪」
どこか満足そうな表情でカティアが呟き、統夜に近寄っていく
添い寝のように統夜の正面に寝転がり、じっ…と顔を見つめる
(…綺麗な肌してるなぁ…)
頬をそっと撫でてから、両手を添える
(か…覚悟しなさい!)
二人の距離が縮まり、唇が重なる…その一歩手前で
(…やっぱり恥ずかしい)
カティアは固まってしまった


—十数分経過

未だにカティアは固まっていた
(やっぱりやめようか…いや、でもチャンスは今しか…)
なんて問答をずっと繰り返している
「……カティア」
「はい?なんで……ってえぇぇ?!何で起きてるんですか!!」
カティアの気付かないうちに、いつの間にか統夜が目を覚ましていた
「人に夜這い…いや、今は朝這いか。しておいて何言ってるんだ」
「…っ…そんな事考えてません!私は…その……」
「まぁ昨日か今日だか知らんが、暴走しかけた人間にこんな事してタダで済むと思ってるか?」
「………え」


675 :それも名無しだ :2006/05/20(土) 08:52:38 T+ku0v8P
そう言うと統夜は唯一動ける右手をカティアの頭へと伸ばし、引き寄せた
「!統……」

「……い、いきなり何するんですか!!」
「何って…キスだけど。つーかさっきまで自分からしようとしてたじゃないか」
「あれは!その…顔にゴミがついて…」
「じゃあ何故何分も目を瞑りながら?」
「う……それは……」
どこか勝ち誇った表情で統夜が聞く。といってもいまいち格好がつかない
全身ぐるぐる巻きでそんな事言われても、なんか、格好悪い気もする
「……そうですよ、悪いですか。キスしようとしたらいけませんか」
とうとうカティアは開き直った
「だから…その……もう一回、していいですか?今度は私から……」
耳まで真っ赤にして、カティアは言った


投下終了
なんかまたもや統夜が夜を統べるモードに入りかけてるが気にしない
二人がその後どうなったかは想像にお任せ、ということで
結局、統夜の数学は散々だったらしいですよ?
本当はこんなシーンも有ったんですが

カティアはサディスティックな笑みを浮かべながら統夜を見下ろし、囁いた
「さぁ……どうして欲しいんですか?」

うーん、実に板違い。ボツ

GJをくださった皆さん、ありがとうございます
いつの間にやら設定されたレベルも上がってしまい……頑張ります、頑張りますとも
これからも良質な電波を投下できるように精進します。ではノシ



676 :それも名無しだ :2006/05/20(土) 09:03:42 tTpYFe/0
〜二人のその後

「カティア〜朝だよ〜!」
珍しく早起きしたテニアが部屋のドアを開ける
ガチャッ
「めずらしいね、カティアが遅いの…って、何してんの?」
「え?え、えっと、えぇと、ちょっとベッドの硬さを…ね?」
(カティア!急に覆い被さるな!重い!苦しいって!)
(だってテニアが!)
「?ふーん。ところで朝ご飯マダー?」



677 :それも名無しだ :2006/05/20(土) 13:16:51 wwQcccbw
>>675
止めをさされますた
GJ!



678 :それも名無しだ :2006/05/21(日) 00:07:55 XqwGaTCT
>>675
あぁ、ここがエロパロだったらっ!!!
山田君、>>675氏にGJ10個あげて。



679 :それも名無しだ :2006/05/21(日) 04:18:06 Gm104wGi
みんな…逆に考えるんだ。

これからみんなでエロパロ板に突g(ry

爆萌電波注意報!
爆萌電波注意報!

投稿者 ko-he : 2010年05月12日 07:49

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コメント

カティアのおっぱいを吸ってみたい。
きっと爽やかな味がするに違いない。

投稿者 Anonymous : 2010年05月17日 02:38

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