2010年01月22日
 ■  カティア萌えスレ 新婚3日目 その4

カティア萌えスレ 新婚3日目
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1140621274/l50


前回の続き


355 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/22(土) 18:05:09 Q7Me7GyK
つか、ここ最近のカティアスレは目を見張るものがあるな。



356 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/23(日) 00:15:44 H4ZqQ+me
グランドンの力を持ってすれば造作もないことです



357 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/23(日) 02:31:25 ysmVGzpX
1文字変えただけで恐ろしく印象が変わるな。






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368 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/25(火) 00:50:19 Y7TTRLNz
統夜目線で書いてみたけど、なんか無理が有りすぎるw


統夜(『カティア、俺は君のことが好きだ。だから一緒に…ずっと、一緒にいてくれないか?』)

頭の中で告白の言葉を何度も何度も反芻する。

テニア「統夜お腹空いたよ、晩御飯まだぁ〜?」
テニアの晩御飯希望コールで現実に引き戻された。
統夜「…も、もうそんな時間か?」
メルア「まだ早いですよ、テニアちゃん」
テニア「そんなぁ…」
一気に落胆するテニア。
統夜「…わかったわかった。飯にするから待ってろ」
テニア「わ〜い」
今度は一気に表情が明るくなった。
カティア「手伝います、統夜」
統夜「あ、ああ頼むよ」
カティアも俺に続く。

統夜(カティア…俺、君のことが好きだ…だから…)
カティア「…統夜?」
統夜(…一緒に、ずっと一緒にいてくれないか?)
カティア「統夜!」
カティアの声で我に返る。
統夜「…あ!ご、ごめん!」
カティア「どうしたんですか?どこか具合でも…」
カティアが顔を近づける。
…顔が紅潮していく。
統夜「だ、大丈夫だよ!少しぼーっとしてただけだって」
カティア「…でも」
俺の顔を見てカティアは言う。
カティア「顔が真っ赤ですよ?」
統夜「いや、そ、それは…その…」
テニア『統夜、ご飯まだ出来ないの〜?』
統夜「ほ、ほらテニアがお腹空かせてるしさ…」
今回ばかりは、テニアの胃袋に感謝した。



369 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/25(火) 00:52:44 Y7TTRLNz
その夜。
自分の部屋にいるのに落ち着かない。
ベッドに寝転がっていると、ドアをノックする音が。
誰だろう…まさかカティアか?
そう思いつつドアを開けると、そこにはメルアがいた。
統夜「メ、メルア…?どうしたんだ?」
メルア「あの、統夜さん。ちょっといいですか…?」
統夜「ああ、別にかまわないけど…」
そう言ってメルアを部屋に招き入れた。

統夜「それで、どうしたんだメルア?」
メルア「統夜さん、正直に答えて下さいね…」
メルアは真剣な顔をして俺に言った。
メルア「わ、私たちのうち、誰が一番…好きなんですか?」
統夜「え、な何を言って…」
メルア「…答えて下さい、統夜さん。…お願いします」
自分が好きな相手が、自分のことをどう思っているのかは、
やっぱり気になるものなんだな…と痛感した。
カティアは、俺のことをどう思ってるのだろう?
頼りない弟みたいに、思ってるのかな…。
メルア「…統夜さん?」
統夜「あ、ああ。あのさ…」
答えに迷う。でも自分の気持ちに嘘はつけなかった。
統夜「メルア…俺、実はカティアのことが、好き…なんだ」
それを聞いたメルアの目には、溢れんばかりの涙が。
俺は『ごめんな、酷なことを…』と謝るように目を伏せた。
メルア「そう…ですよね…やっぱり…。カティアちゃんの方が、お料理も上手だし…
    私なんかよりも、ずっと…うぅ…」
メルアの瞳から、涙が溢れる。
統夜「…メルア」
俺はゆっくり、諭すように言う。
統夜「俺は確かに、カティアのことが好きだ。でも、お前やテニアのことを嫌いになるわけじゃない。
   俺たち四人で一緒に戦ってたときのこと、それから今まで一緒に暮らしてきたこと…
   それが全部消えて無くなっちゃうわけじゃない。だからさ…」
メルアを抱きしめる。
今俺に出来ることは、それしかなかったから。
統夜「だからさ…泣くな、メルア…」
メルア「うぅ…統夜…さんっ…ぐすっ…」

突然、部屋のドアが開いた。そこには———
統夜「カ、カティア…」
カティア「…ごめんなさい。お邪魔だったみたいですね」
カティアはそう言って、部屋の外に消えてしまった。
俺は頭を思い切りぶん殴られたような、そんな感じがした。


370 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/25(火) 00:55:47 Y7TTRLNz
統夜「メルア、落ち着いたか?」
メルア「は、はい。あの、すみません。私のせいで…」
統夜「…気にするなよ。それに…何だか迷いが晴れた」
メルア「統夜さん…」
統夜「あいつ、ホントは一番傷つきやすいんだ…。
   だから言わなくちゃいけない、本当のことを」
…言わなかったら、絶対に後悔してしまう。
統夜「カティアの部屋に、行かなくちゃ…」

カティアの部屋の前。
意を決してドアを叩く。
統夜「カティア、いいかな…?」
反応がない。
もう寝てしまったのかと思ったが、部屋から微かに光がもれている。
静かにドアを開けると、ベッドの上にカティアが座っていた。
統夜「…隣、いいか?」
カティア「…ええ」
カティアの隣に座る。泣いていたのだろう、目が少し赤い。

統夜「あ、あのさ…カティア」
カティア「…別に気にしてません。それに…私には選ぶ権利もないですから」
冷静な一言に胸が痛む。だが、無視した。
統夜「…カティア、聞いてくれないか」
カティアは何も答えなかった。
統夜「実は…」
そう言って、メルアが俺の気持ちを確かめるために部屋にきたこと、
そのときカティアが好きだとメルアに打ち明けたこと、
そのあとのこと…それを全部カティアに話した。

カティア「…そうだったんですか」
統夜「俺、カティアのことが好きなんだ。だから…」
カティア「…ぐすっ」
統夜「…カティア?」
カティア「…統…夜…ぐすっ…うぅ…」
…俺が部屋に来てからずっと我慢していたのだろう。
カティアの瞳から大粒の涙が溢れる。
統夜「…ごめんな、カティア」
カティアを優しく、だがしっかりと抱きしめる。
カティア「ずっと…」
泣きながらも、カティアは言った。
カティア「一緒に…いて…下さい…統夜…」
統夜「ああ…」



371 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/25(火) 00:57:19 Y7TTRLNz
あれからどのくらい時間が経ったのだろう?
何時間も抱き合っていたような気がする。
統夜「カ、カティア、そろそろ…」
カティア「…すぅ」
一気に緊張が解けたのか、
可愛らしい寝息をたててカティアは寝てしまっていた。
…俺に抱きついたままで。
統夜(ど、どうしよう…)
カティア「と…うや…」
統夜「…ん?」
起きたのか?と思ったが、違ったようだ。
カティア「ずっ…と…一緒…です…すぅ…」
統夜「…」

起こさないように優しく、カティアをベッドに寝かせる。

統夜「おやすみ、カティア…」


おまいら、おやすみノシ



372 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/25(火) 01:23:58 Hr+iwij+
グゥレイトォ!!!
統夜目線もいいよね!素晴らしい!GJです!


379 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/25(火) 21:11:36 2WUP1tXG
最近のカティアスレのGJぶりは異常だよ・・・
これじゃ身体もたないよ・・・





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380 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/25(火) 21:20:30 Yb7Shffk
ふと、ベロベロに酔っ払ったカティアという電波を受信した。

ガチャ
統夜「ただいま」
今日のバイトも終わり疲れきった体を引きずり家に帰ると


カティア「あ〜!おかえりらさい〜!」

酔っ払いが居た。

統夜「カティア、酒臭いぞ。」

カティア「むぅ〜。臭いろはらんれんすか!臭いろは!存外に傷つきましらよ!はーとぶれいくれすよ!」

統夜「こ、こらあんまりくっつくな///」
酔っ払いが絡んできた。絡まれるのは良いとして…その…いわゆる『ボイン』が当たっている。

カティア「もしかして照れてるんれすかぁ?可愛いれすねぇ〜」

一応青少年な訳で、この状況は不味い。非常に不味い。何が不味いかってこんな所を親父とか親父とか親父とか親父に見つかったら格好のネタだ寧ろ親父が仕組んだ事かも知れないって言うか親父だろ。
パパン『ハッハッハッ粋な計らいってやつだよ』

統夜「サイトロン使って脳みそに直で話すなって言うかそんな機能無いだろ。」
めいおー『次元連結システムを応用s』

統夜「するなバカ」

書いているうちにめちゃくちゃになってしまった。だが私は謝らない。



381 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/25(火) 22:26:06 +sXmhdMC
>>380
貴方はやればできる子のはずです。


387 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/26(水) 10:20:54 pjt9fEYm
>めいおー『次元連結システムを応用s』

次元連結システムってほんと便利だな……





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333 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/20(木) 23:57:49 ZPgQEUbP
タートルネックにショートパンツだろ
もちろん緑基調で。


390 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/26(水) 20:47:22 pr+1ds7K
>>333
すまん、おまいさんの意見を少しパクらせてもらった

|ω・)ノ ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi33168.jpg.html

|彡サッ


画像を補完していただける方募集
が、残念!!四年前の画像なぞ残っているはずもなく


391 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/26(水) 20:51:28 raxDvFyh

ちょっと待て!!それ俺なんだけど、俺携帯野郎だから見れない‥のか…クソッ…!!…


396 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/26(水) 23:00:06 mwsQpxQX
>>391
同志がいたか。残念だが携帯ではムリっぽいです
携帯はツラいよな
画像はみれないし、SS書くにも文字数制限と闘うことになるし…orz



397 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/26(水) 23:25:35 KuHxbCu8
私服カティアGJ。
携帯でネットしてる人結構多いんだね…





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398 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/26(水) 23:50:20 gf3UAyqC
統夜「相良が俺ん家に来るなんて、珍しいじゃないか」
宗介「うむ。近くを通り掛かったのでな」
統夜「また何かの任務か?」
宗介「ネガティブだ、現在は私的利欲のために行動している」
統夜「ふぅん……まぁいいか。コーヒーでも飲んでけよ、ブラックでよかったか?」
宗介「………できればミルク入りを希望する」
統夜「ははっ、なんだか相良らしくないな、ブラックだめなのか?」
宗介「いや、そうではない……」
統夜「じゃあどういう……んむ?!」
宗介「……紫雲のミルクが欲しい」
統夜「宗介…まだ昼だから…」
宗介「そんな事は関係ない、私的利欲のために……と言っただろう?」
統夜「…宗介……」

—なんて展開はどうでしょうか?」
カティア「素晴らしいわテッサさん!新刊の内容はコレで決まりね!」
テッサ「自分の鳴き声が誰かに聞かれるかもしれないというシチュがまた…!」
カティア「じらされてじらされて最後には自分からお願いするんですよね!」
テッサ「『イかせて……くだ…さ…いっ!』って?」
カティア「キャアアァァアァア!!!」


399 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/26(水) 23:52:32 gf3UAyqC
統夜「お前ら、俺たちのバイトしてる店でよくそんな会話ができるな」
テニア「そうだよ、これ以上拭き仕事増やすのやめてくんない?」
統夜「テッサさんと会う日にはティッシュ3箱って言ってるでしょうが」
テニア「頼むからテーブルに鼻血垂れ流すのはやめてよ」
統夜「ほら、ティッシュ丸めて、鼻に詰めときなさい」


勢いで書いた、今では反省している。
しかし俺は補正がかかったのも含めてカティアが好きなんだ。
それじゃあ、いけないか?



400 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/27(木) 00:11:17 fgC9gFDb
>>399
別にいけなくはない。
自分の信じる道を行けばいいよ





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401 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/27(木) 00:38:20 ZoExP4QR
コンビニ『ATX』にて

カティア「……何をやっているんですか? エクセレンさん」
エクセ姐さん「わお! いらっしゃいカティアちゃん♪」
 学校帰り。私は無性にあんまんが食べたくなって、近くのコンビニに立ち寄った。そこはキョウスケさん率いるATXチームも皆さんが経営するコンビニだった。そして入った瞬間、レジにいたエクセレンさんはコンビニとは思えない格好をしている。
カティア「…なんで、バニーガールなんですか?」
エクセ姐さん「あ、これぇ? いやぁ〜、キョウスケがどうしてもって言うからさぁ〜」
ウルフ「ちょっと待て。俺は何も言っとらん」
アルフィ「そうですの。完全にエクセレンの趣味ですの」
エクセ姐さん「これこれ、アルフィミィ? ママって言いなさいっていつも言ってるでしょ?」
カティア「…」
 相変わらずこのコンビには、色んな意味ですごい。キョウスケさんと、養子のアルフィミィちゃんに同時ツッコミをされてもエクセレンさんは楽しそうに笑っている。私はさっさと目的物を持って、レジに行った。その際あんまんも注文しておく。バニーバールに。
エクセ姐さん「あんまん〜? 太るわよぉ?」
カティア「客を脅してどうするんですか?」
 エクセレンさんの言う事に、一応ツッコんでおく。しかし、この先は無視することにしましょう。この人の場合、ツッコミどころ満載だから。その時、エクセレンさんは何か言いたげな目でこちらに言う。
エクセ姐さん「それで? 統夜君とは何処までいったの? もうヤッた?」
ボトっ!思わず手に持っていたあんまんを落としてしまう。あんまんは、音的に見事めちゃくちゃになっちゃったようね。
カティア「なっ! なななななななななななな、何をい、いい言っているんですか!?」
エクセ姐さん「その反応可愛い〜♪ なるほどなるほど、まだ全然ってわけね♪ へ〜」
 恐らく、顔を真っ赤にして固まる私を尻目に、エクセレンさんは実に楽しそう。なるほど、こういう人だって事を少し忘れていたようね。
カティア「と、統夜と私は、そんな…ヤるなんて事は…」
 手をブンブン振って否定する私。それを妖しい笑みで見るバニーエクセレンさん。
エクセ姐さん「という事は…カティアちゃんはまだ……ふんふん…」
 そして何かを考え始めた。それ以前に早くお会計を済ませて欲しいのは私だけ?
エクセ姐さん「でもさぁ、早くヤッテおいた方がいいよ? どうせ統夜君もそういう事シタ事ないだろうし」
カティア「だ、だから…私と統夜はそんな……」
エクセ姐さん「早くしないと、他の2人に取られちゃうわよぉ?」
カティア「!!!」
 その時、初めて洗脳というのを体験した気がした。
カティア「わ、私は…わたしは……!」
エクセ姐さん「ムフフ〜♪ 今夜が勝負よカティアちゃん♪ それまで私が教えてあ・げ・る・か・ら♪」
カティア「はい! エクセレン先生!」
ウルフ「やれやれ…あんまんはどうす…」
アクセル「ベェェェェェェオウルフゥゥゥゥゥゥゥゥ! オセロで勝負だぁぁぁーーー!!」
ウルフ「…また貴様か」
アクセル「今日こそは決着を…!」
ウルフ「営業の邪魔だ。あっちへ行け、しっしっ」
アクセル「き、きっさまーー!」
アルフィ「あらあら、まぁまぁ…ですの」


なんだか思いつくがまま投下した。反省は無い。続きも無い。



402 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/27(木) 01:37:53 dcvn4jZM

>>401
凄いコンビニだなwww
気が向いたら続きを書いてほしいものだ。GJ



403 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/27(木) 01:41:21 YxcWUp4Z
>バニーバール
ど、どんなバールのようなものなんだ…ガクガク



404 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/27(木) 18:18:52 vNwW5WQI
>>401
アホセル、オセロかよwww





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405 :390 :2006/04/27(木) 20:43:04 +bA7rHtc

あと、また1枚描いてみたんだ。>>331みたいな感じで。
昨日と同じで手抜きだけど、良かったら見てくれ

つ ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi33277.jpg.html
カティアさん
…下半身がテキトーなのは全年齢板の仕様でつ

保管ご協力ありがとうございます



407 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/27(木) 21:31:22 o+xPbKJz
>>405
もしかしてはいてn



408 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/27(木) 22:36:42 nTNFQqDt
>>405
神再臨!ワイシャツカティア(;´Д`)ハァハァ



409 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/27(木) 23:25:02 dcvn4jZM
>>405
ちょっと待て!!それ俺なんだけど、俺携帯野郎だから(ry


くそぉ…、観たい、観たい、観たい〜…



432 :405 :2006/04/29(土) 23:55:41 xXub3GVJ

>>395、>>409、>>418
とりあえずこれをば
つ http://kigaruni-up.ath.cx/~kigaru/cgi-bin/imageboard/file/1146322117.jpg
画像を補完していただける方募集


…また描いたら、たまにうpしもいいかな?(´・ω・`)



433 :405 :2006/04/29(土) 23:57:02 xXub3GVJ
あ、h抜くの忘れた…



434 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/30(日) 00:51:04 +A9IDDjV
>>432
Yシャツが好きだー!
GJGJGJGJGJ



435 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/30(日) 02:23:13 TcnoQw+D
>>432
なんて親切なんだ…
GJです!
えぇ、もう、いくつでもうpしちゃって下さい!
次の絵を
心より、お待ちしておりますぞ



436 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/30(日) 02:32:47 nzrfvL0c
>>432
GJ!
携帯派にはありがたい。今後ともよろしくお願いします!


437 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/30(日) 09:37:55 VJJp3AZJ
>>432
遅くなりましたが
GJです!
またうpしてください!



438 :それも名無しだ :2006/04/30(日) 09:38:45 u8+6tzJX
>>432
むしろその絵の更に下側を二次元板のスレでk(ry




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410 :J一週目カティアクリア記念 :2006/04/28(金) 18:01:58 XAJtymWl
「そういえばさ、知ってる、あの話?」
C.E72…
戦争終結から一年後のある日、
後に一生の思い出となるその出来事は
統夜の何気ない一言から始まった。

いつものように夕飯の買出しを終え、帰路についた統夜とカティア。
談笑しながら並んで歩くその姿は、人によっては姉弟ととる人もいるかもしれない。
しかし、しっかりと繋がれた二人の手がそれを否定していた。
「アキトさんがラーメン屋を?」
それは意外な情報だった。
第一次地球圏争乱中、ナデシコでの食事の賄いは主にパイロット兼コックのアキトが担当していたが、
彼の料理は概ね好評で、その中でも一番人気は火星丼。ラーメンというわけではなかった。
そんな彼が、何故ラーメン屋を…?
「この前の式典の帰りに聞いたんだけど、なんでも、ウリバタケさんに屋台を作ってもらって、
ラーメン屋を始めたんだってさ。結構評判らしい。」
「じゃあ、アキトさん、コックになるって夢が叶ったんですね。」
「うん…そうだね。今度…週末にでもみんなで食べに行ってみようか?」
その言葉に、しばらく思案するような顔をして、
「どうせなら、二人でいきませんか?」
そう答えて、可愛く舌をだしたカティアの顔には、悪戯っぽい笑みが浮かんでいた。

その夜—。
床に就いた統夜は、カティアに言われた言葉を反芻していた。
「どうせなら、二人で行きませんか…か。」
カティア、テニア、メルア、自分の四人で暮らしている今の生活は、
二年前までとは比べようもなく楽しいものだ。
しかし、彼女は多少不満らしい。
確かに二人でいる時間、というものは圧倒的に少ない。
今でこそ買出しの時は二人きり、という状況だが、それ以外はほぼ四人一緒だ。
それが悪い、というわけではないが、やはり
もう少し位は二人きりの時間が欲しい、というのがカティアの本音なのだろう。
「そうだな…。偶には、二人っきりっていうのもいいかもな…。」
週末に思いを馳せ、瞼を閉じた統夜の脳裏には、悪戯っぽく笑ったカティアの顔が浮かんでいた。
(今日は、いい夢見れるかも…な。)
その頃、カティアは…
(週末、かぁ…。)
布団に潜り込んで、口を確りと閉じ、洩れそうになる笑いを堪える。
ちなみに、なぜ布団に潜り込んでいるのかというと、テニア、メルアの二人も一緒の部屋で寝ているからである。
しかしそれでも浮かれる気持ちを抑える事はできず、ついニヤニヤしてしまう。
(楽しみだなぁ…)
枕をしっかりと抱きしめ、布団の中をごろごろと左右に転がるカティア。
「フフッ…フフフフフ…」
「ど、どうしたのカティア?」
突然こんもりと盛り上がっていた布団から発せられた笑い声にびっくりしたテニアが心配そうに訊ねてきた。
「えっ!?あ、いや、な、なんでもないの!ちょっと、思い出して…あ、そう!思い出し笑いだから!」
「そう?ならいいんだけど。」
「お、おやすみ、テニア。」
「うん、おやすみ〜。」
自分でも無意識の内に声が出ていたのだろうか…。
そんなことを思いながらも、カティアは週末に思いを馳せ、眠りにつくことにした。
…今度は、口に手を当てながら。


なんか書いてみた。反省は多少している。
ちなみに続きはある。まだ書いてないが。



411 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/28(金) 18:18:17 YKdsdoKY
>>410
書けよ!続きを!
wktk



412 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/28(金) 18:36:25 stmnYaxF

>>410
カティア1周目クリアおめでとう!
続きを楽しみにしておりますぞ


416 :J一週目カティアry-2 :2006/04/28(金) 23:21:04 XAJtymWl
>>410の続き
「いらっしゃい!…統夜!それに、カティアさん!」
週末—。満天の星空の元、予てからの約束どおり、統夜たちはアキトの屋台へとやってきた。
アキトは意外な来客に驚きながらも、嬉しそうに二人の名前を呼んだ。
「久しぶり、アキト!そして、おめでとう。」
「ありがとう。…注文、何にします?」
気恥ずかしさからか、ややぶっきらぼうに注文を促す。
「じゃあ、ラーメンで。」
「私も同じので。」
注文を受け、アキトの「ラーメン二丁!」という威勢のいい声が飛ぶのと同時に
「あ〜〜〜〜〜〜っ!!!」と、いう声が辺りに響いた。
驚いて声のした方を向いた二人の先にいたのは
「統夜さん!カティアさん!お久しぶりで〜す!」
なんと、割烹着に身を包んだナデシコ艦長、ミスマル・ユリカだった。
困惑を隠せない二人、無理もない。
「軍、辞められたん…ですか?」
「え、やめてませんよー?」
さも当然、という風に自信満々に答えるユリカ。
その疑問に答えるように早くも湯きりの作業を終えたアキトが口を開いた。
「ユリカはあの後、人事異動で後方任務についてるんだ。主にデスクワークが仕事のね。
定時までには仕事を全部終わらせて、夜になったら手伝ってもらってるんだ。…へい、お待ち!」
カウンターに置かれたどんぶりから、湯気が立ち上る。
魚介スープをベースとした独特の香りが二人の食欲を刺激した。
「うわ〜…。」
美味しそうですね。そんな台詞が続くような感嘆の声を上げるカティアと統夜。
「じゃあ、食べてくれ。」
言外に様々な事を匂わせる言葉だった。
その後四人は現在の自分たちの暮らし、そしてこれからの展望について話しに花を咲かせた。
グ=ランドンとの決戦後、四人で暮らしていること。
一度、メルアとテニアの二人に買出しを任せたら、冷蔵庫に入りきらない程の
大量の食材と甘菓子を買い込んでしまい、危うく腐らせてしまうところだった事。
そして、そのことにより暫くの間、食卓に並ぶ品数と引き換えにテニア以外の笑顔が消えたこと。
それからは、買出しは基本的に統夜とカティアの二人で行っていること。
ひとしきり話し終わった後、アキトに四人の暮らしはどうだと聞かれ、
本当に楽しいと答えた時、それまで笑顔が絶えなかったカティアに一瞬だけ影が差した。
「あ、そうだ。俺、今度ラーメン対決するんだ。よかったら、観に来てくれよ。」
「ラーメン対決?」
意外すぎるその言葉に二人は目を丸くした。
「ああ…。いろいろあってね、ユリカのお父さんのコウイチロウさんと。」
「なんで、また?」
「ああ、それは…」
「対決が終わったら、私達結婚するんだよね〜、アキト。」
アキトの言葉が言い終わらぬうちに、言葉と行動の両方で示さんとばかりに
ユリカがアキトに抱きついた。
「バッ、バカ。危ないだろ!?」
そう言いながらも振りほどこうとしないアキト。
「け、結婚——!?」
その後はもう二人の一方的な惚気話だった。
聞いている方が恥ずかしくなるような話のオンパレードで
二人の想いの深さを図らずも知らされることになるのだった。
その話を聞きながら、ああ、だからか—。と、カティアは思った。
どんぶりの底に描いてある、大きなハートマークに包まれたアキト・ユリカの文字。
それに気づいた時、カティアはこの二人を心底羨ましいと思うのだった。


やあ (´・ω・`) ようこそ、ラーメン天河へ。このラーメンはサービスだから、まず落ち着いて食べて欲しい。
うん、「山場はまだ」なんだ。済まない。ナデシコメンバーの方が出番多いしね、謝って許してもらおうとも思ってない。
でも、このラーメンを食べた時、君はなんとも言えないナデシコA→Bネタを感じたと思う。スパロボだからこういうクロスオーバーもアリじゃね?
そう思って、このラーメンを作ったんだ。じゃあ、続きを書こうか。


417 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/29(土) 00:34:36 rjx5MJhy
>>410
>>416
 アリです。非常にGJです。当方ナデ厨なので、クロスっぷりを
お待ち申し上げます。



419 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/29(土) 04:02:39 FW1xDKa+
>>410
>>416
よかです。アリです。
首を長くして続きを待ってるよ。


422 :J一週目カry-3 :2006/04/29(土) 08:44:54 VZwmJ2Kh
>>410 >>416
正に宴もたけなわ、となってきたところで、ラーメン天河に新しい客人が現れた。
「あら。統夜クンと、カティアちゃんじゃない。久しぶりね〜。」
やってのは、ハルカ・ミナトともう一人
「白鳥少佐!?」
統夜達にとっては意外ともいえる人物、
先の戦争では謀殺されかけながらも
ナデシコクルーの活躍で一命を取り留めた木連少佐白鳥九十九だった。
彼は現在、木連側の大使として地球に滞在している。
「君達は…。久しぶりだな。」
九十九とミナトは笑顔になり、アキトに「いつもの」とだけいうと、
統夜の隣の席に腰掛けた。
「お久しぶりです、二人とも。」
そう言って頭を下げる二人。
その時、カティアはミナトの左手の薬指で誇らしげに輝く指輪に気がついた。
(あ…)
その指輪の意味を本能的に理解すると同時に、無性に、いたたまれないという気持ちに心が塗り潰された。
ふと—、
統夜は自分のことを愛してくれているのだろうか?
そんな事を、思った。
本当は、テニアやメルアの方が好きなのではないだろうか?
一度疑念が浮かび始めるともう止まらない。
会話の内容は既に殆ど頭に入ってこない。
ルリのチャルメラがどうしただの、
ユキナが気を利かせただの、
ネルガルの勢力がどうだの、
クリムゾングループが発起人となりなにかするだの、
プラントの新議長の話だの、
そんなゴチャゴチャとした情報が断片的に入ってくるだけで、
その言葉の意味するところが全くわからない。
統夜達の会話が進むに連れてカティアの不安はどんどん増大してゆく。
そもそも、統夜は自分に一度だって、好きだと言ってくれたことはあったか。
「…!」
そして、彼女は一つの結論に思い至った。
あの時自分は、統夜がいないと私も生きていけない。と言った。
でも、彼は…?
言っていない。そうだ。戦争が終わって一年。そんな言葉は一度たりとも聞いていない。
自分の一人相撲だった。
そう考えると涙がこぼれそうになる。
これ以上考えたくない、そう思いながらもネガティブ思考のスパイラルはとどまる所を知らない。
「…ちゃん!!」
—心が、軋む。
「カティアちゃん!!!」
「—え?」
その大きな声でハッと我に返ったカティアは、慌てて周囲を見回した。
皆が心配そうな顔でこちらを見ている。
「だ、大丈夫か、カティア?」
そう問いかけてきた統夜の顔を今のカティアはまともに見ることができなかった。
「ご、ごめんなさい。ちょっと、気分が…。」
「大丈夫か?」
「え、ええ。少し休めば楽になると思います。…ちょっと、涼んできます。」
「あ、おい!」
嘘だった。今一人になれば、不安から心が押しつぶされてしまうかもしれない。
それでも、統夜といるよりはマシだ。そう思ったカティア静止の声を無視してはその場を離れ
近くにあった公園のベンチに、自らの身体を抱え込むようにして腰掛けた。
ただ今は、泣きたい—。
かすかに頬を撫でる風が、何故か無性に冷たく感じられた。




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439 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/30(日) 12:18:04 rdRLzzqr
「じゃあ俺は風呂に入ってくるから、、、」

統夜が去ったテーブルの上には飲みかけの缶ジュース

(の、飲んでもいいよね?)

ゴクリと喉を鳴らしながら手を伸ばす、がそのまま硬直する

(だめ、飲んだら統夜が気付いちゃう。統夜なんて思うかな。はしたない子だと思われてしまうかも・・・いや、でも・・・)

そんな思考を繰り返すこと数分

ガチャ
「ただいまー・・・おぉ、いいものあるじゃん。いただきまーす」

ゴクッゴクッ

(あぁ・・・)     


そんなカティアを妄想した



440 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/30(日) 12:37:07 qSyjScXr
逆にカティアの飲みかけのジュースを統夜が飲んで
カティアが悶えるのもアリだと思うんだ。



441 :それも名無しだ :2006/05/01(月) 13:18:26 2/CI7IV8
>>439>>440を見て思いついたネタ


ガチャ
「ただいまー・・・、まだ春なのに暑いなぁ」
「あ、お帰りなさい」
「何か飲み物ないかな?喉渇いちゃって」
「だったら冷蔵庫にジュースがありますから入れますね」
「いや、自分で取るからいいよ」
ガチャ・・・バタン
「それにしても今日は暑いなぁ、まだ5月なのにこれじゃ
夏になったらどれだけ暑くなるのやら・・・」
「今日は最高気温が25度越えるそうですよ・・・って・・・」
「ん?・・・どうかした?」
「い・・・いえ・・・何でもないですヨ?」
(統夜が私の飲みかけのジュースを・・・)
「?カティア大丈夫か?何か顔赤いけど・・・」
(これって所謂・・か・・間接キス・・!?)
「カティア?」
(で・・でも統夜はあれが私の飲みかけって気付いてないし・・・)


442 :それも名無しだ :2006/05/01(月) 13:21:55 2/CI7IV8
「カティア!!」
「は・・・はひ!?」
「大丈夫か?何かさっきからボーっとしてるけど」
「だ・・大丈夫ですよ?少し暑くてボーっとしてただけですから」
「本当に大丈夫か?何なら今日は俺が家事代わるから
カティアは休んでるか?」
「い・・・いえ、本当に大丈夫ですから
統夜は御飯できるまでゆっくりしててください」
「んー・・・、分かったけどあまり無茶はするなよ?」「大丈夫ですって」

パタン

「ふー・・・、何とか誤魔化せたかしら」
(間接キスかぁ・・・、もしこのジュースが私の飲みかけだって知ってても
統夜は飲んだのかなぁ・・・)
「たっだいまー!今日の御飯何ぃ?」
「あ、お・・お帰りなさい」「ん?何空き缶なんか見つめてんの?
それに何か顔赤いし」
「え?あ、何でもないわよ、何でも」
「ふーん、まぁいいや
それより御飯はー?」
「もうすぐできるから少し待ってて」
(・・・この缶、この気持ちと一緒に大事にしまっておこう・・・)


443 :それも名無しだ :2006/05/01(月) 18:04:35 +fGHV1iX
健気(つД`)



444 :それも名無しだ :2006/05/01(月) 18:24:44 NLlZY3A5
>>442
なんだこれは!恐ろしく萌えるじゃないか!



445 :それも名無しだ :2006/05/01(月) 21:09:19 tgJoKS5q
うーむすばらしい
癒されるなぁ・・・・・

だけど今日はほんとに暑かったね、思わずアイス解禁しそうになってしまったよ



446 :それも名無しだ :2006/05/01(月) 22:16:12 LTp0f556
極度な甘党の俺はアイス三昧でした
太るといけないからジムで鍛えたっていう
どっかで聞いたエピソードも実践
だがな見てくれ!
ワシのデータはカティア以外は一片たりともクリアしておらん!

それはともかく>>442さん
健気カティアGJ!



447 :それも名無しだ :2006/05/01(月) 22:26:10 45XdXW4C
どうにも温度が上がったと思ったら、こんなところに
原因があったのか。見ているこっちが暑くなってしまいますた。

>>442氏GJです!もっと温度を上げてくれ!w



448 :それも名無しだ :2006/05/02(火) 15:19:07 WamF8gnC
>>443ー>>447
ヘタレな文に付き合って頂いて有難うごさいました
って事でもう一つ投下


449 :それも名無しだ :2006/05/02(火) 15:20:30 WamF8gnC
「・・・はぁ・・・」
自室のベッドの上で部屋の隅に置かれた大きめの鞄を眺めて
私は今日何度目かの溜め息をついた
「・・・何でこんな事になったんだろ・・」
呟きながら今日あった出来事を思い出してみる

事の発端は学校の昼休み、仲のいいクラスメート達と
一緒に昼食を取っていた時だ
「そう言えばカティアに聞きたいことがあるんだけど」
「聞きたいこと?」
「うん、最近よく聞くんだけど紫雲君ってテニアちゃんと付き合ってるの?」
「・・・・え?」
いきなりの話題に一瞬反応が遅れる
「何かこのあいだの日曜紫雲君とテニアちゃんが腕組んで歩いてるのを
見た子が居たんだけど、カティア一緒に住んでるなら何か知らないかなぁって」
(・・・統夜とテニアが・・・嘘・・何で・・・?)
「カティア、大丈夫?何か顔真っ青だけど・・・」
「あ、うん・・・少し気分悪くて・・・」
「大丈夫?保健室行く?」「・・・うん・・そうする・・・」

その後のことはよく覚えてないけど少し保健室で横になった後
早退させてもらった



450 :それも名無しだ :2006/05/02(火) 15:22:47 WamF8gnC
「・・・ただいま」
誰も居ないのについ言ってしまう
手早く着替えた後で昼休みに聞いたことを思い返す
(統夜とテニアが付き合ってる・・・)
言われてみればあの二人が付き合っても何もおかしくはない
統夜はあの大戦が終わってから最初会った頃とは見違えるほど逞しくなった
何でも女子生徒の中にはファンクラブを作る子がいる位だ
そしてテニアにしても可愛い上に人当たりもいいから男子に人気がある
正にお似合いのカップルという奴だ
そこまで考えて鏡を見てみる
顔は自分でもそこそこ可愛い部類に入る自信はある
それに、スタイルも抜群と迄は行かなくてもいい方だと思ってる
(・・・でも・・・・)
外見がどうであれ私はテニアと違って誰に対してでも明るく振る舞う事ができない
(性格と言えばそれまでだけど・・・)
なのに私はテニアやメルアより統夜に近い場所に居ると思い込んでいた
先の大戦でいつも統矢を一番身近でサポートしていたから
統夜が私を選んでくれていると勘違いしていた
(・・・統夜が私を選んだなんて確証もないのに・・・自意識過剰よね・・)
本当はテニアが好きで危険に晒したくないから
私を選んでたのかもしれないのに
そんな事を考えているうちに熱いものが頬を伝っていくのが自分でも感じられた
(・・・泣いたって仕方ない事なのに・・・女々しいな・・・・)


451 :それも名無しだ :2006/05/02(火) 15:26:02 WamF8gnC
ガチャ
「ただいまー」
「カティアちゃん大丈夫ですか?早退したって聞きましたけど・・・」
三人が帰ってきて慌てて涙の跡を隠す
「だ・・大丈夫よ、少し気分悪かっただけだから」
そう言う私の顔を覗き込むテニア
「でも、顔色悪いし何か目が赤くなって腫れてるよ?
寝不足なんじゃない?」
「だ、大丈夫だってば」
「んー、ならいいんだけど」
何とか泣いてた事に気付かれずに少しほっとする
(何とかして普段どおりに振る舞わないと・・・)
「それじゃあ、私御飯の支度するから」
「本当に大丈夫なのか?何なら俺がやるから」
「いえ、私かやりますから統夜はゆっくりしててください」
「いや・・・だけど・・・・」
「私は大丈夫ですから」
折角気を使ってくれた統夜の申し出を突き放すように断る
(・・何やってんだろ・・・私・・)
「そーだ!!」
急に大声をあげるテニア
「だったら外に食べに行こうよ!
それならカティアの負担もないしさ」
「いや、だけど給料日前に外食はちょっと・・・」
「えー、行こーよー」
言いながら統夜の腕に抱きつくテニア
(・・・恋人・・・だもんね・・)
頭では理解していてもやはりそんな所は見ていたくない
「ねー、カティアだって体調悪いんだしその方がいいよね?」
「私は・・・大丈夫だから」
「えー、何でー?たまにはカティアも楽しないと」
言いながら今度は私の腕を引っ張ってくる
勿論、統夜にくっついたままでだ
「私はいいから・・・気にしないで・・・」
「いいじゃんかー、外で食べようよー」
そう言いながら腕に力を入れる
そこで私の我慢が限界に達した
(もう一秒もここに居たくない!!)
そう思ってテニアの手を力任せに振り払う

バシッ!!

「・・・え?」
渇いた音とそれに似合わない何処か間の抜けた声が響く
声は誰が発したのか分からない
ひょっとするとここに居る全員かもしれない
テニアの手を振り払った時に勢い余って私の手の甲がテニアの頬を打ったのだ
「・・・カティア?」
驚いた統夜が声をかけてくる
「・・・・ッ!!」
私は気付かない内に流れていた涙をかくすようにして自分の部屋に逃げ込んだ
ドアに鍵を掛け、ベッドに倒れこむ
「私・・・最低だ・・・」
勝手に落ち込んで暴走して、本当なら祝ってあげるべきなのに
逆に嫉妬してあんな事までして・・・
(もう2人の傍にいるのはやめよう
じゃないと次は何するか・・・・)


452 :それも名無しだ :2006/05/02(火) 15:29:30 WamF8gnC
そして荷物を簡単に纏めた私は家を出るタイミングを伺っていた
余り長居しすぎると余計に出にくくなる
テニアとメルア、そして統夜に宛てた手紙と鞄を持って自室を出る
途中居間にそれぞれに宛てた手紙を置いて家を出た

取り敢えず行く当てもないから夜が明けるまで何処かで時間を潰そう
(・・・・・?)
一瞬統夜の声が聞こえた気がした
(いよいよ重傷・・・かな・・・?)
幻聴で統夜の声が聞こえるなんていろんな意味で重傷だ
早く気持ちの整理付けないと
「カティアーーー!!!」
(!?)
今度のは空耳じゃない
振り返ってみると自転車に乗った統夜が追い掛けてくる
「ッ!!」
折角追い掛けてきた統夜から逃げるように私は走りだした
本当は嬉しいはずなのに・・・
でも、所詮人間しかも女の足で自転車に勝てるはずがない
あっという間に統夜に捕まってしまった
「はぁ・・・はぁ・・・」
「・・何で・・・たのよ」
「・・・え?」
「何で追い掛けてきたのよ・・・」
「何でって・・・」
「統夜にはテニアがいるじゃない
なのに何で追い掛けてきたのよ!!」
「ちょ・・・ちょっと落ち着けカティア」
「統夜はテニアが好きなんでしょ!?
ここにテニアは居ないのに何で追い掛けてきたのよ!?」
「お前何言って・・・」
「私だって統夜のことが好きで自分なりに気持ちを伝えようと努力した
だけど統夜がテニア選んだのなら仕方ないし私も諦めようと思った!!
だけどそんなに簡単に諦めれないし目の前に二人がいたらさっきみたいに
またテニアを傷付けると思った!!
だから諦めれないならいっそ目の届かない所に行こうとしたのに」
「カティア!いいから落ち着け!」
「なのに何で追い掛けてくるの!?
私なんかどうなった・・・・・・ーっ!!!」


453 :それも名無しだ :2006/05/02(火) 15:33:05 WamF8gnC
最後まで言い切ることはできなかった
と言うのも私の口を統夜が塞いだからだ
それも唇で、所謂マウストゥーマウスである
「少しは落ち着いたか?」
「な・・・な・・・な・・・・」
顔が見る見る内に赤くなっていくのが自分でも分かる
「何か根本的な所で勘違いしてるみたいだけど、別に俺とテニアは何もないぞ?」
「・・・え?でも、夕方にもテニアが統夜の腕に抱きついたり・・・」
「いや、それは前々からだろ・・・」
「で・・・でも統夜とテニアが付き合ってるって・・・」
「そりゃただの噂だろ?
第一そんな噂ならカティアやメルアとでもあるぞ?」
「ーーーッ!!!」
どうやらこれって噂に乗せられて一人でやきもきしてたようだ
「で・・・でも前の日曜にテニアと腕組んで歩いてたって」
「あぁ、実はテニアに少し相談ごとがあったんだけど
見返りに御飯奢らされてな」
「相談ごと?」
「あー・・・、そのアレだ
まだ言うつもりじゃなかったんだけどなぁ」
言いながら頬を掻く統夜
「えっと・・・俺、カティアのことが好きなんだ
よかったら俺と付き合ってくれないかな」
統夜のいきなりの告白で脳が一瞬停止する
付き合う?誰が?統夜が?誰と?私と?
つまり私と統夜が付き合う・・・・・
しっかり数十秒かけて導き出された回答
こ・・・これって告白!?
「えっと・・・ダメかな・・?」
ブンブンと音が鳴るほどの勢いで首を振って否定する
「それじゃあ・・・」
「わ・・・私も統夜の事が好きです
だから・・・」
それだけ言って私は今日何度目か分からない涙を流した


454 :それも名無しだ :2006/05/02(火) 15:37:56 WamF8gnC
ひとしきり泣いた後で一緒に帰路についた
いつもと違ってほとんど会話は無い
だけどこの沈黙は決して嫌な物ではなかった
「そう言えば」
唐突に口を開いたのは統夜だった
「さっきの件ちゃんとテニアに謝らないとな」
「あぅ・・・その・・・勘違いしてごめんなさい・・・」
噂に踊らされて自分がした事を思い出して恥ずかしくなる
「俺に謝っても仕方ないだろ?それに珍しい物も見れたし」
珍しい物がさっき取り乱していた自分の事と気付いて更に恥ずかしくなる
「そ・・・それはそうと」
恥ずかしさを紛らわす為にわざと大きめの声で
「さっき口を塞いだ『アレ』ですけど・・・」
自分の精一杯の笑顔と共に言う
「今度近い内にキチンとしてくださいね?」


456 :それも名無しだ :2006/05/02(火) 16:20:14 lFATbYIO
素晴らしい
読んでいる途中で目頭が熱くなってきました、切ない・・・
黄昏時にこのようなSSを拝見できるとは、実に幸運でした
これからも、投下を楽しみにしてます

GJ!!!!



458 :それも名無しだ :2006/05/02(火) 21:09:58 B2Vihf5y
>>448-454
う〜ん、いいなぁ・・・
やっぱりカティアは最高だよ
G・J!長文乙です!


それが、愛でしょう/君に吹く風(CCCD)
それが、愛でしょう/君に吹く風(CCCD)

投稿者 ko-he : 2010年01月22日 01:45

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コメント

うーん、405のはこれじゃないかってのがあるんだけどなぁ……

つ 裸ワイシャツ?+黒ニーソな絵

一度HDが昇天した後に再度集めたものだから、他にも該当するのがあったかもしれないし、自信無い……
他に心当たりのある同志はいないかい?

投稿者 常駐約5年はスレ古参……になるのか? : 2010年01月22日 19:27

カグヤ、リュウセイ、オウカにアレディ・・
オリジナルでふるめたキャストはコンプやね

投稿者 Anonymous : 2010年01月23日 07:50

霞のジョーとか来ないかな
>フルメタ

投稿者 Anonymous : 2010年01月24日 03:05

俺もこれぐらいしか心当たりはない。と言うわけでうp

http://u3.getuploader.com/kagekagami/download/46/vipper20264.png

投稿者 Anonymous : 2010年01月24日 07:41

保管ご協力まことにありがとうございます!
反映いたしました。

投稿者 こうへー : 2010年01月27日 00:38

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