2010年01月02日
 ■  カティア萌えスレ 新婚3日目 その3

カティア萌えスレ 新婚3日目
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1140621274/l50


前回の続き



250 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/09(日) 23:44:41 I9i+kNnI
体つきが既にエロい。加えて、パイロットスーツがハイレグビキニで手袋+ニーソ完備。器量も凄くいい
その癖、性格は真面目で頑固で不器用

俺を萌え殺す気か



251 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/10(月) 12:57:05 xpJLhuXS
確かにカティアが一番エロイ感じがするな。なんか立ち姿とか。



252 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/10(月) 16:12:14 3nYma1g4
『ぐりにゃーる』と平仮名で表記すると何となくエロい



253 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/10(月) 18:21:43 gVttXRgj
>>252
あッ・・・ホントだ・・・





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254 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/10(月) 20:32:29 Next/WmX
ええい!何時までもエロいだのエロくないだのと破廉恥な貴様等に絶望したあああああぁぁぁあああ!!
しばらくカティアは我が預かる!
我にまかせたまえ(*´∀`)



255 :それも名無しだ :2006/04/10(月) 20:35:18 CbaTjIJw
>>254
カティアお預かりなどさせるか!!

だがじっと見つめるだけならさせてやらんでもない。



258 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/10(月) 22:12:26 Next/WmX
>>255

( ゚д゚ )





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256 :それも名無しだ :2006/04/10(月) 20:56:59 CbaTjIJw
カティアの類似キャラと言えば彼女だろう。

ttp://cgupload.dyndns.org/~upuser/up3/img/1144059981872.jpg
画像を補完していただける方募集

髪型とか鼻血とか。


259 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/10(月) 23:00:24 K3tfnjI+
>>256
これの作者がnever7の原画だという事を知って驚いた



260 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/10(月) 23:19:58 GsT3/xh1
類似キャラっていったら、まず何でもブチ撒けたがる人がでてくる
ってかカティアに脳内変換して読んでるのが私だ
Jやった後、全巻まとめ買いしたのも私だ



261 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/11(火) 03:00:03 oyfGKsbV
ブチ撒ける人は類似というほど似てないような・・・
髪型は似てるとは思うけどな
それに、なによりカティアと違って胸がな(ry



262 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/11(火) 08:23:27 At0HNEgy
>>261
鬼の形相でそっちに向かったデスサイズな人がいます。
気をつけて下さい。



263 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/11(火) 17:44:37 jpkEkrFA
さっき261がブチ撒いてたよ。



264 :それも名無しだ :2006/04/11(火) 18:26:22 i7nvlnYF
>>262
デスサイズ→デュオ=マックスウェル→関 俊彦→木原 マサキ

という事は……


>>261に向かっていった木原

木原「その通りだ!やはり胸が無ければな!」
統夜「(巨乳派だったのか、この人……)」



265 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/11(火) 20:51:33 KmeJfF3g
>>264
美久「ダーーーーーイ」



266 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/11(火) 23:24:56 9L94akyn
なるほど。冥王様がカティアに協力的な理由が少しわかった気がする





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267 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/12(水) 21:19:37 vYMBdmW6
カフェテリア

と書いてる看板を今日、遠くから一瞬見た時大真面目にカティアと読んでしまった俺ってカティア廃人かも



268 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/13(木) 14:37:10 JU2h6az/
(・∀・)人(・∀・)イイジャナイ



269 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/13(木) 22:58:47 DUoLatqv
休日に統夜×カティア本を探して回っているがどうしても見つからない。
統夜×メルア本ならよく見つかるんだが
しかもチョコレートのようにあま〜い内容のやつが



270 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/14(金) 00:08:42 GZOTFilc
統夜×カティアは俺も凄く欲しいから探してはいるけどね…
夏にはでるさ!
と期待してはいるが。



271 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/14(金) 09:00:11 kAGt5Hmr
http://www.xxxxxxxxxxxxxxxxxxx.000101663


272 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/14(金) 14:41:13 fbLLYEe5
神が・・・神が光臨なされた!!



273 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/14(金) 15:12:16 dnRjsnhe
ちょwwwwww



274 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/14(金) 15:54:12 cMWYnD07
エロかよ・・・


276 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/14(金) 18:48:59 F9UHyorc
ここは全年齢対象板だぞ、駄目だろ…


と思いつつ落としてしまった俺orz


278 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/15(土) 01:47:19 KXQQKLLp
まぁエロスはほどほどにな




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279 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/15(土) 01:48:09 KXQQKLLp

最近統夜は休日のたびに出かけている。
そして妙に疲れたような、それでいてどこか満足そうな顔をして帰ってくる。
まぁだからといってどうだという事は無い。
強いて問題を挙げるなら構ってもらえないテニアが少し不機嫌な事くらいだ。
気持ちはわかるけど。
週に6日はアルバイト、統夜の空き時間はそれこそ日曜ぐらいしかない。
その日曜も不在となればいつも一緒にいたい派のテニアが寂しがるのも当然だろう。
・・・実は私も寂しいのだが。
しかし統夜も普段の生活でストレスが溜まっているのだろうし私たちがどうこう言う問題でもない。
それで統夜の気が晴れるのならむしろ歓迎すべきだろう。
と考えていた。
先日学校で何気なくかなめにその事を話して見た。

『へー、紫雲くんがねぇ。いいの?』
『良いも悪いもないわ。私達に統夜の行動を束縛する権利なんてないもの。』
『ほほぅ、それが女関係だったとしても?』
『なっ!?』
『紫雲くん結構もてるみたいだしね。最近凛々しくなったって事で隠れファンがいるとかいないとか。』
『そ、そうなの?』
『あはは、ジョークよジョーク!心配しなくても大丈夫だって。紫雲くん遊ぶようなタイプには見えないし。』
『そう、よね。』
『そうそう!!あ、それでさ、話は変わるんだけどこの間の・・・』

全く持って想定外だった。
しかし考えてみれば当然かもしれない。
統夜は優しくて頼りがいがあっておまけに家事までできる。
なによりいつだって自分の事より人のことを優先するような性格なのだ。
もてないはずが無い。
これは・・・ピンチだ。
恋愛は自由だ。統夜が誰を好きになろうと私がどうこう言える立場ではない。
とはいえ付き合いの長さは私たちのほうが上なわけだし、優先順位というかなんというか・・
でも実は私が知らないだけで幼馴染とかいたらどうしよう。
直接統夜に聞いてみるべきだろうか?
しかし恋人でもないのにプライベートについて聞くのはいかがなものだろうか?
いや、家族みたいなものだし別に構わないのでは?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
考えていても埒があかない。
聞いてみよう。
軽く世間話のような自然なかんじで。


「ただいまー」
折りよく統夜が帰ってきた。
「おかえりなさい。御飯すぐ食べる?」
「ああ。テニアとメルアは?」
「コンビニに行ってるわ。」
「そっか。今日の飯何?」
「シチューよ。座ってて、すぐ出来るから。」
「サンキュー。」
その後、取り留めの無い会話を二、三度交わした。
そろそろいいだろう。
お、落ち着け私。
「そ、そういえば統夜。最近日曜日にいつも出かけてるみたいだけど、」
よし、自然な感じだ。
「ん?ああ、ちょっとした用事だよ。」
「ど、どんな用事なの?」
「ん、まぁその・・・いろいろだよ。」
「そ、そう。」

はぐらかされた

やっぱり女の子と・・・・

カツーン

思わずお玉が手を離れた。
「カティア?」
「なんでもないわ。ちょっと眩暈がしただけよ。」
「眩暈って・・・大丈夫か!?」
「平気。はい、どうぞ。」
「・・・・ほんとに平気か?」
「え?」
手元を見た。
なみなみとシチューが盛られている・・・・お茶碗に。
「ご、ごめんなさい!すぐに変えるから」
「あ、いいよ。洗い物増やすのもなんだし。」
「そういうわけにはいかないわ。」

ガシャーン!
シチュー皿を取り落とした。
「・・・・・・・・あぅ」
「疲れてるんだよ。後は俺がやっとくから休んでて。」
「でも」
「いいから。」
「・・・・はい。」


何て様だ。
枕に顔を埋めて自己嫌悪に涙する。
いいところ無しだ。
これじゃ他の女の子に目が行くのも当然かもしれない。

コンコン

ドアをノックする音
慌てて涙を拭った。
「開いてるわ。」
「・・ごめんね、寝てるところだった?」
「いえ、別に点けても構わないわよ。」
軽く頷くと訪問者、メルアは電灯のスイッチを入れた。
暗闇に馴れた視界が白く染まる。
「っ・・・それでなにか用?」
「統夜さんからカティアちゃんの様子が変だって聞いたから。」
「大丈夫よ。もう何とも無いわ。」
「でも涙の跡が」
「え!?」
思わず手をやった
「嘘。ごめんね。」
「・・・・・・・・・・」
・・・・やられた。
「悩み事があるなら相談相手くらいにはなれるよ?」
それもいいかもしれない。でも統夜のことは伏せておこう。
「・・・悩み事というか、まだ悩みどうかはわからないんだけど・・・」
「・・?どういうことかな?」
「ええと、心配事はあるけど単に杞憂かもしれないっていう・・」
「ああ、なるほど。いいですか、カティアちゃん?」
えへんと咳払いをしてメルアが遮った。
「例えばですけど、このお菓子の味がわかりますか?」
メルアの手には新発売!と表記されたお菓子。どうやらチョコレート菓子の類らしい。
味は・・・【うにしょうゆチョコ】?
「想像もつかないわね。」
「わたしにもわからないよ。」
「多分まずいと思うわよ?」
「食べてみたら実は美味しいかもしれないでしょ?結局は食べてみないとわからないよね?」
メルアの言わんとしている事はわかった。
「えーっと、だからね、カティアちゃんも悩む前に確かめてみたらいいと思う。
考えるのは結果が出てからでも遅くないと思うの。」
「でも悪い予想が当たったら・・・」
そう思うとやはり二の足を踏んでしまう。
「その時は改めて相談にのります!」
胸をドン、と叩いて微笑むメルア。その笑顔に少し勇気が出た。
「・・・・ありがとう、メルア。」
「どういたしまして。あ!この景気付けにこのチョコ食べる?」
「それは遠慮する。」

ちなみに、結局チョコはまずかったらしい。

ともかく悩む前に行動だ。
統夜を尾行する事に多少の後ろめたさもあるがこの際しかたが無い。後で謝る事にしよう。
日曜の午前六時、今日も統夜は出かけていった。
自転車は使わず徒歩のようだ。
見つからないよう十分に距離を保ちつつ慎重に後をつける。
しかし、女性と会うにしては時間が早すぎるのではないだろうか?
この時間帯ではほとんどの遊興施設は閉まっている。杞憂だったかもしれない。
・・・いや、安心するのはまだ早い。
自分なら統夜と一緒に公園で過ごすだけで向こう一年は戦える。
やがて統夜は人気の無い通りに入るとそのまま山道に入っていった。
山道といってもハイキングコースのような道ではなく、まさしく獣道といった茂みだ。
さすがにデートではなさそうだ。

が、結論を出すのはまだ早い。
世の中には山野を駆け巡るのが大好きな女性もいるかもしれない。
あれこれ考えているうちに統夜はかなり先に行ってしまった。慌てて後を追う。
しかし落ち葉が敷き詰められた道を音を立てずに歩くのは難しい。
歩く事に気を取られているうちに統夜を見失ってしまった。
引き返すべきか迷ったがとにかく先に進んでみる事にする。
軽装とはいえ登坂は辛い。道無き道のため予想以上に体力を消耗している。
本気で帰ろうかと思い始めた頃、聞き覚えのある声が耳に届いた。
微かだが間違いない、統夜の声だ。
声の聞こえた方へ向かうため獣道から飛び出した。
そして少し進んだところで

衝撃が襲った。


突然上から何かが降ってきて私は地面と何かに挟まれた。
木の枝を組んで作られたそれには得体の知れない黒い粘液が付着している。
「・・・なにこれ?」
体の自由が利かない。・・・罠?
こんな物を仕掛ける人は一人しかいない。
しばらくすると茂みを掻き分けその人がやってきた。
「む?グリニャールか。こんなところで何をしている?」

「貴方こそ何をしているの?相良。」
「残念だが君には知る権利がない。」
「どういうこと?統夜と一緒じゃないの?」
「君には知る権利がない。」
少し腹が立った。

『おーーーい!相良ーーー!!どこいったんだーーー!?』

「統夜と一緒なのね?」
「・・・肯定だ。」
「何をしているの?」
「悪いがそれはなるべく知らせないようにと言われている。君には退去してもらうことになる。」
「どうしても教えてもらえないの?」
「・・・わかった。ここまで来た以上隠してもあまり意味は無い。『なるべく』だしな。」
『相良ーーー!!』
「すなないが時間がない。実際に見たほうが早いだろう。」
「そ、それは遠慮するわ。」
「なぜだ?」
「そ、それは・・・」
「まぁいい、ではしばらくここにいてくれ。」
「あ!私のことは統夜に言わないで!」
尾行したことがばれるとまずい。
「よくわからんが了解した。では後でな。」
相良は風のように去っていった。
「あ。」
これを外してもらえばよかった。
でもまぁ、よかった。
何をしているのかはよくわからないけど少なくとも私が心配していたような事は無いみたいだ。
しかしこれはどうにかならないのだろうか?
謎の物質によりハンバーガーのように固定された体はほとんど身動きが取れない。
洗濯して綺麗に落ちるのだろうか?
そんなことを考えていると人の声が聞こえてきた。
相良の声だ。

『・・・・が・・・・だ!!・・・・・・・ね!!』

激しく何かを言っているようだがよく聞き取れない。


他にすることも無いので耳に意識を集中させる。

『じっくり可愛がって・・!!俺の楽しみは・・・・・・・だ!!』

・・・・・?

『なんだその・・・は!じじいの●●●●の方がまだ気合が・・・!!』
!?
『いいか?・・・に任せりゃケツに・・・を突っ込んでくれる!!』
恋愛は自由だ。
でもそれはやめて!!それだけはダメよ統夜!!
『・・・が死ぬほど●●●●する・・・シゴいてやる!!』
逃げてー!!逃げて統夜ぁぁぁぁぁああああああ!!!
『・・・に捧げてもよい!だが貴様のケツは・・・の物だ!!』
『Sir,Yes sir!』
!?そんな・・・統夜はもう・・・・
強烈な眩暈、意識が薄れる。

「・・・しろ。・・・・・ル、しっかりしろ!」
「はっ!?」
どうやら意識を失っていたようだ。
体の自由を奪っていた罠も外れている。外したのは——
「大丈夫か?」
パシッ!
差し伸べられた手を払いのけた。
「触らないでこのケダモノ!!」
「よくわからんが随分と失礼な物言いだな。だがそれだけ元気なら問題ない。
 今は小休止だ。帰るなら今のうちだぞ。くれぐれも道から外れることのないよう気をつけろ。」
それだけいうと相良は森の奥へ消えていった。
っく!!よくも抜け抜けと!!
いや、今は統夜だ。
新たな罠に掛からないよう獣道に沿ってしばらく進むと開けた場所に出た。
そこに統夜が倒れていた。


「統夜!」
服装は乱れ、息もまだ荒い。
「ああ、なんてひどい有様・・・」
「・・・?カティア?何でここに、っていうかお前も結構ひどい格好だぞ。」
確かに粘着性物質により私の服は枯葉や枝、泥などでデコレーションされている、がそんなことはどうでもいい。
「統夜、その、考え方は人それぞれ、私が口を出すことじゃないかもしれない。」
「へ?」
「でもね、やっぱりこういうのはよくないと思うの。その、非生産的だし。」
「話が見えないんだけど。」
統夜・・・無理をしているのね・・・
「いいの。わかってるから。」
「俺にはさっぱりわからん。」
「わ、私には貴方にまっとうな道を進んでもらうことを手助けする義務があるわ、パ、同居人として!」
「ちょっ!?カティア?」
これは統夜を正しき道へ戻すための、いわば教育!!恥ずかしがるな、私!!
驚く統夜をそのまま抱き寄せ、優しく抱きしめた。
顔の表面温度が凄まじい勢いで上がっていくのがわかる。
「ど、どう?」
「へ?いや、どうって、え?」
ダメか。いや、あれだけのことがあったのだ。
このくらいでは女性の良さを再認識してもらうのは無理のようだ。
こうなったら、やるしか、ないのか、キスを!
出来ることならもうちょっとロマンチックな形が良かったが致し方ない。
背に腹は代えられない。いや、むしろ踏ん切りがついてラッキーかもしれない。
いやいや、これは統夜を救うためだ。私の都合など関係ない。これは救助行為だ。絶対。
「・・・・統夜、こっちを向いて。め、目を閉じてもらえますか?」
「待て、ちょっと待て!さっきからおかしいぞカティア!」
「私は極めて冷静よ。むしろおかしいのは統夜の方。さぁ目を閉じて!」
「待て、落ち着け!話を聞け!」
「そんな話は聞きたくないわ!!」
「いいから聞け!!」
「聞かない!」
「ふも!」
「 「・・・ふも?」 」
何時の間にか私たちの傍らにボン太くんが立っていた。
「ふーも、ふももっふる!」
「なになに、『争いは何も生まない、良ければ自分が仲裁しよう』って?」
「はっ!?統夜!相良のから離れて!!その変態に近付いてはだめよ!」
「・・変態?」
「・・ふも?」
「・・・・・・わかった、まずは話を整理しよう。」

「つまりカティアは俺が相良に襲われたと思い込んでたわけだな?」
「はい、ごめんなさい・・・相良、統夜。」
話によると統夜は相良に基本的な訓練を受けていたそうだ。
以前誘拐された時のことを踏まえてのことらしい。
つまりまた自分一人で空回りしてしまったということだ。
自己嫌悪で死にたくなった。
その上勢いに任せてあんなことを・・・あぁ!誰か十分前の私を殺して!!
「別にいいよ。」
「うむ、問題ない。」
「あ、そうそう、あの言葉はマオさんからもらった手帳で覚えたんだってさ。」
「うむ。すでに暗唱も出来るぞ。」
「まぁ勘違いするのも無理は無いよ。俺も最初驚いたし。」
「あの類の言葉は精神的なタフさを身に付ける事が出来る、新兵訓練には最適だ。」
「あ、相良、ちょっと向こうに行っててくれるか?」
「む?了解だ。」
その場から相良が姿を消した。

「カティアがあんなことをしたのは俺がおかしな道に走らないようにってことでいいのか?」
「ええ・・・ごめんなさい、私の勘違いで・・・」
「ありがとう。」
「え?」
「俺のことを気にかけてくれて。結局は勘違いだったけど、気にかけてくれたこと、それは素直に嬉しい。」
「・・・・」
「だから謝る必要は無いよ。俺は嬉しいから。」
「・・・うん。ありがとう。・・・一つ聞いてもいい?」
「ん?いいよ。」
「なんで黙ってたの?訓練のこと。」
「ああ・・・ちょっと照れくさかったから、かな。」
照れたように頭を掻く統夜。
「?」
「ベルゼルートが無い時でも、少しでもカティア達の事を守れるように、って。理由だから。」
ああ、やっぱり統夜は・・・私は貴方のそういうところが———
「来週も、来ていいかしら?」
「いいけど・・・あんまり女の子が見たり聞いたりして楽しいもんじゃないと思うぞ?」
「いいの。」
「そうか。・・さて、これからボン太くんを使った訓練をやるんだけど・・・見ていく?」
「ええ、是非。」

「ふもふもふーも、もふふもー?」
「え?『そういえばどうしてここがわかったのか?』ですって?
 え、えーっと・・散歩してたらたまたま統夜を見かけたから・・・」
我ながら苦しい言い訳だ。
「ふも。」
しかし統夜は納得した様子だ。こういうところは鈍感でよかった、と思う。
春の日差しはちょうど私の真上に差し掛かりつつある。
来週はお弁当を作って来よう。
そんなことを考えた日曜日。


==
何?腐女子カティア好きに怒られるかもしれない?
逆に考えるんだ、「怒られちゃってもいいさ」と考えるんだ


287 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/15(土) 03:12:05 FWWG9Of9
素晴らしい!!!
敢えて逆をいく発想!
GJとしか言い様が無い!



288 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/15(土) 03:18:29 MsPk5Mx7
GJ!
素直に萌えたよ



289 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/15(土) 03:43:06 tPWZdZaJ
KXQQKLLp あなたにGJ!・・・・なんだが・・・ウニミサイル思い出した



290 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/15(土) 07:19:08 dlbZjRGd
海産物のパイオニアか!!?



291 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/15(土) 09:18:08 TZjwHYyp
287
毎週お疲れ様っス!
俺はもう週末が楽しみで楽しみで仕方ないですよ!!
序盤が執筆中のネタと似てて焦ったけど全然別物でよかった…
とにかく、GJ!!!

ところでウニミサイルって何でしょうか?フルメタ関連?



292 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/15(土) 09:25:18 sxZGIrHF
>>291
テニアスレを見ればわかりますよ爆笑モノですw



293 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/15(土) 10:42:24 dlbZjRGd
兵器名:ウニミサイル
説明:ウニのような形状をした相手に投げ付けて攻撃する武器。
   あまりの威力に硬くて速い事で有名なあの方も一撃で沈む
   究極兵器である。
出典:ドラゴンクエスト4コマ劇場(少年ガンガン)



294 :それも名無しだ :2006/04/15(土) 10:51:40 foU9GmLp
ウホッ!な雰囲気に悪い意味でショックを受けるぐりにゃが
新鮮に見えてしまった俺はもう駄目なのかもしれん……。



295 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/15(土) 14:07:00 MBbJiZFp
>>294
 お ま い は お れ か ?

まぁ、それが普通の反応だわな


296 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/15(土) 18:49:46 m5JYzVey
GJっていうかFMJ。



299 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/16(日) 16:11:43 Hi2qc4q0
軍曹面白すぎw



302 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/16(日) 23:40:55 G5hzb4vl
弁当ってのも色々想像できていいよなぁ・・・
黒い粘着物ってのもまた色々と妄想(ry
・・・いかん、ほどほどにせねば



304 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/17(月) 07:55:24 OAidIo+2
>>301
>>296はフルメタルジャケットと言ってるんじゃまいか?
宗介のセリフがハートマンのものになってるし


306 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/17(月) 18:51:35 Q5XayjDd
>>304
正解ッ。突っ込みありがとう。
むしろ301が何と勘違いしたのか気になるネ




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316 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/18(火) 23:54:42 ncrkP3mi
>>224
カティア



317 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/19(水) 00:05:35 fdkPu6Hh
>>316
 な ん だ こ れ は
貴殿は俺を 萌 え 殺 す 気 か 
もうあれだ。 世帯じみ過ぎた、カティア。
だが、そこがいい! その献身っぷりは素晴らしい!



318 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/19(水) 00:19:29 JiEJwAiy
>>316
ハァハァハァハァハァハァハァハァ


それはさておき、これはアレだな?OG萌えスレまとめの人の絵だな?
何処で見つけた?



319 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/19(水) 00:24:29 JiEJwAiy
まさにそこの絵板だった…orz



320 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/19(水) 00:39:12 tU1568Wn
家でもあのカッコなのかよw



321 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/19(水) 00:45:59 y8xljAEx
>>316
おぉ、絵を描いて貰えるとは光栄だな
描いてくれた人㌧クス

>>320
描いてもらっておいてなんだが俺もオモタw



322 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/19(水) 09:55:37 LylspKk6
つーか軽くやつれてるんじゃ・・・



323 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/19(水) 10:40:50 yh4cyYHD
アレだな。普通カティアと腐女子カティアの共通点は妄想する所だな。



324 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/19(水) 21:04:44 91ZEYT3q
やつれるのも無理はない。本編中でも、統夜が困って
「カティア、頼むよ」
「・・・はい、わかりました」
ってやり取りが3回くらいあったし



325 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/19(水) 23:09:09 JiEJwAiy
>>324
鬼畜王統夜「カティア、脱げよ」
カティア「…は、はい…わかりました…」

ス…フサ

カティア「ぬ、脱ぎました…」
鬼畜王統夜「じゃあ…○○ろ」
カティア「えっ…!?そ、そんな…」
鬼畜王統夜「いやならいいんだけどね…フフフ…」
カティア「…はい、分かり・・・ました…」

とか考える俺は破廉恥極まりない


326 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/20(木) 00:14:42 4Ioe9nLA
じゃあ・・・なげろ



327 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/20(木) 00:57:19 MTqo2yaw
じゃあ・・・あげろ(原稿を明日までに)

カティアの書いた801同人誌の売り上げが統夜家の重要な収入源になっている
とか考える俺は破廉恥極まりない


331 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/20(木) 19:31:18 5ouQVFsi
普段は露出を抑えて、大人っぽいイメージでいくといいと思う。

で、夜は統夜のワイシャツなどが登場する訳ですよ



332 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/20(木) 20:24:36 Sp4fEvI/
ロングスカートとか似合いそう



333 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/20(木) 23:57:49 ZPgQEUbP
タートルネックにショートパンツだろ
もちろん緑基調で。



334 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/21(金) 00:17:27 cr+TlrUl
ミディブラウスとキュロットスカートもいいかな
髪型からしてヘアバンドも似合いそうだ


337 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/21(金) 14:16:44 mHJ1jKFB
袴…ごめん、なんでもない



338 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/21(金) 18:48:14 0koQrkKu
>>337
いいじゃん袴。カティアは弓道部か茶道部って感じがする。
背が高そうだからバスケでもいいな。ユニフォーム似合いそう



339 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/21(金) 19:14:20 8JNF0+j/
黒髪だし袴似合いそうだけどそれ私服じゃなry



340 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/21(金) 19:29:48 /QHy9yMT
じゃあ、男物のワイシャツ一枚だ。



341 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/21(金) 19:32:55 tiowp5fv
>>340

いやはや、趣味が合いますな〜



342 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/21(金) 21:33:03 8gLSK/eD
じゃテニアは男装応援団な。学ランに長い白ハチマキ。
さらしの有無はご想像にお任せします。
メルアは…アレだよ…アレ‥なん…アッ!!パジャマとかでいんじゃね?



343 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/21(金) 21:44:10 8JNF0+j/
>>342
確かにメルアはパジャマしっくりくるな。
牛柄とかの。
カティアは秘書ルックが似合いそうだけど意外とメルアも似合いそう。
なんというかこうむちむち秘書。



344 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/21(金) 22:23:09 7IlDYftj
>>342
ときのがくぼうも忘れるな。





_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/



345 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/21(金) 23:05:50 iCxF5etl

「・・・ただいま。」
「お帰りなさい。・・・ずいぶん早かったのね?」
「あぁ、途中で上がらせてもらえたんだ。その分内容がきつかったけどな。」
「そう。御飯までもうちょっとかかるけど・・・」
「いいよ。テレビでも見とくから。」
そう言うと統夜は居間のソファにもたれかかった。
「なるべく急ぐから。」
そう告げて私は夕食の支度に戻った。
お腹をすかせている統夜のためにも早く作らないと!

「カティア!お風呂出来たよ!・・・ご飯まだ?」
「もうちょっとよ。後30分くらい。できたら呼ぶから。」
「はーい。」
出来るまでもう少しかかるし、統夜に先に入ってもらおう。
統夜も汚れを落としてさっぱりしたいだろう。
「統夜、先にお風呂に・・・」
統夜はソファに倒れ込み眠っていた。
途中で力尽きたのか、床に転がったリモコンが電池を撒き散らしている。
起こさないように電池を拾い集めていると、統夜の寝顔が目に入った。
顔には色濃い疲労が見て取れる。
短時間とはいえ毎日の肉体労働に疲れが溜まっているのだろう。深い眠りについている。
統夜の頬に左手を添え小さく呟いた。
「・・・ご苦労様・・・・あなた。」
————————————————————ッッ!!
一人で顔を真っ赤にして悶絶した。
傍から見たらさぞや珍妙な光景に見える事だろう。
人に見られたら飛びたくなるような有様だがそんなことはどうでもいい。
『あなた』
なんて素敵な響きだ。
普段から統夜の事を『貴方』とは呼んでいるが意識して呼ぶと全然違う。
言葉とは不思議だ。
同じ日本語なのにこんなにも私を幸せにしてくれる。


346 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/21(金) 23:07:40 iCxF5etl

「・・・・ん・・・・」
「!!」
統夜が寝返りを打ったようだ。
右腕がソファの端から垂れている。
それを直そうと手にとった。
ごつごつして大きな、でもとても温かい手。
この手で、統夜はあの時から今まで、ずっと私たちを守ってきてくれている。
両手で握りしめてみるとその温かさが私の心にまで伝わったようで、とても安らいだ
いつまでも、こうしていたい———

『あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!』

「!?」
突然の大声に慌てて統夜から身を離し、物陰に隠れた。
台所から聞こえてきたのはテニアの声だ。
・・・そういえば別に隠れる必要は無かったのでは?
「ちょっとカティア!!・・・あれ?統夜寝てるんだ。」
居間に入ってきたテニアは統夜の元に歩み寄ってきた。
しゃがみこんで統夜の寝顔を眺めている。
「・・・・寝顔もいいなぁ。」
最高にかわいいと思う。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・よし、目覚めのキス。ん〜」
「何をしてるのかしら?」
「うわぉ!?カティアどこにいたの!?」
「え?お、落ちた電池を探してたのよ。それより貴女いま何を」
「え、えと、それよりカティアこそ何やってんのさ!!御飯のスイッチも入れずに放ったらかしにして!」
そういえば忘れていた。
「だ、だから電池を」
「一時間近く探してたわけ?」
「え?」
時計の針は午後十時を回ろうとしていた。
さっきテニアが来たときは九時前だったはずだ。
つまり私は統夜の手を握ったまま一時間近くボーっとしていたの事になる。
「・・・あんたも統夜になんかしてたね?」
「え、そ、あ、」
な、なにかいい言い訳は・・・
「一時間・・・抱きしめたり膝枕したりしたな!!まさかキスも!?このスケベー!!」
「そんないいことしてないわよ!!!手を握ってただけよ!!」

・・・しまった。
テニアが呆れたような目で見ている。
「トリップしてたわけね。」
「・・・・・う」
「まぁへたれなカティアだしあんまり大胆な事は出来ないか。」
否定したくともあまりにも強大な『事実』という壁の前に言葉が出ない。
「ま、それは置いといて今はご飯だ。手伝うから早く作ろ!」
「ええ。」
確かにこれ以上統夜を待たせるわけには行かない。寝てるけど。


347 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/21(金) 23:08:17 iCxF5etl

——30分後
「 「 「 「いただきまーす!」 」 」 」
結局ご飯が炊き上がるまではどうしようもなかったため十時を過ぎてしまった。
「ごめんな、カティア。俺つい寝ちゃって」
「いいのよ。遅くなったのは統夜のせいじゃないから。」
「何でこんなに遅くなったんですか?」
「それはね、カティアが」
テニアの皿の上にそっと自分のコロッケを置いた。
「カティアちゃんが?」
「ソースを切らして買いに行ってたのよ。」
「ほうほう(そうそう)」
「テニア、食べながら喋るな。・・・あんまり遅くなるのもあれだし俺を待たずに先に食べててもいいよ?」
「 「 「それはだめ!」だよ!」です!」
統夜に温かいご飯を食べてもらいたいから私たちは統夜の帰りを待っているのに!
「ご飯は皆で食べるから美味しいんだよ!」
「一人で食べるなんていけません!寂しいじゃないですか!」
「義務で待っているわけじゃないわ。待ちたいから待っているの。・・・だめかしら?」
「・・・・ん、ありがとう、みんな。」
統夜はちょっと照れくさそうに、でも嬉しそうに笑った。
とても、素敵な笑顔だった。

==
見てのとおりヌルいお話だが私はあやまr(ry


348 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/22(土) 00:12:08 wGcO7Miv
GJだ



349 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/22(土) 00:28:57 0yM55WfA
今まさに書き上げたSSを書き込もうとしたら、
内容が>>347とだいぶかぶってる…orz
どうするべきだ?



350 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/22(土) 00:57:18 u+PFh7ms
>>345-347
GJ!
日常描写ネタは萌える。

>>349
大筋が似てても文体や言い回しが違えばうける印象もかなり違うよ
ぜひ読みたい



351 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/22(土) 01:03:13 0yM55WfA
>>350に捧ぐ

「ただいま…あら?」
土曜日の午後。
夕食の買い物から帰ってきて、玄関の鍵が開いているのに、カティアは気がついた。
玄関に入ると、統夜の靴がある。
この時間帯、いつもならバイトに行っているはずだ。
不審に思いながら台所に行くと、そこにはテーブルに突っ伏して眠っている統夜がいた。
バイトに行かなくて大丈夫なんだろうか。
そんな心配をしながら、買ってきたものを冷蔵庫にしまっていく。
(やっぱり起こしてあげよう。)
そう思って統夜に近づく。
静かな寝息が聞こえてくる。
「……」

気がつくと、カティアは統夜の寝顔を眺めていた。
こうしてみると、まだまだ子供の顔だ。
この少年が世界を救った戦士のうちの一人だなんて、この姿からは誰も想像できないだろう。
(そうだ。)
あることを思いついて携帯を取り出す。
テニアもメルアも、それぞれの友達と遊ぶといって出かけている。
つまり今この家には、熟睡中の統夜と、カティアしかいないのだ。
(寝顔なんて、なかなか見られないもの…)
とりあえず、この表情を写真に撮っておこう。

落書きをしてから撮影しようかとも思ったが、後で怒られるのでやめた。
再び寝顔に見入る。
いつもはあんなにしっかりしているのに、今は無防備に眠っている。
もっとも、私たちと出会った頃は、今とは比べ物にならないほど頼りなかったのだが。
この顔は、なんだか幼くて、少し頼りなくて、そして何より——
いとおしい——
(…!)
カティアの頭の中に、あるアイディアが浮かんだ。



352 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/22(土) 01:06:05 0yM55WfA
そう、今この家には、私と統夜しかいない…。
カティアは統夜のいすの横に歩み寄る。
指で突っついてみる。
反応なし。
もう一度突っつく。
「…ん…」
統夜がもぞもぞと動く。まだ眠いのか、すぐに動きを止めた。
(よ、よし)
とりあえずすぐに起きることはないだろう。
意を決して、眠っている統夜の頬に唇を近づける。
少しずつ、少しずつ…
耳の奥に、自分の鼓動が聞こえる。
まずい。
この音で統夜が目を覚ましてしまうかも…
でもここまで来て…
あと少し、もう少し…

『♪〜♪♪』
「!!!!!!」
カティアは思わず飛び上がってしまった。
突然部屋に響き渡る「ゲキ・ガンガー」のテーマ。
カティアの携帯がメールの着信を告げている。
急いで手を伸ばして音を止める。
メールの送信者は【フェステニア・ミューズ】
「今夜は少し遅くなりま〜す!
 いっぱい遊んで帰るので、しっかり晩ゴハン作っといて!」

(あぁ、なんて間が悪いの…!ひょっとしてどこかで覗いているんじゃ…?)
そう思って辺りを見回す。
いるのは自分と、「ゲキ・ガンガー」に起こされた統夜だけ。
「…あ…、おはよう統夜」
もう少し寝てればいいのに、とはさすがに言えない。
「あぁ、おはよう…
 って、今何時だ!?」
「え?3時過ぎだけど…」
「ならまだ大丈夫だ…。でもそろそろ出ないといけないな。
 てっきり寝過ごしたかと…」
「どうかしたの?」
「いや、バイト中にちょっと時間ができたからいったん戻ってきてたんだけど、
 気づいたら寝てたみたいだな」
「疲れてるのよ… たまには休んだほうがいいわ」
「大丈夫だよ。家事をみんなが手伝ってくれるから、一人の時よりだいぶ楽だしな。
 といっても、ほとんどカティアがやってくれてるか…いつもありがとな」
なんだか顔が赤くなってる気がする。
「お礼を言うのはこっちよ。…それより時間はいいの?」
「あ。」
時計を確認した統夜は、その辺に置いていた荷物をつかんで玄関へ駆け出した。
「晩ご飯は?」
「帰ってから食べる!それじゃ行ってきまーす!」
「行ってらっしゃい」

バタバタと出て行った統夜を見送って、カティアはつぶやいた。
「…いつもありがとう、統夜…」
携帯を開いて、あの画像を見る。
この統夜の寝顔は、大切にとっておこうと思った。


早速だが書き込ませていただいた。
やはりもう少し練り直すべきだっただろうか…



353 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/22(土) 01:19:14 u+PFh7ms
>>351-352
状況が似てるというだけで展開も萌えポイントも異なってるじゃない。
頼んでよかったよ。
GJGJ。
2人の職人のおかげで今日はいい夢を見れそうだ。



354 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/22(土) 08:33:59 wCK1CjMZ
キターーーーーーーー!!!
…ふぅ、一度いってみたかった!こういう時に使うのかな?
えっと、お二人ともご苦労様です。マジでGJ!

コスプレ娘の服の下
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投稿者 ko-he : 2010年01月02日 02:20

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