カティア萌えスレ 新婚3日目
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1140621274/l50
162 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/03/26(日) 11:30:30 8FUeZke9
もはや統夜と三人娘の甘い話ならよいと思い始めている俺ガイル
161 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/03/26(日) 11:00:45 IHMlNTVf
カティアが統夜に告白するという電波が届いた。
164 :161 :2006/03/26(日) 21:46:23 IHMlNTVf
それでは、慎ましく行きます…
月でのフューリーとの決戦も終わり、私達は地球に向かっていた。
メルアはテニアと雑談している。私は何をするでもなく、彼のことを考えた。
—紫雲統夜。
最初は頼りなくて、危なっかしいところもあった統夜。
意見が合わずに口論になったこともあった。
フューリーと戦う以外、自分には何もない。そう言った私に、
「他に何もない。だったら見つけなくちゃいけない。生きるため、生きていくための"何か"を」
そう教えてくれた。それが、何より嬉しかった。
少しずつ、本当に少しずつだけれど、私は統夜に好意を寄せるようになっていった。
そして今。私は統夜のことが好きだと心から思う。だけど、未だその想いを統夜に言えずにいた。
自分の想いとは裏腹に、「好き」という一言が言葉になってくれない。
それが、何よりもどかしかった。
…やっぱり、無理なんだろうか?
メルア「カティアちゃん?」
私はメルアの声で我に返った。
カティア「メ、メルア。どうしたの?」
メルア「『どうしたの?』って聞きたいのは私の方ですよ。さっきからボーッとしちゃって」
カティア「な、何でもないわよ別に」
とっさにそう答える。
テニア「またそんな嘘ついちゃって、まったく」
テニアの言う通り。私は本当に嘘が下手だ。
テニア「ムリしちゃってさ。どうせ統夜のこと考えてたんでしょ?」
カティア「ふぇっ?」
自分の考えを見透かされて、思わず間の抜けた声を出してしまう。
テニア「やっぱりね。…で、どうしたの?頼りにならないかもしれないけど、協力するよ?」
メルア「そうですよ。今までだって私達、一緒に頑張ってきたんですから!」
カティア「ありがとう、二人共」
そう言って、私が統夜を好きなこと、
その気持ちを思うように伝えられず悩んでいることを二人に話した。
テニア「…うーん。このまま悩んでるよりだったら
『好き』って統夜に言っちゃった方がいいと思うよ?」
カティア「え、でも…」
メルア「それに、こうやって悩んでるなんて、カティアちゃんらしくないですよ」
テニア「うまく言えないかもしれないけど、カティアの気持ち、精一杯伝えてきなよ!」
そうだ。伝えればいいんだ、うまく言えなくたっていい。
私の、統夜への想いを。
カティア「…テニア、メルア。私、行ってくるわ」
メルア「カティアちゃん、頑張ってね!」
カティア「ええ!」
165 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/03/26(日) 21:54:24 IHMlNTVf
もう、迷いはなかった。気づいたときには統夜のいる部屋の前。
カティア「統夜、入っていいですか?」
統夜『カティアか?いいよ別に。』
部屋の中から声がした。
統夜「カティア、どうしたんだ?」
カティア「あ、いやあの、別にどうしたというわけじゃ…でも、どうもしないわけでも…」
統夜「?」
改めて統夜の顔を見ると、緊張してうまく話せない。
でも、心を決める。
カティア「あ、あの、統夜。真剣に聞いてくださいね?」
統夜「わ、わかった」
カティア「初めは、統夜のこと…ちょっと頼りなくて、危なっかしくて、弟みたいに思ってました。
でも今は、統夜となら…統夜と一緒なら、どんなときも、どんなことでも頑張れる。
そう思うんです…」
ちゃんと言える。嘘みたいに。でも嘘じゃない、夢じゃない。
統夜「カティア…」
カティア「と、統夜、私は…貴方のことが…」
統夜「そこからは、俺が言うよ」
カティア「え…?」
予想外の言葉。
統夜「月に降りたときはちょっと恥ずかしくて言えなかったけど、今なら自信を持って言える。
…俺は、カティアに会えてよかった。たった一人でも、守りたい人、愛する人が出来たから」
カティア「統夜、それって…」
統夜は深く息を吸い、ゆっくりと言う。
統夜「俺は、カティア…君を一生守る。だから、ずっと一緒にいてくれないか?」
もう、返事は決まっている。
カティア「…はい!絶対、絶対離れません!統夜!」
統夜「ありがとう、カティア」
カティア「統夜ぁっ…!」
思わず統夜に抱きつく。
統夜「お、おい、いきなり抱きついたら倒れる…ってうわあっ!」
カティア「きゃああっ!」
—ぼすっ
統夜と抱き合ったまま、ベッドに倒れ込んでしまったようだ。
心臓が早鐘のよう。
カティア「と、統夜大丈夫ですか?」
統夜「あ、ああ大丈夫」
鼓動が伝わりそうなくらいに近い、統夜との距離。
カティア「…統夜」
統夜「…カティア」
それ以上、言葉は要らなかった。
166 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/03/26(日) 21:57:52 IHMlNTVf
——突然、部屋のドアが開いた。
テニア「——!!」
テニアが呆然とする。
メルア「あっ、駄目ですよテニアちゃ…——!!」
メルアが絶句する。
カティア「あ…」
慌てて身体を起こす。
テニア「ベッドの上…二人…抱き合って…」
メルア「…テ、テニアちゃん!やっぱり二人だけの時間を邪魔しちゃダメなんですよ!
ほら、部屋に戻りましょう!」
テニア「え?そ、そうだね!それじゃあ!」
そう言って、二人はそそくさと退散した。思わず安堵の息がもれる。
カティア「びっくりしたぁ…」
統夜「…あ、危なかったな」
カティア「…でも」
統夜に寄り添う。
統夜「カティア?」
カティア「『二人だけの時間』は、悪くないですね…統夜」
統夜「そうだな…」
『生きるため、生きていくための"何か"』を、私は見つけることができた。
統夜という、最愛の人を。
167 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/03/26(日) 22:18:13 R0OPueAh
いやいや、よかったよ!楽しませてもらいましたよ!
GJ!
168 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/03/26(日) 22:38:18 wq7fvHXf
どうやらおまいは俺を萌え殺す気らしいなw
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179 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/03/28(火) 16:37:31 KI7zRMa5
丼「くそ、冗談じゃないぞ
これまでどれだけの時間を費やしたと…」
フー「ほーんと
せっかくいい所までいったのに台無しですわ
久しぶりに来てみれば何この騒ぎ
困った総代騎士様ねぇ」
丼「あんた達、どういう事だ!あんたがくれたズィー・ガディン!壊れてしまったではないか!
あれを使えば地球をとれるといったではないか」
フ「んー、そんな事もいったかしら?こっちとしては混乱を起こしてくれればよかったから」
テ「ねぇフー=ルー、このおっさん食べていい?食べていい?」
フー「だめよテニア、こんな三流…いえ、四流野郎なんか食べたらね」
丼「ぬあああ!どいつもこいつも絶ぼ…
スッ
フ「貴方、もう用済みよ」
ブシャ
フ「また一からやり直しね
お父さまに怒られますわ」
ぼり、ごきん
フ「おや、食べちゃいけないったら」
カ「ネーム完成〜」
テ「カティア、ご飯だよ。って何描いてんの?」
カ「わ、これは…」
テ「何だよ、隠さなくてもいいじゃん」
ひょいっ
カ「ああっ!」
テ「……
へぇ〜、楽しい同人が描けたねぇ
…カティア?」
カ「…はい」
テ「食べていい?」
フ「いえ、飲んでも構いませんわ」
丼「同人!ますますくだらん!!」
カ「なぜここに!?
とりあえず、ごめんなさ〜い」
180 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/03/28(火) 16:47:32 uLpm83Ju
その後、十字架にはりつけられて煮えたぎったトマトソースに落とされるカティアの姿があったとか無かったとか
181 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/03/29(水) 23:54:22 kTqDTo1M
行け!月の子らよ!
チャージ!!
182 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/03/30(木) 02:14:50 J0UqzXS/
葎、わざわざ萌えスレまでご苦労様。
だがチャージなどさせるか!
183 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/03/30(木) 20:17:05 qcdB92rN
カティア「見て見て統夜ー原稿料がほら、こんなに」
統夜「( ゚д゚)」
カティア「これでしばらく分の食費は賄えるわよ・・・ってどうしたの統夜?」
統夜「(゚д゚)」
メルア・テニア「せーの・・・こっちみんな」
カティア「?」
何がしたかったのか自分でもわかりませんが何か?
184 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/03/30(木) 20:21:55 GeM1DAHi
どうやら僕は、スパロボJをプレイするとカティアに萌えるようプログラムされていた存在のようだ
185 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/03/31(金) 02:22:26 XdPYPsLY
鼻血の同人術師
テ「カティアさん、カティアさん!」
にゃ「どうしたんですテッサ」
テ「このストーリーなら完璧です」
にゃ「これってまさか」
テ「そう、相良×統夜本です」
錬成は失敗だった
にゃ「テッサ!テスタロッサ!
こんな…こんなはずじゃ…
持っていかれた」
にゃ「ごめんなさい、右手一本じゃ貴方の魂しか錬成できなかったわ」
テ「なんて無茶を」
テ「カティアは私の魂を右腕と引き替えに錬成してボン太くんに定着させました」
にゃ「シャナ=ミア、好きな人で同人を描くって事はこういう事よ
その覚悟がありますか?あなたには!」
シ「でも、そこまで犠牲を払ったからには同人はちゃんと…」
テ「人の列はできなかった」
シ「…!」
テ「そんな、私のストーリーは完璧だったはず」
にゃ「ええ、内容は間違ってなかった
間違ってたのは…私達よ」
テ「だからシャナ=ミア
貴方はこっちに来ちゃいけない」
何がしたかったんだ私は
ぐはっ!…やめて、ごめんなさい、本当は普通のカティアが好きなんです。
げふ、テッサファンも怒らないで…。待って、∞キャリバーは勘弁して、Fモードもダメだっt
ぎゃあああああぁぁぁぁぁ・・・・・・
186 :それも名無しだ :2006/03/31(金) 22:41:05 JLyeZOUn
Fモードなどさせるか!!
だが乳揺れならさせてやらんでもない。
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187 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/03/32(土) 02:30:51 nCs32iKD
桜の開花宣言から数日、私たちが住む街の山々も少しずつ華やいだ衣装を身に纏い始めた。
桜という花はなんとなく人の心を浮き立たせる。
格言う私もその一人だ。
だからテニアが花見に行こう、と提案したときは心中で快哉を叫んだ。
単純に行ってみたかったというのもある。
でもそれ以上に重要なことは統夜との事だ。
春の夜に花見、なんというか、それだけで何かが起こりそうなシチュエーションじゃないだろうか。
ひょっとすると統夜の方から・・・・
そんなわけ無いだろう。そもそも四人で行くのに。
頭の片隅からの冷静な突っ込みもあっという間に都合のいい妄想に塗り潰された。
そう、私は柄にも無く浮かれていた。これ以上ないほど浮かれていた。
——ニ時間前
家からさほど離れていない場所にある城跡、普段は閑散としているがこの時期だけは大盛況だ。
空に僅かな明るさが残るこの時間、既に出来上がって大騒ぎしている人たちもいる。
「やっぱり混んでるわね。」
「まぁなんというか日本人のサガだよな。」
「おお!?屋台はっけーん!!フェステニア・ミューズ!吶喊します!」
「待て待て、弁当持ってきただろ?」
「でも!ソースの香りがアタシを呼ぶんだ!!」
「わたしはカスタードの香りに誘われます。」
「ああわかったわかった。じゃあ1個だけだぞ?後は弁当食べてからな。」
苦笑しながら500円玉を二人に握らせる統夜。
「1個!?いきなり難問だね!だがこのテニア姐さんを甘く見てもらっちゃあ困る!
全ての屋台を吟味しつつ、これ以上無い一品を選んで見せてあげるよ!!」
「がんばってくれ。」
「カティアちゃん、パンナコッタとレアチーズケーキのどっちがいいかな?」
「どっちも無いと思うわ。」
「メルア、悩むのは現物を見てからだよ。大丈夫!屋台免許皆伝のアタシについてきな!!」
「頼もしいです!」
ひとしきり騒いだあと、風のように二人は駆けて行った。
188 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/03/32(土) 02:31:45 nCs32iKD
「テンション高いなぁ。」
「ええ、そうね。」
「じゃあ俺たちは先に行くか。この人込みだ、はぐれないようにな。」
「もう、子ども扱いしないで。」
「あはは、ごめんごめん。」
なんだかんだで統夜も結構はしゃいでいるみたいだ。
・・・いや、これはチャンスじゃないだろうか?
統夜は『はぐれるな』と言った。
これはしっかりついて来いと言う事。
つまり・・・『手をつない』でもいいのでは?
男性が『離れるな』と言った。女性は男性の『手を取った』
極めて自然な流れではないだろうか?
違う。むしろここで手をつながない方が不自然だ。
幸いにも統夜ははしゃいでいるし、結構軽いノリでいけるかもしれない。
私は小さく深呼吸をすると前を歩く統夜の手を凝視した。
ゴクリ
高まる心音がうるさくて仕方ない。緊張で喉がひりつく。
あと少し、もう少しで統夜の手に・・・
触れ・・!?
ゴン
189 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/03/32(土) 02:32:49 nCs32iKD
十分前
「っえ!?」
飛び起きた私の視界が不意にふさがれる。
「!?・・・タオル?」
「あ、気がついたみたいですよ。」
「大丈夫か、カティア?」
「え?あれ?私?」
「木にぶつかって気絶してたんだよ。」
「カティアちゃんらしくないですね。何か考えてたの?」
「え?え、ええ。ちょっとね。」
手をつなぐ事に集中しすぎてただなんて口が裂けてもいえない。
「怪我も無いみたいだけどもう少し安静にしてた方がいいかもな。タオル洗ってくるよ。」
「じゃあわたしは飲み物を買ってきますね。」
「あ、ありがとう。」
「ああ、私のバカ・・・!!」
一人残された私は己が愚かさを呪わずにはいられなかった。
千載一遇のチャンスをふいにしてしまった。
その上みんなに迷惑をかけて・・・
申し訳無さに消えてしまいたくなる。
「およ?目が覚めたの?」
両手一杯に食べ物を抱えたテニアが立っていた。
「ええ、ごめんなさい。迷惑かけたわね。」
「別に迷惑になんて思ってないって!焼きそば食べる?」
「ありがとう。」
「・・・なんか元気ないね?大丈夫?」
「元気よ。大丈夫。」
嘘だ。少なくとも元気ではない。いつもの強がりだ。
「でもなんか落ち込んでるみたいだし。そんなに気にしなくても良いって。」
「もう気にしてないわ。」
これも嘘。ものすごく引きずっている。
「・・・うん、やっぱり顔が暗いよ。」
「いつもの事よ。」
これは・・・嘘ではないかも。
190 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/03/32(土) 02:33:30 nCs32iKD
「頑固だな〜、じゃあ別の質問。」
自分でもうんざりするぐらい同意しながらも矛先が変わったことにほっとする。
「カティアも統夜のこと好きなんだよね?」
「ぶっ!?」
突然の、しかし的確に急所をつく質問にむせかえった。
「ごほっ!ごほっ!・・・なんでそんなことを聞くの?」
「だってさ、そうなら手強いライバルじゃん。」
「・・・・・・・・・・」
「カティアって大人っぽいし、美人だし、家事万能だし、スタイルまで良いし。」
それは長所ではあるかもしれない。
でも恋愛に関してはさして重要な要素ではない。
本当に重要なことは『異性に対して積極的である』ことだと思う。特に統夜みたいな鈍感な人には。
私にもっとも欠けているもの。・・・そしてこの子が天性として持ち合わせているもの。
「・・・買い被りよ。それに統夜のことは家族と思ってる。それ以上でもそれ以下でもないわ。」
「嘘だね。目を見てたらわかるもん。」
そう嘘だ。特に意味があるわけでもない、全く無意味な嘘だ。
質問されたのが関係の無い女性なら素直に答えたかもしれない。
だけどこの子の問いに素直に答えるのは抵抗があった。
そうだ。私は嫉妬している。
自分より遥かに先にいるこの子に。
咄嗟に出た嘘はそれに対する儚い抵抗だ。
全く・・・大人っぽいのは見た目だけで中身は嫌になるほど子どもだ。
「嘘じゃないわ。変な勘違いしないで!」
それでも口は勝手に言葉を紡ぐ。もはや思考と行動は完全に分断されている。
「アタシは真剣に聞いてるんだよ!?真剣に答えてよ!」
「私は真剣に答えているわ!統夜の事なんか心底どうでもいいし興味も持ってないわ!いい加減にし」
喚きたてる私の視界に統夜の姿が映し出された。
驚いたような顔をしてこちらを見ている。
暴走していた口が凍りつき、血の気が一斉に引いていくのが感じられた。
ああ・・・まただ・・・・・どうして私は・・・
私は逃げ出した。
これ以上この場所にはいられなかった。
191 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/03/32(土) 02:34:20 nCs32iKD
「あれ!?統夜!?何でこう間の悪いところに・・・」
「なにが?よくわからんけどこんな所に来てまで喧嘩するなよ。桜は楽しく愛でるもんだぞ。」
「え?・・・聞いてなかったの?」
「こんだけ周りが騒いでるのに口喧嘩の内容なんか聞こえるわけ無いだろ。」
「・・・・・」
(じゃあ取り越し苦労?カティアに伝えないと!・・・でもこのまま放って置けば統夜のこと諦めてくれるかも。・・いやそれはよくない、卑怯だ。でもアタシはカティアには全然敵わないし・・・スタイルとか、家庭的な所とか。・・・でもこのままじゃ絶対後悔するし・・・)
「なにブツブツ言ってるんだ?」
「・・・う〜、決めた!!追っかけて来い!」
「俺が?お前らが喧嘩してたんじゃ」
「いいから行く!なんならちょっとだけ抱きしめてあげてもいいから!
でもキスはダメ!!許さない!もしやったら膝地獄!!」
「そんなことするかよ!どこぞのセクハラ野郎じゃあるまいし!」
「うるさい!さっさと行け!!!」
192 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/03/32(土) 02:35:46 nCs32iKD
そして今に至る。
走り疲れた私は桜の木の幹にへたり込んだ。
走っているときはグチャグチャだった頭の中が少しずつ整頓されていく。
それと共に自分のしでかしたことへの後悔で胸が締め付けられていく。
終わった。
完全に終わった。
告白して断られたわけでもなく、自分で終わらせた。
始まる前に自爆して終わった。
・・・どんなバカだ!!
悔しさに涙が滲んだ。
これからどんな顔をして統夜と接すればいい?
私の気持ちはどうすればいい?
無理だ。どうにかできる気がしない。
・・・もう諦めよう。元々無理だっただけだ。
二度と恋なんてしない。植物のように静かに生きていこう。
酷く後ろ向きな決心をして私はさめざめと泣いた。
「む?こんな所に泣いておる娘が!」
「それはいかんのう。」
「どうした?我らに話してみぃ!」
顔を上げると見上げるような巨漢三人組に囲まれていた。
酔っ払っているのか一様に顔が赤い。
「・・・何でもありません。どいて下さい。」
「酒でも飲んで落ち着くことだ。」
「離すことで楽になるかもしれん。」
「ぬしのようなめんこい娘を放っては置けん。」
人の話を聞かない酔っ払いの態度が酷く神経に触る。
「いいからさっさとどいて!邪魔なのよ!!」
「いかんな、その態度は。」
「せっかくの厚意を無下に断るとは。」
「人の道を教えてやる必要がある。」
「な、何をするつもり!?」
「な〜に、怖がることは無い。」
「我らと酒を酌み交わすだけだ。」
「マネイジャアも欲しかったしのう。」
「た、助け・・・」
『おーい!カティアーー!!』
この声は・・・!!
「こんなとこにいたのか。さぁ行こう。」
「ぬう?なんじゃぬしは?」
「彼女とはぐれて困ってたんです。連れて来てくれてありがとうございました。それじゃ!」
統夜は私の手を取るとすごい勢いで走り出した。
後方から『なんじゃコブ付きか・・・』という声が聞こえた。
193 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/03/32(土) 02:37:27 nCs32iKD
「はぁはぁ、ここまで来れば、大丈夫かな。」
統夜は私を離すと、桜の木の根元にへたり込んだ。
わけがわからない。
何で統夜は来てくれたんだろう?
何で怒ってないんだろう?
普通いきなりあんなこと言われたら怒ってもおかしくないのに。
「統夜・・・なんで?」
「ふぅ、ん?彼女って言った事?あの場合ああ言った方が誤魔化せると思ったからさ。」
「そうじゃなくて。」
「何で戦わなかったかって事?無茶言うなよ。あんなゴツい三人に勝てるわけ無いだろ?」
「違う、そうじゃない。・・・怒ってないの?」
「何で俺が?」
本当に不思議そうな顔。
「だ、だってあんな酷いこと言ったのに・・・」
「さっきの口喧嘩って俺が話題だったのか!?」
・・・・・・・・全然聞いてなかった?
つまり全部私の早とちり?早とちりで私は暴走して・・・・
何がもう恋はしない、だ。何が植物のように、だ。
ありえないほどの空回り。壊れた換気扇だってここまで無様ではないだろう。
再び涙が溢れ出した。情けなさで。
「どうしたんだカティア!?そんなに怖かったのか?」
その声に反応さえ出来ず、私はただただ、涙を流した。
ふいに体が引き寄せられた。
次の瞬間には統夜の胸元にいた。
「悪かったな。もっと早く迎えに行くべきだった。」
え?あれ?・・・・ひょっとして抱きしめられてる!?
え?なんで?これは夢?何でこんなに積極的に?私、明日死ぬの?
「落ち着いたか?」
落ち着けるわけがない。こんな状態で!落ち着ける訳無いじゃない!
顔を胸元に埋め、フルフルと頭を振った。
「やれやれ、なんだか子どもみたいだな。」
統夜の手が私の頭を優しく撫でた。
今日死ぬのかもしれない。
194 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/03/32(土) 02:40:18 nCs32iKD
その時はその時だ。今はこの至福の時を一秒足りとも無駄にせず堪能しなければ!
「はーーい、『ちょっと』しゅーりょー。ほらほら離れた離れた!」
「きゃっ!?テニア!?」
半ば無理やりに引き離された。
「統夜はあっち行ってて!女同士のお話だから!」
「あ、ああ」
私は至福の時に終わりをもたらした張本人に恨みがましい目線を向けた。
「も、もうちょっとくらい・・・」
「なんで?統夜のことなんて好きでもなんでもないんでしょ?」
「うっ・・・そ、そうよ!」
「ふむ、つまりカティアは好きでもなく興味もない男に抱きしめられたのに、トマトみたいに顔を真っ赤にしてイヤイヤとかして甘えたわけだね。
その上それを止めたら半泣きで抗議の目線ですか。アタシはどうすればよかったのかな?」
「あ、あれは嫌がってたのよ!」
「えー、まだ認めないの?じゃあアタシが統夜に言っとくよ。カティアが『統夜の事なんか心底どうでもいいし興味も持ってない』って言ってたって。」
「やめて!嘘です!好きです!すごく好きです!さっきは気を失いそうになるくらい幸せでした!」
テニアは、ものすごくいい笑顔を私に向けた。
「ようやく認めてくれた。これからはライバルだね!」
「・・・なんでわざわざそんな事にこだわるの?」
「さっきも言ったけどカティアのスタイルいい所とか頭いい所とか本当にあたしは敵わないと思う。」
「大したことじゃないわ。」
「カティアはもう持ってるからそう思うんだよ。アタシにとってはすごく重要なの!」
そうか、この子も・・・。
隣の芝は青く見えるということか。
私がテニアに感じていたコンプレックスが少し溶けた気がした。
「だからカティアが諦めてくれるのはありがたい。けど・・・」
テニアは真っ直ぐな瞳を私に向けた。
「アタシはね、正々堂々と統夜の気持ちを手に入れたいんだ。
それでその後もカティアとは仲良くやっていきたい。だから自爆して退場みたいなのはよくないかな、と。」
「・・・わがままね。」
確かにあの場で諦めても後で後悔するのは間違いない。
「だめかな?」
「だめよ。だって・・・統夜の恋人になるのは私だから。」
「は?」
呆けたような顔のテニア。
「その後も仲良くしましょうね、テニア。」
にっこりと微笑んだ。
言葉の意味が浸透するとテニアは好戦的な笑みをつくった。
「・・・言うじゃん。負けないかんね!」
もう少し自分に自信を持ってもいいのかもしれない。テニアはテニア、私は私だ。
195 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/03/32(土) 02:41:22 nCs32iKD
「ところでメルアはライバルじゃないの?」
「あー、メルアはよくわかんないんだよね。みんなでいれば幸せみたいな感じだし。
カティアみたいにあからさまな好き好きオーラ出てないし。」
「そんなもの出してないわよ!!」
「いーや、出てるね。あれに気づかないのは一つの奇跡だと思うよ。あ、カティアにとっては不幸かな?」
「・・・・・・」
「うわ!?闘気が見える!!いま怒ってるね?」
「・・・正解よ!!」
『待ちなさい!』
『ほーら!こっちこっち!』
『質量を持った残像!?』
「こんな所で鬼ごっこか。なにやってんだか。」
「仲がいいですねぇ。ちょっと妬けちゃいます。あ、お茶どうぞ。」
「お、ありがと。ずず・・混じってくればいいじゃないか。」
「いいんです。だって勿体無いじゃないですか。」
「?」
197 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/03/32(土) 08:53:53 jpJ5/5wL
187-195
長文お疲れ様です!
実に読みごたえがありました!!
GJ
196 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/03/32(土) 07:59:48 XPqiNiUo
みんなラ・ギアスに行けば万事解決。
199 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/03/32(土) 10:02:00 0KS9k3oq
やってくれましたね>>195さん…
よく花見のSSを投下してくれました…
初めてですよ…
この私をここまで萌えさせた職人さんは…
まさかこんな長文になろうとは思いませんでした…
ゆ…ゆるさん…
絶対に許さんぞ>>195!!
じわじわとGJしてくれる!!
200 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/03/32(土) 10:08:40 EvQClNgk
あの3人組みはもしや…
GJ!
201 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/03/32(土) 10:22:39 ey6zbGtQ
>>195
GJだ!実はおいしいポジションのメルアにちょっと萌えた・・・
207 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/03/32(土) 21:52:34 dY1AptxI
最近のカティアスレは人こそ少ないが、投下されるネタは良質ばかりで困る。
それはそうと>>195殿、GJです。
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203 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/03/32(土) 18:50:28 7nDNf7ds
フューリー時代でサイトロンで見たイメージを絵にする実験をしていたという電波が
統夜「カティア、絵を描いているのか」
カティア「ええ」
統夜「だけど、どこでこんな風景を見たんだ?こんなところで戦ったこともないし」
カティア「ここは昔サイトロンの実験で見ていた風景だから。これから見る風景かもしれないわ」
統夜「そうか…この戦いが終わったらその場所を探して旅行でもしないか」
カティア「本当ですか?統夜」
統夜「ああ、約束だカティア」
カティア「嬉しいです!絶対に守ってくださいね」
208 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/03/32(土) 23:31:35 jpJ5/5wL
203
短いけどよかったよ
次も期待してるぞ〜
209 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/02(日) 22:53:26 UTkExpDw
カティアかわいいよカティア。俺にとって、ここまで萌えたキャラは他にいねぇ…
俺はもう末期かもしれん
210 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/02(日) 23:17:41 +ykx4PTd
>>209 おかしいな・・・・・・・、俺がいる。
211 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/03(月) 18:02:51 FY7j37GD
河野キャラ以外のスパロボ作品でOGだして欲しいと思わない?O.G.Anotherとか
現在のOGじゃ、あまりカティア達の再登場は望めないだろうしさ…
結構味のあるキャラもいるし、新鮮味あっていいと思うんだけど
212 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/04(火) 21:17:22 D9H6UX/7
>>211
心配せんでもそのうち出るとオモ
OG2を見るにストーリーは焼き直ししか作れんっぽいし
となると後はMXとニルファ、サルファでネタなくなるし
次の次くらいに非河野作品もでるんじゃね?まぁJは来ないだろうが・・・
糸井キャラと河野キャラの融合はOGsで証明されている!!!
213 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/05(水) 19:51:44 NILOCH/q
確かに、いつかはでるかもね。でもやっぱJの参戦は厳しいか
カティアさえでてくれればドラマCDでも何でもいいんだけどなぁ・・・
今はスパロボ15周年記念作品に僅かな望みを賭けるかな
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
214 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/06(木) 01:19:26 NtILvaC4
甲「統夜、お前また昼飯パンだけか?
統「…ああ。昼だけじゃないぞ。朝昼、たまに晩もだ。しばらくは続くだろうな
—そう、全てはスーパーでの些細な事から始まった
カ「統夜、パンに付いてるこのシール何でしょうね?点数が書いてますが
統「ああ、それは25点集めると皿が貰えるんだ。毎年、春の恒例でね。これ目当てでパンを買う人も少なくないよ
カ「へぇ〜…
統「おかしいよな。皿一枚の為にパンを何個も買って結局〜
…カティア、何キラキラ目を輝かせてるんだ?
カ「これ、いいです!
私は今、とても感動しています!
統「…おい、まさか
カ「はい、まさに庶民の為の企画です!これを利用しない手はありません!
統「待て、冷静に考えろ。普通に100円ショップ行けば皿なんて買えるだろう
カ「何言ってるんですか。パンを食べるだけで皿が貰えるんですよ?
私は無駄に買ったりしませんし大丈夫!
統「なっ、いつの間に籠の中が食パンだけになってる!?
カ「当然、今日からは食パンのみでいきますよ。安上がりで3点付き。ああ、何て素晴らしいのでしょう!
統「食パンonly!?
カ「はい!見てて下さい。今月こそは黒字にしてみせますよ
統「…ダメだ
もう何いっても聞く耳持たない…orz
215 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/06(木) 01:25:29 NtILvaC4
特に面白くもないネタだと分かっていながらやってしまった
ちょっと反省してる
でもこの時期、食パンの消費量が増える貧乏人な同志はきっといる…はず
216 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/06(木) 01:27:04 wtFmMXlc
ヤマ○キ春のパン祭りでは毎年必ず2枚は貰ってる気がする。
そういやガ○トで皿貰えた時はガス○によく行ってたな。友人連中誘って。
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217 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/06(木) 02:21:45 WWEgqvhs
統夜「うわああああああーーーーーーーーーー!!」
男「むぁてこらーーーーーー!!!」
男「逃がすな!絶対に捕まえろっ!!」
男「みんなの力を貸してくれ!!」
男「逃げ出した腰抜け兵がぁぁーーー!!!」
拝啓、偉大なる騎士である父上様。今は昼休み。俺はどういう訳か、学校の3大組織である『KKK』の男達に追われています。
男「貴様だけは許せんっ!」
統夜「ちょっまて!一体何の話だーーー!?」
男全員「とぼけるなーーーーーーー!!!!」
統夜「とぼけてねーーーーー!!!」
まぁ、いつもの事と言えばいつもの事なんだけど。相変わらずわけが分からんというか、あいつら頭おかしい。
???「紫雲!このままでは敵に囲まれるぞ!」
統夜「わかってる!連続攻撃でk・・・・」
男全員「うおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!」
統夜「無理だーーーーー!!!」
後方より迫る軍団は、まさに宇宙の怪獣みたくウジャウジャと俺を追っている。つか、隣に居る奴誰?
統夜「大体、俺が何したって言うんだよ!!」
男「貴様っ!まだしらばっくれるか!!」
男「お前は、カティアさんと一緒に住んでること事態処刑もんを!あろう事か、昨日の晩にカティアさんと・・・カティアさんと・・・」
男「風呂に入ったそうじゃないかーーーーーーーー!!!!」
統夜「知らねーーー!!」
昨日の夜は・・・うん、確かに1人で入った。いつもなら突撃してくるテニアとメルアも珍しく来なかったし。これ言ったら他の勢力も敵に回すから言うのはやめとくとして・・・・。
統夜「そんな事するわけないだろ!!一体誰から聞いたんだ!?」
男「まだ言うか!秋津と名乗る奴からの情報だ!」
統夜「マサト!いやマサキか・・・・」
またあいつか!後でまた美久さんに・・・・だめだ。あの人ももう黒の道に・・・・。
カティ「統夜は何をやっているの?」
マサト「くっくっく・・・・さあな」
カティ「まぁいいわ。それより、本当に次元連結システム借りていいの?」
マサト「構わん。俺には美久がいる。それに次元連結システムなどいくらでも造れるからな。この超絶天才に不可能は無い!」
カティ「そう、助かるわ。コレが無いと・・・・・」
テニア「モグモグ・・・・・ねぇ?何に使うの?」
メルア「お菓子でも作るんですか?」
カティ「内緒」
マサト「ふっ・・・それにしても」
統夜「いい加減にしてくれ〜〜〜〜!!」
マサト(フューリーの潜在能力見せてもらうぞ。せいぜい頑張ってくれ紫雲。・・・・ふっふっふっふ・・・ハーーッハッハッハッハッハッハッハ!!!)
眠れずに妙なのを投下してしまった。結構反省してる。
218 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/06(木) 02:29:26 NxWOP9Y7
KKKってオイ!w
吹いたwwwwwwwwwじゃTTT(とてもとてもテニアちゃん)(フェステニアだからFFFか?)
とMMMが存在してるわけか?
GJwwww
219 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/06(木) 21:21:39 g/IlKHRy
>>217
男「紫雲統夜、覚悟!」
統夜が空間転移
男「オルゴン・クラウド!?」
統夜「フューリーをなめンなよ」
と勝手に妄想しちまったw
220 :99 :2006/04/06(木) 21:30:28 M8cmr323
>>218
テニアスレから↓を引っ張ってきたぜ!
203 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2006/02/16(木) 18:12:57 ID:+t5NS+Up
バレンタインネタの三大勢力の部分で某アニメの主人公を思い出した
主人公の声がブルックリン・ラックフィールドだったから印象に残ってる
そのアニメに当てはめたら勢力の名前は
カティアは『きゅんきゅんカティアちゃん』通称KKK
テニアは『とてもとてもテニアちゃん』通称TTT
メルアは『もっともっとメルアちゃん』通称MMM
といったところかな…KKKは実際にあるんだけどね
>>217はこの辺から来てると思ワレー。
221 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/06(木) 21:31:22 M8cmr323
名前は気にしないで。いやホントにキニシナイデ。
222 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/07(金) 10:43:29 u4YQQ2bl
>220
いや元のやつ所持してるんで百も承知ww
223 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/07(金) 19:50:30 2WwrJ0Pk
カティアは次元連結システムで何をする気なんだろう
とりあえず俺もKKKに加入してくるか
【KKK】 λ=—‥・
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224 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/07(金) 23:53:44 XhuZtUu3
「今月も赤字ね・・・」
家計簿からペンを離し、溜息をついた。
最近は節制を心掛けるように伝えてきた甲斐もあり、少しずつ無駄な支出が減ってきている。
しかし下方に沈みつづける収支が上向きになる事は、現時点ではありえない。
わかってはいた事だがどこかやるせない気分になる。
「あのお金が使えればね・・・。」
いや、考えていても仕方が無い。悩んだところでどうにかなるものでもない。
いまは少しでも赤字を抑えることを考えよう。
さてこれから何をしようか。
やるべき事は大体やったし、今日の夕食当番はテニアだ。
これから三時が来るかという時間、特に興味を引かれる番組もやっていない。
眠気も無し。昼寝という選択肢も消えた。
ここは・・・来るべき時に備えておくとしよう。
家計簿の後ろの方のページを適当に開く。
この間テニアに対して大見得を切った手前、準備位はしておかなければ。
今日は・・・そうだな、告白の言葉を考えるとしよう。
あらかじめ考えておけばいざという時にも困らないはずだ。・・・たぶん。
有効性はともかく一応やってみるとしよう。
まずは何も考えずに書いてみることにする。
『統夜、私は貴方のことが好き。好き、大好きなの。
日に日にその思いが強まってもう自分では抑えられない。
いきなりこんな事を言われても迷惑なだけだって事はわかってるわ。
でも、それでも私の気持ちを知って欲しいの。あの子達に負けたくないの。
だから、だから』
思わずペンが止まった。
十代にしてこの余裕の無さはいかがなものだろうか?
いや、懸命さが伝わって良いかもしれない。いやいや・・・
そこで根本的なことに気づいた。
・・・それ以前にこれを言えるだろうか?
脳内でシミュレートしてみる・・・・む、無理!言えるわけ無い!
顔の表面がかっと熱くなった。こんな事を臆面も無く言えるなら苦労は無いし、自爆もしない。
や、やっぱりこれはダメだな、うん。
ちょっと重いかもしれないし統夜にひかれるかもしれないし。
225 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/07(金) 23:54:31 XhuZtUu3
そう、もっと軽めのノリで・・・
『統夜!私は貴方のことが好きよ、アミーゴ!』
『おお!なんという運命!俺もだよセニョリータ!!』
・・・・・・これはノリが軽いというより脳が軽いのでは?
これもボツ。何かいいアイディアは
「カティア〜」
ガタガタ、バシン!!
「・・・なにかしらテニア?」
よし、完璧にいつもの私の顔だ。
「・・・なんか今慌ててなかった?」
「慌ててないわ。」
「でも・・・」
「慌ててないわ。何か用?」
「まぁいいや。おやつない?」
「冷凍庫に肉まんがあったでしょう?」
「なんかカラカラになってた。」
「・・・開けた後ちゃんと袋を閉じなかったわね?」
「あー・・・ちゃんと閉じたよ?」
「じゃあなんでカラカラなの?」
「統夜かメルアが」
半眼でテニアを見やる。
「うう、ごめんなさい、アタシです。」
「はぁ、次からは気をつけてね。焼きおにぎりでいい?」
「うんもう全然OKだよ!!」
「ちょっと待ってて、作ってくるわ。」
226 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/07(金) 23:55:31 XhuZtUu3
軽く焼き目のついたおにぎりに手早く醤油を塗りつける。
まずは軽く焼く事がポイントだ。
いきなり醤油を塗ってしまうとべしゃべしゃになってしまう。
「うん、こんな所かしら。」
香ばしく焼きあがったおにぎりを皿に乗せて居間に運ぶ。
「テニアできたわよ・・・ってなにやってるの貴女!」
家計簿を眺めていたテニアから慌てて取り上げた。
不覚!興味ないだろうと置きっ放しにするんじゃなかった!
「なにって・・・カティアが家の財政を知るためにも一度見ておきなさいって言ったんじゃん。」
「言った・・・かしら?」
「言ったよ!この間!」
「あ、ごめんなさい。そういえば言ってたわね。・・・で感想は?」
「ん〜〜、よくわかんない。」
どうやら見てないみたいだ。思わず安堵の息が漏れた。
「ん?なんか心配事でもあったの?」
「大丈夫よ。」
「遠慮しないでアタシに言ってみなよ、アミーゴ。」
・・・甘かった。
「・・・・・・要求は何?」
「今日の晩御飯焼肉にしていい?」
「・・・豚肉なら」
「そりゃないぜセニョリータ!!」
「わかったわよ!!牛で良いわよ牛で!!」
ああ、また赤字が・・・
私は心の奥底ではらはらと落涙した。
227 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/07(金) 23:58:22 XhuZtUu3
「さっすがカティア!!大丈夫だよ。誰にも言わないから。」
「なんでわかったの?」
「アタシって人の教科書借りたらまず落書き探すタイプなの。」
どんなタイプだ。
「ん〜、でもこのメキシコ風はともかく、こっちの方は結構いいんじゃない?アタシが言うのもなんだけど。」
最初に書いた文を指し示すテニア。
「だ、だめよ!」
「なんで?あ!恥ずかしくて言えないんだ。このへたれ〜」
「うぐっ!」
実際その通りだが認めるのはなんとなく悔しい。
「違うわ!そ、その・・・興奮した統夜に押し倒されちゃってそのまま子どもが出来ちゃったりしたら困るじゃない!?」
あああああ!!何言ってるのよ私は!!
「・・・・いや、それはないよ。」
うう、すごく呆れられている。
「カティアって結構エロいよね?」
「エロっ!?」
なんて事を言うんだ!!
「いやだって普通そんな事考えないよ?」
「あくまで可能性の一つとして考えられうると言っているだけよ!!!」
「絶対無いって。統夜じゃ万が一どころか億が一にもないよ。」
「そんなことないわ!!統夜だって健康な一男子よ?絶対なんて言い切れないわ!!」
「無いって。カティアがエロいだけだよ!」
「エロくない!!」
「エロいよ!!」
「エロくない!!」
「エロい!」
くだらないが絶対に譲れない不毛な言い争いを続ける私達の所へ、ある意味渦中の人がやってきた。
「お前らまた喧嘩か?今日は何が原因だ?」
「統夜!?」
「あ、統夜聞いてよ!カティアって結構え」
ビシィ!!
「ぐはっ・・・・」
それはそれは見事な一撃でした(紫雲統夜談)
「『え』何?」
「・・・『延髄切り』よ。この子の事は私に任せて。じゃ。」
「お、おい!」
三十六計逃げるにしかず!!
「・・・なんなんだ?」
「ごめんなさい!!本当は恥ずかしくて言えなかっただけなの!!」
「あいたたたた、・・・最初っからそういいなよ。」
「意地張っちゃってつい・・・」
「まぁいいよ。アタシも悪かったし。」
「それじゃあ・・・」
「焼肉にホルモンつけてくれたら許したげる♪」
天使のような悪魔の笑顔だ。
「うっ・・・それは」
「つけてくれないならカティアのこと『テッカマンエロス』って呼ぶよ?」
「・・・つけます。」
228 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/08(土) 00:41:56 vVb5aFf6
GJ!GJ!GJ!
惜しみないGJを送りたい!
229 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/08(土) 01:02:37 HNLdCztI
テッカマンエロスクソワロスwww
230 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/08(土) 01:33:34 rpY3+yUw
GJだぜアミーゴ!新たなテッカマンの誕生に乾杯!!
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
231 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/08(土) 02:01:55 4ijuGiDN
だれかが部屋のドアをノックする。
「統夜、入っていい?」
カティアだった。
「いいよ。」
今日は風邪を引いていて動くのが辛い
ベッドで横になりながら、部屋の中を見回しながら入ってくるカティアを見た。
「どうかした?」
「いえ、具合の方はどうかなって思って。」
「見ての通りだよ、まだ熱があるみたいだから…」
「それにうつしちゃまずいだろ。」
ベッドの横にそっとカティアが座る
「ほら、机の上に今月のバイト代があるから持ってって。」
「統夜………。」
カティアは暗い表情で見つめてくる
「何?どうした?」
「私もう、部活辞めてバイトするわ。」
以前から、カティアは家計のこと気にしてたんじゃないかと思ってたので
なだめるために前から考えてた台詞を言った。
「何言ってるんだよ!せっかく楽しみにしてて入った部活じゃないか?」
「それにバイト代と生活保護でウチの家計はそこまで苦しくないよ。」
「でも…統夜がバイトしてるのに、私達が部活で楽しんでるのって…。」
カティアは少し涙目だった。
232 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/08(土) 02:40:29 4ijuGiDN
>>231の続き
「俺も好きで、楽しんでバイトしてるんだし、カティアは気にすることはないよ。」
そう言いながら、寝返りをうってカティアに背を向けた。
「それに…嬉しかったんだ、俺。」
「嬉し…かった…?」
「うん!俺、今まで毎日の生活に目標なんて無かったんだ。」
「ただ普通に学校に行って、バイトして、毎日その繰り返しで…」
喋りながら熱いものが目から流れてきた。
「…グスッ…それからカティアたち3人にあって、色々あったけど、目標が出来たんだ。」
「目標…?」
「カティア達に人生を楽しんでもらうこと、それが目標!」
「統夜…。」
カティアが布団を強く掴む
「それに、正直寂しかったんだ。家に帰ってもひと……!?」
ガバッ
布団の上からカティアが泣きながら抱きついてきた。
「統夜、統夜、統夜〜!」
風邪引いて、寝ながら書いてみました。
カティア萌えじゃなくなってる?
233 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/08(土) 08:42:02 LbdiGwWm
227.232
GJ!GJ!
朝から2つもSSを読めるとは。
今日は朝からツイてるぜアミーゴ!!
234 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/08(土) 08:53:31 C2k1155R
あ・朝っぱらからこんなにも萌えていいんだろうか・・GJ!!GJです!!
235 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/08(土) 11:04:59 4ijuGiDN
>>233-234
㌧クス
でも、やっぱり統夜目線よりもカティア目線の方が面白いね。
236 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/08(土) 11:37:41 QuZspAXC
>>227
テニアの「カティアはエロイ」発言
そこに何故か同意する俺がいます…
それはともかく>>227,232さん
GJです
237 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/08(土) 14:07:56 qujXXU29
テニア「そーか、カティアはこー言うのがスキなのか。
というかなんだ、エロスはほどほどにしときなさい。」
238 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/08(土) 16:49:59 qFlYvT+R
アミーゴ!
239 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/08(土) 17:12:15 rpY3+yUw
よく考えたらアミーゴって挨拶じゃなかったっけ?
240 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/08(土) 19:51:11 xsn3y5qr
よう!兄弟!って意味だよな
まぁいんじゃね?これでは〝軽い〟っていうのを強調するために使ってるだけだし。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
241 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/08(土) 20:28:44 hnCfOfqo
名前変更で統夜からダミドぺッチに変更した俺が来ましたよ。
242 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/09(日) 02:12:52 0xiRzXg3
>>241
(´・ω・`)ダイジョウブ?
Jに萌えすぎておかしくなってしまったのか
いい医師を紹介してやるお
243 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/09(日) 14:22:11 HB9m4lDx
統夜→テッカマンナイト
カティア→テッカマンエロス
テニア→テッカマンニー
メルア→テッカマンカカオ
カルビ→テッカマンブラッド
こうですか?わかりませn(ry
244 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/09(日) 15:38:26 zUI+p7Iz
ジュア=ム→テッカマンホm(ry
245 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/09(日) 17:13:08 MQOBVzg4
このスレは新しいテッカマンを考えるスレになりますた
246 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/09(日) 17:51:04 1BTKaYqW
前にそんなスレなかったっけ?
247 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/09(日) 19:29:49 I9i+kNnI
カティアは変身すると副作用で・・・
ごめん、何でもない
248 :自治スレにてローカルルール検討中 :2006/04/09(日) 19:36:40 Yw4uwSdE
カティア→テッカマンcoterie (意味:同人発音ワカラネ)
テニア→テッカマンストマック (意味:胃袋)
メルア→テッカマンスィート (意味:菓子)
カルビ→テッカマンアヴェンジャー (意味:仇を討つ、復讐する)
アヴェンジャーと聞いてどこぞのゲームを思い出した。
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コメント
>>241
Dの助手にヤマダ・シンタロウってつけました
投稿者 Anonymous : 2009年12月06日 21:37